JPH07504428A - 医薬として有用な窒素含有複素環化合物 - Google Patents

医薬として有用な窒素含有複素環化合物

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JPH07504428A
JPH07504428A JP5515422A JP51542293A JPH07504428A JP H07504428 A JPH07504428 A JP H07504428A JP 5515422 A JP5515422 A JP 5515422A JP 51542293 A JP51542293 A JP 51542293A JP H07504428 A JPH07504428 A JP H07504428A
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スミスクライン・ビーチャム・パブリック・リミテッド・カンパニー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 医薬として有用な窒素含有複素環化合物本発明は薬理学的活性を有する新規化合 物、その製法およびその医薬としての使用に関する。
ヨーロピアン・ジャーナル・オン・ファーマコロジ−(European Jo urnal ofPharmacology) 146 (1988) 、18 7−188およびナウニンーシュミーデベルグス・アーカイブス・オン・ファー マコロジー(Naunyn−3chmiedeberg″S^rch、Phar +aaco1.) (1989) 340 : 403−410は、今日5−H T、レセプターと称される、古典的でない5−ヒドロキシトリプタミンレセプタ ーを記載し、さらに5−HT、レセプター・アンタゴニストでもあるIC820 5−930がこのレセプターにおいてアンタゴニストとして作用すると記載して いる。
WO91/16045 (スミスクライン・アンド・フレンチ・ラボラドリース ・リミテッド(SmithKline and French Laborat ories Lim1ted) )は、心房性不整脈および発作の治療における 心臓の5−HT、レセプター・アンタゴニストの使用を記載する。
EP−A−501322(グラクツ・グループ・リミテッド(Glaxo Gr oupLisited) )は、5−HT、アンタゴニスト活性を有するインド ール誘導体を記載する。
EP−A−309423(イスティテユート・ド・アンゲリ・ニス・ピー・エイ (Istituto de Angeli S、P、^))およびEP−A−2 47266(ビーチャム・グループ・パブリック・リミテッド・カンパニー ( Beecham Group p、 1. c、 ) )は、ベンズイミダシロ ンまたはインドリン環に由来の5−HT3レセプター・アンタゴニストを記載す る。
今回、一連の新規な、構造的に異なる化合物が見いだされた。該化合物はベンズ イミダシロン誘導体を包含する。これらの化合物は5−HT、レセプター・アン タゴニスト活性を有する。
したがって、本発明は、式(I): [式中: X、−XIはNRz−CoまたはCRrR怠 CRjR4であり、ここでRzお よびR1ないしR4は、独立して、水素またはC1−6アルキルであり;および /または R+/RtおよびR,/R,は−緒になって−の結合であり、および/またはR + / Rt/ Rs/ R<は連結してCトーポリメチレンを形成し;Raは 水素、ハロ、cI−6アルキル、アミノ、ニトロまたはC3−、アルキル:Rb は水素、ハロ、cl−SアルキルまたはCI−Sアルコキシ;Yは0またはNH : Zは下位式(a)、(b)または(C):(b) (C) (式中; nlは1.2.3または4:n箕は0.1.2.3または4;n”は2.3.4 または5; qは0,1.2または3;pは0.1または2;mは0.1または2;R8は水 素、C+ −+ tフルキル、アラルキルであるか、またはR8は(CHりz− Ryeであり、ここで2は2また3であり、R1゜はシアノ、ヒドロキシル、C I−アルコキシ、フェノキシ、C(0)CI−アルキル、COC,H,、C0N RoRu、N Rr + CORI !、5OxNRoRuまたはNR++sO *R+*から選択され、ここでR11およびR11は水素またはC1−4アルキ ルであり;およびRs、RtおよびR8は、独立して、水素またはCI−Sアル キル:およびR@は水素またはCl−l11アルキルを意味する)で示される基 を意味する] で示される化合物もしくはその医薬上許容される塩または5−HT、レセプター ・アンタゴニスト活性を有する、Co−Y結合が複素環式バイオアイソスターで 置き換えられている式(1)の化合物を提供する。
アルキルまたはアルキル含有基の例は、適宜、C11−1C3、C4、C,、C 6、C7、CI、C9、C11s C1+またはC11の分枝状、直鎖状または 環状アルキルを包含する。C1−4アルキル基は、メチル、エチル、n−および 1so−プロピル、n−2iso−1SeC−およびtert−ブチルを包含す る。環状アルキルは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロ ヘキシル、シクロへブチルおよびシクロオクチルを包含する。
