JPH07508825A - 差動歯車装置の歯車組立構造 - Google Patents

差動歯車装置の歯車組立構造

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JPH07508825A
JPH07508825A JP6525448A JP52544894A JPH07508825A JP H07508825 A JPH07508825 A JP H07508825A JP 6525448 A JP6525448 A JP 6525448A JP 52544894 A JP52544894 A JP 52544894A JP H07508825 A JPH07508825 A JP H07508825A
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シラノ・ジョセフ・イー
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ゼクセル・トルセン・インク
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    • F16H48/00Differential gearings
    • F16H48/20Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices
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    • F16H48/285Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices using self-locking gears or self-braking gears with self-braking intermeshing gears having parallel axes and having worms or helical teeth

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 差動歯車装置の歯車組立構造 発明の分野 この発明は、ハウジング内に組み付けられた遊星歯車を有する自動車用差動歯車 装置、およびハウジング内の遊星歯車を支持するための支持面の配備に関する発 明の背景 典型的な差動歯車装置は、ハウジング内に組み付けられた複数の部品からなる遊 星歯車機構を含んでいる。遊星歯車機構は、一対の出力軸をハウジングに関して 逆方向へ回転するように相互に連結する。エンジンの出力は、ハウジングを出力 軸によって共有される共通の回転軸を中心として回転させる。
遊星歯車機構は、通常、二つの出力軸がハウジングに関し互いに逆方向へ等しい 量だけ回転することができるように配備される。したがって、ハウジングは、出 力軸の共通軸を中心として二つの出力軸の平均速度で回転する。駆動トルクは、 相対回転する二つの出力軸に遊星歯車機構の効率に応じて分配される。
遊星歯車機構の「サイドギヤ」とも称される太陽歯車要素は、出力軸の内側の端 部に結合される。同遊星歯車機構の遊星歯車要素は、二つの太陽歯車を逆方向へ 回転し得るように作用的に結合する。通常、太陽歯車要素はベベルギヤであり、 遊星歯車要素は両サイドギヤと噛み合うベベルピニオンである。
しかしながら、そのようなベベルギヤ式遊星歯車機構は、相関的に有効なだけで あり(すなわち、二つの出力軸の間にほんの僅かのトルク差を維持することがで きるだけである。)、このため異なる牽引状態の下で二つの駆動軸に伝達するこ とができるトルクが制限される。例えば、仮に二つの出方軸にそれぞれ連結され た駆動車輪が異なる量の牽引力を有しているならば、全駆動トルクは、少ない牽 引力を有する駆動車輪に伝達される駆動トルクの2倍より若干多い量に制限され てしまう。
