JPH07504291A - ポリベンズアゾールポリマーを含有する軟質磁気記録媒体 - Google Patents
ポリベンズアゾールポリマーを含有する軟質磁気記録媒体Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
ポリベンズアゾールポリマーを含有する軟質磁気記録媒体本発明は、フロッピー
ディスク及び磁気テープのような軟質磁気記録媒体の技術に関する。
軟質磁気記録媒体は、通常、軟質のポリマー基材及び磁化可能な表面層を含む。
一般的な基材の例は、ポリエチレンテレフタレート(PET)ポリマー及びポリ
エチレンナフタレート(PEN)ポリマー(TeijinよりTenox (商
標)フィルムとして市販)を含む。表面層は、通常、磁化可能な材料の連続の薄
膜層又は結合剤により基材上に保持された磁化可能な粒状物質のいずれかを含む
。一般的な粒状物質の例は鉄及び/又はクロムの酸化物、バリウム、鉛及びスト
ロンチウムの金属粒子及びフェライトを含む。一般的な結合剤の例はウレタン、
アクリル及びエポキシ樹脂を含む。
磁気記録の産業において、最小の空間及び/又は重量でできる限りの情報を保存
することが望まれる。媒体中の基材は、通常、磁化可能な表面よりも高張る。そ
れ故、媒体中の基材の体積を実質的に小さくするという変化は媒体全体の体積を
実質的に減少させることかできる。
、不運なことに、基材の物理的な制限が存在する。もし基材が薄すぎるならば、
磁気テープ又はディスクは、使用の間に形状がくずれて延伸するであろう。この
ような延伸は信号を歪める。もし延伸が均一てなければ、それは磁気ディスクを
非対称の形状に延伸して、読み出しヘッドがディスク上のデータをトラックする
ことが困難になりうる。もし基材が低い降伏点を有するならば、歪みは永久にな
るであろう。
高密度磁気記録媒体を製造するために使用されつる新規材料が必要である。
本発明の1つの態様は、軟質の磁気記録媒体であって、それは、(a)基材、及
び
(b)基材に付着した磁化可能な表面層、を含み、基材が、酸に溶解したときに
リオトロピック液晶ドメインを形成しうるポリベンズアゾールポリマーを含むと
いうことを特徴とする。
ポリベンズアゾールポリマーは、高引張強度、高引張弾性率、温度安定性等の選
択された組み合わせを提供するように、選ばれることができる。磁気媒体は、電
子データを記録するために通常に使用されることができる。
本発明は磁気記録媒体に関する。各磁気記録媒体は、ポリベンズアゾールポリマ
ーを含む膜を有する基材を含む(単純化のために、「ポリマー」という用語は、
特に指示がないかぎりホモポリマー及びコポリマーの両方をさすことにする。)
。適切なポリベンズアゾールポリマー及びポリマーフィルムは当業界によく知ら
れる。ポリ4、703.103号(1987年10月27日):Wolfe ら
のLiquid CrystallinePolymer Compositi
ons、 Process and Products、米国特許第4、533
.692号(1985年8月 6日);Wolfe らのLiquid Cry
stallinePoly (2,6−benzothiazole) Com
positions、 Process andProducts、米国特許第
4.533.724号(1985年8月6日):WolfeらのLiquid
Crystalline Polymer Compositions、Pro
cess andProducts、米国特許第4.533.693号(198
5年8月6日);EversのThermoxadatively 5tabl
e Articulated p−Benzobisoxazole and
p−benzobisthiazole Polymers、米国特許第4.3
59.567号(1?82年11月米国特許第4.578.432号(1986
年3月25日):11Ency、Po1y、Sci、&Eng、、Po1ybe
nnzothiazoles and Po1ybenzoxazoles、6
01(J、Wiley &5ons 198B>及びW、 W、 Adams
らのThe Materials and 5cience andEngin
eering of Rigid−Rod Polymers(Lfateri