アリールは、所望により、ハロ、CトロアルキルおよびCI−Sアルコキシから 選択される1個またはそれ以上の置換基により置換されていてもよいフェニルお よびナフチルを包含する。
ハロは、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素を包含する。
式(1)中、Yを含むアミドまたはエステル結合についての適当なバイオアイス ターは、式(d): (d+ 1式中、 点線の円は、5員環のいずれかの位置での1個または2個の二重結合を意味し; H,JおよびIは、独立して、酸素、硫黄、窒素または炭素を意味しくただし、 H,JおよびIのうち少なくとも1つは炭素以外の基である);Uは窒素または 炭素を意味する〕 で示される。
(d)の適当な例は、EP−A−328200(メルク・シャープ・アンド・ド ータ・リミテッド(Merck 5harp & Ltd、) )中、X1Yお よびZについて記載されているように、例えばオキサジアゾール基である。
XI LがCRIR2CR5R4である場合のX、−X2の適当な例は、CH, −CHIを包含スル。シカシ、x、−xtは、好ましくは、NRz−COI’あ り、例えばNH−CoまたはNEt−Coである。
Raは、好ましくは、水素である。
Rbは、好ましくは、水素またはハロ、例えばヨウ素である。
Yは、好ましくは、OまたはNHである。
Zが下位式(a)で示される場合であって、アザ環が窒素原子で結合している場 合、r’++は、好ましくは、2.3または4であり、アザ環が、qが2の時の 4−位のような炭素原子で結合している場合、nlは、好ましくは、1である。
Zが下位式(b)で示される場合、好ましくは r(2は、エステルまたはアミ ド結合の間の炭素原子数が2〜4となるような数である。
pおよびmについての適当な数は、p=m=1 ; p=o、m=1、p=1、 m=2、p=2、m=1を包含する。
Zが下位式(C)で示される場合、R3は、好ましくは2.3または4である。
R,およびR1は、好ましくは、共にアルキルであり、特にR8およびR9の一 方はC4またはそれより大きいアルキルである。
特に有用なZ基は以下のものである: 本発明はまた、側鎖(i)、(if)、(迅)、(汁)、(V)、(vi)また は(1i)を有する式(1)に含まれる新規化合物を提供する。さらなる態様に おいて、(i)、(if)または(tit)中のピペリジン環をピロリジニルま たはアゼチジニルに置き換えてもよく、および/または(i)または(■)中の N−置換基をC8またはより大きなアルキルあるいは所望により置換されていて もよいベンジルに置き換えてもよい。
別の態様において、式(i)または(it)中のN−置換基を、式(I)につい てのEP−A−501322およびその中の実施例において定義されている(C Hり、R’に置き換えてもよい。
式CI)の化合物の医薬上許容される塩は、塩酸、臭化水素酸、ホウ酸、リン酸 、硫酸ならびに酢酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、コハク酸、安息香酸、ア スコルビン酸、メタンスルホン酸、α−ケトグルタル酸、α−グリセロリン酸お よびグルコース−1−リン酸のような医薬上許容される有機酸のごとき慣用され る酸との酸付加塩を包含する。
医薬上許容される塩の例は、Rx−T化合物(ここで、RxはC+−Sアルキル 、フェニル−01−、アルキルまたはC,−7シクロアルキルであって、Tは酸 のアニオンに対応する基である)により四級化された化合物のごとき式(1)の 化合物の第四級化誘導体を包含する。Rxの適当な例は、メチル、エチルおよび n−および1so−プロピル:ならびにベンジルおよびフェネチルを包含す。T の適当な例は、クロリド、プロミドおよびヨーダイトのごときハライドを包含す る。
医薬上許容される塩の例はまた、N−オキシドのごとき分子内塩を包含する。
式(1)の化合物、その医薬上許容される塩(第四級化誘導体およびN−オキシ ドを包含する)はまた、水和物のごとき医薬上許容される溶媒和物を形成しても よく、式(I)の化合物またはその塩が本明細書中にて記載されている場合はい つでも、それらの化合物を含むものである。
また、Zが(b)である場合の式(1)の化合物における(CHI)、!基が、 αまたはβまたは縮合アザニ環式残基についての配置をとっていてもよいことが 理解されるであろう。
式(1)の化合物は、X、/X、基をZと慣用的にカップリングさせることによ り製造できる。適当な方法はGB2125398A (サンド・リミテッド(S andozLimited) ) 、GB1593146AおよびEP−A−3 6269(ビーチャム・グループ・パブリック・リミテッド・カンパニー(Be echa■Groupp、1.c、) ) 、EP−A 429984 にッシ ン・フラウアー・ミリング・カンパ= −(Nisshin Flour ll illing Co、 ) )およびEP−A−328200(メルク・シャー プ・アンド・ドーメ・リミテッド(Merck 5harp & Dohme  Lim1ted) )に記載されている。また、EP−A−501322(グラ クツ・グループ・リミテッド(Glaxo Group Lim1ted) ) を参考してもよい。
