JPH07504018A - アンギュラ玉軸受 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 アンギュラ玉軸受 技術分野 本発明は、両軸方向に負荷可能なアンギュラ玉軸受であって、軸方向で相互にず らされた複数の線環と、１体状の外輪と、端面が互いに接している２つの内輪と を備えており、内輪及び外輪の肩部には走行溝が形成されている形式のものに関 する。

背景技術 ２列のアンギュラ玉軸受は機能的に対状に使用されている０形配置の１列のアン ギュラ玉軸に対応していて、既に公知である。この玉軸受は、高い半径方向力と 両方向の軸方向力とを受容することができ、遊びのない軸方向の案内が要求され ているような支承装置に対し特に良好に適合している。この種の軸受は例へばド イツ国実用新案第１７　６８　０８１号明細書に開示されている。軸受は非分割 の外輪と、２つの内輪と、ケージ内に案内されている２つの味到とから成ってい る。

この種の軸受の欠点は、高い軸方向力の発生の際に必要な高い軸方向の支持能力 を達成することができないという欠点を有している。高負荷の駆動部に対し負荷 容量の増大を２列のアンギュラ玉軸受の相前後する対によって達成することも可 能ではあるが、負荷容量のこの増大には、著しく大きな軸方向の構造スペースが 必要である。

発明の開示 本発明の課題は、構造スペースを良好に使用して高い負荷能力を備えている、冒 頭で述べた形式のアンギュラ玉軸受を提供することにある。

本発明では、両内輪の少くとも一方の内輪に少くとも２つの線環が配設されてお り、該線環は、内輪の端面における分離面から出発してその直径が段階的に増大 していることによって、上記課題を解決することができた。この配置にあっては 、負荷容量の著しい増大が軸方向の構造スペースを僅か増加させるだけで可能で ある。

本発明の別の構成にあっては、外輪の走行溝の套面が、９０６の角度に亘って、 夫々の線環の部分円を貫いてレーイングされた半径と、線環の中心部を貫いてレ ーイングされた横方向平面との間を延びている。本発明の有利な構成にあっては 、線環の球がコームケージ又はスナップケージ内に配置されており、球の外周の 外方に延びる夫々のケージのリング部分が、夫々隣接する、直径の小さい方の線 環の外周に対し半径方向に配置されている。夫々隣接する直径の小さい方の線環 の外周部におけるリング部分のこの半径方向の配置によって、軸受の短い構造形 式が達成可能である。

また線環が端面の分離平面の両側で対称的に配置されている本発明の別の構成に あっては、１つの線環の内部で使用される球が、１つ又は複数のそれ以外の線環 に使用されている球の直径とは異なった直径を有している。また分離平面に両側 で隣接する線環の球が最小の直径を有し、それに続く各線環にあっては球の直径 が増大している。最後に分離平面に両側で隣接する線環の球が同一の直径を有し ている。

使用される法理数の増加と、個々の線環の球の直径の拡大とによって負荷容量を 増大させることができ、その際個々の線環相互を空間的に良好に配置することに よって、全体で軸方向の構造を短くすることができる。

図面の簡単な説明 本発明を３つの図面に基いて詳しく説明する。その際 図１は３列のアンギュラ玉軸受の断面図、図２は４列のアンギュラ玉軸受の断面 図、図３は６列のアンギュラ玉軸受の断面図、を夫々示している。

実施例の説明 図１によれば３列のアンギュラ玉軸受が、１体の外輪１と、２つの内輪２，３と 、軸方向で相前後して配置された線環４．５と、第１及び第２線環４，５の球に 対し半径方向にずらされて配置された別の線環６とから成っている。内輪２，３ 及び外輪１の肩部には、線環４，５及び６の球を受容するための走行溝４ａ。

５ａ及び６ａ並びに４ｂ、５ｂ及び６ｂが形成されている。外輪１の走行溝４ｂ 、５ｂ及び６ｂの套面は、夫々の線環４，５．６の部分円を貫いてレーイングさ れた半径と、線環４，５．６の中心部を貫いてレーイングされた横方向平面との 間で９０″の角度に亘って延びている。別の線環６の球の直径は、第１及び第２ 法理４．５の球の直径よりも大きい、３つの球１１４゜５及び６は夫々ケージ７ によって保持されており、その際線環６に所属するケージ７のリング部分は、球 ６の周方向通路の外方に延びていて、半径方向でより小さな直径の線環５の外周 部に配置されている。この実施例では内輪２が線環４を案内している一方で、内 輪３が線環５及び６を案内しており、このため両走行リング２．３の分離面８が その対称平面になっていない。

外方に対しての軸受のシールはシールリング９によって行われている。

図２には４列のアンギュラ玉軸受が図示されており、該玉軸受は両内輸２及び３ と外輪１との間に、第１、第２及び第３線環４，５．６に対し付加的に別の線環 １０を有しており、該線環１０は線環４に対して半径方向にずらされて配置され ている。線環４，１０．５及び６は、内輪２及び３の走行溝４　ａ、１０　ａ、 　５　ａ。