al Re5earch 5ociety1989)のような文献に記載されて
いる。
このポリマーはAB−PBZマ一単位(式1(a)で表される)及び/又はAA
/BB−PBZマ一単位(式1(b)で表される)を含むことができる。
1(a) AB
式中、
各Arは、ポリマーが、酸に溶解したときにリオトロピック液晶ドメインを形成
するように選択された芳香族基を表す。この芳香族基はピリジニレン基のような
複素環式であってもよいが、好ましくはそれは炭素環式である。この芳香族基は
縮合した、又は縮合していない多環系であってもよいが、好ましくは単一の六員
環である。サイズは重要でないが、芳香族基は好ましくは約18個以下の炭素原
子を含み、より好ましくは約12個以下の炭素原子を含み、そして、最も好まし
くは約6個以下の炭素原子を含む。適切な芳香族基の例はフェニレン部分、トリ
レン部分、ビフェニレン部分及びビスフェニレンエーテル部分を含む。AA/B
Bマ一単位中のAr’は好ましくは1、2.4.5−フェニレン部分又はその類
似体である。ABママ一単位中Arは好ましくは1.3.4−フェニレン部分又
はその類似体である。
各Zは独立に一〇−1〜S−又は=NR−であり、ここでRは水素、アルキル基
又は芳香族基である。
各DMは、独立に、結合であるか、又は、ポリマーか、酸に溶解したときにリオ
トロピック液晶ドメインを形成するように選択された二価の有機部分である。二
価の有機部分は、好ましくは上記に記載の芳香族基(Ar)である。それは最も
好ましくは1.4−フェニレン部分又はその類似体である。
各アゾール環において、窒素原子及び2部分は芳香環中の隣接する炭素原子に結
合し、このようにして、芳香族基に縮合した三員アゾール環を形成する。
AA/BB v一単位において、アゾール環は、上記の11 Ency、 Po
1y。
Sci、 gI Eng、、p602に例示されるように、互いにシス−又はト
ランス位であってよい。
ポリマーは好ましくは本質的にAB−PBZマ一単位もしくはAA/BB−PB
Zマ一単位のいずれかからなり、より好ましくは本質的にAA/BB−PBZマ
一単位からなる。ポリマーは好ましくはポリベンゾオキサゾール(Z・−〇−)
又はポリベンズアゾールポリマー(Z=〜S−>てあり、そしてより好ましくは
ポリベンゾオキサゾールである。ポリベンズアゾールは、通常、メタンスルホン
酸、ポリ燐酸もしくは100%硫酸のような強酸中に可溶性である。それは、そ
の濃度が臨界パーセントより高くなると、りオトロピック液晶ドメインを含む異
方性溶液を形成する。ポリマーは、好ましくは、それが、約300°Cまでで、
より好ましくは少なくとも約400°Cで、そして最も好ましくは少なくとも約
500°Cで少なくとも約45分間は本質的に安定であるように選択される。
好ましいマ一単位は式2(a)〜(h)に例示される。ポリマーは好ましくは本
質的に2(a)〜(h)に例示されたものから選ばれたマ一単位からなり、最も
好ましくは2(a)〜(C)に例示されたものから選ばれた、多数の同一マ一単
位からなる。
各ポリマー分子は好ましくは平均で少なくとも約25個のマー単イ立を含み、よ
り好ましくは少なくとも約50個のマ一単位を含み、そして最も好ましくは少な
くとも約100個のマ一単位を含む。メタンスルホン酸中てのAA/BB−PB
Zポリマーの固有粘度(よ、25°C(こおし1て、好ましくは少なくとも約1
0dL/gであり、より好ましく1よ少なくとも約15dL/gであり、そして
最も好ましくは少なくとも糸勺20dL/gである。
特定の目的のためには、少なくとも約25dL/g又(ま30dL/gの固有f
重度は最もよいであろう。60dL/g以上の固有粘度(よ可#訛である力(、
固有粘度は好ましくは約40dL/g以下である。半硬質AB−PBZポ1ツマ
−の固有粘度は好ましくは少なくとも約5dL/gであり、より好ましく(よ少
なくとも約10dL/gであり、そして最も好ましく(よ少なくとも重り15d
L/gである。
適切なポリマーは公知の手順により合成されること力1てき、伊1えば、Wol
feらの米国特許第4.533.693号(1985年8月6日) HSybe
rtらの米国特許第4.772.678号(1988年9月20日);Harr
isの米国特許第4.847.350号(1989年7月II日):及び、Le