両方の駆動車輪が得られる全牽引力をよりよく使用するために、差動歯車装置の 各種の改良と設計変更とが提案されている。例えば、駆動軸間の相対回転(すな わち、差動)に対する予め定められた最小抵抗を発生させるために、ばね荷重が 加えられたクラッチの組が用いられている。しかしながら、最小抵抗は、駆動ト ルクが出力軸に伝達されていないときでさえも差動に抵抗し、またより大きな駆 動トルクが伝達されているときには差動に対しあまりにも小さい抵抗しが発生さ せることができない。
差動歯車装置においては、差動に対する相当な量の摩擦抵抗を全駆動トルクの相 対的に一定な一部として発生させるために、ウオーム歯車列が用いられている。
このトルク比例特性は、二つの出力軸にそれぞれ伝達されるトルク量の比率であ る「トルクバイアス比」としてより一般的に表現されている。グリースマンの米 国特許第2859641号に開示されているようなウオーム歯車式差動歯車装置 は、通常、広範囲の大きさの全駆動トルクに対し3.5:1またはそれより大き いトルクバイアス比を示す。
差動歯車装置においては、差動に対する摩擦抵抗を全駆動トルクのより小さな一 部として発生させるために、スパー歯車列やへりカル歯車列のような平行軸歯車 列も用いられている。例えば、メイヤーズの米国特許第3706239号には、 2.5:1またはそれより小さいバイアス比を示す平行軸差動歯車装置の一例が 開示されている。
しかしながら、現在、多くの自動車においては、2.5:1と3.5:1との間 の範囲のバイアス比を適用することが望まれている。2.5・1の最小バイアス 比は、異なる牽引状態の下で十分な量の付加的な駆動トルクを伝達するのに望ま れる。逆に、3.5+1より大きいバイアス比は、通常、駆動車輪間の牽引力の 差を補償するのに必要でなく、かつ旋回時における望ましい差動を妨げることが あり得る。
’2.5:1〜3.5:1の範囲のバイアス比を生じさせるために、ウオーム歯 車式差動歯車装置のバイアス比を減少させる試みと、平行軸差動歯車装置のバイ アス比を増大させる試みとが行われている。例えば、ウオーム歯車式差動歯車装 置のバイアス比は、サイドギヤのリード角を増大させることと、歯車の端面に摩 擦減少用ワッシャを使用することにより、僅かに減少している。
現在の譲受人であるグイその他の米国特許第5169370号には、遊星歯車を 逆方向の捩れ角(この捩れ角は遊星歯車の軸方向推力を増大させる。)を有する 二つの歯車部分に分割することにより、平行軸差動歯車装置のバイアス比を増大 させることが提案されている。この手段はバイアス比を増大させるが、遊星歯車 の製造コストをも相当増大させる。
平行軸差動歯車装置のバイアス比を増大させるための他の手段が英国特許出願第 2234791号に提案されている。半径方向の力がサイドギヤをハウジングと 摩擦係合させるよう、遊星歯車の複数対がサイドギヤの回りに非対称に配置され ている。この手段は、サイドギヤを作用的に結合するために用いられている遊星 歯車の寸法または数を制限し、ハウジングに複雑さを加え、さらにハウジングに 不均一な歪みを招来する。
発明の要約 この発明は、平行軸遊星歯車装置が効果的にかつ経済的に維持することができる バイアス比の範囲を増大させる。遊星歯車の複数対は、遊星歯車の外周を支持す る支持端面を有する複数の台座間に組み付けられる。支持面は、遊星歯車に作用 する反力を変化させる所定の位置において遊星歯車の外周と接触する。
この発明の一つの変形例は、固定された台座に形成された支持面を有している。
支持面は、遊星歯車の噛み合いによって遊星歯車が外側へ移動させられる方向に 対して角度的に傾斜した反力を発生させるために、遊星歯車の限定された外周を 包囲する。反力は、遊星歯車の移動方向との角度差の関数として大きさが増大し 、また6対の遊星歯車をバックラッシュが0になる位置に押し込む。
この発明の他の変形例は、台座が遊星歯車の回転軸と平行である軸を中心として 回動するのを許容する。台座の軸を中心とする回動は、6対の遊星歯車間の中心 距離を減少させるとともに、遊星歯車の外周に制動力を加える。換言すれば、遊 星歯車の対は、隣接する台座間に互いに押し込まれる。制動力の大きさは、遊星 歯車によって伝達されるトルクの関数である。
