JPH0752139Y2 - ケーブルリール - Google Patents

ケーブルリール

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JPH0752139Y2
JPH0752139Y2 JP9609089U JP9609089U JPH0752139Y2 JP H0752139 Y2 JPH0752139 Y2 JP H0752139Y2 JP 9609089 U JP9609089 U JP 9609089U JP 9609089 U JP9609089 U JP 9609089U JP H0752139 Y2 JPH0752139 Y2 JP H0752139Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 5本考案は、固定体と可動体との間の電気的接続をフラ
ツトケーブル等の可撓性ケーブルを利用して行うケーブ
ルリールに係り、特に、ケーブルリールをステアリング
装置に組み付けるまで、固定体と可動体とを適正に位置
決め・保持するためのロツク機構に関する。
〔従来の技術〕
固定体と可動体との間の電気的に接続するケーブルリー
ルは、自動車のステアリング装置に組み込まれエアーバ
ツク回路等のコネクタ手段として用いられるが、この場
合において、ステアリングホイールの中立位置から可動
体を両方向にほぼ同程度回転させることができるように
して装着する必要がある。このために、固定体と可動体
との間の位置合わせの指針となる機構を付設するように
したものは、従来から用いられている。この種の従来技
術の位置合わせ機構としては、固定体または可動体のう
ちのいずれか一方に歯車を備えた回動部材を設け、他方
にはこの回動部材の歯車に係合する係合部材を設けるこ
とにより構成される。そして、可動体が1回転する毎
に、歯車が係合部材に係合して所定角度ずつ回動するこ
とになるので、歯車における特定の歯が所定の位置にあ
り、しかも可動体が固定体に対して所定の位置にあると
きに、中立位置となる。そこで、この歯車における特定
の歯と、この歯車を支持する部材とにマークを付し、ケ
ーブルリールをステアリング装置に組み付けるに当たつ
ては、これらのマークの位置合わせを行うことによつ
て、可動体が固定体に対して中立位置となつた状態に組
み付けることができるようになつている。
そして、この可動体と固定体からなるアセンブリをステ
アリング装置に組み込む前の状態では、可動体を固定体
に対して中立位置に保持しておく必要があり、そのため
ロツク機構が特開昭62-18355号公報に開示されている。
同公報に記載されたロツク機構は、ロツク部材にクリツ
プピンと係止突起を設け、このクリツプピンを可動体側
に形成した孔にスナツプアクシヨンの作用によつてスナ
ツプ止めすると共に、係止突起を固定体側に形成した凹
部に係着させるようにし、ステアリング装置への組み付
けが完了した後に、該ロツク部材を脱着するようにした
ものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述した従来のロツク機構によれば、ロツク部材によつ
て可動体と固定体との中立状態が維持されるため、該組
み付けを防止することができるものの、問題がない訳で
はない。すなわち、ケーブルリールをステアリング装置
に組み付けるのに際し、まず固定体をステアリングコラ
ムの所定位置に取り付ける必要があるが、その場合の取
付基準となるステアリングシヤフトの回りにロツク部材
が位置するため、ステアリングシヤフトとケーブルリー
ルのセンタ合わせた難しくなる。このため、その後にス
テアリングホイールをステアリングシヤフトと可動体に
連結しようとしても、これらが位置ずれして組み付けが
不可能となつたり、あるいは固定体と可動体間に無理な
偏荷重が作用して、摩耗や騒音が発生するという不具合
がある。
したがつて本考案の目的は、上記従来技術の課題を解消
し、可動体を固定体に対して確実にロツクすることがで
き、しかも組み付け作業を簡単に行なうことのできるケ
ーブルリールを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案は、ステアリングコラ
ム側に取り付けられる固定体と、ステアリングシヤフト
側に連結される可動体と、これら固定体と可動体との間
に巻回される可撓性ケーブルとを備え、前記固定体と可
動体との間の自由な回動がロツク部材によつて阻止され
るようになつているケーブルリールにおいて、前記ロツ
ク部材が、中央に前記ステアリングシヤフトとほぼ同径
