JPH07503404A - CeBr↓3触媒,および臭素生成のプロセス - Google Patents
CeBr↓3触媒,および臭素生成のプロセスInfo
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
CeBr3触媒、および臭素生成のプロセス発明の分野
本発明は触媒および、その触媒を用いて臭化水素を酸化し臭素元素を形成するプ
ロセスである。本発明の触媒組成物はある種のジルコニア含有支持体の上の臭化
セリウムを含む。
ジルコニア支持体は、好ましくは、パップリアイト(baddeleyite)
相であり、操作温度で酸化セリウム形成に対して臭化セリウム触媒を安定化し、
そして低温においても優れた触媒活性を提供する。
発明の背景
本発明は触媒およびその触媒を用いて臭化水素から臭素元素を生成するプロセス
の両方である。
臭素はアルカンからブロモアルカンまたはオレフィンを製造するためにしばしば
用いられる化学的供給原料である。臭素は自然界の中では、希薄なソース、例え
ば海水または塩水弁からのみ見い出される。この様なソースから臭素を生成する
古典的プロセスには、多数のステージからなるプロセスを必要とする。このプロ
セスは、電気分解する工程、塩素化する工程、または塩水を酸性にして臭素元素
または臭化水素を溶液に放出する工程、得られた希薄溶液に空気を通す工程(a
erating)または蒸気を通す工程(stea+*ing)、臭素または臭
化水素を吸収する工程、および得られた吸収物質を蒸留して臭素を回収する工程
を包含する。
当然のことながら、もし他の適当な臭素含有ソースが臭素元素を生成するために
入手可能であるなら、新鮮な臭素を必要とする環境にないことが望ましい。臭化
水素酸または臭化水素(HBr)は広範囲における化学反応プロセスの副産物で
ある。本発明は臭素元素を生成する際に臭化水素原料を利用するプロセスである
。
以下に表された式による臭素生成プロセスを記述した文献は多数、公刊されてい
る:
4HBr+ 02 −e 2Br2 + 2H20゜ある種のプロセス(英国特
許第930.341号)には、臭化水素酸溶液の変換に溶解金属イオン触媒を使
用することを含んでいる。可溶金属は、金、セリウム、クロム、二、ケル、白金
、トリウム、チタニウム、またはバナジウムであり得るが好ましくは鉄または銅
である。酸素を含有するガスはHBrおよび溶解金属を含有する酸性溶液を通過
する。この際のa度はいずれも液体の沸点未満である。ガス状流出物(eff
Iuent)は凝縮および蒸留を介して臭素生成物、水、およびHBrに分離さ
れ、次の酸化工程で再利用される。
Hardingらによる米国特許第3.179.498号にも同様に、Harを
Br2に酸化するためのHBrの酸性水溶液に亜硝酸触媒を用いるプロセスを開
示している。液体温度は0℃と100°Cとの間に維持される。無機あるいは有
機の亜硝酸塩が適用可能であると言われているが、好ましい触媒はアルカリ金属
またはアルカリ土類金属の硝酸塩である。
HBrをBr2に変換するために不均一触媒を用いる多(のプロセスがある。
Mugdanによる米国特許第2,536.457号は、その様なプロセスを教
示している。変換はs o o ’cと1200°Cとの間の(好ましくは80
0℃と1000℃との間)温度で過剰の酸素と′共に行われる。触媒は好ましく
は酸化セリウムであり、軽石様多孔体、あるいは溶解し難い物質の上に担持され
得る。もし過剰の水がリアクター内に存在すると、例えば水素の様な燃焼ガスが
反応温度の保持のために含有される。明らかにこのプロセスにおける反応温度は
非常に高温である。
Da Rossetによる米国特許第3.273.964号は、脱臭化水素化反
応からの流出物が触媒吸着複合体と接触するプロセスを示している。流出物はオ
レフィン性炭化水素を含有し、それらはアルカンが臭素化されてブロモアルカン
を形成する一連の工程で生成される;ブロモアルカンは次いで、脱臭化水素化し
てオレフィン性炭化水素およびHBrの流出物流を形成する。触媒吸着複合体は
第一の工程でHBrを吸着し、再生する間にHBrの酸化を触媒して所望のBr
2を形成する。複合体は塩基性金属酸化物、例えば酸化マグネシウム、酸化カル
