JPH07506750A - タック付きの長手方向側縁を有する吸収材製品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 タンク付きの長手方向側縁を有する吸収材製品発明の分野 本発明は、生理用ナプキン、パンティライナ、大人用失禁用品及びそれと同様な もののような吸収材製品に関する。さらに詳細には、本発明は、ひだまたは夕・ ツクを有する長手方向側縁を有する吸収材製品に関する。夕・ツクは、吸収材製 品が身体に適合する形状をとることができるようにし、着用者の下着の汚れに対 する障壁として作用するように直立する側部を備えた吸収材製品を提供する。

発明の背景 メンス液、尿及び***物のような体液を吸収するようになっている種々の方法は 、もちろんよく知られて（Ｘる。

通常、吸収材製品は、長手方向の寸法と、着用者の股の部分の領域で着用者の足 の間に適合するさらに小さ０横方向の寸法とを有するように形成されている。吸 収材製品に関する１つの永続的な問題は、使用中、着用者の足によって加えられ る力が吸収材製品を圧縮してゆ力くめ、吸収材製品が着用者の身体に適合しなく なることである。

他の問題は、吸収材製品の長手方向側縁に沿って漏れが生しる傾向あることであ る。この漏れの原因は、多数の要因が関連する。これらは、単に液体が長手方向 の側縁に到達するまでの距離が短いという事実を含む。また生理用ナプキンの圧 縮及びゆがみは、側方の漏れの原因となる。

着用者の身体に適合し、種々の異なるタイプの吸収材製品における長手方向側縁 の漏れを解決する吸収材製品をつ（る試みがなされているが、最近、生理用ナプ キンに関してよい試みが行われている。現在の傾向は、弾性的な長手方向側縁を 具備した生理用ナプキンを提供することである。

種々のタイプの弾性体を備えた生理用ナプキンは、１９８３年１２月１２日に発 行されたヨーロッパ特許出願第００９１４１２号、（弾性体ではなく上方に折ら れた形状でサイドフラップを保持する手段を開示している）１９８６年６月１８ 日に発行されたＰ＄Ｇ英国特許出願００９１４１２号及び１９８７年１０月２０ 日にエリス等に発行された米国特許第４，７０１，１７７号、１９８８年７月１ ９日にパパジョンに発行された米国特許第４，７５８，２４１号、１９８８年９ 月１３日にエリス等に発行された米国特許第４，７７０，６５７号、１９９０年 ７月３１日のモグリに発行された米国特許第４．９４４，７３５号及び１９９１ 年７月１６日のモーキに発行された米国特許第５．０３２，１２１号に開示され ている。これらの書類の内容はここに言及により組み入れられている。

上記の目的で弾性体を使用することに関して多くの問題がある。弾性体を追加す ることは生理用ナプキンを製造するコストを増大させる。生理用ナプキンの製造 中、移動するウェブに弾性ストランドを取り付ける工程は非常に複雑であり、費 用のかかる方法である。他の問題は、生理用ナプキンに湾曲した形状をとらせる 目的で弾性体を使用することは、生理用ナプキンの厚さに依存することである。

弾性体を使用する比較的厚い吸収装置を有する生理用ナプキンにおいて、湾曲部 を形成することはさらに困難である。さらに、厚い製品に弾性体を使用すること は、生理用ナプキンに湾曲部を与えようとする労力に抵抗するように弾性体に応 力を生じる。また、これらの応力は、弾性体にそれらの弾性係数を失わせるよう にする。また、弾性体の使用は、製品の長手方向の側縁の障壁にかなりの厚みを 付加する。これは、しばしば着用者にとってあまり着用感のよくない生理用ナプ キンを提供することになる。

生理用ナプキンの長手方向の側縁に沿って弾性体を備えた生理用ナプキンの他の 変形例は、１９８８年９月２０日のオークレーに発行された米国特許第４．７７ ２゜２８２号に開示されている。オークレーの特許は、生理用ナプキンの長手方 向側縁に沿って形成された内側フラップに配置されたドローストリングを備えた 生理用ナプキンを開示している。しかしながら、ドローストリングは、生理用ナ プキンに追加的な部材を取り付ける必要がある欠点かある。

それ故、本発明の目的は、吸収材製品の長手方向側縁に弾性体を取り付けること なく直立した障壁を形成する湾曲形状及び長手方向側縁を備えた生理用ナプキン のような吸収材製品を提供することである。

本発明の他の目的は、吸収材製品の厚さによって影響されない装置によって形成 された湾曲形状を有する吸収材製品を提供することである。

本発明の他の目的は、吸収材製品の長手方向の側縁の厚さを厚くすることのない 装置によって直立障壁を具備した吸収材製品を提供することである。

本発明の他の目的は、長手方向側縁に弾性体を有する吸収材製品を形成するより も廉価であるという特性を具備した吸収材製品を提供することである。

本発明のこれら及び他の目的は、次の説明を読み添付図面を参照して考慮すると きにさらに容易に明らかになる。

発明の要約 本発明によれば、ひだまたはタックを備えた長手方向側縁を有する生理用ナプキ ンのような吸収材製品が提供される。タックは、吸収材製品料に湾曲した身体適 合形状をとらせ、着用者の下着を汚すことに対して障壁として作用するために直 立する側部を有する吸収材製品を提供する。

吸収材製品は、第１の端部領域と、第２の端部領域と、第１と第２の端部領域の 間に中央領域と、２つの長手方向の縁部と、２つの横方向の縁部とを有する。吸 収材製品は、液体透過性トップシートと、トップシートに接続された液体不透過 性のバックシートと、トップシートとバックシートとの間に配置された吸収コア とを有する。

吸収材製品の長手方向の側縁の少なくとも一方及び好ましくは、双方は、その中 に少なくとも１つのタックが形成されている。

また、本発明の吸収材製品は、長手方向側縁にタックを有する伸長可能な吸収材 製品を提供するために（長手方向及び／または横方向に）伸長可能な部材を有す る。

また、本発明は、タックを備えた長手方向側縁を有する吸収材製品を製造する方 法を提供する。

図面の簡単な説明 第１図は、本発明の好ましい生理用ナプキンの実施例の平面図である。

第２図は、第１図の線２−２に沿って切った第１図に示す好ましい生理用ナプキ ンの横断方向の断面図である。

第３図は、第１図に示す生理用ナプキンの側面図である。

第４図は、第１図に示す生理用ナプキンの底面図であ第５図は、折られていない ひだを備えているように示された第１図乃至第４図に示す生理用ナプキンの簡単 な平面図である。

