JPH0752533B2 - 磁気テ−プ装置 - Google Patents

磁気テ−プ装置

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JPH0752533B2
JPH0752533B2 JP62118530A JP11853087A JPH0752533B2 JP H0752533 B2 JPH0752533 B2 JP H0752533B2 JP 62118530 A JP62118530 A JP 62118530A JP 11853087 A JP11853087 A JP 11853087A JP H0752533 B2 JPH0752533 B2 JP H0752533B2
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tension
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俊夫 石井
勝治 中村
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ティアツク株式会社
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気記録及び/又は再生を行うための磁気テ
ープ装置に関し、更に詳細には、テンシヨンセンサによ
つてテープテンシヨンを検出してテンシヨン制御を行う
ことができる磁気テープ装置に関する。
〔従来の技術〕
オープンリール型テープデツキにおいて、テンシヨンセ
ンサを設け、ここから得られる信号と基準電圧(設定テ
ンシヨン)とを比較し、テンシヨンを一定にするように
リールモータを制御することは既に行われている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、停止状態からプレイモードに転換する際、又
は早送り、巻戻し等の高速モードの開始時に、誤まつて
又は偶然にテンシヨンアームが高テンシヨン位置にある
と、バツクテンシヨンを与えるリールモータがテンシヨ
ンを減少させるために逆転し、テープにたるみが生じ
た。この結果、テンシヨン落ちが生じ、テンシヨンアー
ムに連動しているテープローデイング検出スイツチ(テ
ンシヨンスイツチ)がオフになり、テープ走行禁止状態
になることがあつた。テンシヨンアームの位置を調整す
れば再スタートが可能になるが、操作が煩雑になり且つ
無駄時間が生じる。
そこで、本発明の目的はテンションアームが不適当な位
置にある場合であつても迅速にテープの走行を開始させ
ることができる磁気テープ装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕 上記目的を達成するための本願の第1番目の発明は、一
対のリールを駆動するための一対のリールモータと、プ
レイモード時に前記磁気テープを定常走行させるために
前記一対のリール間の磁気テープ走行路に配置されたキ
ャプスタンと、前記一対のリールの少なくとも一方の側
に配置されたテンションアームと、前記テンションアー
ムによるテンション付与状態を検出するテンションセン
サと、プレイモード設定スイッチと、前記プレイモード
設定スイッチの操作を示す信号と前記テンションセンサ
の出力に応答して前記磁気テープに所定のテンションを
与えるように前記一対のリールモータの内の少なくとも
一方を制御するテンション制御回路とを有する磁気テー
プ装置において、前記テンションセンサの出力と前記所
定のテンションよりも高い過大テンションを示す基準電
圧とを比較して過大テンションを検出する比較器と、前
記プレイモード設定スイッチの操作を示す信号と前記比
較器から得られた前記過大テンションを示す信号とに応
答し、前記プレイモードの開始時に前記過大テンション
が検出された時に前記キャプスタンの回転の開始を所定
時間だけ阻止する起動時テンション制御回路とを設けた
ことを特徴とする磁気テープ装置に係わるものである。
また、本願の第2番目の発明は、一対のリールを駆動す
るための一対のリールモータと、プレイモード時に前記
磁気テープを定常走行させるために前記一対のリール間