遊星歯車に制動力を加えるためのこの発明のさらに他の変形例は、円筒支持面を 有するケーシングで台座を取り囲む。各台座の一方の支持面は、6対の一方の遊 星歯車がケーシングの円筒支持面と係合するのを許容する角度方向に回動可能で あり、各台座の他方の支持面は、同角度方向に回動可能であって、他方の遊星歯 車を噛み合うサイドギヤとのパックラッ/ユが0になる位置に押し込む。ケーシ ングはまた、台座をそれに代わって6対の遊星歯車と別々に係合する別々に回動 可能な脚部で形成することを許容する。
この発明は、現在の譲受人のツエンの米国特許第5122101号に開示されて いるような平行軸差動歯車装置に用いるのに特に適している。遊星歯車は、一方 のサイドギヤと噛み合う主歯車部と、他方の遊星歯車と噛み合う2つの移転歯車 部とを有している。移転歯車部からサイドギヤまでの噛み合いは、移転歯車部か ら移転歯車部までの噛み合いをサイドギヤの共通軸に沿って跨ぐ。台座の支持面 は、遊星歯車の軸方向の全長にわたって延びていてもよく、あるいは各遊星歯車 の2つの移転歯車部の長さに制限されていてもよい。
図面の簡単な説明 図1は、遊星歯車の対を支持する固定された台座を有するこの発明の歯車組立構 造の一実施例の分解斜視図である。
図2は、図1に示す歯車組立構造の一部の概略構成を示す軸直角断面図であって 、遊星歯車と固定台座との間の反力を示している。
図3は一方の台座の斜視図である。
図4は、差動に対する抵抗を増大させるために回動可能にした台座を有するこの 発明の歯車組立構造の第2の実施例の分解斜視図である。
図5は、円筒ケーシング内に回転可能な台座を有するこの発明の歯車の組立構造 を示す図6の5−5線に沿う合軸断面図である。
図6は、図5の6−6線に沿う同差動歯車装置の軸直角断面図である。
図7は、二つの別々に動き得る部分を有する改良された台座を示すこの発明の歯 車組立構造の第4実施例の同様な合軸断面図である。
図8は、図1の歯車組立構造の一部の概略構成を示す軸直角断面図であって、遊 星歯車と二つの別々に動き得る台座部分との間の反力を示している。
図9は、別々に動き得る台座部分の一方の斜視図である。
発明の詳細な説明 平行軸差動歯車装置のためのこの発明に係る新規な歯車組立構造が、等間隔をも って配置された三つの台座14によって結合されたフランジ10とキャップ12 とを有するハウジング組立体として図1〜図3に示されている。据え付は孔16 は、ハウジング組立体にエンジンの出力を伝達するリングギヤ(図示せず)をフ ランジ10にボルト固定するための開口を形成する。各トラニオン18. 20 は、エンジンの出力を車輪(図示せず)に伝達する一対の駆動軸(図示せず)を 支持する支持面を形成する。
一対のサイドギヤ22,24は、共通軸26を中心として回転し得るよう、駆動 軸にそれぞれ連結される。図1には二対しか見えないが、三対の遊星歯車があり 、6対は要素32.34を有し、サイドギヤ22.24を共通軸26を中心とし て逆方向へ回転し得るように連結する。各遊星歯車要素32.34は、主歯車部 36.42と、ステム部40.46によって分けられた移転歯車部38. 44 とをそれぞれ有している。
遊星歯車要素32の主歯車部36は、サイドギヤ24および対をなす遊星歯車要 素34の移転歯車部44の両者と噛み合う。同様に、遊星歯車要素34の主歯車 部42は、サイドギヤ22および対をなす遊星歯車要素32の移転歯車部38の 両者と噛み合う。この結果、各遊星歯車要素32.34は、サイドギヤ22゜2 4の一方と1箇所で噛み合うとともに、互いに2箇所で噛み合うことになる。
ステム部40.46は、サイドギヤ22.24の一方または他方と遊星歯車要素 32.34との噛み合いを制限するための隙間を形成する。
対をなす遊星歯車要素32.34は、隣接する台座52.54間に配置され、遊 星歯車要素32.34の円筒外周面と接触する各台座の支持面52.54内に回 転可能に組み付けられている。台座14の両端部は、フランジ12とキャップ1 2とに形成された対応する形状の凹部56.58に嵌合している。フランジ10 、台座14およびキャップ12を貫通して形成された軸方向に並ぶボルト孔60 .62.64の三組は、従来のナツトおよびボルト(図示せず)でハウジング組 立体を互いにボルト固定するために必要な隙間を形成する。凹部56,58は、 台座14がボルトを中心として回動するのを阻止する。
