JPH0648812U - 天井システム用フィルタユニット - Google Patents

天井システム用フィルタユニット

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JPH0648812U
JPH0648812U JP9110592U JP9110592U JPH0648812U JP H0648812 U JPH0648812 U JP H0648812U JP 9110592 U JP9110592 U JP 9110592U JP 9110592 U JP9110592 U JP 9110592U JP H0648812 U JPH0648812 U JP H0648812U
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chamber
dust collecting
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JP9110592U
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JP2590917Y2 (ja
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敬治 坂本
敏夫 保坂
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Nippon Muki Co Ltd
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Nippon Muki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、大型ユニットにおいてもフィルタ
の面風速分布の均一化を保てる天井システム用フィルタ
ユニットを提供することを目的とする。 【構成】 集塵フィルタ1と、集塵フィルタ1上に載置
されたチャンバ3と、チャンバ3内に内蔵された送風機
4と、集塵フィルタ1と送風機4との間に配置されたバ
ッフル板5と、バッフル板5の送風機4側の面に配設さ
れた吸音材9と、バッフル板5とチャンバ3の一内側面
およびその対向面との間隙にそれぞれ形成される通風帯
6、7とを備えた天井システム用フィルタユニットにお
いて、バッフル板5の略中央に開口部8を設けたことを
特徴とする天井システム用フィルタユニット。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、フィルタユニットに関し、更に詳細にはクリーンルームの天井に配 備される天井システム用フィルタユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の天井システム用フィルタユニットとしては、例えば特開平4−1100 08号公報に示されるように、集塵フィルタと、前記集塵フィルタ上に載置され たチャンバと、前記チャンバ内に内蔵された送風機と、前記集塵フィルタと前記 送風機との間に配置されたバッフル板と、前記バッフル板の前記送風機側の面に 配設された吸音材と、前記バッフル板と前記チャンバの一内側面およびその対向 面との間隙にそれぞれ形成される通風帯とを備えて気流分布の均一化と騒音低滅 を図るようにしたものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、システムの大型化にともなって、フィルタおよびフィルタを組 込んだ天井システム用フィルタユニットが大型化しているために、上記従来例の 構成ではフィルタの面風速分布が不均一となり層流化が行なえないという課題を 有していた。 そこで本考案は、大型化に対応してフィルタの面風速分布の均一化を保てる天 井システム用フィルタユニットを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の天井システム用フィルタユニットは、前記目的を達成するべく、集塵 フィルタと、前記集塵フィルタ上に載置されたチャンバと、前記チャンバ内に内 蔵された送風機と、前記集塵フィルタと前記送風機との間に配置されたバッフル 板と、前記バッフル板の前記送風機側の面に配設された吸音材と、前記バッフル 板と前記チャンバの一内側面およびその対向面との間隙にそれぞれ形成される通 風帯とを備えた天井システム用フィルタユニットにおいて、前記バッフル板の略 中央に開口部を設けたことを特徴とする。
【0005】
【作用】
本考案によれば、空気が通風帯以外に開口部からもバッフル板と集塵フィルタ との間の空間に流れ込むため、バッフル板の通風帯側の風速が遅くなり、その結 果フィルタ面からの吹出風速の均一化が図れるとともに通風帯で生じていた風切 り音の現象が薄れて低騒音化が図れる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例による天井システム用フィルタユニットを図面に基づい て説明する。 図1は、クリーンルームの天井システムに用いられ、ローカルリターン方式の ものとして構成される天井システム用フィルタユニットの一実施例の垂直断面図 、図2は図1のII−II線断面図である。
【0007】 図において集塵フィルタ1はクリーンルームの天井に配置されるものであって 、この集塵フィルタ1上にはチャンバ3が気密に設置されている。 このチャンバ3内部の上面には、シロッコファンからなる送風機4が固定され ており、この送風機4は、チャンバ3の外部から吸い込んだ空気をチャンバ3内 に吐出する吐出口4aを有している。この送風機4と集塵フィルタ1との間には 、バッフル板5がチャンバ3内を上部空間と下部空間に分割するように設置され ている。このバッフル板5は、上記送風機4の空気吐出方向である矢印Aと直交 する方向においては、チャンバ3の内側面に当接され、送風機4の空気吐出方向 およびその逆方向においては、チャンバ3の内側面には当接されておらず、それ ぞれの内側面との間隙にのみ通風帯6、7が形成されている。またこのバッフル 板5の略中央には本考案の特徴とする開口部8が形成されている。 なお、バッフル板5の送風機4側の面およびチャンバ3の内周面には、吸音材 9が配設されている。
【0008】 図3は、クリーンルームの天井システムに用いられ、ローカルリターン方式の ものとして構成される天井システム用フィルタユニットの他実施例の垂直断面図 、図4は図3のIV−IV線断面図である。 本実施例では、前記実施例のシロッコファンからなる送風機4に代え斜流ファ ンからなる送風機4を用いたもので、空気吐出方向が矢印Bに示されるように送 風機4の全周の斜め下方になるため、送風機4の取付位置とバッフル板5に設け る開口部8の開口率を前記実施例と変えてあるが、他の構成は前記実施例と同様 であるので、同一部材には同一符号を付してその説明は省略する。