dbetterらの“Anintegrated Laboratory Pr
ocess for Preparing Rigid Rod Fibers
from Monomers”、 The Material 5cience
and Engineering ofRigid−Rod Polymer
s、 p−253〜64(Materials Res、 Soc、1989)
に記載されている。概要として、適切なモノマー(AA−マー及びBB−マー又
はABママ−は、非酸化性で、且つ、脱水性の酸の溶液中で、非酸化性雰囲気下
で、激しい混合及び120°C〜少なくとも190°Cに段階的に又は傾斜的に
増加した温度で、高剪断下で反応する。適切なAA−モノマーの例はテレフタル
酸及びその類似体を含む。適切なりB−モノマーの例は4.6−ジアミルソルシ
ノール、2.5−ジアミノヒドロキノン、2,5−ジアミノ−1,4−ジチオベ
ンゼン及びその類似体を含み、通常、酸の塩として保存される。適切なAB−モ
ノマーの例は3−アミノ−4−ヒドロキシ安息香酸、3−ヒドロキシ−4−アミ
ノ安息香酸、3−アミノ−4−チオ安息香酸、3−チオ−4−アミノ安息香酸及
びその類似体を含み、通常、酸の塩として保存される。
ポリベンズアゾールポリマーは、通常、ドープとして知られる、ポリ燐酸のよう
な適切な酸を含む酸溶液中で合成される。ドープは、ポリマーが実質的に欠陥の
ない所望の厚さの膜を形成するように凝固するために充分に高い濃度のポリマー
を含むべきである。ドープ中のポリマー濃度は、好ましくは、液晶ドメインを含
む異方性ドープを提供するように充分に高くずへきである。ポリマーの濃度は、
好ましくは少なくとも約7重量%てあり、より好ましくは少なくとも約10重量
%であり、そして最も好ましくは少なくとも約14重量%である。最大の濃度は
、主としてポリマーの溶解度及びトープの粘度のような実用上の要因により制約
される。ポリマーの濃度は稀にしか30重量%を越えず、通常には、約20重量
%以下である。
ドープは、例えば、(i)ダイからトープを押出しすること、(ii)ドープフ
ィルムを一軸、二軸又は多軸に配向させ、又は延伸すること、及び(iii)
ドープを水のような希釈剤と接触させることにより凝固させること、のような公
知の方法によりポリベンズアゾールフィルム又はシートに変換されうる。ダイは
スリット又は環状ダイであることかできる。ドープフィルムは、幅出し又はバブ
ル法のようなあらゆる通常の手段により延伸されうる。適切なフィルム製造の例
は、Cheneveyの米国特許第4.487.735号(1984年12月I
I日);Cheneveyの米国特許第4.898.924号(1990年2月
6日) ;Harveyらの米国特許第4.939.235号(1990年7月
3日) :Harveyらの米国特許第4、934.285号(1990年10
月16日);及びPierini らの米国特許出願番号第07/670.13
5(1991年3月15日出願)に記載されている。
好ましい技術において、゛ドープフィルムはスリットダイを通して押出しされる
。フィルムはローラーにより機械方向に延伸され、そして輻出しにより横方向に
延伸され、所望の引張特性を達成する。
それは、収縮を最小にするように束縛下において非溶剤との接触により凝固し、
残溶剤を除去するために洗浄され、そして、収縮を最小にするように束縛下にお
いて乾燥される。フィルムは好ましくは少なくとも初期長さ及び幅の少なくとも
150%に延伸される。それは、初期長さ及び/又は幅の7倍以上にまで延伸さ
れつる。機械方向(フィルムの長さに沿った)における延伸と横方向(フィルム
の幅に沿った)における延伸との比は、長さに沿って、より高い引張強度もしく
は弾性率を、幅に沿って、より高い引張強度もしくは弾性率を、又は全ての方向
におおよそ等しい特性を、フィルムに提供するように選択されつる。
フィルムの引張弾性率は、好ましくは少なくとも約200ksi(1,4GPa
) (1ksi=1000psi)であり、より好ましくは少なくとも約500
ksi(3,4GPa)であり、更に好ましくは少なくとも約IMs i (6
,9GPa) (IMs i=1.000.0OOps i)であり、より更に
好ましくは少なくとも約314si(20,7GPa)(1Msi□l、 00
0.000psi)であり、そして最も好ましくは少なくとも約7Msi(48