図2の概略構成図で最もよく分かるように、遊星歯車要素32.34と曲率中心 Cを実質的に共有する支持面52.54は、遊星歯車要素32.34の円筒外周 面の一部を囲むだけである。各遊星歯車要素の噛み合いによって発生する押力W p、wp2は、遊星歯車32.34を押して支持面52.54に接触させる。
支持面52.54によって加えられる反力Rp、Rp2は、遊星歯車要素32゜ 34の動きを制限する。
支持面52.54は、遊星歯車要素32.34をバソクラッシュが0になる位置 に押し込むような箇所における、遊星歯車の外周の半分以下の部分を取り囲むの が望ましい。遊星歯車要素32.34は、歯車の押力(例えばWp+)に対して 傾斜した反力(例えばRp+)によってバックラッシュが0になる位置に押し込 まれる。遊星歯車要素32.34の回転に対する摩擦抵抗は、歯車押力W p。
、wp、と支持反力Rp、Rp2との間の角度差の関数として増大する。遊星反 対32.34と支持面52.54との間の接触位置をよりよく制御することがで きるよう、支持面52.54の曲率を少し変化させてもよい。
遊星歯車要素32.34の回転に対する摩擦抵抗は、バイアス比を増大させるた めに望ましいものであるが、支持面52.54と遊星歯車32.34との間の熱 の高い集中は、支持面52.54の過度の摩耗を防止するために避ける必要があ る。それ故、台座14は、支持面52.54に潤滑油の流れを導いて熱を放散さ せる大きな窓66(図1を見よ)を形成するよう離れて配置されている。窓66 は台座14と共にハウジング組立体の直径と同時にその重量を減少させる。また 、台座14は、その耐摩耗性を向上させるために、フランジ10やキャップ12 と異なる材質によって形成してもよい。
図4に示す実施例によれば、差動に対するさらに大きな摩擦抵抗を生じさせるこ とができる。上記の実施例と同様に、歯車組立構造は、フランジ70、キャップ 72および三つの台座74を含む。しかしながら、台座74は、フランジ70と キャップ72との間隔を所定の間隔に維持する中空ビン76に回動可能に設けら れている。
中空ピン76の両端部は、台座74を遊星歯車要素82.84の対の間の所定の 位置に位置させるために、フランジ70とキャップ72との各凹部78. 80 に受け入れられている。フランジ70およびキャップ72のボルト孔60.62 は、ボルト(図示せず)を挿通し得るよう、ビン76の中空部90と並べられて いる。このようにする代わりに、ピンの中空部90の両端部は、フランジ70お よびキャップ72に挿通された別個のボルトのセットを受容することができるよ う、ねじ加工されていてもよい。
中空ピン76は、エンジンの出力を差動歯車装置を介して駆動車輪(図示せず) に伝達することができるよう、十分に強固に作られている。しかも、中空ピン7 6は、台座74の両端部とフランジ70およびキャップ72との各間に隙間を形 成するのに十分な軸方向長さを有しており、台座74の回動中心となっている遊 星歯車要素82.84は、隣接する台座74の支持面92.94によって回転可 能に支持されている。等しくない歯車押力Wp、Wpx (前述した実施例参照 )は、三つの台座74の全てを、中空ピン76を中心として共通の角度方向へ回 動させて、梃子作用による押力を遊星歯車82.84の円筒外周面に対して発揮 する。共通の角度方向への台座74の動きは、6対の遊星歯車要素82.84間 、および6対の遊星歯車要素82.84の一方と二つのサイドギヤ96. 98 の一方との間のバックラッシュを減少させる。
遊星歯車82.84の円筒外周面の支持面92.94によりて包囲される部分は 、遊星歯車要素82.84の外周の半分より小さい範囲に制限するのが望ましい 。しかしながら、支持面92.94は、隣接する台座74の逆方向への角度移動 により、遊星歯車82.84が互いに噛み合わなくなったり、サイドギヤ96. 98と噛み合わなくなったりするのを防止し得るように配置される。台座74の 逆方向への角度移動は、他の対の遊星歯車要素82.84間のバックラッシュ、 および同遊星歯車要素82.84とサイドギヤ96.98との間のバックラッシ ュによって制限される。
