JPH075143Y2 - 立上げ壁 - Google Patents
立上げ壁Info
- Publication number
- JPH075143Y2 JPH075143Y2 JP403091U JP403091U JPH075143Y2 JP H075143 Y2 JPH075143 Y2 JP H075143Y2 JP 403091 U JP403091 U JP 403091U JP 403091 U JP403091 U JP 403091U JP H075143 Y2 JPH075143 Y2 JP H075143Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame member
- panel
- base plate
- base
- lower frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Finishing Walls (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば家屋の屋上の外
縁に沿って立設される立上げ壁の内面を能率よく仕上げ
うる立上げ壁に関する。
縁に沿って立設される立上げ壁の内面を能率よく仕上げ
うる立上げ壁に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、パネルによって家屋の壁、床、屋
根等を形成するパネル工法の建築物が普及している。
根等を形成するパネル工法の建築物が普及している。
【０００３】このようなパネル工法の建築物において
は、図３に例示するような、家屋の屋上の他、ベラン
ダ、バルコニー等の手すりなどの立上げ壁もパネルを用
いて形成される。他方このような立上げ部形成用の立上
げパネルｐは、図４に示すように、枠組の外面に面材が
添着されかつ内面を開放したパネル体として形成され、
該開放部を利用して屋外床ｆを支持する梁材ｈにボルト
止めされることにより固定される。然る後、前記内面を
覆う下地板ａが釘着され、さらにモルタルｂを塗着する
ことにより屋外床ｆが仕上げられていた。
は、図３に例示するような、家屋の屋上の他、ベラン
ダ、バルコニー等の手すりなどの立上げ壁もパネルを用
いて形成される。他方このような立上げ部形成用の立上
げパネルｐは、図４に示すように、枠組の外面に面材が
添着されかつ内面を開放したパネル体として形成され、
該開放部を利用して屋外床ｆを支持する梁材ｈにボルト
止めされることにより固定される。然る後、前記内面を
覆う下地板ａが釘着され、さらにモルタルｂを塗着する
ことにより屋外床ｆが仕上げられていた。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来のものにあっては、モルタルｂの打設に先行し
て、下地板ａの取付けのための釘打ち作業を必要とし、
施工現地における工事に手間を要するばかりでなくその
ための作業要員を確保せねばならず工期が遅延しがちに
なる。
な従来のものにあっては、モルタルｂの打設に先行し
て、下地板ａの取付けのための釘打ち作業を必要とし、
施工現地における工事に手間を要するばかりでなくその
ための作業要員を確保せねばならず工期が遅延しがちに
なる。
【０００５】本考案は、屋外床の外縁に沿って立設され
るパネル基体の内面に、該内面を覆う下地板を、前記パ
ネル基体の上枠材と下枠材とに掛止する取付金具を用い
て取付けることを基本として、前記下地板の取付作業を
能率化でき、立上げ壁内面を施工性よく仕上げうる立上
げ壁の提供を目的としている。
るパネル基体の内面に、該内面を覆う下地板を、前記パ
ネル基体の上枠材と下枠材とに掛止する取付金具を用い
て取付けることを基本として、前記下地板の取付作業を
能率化でき、立上げ壁内面を施工性よく仕上げうる立上
げ壁の提供を目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本考案の立上げ壁は、家屋の屋外床の外縁に沿って立
設されかつウエブの内外縁にフランジを有する断面コ字
の溝形鋼からなる上枠材と下枠材とその両端を継ぐ縦枠
材とを前記断面コ字がなす溝部を向き合わせて矩形に接