の挿入孔が穿設された円筒部と、この円筒部から外方へ
突設された一対の係止部とを有し、ロツク時に、前記円
筒部が前記可動体の中心孔に強嵌合されると共に、前記
両係止部のいずれか一方が前記固定体にいずれか他方が
前記可動体にそれぞれ係止されるよう構成したことを特
徴とするものである。
〔作用〕
ケーブルリールの製造段階において、可動体を固定体に
対して所定の原点位置となるような位置決めし、この状
態でロツク部材を可動体と固定体間に装着すると、必ず
可動体が原点位置となつた状態でケーブルリールをステ
アリング装置に組み込むことができる。また、ロツク部
材を装着したケーブルリールをステアリング装置に組み
込む場合、ロツク部材と挿入孔をステアリングシヤフト
に挿入すると、ステアリングシヤフトに対するケーブル
リールのセンタリングがロツク部材を介して自動的に行
われるため、ステアリングホイールと可動体との位置ず
れはなくなる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例に係るケーブルリールの縦断
面図、第2図はそのケーブルリールの組み付け状態を示
す斜視図、第3図はロツク部材の斜視図である。これら
の図において、1は上端を開口した固定体を示し、該固
定体1の外周には取付孔2を有する脚片3が複数突出形
成されている。4は可動体を示し、該可動体4には中心
孔5が穿設され、その周縁には内輪壁6が垂設されてい
る。また、この可動体4の上面には一対の連結ピン7と
コネクタ8が立設されており、該可動体4は前記固定体
1の中央に回動自在に装着されている。9はフラツトケ
ーブルを示し、該フラツトケーブル9は例えば一対のベ
ースフイルム間に複数本の導体を埋設した公知のもの
で、前記固定体1と可動体4との間に複数ターン巻回さ
れた状態で収納されている。このフラツトケーブルの一
端は前記コネクタ8を介して可動体4の外部に導出され
ており、また他端は図示省略した別のコネクタを介して
固定体1の外部に導出されている。
10は合成樹脂製のロツク部材を総括的に示し、該ロツク
部材10は円筒部10aと、該円筒部10aの一端に設けられた
鍔部10bと、該鍔部10bの周縁に設けられたL字状の第1
の腕部10cと、同じく鍔部10bの周縁に設けられた二股状
の第2の腕部10dと、鍔部10bの上面に立設された突片10
eとを有し、円筒部10aには後述するステアリングシヤフ
トとほぼ同形の挿入孔11が穿設されている。第3図から
明らかなように、前記挿入孔11の端部にはステアリング
シヤフトへの挿入を容易にするための面取り加工が施さ
れており、また円筒部10aには弾性を付与するためのス
リツト12が形成されている。
第1図は前記ロツク部材10をケーブルリールに装着した
ロツク状態を示しており、同図から明らかなように、前
記円筒部10aはその弾性を利用して可動体4の中心孔5
に強嵌合され、第1の腕部10cは固定体1の外周面に設
けられた一対の係合突部13間に挿入・係止され、第2の
腕部10dは前記可動体4のコネクタ8に係止されてい
る。なお、図示省略してあるが、前記固定体1と可動体
4間には、歯車と係合部材等からなる公知の位置合わせ
機構が付設されており、この位置合わせ機構を用いて固
定体1と可動体4とを適正状態に位置合わせできるよう
になつている。
前述の如く大略構成されるケーブルリールは、ステアリ
ング装置に組み付けられてエアーバツク回路やクルーズ
コントロール回路等のコネクタ手段として用いられる
が、この組み付けに際して可動体4は中立状態から正・
逆両方向にそれぞれほぼ等しい量だけ回転されなけらば
ならない。そのために、ケーブルリールの製造段階で
は、まず可動体4と固定体1を両者間にフラツトケーブ
ル9等(ロツク部材10は除く)を組み込んだ状態にして
組み立て、この組み立てが完了した後に前述した位置合
わせ機構を用いて可動体4と固定体1とを適正状態に位
置合わせする。このように可動体4は中立位置に位置合
わせしたなら、ロツク部材10の円筒部10aを可動体4の
中心孔5に強嵌合すると共に、第1の腕部10cを係合突
部13に、第2の腕部10dをコネクタ8にそれぞれ係止し
て、可動体4の回動を阻止する。従つて、ケーブルリー
ルの搬送中等において、可動体4が固定体1に対してみ
だりに回転することがなくなり、そのままの状態をステ
アリング装置に組み付けることができる。ケーブルリー
ルをステアリング装置に組み付けるに際しては、第2図
に示すように、まずステアリングコラムの取付台14より
突出するステアリングシヤフト15に対し、ケーブルリー
ルに装着したロツク部材10の挿入孔11を挿入する。この