図5および図6は、この発明の歯車組立構造の他の構造を示すものであり、その 構造は、平行軸差動歯車装置のバイアス比をよりよく制御するために用いられる 。この構造のハウシング組立体は、ねじ154によ7て互いに固定された生体1 50とその相手たるフランジ152とを含む。さらに、フランジ152と主体1 50の対応する部分とを貫通する据え付は孔156は、リングギヤ(図示せず) を主体150およびフランジ152と共にボルト固定するための開口を形成する 。
サイドギヤ158.160は、一対の駆動軸(図示せず)と共に共通軸162を 中心として回転し得るように主体150内に配置される。それぞれ要素164. 166を有する遊星歯車の対は、サイドギヤ158,160をハウジング組立体 に関して逆方向へ回転し得るように作用的に結合する。遊星歯車要素164゜1 66は、共通軸162と平行に延びるそれぞれの軸168,170を中心として 回転可能である。
前述した実施例と同様に、遊星歯車要素164,166の対は、遊星歯車164 .166の円筒外周面を支持する支持面174.176を含む隣接する台座17 2の間に回転可能に支持される。しかしながら、遊星歯車要素164,166の 円筒外周面は、主体150のケーシング部178内の円筒支持面180よっても 支持されている。
台座172は、共通軸162と遊星歯車の軸168,170との両者と平行に延 びる軸184を有するビン182に組み付けられている。ケーシング部178は 、台座172の周方向の両端部との間に隙間を形成する。しかも、台座172と ケーシング部の円筒支持面180との間の隙間186は、台座が制限された角度 だけピンの軸184を中心として回動するのを許容する。スナップロックワッシ ャ188は、ビン182を主体150内に保持する。
遊星歯車の互いに等しくない押力によってなされる台座472の回動は、遊星歯 車要素164.166をバックラッシュが0になる位置に押し込む。遊星歯車要 素164.166の一方の回動については、一方の台座の支持面174または1 76と、ケーシング部の支持面180との両者によって拘束し、遊星歯車要素1 64.166の他方の回動については、他方の支持面174または176と、サ イドギヤ158,160の一方との両者によって拘束するのが望ましい。遊星歯 車要素164,166の回転に対する摩擦抵抗は、台座の支持面174,176 の曲面を変えるか、あるいはピン182の位置を変えることにより調節すること ができる。
図7〜図9は、図5および図6に示す実施例の変形例を示すものであり、この変 形例は差動に対する摩擦抵抗を発生させることに関してより大きな柔軟性を発揮 する。両実施例の共通要素は同一の参照数字によって示されている。
各台座は、ピン182を中心としてそれぞれ回動可能である二つの台座脚部20 0.202に分割されている。しかしながら、ピン182と台座脚部200゜2 02との間の接触は、台座脚部の両端部に配置された内側支持面204.206 に制限されている。離れて配置された内側支持面204,206は、ピン182 に作用する曲げモーメントを制限するとともに、ピン182と台座脚部200. 202とをより強固に接触させる。
台座脚部200,202の外側支持面208.210は、遊星歯車要素164. 166の円筒外周面の限定された部分を囲んでいる。しかしながら、各外側支持 面208,210は、二つの異なる曲率中心C,,C2を有しており、これによ って外側支持面208,210と遊星歯車要素164.166の円筒外周面との 間の接触箇所がよりよく制御されている。例えば、外側支持面208は、遊星歯 車要素164の円筒外周面と点212.214で接触しており、外側支持面21 0は、遊星歯車要素166の円筒外周面と点216,218で接触している。