アザ(ニ)環式側鎖中間体は既知化合物であるか、またはPCT/GB9210 1519および101602 (スミスクライン・ビーチャム・パブリック・リ ミテッド・カンパニー(SmithKline Beecham p、 1.  c、 ) )に記載された方法に従って製造することができる。
本発明の化合物は5−HT4レセプター・アンタゴニストであり、か(して、一 般に、胃腸障害、心臓血管系障害およびCNS障害の治療または予防において用 いることができると考えられる。
該化合物は、刺激性腸症候群(IBS)、特にIBSの下痢症状の治療において 有用であり、すなわち、これらの化合物は腸の神経の活性化を通して腸の運動  “を刺激する5−HTの能力を遮断する。IBSの動物実験において、このこと は、通常、排便回数の減少として測定できる。該化合物はまた、しばしば、IB Sに付随する尿失禁の治療において有用である。
これらの化合物はまた、腸上部の運動に付随する障害のような他の胃腸障害にお いて有用であり、制吐薬としても有用である。特に、該化合物は、吐き気ならび に胃−食道逆流疾患および消化不良のような胃の徴候の治療において有用である 。制吐活性は、細胞毒性剤/放射線誘発の嘔吐の公知動物実験において測定され る。
また、心房細動および5−HTに付随する他の心房性不整脈を防止する特異的な 心臓性5−HT、レセプター・アンタゴニストが、発作の発生を減少させること が期待される(適当な動物試験法については、エイ・ジエイ・カラマン(A、  J。
Kaumann) 1990 、ナウニン・シュミーデベルクス・アーカイブス ・オン・ファーマコロジー(Naunyn−3chmiedeberg’ s  Arch、 Pharmacol、 ) ) 342. 619−622参照) 。
血小板由来の5−HTが心房細動を促進する心房性不整脈を誘発し、心房性障害 は症候性大脳塞栓症および全身性塞栓症に伴うと考えられている。大脳塞栓症は 虚血性発作の最もありふれた原因で、心臓が塞栓物質の最もありふれた供給源で ある。特に関連しているのは、心房細動に付随する塞栓症の頻度である。
抗不安活性は海鳥を通して発揮されるようである(ヅムイス(Dumuis)ら 、1988、モレキュラー・ファーマコロジー(Mol Pharaacol。
)、34,880〜887)。抗不安活性は標準的動物実験である社会的相互作 用試験およびX−迷路試験において測定できる。
片頭痛患者は、しばしば、頭痛症状に先行する不安および感情の緊張と(1つた 状況を経験する(サックス(Sachs) 、1985. ミグライン(Mig raine) 、 /<ン・ブックス(Pan Books) 、oンドン(L ondon) ) oまた、片頭痛に襲われている間、およびその48時間以内 に、サイクリックAMPレベルが脳を髄液中にてかなり上昇することが観察され ている(ウエルチ(felch)ら、1976、ヘデイク(Headache)  16. 160〜167)。前徴期を含め片頭痛および付随するサイクリック AMPレベルの増加は5−)(’r、レセプターの刺激に関連しており、か(し て5−HT4アンタゴニストの投与は片頭痛の発作を緩和すること;二おいて有 益である。
本発明はまた、式(1)の化合物またはその医薬上許容される塩と、医薬上許容 される担体とからなる医薬組成物を提供する。
かかる化合物を混合操作により製造され、通常、経口、鼻腔内または直腸投与の ように腸溶投与用に、または非経口投与用に適合され、かかる組成物自体が、錠 剤、カプセル、経口液体調製物、粉末、顆粒、ロゼンジ、復元粉末、鼻腔用スプ レー、坐剤、注射および注入溶液または懸濁液の形態であってよい。舌下または 経皮投与もまた考慮される。該化合物は一般的使用に都合がよいため、経口投与 可能な組成物が好ましい。
経口投与用錠剤およびカプセルは、通常、単位用量として服用され、結合剤、充 填剤、希釈剤、錠剤化剤、滑沢剤、崩壊剤、着色剤、フレーバー剤および湿潤剤 のような慣用的賦形剤を含有する。錠剤は、当該分野における周知方法、例えば 腸溶コーティングに従って被覆してもよい。
使用するための適当な充填剤は、セルロース、マンニトール、ラクトースおよび 他の同様な薬剤を包含する。適当な崩壊剤は、澱粉、ポリビニルポリピロリドン およびナトリウム澱粉グリコラートのごとき澱粉誘導体を包含する。適当な滑沢 剤は、例えば、ステアリン酸マグネシウムを包含する。
適当な医薬上許容される湿潤剤は、ラウリル硫酸ナトリウムを包含する。経口液 体調製物は、例えば、水性または油性懸濁液、溶液、エマルジョン、シロップま たはエリキシルの形態であってもよ(、使用前に水または他の適当なビヒクルで 復元される乾燥粉末として与えられてもよい。かかる液体調製物は、沈殿防止剤 、例えば、ソルビトール、シロップ、メチルセルロース、ゼラチン、ヒドロキシ エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ステアリン酸アルミニウムゲ ルまたは硬化食用脂、乳化剤、例えば、レシチン、ソルビタンモノオレエートま たはアカシア、非水性ビヒクル(食用油を含有していてもよい)、例えば、扁桃 油、分別ココナツツ油、グリセリン、プロピレングリコールまたはエチルアルコ ールのエステルのような油性エステル、保存剤、例えば、p−ヒドロキシ安息香 酸メチルもしくはプロピルまたはソルビン酸、および所望ならば慣用されている フレーバー剤または着色剤のような慣用されている添加剤を含有していてもよい 。