第６図は、（長手方向側縁にタックを設ける前に）本発明で使用する伸長可能な 部材を有する生理用ナプキンの組み立てを示す分解斜視図である。

第７図は、本発明の生理用ナプキンを製造する方法を示す側面図である。

発明の詳細な説明 本発明は、生理用ナプキン、パンティライナ、大人用失禁用品及びそれと同様な もののような吸収材製品に関する。さらに詳細には、本発明は、ひだまたはタッ クを有する長手方向の側縁を有する吸収材製品に関する。タックは、吸収材製品 に、身体に適合する形状をとらせ、着用者の下着の汚れに対する障壁として作用 するように直立する側部を備えた吸収材製品を提供する。

ここで使用するような用語の「生理用ナプキン」は、体の***物を吸収して収容 する品物を言う。さらに詳細には、この用語は、体から***される種々の***物 を吸収して収容するために着用者の身体に対面するか、または体の近位点に配置 される材料を言う。用語の「吸収材製品」は、下着の股部分に着けられる生理用 ナプキン、パンティライナ、失禁パッド及び他の部材を含むことを意図する。用 語の「使い捨て可能」は、−凹側用した後に廃棄され、好ましくは、リサイクル され、そうでなければ環境的に矛盾のない方法によって廃棄することを意図した 品目を言う。（すなわち、使い捨て部材は、洗濯することを意図するものではな く、吸収材製品として復元するか、または再使用することを意図するものではな い。）好ましい実施例においては、吸収材製品は、参照符号２０によって指示す る生理用ナプキンである。

ここに使用するような用語の「生理用ナプキン」は、身体から排出される種々の ***物（例えば、血液、メンス液及び尿）を吸収し収容することを意図するため に女性の外陰部領域に隣接するように着用される。しかしながら、本発明は、図 面に示したような特定のタイプまたは構成には制限されない。

第１図は、第１の端部領域２２と、第２の端部領域２４と、第１及び第２の端部 領域の間の中央、すなわち「股」領域２６とを有する（用語の「中央領域」及び 「端部領域」は、１９８７年９月１日にヒギンスに発行された米国特許第４，６ ９０．６８０号に開示されて０る。）生理用ナプキン２０は、２つの中心線、す なわち、長手方向の中心線ｌ及び横方向の中心線ｔを有する。生理用ナプキン２ ０は、２つの間隔を置いた長手方向、すなわち側縁２８と横方向に間隔を置いた ２つの端縁部（または端部）３０とを有し、これらは共に生理用ナプキンの周縁 部３２を形成する。

ここて使用するような用語の「長手方向」は、生理用ナプキンを着用したときに 、直立した着用者の体を右及び左半分に分割する垂直方向の平面にほぼ整合した （例えば、はぼ平行な）生理用ナプキン２０の平面内のライン、軸線または方向 を言う。用語の「横断方向」また（よ「側方」は、同義語であり、生理用ナプキ ン２０の平面内にある長手方向にほぼ垂直な方向のライン、軸線または方向を言 う。

第２図は、生理用ナプキン２０のほぼ好ましｌ、Ｎ構成を示すために第１図の線 ２−２に沿って切った生理用ナプキン２０の断面図である。第２図に示すように 、生理用ナプキン２０は、身体面２０ａ及び下着面２０ｂを有する。生理用ナプ キン２０は、基本的には、ト・ツブシート３４と、バックシート３６と、吸収コ ア３８とを有する。

トップシート３４、バックシート３６、吸収コア３８の各々は、それら自身が間 隔を置いた長手方向すなわち（ｌｌｌｌ縁及び横方向または端縁部を有する。（ 例え（ｆｌこれらの部材の長手方向及び横方向の縁部は、長手方向の縁部に関し ては各部材に使用する同じ参照符号に文字ｒａＪを付加し、横断方向の縁部にお いてはｒｂＪを付加して指定する。

（第１図乃至第５図に示すような）生理用ナプキン２０は、比較的厚い製品の一 例である。他の実施例１こおいて、生理用ナプキン２０は、比較的薄い（約４ま たは５ミリメートル以下の厚みを有する）。生理用ナプキン２０は、１９９０年 ８月２１日及び１９９１年４月２３日にオスポーンに発行された米国特許第４， ９５０．２６４号及び５，００９，６５３号に開示されているような非常に薄い 生理用ナプキンである（約３ｍｍ以下の厚みを有する）。

生理用ナプキン２０は、比較的に一様な厚みを有する。

別の案として、第１図乃至第３図に示すように、生理用ナプキンは、厚みが変化 するような輪郭をしている。厚みは公知のように変化することができる。

第２図及び第３図に示すような生理用ナプキンは、中心が最も厚（、側縁２８及 び端縁３０に向かって薄くなる輪郭を有する。輪郭形状は、長さ及び／または幅 が小さい少なくとも１つの、好ましくは、複数の層の上部に少なくとも１つの吸 収コア材料の広く長い層を積み重ねることによって作られる。所定の輪郭を有す る生理用ナプキンを形成するために所定の輪郭を有するコア成形または形成、カ レンダリングを使用して上部に小さ０層を積み重ねる公知の他の適当な輪郭形成 方法も使用することができる。

第１図は、トップシート３４及びツク・ツクシート３６の長手方向縁部３４ａ及 び３６ａが吸収コアの長手方向縁部３８ａを越えて外側に伸びている実施例を示 す。これらの縁部の延長部は、生理用ナプキン２０の長手方向縁部２８に沿って 長手方向側方境界部（すなわちフランジ）４０を形成する。長手方向側方境界部 ４０は、近位端４０Ａから遠位端４０Ｂに向かって外側に伸びている（ここで使 用する用語の「外側」は、長手方向及び横方向の中心線の交差部から離れる方向 を意味する。）長手方向の側方境界部４０の幅は、約１／４インチ（約Ｑ、６ｃ ｍ）と約３／８インチ（約１ｃｍ）との間が好ましく、最も好ましくは、約１／ ２インチ（約１、．３ｃｍ）であるが、長手方向の側方の境界部４０がここに説 明する少なくともいくつかの利点を提供する限りそれ以上またはそれ以下であっ てもよい。

長手方向の側方境界部４０は、少なくとも１つのバックシート及び／またはトッ プシートと一体的であることが好ましい。しかいながら、他の実施例において、 長手方向の側方境界部４０は、生理用ナプキンの少なくとも１つの他の部材に取 り付けられている別の部材によって形成してもよい。他の実施例において、吸収 コア３８の長手方向縁部３８ａは、外側に伸びており、長手方向の側方境界部４ ０の少なくとも一部を形成する。従って、長手方向の側方境界部４０は、バック シートの長手方向縁部及び７′またはトップシート及び吸収コアの少なくとも一 方の長手方向縁部によって形成することができる。