歯車押力wp、、Wp2は、台座脚部200.202を逆方向へ回動させて、遊 星歯車要素164,166の円筒外周面をケーシング部の円筒支持面180に押 し付ける。二つの曲面C,,C2と回動ピン184の位置とは、遊星歯車要素1 64.166の回転に対する摩擦抵抗を制御するために変えてもよい。
バイアス比をより一層制御するために、同様な変形を前述した実施例に採用して もよい。例えば、台座を回転可能に支持するピンの位置は、二つの遊星歯車要素 間ので二作用を変化させるために、台座の中心からずらしてもよい。さらに、台 座の支持面については、遊星歯車要素と台座の支持面との間の接触をより一層制 御するために、遊星歯車の限定された二つの部分と接触するように変形させても よい。
この発明は、二つの異なる歯車部を備えた遊星歯車を有する平行軸差動歯車装置 に適用するのに特に好適であるが、歯車部を1つしか備えていない遊星歯車を有 する差動歯車装置を含む他のタイプの平行軸差動歯車装置に適用しても同様の効 果が得られる。

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.一対の駆動軸の共通軸を中心として回転可能なハウジングと、上記ハウジン グ内に配置され、上記駆動軸と共に回転する一対のサイドギヤと、 上記ハウジング内にそれぞれの軸を中心として回転可能に配置され、上記サイド ギヤと噛み合う複数対の遊星歯車と、上記遊星歯車の対間の互いに離れた箇所に おける上記ハウジングの各部を形成する複数の台座とを備え、 上記各台座が、上記遊星歯車の各対の第1の要素の外周を回転可能に支持する第 1の支持面と、遊星歯車の隣接する対の他方の要素の外周を回転可能に支持する 第2の支持面とを有する差動歯車装置。
  2. 2.上記第1および第2の支持面が上記遊星歯車要素の外周の半分より小さい範 囲を取り囲む請求項1の差動歯車装置。
  3. 3.上記第1および第2の支持面が、上記遊星歯車要素の上記サイドギヤから離 れるような移動の方向に対して角度的に傾斜した反力を発生させる位置において 上記遊星歯車の外周と接触する請求項2の差動歯車装置。
  4. 4.上記第1および第2の支持面の各々が、上記遊星歯車要素の外周を予め定め られた箇所で支持するよう、二つの異なる曲率中心を含む請求項1の差動歯車装 置。
  5. 5.上記二つの曲率中心が、遊星歯車要素の噛み合いによって生じる遊星歯車要 素の移動の方向に応じて上記遊星歯車要素をバックラッシュが0になる位置に押 し込むように配置されている請求項4の差動歯車装置。
  6. 6.上記台座が、上記遊星歯車の軸と平行に延びるそれぞれの軸を中心として回 動可能である請求項1の差動歯車装置。
  7. 7.上記台座が、各対の上記第1および第2の遊星歯車要素をバックラッシュが 0の状態で互いに噛み合うように移動させる方向へ回動可能である請求項6の差 動歯車装置。
  8. 8.上記台座が、各対の上記第1および第2の遊星歯車要素の一方を上記サイド ギヤの一方とバックラッシュが0の状態で噛み合うように移動させる方向へ回動 可能である請求項7の差動歯車装置。
  9. 9.上記台座が、上記第1および第2の遊星歯車要素と別々に係合する個々に回 動可能な脚部で構成されている請求項6の差動歯車装置。
  10. 10.上記第1および第2の支持面が、上記独立して回動可能な脚部に設けられ ており、上記第1および第2の支持面の各々が、上記遊星歯車要素の外周を予め 定められた箇所において支持するよう、異なる二つの曲率中心を含む請求項9の 差動歯車装置。
  11. 11.上記ハウジングが一つの中間部分と二つの端部分とを含み、上記台座が、 上記遊星歯車と上記ハウジングとの間に力を伝達するために上記中間部分内に形 成されている請求項1の差動歯車装置。
  12. 12.上記台座と上記二つの端部分とが、上記台座の耐摩耗性を向上させるため に異なる材料で作られている請求項11の差動歯車装置。
  13. 13.上記中間部分が、上記台座を囲み、かつ上記第1および第2の遊星歯車要 素を回転可能に支持する円筒支持面を有するケーシングを含む請求項11の差動 歯車装置。