経口液体調製物は、通常、水性または油性の懸濁液、溶液、エマルジョン、シロ ップ、またはエリキシルの形態であるか、または使用前に水または他の適当なビ ヒクルで復元される乾燥粉末として与えられる。かかる液体調製物は、沈殿防止 剤、乳化剤、非水性ビヒクル(食用油を含有していてもよい)、保存剤、および フレーバー剤または着色剤のような慣用的添加剤を含有していてもよい。
経口組成物を、混合、充填または打錠といった常套手段により製造することがで きる。繰り返し混合操作を用い、多量の充填剤を使用して活性薬剤を組成物中に 完全に分散させることができる。かかる操作は、もちろん、当該分野において慣 用的である。
非経口投与の場合、流体単位投与形は、本発明の化合物および滅菌ビヒクルを含 有して製造される。該化合物は、ビヒクルおよび濃度に依存して、懸濁させるか または溶解するかのいずれかとすることができる。非経口溶液は、通常、化合物 をビヒクルに溶解し、適当なバイアルまたはアンプルに充填し、密封する前に1 &菌濾過することにより製造する。有利には、局部麻酔剤のごときアジュバント 、保存剤および緩衝剤もまたビヒクルに溶解する。安定性を向上させるのに、組 成物をバイアルに充填し、真空下で水を除去した後、凍結させることができる。
化合物をビヒクルに溶解する代わりに懸濁させ、滅菌ビヒクルに懸濁させる前に エチレンオキシドに暴露することにより滅菌すること以外は実質的には同じ方法 で、非経口懸濁液を製造する。有利には、界面活性剤または湿潤剤を組成物中に 配合し、本発明の化合物の均一な分散を容易とする。
本発明は、さらには、ヒトのごとき哺乳動物における刺激性腸症候群、胃−食道 逆流疾患、消化不良、心房性不整脈および発作、不安および/または片頭痛の治 療法であって、有効量の式(1)の化合物またはその医薬上許容される塩を投与 することからなる治療法を提供する。特に、該方法はIBSまたは心房性不整脈 および発作の治療を構成する。
前記障害の治療に有効な量は、本発明の化合物の相対的効力、治療される障害の 性質および重篤度ならびに哺乳動物の体重に依存する。しかし、70kgの成人 に対する単位用量は、通常、本発明の化合物領05ないし1000mg、例えば 0.5ないし500mgである。単位用量を1日に1回またはそれ以上、例えば 1日に2.3または4回投与してもよく、より普通には1日1〜3回であり、す なわち、約0.0O01〜50mg/kg/日、より普通には0.0002〜2 5mg/kg/日の範囲である。
前記用量範囲においては不利な毒物学的効果は示されない。
また本発明は、前記障害の治療において、特に5−HT、レセプター・アンタゴ ニストとして用いるための、活性治療物質として用いられる式(1)の化合物ま たはその医薬上許容される塩を提供する。
本発明はまた、前記障害の治療において5−HT、レセプター・アンタゴニスト として用いるための医薬の製造における式(1)の化合物の使用を提供する。
以下の実施例は式(1)の化合物の製造を説明するものであり、以下の記載例は 中間体の製造を説明するものである。XがOであるいずれの化合物もYがNHで ある対応する化合物としておよびその逆として製造できることがわかるTあろ実 施例 Ra Rb X+/ L Y Z EI HHNH−Co O(i) E2 HHNEt−Co O(i) E3 HHCHICHI O(ti) E4 HHCH=CHO(伍) E5 HHNH−Co O備) E6 HHNMe−Co O(i) E7 HHNcpm−Co O(i) E8 HHNEt−Co O(in) E9 HHNPr”−Co O(i) EIOHHNPr’−Co O(i) Ell HHNH−Co O(vi) El2 HHNEt−Co O(vi)El3 HHNH−Co NH(i) El4 HHNcpm−Co NH(i)El5 HHNPr’″−Co NH (i)El6 HHCHCHsCHt O(i)El7 HHCH(CHs)z cH20(i)El8 HHCHR4pCHR41) O(1)cpm−シクロ プロピルメチル R8pおよびR4pは一緒になって04ポリメチレンを形成する実施例1 2.3−ジヒドロ−2−オキソ−3H−ベンズイミダゾール−1−カルボン酸( 1−ブチル−4−ピペリジル)メチル(El)トリエチルアミン(1,5m1) を有する、2−アミノフェニルカルI(ミン酸(1−ブチル−4−ピペリジル) メチル(Dlb)(2,90g、0.0095モル)のジクロロメタン(50m l)中溶液を、窒素下、50℃でクロロギ酸トリクロロメチル(1,88g、1 .15m1.0.0095モル)のジクロロメタン(50ml)中撹拌溶液に加 えた。1時間後、該溶液を室温に加温し、さらに1過した。該固体を10%Na 1COs (水性)溶液(50ml)中に懸濁させ、ジ(Na2SOJ し、減 圧下で濃縮し、灰白色固体として標記化合物(El)を得た(2.20g、70 %)。融点130−132℃。
’HNMR250MHz(CDCIs)δ+9.85 (brs、IH)、7. 92(dd、IH) 、7.13−7.34 (m、3H) 、4.45 (6 ,2H) 、3.05−3.20 (m、2H) 、2.40−2.55 (m 、2H) 、1.90−2.20 (m。