合した枠組の外面に面材が添着されることにより前記枠
組の内面が前記上枠材、下枠材の各内縁の前記フランジ
間で開放されたパネル基体の内面に、該内面を覆う下地
板を、この下地板の上下に嵌着されかつ前記上枠材、下
枠材の前記内縁のフランジに掛止する掛止部を具えた取
付金具を用いて取付けている。
に本考案の立上げ壁は、家屋の屋外床の外縁に沿って立
設されかつウエブの内外縁にフランジを有する断面コ字
の溝形鋼からなる上枠材と下枠材とその両端を継ぐ縦枠
材とを前記断面コ字がなす溝部を向き合わせて矩形に接
合した枠組の外面に面材が添着されることにより前記枠
組の内面が前記上枠材、下枠材の各内縁の前記フランジ
間で開放されたパネル基体の内面に、該内面を覆う下地
板を、この下地板の上下に嵌着されかつ前記上枠材、下
枠材の前記内縁のフランジに掛止する掛止部を具えた取
付金具を用いて取付けている。
【０００７】
【作用】ウエブの内外縁にフランジを有する溝形鋼から
なる上枠材と下枠材との各内端の前記フランジ間で開放
されたパネル基体の内面に、下地板の上下に嵌着されか
つ前記内縁のフランジに掛止する掛止部を具えた取付金
具を用いて下地板を取付ける。従って、下地板をワンタ
ッチで取付けでき、施工能率を向上しうるとともに、釘
打ち等の大工工事を省略しうるため、作業工数の削減に
も役立つ。
なる上枠材と下枠材との各内端の前記フランジ間で開放
されたパネル基体の内面に、下地板の上下に嵌着されか
つ前記内縁のフランジに掛止する掛止部を具えた取付金
具を用いて下地板を取付ける。従って、下地板をワンタ
ッチで取付けでき、施工能率を向上しうるとともに、釘
打ち等の大工工事を省略しうるため、作業工数の削減に
も役立つ。
【０００８】
【実施例】以下本考案の一実施例を図面に基づき説明す
る。図において本考案の立上げ壁１は、家屋Ａの屋外床
Ｆの外縁に沿って立設されるパネル基体２の内面に、該
内面を覆う下地板３を、前記パネル基体２を形成する上
枠材４と下枠材５の各内縁のフランジＢ、Ｂに掛止する
掛止部６を具えた取付金具７を用いて取付けている。
る。図において本考案の立上げ壁１は、家屋Ａの屋外床
Ｆの外縁に沿って立設されるパネル基体２の内面に、該
内面を覆う下地板３を、前記パネル基体２を形成する上
枠材４と下枠材５の各内縁のフランジＢ、Ｂに掛止する
掛止部６を具えた取付金具７を用いて取付けている。
【０００９】パネル基体２は、図３に示すように、本実
施例では、屋上などの家屋Ａの屋外床Ｆの外縁に沿って
立設され、該パネル基体２の下方に、家屋本体の壁部を
形成する壁パネルＰが設けられるとともに、前記パネル
基体２の下端及び壁パネルＰの上端は、屋外床Ｆを支持
する梁Ｈによって支持される。
施例では、屋上などの家屋Ａの屋外床Ｆの外縁に沿って
立設され、該パネル基体２の下方に、家屋本体の壁部を
形成する壁パネルＰが設けられるとともに、前記パネル
基体２の下端及び壁パネルＰの上端は、屋外床Ｆを支持
する梁Ｈによって支持される。
【００１０】前記パネル基体２は、上枠材４、下枠材５
の両端を縦枠材１１、１１で連結した矩形の枠組１２の
外面に面材１３を添着している。又前記各枠材４、５、
１１は、ウエブ１５の内外縁にフランジＢ、Ｃを有する
断面コ字の溝形鋼からなりかつ該断面コ字がなす溝部を
夫々向き合わせて接合される。これにより前記枠組１２
の内面が前記上枠材４、下枠材５の各内縁のフランジ
Ｂ、Ｂ間で開放される。なお下枠材５には、外方で垂下
するリップ２０が設けられている。
の両端を縦枠材１１、１１で連結した矩形の枠組１２の
外面に面材１３を添着している。又前記各枠材４、５、
１１は、ウエブ１５の内外縁にフランジＢ、Ｃを有する
断面コ字の溝形鋼からなりかつ該断面コ字がなす溝部を
夫々向き合わせて接合される。これにより前記枠組１２
の内面が前記上枠材４、下枠材５の各内縁のフランジ
Ｂ、Ｂ間で開放される。なお下枠材５には、外方で垂下
するリップ２０が設けられている。
【００１１】又前記壁パネルＰは、矩形に枠材を配した
枠組２１の外面に面材２２を添設するとともに、上の枠
材２３には、上向きのリップ２４を、前記下枠材５の内
縁のフランジＢと同一面で立上げている。
枠組２１の外面に面材２２を添設するとともに、上の枠
材２３には、上向きのリップ２４を、前記下枠材５の内