の磁気テープ走行路に配置されたキャプスタンと、前記
一対のリールの少なくとも一方の側に配置されたテンシ
ョンアームと、前記テンションアームによるテンション
付与状態を検出するテンションセンサと、前記磁気テー
プを早送りする時に操作する早送りモード設定スイッチ
と、前記早送りモード設定スイッチの操作を示す信号に
応答して前記磁気テープに所定のテンションを与えるよ
うに前記一対のリールモータの内の少なくとも一方を制
御するテンション制御回路とを有する磁気テープ装置に
おいて、前記テンションセンサの出力と前記所定のテン
ションよりも高い過大テンションを示す基準電圧とを比
較して過大テンションを検出する比較器と、前記早送り
モード設定スイッチの操作を示す信号と前記比較器から
得られた前記過大テンションを示す信号とに応答し、前
記早送りモードの開始時に前記過大テンションが検出さ
れた時に前記テンション制御回路によるテンション制御
を所定時間だけ中断し、同時に前記磁気テープのテンシ
ョンが大幅に低下することを阻止するように設定された
駆動信号を前記リールモータに供給する起動時テンショ
ン制御回路とを設けたことを特徴とする磁気テープ装置
に係わるものである。
[発明の作用及び効果] 本願の第1番目の発明によればプレイモードが設定され
た時に過大テンションが検出されると、キャプスタンモ
ータの回転が所定時間だけ阻止される。これによりテー
プ走行の開始が遅延された状態でテンション制御が行わ
れ、過大テンションが迅速に解消され、短時間の内に所
望テンションによるテープ走行が可能になる。もし、従
来の方法に従って過大テンション時にキャプスタンによ
るテープ走行をプレイ設定スイッチの操作に応答して直
ちに開始し、同時にテンション制御を開始すると、定常
テンションを達するまでの所定時間が長くなることがあ
る。例えば巻取り側リールとキャプスタンの間にテンシ
ョンアームが配置されている場合においてキャプスタン
からテープを繰り出しながら過大テンションに応答して
巻取りリールによる巻取りを弱めるとテープのたるみ過
ぎが生じて所望テンションを得るまでの時間が長くな
る。また、例えば供給側リールとキャプスタンとの間に
テンションアームが配置されている場合においてキャプ
スタンからテープを繰り出しながら過大テンションに応
答して供給側リールのバックテンション制御を弱めると
過大テンションの解消を迅速に行うことができない。
本願の第2番目の本発明によれば、早送りモードが設定
された時に過大テンションが検出されると、テンション
検出によるテンション制御が所定時間だけ中断され、同
時にテンションの大幅な低下を阻止する信号をリールモ
ータに供給する。これにより、過大テンションという異
常テンション状態のための制御の乱れを伴なわないで過
大テンションを解消し、正常なテンションによる早送り
を迅速に開始することが可能になる。もし、従来方法に
従って過大テンションであるにも拘らずテンションセン
サに基づくテンション制御を開始すると、テープのたる
み過ぎ等によってテンション制御の乱れが生じ、迅速に
正常テンションによる早送りを開始することができない
恐れが生じる。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例に係わるオーブンリール型磁気テ
ープ装置を第1図及び第2図によつて説明する。第1図
の第1及び第2のリール1、2には直流モータから成る
第1及び第2のリールモータ3、4が結合されている。
一対のリール1、2の間の磁気テープ5の走行路に沿つ
て磁気ヘツド6、キヤプスタン7、ピンチローラ8、テ
ンシヨンアーム9、10が配置され、キヤプスタン7には
キヤプスタンモータ11が結合されている。
一対のリールモータ3、4は正逆転可能なように駆動増
幅器12、13に接続されている。各駆動増幅器12、13の前
段にはモータサーボのための比較回路即ち誤差増幅器1
4、15が設けられ、一方の入力端子がそれぞれのテンシ
ヨンセンサ9a、10aに接続され、他方の入力端子が各モ
ードの基準電圧を与える回路に接続されている。基準電
圧を与える回路を詳しく説明すると、一方の誤差増幅器