5H) 、1.35−1.70 (m、6H) 、1.02 (t、3H)。
MS (E I) MH”332゜ 実施例2 2.3−ジヒドロ−2−オキソ−3−エチルベンズイミダゾール−1−カルボン 酸(1−ブチル−4−ピペリジル)メチル・塩酸塩(E2)窒素下、室温での2 .3−ジヒドロ−2−オキソ−3H−ベンズイミダゾール−1−カルボン酸(1 −ブチル−4−ピペリジル)メチル(El、0.5 g。
0.0015モル)の乾燥DMF (15ml)中撹拌溶液に、鉱油中80%分 散液として水素化ナトリウム(45mg、0.0015モル)を少しずつ添加し た。
水素発生が沈静化した後(90分後)、該溶液をヨウ化エチル(0,235g。
0.12m1,0.0015モル)と反応させ、−夜撹拌した。得られた溶液を 10%NaICOs水溶液(30ml)を添加することで塩基性化し、酢酸エチ ル(3X50ml)に抽出した。その有機抽出液を合し、乾燥(NazSOJ  L、減圧下でm縮した。残渣を、最初にクロロホルムで、つづいてクロロホルム /エタノール(95: 5)で溶出するシリカゲル上のクロマトグラフィーに付 し、標記化合物の遊離塩基を得た。これをその塩酸塩に変え、それをイソプロピ ルアルコール/アセトン(1: 1)から再結晶し、白色結晶固体として標記化 合物(0゜43g、80%)を得た。融点190−192℃。
HCI塩:’HNMR250MHz(CDsOD)δ: 7.94 (dd、I H)、7.20−7.40 (m、3H) 、 4.45 (d、2H) 、  4.01 (q、2H)、3.65−3.77 (m、2H) 、3.00−3 .23 (m、4H) 、2.13−2.30 (m、2H) 、1.70−1 .90 (m、4H) 、1.40−1.60 (m、3H)、1.37 (t 、3H)、1.08 (t、3H) 。
実施例3 2.3−ジヒドロインドール−1−カルボン酸2−ピペリノルエチル・塩酸塩( E3) 塩化2.3−ジヒドロインドール−1−カルボニル(0,75g、4.13ミリ モル)を撹拌しながらジクロロメタン(20ml)に溶かし、トリエチルアミン (0,632m l、4.54ミリモル)を、つづいて2−ピペリジンエタノー ル(0,547m1.4.13ミリモル)を加えた。ついで、混合物を室温で撹 拌した。72時間後、反応混合物を水で洗浄し、ついで有機層を乾燥(NazS OJし、減圧下で蒸発させて桃色部を得た。核部を、溶出液としてペンタン:E tOAc (3: 1〜5:4)を用いるシリカゲルクロマトグラフィーにより 精製して無電池(0,355g、33%)を得、それをその塩酸塩(E3)に変 えた。融点175〜176℃。
HCI塩:’HNMR(250MHz)(DMSO)δニア、72 (brs、 IH)、7.20 (dd、2H) 、6.98 (t、IH) 、4.53  (s、2H) 、4.08(t、2H) 、3.35−3.52 (m、 4H ) 、2.90−3.05 (m、 4H)、1.60−1.95 (m、5H ) 、1.48 (m、IH) 。
実施例4 インドール−1−カルボン酸2−ピペリジルエチル(E4)2.3−ジヒドロイ ンドール−1−カルボン酸2−ピペリジルエチル・塩酸塩(E3)(0,100 g、0.337モル)を撹拌しながらクロロホルム(10ml)に溶かした。つ いで、DDQ (0,084g、0.370ミリモル)を加え、混合物を加熱還 流した。6時間後、反応混合物を放冷した。ついで、該反応混合物をCHCl* で希釈し、炭酸カリウム飽和溶液で洗浄した。ついで、該水層をクロロホルムで 抽出し、合した有機層を乾燥(Na*5Oa) L、蒸発させて黄色固体を得、 それを溶出液としてベトロール: EtOAc(4: 1)を用いるシリカゲル クロマトグラフィーにより精製し、淡黄色部として標記化合物(E4)を得(0 ,036g、41%)、それをその塩酸塩に変えた。融点185〜186℃。
遊離塩基:’HNMR(250MHz)(CDCIs)δ:8.22 (d、1 l−1)、7.52−7.68 (m、2H) 、7.20−7.41 (m、 2H) 、6.62 (d。
LH) 、4.54 (t、2H) 、2.80 (t、2H) 、2.50  (t、4H)、1.52−1.68 (m、4H) 、1.45 (m、2H)  。
実施例5〜12 実施例1および2の製造についての記載方法と同様の方法を用い、以下の化合物 を製造した: 2.3−ジヒドロ−2−オキソ−3H−ベンズイミダゾール−1−カルボン酸2 −ピペリジルエチル・塩酸塩(E5) 融点172〜3℃。
2.3−ジヒドロ−2−オキソ−3−メチルベンズイミダゾール−1−カルボン 酸(1−ブチル−4−ピペリジル)メチル・塩酸塩(E6)融点184〜187 ℃。
2.3〜ジヒドロ−2−オキソ−3−シクロプロピルメチルベンズイミダゾール −1−カルボン酸(1−ブチル−4−ピペリジル)メチル・塩酸塩(E7)融点 183〜5℃。
2.3−ジヒドロ−2−オキソ−3−エチルベンズイミダゾール−1−カルボン 酸2−ピペリジルエチル・塩酸塩(E8)融点176〜178℃。
2.3−ジヒドロ−2−オキソ−3−プロピルベンズイミダゾール−1−カルボ ン酸(l−ブチル−4−ピペリジル)メチル・塩酸塩(E9)融点190〜19 2℃。