GPa)(IMsi=1.000.000psi)である。
フィルムの引張強度は、好ましくは少なくとも約10ksi(69MPa)であ
り、より好ましくは少なくとも約25ksi(170MPa)であり、更に好ま
しくは少なくとも約50ks i (340MPa)であり、より更に好ましく
は少なくとも約75ksi(510MPa)てあり、そして、最も好ましくは少
なくとも約100ks i (690MPa)である。
フィルムは好ましくは、フィルム平面と平行であり、そして互いに垂直な少なく
とも2方向において、強度及び弾性率の要求を満たす。フィルムは、より好まし
くは、フィルム平面と平行である、本質的に全ての方向において強度及び弾性率
の要求を満たす。フィルム平面と垂直方向の強度及び弾性率は、時々、より低い
。
フィルムは、好ましくは、降伏点−フィルムに対する応力が、引裂きなしに、そ
の所望の形状からフィルムを不可逆的に延伸する点を有しない。その破断点伸び
率は好ましくは1〜2%の間である。
フィルムは、磁気媒体基材に有用であるあらゆる形状に切断されうる。それは好
ましくはテープ又はディスクを形成する。
基材の厚さは好ましくは最小にされるが、基材は、少なくとも、それか使用され
るときに経験する通常の応力下でその形状を実質的に保持てきるほと厚くなけれ
ばならない。基材は、通常0.1〜1000μmの厚さである。それは好ましく
は約200μm以下であり、より好ましくは約100μm以下であり、より更に
好ましくは約25μm以下であり、そして最も好ましくは約10μm以下の厚さ
である。それは好ましくは少なくとも約0.5μmの厚さてあり、より好ましく
は少なくとも約1μmの厚さである。
基材の他の寸法は、それが使用されようとする装置に関連する実用上の考慮点に
より支配される。例えば、殆どの磁気記録テープの基材は4+ruu〜50mm
幅であるが、望むならば、テープはより広くても狭くても良い。テープ基材の最
適長さは、所望の記録速度及び記録時間に関連する。例えば、それは1m−10
,000m以上のあらゆる所望の長さであることができる。殆どの磁気ディスク
は35mm−135mm直径であるが、望むならば、ディスクはより大きくても
小さくても良い。
基材かテープの形であるときに、フィルムの幅を横切る平均の引張弾性率は、好
ましくはフィルムの長さに沿った平均の引張弾性率より高い。幅方向の、より高
い弾性率は、テープを平らに横たえさせることを可能にする。このような基材は
、得られるポリマーフィルムが横方向に、より高い強度を有するように、凝固の
前に横方向で1・−ブフィルムを機械延伸することにより製造されることかでき
る。その後、フィルムは適切なテープへと縦方向に分離されうる。
基材がディスクの形であるときに、引張弾性率が、フィルム平面に沿って全ての
方向におおよそ均一であることがより重要である。
引張弾性率のばらつきは好ましくは約20%以下であり、より好ましくは約10
%以下であり、そして最も好ましくは約5%以下である。しかし、フィルムの引
張弾性率が充分に高ければ、基材は、いかなる場合でも実質的に円形から延伸さ
れることがないであろうから、均一の弾性率である必要性は低くなる。
磁化可能な層は基材の少なくとも片面に付着している。磁化可能な層は、任意に
両面に付着していてもよい。磁化可能な層は、磁化可能な連続の薄膜、又は、磁
化可能な粒状物質及び結合剤のいずれかを含む。
磁化可能な粒状物質は続出可能な媒体を提供するために磁化されつるあらゆる粒
状物質であってよい。適切な磁化可能な材料の例は上記及び5harrOCkの
’Particulate Recording Media”、 MRSBu
lletin Volume XV、No、3. p−53〜61(Mater
ials Re5earchSociety 1990年3月)に記載されてい
る。磁化可能な粒状物質は、好ましくはコバルトγ鉄酸化物又はバリウムフェラ
イトである。それは最も好ましくはバリウムフェライトである。粒子サイズは、
例えば、取扱の容易さにょうな実用上の考慮点により制約される。それは、通常
、粒状物質の長軸に沿って測定して0.25μm〜2μmである。
粒子は、基材上での粒子の凝集を防ぐために、分散剤、高分子量化合物又は別の
材料とともにコートされてよい。適切なコーチイン載されている。
