JPH0750955Y2 - わかめの芯取り作業の前処理機 - Google Patents

わかめの芯取り作業の前処理機

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Publication number
JPH0750955Y2
JPH0750955Y2 JP1992008133U JP813392U JPH0750955Y2 JP H0750955 Y2 JPH0750955 Y2 JP H0750955Y2 JP 1992008133 U JP1992008133 U JP 1992008133U JP 813392 U JP813392 U JP 813392U JP H0750955 Y2 JPH0750955 Y2 JP H0750955Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
wakame
gears
seaweed
machine
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1992008133U
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English (en)
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JPH0560295U (ja
Inventor
千代吉 畠山
Original Assignee
有限会社畠山機械製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社畠山機械製作所 filed Critical 有限会社畠山機械製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、芯取り機に掛ける前
のわかめの葉に切れ目を入れる機械に関する。
【0002】
【従来の技術】採取したわかめから芯を取り除く機械は
すでに知られている。(例えば、実公昭62−2887
6、実公平1−26236号公報参照)。わかめ7をこ
れらの芯取り機に掛けるには予め、図1に示すように、
葉7bの付け根に数センチメートルほどの切れ目7cを
入れておくことが必要である。このため、従来はさみ等
を用いて切れ目を入れていたがが、これが大変に手間が
係る作業であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この考案は、わかめの
葉の付け根に切れ目を入れるための機械を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この考案の機械は、わかめを間に入れて葉をしごく
ための、互に噛み合う2つの平歯車を有している。歯車
はモータで低速で駆動され、わかめを払い出す方向に回
る。歯車の歯は軸に平行ではなく、回転方向に向って前
傾している。
【0005】駆動モータの回転力を該歯車に伝える伝動
軸は、負荷が掛ったときに該歯車の回転が一瞬止る程度
の弾性を有していることが望ましい。歯車に摺接するク
リーニングブラシを設けると、掃除が楽である。
【0006】
【作用】両歯車の間にわかめを差し入れるようにしてに
して芯を上に引く。すると、わかめの葉が歯車と歯車の
隙間に入り込み、葉が裂ける。歯車はわかめを払い出す
方向に回っているので、芯や葉が歯車の間ににくい込む
ことはない。
【0007】伝動軸が弾性を有していると、負荷が掛っ
たときに、伝動軸が撓んで、歯車は一瞬止る。歯車はわ
かめが噛み込まないような方向に回っていたのが、それ
が一瞬止るので、わかめの葉は歯車と歯車の間にしっか
りと挟み込まれ、その状態でわかめは上に引張られるの
で、葉に確実に切れ目が付く。クリーニングブラシは、
歯車の回りに付いたごみを取り除く。
【0008】
【実施例】この機械は、互に噛み合う第1、第2の平歯
車1,2を備えている。歯車の径は約40mmである。第
1の歯車1は機台3に取り付けた固定アーム4の上に回
転自在に支持されており、第2の歯車2は、機台3に枢
着された可動アーム5の上に回転自在に支持されてい
る。
【0009】固定アーム4と可動アーム5の各後端の間
には圧縮スプリング6があって、第2の歯車2は第1の
歯車1に押し付けられている。 固定アーム4は手前に
長く延びており、この延設部4aは、わかめ7を歯車1
と歯車2の間に差し入れるときのガイドになる。
【0010】第1の歯車1はフレキシブルシャフトでで
きた伝動軸8を介して電動モータで駆動9され、第2の
歯車2は第1の歯車1に噛み合って回る。両ギアの回転
方向は、わかめを払い出す方向に回る(図2参照)。モ
ータ9はギアードモータであり、歯車1,2の回転数は
4rpm である。
【0011】歯車1,2は単なる平歯車ではなく、ヘリ
カルギアであり、歯が軸に対して傾斜している。歯の傾
斜の方向は、図3、図4に示すように、回転方向に向っ
て前傾している。機台3にはクリーニングブラシ10が
取り付けてあり、その先は、両歯車1,2に摺接してい
る。
【0012】使用するには、モータ9を始動して第1の
歯車1を回す。第1の歯車が回れば、これに噛み合う第
2の歯車2も従動する。こうしておいて、わかめの芯7
aを摘んで芯を両歯車1,2の間に差し入れ、引き上げ
る。すると、歯車に負荷が掛り、フレキシブルシャフト
の伝動軸8が撓んで、歯車1,2の回転が一瞬止る。こ
のときに、わかめの葉7bが歯車1,2と歯車の間に挟
まれ、小さな切れ目ができる。さらに、2つの歯車で形
成されるくさびの間でわかめがしごかれ、切れ目が大き
くなる。なお、歯車1,2はわかめを払い出す方向にゆ
っくり回っているので、わかめ7の芯や葉を噛み込むこ
とはない。
【0013】異常に硬い芯のわかめをしごいたような場
合は、スプリング6が伸びて、歯車と歯車の間が開いて
機械が保護される。。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように、この考案は次のよ
うな効果がある。請求項1の機械は、互に噛み合って回
る2つの平歯車との間にわかめを差し入れて葉をしごく
ようにしたものであり、ワンタッチで葉の端に裂け目を
入れることができる。歯車の歯は前傾しているので、喰
い付きがよく、確実に切れ目を付けることができる。ま
た、歯車は、わかめを払い出す方向に低速で回転駆動さ
れるので、わかめの芯や歯が歯車の間にくい込むおそれ
がない。
【0015】請求項2の機械は、該駆動モータの回転力
を該歯車に伝える伝動軸が弾性を有しており、負荷が掛
ったとき該歯車の回転が一瞬止るので、そのとき、わか
めの葉が歯車の間に噛み込まれ、確実に切れ目が付く。
請求項3の機械は、該歯車の歯に摺接するクリーニング
ブラッシを設けたものであり、掃除の手間が省ける。
【図面の簡単な説明】
【図1】わかめの説明図である。
【図2】前処理機の平面図である
【図3】同じく側面図である。
【図4】同じく、正面からみた略図である。
【符号の説明】
1 第1の歯車 2 第2の歯車 7 わかめ 8 伝動軸 9 モータ 10 ブラシ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 わかめ(7)を間に入れて葉をしごくた
    めの、互に噛み合う2つの平歯車(1,2)と、わかめ
    を払い出す方向に該歯車を低速で回転駆動するモータ
    (9)からなり、該歯車の歯は回転方向に向って前傾し
    ている、わかめの芯取り作業の前処理機。
  2. 【請求項2】 該駆動モータの回転力を該歯車に伝える
    伝動軸(8)が、負荷が掛ったときに該歯車の回転が一
    瞬止る程度の弾性を有している請求項1に記載のわかめ
    の芯取り作業の前処理機。
  3. 【請求項3】 該歯車に摺接するクリーニングブラシ
    (10)を設けた請求項1または2に記載のわかめの芯
    取り作業の前処理機。
JP1992008133U 1992-01-27 1992-01-27 わかめの芯取り作業の前処理機 Expired - Lifetime JPH0750955Y2 (ja)

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JP1992008133U JPH0750955Y2 (ja) 1992-01-27 1992-01-27 わかめの芯取り作業の前処理機

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0560295U JPH0560295U (ja) 1993-08-10
JPH0750955Y2 true JPH0750955Y2 (ja) 1995-11-22

Family

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JP1992008133U Expired - Lifetime JPH0750955Y2 (ja) 1992-01-27 1992-01-27 わかめの芯取り作業の前処理機

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JPH0560295U (ja) 1993-08-10

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