2.3−ジヒドロ−2−オキソ−3−イソプロピルベンズイミダゾール−1−カ ルボン酸(1−ブチル−4−ピペリジル)メチル・塩酸塩(EIO)融点155 〜157℃。
2.3−ジヒドロ−2−オキソ−3H−ベンズイミダゾール−1−カルボン酸1 −アザビシクロ[4,4,01デカン−4−イルメチル・塩酸塩(Ell)20 6〜208℃。
2.3−ジヒドo−2−オキソー3−エチルベニ/ズイミダゾール−l−カルボ ン酸1−7ザビシクロ[4,4,0]デカン−4−イルメチル・塩酸塩(E12 )融点180〜183℃。
実施例13 (1−ブチル−4−ピペリジル)メチル2.3−ジヒドロ−2−オキソ−3H− ベンズイミダゾール−1−カルボキシアミド・塩酸塩(E13)N−(1−ブチ ル−4−ピペリジル)メチル−N’−(2−アミノフェニル)尿素(D2b、4 .5g、0.015モル)およびトリエチルアミン(2,5m1)のジクロロメ タン(100ml)中温合物を、窒素下、ジホスゲン(2,93g。
1.8ml、0.015モル)のジクロロメタン(50ml)中溶液に加えた。
添加終了後(1時間後)、溶液を5M HCI (100ml)で処理した。沈 殿物を濾過し、乾燥して白色固体として標記化合物(E13)を得た。融点24 0〜243℃。
実施例14および15 以下の化合物を実施例2に記載の操作と同様の操作により製造した。
(1−ブチル−4−ピペリジル)メチル2.3−ジヒドロ−2−オキソ−3−シ クロプロピルメチルベンズイミダゾール−1−カルボキシアミド・塩酸塩(1− ブチル−4−ピペリジル)メチル2.3−ジヒドロ−2−オキソ−3−プロピル ベンズイミダゾール−1−カルボキシアミド・塩酸塩(E15)融点135〜1 36℃。
実施例16〜18 以下の化合物を、実施例3に記載の操作と同様の操作により製造した。
2.3−ジヒドロ−3−メチルインドール−1−カルボン酸(1−ブチル−4− ピペリジル)メチル・塩酸塩(E16)融点173〜175℃。
2.3−ジヒドロ−3,3−ジメチルインドール−1−カルボン酸2−ピペリジ ルエチル・塩酸塩(E17) 融点174〜176℃。
1、2.3.4−テトラヒドロカルバゾール−9−カルボン酸(1−ブチル−4 −ピペリジル)メチル・シュウ酸塩(E 18)融点187〜189℃。
N−(1−n−ブチル−4−ピペリジル)メチルアミンの製造イソニペコタミド (70g、領55モル)および1−ブロモブタン(58,8ml、0.55モル )のエタノール(700ml)中撹拌溶液を、無水炭酸カリウム(152g、1 .10モル)と処理し、3時間加熱還流した。混合物を冷却し、ついで濾過し、 濾液を減圧下で濃縮した。残りの油をクロロホルム(400ml)に溶かし、水 (IX300ml)で洗浄し、ついで乾燥(NazSO4) シ、減圧下で濃縮 して黄色油(77゜5g)を得た。この油を五酸化リン(75g)と十分に混合 し、該混合物を、窒素下、ゆるやかに撹拌しながら2.5時間、160〜180 ℃で加熱した。反応混合物を冷却し、ついで水(500ml)で処理した。その 固形塊が溶解した後、該溶液をに、CO,固体を添加して塩基性化し、酢酸エチ ル(2X400ml)で抽出した。合した抽出液を乾燥(Na*5O4)し、減 圧下で濃縮し、褐色油(78g)を得た。これを乾燥エーテル(400ml)に 溶かし、窒素下、0℃で水素化リチウムアルミニウム(25g、0.66モル) のエーテル(200ml)中撹拌懸濁液に30分間にわたって滴下した。
添加終了後、混合物を室温にまで加温し、18時間撹拌した。0℃に再び冷却し 、水(25ml) 、10%NaOH溶液(25ml)、そして再度、水(75 ml)で注意して処理した。混合物を多孔質珪藻土を介して濾過し、濾液を減圧 下で濃縮して褐色油を得、それを減圧蒸留に付し、無色油として標記化合物(6 6g。
71%)を得た。沸点96〜99℃(3mm’Hg)。
IHNMR(CDCIm) δ: 2.90−3.02 (m、2H) 、2.58 (d、2H) 、2. 25−2.38(m、2H) 、1.65−2.00 (m、4H) 、1.0 8−1.58 (m、9H)、0.92 (t、3H) 。
(1−n−ブチル−4−ピペリジニル)メタノールの製造イソニペコチン酸エチ ル(102g、0.65モル)および1−ブロモブタン(72ml、0.67モ ル)のエタノール(1,2リツトル)中温合物を無水炭酸カリウム(180g、 1.3モル)で処理し、2時間加熱還流した。混合物を冷却し、ついで多孔質珪 藻土を介して濾過した。濾液を減圧下で濃縮して黄色油を得、それをエーテル( 300ml)に溶かし、窒素下、0℃で水素化リチウムアルミニウム(50g、 1.3モル)のエーテル(500ml)中撹拌懸濁液に20分間にわたって滴下 した。該混合物を室温で18時間撹拌し、ついで0℃に冷却し、水(50ml)  、10%NaOH溶液(50ml)および水(150ml)で処理した。その 混合物を多孔質珪藻土を介して濾過し、濾液を減圧下で濃縮して淡黄急曲を得、 それを蒸留し、無色油として標記化合物(88,5g、80%)を得た。沸点1 02〜108℃(0,1mmHg)。
’HNMR(CDCIs) δ: 3.48 (d、2H) 、2.88−3.03 (m、2H) 、2. 25−2.38(m、2H) 、2.10 (brs、LH) 、1.66−2 .00 (m、4H) 、1.17−1.60 (m、7H) 、0190 ( t、3H)。