【0009】 次に上記のように構成された各フィルタユニットにおける空気の流れについて 説明する。送風機4によってチャンバ3外から吸い込んだ空気は、チャンバ3内 において矢印A或いは矢印Bで示した方向に吐出される。このとき空気は、バッ フル板5より上方の送風機4側のチャンバ3内において乱流状態となるが内圧は 上昇する。従って空気は送風帯6、7および開口部8からバッフル板5と集塵フ ィルタ1との間の空間に流れ込み集塵フィルタ1上面全域に広がる。そしてこの 集塵フィルタ1の全域に広がった空気は、クリーンルームとの圧力差により集塵 フィルタ1内部を通りクリーンルームに導かれることになる。
【0010】 前記各実施例においては、チャンバ3の巾Wを610mm、奥行Lを1450 mm、高さHを325mmとした場合、集塵フィルタ1上面とバッフル板5との 通風隙間は30〜100mm、通風帯6、7の隙間巾は25〜70mmとするこ とが好ましい。
【0011】 また開口部8の開口率(w×l×100/W×L:ただしwは開口部8の巾、 lは開口部8の奥行寸法とする。)は、送風機4にシロッコファンを用いた時は 1〜5%、斜流ファンを用いた時は6〜12%とすることが好ましい。
【0012】 上記好ましい条件における各実施例の実験結果を以下に示す。 なお測定においては、集塵フィルタ1上面とバッフル板5との通風隙間を40 mm、通風帯6、7の隙間巾を50mmとした。また、送風機4にシロッコファ ンを用いた時の開口部8の開口率を3%、斜流ファンを用いた時の開口部8の開 口率を7%とした。そして各々開口率0%、すなわち開口部8を設けない場合と 対比させて、フィルタ吹出風速と気流分布(標準偏差値)とフィルタ側騒音を測 定した。 なお、フィルタ吹出速度と気流分布は供試フィルタの下流側に風速分布測定用 ダクトを設け、フィルタ面より100mmの位置においてトランジスタ風速計を 用いて40箇所測定した。また、フィルタ側騒音はフィルタ面より1000mm の位置にマイクロホンを設置し、発生騒音を測定した。 上記の測定結果を表1に示す。
【0013】
【表1】
【0014】 また、上記各実施例および開口部を有しない各比較例におけるバッフル板の各 部位での風速値を図5〜図8に示す。 図5、図6は送風機としてシロッコファンを用いた場合で、図5が開口部を設 けないもの、図6が開口率を3%とした本実施例である。 図7、図8は送風機として斜流ファンを用いた場合で、図7が開口部を設けな いもの、図8が開口率を7%とした本実施例である。 なお、吸音材としてはグラスウール32kg/m3 のものを25mmの厚さで 用いた。また、送風機自体の騒音は、50Hz運転時においてシロッコファンに あっては63dB、斜流ファンにあっては60〜63dBであった。
【0015】 以上の結果から明らかなように、バッフル板に開口部がないものに比べて開口 部のある本実施例のものは風速分布の均一化が図れた。 また、バッフル板の各部位における風速からみて、バッフル板の通風帯側の低 速化がみられ、結果としてこれが風切り音を少なくして低騒音化につながってい る。 さらに斜流ファンはシロッコファンに比べて消費電力が小さいため省電力型で 採用されるが、シロッコファンより風速分布も悪く、低騒音化にも劣っていたが 、シロッコファン同等の性能を得られる上省電力化も図られ効果が特に大きいと いえる。
【0016】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案の天井シテスム用フィルタユニットに よれば、大型ユニットにおいても集塵フィルタ面からの吹出風速の均一化が図れ るとともに、低騒音化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による天井システム用フィル
タユニットの垂直断面図
【図2】図1のII−II線断面図
【図3】本考案の他実施例による天井システム用フィル
タユニットの垂直断面図
【図4】図3のIV−IV線断面図
【図5】シロッコファンを用い開口部のない場合の風速
説明図
【図6】シロッコファンを用い開口部を有する場合の風
速説明図
【図7】斜流ファンを用い開口部のない場合の風速説明
【図8】斜流ファンを用い開口部を有する場合の風速説
明図
【符号の説明】
1 集塵フィルタ 3 チャンバ 4 送風機 5 バッフル板 6 通風帯 7 通風帯 8 開口部 9 吸音材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集塵フィルタと、前記集塵フィルタ上に
    載置されたチャンバと、前記チャンバ内に内蔵された送
    風機と、前記集塵フィルタと前記送風機との間に配置さ
    れたバッフル板と、前記バッフル板の前記送風機側の面
    に配設された吸音材と、前記バッフル板と前記チャンバ
    の一内側面およびその対向面との間隙にそれぞれ形成さ
    れる通風帯とを備えた天井システム用フィルタユニット
    において、前記バッフル板の略中央に開口部を設けたこ
    とを特徴とする天井システム用フィルタユニット。
JP1992091105U 1992-12-15 1992-12-15 天井システム用フィルタユニット Expired - Lifetime JP2590917Y2 (ja)

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JP1992091105U JP2590917Y2 (ja) 1992-12-15 1992-12-15 天井システム用フィルタユニット

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JPH0648812U true JPH0648812U (ja) 1994-07-05
JP2590917Y2 JP2590917Y2 (ja) 1999-02-24

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ID=14017251

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003251126A (ja) * 2002-02-27 2003-09-09 Nippon Muki Co Ltd ファン付フィルタユニット
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JP2590917Y2 (ja) 1999-02-24

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