14の反転入力端子とグランドとの間には、プレイモード
設定抵抗16、早送りモード設定抵抗17、及び巻戻しモー
ド設定抵抗18がトランジスタ19、20、21を介してそれぞ
れ接続されている。また、誤差増幅器14の反転入力端子
は抵抗22を介して正の電源端子に接続されている。他方
の誤差増幅器15の非反転入力端子とグランドとの間に
も、プレイモード設定用抵抗23、早送りモード設定抵抗
24及び巻戻しモード設定抵抗25がトランジスタ26、27、
28を介してそれぞれ接続されている。また、この非反転
入力端子は抵抗29を介して正の電源端子に接続されてい
る。
一方の誤差増幅器14の非反転入力端子はテンシヨンセン
サ9aに接続されている。第1のリールモータ3は正電圧
に基づいて反時計方向に回転し、負電圧に基づいて時計
方向に回転するように駆動増幅器12に接続されているの
で、誤差増幅器14の反転入力端子の基準電圧(モード設
定電圧)が非反転入力端子のテンシヨン電圧よりも高い
時に負電圧が第1のリールモータ3に付与され、第1の
リールモータ3は時計方向に回転するように付勢され
る。逆に、誤差増幅器14の反転入力端子の基準電圧がテ
ンシヨン電圧よりも低い値に設定されると、正電圧が第
1のリールモータ3に与えられ、第1のリールモータ3
は反時計方向に回転するように付勢される。
他方の誤差増幅器15の反転入力端子にはテンシヨンセン
サ10aが接続されている。第2のリールモータ4も正電
圧で反時計方向、負電圧で時計方向に回転するように駆
動増幅器13に接続されている。従つて、誤差増幅器15の
非反転入力端子の基準電圧がテンシヨン電圧よりも高く
設定されている場合に、第2のリールモータ4に正電圧
が印加され、第2のリールモータ4は反時計方向に回転
するように付勢される。
常開接点構成のプレイスイツチ30、早送りスイツチ31、
巻戻しスイツチ32及び停止スイツチ33はマイクロコンピ
ュータ34にそれぞれ接続されている。マイクロコンピュ
ータ34は各スイツチ30〜33の操作に応答してここに接続
されている各モード設定用のトランジスタ19、20、21を
制御し、更にキヤプスタンモータ11を制御するためにプ
レイ信号ライン35、早送り信号ライン36、巻戻し信号ラ
イン37、キヤプスタンモータ信号ライン38、全モード信
号(プレイ、早送り、巻戻し)ライン39が導出されてい
る。プレイ信号ライン35はトランジスタ19、26のベース
に接続され、早送り信号ライン36はトランジスタ20、27
のベースに接続され、巻戻し信号ライン37はトランジス
タ21、28のベースに接続されている。
40、41は第1及び第2の比較器即ちコンパレータであ
り、それぞれの一方の入力端子はテンシヨンセンサ9a、
10aに接続され、他方の入力端子は基準電圧源42、43に
接続されている。基準電圧源42、43の基準電圧は、誤差
増幅器14、15における一方の入力端子に抵抗16〜18、23
〜25で与える基準電圧の最小値に設定されている。これ
により、比較器40、41は過大テンシヨンの検出又は過大
テンシヨンになる可能性を検出する。
44、45は異常報知用発光ダイオードであり、スイツチ4
6、47を介して電源端子間に接続されている。スイツチ4
6、47は比較器40、41から得られる過大テンシヨンを示
す高レベル出力に応答してオン状態になり、発光ダイオ
ード44、45を点灯させる。
比較器40、41による過大テンシヨンの検出に基づいて起
動時のテンシヨン制御を実行するために起動時テンシヨ
ン制御回路48が設けられている。この制御回路48は、OR
ゲート49、微分回路50、ANDゲート51、モノマルチバイ
ブレータ52、NOT回路53、ANDゲート54、55、56、駆動増
幅器57、58から成る。ORゲート49の入力端子は比較器4
0、41に接続されているので、いずれの出力も伝送す
る。微分回路50は全モード信号ライン39に接続されてい
るので、プレイモード、早送りモード、及び巻戻しモー
ドの立上りに同期して所定時間幅を有する微分パルスを
発生する。微分回路50とORゲート49とに接続されている
ANDゲート51は、ORゲート49の出力が高レベル(過大テ