縁のフランジＢと同一面で立上げている。
【００１２】前記梁Ｈは、本実施例では、垂直なウエブ
の上下にフランジ３０、３１を設けたＩ形鋼から形成さ
れ、上のフランジ３０上面には、立片３２を外縁に立上
げる支持金具３３の脚片３４をボルト止めしている。又
前記立片３２は、その上方でパネル基体２の下枠材５に
形成した内縁のフランジＢを前記枠組１２の開放部Ｏを
利用して、又下方で壁パネルＰの上の枠材２３を夫々ボ
ルト止めすることにより、パネル基体２の下端及び壁パ
ネルＰの上端が固定される。
の上下にフランジ３０、３１を設けたＩ形鋼から形成さ
れ、上のフランジ３０上面には、立片３２を外縁に立上
げる支持金具３３の脚片３４をボルト止めしている。又
前記立片３２は、その上方でパネル基体２の下枠材５に
形成した内縁のフランジＢを前記枠組１２の開放部Ｏを
利用して、又下方で壁パネルＰの上の枠材２３を夫々ボ
ルト止めすることにより、パネル基体２の下端及び壁パ
ネルＰの上端が固定される。
【００１３】なおパネル基体２と壁パネルＰとの間に
は、基片４０の外縁に壁パネルＰの外面に沿い垂下する
立下げ片４１を設けかつその内縁に前記リップ２０の内
部で立上がる立上げ片４２を設けた水切板４３によって
雨仕舞され、又水切板４３の前記立上げ片４２には、パ
ネル基体２の下枠材５下面に当接するシール４４を設け
ている。
は、基片４０の外縁に壁パネルＰの外面に沿い垂下する
立下げ片４１を設けかつその内縁に前記リップ２０の内
部で立上がる立上げ片４２を設けた水切板４３によって
雨仕舞され、又水切板４３の前記立上げ片４２には、パ
ネル基体２の下枠材５下面に当接するシール４４を設け
ている。
【００１４】前記下地板３は、図２に詳示するように、
前記パネル基体２の内面を覆いうる横長矩形の板材であ
って、その上下に適宜の間隔を有してパネル基体２への
取付け用の取付金具７─が嵌着される。
前記パネル基体２の内面を覆いうる横長矩形の板材であ
って、その上下に適宜の間隔を有してパネル基体２への
取付け用の取付金具７─が嵌着される。
【００１５】取付金具７は、前記下地板３の外面上方に
当接する矩形の当片７Ａ、該当片７Ａの上端から直角に
折曲がり下地板３上端面と内面とに沿うＬ字状の嵌着片
７Ｂ、及び前記当片７Ａ下端から外向きにのび先端部に
上向きに盛り上がる半円状の掛止部６を有した取付片７
Ｃを具えたバネ性板材からなり、前記当片７Ａと嵌着片
７Ｂとのなす溝部に下地板３上端が嵌着される。又下地
板３下端にも同様の取付金具７が、上下逆にして嵌着さ
れる。
当接する矩形の当片７Ａ、該当片７Ａの上端から直角に
折曲がり下地板３上端面と内面とに沿うＬ字状の嵌着片
７Ｂ、及び前記当片７Ａ下端から外向きにのび先端部に
上向きに盛り上がる半円状の掛止部６を有した取付片７
Ｃを具えたバネ性板材からなり、前記当片７Ａと嵌着片
７Ｂとのなす溝部に下地板３上端が嵌着される。又下地
板３下端にも同様の取付金具７が、上下逆にして嵌着さ
れる。
【００１６】前記取付金具７の掛止部６は、前記パネル
基体２の上枠材４、下枠材５の内縁のフランジＢ、Ｂに
内方から押し込むことにより掛止され、これにより下地
板３はパネル基体２の内面にワンタッチで取付けうる。
なお該パネル基体２には、その上端内面、すなわち上枠
材４の内縁のフランジＢ、および内面略中央に、角材か
らなる下地材４６、４７が夫々連続して取付けられ、該
下地材４６、４７が下地板３の外面に当接することによ
り、下地板３を垂直に保持する。
基体２の上枠材４、下枠材５の内縁のフランジＢ、Ｂに
内方から押し込むことにより掛止され、これにより下地
板３はパネル基体２の内面にワンタッチで取付けうる。
なお該パネル基体２には、その上端内面、すなわち上枠
材４の内縁のフランジＢ、および内面略中央に、角材か
らなる下地材４６、４７が夫々連続して取付けられ、該
下地材４６、４７が下地板３の外面に当接することによ
り、下地板３を垂直に保持する。
【００１７】さらに下地板３の下端内面と、前記梁Ｈに
一端を支持するコンクリートパネルＤ上面とに当接する
断面Ｌ字の流れ止め板５０が載置されるとともに、前記
下地板３内面に、前記コンクリートパネルＤとともに覆
う仕上げモルタルＥを塗着することにより屋外床Ｆが仕