バックシート３６の長手方向縁部３６ａを有する長手力この折り曲げ手順は、タ ック毎に２つの折り曲げ線をっ向側方境界部４０は、液体不透過性である直立し た障壁を有する吸収材製品料を提供する。

長手方向の側方境界部４０、または長手方向の側方境界部４０の少なくとも遠位 端部４０Ｂは、短縮される（または短くされる）。第１図乃至第４図に示す生理 用ナプキン２０は、中にタック４２が形成された長手方向側方境界部４０を有す る。しかしながら、好ましくは、ここに開示した好ましい実施例に示すように、 タック４２は、コア３８に向かって内側に伸びてはいないが、他の実施例におい ては伸びていてもよい。

タック４２は、第２の部分４６のような長手方向の側方境界部の少なくとも１つ の他の部分上にまたはそれに隣接して（例えば、並んだ関係で）（第７図に示す ）長手方向の側方境界部４０の第１の部分４４のように少な（とも一部分を折り 曲げ、それらが戻らないように２つの部分４４及び４６を一緒に固定することに よって形成される。この折り曲げは、タック毎に少なくとも１つの折り曲げライ ンを形成する。

第５図は、折り曲げられない状態のタックを有する第１図乃至第４図の生理用ナ プキン２０の図面である。第５図に示す実施例における長手方向の側方境界部４ ｏは、長手方向の側方境界部の第１の部分４４を第２の部分４６上に折り曲げ、 これらの部分を第３の部分４８上に折り曲げることによって形成されるタック４ ２を有する。

平方向の側方境界部４４．４６及び４８の折り曲げ部分くる。これらは、第１の 折り曲げ線をｆｌで第２の折り曲げ線をｆ２で指定する。

第５図に示す第１の折り曲げ線ｆ１は、折り曲げに先立って第２の折り曲げ線ｆ ２の外側にある。好ましくは、第１の折り曲げ線ｆ１は、横断方向（及び長手方 向）の中心線から約４５°である所定の角度を向いているのが好ましい。第１の 折り曲げ線ｆ１は、生理用ナプキンの１つのコーナー３１に向かって長手方向及 び横断方向の中心線の交差点、中心線Ｃから引かれた仮想線にほぼ平行である。

しかしながら、第１の折り曲げ線ｆ１は、適切な角度で横断方向の中心線ｔを向 いている。第１の折り曲げ線ｆｌは横断方向の中心線ｔから約９０°までの所定 の角度を有することが好ましい。

第２の折り曲げ線ｆ２は、横断方向の中心線ｔに平行である。第２の折り曲げ線 ｆ２は、横断方向の中心線から約１／′４インチ（約０．６ｃｍ）である（距離 ｄｌ）。

同じ長手方向の側方の境界部４０の２つのタック４２の間の間隔は、生理用ナプ キンの長手方向の側方境界部４０の遠位端部４０Ｂと第１の折り曲げ線ｆｌの各 々が、交差する場所の間の全体距離ｄ２が約１／４インチ（約３ｃｍ）になるよ うにされている。

折り曲げ部は、第１の折り曲げ線ｆ１が第２の折り曲げ線ｆ２上に（またはその 逆）交差するようにする。長は、−緒に固定される。折り曲げ部分は、適当なタ ック拘束部（または固定装置）４９によって固定される。適当なタック拘束部４ ９の非制限的な複数例は、加熱結合、接着結合及び超音波結合を含む。

タック４２の特徴は、生理用ナプキン２０に所望の量の曲率を与えるように変化 しく長手方向の側方境界部４０を所望の量だけ直立させる）。生理用ナプキンの 端部領域の一方を平坦面上に配置するとき、他端部の領域が平面に関して約３０ °の角度を形成するように湾曲することが好ましい。これを達成するために、生 理用ナプキンの遠位端４０Ｂを約５乃至１０％だけ短くする。

「発明の背景」において言及した書類に開示した目的のために弾性体を使用する 複数の生理用ナプキンによって提供される曲がる程度を生じるように変化するこ とができる。

タック４２の特徴は、タックの数、タックを形成するために折られた材料の幅、 各タック毎の折り数、タックの場所及び間隔、タックを形成するために使用され る折れ線の角度を含む。

生理用ナプキン２０は、各長手方向の側方境界部４０に少なくとも１つのタック ４２を有する。しかしながら、生理用ナプキン２０は、多数のタックを有するこ とができる。典型的には、各長手方向の側方の境界部４０に等しい数のタック４ ２があり、生理用ナプキンの湾曲部は、対称的である。第１図乃至第４図は、各 長手方向の側方境界部４０に沿って２つのタック４２を有する本発明の生理用ナ プキン２０の好ましい実施例を示す。長手方向の側方境界部４０のタック４２は 、横断方向の中心線の周りに対称的に配置され、一方のタック４２は、横断方向 の中心線ｔの各側に配置されている。

タック４２は、典型的には生理用ナプキン２０の中央領域２６にまたはそれに隣 接するように配置される。例えば、タック４２を中央領域２６と各端部領域２２ 及び２４の間の境界部に配置することもできる。タック４２は、各縁部３０から 内側にほぼ１／３の距離にある。これは、生理用ナプキン２３が包装のために三 重に折られるならば、有利である。しかしながら、タック４２は、端部領域２２ 及び２４に配置することができる。しかしながら、このような構成は、生理用ナ プキンに所望の湾曲部を与えるものではないから、タックは好ましくは、端部領 域２２及び２４に１つだけあるとは限らない。

与えられた長手方向の側方境界部４０に沿ったタック４２は、生理用ナプキン２ ０の横断方向中央線ｔの周りに対称的に配置され、生理用ナプキンの湾曲部は、 横断方向の中央線ｔの周りに対称的である。しかしながら、これは、必須の設計 の特徴ではなく、（横断方向の中心線の周りに非対称である生理用ナプキンの） 場合には、横断方向の中心線の周りに非対称的にタック４２を形成することが望 ましい。

長手方向の側方境界部４０は、生理用ナプキン２０の製造中に適当な段階で折る ことができる。通常、第７図に示すように、タック４２は、すべての部材、トッ プシート、バックシート、コア等が組み立てられた後に形成される。