ンシヨン)状態の時のみ微分パルスの通過を許す。モノ
マルチバイブレータ52はANDゲート51を通過した微分パ
ルスに応答して一定時間幅(約0.3秒)のパルスを発生
する。ANDゲート54の一方の入力はNOT回路53を介してモ
ノマルチバイブレータ52に接続され、他方の力はキヤプ
スタンモータ信号ライン38に接続されているので、モノ
マルチバイブレータ52で決定された一定時間幅だけキヤ
プスタンモータ信号の通過を禁止する。このANDゲート5
4はキヤプスタン駆動回路59に接続されている。ANDゲー
ト55、56の一方の入力端子はモノマルチバイブレータ52
に接続され、他方の入力端子は早送り信号ライン36、巻
戻し信号ライン37に接続され、各出力端子は駆動回路5
7、58を介してリールモータ3、4に接続されている。
従つて、モノマルチバイブレータ52から一定時間幅のパ
ルスが発生している期間のみ駆動回路57,58によつてリ
ールモータ3、4がバツクテンシヨン駆動される。
第2図はテンシヨンアーム9とテンシヨンセンサ9aとを
原理的に示す。テンシヨンアーム9は軸60を中心に回動
自在であり、先端にローラ61を有し、ここにテープ5が
かけられている。テンシヨンセンサ9aはアームの回動に
追従してインビーダンス値が変化する可変インダクタン
スを有し、テンシヨンに対応した出力電圧を発生する。
なお、この例ではテンシヨンが高くなるとテンシヨン電
圧が低下する。テンシヨンアーム9にはバネ62によつて
テープ5にテンシヨンを与える方向の偏倚力が与えられ
ている。過大なテンシヨンの時にはバネ62に抗してテン
シヨンアーム9は第2図よりも上方に位置する。テンシ
ヨンがない時にはバネ62により、アーム9が時計方向に
回動され、テンシヨンスイツチ(図示せず)が作動す
る。
〔動 作〕
プレイスイツチ30をオン操作すると、プレイ信号ライン
35に高レベルのプレイ信号、キヤプスタンモータ信号ラ
イン38に高レベルのキヤプスタンモータ信号、全モード
信号ライン39にも高レベルの信号が得られる。プレイ信
号に応答してトランジスタ19はバツクテンシヨン付与抵
抗16を誤差増幅器14に接続し、トランジスタ26はテープ
巻取り用抵抗23を誤差増幅器15に接続する。誤差増幅器
14、15にはテンシヨンセンサ9a、10aが接続されている
ので、テンシヨン検出電圧と抵抗16、23で与えられる基
準電圧(プレイモード設定電圧)とが比較される。プレ
イ時の定常走行時には誤差増幅器14の非反転入力端子に
与えられる電圧がテンシヨン検出電圧よりも僅かに高い
ので、時計方向に回転するように第1のリールモータ3
が付勢され、テープ5にバツクテンシヨンを与える。巻
取側の誤差増幅器15からは正電圧が出力され、リールモ
ータ4は反時計方向に回転する。
もし、起動時にテンシヨンアーム9、10が過大なテンシ
ヨンを示す電圧を発生する位置に保持されたままである
とすれば、バツクテンシヨンを減少させる制御状態とな
り、リールモータ3は逆転するように付勢され、リール
モータ3はテープ5を送り出す。一方、巻取側リールモ
ータ2は、巻取りテンシヨンを減少させる制御状態とな
り、テープ5を巻取らずに送り出すように付勢され、テ
ープ5にたるみが生じ、テンシヨンアーム9、10は無テ
ンシヨン状態になり、テープの有無を検出するためのテ
ンシヨンスイツチが作動し、テープ無しの誤りの信号を
発生し、リールモータ3、4が停止制御されるおそれが
ある。
そこで、本発明では上述の如き問題を避けるために、比
較器40、41によつて過大テンシヨンを検出する。もし、
比較器40、41の両方が過大テンシヨンを検出すると、比
較器40、41の出力が高レベルになり、スイツチ46、47が
オン状態になり、発光ダイオード44、45が点灯し、操作
者に過大テンシヨンであることを知らせる。これと共
に、ORゲート49を通つて高レベル信号がANDゲート51の
入力となり、プレイ、早送り、又は巻戻しモードの立上
り微分パルスの通過を許す。即ち、起動時に過大テンシ
ヨンである時のみモノマルチバイブレータ52に微分回路
50から微分回路パルスが与えられ、モノマルチバイブレ