粒子は、通常、結合剤により基材上に保持される。結合剤は軟質てあり、そして
粒子及び基材に付着すべきである。適切な結合剤の例はウレタン、アクリル及び
エポキシ樹脂を含む。テープ上の結合剤及び粒子の厚さは実用上の考慮点により
支配される。それは、通常、少なくとも約500人の厚さである。それは、通常
、約40.000Å以下であるが、磁化可能な層は、望むならば、それより厚く
ても薄結合剤及び粒子は公知の方法、例えば、スロットダイコーティング又はス
ピンコーティングにより基材上に適用されうる。例えば、結合剤及び粒状物質は
、5harrockの“Particulate RecordingMedi
a”、 MR3Bulletin Volume XV、No、3. p−53
〜61(MaterialsResearch 5ociety 1990年3
月)に記載のように、有機溶剤中に分散され、基材上にコートされ、そして溶剤
を除去することにより付着されうる。
磁化可能な層は、別には、磁化可能な物質の連続の薄膜層であることもできる。
磁化可能な層は、好ましくは実用性があるかぎり薄いが、通常には、少なくとも
約100人の厚さである。それは、好ましくは約5000Å以下の厚さ、より好
ましくは約3000Å以下の厚さ、そして最も好ましくは約1500Å以下の厚
さである。
この層は接着剤を用いて従来の方法により薄膜として適用されうる。しかし、そ
れは、好ましくはスパッタリング又は蒸着のような方法により基材に直接的に適
用される。
殆との一般的な基材と異なり、本発明のポリベンズアゾール基材は、通常のスパ
ッタリング及び蒸着(金属蒸発)法により材料を蒸着させるのに必要な温度に耐
えられる。磁化可能な層の蒸着に最適な温度は、蒸着される磁化可能な材料によ
り変化する。例えば、バリウムフェライトは約300°Cより低い温度で蒸着さ
れることかできるが、それは300℃以上の温度で蒸着したバリウムフェライト
よりも磁気記録に関して有効でない。バリウムフェライトは、好ましくは少なく
とも約300°C1より好ましくは少なくとも約400°C1そして最も好まし
くは少なくとも450°Cの温度でスパッタリングされる。
望むならば、他の磁化可能な材料にも同様の温度が使用されつる。
温度は好ましくは650°C以下であり、より好ましくは約550°C以下であ
る。スパッタリングの間の圧力は、好ましくは1.0−’トル(、13Pa)以
下であり、より好ましくは約10−’ トル(、013Pa)であり、より好ま
しくは約1O−sトルc、 0013Pa)である。最小の圧力は問題とならな
い。それは実用上の考慮点により支配され、そして、通常10−7トル(,00
0013Pa)以上である。
磁気媒体は、磁化可能な層を保護するために、及び/又は媒体の表面をなめらか
にするために、任意に、更に、磁化可能な層の上に第三の「オーバーコート3層
を含みうる。オーバーコート層は、通常、少なくとも約250人厚さである。そ
れは、通常、5000Å以下の厚さである。オーバーコート層は、好ましくは、
軟質であり、磁気層を保護するのに充分に強固であり、磁化可能な層に付着性で
あり、熱安定であり、そして低い水吸収性を存する材料を含む。例えは、炭素層
は、磁化可能な連続の薄膜層上にスパッタリングされてよく、又は、酸化アルミ
ニウム粒子及びペルフルオロポリエーテルは粒状物質及び結合剤層上に適用され
てよい。他のオーバーコート層の例日)に記載されている。
仕上かった磁気記録媒体の保磁力は好ましくは少なくとも約5000eてあり、
より好ましくは少なくとも約9000eであり、そして最も好ましくは少なくと
も約15000eである。
本発明のポリベンズアゾール基材は、従来技術における基材よりも実質的な利点
を有する。ポリベンズアゾールポリマーは、それらが薄くされうるように、高い
引張強度及び弾性率を有する。更なる利点も得られつる。多くの好ましいポリマ
ーは、引張強度より低い応力が頻繁に基材の形状に永久歪みを与えないように、
それらが引裂かれる点まで本質的に降伏点を有しない。多くの好ましいポリマー
は、高温への暴露、更にはスパッタリングに適切な温度が基材に害を与えないよ
うに、本質的に不融性であり、そして熱安定である。
バリウムフェライトは基材上に直接的にスパッタリングされうる。
それらは磁気記録媒体に通常に使用されうる。