典型的には、生理用ナプキンは、長手方向の側方境界部４０を折り曲げるために 少なくとも１つの横断方向の軸線の周りで折り曲がらなければならない。

生理用ナプキン２０は、長手方向の側方境界部の部分にギヤザーをつくるのに十 分な最小限の量だけ曲げることかでき、生理用ナプキン２０は、長手方向の側方 境界部４０が重複するように少なくとも１つの横断方向の軸線の周りで完全に折 り曲げることができる。１つの好ましい実施例において、生理用ナプキン２０は 、１つの横断方向の軸線の周りで二重に折り曲げられる。特に第７図に示す好ま しい実施例において、生理用ナプキン２０は２つの横断方向の軸線の周りで三重 に折られてｒｅＪ形状を形成する。

生理用ナプキン２０の個々の部材をさらに詳細に説明する。

トップシート３４は、使用者の皮膚に接近するように使用するときに、液体透過 性である。トップシート３４は、柔軟で柔らかい感じで、できるだけ使用者の皮 膚に刺激のないものでなければならない。それは、このタイプに使用する従来の 材料から製造される。ト・ツブシート３４として使用することかできる適当な材 料の非制限的な例は、織物及び不織ポリエステル、ポリプロピレン、ナイロン及 びレーヨンであるが、成形フィルムで形成された成形熱可塑性フィルムが好まし い。

適当に形成されたフィルムは、１９７５年１２月３０日にトンプソンに発行され た米国特許第３，９２９，１３５号、１９８２年４月１３日にミュレーン等に発 行された米国特許第４，３２４，４２６号、ラブル等に発行された米国特許第４ ，３４２，３１４号、１９８４年７月３１日にアール等に発行された米国特許第 ４，４６３゜０４５号に開示されている。トップシート３４には、成形フィルム か好ましい。なぜならば、液体透過性であり、もし適当に開口するならば、液体 が逆流して着用者の皮膚を再び濡らす傾向か小さくなる。従って、身体と接触す る成形フィルムの表面は、乾いたままでり、着用者には心地よい。

ある実施例において、生理用ナプキン２０は、着用したときに、伸長可能であり （好ましくは、特に長手方向に伸長可能な）部材を有する。好ましくは、生理用 ナプキン２０は、伸びていない状態の長さの約１５％と約４０％の間で伸びるこ とかできる。この伸長性は、生理用ナプキンを着用者の下着に付けた場合に使用 中の適合感、着心地を改良して汚れを減少させる。

このような実施例において使用する特定の好ましいトップシート３４は、米国特 許第４，４６３，０４５号に従って、またある程度の伸長性を与えるようにリン グロール加工されて製造されたものである。リングロールまたは「予備波形成形 」は、１９８９年５月３０日にサビ−に付与された米国特許第４，８３４，７４ １号に開示されている。このようなトップシートの波形部は、横断方向を向いて おり、トップシートは、長手方向に伸長可能である。

このようなトップシートは、１９９１年６月２３日に出願された次の特許出願、 すなわち、トンプソン等の名称で出願された米国特許出願第０７／７３４，４０ ４号、トンプソン等の名称で出願された米国特許第０７／７３４．３９２号、ベ ンガー等の名称で出願された米国特許第０７／７３４，４０５号に開示されてい る。これらの特許出願は、まとめて「毛管通路繊維」特許出願と呼ぶ。

このような伸長性を有する生理用ナプキンを提供する際に、生理用ナプキンの長 手方向の側縁４０が長手方向にに伸長しないか、または比較的非伸長性であるこ とが望ましい。これは、長手方向の側方境界部４０の遠位端４０Ｂがこれらの縁 部を短くすることによって得られる直立障壁を形成する利益を保証する。

さらに本発明の好ましい実施例において、トップシート３４は、表面活性剤で処 理してトップシートをさらに親水性にする。これは、表面を処理しない場合より も液体がより迅速にトップシート３４に浸透する。これは、メンス液体が吸収コ ア３８によって吸収されないでトップシート３４から流れ出す可能性を減少させ る。これは、当業者がよく知っている通常の技術で達成される。表面活性剤でト ップシートを処理する適当な方法は、オズボーンに発行された米国特許第４，９ ５０，２６４号及び米国特許第５，００９，６５３号に開示されている。

好ましい実施例において、トップシート３４の内面３４ｂは吸収コア３８のよう な下の吸収層に接触するような関係に固定される。この接触関係は、吸収コア３ ８に接触しない場合よりもより迅速に液体がトップシート３４を通過させる。ト ップシート３４は、接着剤または当業者に公知の手段によって吸収コア３８に接 触するように維持することができる。接着剤を適用する適当な方法は、米国特許 第３，９１１，１７３号、４，５７３゜９８６号、４，７８５，９９６号及び４ ，８４２．６６６号に開示されている。

他の実施例において、トップシート３４を分離結合領域で下の層に溶接すること によって吸収コア３８のような下の層に固定することができる。溶融結合された 層を有する適当な吸収材製品は、１９９１年１２月１７日のクリ−等によって出 願された米国特許第０７／８１０゜７７４号に開示されている。

第２図を参照すると、吸収コア３８は、トップシート３４とバックシート３６と の間に配置されている。吸収コア３８は、メンス流体を吸収する装置を提供する 。吸収コア３８は、吸収することが予期されるメンス液体の量よりも大きい吸収 容量を有する必要はない。従って、吸収コア３８は、比較的狭く薄い。吸収コア ３８は、通常圧縮可能であり、使用者の皮膚を刺激しないものである。それは、 このような目的のために技術分野で使用される材料を有する。例は、エアフェル ト、クリープセルロースワディング、吸収発泡体、吸収スポンジ、合成ステープ ル繊維、ポリマー繊維、ヒドロゲル形成ポリマーゲル剤、ピートモスまたは等価 材料または材料の組み合わせを含む。

ポリマーゲル材料は、水または身体の流体のような流体（すなわち、液体）に接 触するとき、このような流体を吸収してヒドロゲルを形成する材料である。この ような方法で吸収コア３８に排出された流体が獲得され、ポリマーゲル剤によっ て保持され、それによって、吸収性能が向上し、及び／または流体保持性能が改 良された製品が提供される。

吸収コア３８に使用されたポリマーゲル剤は、実質的に水溶性で、わずかにクロ スリンク加工され、一部が中性化された粒子を有する。ここに使用するような「 粒子」は、ペレット、フレークまたは繊維の形態の粒子を言う。

ここに使用される好ましいタイプのポリマー材料及びこれらのポリマー粒子を準 備するために使用される方法のタイプを含むかそれには制限されない吸収コア３ ８の特徴は、オズボーンに発行された米国特許第５，００９゜６５３号及びその 特許で言及された特許に詳細に開示されており、その開示のすべては、ここにお ける言及により組み込まれている。