上げられる。
一端を支持するコンクリートパネルＤ上面とに当接する
断面Ｌ字の流れ止め板５０が載置されるとともに、前記
下地板３内面に、前記コンクリートパネルＤとともに覆
う仕上げモルタルＥを塗着することにより屋外床Ｆが仕
上げられる。
【００１８】なおパネル基体２上端には、上面が内に傾
く化粧カバー５２が、前記下地材４６、およびパネル基
体２の外面に釘着等により固定された外の下地材４９を
介して該パネル基体２の上部を覆いつつ固定される。
く化粧カバー５２が、前記下地材４６、およびパネル基
体２の外面に釘着等により固定された外の下地材４９を
介して該パネル基体２の上部を覆いつつ固定される。
【００１９】
【考案の効果】叙上のごとく本考案の立上げ壁は、開放
されたパネル基体の内面に下地板をワンタッチで取付け
でき、現場施工を能率化するとともに、釘打ち等の作業
を排除するため、作業工数の削減を図りうる。
されたパネル基体の内面に下地板をワンタッチで取付け
でき、現場施工を能率化するとともに、釘打ち等の作業
を排除するため、作業工数の削減を図りうる。
【図１】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図２】その一部を分解して示す斜視図である。
【図３】本考案の立上げ壁が採用される家屋の一例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図４】従来技術を説明する断面図である。
２ パネル基体 ３ 下地板 ４ 上枠材 ５ 下枠材 ６ 掛止部 ７ 取付金具 Ａ 家屋 Ｂ 内縁のフランジ Ｆ 屋外床
Claims (1)
- 【請求項１】家屋の屋外床の外縁に沿って立設されかつ
ウエブの内外縁にフランジを有する断面コ字の溝形鋼か
らなる上枠材と下枠材とその両端を継ぐ縦枠材とを前記
断面コ字がなす溝部を向き合わせて矩形に接合した枠組
の外面に面材が添着されることにより前記枠組の内面が
前記上枠材、下枠材の各内縁の前記フランジ間で開放さ
れたパネル基体の内面に、該内面を覆う下地板を、この
下地板の上下に嵌着されかつ前記上枠材、下枠材の前記
内縁のフランジに掛止する掛止部を具えた取付金具を用
いて取付けてなる立上げ壁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP403091U JPH075143Y2 (ja) | 1991-01-14 | 1991-01-14 | 立上げ壁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP403091U JPH075143Y2 (ja) | 1991-01-14 | 1991-01-14 | 立上げ壁 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0495442U JPH0495442U (ja) | 1992-08-19 |
| JPH075143Y2 true JPH075143Y2 (ja) | 1995-02-08 |
Family
ID=31733485
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP403091U Expired - Lifetime JPH075143Y2 (ja) | 1991-01-14 | 1991-01-14 | 立上げ壁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH075143Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3468395B2 (ja) * | 1996-08-09 | 2003-11-17 | 積水ハウス株式会社 | バルコニ手摺の連結構造 |
-
1991
- 1991-01-14 JP JP403091U patent/JPH075143Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0495442U (ja) | 1992-08-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19950808 |