次の実施例は例示のみの目的である。それらは、明細書又は請求項のいずれの範
囲をも制限すると解釈されるへきでない。特に指示かナイかぎり、全ての部及び
パーセントは重量基準である。
実施例1
シスーPBOフィルムは、(1)約84%のP2O,を含むポリ燐酸中に溶解し
た14%のシス−PBOを含むドープフィルムを押出しすること:(2)ドープ
フィルムを長さ方向に3倍、そして、輻方向に5倍延伸すること;(3)水中で
凝固させ、洗浄し、そして炉中で乾燥させることにより製造された。フィルムの
厚さは約0.2ミル(5μm)であった。0.1ミリトルの圧力で30分間、表
Iに示す温度にフィルムを加熱した。
その温度で、25χ酸素及び75%アルゴンのガス組成で、0.5ミリトルの圧
力で、それをプラズマ洗浄した。その後、表■に示す温度及び時間で、0.5ミ
リトルの圧力で、膜厚が表1に示したようになるまで試料をバリウムフェライト
でスパッタコーティングした。
表1
試料 温度(’C) 時間(分) 厚さく入)1−5 500 8.5 100
0
試料[1は、Digital Measurement Systemsから市
販の振動試料マグネトメーターにより測定して970〜9950eの保磁力を有
した。
実施例2
実施例1に記載のようなフィルムを、450°C〜500 ’Cの温度及び10
−’トルの圧力で、2000〜4000人厚さのバリウムフェライトの層により
スパッタコーティングした。フィルムは実施例1の装置により測定して1000
0eの保磁力を有した。
実施例3
バリウムフェライト粒子及びエポキシ樹脂結合剤を含む3000人厚さのコーテ
ィングは、PBOポリマーテープを含む0.8 ミル(20μの)厚さのテープ
に、粒子及び結合剤をテープ上にスピンコ−ティングすること及びエポキシ樹脂
を硬化させることにより適用された。
このテープは実施例1の装置により測定して10000eの保磁力を有した。
請求項1に記載したようなPBOテープは、平均で約2000人の厚さの層を蒸
着するために充分な時間、101トル酸素で、蒸発したコバルトとそれを接触さ
せることにより蒸着された。蒸着フィルムは堆積方向と平行に16770e及び
堆積方向と垂直に8650eの保磁力を有した。
補正書の翻訳文提出書
(特許法第184条の8)
平成6年9月26日
Claims (10)
- 1.(a)基材、及び、 (b)基材の少なくとも片側表面に付着した磁化可能な表面層、を含む軟質磁気 記録媒体であって、基材がリオトロピック液晶ポリベンズアゾールポリマーを含 むことを特徴とする磁気記録媒体。
- 2.ポリベンズアゾールポリマーがポリベンゾキサゾールもしくはポイベンゾチ アゾールポリマーである請求項1に記載の軟質磁気記録媒体。
- 3.ポリベンズアゾールポリマーが本質的に(a)▲数式、化学式、表等があり ます▼,(b)▲数式、化学式、表等があります▼,(c)▲数式、化学式、表 等があります▼,(d)▲数式、化学式、表等があります▼,(e)▲数式、化 学式、表等があります▼,(f)▲数式、化学式、表等があります▼,(g)▲ 数式、化学式、表等があります▼,及び(h)▲数式、化学式、表等があります ▼のうちの少なくとも1種の繰り返し単位からなる請求項1に記載の軟質磁気記 録媒体。
- 4.媒体がテープである請求項1から3のいずれか1項に記載の軟質磁気記録媒 体。
- 5.テープの引張弾性率がテープの長さ及びテープの幅に沿って少なくとも3. 4GPaである請求項4に記載の軟質磁気記録媒体。
- 6.テープの引張弾性率がテープの長さに沿ってよりもテープの幅方向のほうが 大きい請求項5に記載の軟質磁気記録媒体。
- 7.媒体がディスクである請求項1から3のいずれか1項に記載の軟質磁気記録 媒体。
- 8.ディスクの引張弾性率が、互いに垂直であり、そしてディスク平面に平行で ある二方向で、少なくとも3.4GPaである請求項7に記載の軟質磁気記録媒 体。
- 9.引張弾性率がディスクの周囲で20%以下でしか変化しない請求項8に記載 の軟質磁気記録媒体。
- 10.磁気記録層が基材の表面に直接的に付着したバリウムフェライトの層であ る請求項1から3のいずれか1項に記載の軟質磁気記録媒体。
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