記載 記載例1(実施例1および2についての中間体)a)2−ニトロフェニルカルバ ミン酸(1−ブチル−4−ピペリジル)メチル窒素下、室温でのイソシアン酸2 −ニトロフェニル(3,60g、0.22モル)の乾燥トルエン(50ml)中 撹拌懸濁液を、(1−ブチル−4−ピペリジル)メタノール(2,OOg、0. 0118モル)と反応させた。該混合物を撹拌しながら4時間加熱還流した。得 られた溶液を減圧下で濃縮し、橙/褐色部として粗標記化合物(3,40g、5 0%)を得た。
’HNMR(CDCIs)δ:9.85 (s、LH)、8.57 (dd、I H)、8.23 (dd、IH) 、7.60−7.70 (m、IH) 、7 .10−7.18 (m。
IH) 、 4.08 (d、2H) 、2.94−3.06 (m、2H)  、2.30−2.40 (m、2H) 、1.86−2.04 (m、2H)  、1.65−1.84 (m、3H)、1.30−1.60 (m、6H) 、 0.93 (t、3H) 。
b)2−アミノフェニルカルバミン酸(1−ブチル−4−ピペリジル)メチル2 −ニトロフェニルカルバミン酸(1−ブチル−4−ピペリジル)メチル(3,0 0g、0009モル)のエタノール(100ml)中溶液を、常圧下、10%P d/C触媒上で水素化した。該触媒を除去し、得られた溶液を減圧下で濃縮し、 淡黄色固体として標記化合物(2,40g、定量)を得た。
’HNMR250MHz (CDC1,3)δニア、20−7.35 (m、I H)、6.95−7.10 (m、 IH) 、6.60−6.90 (m、3 H) 、4.03 (d、2H)、3.75 (brs、2H) 、2.93  3.10 (m、2H) 、2.30−2.45(m、 2H) 、1.90− 2.10 (m、2H) 、1.17−1.83 (m、9H)、0.90 ( t、3H) 。
記載例2(実施例13についての中間体)a)N−(1−ブチル−4−ピペリジ ル)メチル−N’−(2−二トロフェニル)尿素 イソシアン酸2−ニトロフェニル(3,OOg、0.183モル)のジクロロメ タン(50m l )中溶液を、(1−ブチル−4−ピペリジル)メチルアミン (3,11g、0.183モル)のジクロロメタン(50ml)中溶液で処理し 、該混合物を室温で16時間撹拌し、ついで1時間加熱還流した。溶媒を減圧下 で除去し、残渣を溶出液としてCHCl5/MeOH(9: 1)を用いるシリ カゲル上のカラムクロマトグラフィーに付して精製した。生成物を黄色固体とし て単離した。
IHNMR(CDC13)δ:9.80 (brs、IH)、8.65 (d、 IH)、8.15 (d、IH) 、7.55 (t、IH) 、7.02 ( t、IH) 、5.60(brs、IH) 、3.20 (t、2H) 、2. 92 (brd、2H) 、2.20−2.35 (m、2H) 、1.20− 1.97 (m、IIH) 、0.90 (t、3H)。
b)N−(1−ブチル−4−ピペリジル)メチル−N’−(2−アミノフェニル )尿素 N−(1−ブチル−4−ピペリジル)メチル−N’−(2−ニトロフェニル)尿 素(5,4g、0.0163モル)のエタノール(200ml)中溶液を室温お よび常圧で10%Pd/C上で水素化した。2時間後、触媒を多孔質珪藻土を介 する濾過により除去し、濾液を減圧下で濃縮して白色固体を得た。
’HNMR(CDCIs)δ: 6.98−7.17 (m、2H) 、6.9 2 (s、 LH)、6.67−6.78 (m、2H) 、5.25 (br t、LH) 、3.95 (brs。
2H) 、3.05 (t、2H) 、2.87 (brd、2H) 、2.2 −2.35 (m。
2H) 、1.15−1.95 (m、11H) 、0.90 (t、3H)。
5−HT、レセプターアンタゴニスト活性1)モルモット結腸 体重250〜400gの雄モルモットを用いる。約3cm長の縦長の筋肉−腸管 筋叢の調製物を末端結腸部位より調製する。これらの調製物を、0,5gの負荷 下、5%C0t102を通気し、37℃に維持したクレブス溶液含有の単離組織 浴中に吊るず。すべての実験において、クレブス溶液はまた、10”’Mのメチ オセピン(methiothepin)および10−’Mのグラニセトロン(g ranisetron)を含有しており、5−HTt、5−HTtおよび5−H T$レセプターでの作用を遮断する。
30秒間の接触時間および15分間の投与サイクルを用い、5−HTでの簡単な 濃度応答曲線を作成した後、最大値の約40〜70%の筋収縮が得られるように 、5−HTの濃度を選択する(約10゛M)。ついで、該組織を15分毎にこの 濃度の5−HTを、ついで略等しい有効濃度のニコチンレセプター刺激剤、ジメ チルフェニルピペラジニウム(DMPP)を交互に投与する。5−HTおよびD MPPの両方に対して一致した応答が得られた後、ついで増大する濃度の推定5 −HT4レセプター・アンタゴニストを浴溶液に加える。ついで、該化合物の効 果を5−HTにより、またはDMPPにより誘発される収縮の%減少として測定 する。このデータから、plc、。値を測定し、収縮を50%まで減少させるア ンタゴニストの一1og濃度として定義する。5−HTに対する応答を減少させ るが、DMPPに対する応答を減少させない化合物は、5−HT、レセプター・ アンタゴニストとして作用すると考えられる。