１つの好ましい実施例において、吸収コア３８は、第１と第２の組織層（または 「上方」及び「下方」の組織層）の２つのニアレイド層の間に配置された粒子の 形態の一層の超吸収性ポリマー材料を有する。第１及び第２の組織層は、超吸収 性のポリマー材料の収容を行い、吸収コア３８を通って吸収された***物が側方 に染み出すことを改良し、ある程度の吸収性がある。

適当な薄層は、アイオワ州ムスカチンのグレイン処理コーポレーションから市販 されている超吸収薄層ＷＡＴＥＲ−ＬＯＣＫ　Ｌ−５３５である（ＷＡＴＥＲ− ＬＯＣＫは、グレイン処理コーポレーションによる登録商標である）。このよう な超吸収性薄層は、１９８４年８月２１日にペブルセン等に発行された「吸収フ ィルムの成分及びその準備方法」と題された米国特許第４，４６７゜０１２号及 び１９８１年４月７日にリントセイ等に発行された「薄層吸収方法」と題された 米国特許第４，２６０．４４３号に開示されている。

特に好ましい実施例において、吸収コア３８は、添付図面の第６図に示すような 長手方向の伸長性のために切れ目を入れられるか、または一部に切れ目を入れら れている上述したような薄層である。全体が切れ目を有するか、または一部に切 れ目を有するコアは、毛管通路繊維特許出願にさらに詳細に説明されている。

第１図乃至第４図は、「ブレンド」コアと呼ばれる他の特に好ましい吸収コア３ ８を示す。この特定のコアの構成は、比較的に厚い生理用ナプキン２０において 示される。しかしながら、薄い製品に使用するために薄いウェブに形成される。

ブレンド吸収コア３８は、繊維のバットを有し、好ましくは、繊維が一様に混合 した形態である。ブレンドコア３８は、少なくとも２つのグループ（またはタイ プの）繊維を有する。これらは、低デニールの、比較的短い、親水性繊維の第１ のグループと、約５％から、好ましくは、少なくとも約１０または２０％から約 ９０％の高デニールの長い合成繊維の第２のグループとを有する。２つの繊維グ ループの混合比は、吸収材製品の異なるタイプに望ましい特性を生じるように変 化させることができる。（この説明に特定されるすべての百分率は、特にことわ らない限り重量％である） 第１のグループの繊維は、木綿、セルロースまたは他の天然繊維のような天然繊 維を有する。他に追加すれば繊維の第１のグループは、化学熱機械的なパルプ（ すなわち、ｒＣＴＭＴまたはＴ　Ｍ　Ｐ　Ｊ　、グラウンドウッドまたはクロス リンクセルロース繊維のような化学的に変形された繊維を含むが、それには制限 されない。１つの実施例において、繊維の第１のグループは、エアフェルトを有 する。第１のグループの繊維中の繊維は、本来親水性であり、それらは、公知の 方法で親水性とするために公知の方法でそれらを処理される。

濡れたときに一部の圧縮抵抗を維持する比較的堅い繊維を選択することによって 性能が改良される。（すなわち、繊維は、高い圧縮係数を有しなければならない 。）好ましくは、選択された繊維は、圧縮抵抗及び濡れ抵抗及び乾燥抵抗の双方 を有する（すなわち、それらは、圧縮に抵抗して戻る傾向がある）。クロスリン クセルロース繊維は、特にこれらの基準において好ましい。適当なりロスリンク セルロース繊維は、１９８９年１２月１９日にタック等に発行された米国特許第 ４，８８８．０９３号、１９８９年４月１８日にディージ等に発行された米国特 許第４，８８２，５４３号、１９８９年１２月２６日にショゲン等に発行された 米国特許第４，８８９゜５９５号、１９９０年２月６日にモーμ等に発行された 米国特許第４，８９８，６４２号及び１９９０年６月１９日にラッシュ等に発行 された米国特許第４，９３５゜０２２号に開示されている（しかしながら、クロ スリンクセルロース繊維は、それらがもはやセルロースまたは天然繊維自身とは 考えられないように十分に変形されることが理解されよう。） 繊維の第２のグループは、高圧縮抵抗係数であり、濡れたときに、比較的高い係 数を維持しなければならない。

また、繊維の第２のグループは濡れ弾性及び乾燥弾性があることが好ましい。適 当な繊維は、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロン、ビスコ ースレーヨン繊維またはセルロースアセテートから成り、それには制限されない が、ポリエステル繊維が好ましい。

第２のグループの繊維は、第１のグループの繊維より長いことが好ましい。好ま しくは、第２のグループの繊維は、約１／４インチ（約０．６ｃｍ）以上であり 、さらに好ましくは、１／２インチ（約１．３Ｃｍ）の長さ以上である。第２の グループの繊維のデニールは、第１のグループの繊維のデニールより大きい。第 ２のグループの繊維中の繊維は、約６と約４０との間のフィラメント毎のデニー ルを有する。さらに好ましくは、デニールは、約１５と約２０の間であり、最も 好ましくは、約１５と約２５との間である。

第２のグループの繊維は、親水性、疎水性または一部が親水性及び一部が疎水性 である。好ましくは、第２のグループの繊維は、少なくとも複数の親水性の部材 （好ましくは、セルロース部材）を有する。第２のグループの繊維は、多数の方 法で親水性の部材を備えている。これらは少なくとも表面を親水性とするように 繊維をコーティングまたは処理することを含むが、それには制限されない。

第２のグループの繊維に使用する他のタイプの合成繊維は、クリンプ加工された ポリエステル繊維である。適当な合成繊維は、ＫＯＤＥＬ２００及び４００シリ ーズとしてＴＮのキンゲスポートのイーストマンコダック社のテキスタイル部門 から市販されている。適当なポリエステル繊維は、ＫＯＤＥＬ４３１繊維である 。ＫＯＤＥＬ繊維は、好ましくは、直線的なインチ（すなわち、２．５ｃｍ）に おいて約５と７との間の縮れ頻度、好ましくは、約６、最も好ましくは、６．３ の頻度で縮れている。好ましくは、繊維は、約７０°乃至９１°の間、好ましく は、約８８°の縮れ角度で縮れている。縮れ加工は、他の所望の特性の間でも改 良された弾性を有する繊維を提供する。繊維は、フィラメント毎に１５デニール 及び約０．５インチの長さく約１．３ｃｍ）を有する。

それらは、従来技術によって公知の適当な方法で親水性または疎水性の仕上げに よってコートされる。

他の実施例において、非常に短い、小さいデニールの（親水性の表面を有する） 合成繊維で第１のグループの繊維のセルロース繊維を置き換えることができる。

この状態で混合されたコア３９は、短い小さいデニールの（ＣＥＬＷＥＴ仕上げ のような）親水性の第１のグループの合成繊維と、長い大きいデニールの第２の グループの合成繊維とから成る。