  14. 14.上記台座が、上記遊星歯車の軸と平行に延びるそれぞれの回動軸を中心と して回動可能であり、上記台座と上記ケーシングの円筒支持面との間の隙間が、 上記回動軸を中心とする上記台座の回動を制限する請求項13の差動歯車装置。
  15. 15.上記ケーシングの円筒支持面と上記二つの端部分とが、上記円筒支持面の 耐摩耗性を向上させるために、異なる材料で作られている請求項14の差動歯車 装置。
  16. 16.一対の駆動軸の共通軸を中心として回転可能なハウジングと、上記ハウジ ング内に配置され、上記駆動軸と共に回転する一対のサイドギヤと、 上記ハウジング内に上記共通軸と平行に延びるそれぞれの軸を中心として回転可 能に設けられ、上記サイドギヤと噛み合う複数対の遊星歯車と、上記遊星歯車の 外周を回転可能に支持する支持面をそれぞれ有する複数の台座とを備え、 上記ハウジングの上記台座を囲むケーシング部が、上記遊星歯車の外周を回転可 能に支持する円筒支持面を有する平行軸差動歯車装置。
  17. 17.上記台座が、上記共通軸と平行に延びるそれぞれの軸を中心として回動可 能である請求項16の差動歯車装置。
  18. 18.上記台座が、上記各対の遊星歯車をバックラッシュが0の状態で互いに噛 み合うように移動させる方向へ回動可能である請求項17の差動歯車装置。
  19. 19.上記台座が、上記各対の遊星歯車要素の一方をケーシング部の上記円筒支 持面に向かって移動させる方向へ回動可能である請求項18の差動歯車装置。
  20. 20.上記台座が、上記各対の遊星歯車要素の他方を上記サイドギヤの一方とバ ックラッシュが0の状態で噛み合うように移動させる方向へ回動可能である請求 項19の差動歯車装置。
  21. 21.上記台座が、各対の遊星歯車要素の外周面を別々に支持する支持面を有す る個々に回動可能な脚部で構成されている請求項17の差動歯車装置。
  22. 22.上記個々に回動可能な脚部のそれぞれの支持面が、上記遊星歯車要素の外 周を予め定められた箇所で支持する中心の異なる二つの曲面を含む請求項21の 差動歯車装置。
  23. 23.差動歯車装置のバイアス比を増大させるための歯車組立構造であって、一 対の駆動軸の共通軸を中心として回動可能なハウジングと、上記ハウジング内に 設けられ、上記駆動軸と共に回転する一対のサイドギヤと、 上記ハウジング内にそれぞれの軸を中心として回転可能に設けられ、上記サイド ギヤと噛み合う複数対の遊星歯車と、上記遊星歯車の外周を回転可能に支持する 支持面を有する複数の台座とを備え、 上記各支持面が、上記サイドギヤから離れるような上記遊星歯車の移動方向に対 して角度的に傾斜した反力を発生させるよう、上記遊星歯車の外周の制限された 部分を取り囲む歯車組立構造。
  24. 24.上記反力が、上記複数対の各々の遊星歯車要素をバックラッシュが0の位 置に押し込む請求項23の組立構造。
  25. 25.上記各支持面が、上記遊星歯車の外周の半分より小さい範囲を取り囲む請 求項24の組立構造。
  26. 26.上記台座が、上記遊星歯車の各対間の互いに離れた箇所において上記ハウ ジングに設けられている請求項25の組立構造。
  27. 27.上記台座が、上記各支持面に潤滑油を供給するための通路を形成する上記 ハウジングの開口の分だけ離れて配置されている請求項26の組立構造。
  28. 28.上記台座が、上記ハウジングに回転不能に固定されている請求項27の組 立構造。
  29. 29.上記台座が、上記遊星歯車の軸と平行に延びるそれぞれの軸を中心として 回動可能である請求項23の組立構造。
  30. 30.上記台座が、上記複数対の各々の遊星歯車要素をバックラッシュが0の状 態で互いに噛み合うように移動させる方向へ回動可能である請求項29の組立構 造。
  31. 31.上記台座が、各対の遊星歯車と別々に係合する個々に回動可能な複数の脚 部で構成されている請求項30の組立構造。
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