内において、９０″の角度に亘って、夫々の線環４゜１０．５及び６の部分円を 貫いてレーイングされた半径と１法理４，１０．５及び６の中心部を貫いてレー イングされた横方向平面との間を延びている。その際全球環４，５．６．１０の 球の直径は等しい大きさに選択されている。両内輪２，３は球環４，１０乃至５ ゜６のための夫々２つの走行軌道を有しているので、分離面８が同時に対称平面 に成っている。この場合も総ての線環４，５，６．１０の球が夫々ケージ７内で 案内されており、その際線環６及び１０に所属する、球６及び１０の外周路の外 方に延びているケージ７の夫々１つのリング部分が、半径方向で直径の小さい方 の線環５及び４の外周部に配置されている。

図３は図２に対し、内輪２．３と外輪１との間で既に存在している線環４，５， ６．１０に対し付加的に、２つの別の球１１１１１１．１２が半径方向で上述の 線環に対しずらされて配置されているという点で異なっている０図１及び図２の 場合と同じ様に線環４，１０，１１．５．６及び１２が、内輪２．３の対応する 走行溝４ａ、１０ａ、ｌｌａ、５ａ、６ａ、１２ａ内及び外輪１の走行溝４ｂ、 １０ｂ、ｌｌｂ、５ｂ、６ｂ、１２ｂ内で案内されている。また外輪１の走行溝 ４ｂ。

１０ｂ、ｌｌｂ、５ｂ、６ｂ、１２ｂの套面が、９００の角度に亘って、夫々の 線環４，１０，１１，５゜６及び１２の部分円を貫いてレーイングされた半径と 、線環４，１０，１１，５．６及び１２の中心部を貫いてレーイングされた横方 向平面との間を延びている。

その際線環１０，１１．６及び１２の球の直径は、相互に等しい太きであるが、 線環４．５の球の直径よりも大きな直径である。

本発明は上述の３つの実施例に限定されるものではなく、特に実施例の各特徴を 組み合わせることも可能である。また外輪を２部分状に、かつ内輪を１部分状に 構成することも考えられる。また両走行輪な２部分に構成することも可能である 。

符号の説明 ４．５，６，１０，１１．１２・・・線環４ａ、１０ａ、ｌｌａ・・・内輪２の 走行溝５ａ、６ａ、１２ａ・・内輪３の走行溝４ｂ、１０ｂ、ｌｌｂ、５ｂ、６ ｂ、１２ｂ・・・外輪１の走行溝 ７　・ケージ ８・・分離面 ９・・シールリング 国際調査報告　。ｒＴ／Ｃ０゜’Ｉ／、、Ｉ。ＨＱ

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. １．両軸方向に負荷可能なアンギュラ玉軸受であって、軸方向で相互にずらされ た複数の球環（４，５）と、１体状の外輪（１）と、端面が互いに接している２ つの内輪（２，３）とを備えており、内輪（２，３）及び外輪（１）の肩部には 走行溝（４ａ，５ａ，４ｂ，５ｂ）が形成されている形式のものにおいて、両内 輪（２，３）の少くとも一方の内輪に少くとも２つの球環（５，６，１２，４， １０，１１）が配設されており、該球環（５，６，１２，４，１０，１１）は、 内輪（２，３）の端面における分離面（８）から出発してその直径が段階的に増 大していることを特徴とする、両軸方向に負荷可能なアンギュラ玉軸受。
2. ２．外輪（１）の走行溝（４ｂ，１０ｂ，１１ｂ，５ｂ，６ｂ，１２ｂ）の套面 が、９０°の角度に亘って、夫々の球環の部分円を貫いてレーイングされた半径 と、球環（４，１０，１１，５，６，１２）の中心部を貫いてレーイングされた 横方向平面との間を延びていることを特徴とする、請求項１に記載の、両軸方向 に負荷可能なアンギュラ玉軸受。
3. ３．球環（４，１０，１１，５，６，１２）の球がコームケージ又はスナップゲ ージ（７）内に配置されており、球（１１，１０，１２，６）の外周の外方に延 びる夫々のケージ（７）のリング部分が、夫々隣接する、直径の小さい方の球環 （１０，４，６，５）の外周に対し半径方向に配置されていることを特徴とする 、請求項１に記載の、両軸方向に負荷可能なアンギュラ玉軸受。
4. ４．球環（４，１０，１１，５，６，１２）が端面の分離平面（８）の両側で対 称的に配置されていることを特徴とする、請求項１に記載の、両軸方向に負荷可 能なアンギュラ玉軸受。
5. ５．夫々１つの球環（４，１０，１１，５，６，１２）の内部で使用される球が 、１つ又は複数のそれ以外の球環に使用されている球の直径とは異なった直径を 有していることを特徴とする、請求項１に記載の、両軸方向に負荷可能なアンギ ュラ玉軸受。
6. ６．分離平面（８）に両側で隣接する球環（４，５）の球が最小の直径を有し、 それに続く各球環（１０，１１，６，１２）にあっては球の直径が増大している ことを特徴とする、請求項５に記載の、両軸方向に負荷可能なアンギュラ玉軸受 。
7. ７．分離平面（８）に両側で隣接する球環（４，１０，１１，５，６，１２）の 球が同一の直径を有していることを特徴とする、請求項１に記載の、両軸方向に 負荷可能なアンギュラ玉軸受。