また、このようなブレンドコアは、コアの吸収性能を増大するためにヒドロゲル 成形ポリマーゲル剤の粒子を含む。

１つの好ましい実施例において、ヒドロゲル形成ポリマーゲル材料は、「高速」 吸収ゲル材料を有する。ここに使用する用語の「高速」吸収ゲル材料は、それら が、約１０秒以下でそれらの容量の少なくとも約４０％、好ましくは、少なくと も約５０％、最も好ましくは、少なくとも約９０％に達するような速度で***物 を吸収することができる吸収ゲル材料を意味する。容量の％速度を測定する適当 な方法は、ノニル等及びフィースト等によって出願された米国特許出願第０７／ ６３７．０９０号及び０７／６３７，５７１号に開示されている。他の実施例に おいて、高速吸収ゲル材料を他のタイプ（または通常の速度の）吸収ゲル材料と 混合することができる。

好ましくは、前述した実施例において、高速吸収ゲル材料は、繊維形態である。

このような繊維（高速繊維吸収ゲル材料である必要はない）は、１９８９年８月 ８日にブーランド等に発行された米国特許第４，８８５．１７９号にさらに完全 に開示されている。ここに使用される用語の「繊維吸収ゲル材料」は、全体が吸 収ゲル材料からなる繊維の形態の吸収ゲル材料と、少なくとも一部に吸収ゲル材 料で表面がコートされた他の材料を有するパイコンポーネント繊維とを有する。

適当な繊維の光束吸収ゲル材料は、ペンシルバニャのニュートンスクエアのアル コケミカル社によって製造されたＦ　Ｉ　ＢＥＲ３ＯＲＢ　５Ａ７０００として 知られている。

ヒドロゲル形成ポリマーゲル剤の有効な利用は、このようなブレンドコアを改良 すると考慮される。高い濃度のヒドロゲル成形ポリマーゲル剤を使用することが 可能である。

好ましくは、ブレンド吸収コア３８は、少なくとも約１．５ｇ／立方インチ（約 ０．０９ｇ／ｃｍ”　）　の密度まで圧縮される。ブレンドコア４２は、良好な 柔らかさ及び柔軟性を維持しながら流体の染みを改良するために少なくとも約４ ．０ｇ／立方インチ（約０．２５ｇ／ｃｍ”　）程の高い濃度まで圧縮される。

（上述した密度値は、吸収ゲル材料の粒子の重量を含まない。）圧縮部は、吸収 コア３８の全体にまたは選択部分にのみ適用される。パターン化された圧縮部は 、特定の必要に応じて流体取り扱い特性を変化させる。例えば、密度は、流体獲 得速度を最大限にするために流体目標領域において非常に低く、密度は、流体の 染みだしを最大限にするためにコアの縁部の近傍で非常に高い。

１つの特定の好ましい実施例において、改良された吸収コア３８は、はぼ１５％ の０．５インチの長さ、１５デニールのフィラメントクリンプポリエステル繊維 と、はぼ８５％の約１ｇ／立方インチ（約０．０６ｇ／ｃｍ３）の密度まで圧縮 されたクロスリンクセルロース繊維とからなるニアレイドブレンドである。

ブレンド吸収コア３８は、１つのコア全体として使用することができ、また層構 造に１つまたはそれ以上の層として使用することができる。

層構造において、１つまたはそれ以上の層はセルロースまたはセルロース／ヒド ロゲル形成ポリマー材料の混合体から成る。また層は、異なる繊維及び／または 吸収ゲル材料を有する。例えば、追加的な液体貯蔵容量を与えるために下層に高 い割合の吸収ゲル材料を有することができる。

バックシート３６は、液体不透過性であり、従って使用者の衣服がメンス液体で 汚れることを防止する。このような目的のために従来技術において使用される材 料をここに使用することができる。適当な材料は、エンボス加工またはエンボス 加工されないポリエチレンフィルム及び薄層組織を含む。適当なポリエチレンフ ィルムは、モンサント化学会社によって製造され、フィルムＮｏ。

８０２０として市販されている。

特に好ましい伸長可能なバックシート３６は、ウィスコンシン州のワウワトサの フィントリ接着剤会社によって製造されている伸長接着フィルムフォーミュラ＃ １９８−３３８であり、これは毛管通路繊維特許出願に詳細に説明されている。

また、第１図に示すようにトップシート３４及びバックシート３６の端縁は、吸 収コア３８の端縁３８ｂを越えて伸びている。トップシート３４及びバックシー ト３６は、生理用ナプキン２０の周囲部分３０の周りに伸びているシーム３３て 結合されることが好ましい。シーム３３は、糊付け、クリンピング、または熱密 封のようなこの目的のための技術分野によっておいて通常使用されている装置に よって形成することができる。図示した実施例は、製造を容易にする上で好まし いものである。

（他の実施例において、種々の部材を１つの部材にする他の装置を使用すること ができる。） また、第２図は、下着の股部分に生理用ナプキン２０を固定するようになってい る接着ファスナ５０のようなファスナ（すなわち取付装置）を示す。第２図に示 すように、接着ファスナ５０は、長手方向を向いた平行な２つの接着剤のストリ ップの形態である。第６図は、伸長可能な生理用ナプキンに使用する矩形の２つ の接着パッチ及び６つの接着パッチを有する好ましい接着パターンを示す。

接着パッチ５０は、伸長性または非伸長性であり、いくつかのパッチは、伸長性 であり、いくつかは非伸長性である。このような目的のためにこの技術分野で使 用される接着材またはのりを使用することができるが、圧力感応接着材が好まし い。

適当な接着材は、センチユリ−接着剤会社によって製造されるセンチユリ−Ａ− ３０５−及びナショナルスターチ社によって製造されるインスタントＬＯＫ３４ −２８２３である。適当な伸長性接着材は、上述したフィントリ伸長接着剤フィ ルムバックシート上の接着材である。

本発明に関して使用されるファスナ５０は、接着材には制限されない。この目的 のためにこの技術分野で使用されるファスナーのタイプを使用することができる 。例えば、生理用ナプキン２０は、機械的なファスナによってまたは１９９０年 ８月７日にバトレルに発行された「圧力感応接着ファスナ及びそれを製造する方 法」と題された米国特許第４，９４６，５２７号に開示されているファスナによ って着用者の下着に固定される。しかしながら、簡単にするために、ファスナは 接着材取付装置に関して説明する。