ータ52が約0.3秒の高レベルパルスを出力する。今、プ
レイモードの立上りであるとすれば、キヤプスタンモー
タ制御信号ライン38から高レベルのキヤプスタンモータ
制御信号が発生するが、ANDゲート54によつてこの伝送
が制御される。即ち、モノマルチバイブレータ52から高
レベルの出力パルスが発生している期間においてはAND
ゲート54がキヤプスタンモータ制御信号の通過を阻止
し、キヤプスタンモータ11の回転が開始しない。このた
め、テープ5の走行が開始せず、発明の作用及び効果の
説明の欄で既に説明したようにテープ5の異常のたるみ
防止又は過大テンションの迅速な解消が可能になり、正
常テンションによるテープ走行を迅速に開始することが
できる。なお、必要に応じて操作者は発光ダイオード4
4、45の点灯による過大テンシヨンの報知に基づいてモ
ノマルチバイブレータ52の出力が高レベルの期間中にテ
ンシヨンアーム9、10を適切な位置に戻すことができ
る。これにより、テンシヨンセンサ9a、10aの出力が適
切な値になり、誤差増幅器14、15から正常なテンシヨン
制御信号が出力される。正常なテープ走行が開始する。
テンシヨンアーム9、10を適切な位置に調整すれば、比
較器40、41の出力が低レベルになり、発光ダイオード4
4、45は消灯する。
早送り開始時に過大テンシヨンが比較器40、41で検出さ
れると、発光ダイオード44、45が点灯すると共に、モノ
マルチバイブレータ52から高レベル出力が得られ、AND
ゲート55が早送り制御信号の通過を許し、バツクテンシ
ヨン付与側のリールモータ3が一定時間だけ付勢され
る。即ち、誤差増幅器14に基づく制御(逆転制御)が中
断され、駆動増幅器57に基づいてリールモータ3はバツ
クテンシヨンを付与するように駆動される。この結果、
発明の作用及び効果の説明の欄で既に説明したように異
常テンション状態のための制御の乱れを伴わないで過大
テンションを解消し、正常なテンションによる早送りを
迅速に開始することができる。なお、必要に応じて操作
者は、モノマルチバイブレータ52が高レベルパルスを発
生している間又はテンシヨンアーム9、10が落ちる前に
テンシヨンアーム9、10を適切な位置に戻すことができ
る。これにより、早送りを問題なく開始させることがで
きる。
巻戻し開始時に過大テンシヨン状態である場合には、早
送り時と逆にANDゲート56の出力が一定時間のみ高レベ
ルになり、駆動増幅器58で巻戻し時のバツクテンシヨン
側(供給側)リールモータ4がバツクテンシヨン方向に
付勢され、逆転が防止される。この制御も誤差増幅器15
に基づく制御を中断した状態で実行される。
〔変形例〕
本発明は上述の実施例に限定されるものでなく、例えば
次の変形が可能なものである。
(1) 起動制御のための駆動増幅器57を独立に設けず
に、駆動増幅器12を兼用するように構成してもよい。ま
た、第3図に示す如く、誤差増幅器14の基準電圧を得る
ための抵抗22に並列にスイツチ70を介して抵抗71を選択
的に接続するように構成し、スイツチ70を第1図のモノ
マルチバイブレータ52の高レベル出力期間のみオン状態
にするように構成してもよい。これにより、起動時の一
定時間のみバツクテンシヨン側のリールモータ3の逆転
付勢が阻止される。巻戻し時にバツクテンシヨンを付与
するための誤差増幅器15も第3図と同様に構成する。
(2) 比較器40、41の基準電圧源42、43を誤差増幅器
14、15の入力の基準電圧回路の一部を兼用するように構
成してもよい。
(3) マイクロコンピュータ34から負論理で信号を出
力させるように構成してもよい。またモノマルチバイブ
レータ52から低レベルパルスを発生させる構成としても
よい。
(4) 巻取り側ではテンシヨンを制御せず、供給側で
バツクテンシヨンのみを制御する場合にも適用可能であ
る。
(5) 誤差増幅器14、15を全モードで兼用せずに、各
モードに対応させて誤差増幅器を設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係わる磁気テープ装置を示す
ブロック図、 第2図は第1図のテンシヨンアームを詳しく示す平面