場合、挿入孔11とステアリングシヤフト15とはほぼ同径
であり、しかもロツク部材10の円筒部10aは可動体4の
中心孔5に強嵌合されているため、挿入孔11をステアリ
ングシヤフト15に挿入した時点で、対してケーブルリー
ルはステアリングシヤフト15に対してロツク部材10を介
して自動的にセンタリングされる。従つて、固定体1の
各取付孔2を取付台14の各ねじ孔16に対して正確に位置
合わせすることができ、この状態で図示省略したねじを
取付孔2を挿通して各ねじ孔16に螺入して、固定体1を
取付台14上に固定する。
次いで、ペンチ等の治具で突片10eをは挟んでロツク部
材10をケーブルリールから引き抜き(脱着し)、しかる
後、ステアリングシヤフト15にステアリングハブを圧入
すると共に、このステアリングハブと一体のステアリン
グホイール(いすれも図示せず)を連結ピン7を介して
可動体4に取り付ける。この場合、前述の如く、ケーブ
ルリールの固定体1はステアリングシヤフト15のセンタ
に対して正確に位置決めされた状態で取付台14に固定さ
れているため、ステアリングホイールをケーブルリール
の可動体4およびステアリングシヤフト15に対して正確
かつ簡単に組み付けることができる。
このように、上記一実施例にあつては、ロツク部材10に
よつて可動体4を所定の原点位置にロツクした状態でケ
ーブルリールをステアリング装置に組み付けることがで
きるばかりでなく、組み付け時に、ロツク部材10がステ
アリングシヤフト15とケーブルリールとのセンタリング
を行う調芯部材として機能するため、組み付け作業を簡
単かつ正確に行うことができる。また、ロツク部材10の
円筒部10aに軸線方向に延びるスリツト12が形成してあ
るため、円筒部10aに径方向の弾性が付与され、ロツク
部材10の装着または脱着作業を容易に行うことができる なお、上記実施例では、L字状の第1の腕部10cを係合
突部13に、二股状の第2の腕部10dをコネクタ8にそれ
ぞれ係止して可動体4をロツクする場合について説明し
たが、これら第1および第2の腕部10c,10dの形状や、
それと係止する固定体1および可動体4側の部材は上記
実施例に限定されるものではなく、要は、ロツク部材に
設けられる2つの腕部が固定体1と可動体4の所定の係
止部材に係止されれば良い。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、ロツク部材によ
つて可動体を固定体に対して確実にロツクすることがで
きるばかりでなく、ケーブルリールをステアリング装置
に組み付ける際に、ロツク部材によつてステアリングシ
ヤフトとケーブルリールのセンタリングが自動的に行わ
れるため、組み付け作業を簡単かつ正確に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るケーブルリールのロツ
ク状態を示す縦断面図、第2図はそのケーブルリールの
組み付け状態を示す斜視図、第3図はそのケーブルリー
ルに備えられるロツク部材の斜視図である。 1……固定体、2……取付孔、3……脚部、4……可動
体、5……中心孔、6……内輪壁、7……連結ピン、8
……コネクタ、9……フラツトケーブル(可撓性ケーブ
ル)、10……ロツク部材、10a……円筒部、10b……鍔
部、10c……第1の腕部(係止部)、10d……第2の腕部
(係止部)、10e……突片、11……挿入孔、12……スリ
ツト、13……係合突部、14……取付台、15……ステアリ
ングシヤフト、16……ねじ孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステアリングコラム側に取り付けられる固
    定体と、ステアリングシヤフト側に連結される可動体
    と、これら固定体と可動体との間に巻回される可撓性ケ
    ーブルとを備え、前記固定体と可動体との間の自由な回
    動がロツク部材によつて阻止されるようになつているケ
    ーブルリールにおいて、前記ロツク部材が、中央に前記
    ステアリングシヤフトとほぼ同径の挿入孔が穿設された
    円筒部と、この円筒部から外方へ突設された一対の係止
    部とを有し、ロツク時に、前記円筒部が前記可動体の中
    心孔に強嵌合されると共に、前記両係止部のいずれか一
    方が前記固定体に、いずれか他方が前記可動体にそれぞ
    れ係止されるよう構成したことを特徴とするケーブルリ
    ール。
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