接着ファスナ５０は、除去可能なリリースライナ５２によってカバーされる。圧 力感応接着ファスナは、使用前に外面が張り付くことを防止するためにリリース ライす５２でカバーしなければならない。この目的のために市販されているリリ ースライナを使用することができる。

他の好ましい１つの実施例において、１９８５年１２月３日にスワンソン等に発 行された米国特許第４．５５６゜１４６号に開示されたような、個々に詰められ た生理用ナプキンと、使用後に生理用ナプキンを廃棄する容器とを提供するラッ パによってリリースライナを置き換えることができる。

図示しなくとも当業者によって理解することができる他の実施例において、特に 長手方向の側方境界部４０は、コア３８の長手方向縁部３８ａを越えてトップシ ートとバックシートの延長部によって形成されるならば、タック４２は、トップ シートのみに、またバックシートのみに形成され、その双方には形成されない。

このような他の実施例において、ひだなし部材は、タックを形成した後に、ひだ つき部材に単に接続される。

他の実施例において、トップシート３４は、所望の場所の上に３角形のノツチ部 を備えている。タック４２は、バックシート３６にのみ作られる。トップシート ３４の切断縁は、バット部材またはラップジヨイントを形成するために結合され る。この実施例及び前のパラグラフで説明した実施例は、長手方向の側方境界部 ４０をタック４２の領域てより薄くする。

他の実施例において、長手方向の側方境界部は、１９７４年４月３０日にミラー 等に発行された米国特許第３゜８０７．４０２号において説明された使い捨ての おしめのサイドフラップを短くするいくつかの方法によって短くすることができ る。しかしながら、本発明は、おしめ、または着用者の腰の周りで重なり固定さ れる端部領域を有し、脚部の間で引かれる製品に適用することを意図するもので はない。（本発明は、着用者が通常的に使用する下着のような衣服の股部分に着 用され取り付けられる他のタイプの吸収材製品に関する。）他の変形した実施例 において、長手方向の側方境界部４０は、Ｐ＄Ｇ特許出願２１６８２５３Ａに開 示された方法によって短くされる。

図面は、単に適当なタック形状のいくつかの例を提供する。また、本発明の範囲 内で多数の他のタック構成が可能である。

前述した他の実施例において、タック４２は、生理用ナプキンの横断方向の端縁 部３０に沿った境界内に設けられる。これは、端縁部を直立させるように使用さ れ、側方の湾曲部を有する生理用ナプキンを提供する。

他の実施例において、生理用ナプキンは、追加的な部材を備えている。これらは 、吸収コアの一方の側のトップシートとバックシートとの間に配置される。例え ば、生理用ナプキンは、第６図において参照符号５４で指定されるよう獲得層ま たはシートを備えている。適当な獲得シートは、オスポーンの毛管通路繊維特許 出願に発行された米国特許第５．００９，６５３号及びクリ−等の名称で出願さ れた米国特許第０７／８１０．．７７４号にさらに詳細に開示されている適当な 毛管通路繊維（すなわち、その外面に形成された通路を有する繊維）である。

このような繊維は、１９９０年１０月１０日にＥＰＯ特許出願０３９１．８１４ 号に詳細に説明されている。

本発明は、吸収材製品の長手方向側縁に弾性体を取り付けることなく着用者の下 着の汚れに対する障壁として作用するために直立した側面を有する、湾曲して身 体適合形状をとる吸収材製品を提供する。弾性体がないので、製品は湾曲部を維 持し、湾曲の程度は、吸収材製品の厚みに依存しない。またこの製品は、比較的 厚い製品においてもその湾曲形状を保持する。

本発明の生理用ナプキンの実施例の形態における好ましい吸収材製品を説明した が、多数の他の吸収材製品は、本発明のタックを備えることができる。少なくと もいくつかの実施例において、タックを有する長手方向の側方境界部を備えてい る生理用ナプキンの形態のいくつかの池の吸収材製品は、１９９０年８月２１日 及び１９９１年４月２３日にオスポーンに発行された「薄い可撓性生理用ナプキ ン」と題された米国特許第４，９５０，２６４号及び５，００９，６５３号に開 示されている。

ここに開示されたタックを備えているパンティライナの形態の適当な吸収材製品 は、１９８８年４月１９日にトーマスＷ、オスポーンに発行された米国特許第４ ，７３３．６７６号に開示されている。ここに開示したタックを備えている大人 用の失禁用製品の形態の適当な吸収材製品は、１９９１年１月３日にノニル等及 びフエイスト等によってそれぞれ出願された米国特許出願第０７／６３７．５７ １号に開示されている。

この説明を通して述べたすべての特許、特許出願（及び発行された特許並びに対 応して発行された外国特許または特許出願）は、ここに言及によって組み込まれ ている。しかしながら、言及によって組み込まれた書類は、本発明を教示または 開示していない。また、ここに説明した市販された製品または材料は、本発明を 教示または開示していない。

本発明の特定の実施例を図示し、説明したが、本発明の精神及び範囲から逸脱せ ずに当業者が他の変形及び変更を行うことは明らかである。

Ｆ７（７，６ Ｆ７に７．７ 補正書の翻訳文提出書（特許法第１８４条の８）平成　６　年　１１月　１４日 １、　特許出願の表示 ＰＣＴ／ＵＳ　９３１０４０４９ ２、発明の名称 タック付きの長手方向側縁を有する吸収材製品３、特許出願人 住　所　アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、ワン、ブロクター、エンド、 ギャンブル、プラザ 名　称　ザ、ブロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー４、代理人 （郵便番号１００） 東京都千代田区丸の白玉丁目２番３号 協和特許法律事務所内 請　求　の　範　囲 １、　下着の股部分に着用し前記下着に固定する生理用ナプキン、パンティライ ナ及び大人用失禁用品のような吸収材製品であって、２つの長手方向の側縁部と 、液体透過性トップシートと、前記トップシートに結合された液体不透過性バッ クシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に配置された吸収コア と、前記吸収コアを前記下着に固定するために前記バックシートに取り付けられ たファスナとを有する吸収材製品において、吸収材製品の少なくとも１つの長手 方向の側方境界部は、その中に形成された少なくとも１つのタックを有し、前記 長手方向の側方境界部の第１の部分は、前記長手方向の側方境界部の第２の部分 に隣接するように折り曲げられ、併置した関係でそれらに固定され、それによっ て前記吸収材製品に湾曲形状を与えることを特徴とする吸収材製品。

２、前記トップシート、バックシート及び吸収コアの各々は、２つの長手方向の 縁部と２つの横断方向の縁部とを有し、前記トップシート及びバックシートの長 手方向の縁部は、前記吸収コアの長手方向側縁部を外側に越えて伸び、前記長手 方向側縁部を形成する請求項１に記載の吸収材製品。