図、 第3図は制御回路の変形例を示す回路図である。 1,2……リール、5……テープ、9……テンシヨンアー
ム、9a……テンシヨンセンサ、10……テンシヨンアー
ム、10a……テンシヨンセンサ、40,41……比較器、44,4
5……発光ダイオード、48……起動時テンシヨン制御回
路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のリールを駆動するための一対のリー
    ルモータと、 プレイモード時に前記磁気テープを定常走行させるため
    に前記一対のリール間の磁気テープ走行路に配置された
    キャプスタンと、 前記一対のリールの少なくとも一方の側に配置されたテ
    ンションアームと、 前記テンションアームによるテンション付与状態を検出
    するテンションセンサと、 プレイモード設定スイッチと、 前記プレイモード設定スイッチの操作を示す信号と前記
    テンションセンサの出力に応答して前記磁気テープに所
    定のテンションを与えるように前記一対のリールモータ
    の内の少なくとも一方を制御するテンション制御回路と を有する磁気テープ装置において、 前記テンションセンサの出力と前記所定のテンションよ
    りも高い過大テンションを示す基準電圧とを比較して過
    大テンションを検出する比較器と、 前記プレイモード設定スイッチの操作を示す信号と前記
    比較器から得られた前記過大テンションを示す信号とに
    応答し、前記プレイモードの開始時に前記過大テンショ
    ンが検出された時に前記キャプスタンの回転の開始を所
    定時間だけ阻止する起動時テンション制御回路と を設けたことを特徴とする磁気テープ装置。
  2. 【請求項2】一対のリールを駆動するための一対のリー
    ルモータと、 プレイモード時に前記磁気テープを定常走行させるため
    に前記一対のリール間の磁気テープ走行路に配置された
    キャプスタンと、 前記一対のリールの少なくとも一方の側に配置されたテ
    ンションアームと、 前記テンションアームによるテンション付与状態を検出
    するテンションセンサと、 前記磁気テープを早送りする時に操作する早送りモード
    設定スイッチと、 前記早送りモード設定スイッチの操作を示す信号に応答
    して前記磁気テープに所定のテンションを与えるように
    前記一対のリールモータの内の少なくとも一方を制御す
    るテンション制御回路とを有する磁気テープ装置におい
    て、 前記テンションセンサの出力と前記所定のテンションよ
    りも高い過大テンションを示す基準電圧とを比較して過
    大テンションを検出する比較器と、 前記早送りモード設定スイッチの操作を示す信号と前記
    比較器から得られた前記過大テンションを示す信号とに
    応答し、前記早送りモードの開始時に前記過大テンショ
    ンが検出された時に前記テンション制御回路によるテン
    ション制御を所定時間だけ中断し、同時に前記磁気テー
    プのテンションが大幅に低下することを阻止するように
    設定された駆動信号を前記リールモータに供給する起動
    時テンション制御回路と を設けたことを特徴とする磁気テープ装置。
JP62118530A 1987-05-15 1987-05-15 磁気テ−プ装置 Expired - Lifetime JPH0752533B2 (ja)

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JPS5853718Y2 (ja) * 1978-10-05 1983-12-06 日本コロムビア株式会社 磁気記録再生装置の制御装置
JPS55135350A (en) * 1979-04-07 1980-10-22 Sony Corp Tension servo circuit
JPS57105843A (en) * 1980-12-22 1982-07-01 Sony Corp Tape carrying device

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