化合物は、一般に、plc@。=6.5またはそれ以上の次数の濃度範囲で活性 であり、E2、E6およびE7は特に優れた活性を示した。
2)ラット食道 ラットの食道筋層粘膜を、バクスター(Baxter)ら、ナウニンーシニミー デベルグスーアーカイブス・オン・ファーマコロジー(Naunyn−3chm iedeberg’s Arch。
Pharsacol、) 、343. 439−446 (1991)に従って 固定する。粘膜筋板の内部平滑筋チューブを単離し、等張力を記録するのに37 ℃での酸素処理(95%0875%Coりチロデス(Tyrodes)溶液中に 固定した。実験はすべてパルギリン前処理調製物(100μMで15分間、つづ いて洗浄)およびコカイン(30μM)の存在下で行う。食道組織をカルバコー ル(3μM)で前収縮させた後、5−HTに対する弛緩応答が得られる。
フロントページの続き (72)発明者 ガスター、ララミー・メアリーイギリス国王セックス・シーエ ム19・5エイデイー、バーロウ、ザ・ピナクルズ、コールドハーバ−・ロード (番地の表示なし) スミスクライン・ビーチャム・ファーマシューティカルズ (72)発明者 ワイマン、ポール・エイトリアンイギリス国エセックス・シー エム19・5エイデイー、バーロウ、ザ・ピナクルズ、コールドハーバ−・ロー ド(番地の表示なし) スミスクライン・ビーチャム・ファ一マシューティカル ズ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.式(I): ▲数式、化学式、表等があります▼(I)[式中: X1−X2はNRz−COまたはCRIR2−CR3R4であり、ここでRzお よびR1ないしR4は、独立して、水素またはC1−6アルキルであり;および /または R1/R2よびR3/R4は一緒になって一の結合であり、および/またはRI /R2/R3/R4は連結してC3−6ポリメチレンを形成し;Raは水素、ハ ロ、C1−6アルキル、アミノ、ニトロまたはCI−6アルキル;Rbは水素、 ハロ、C1−6アルキルまたはC1−6アルコキシ;YはOまたはNH; Zは下位式(a)、(b)または(c);▲数式、化学式、表等があります▼( a)▲数式、化学式、表等があります▼(b)▲数式、化学式、表等があります ▼(c)(式中: n1は1、2、3または4 ;n2は0、1、2、3または4 ;n3は2、3、4ま たは5; qは0、1、2または3;pは0、1または2;mは0、1または2;R5は水 素、C1−12アルキル、アラルキルであるか、またはR5は(CH2)z−R 10であり、ここでzは2また3であり、R10はシアノ、ヒドロキシル、C1 −6アルコキシ、フェノキシ、C(O)C1−6アルキル、COC6H5、CO NR11R12、NR1lCOR12、SO2NR11R12またはNR1lS O2R12から選択され、ここでR11およびR12は水素またはC1−6アル キルであり;およびR6、R7およびR8は、独立して、水素またはC1−6ア ルキル;およびR9は水素またはC1−16アルキルを意味する)で示される基 を意味する} で示される化合物もしくはその医薬上許容される塩または5−HT4レセプター ・アンタゴニスト活性を有する、CO−Y結合が複素環式バイオアイソスターで 置き換えられている式(I)の化合物。
  2. 2.Raが水素である請求項1記載の化合物。
  3. 3.Rbが、好ましくは、水素またはハロである請求項1または2記載の化合物 。
  4. 4.X1−X2がCH2−CH2またはCH=CHである請求項1、2または3 記載の化合物。
  5. 5.X1−X2がNRz−COである請求項1、2、3または4記載の化合物。
  6. 6.YがOまたはNHである請求項1〜5のいずれか1つに記載の化合物。
  7. 7.Zが下位式(a)で示される基であり、(CH2)n1がアザ環の炭素原子 で結合している請求項1〜6のいずれか1つに記載の化合物。
  8. 8.ZがN−置換4−ピペリジルメヂルである請求項7記載の化合物。
  9. 9.N−置換基がC2またはそれより大きいアルキル、または所望により置換さ れていてもよいベンジルである請求項8記載の化合物。
  10. 10.その医薬上許容される塩を含めて、本明細書に記載されている、化合物E 1〜E18より選択される請求項1記載の化合物。
  11. 11.適当なX1−X2を有する酸誘導体を適当なアルコールまたはアミンと反 応させることからなる、請求項6に記載のエステルまたはアミド化合物の製法。
  12. 12.請求項1〜10のいずれか1つに記載の化合物と、医薬上許容される担体 とからなる医薬組成物。
  13. 13.活性治療物質として用いるための請求項1記載の化合物。
  14. 14.5−HT4レセプター・アンタゴニストとして用いるための医薬の製造に おける請求項1に記載の化合物の使用。
  15. 15.胃腸障害、心臓血管障害およびCNS障害の治療または予防における5− HT4アンタゴニストとして用いるための請求項14記載の使用。
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