３、前記トップシート及び前記バックシートの一方のみがその中にタックを備え て短いトップシートまたはバックシートを形成し、前記トップシート及び前記バ ックシートの他方は、前記短いトップシートまたはバックシートに取り付けられ ている請求項２に記載の吸収材製品。

４、　前記タックは前記トップシート及び前記バックシートの双方に形成されて いる請求項２に記載の吸収材製品。

５、　前記トップシートの長手方向の縁部の少なくとも一方は、その中にノツチ 部が形成されており、前記ノツチ部を包囲する前記トップシートの部分は、包囲 部分を有し、前記ノツチ部は、前記トップシートの包囲部分によって規定された ２つの側縁を有し、前記側縁は共に固定され、前記ノツチ部の下に配置されたバ ックシートの長手方向の側縁部は、その中に少なくとも１つのタックを有し、前 記トップシート及びバックシートの前記長手方向の縁部は共に固定される請求項 １に記載の吸収材製品。

６、　前記トップシート、バックシート及び吸収コアは伸長可能である請求項１ に記載の長手方向に伸長可能な吸収材製品。

７、　下着の股部分に着用され、少なくとも１つの長手方向の側方境界部にタッ クを形成し、それによって前記吸収材製品に湾曲形状を付与するようになってい る吸収材製品を製造する方法において、 （ａ）２つの長手方向の側縁を有する吸収材製品であって、液体透過性トップシ ートと、前記トップシートに結合された液体不透過性バックシートと、前記トッ プシートと前記バックシートとの間に配置された吸収コアとを有する吸収材製品 を準備する工程と、（ｂ）前記長手方向の側方境界部の部分にギヤザーを形成す るように少なくとも１つの横断方向の軸線に沿って前記吸収材製品を折り曲げる 工程と、（ｃ）前記ギヤザーが形成された長手方向の側方境界部の少な（ともい くつかを互いに固定してタックを形成する工程とを有する吸収材製品の製造方法 。

国際調査報告口；；、。、１１．。。１ｌｅＪＵｔｌｎ＼０　。

フロントページの続き （５１）　ｒｕｔ、　Ｃ１，’　識別記号　庁内整理番号Ａ６１Ｆ　１３１００ 　３５１　Ｆ　７０１９−４Ｃ２１１９−３Ｂ （８１）指定国　ＥＰ（ＡＴ、ＢＥ、ＣＨ，ＤＥ。

ＤＫ、ＥＳ、ＦＲ，ＧＢ、ＧＲ，ＩＥ、ＩＴ、ＬＵ、ＭＣ，ＮＬ、ＰＴ、ＳＥ） 、０Ａ（ＢＦ、ＢＪ、ＣＦ、ＣＧ、　ＣＩ、　ＣＭ、ＧＡ、　ＧＮ、　ＭＬ、　 ＭＲ，ＮＥ、　ＳＮ。

ＴＤ、　ＴＧ）、　ＡＵ、　ＢＢ、　ＢＧ、　ＢＲ，ＣＡ、　ＣＺ。

ＦＩ、ＨＵ、ＪＰ、ＫＰ、ＫＲ，ＫＺ、ＬＫ、ＭＧ、ＭＮ、ＭＷ、Ｎｏ、ＮＺ、 ＰＬ、ＲＯ，ＲＵ、ＳＤ、ＳＫ、ＵＡ、ＶＮ ｌ Ａ４１Ｂ　１３１０２　Ｋ （７２）発明者　オズポーン、トーマス　ウォード　ザ　サード アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、ディーンビュー、ドライブ、４００

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. １．下着の股部分に着用し前記下着に固定する生理用ナプキン、パンティライナ 及び大人用失禁用品のような吸収材製品であって、２つの長手方向の側縁部と、 液体透過性トップシートと、前記トップシートに結合された液体不透過性バック シートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に配置された吸収コアと 、前記吸収材製品を前記下着に固定するために前記バックシートに取り付けられ たファスナとを有する吸収材製品において、吸収材製品の少なくとも１つの長手 方向の側方境界部は、その中に形成された少なくとも１つのタックを有し、前記 長手方向の側方境界部の第１の部分は、前記長手方向の側方境界部の第２の部分 に隣接するように折り曲げられ、併置した関係で第２の部分に固定されることを 特徴とする吸収材製品。
2. ２．前記トップシート、バックシート及び吸収コアの各々は、２つの長手方向の 縁部と２つの横断方向の縁部とを有し、前記トップシート及びバックシートの長 手方向の縁部は、前記吸収コアの長手方向側縁部を外側に越えて伸び、前記長手 方向側縁部を形成する請求項１に記載の吸収材製品。
3. ３．前記トップシート及び前記バックシートの一方のみがその中にタックを備え て短いトップシートまたはバックシートを形成し、前記トップシート及び前記バ ックシートの他方は、前記短いトップシートまたはバックシートに取り付けられ ている請求項２に記載の吸収材製品。
4. ４．前記タックは、前記トップシート及び前記バックシートの双方に形成されて いる請求項２に記載の吸収材製品。
5. ５．前記トップシートの長手方向の縁部の少なくとも一方は、その中にノッチ部 が形成されており、前記ノッチ部を包囲する前記トップシートの部分は、包囲部 分を有し、前記ノッチ部は、前記トップシートの包囲部分によって規定された２ つの側線を有し、前記側縁は共に固定され、前記ノッチ部の下に配置されたバッ クシートの長手方向の側縁部は、その中に少なくとも１つのタックを有し、前記 トップシート及びバックシートの前記長手方向の縁部は共に固定される請求項１ に記載の吸収材製品。
6. ６．前記トップシート、バックシート及び吸収コアは伸長可能である請求項１に 記載の長手方向に伸長可能な吸収材製品。
7. ７．下着の股部分に着用され、少なくとも１つの長手方向の側方境界部にタック が形成されている吸収材製品を製造する方法において、 （ａ）２つの長手方向の側線を有する吸収材製品であって、液体透過性トップシ ートと、前記トップシートに結合された液体不透過性バックシートと、前記トッ プシートと前記バックシートとの間に配置された吸収コアとを有する吸収材製品 を準備する工程と、（ｂ）前記長手方向の側方境界部の部分にギャザーを形成す るように少なくとも１つの横断方向の軸線に沿って前記吸収材製品を折り曲げる 工程と、（ｃ）前記ギャザーが形成された長手方向の側方境界部の少なくともい くつかを互いに固定してタックを形成する工程とを有する吸収材製品の製造方法 。