シウム、または酸化亜鉛の吸着物質、および■族Bの金属酸化物、例えばチタニ
ア、マグネシア、またはジルコニアのような触媒を含有している。好ましい複合
体は、マグネシアおよびジルコニアの比率が約0.5:1から約5: lに含有
する。
Blochらによる米国特許第3.260.568号は、金属「サブクロライド
」を含有する固体吸着剤を伴った実質的に乾燥したHBrの流れにおけるプロセ
スを教示している。金属「サブクロライド」とは溶解し難い金属酸化物と金属塩
化物との反応生成物である。接触は、HBrが吸着剤中の塩化物の少なくとも一
部と置換する際に発生する。吸着剤が約6重量%に到達したとき、吸着剤は乾燥
塩化水素ガスと接触することによって再生される。この特許は吸着したHBrを
Br2に変換することを示唆している様には見えない。吸着剤は金属塩化物、例
えば塩化アルミニウム、塩化アンチモン、塩化ベリリウム、塩化鉄、塩化ガリウ
ム、塩化錫、塩化チタニウム、および塩化亜鉛から選択されることが示唆されて
いる。
Lesterによる米国特許第3,310,380号は、臭素化合物(例えば、
HBrおよび臭化アルキル)の触媒性吸着複合体(comp。
5ite)の上への吸着不飽和炭化水素を回収すること、および吸着剤が満杯に
なった時、この複合体と50℃と450℃との間の温度で酸素含有ガスとを接触
させて、水および未反応のHBrもまた含有するBr2の流れを生成するプロセ
スについて開示している。この流れ(酸素含有ガスを有する混合物においてもま
た)は、次いでこの複合体をも含有する第二ステージのりアクタ−と接触するが
ここでの温度は200°Cと600°Cとの間である。第一ステージでの複合体
は好ましくは、酸化マグネシウム上に複合された0、5〜10重量%の酸化鋼あ
るいは酸化セリウムを含み:第二ステージにおける組成物は、好ましくはアルミ
ナまたはジルコニア支持体上に複合された2、0〜約50重量%の酸化銅あるい
は酸化セリウムを含む。
同様に、Louvarらによる米国特許第3.346.340号は、触媒−不活
性支持体複合体を用いてHBrをBr2に酸化するブロモ、スを示唆している。
この複合体は1グラムあたり5dと100dとの間の表面積を有し、そして1グ
ラムあたり約50マイクロモル未満の水酸基を含有する不活性支持体上に酸化銅
あるいは酸化セリウムを含む。この支持体はα−アルミナまたはθ−アルミナあ
るいはジルコニアであり得る。好ましい温度は300℃と600°Cとの間であ
る。
Les terによる米国特許第3.353.916号はHBrを酸化してBr
2を形成する2ステージプロセスを開示している。それはHBr含有ガスと酸素
含有ガスとを混合する工程と、およびこの混合物を少なくとも225°Cの温度
で触媒上を通過させる工程および、HBrの大部分をBr2に変換する工程であ
る。
上記触媒は、セリウム、マンガン、クロム、鉄、ニッケル、およびコバルトの酸
化物あるいは塩から選択される。なお過剰の酸素を含有する部分的に変換された
ガスは、その後、酸化銅またはその塩を含む第二ステージの触媒を通過する。こ
こでの温度は少なくとも約225℃であるが、残存するHBrを変換するための
「触媒ピーク温度」である350℃を超えない。好ましい支持体はジルコニアで
あると考えられる。
この2ステージの組み合わせは銅触媒の損失を防止する。
なぜならば、好ましい酸化銅は見かけ上、反応行程中に臭化銅に変換され、そし
て臭化銅は「約350℃を超える温度」で気化し、[臭化銅は触媒のかたまり(
mass)を介して移動し、結果として臭化銅の損失を招き、そして早期に不活
性となる」。高屋を許容する第一触媒ステージを用いることにより、見かけ上は
銅触媒はど活性ではないが、銅を含有する低温の第二触媒ステージは「臭化水素
から臭素への定量的変換」を完了する。
Massonneらによる米国特許第3.379.506号は、フルオロカーボ
ンの存在下で臭化水素を選択的に臭素へ酸化するプロセスを教示している。この
プロセスは250°C〜500℃の温度で、好ましくは300°Cと400°C
との間の温度でガスの混合物をデーコン触媒(Deacon catalyst
)上に通すことにより行われる。デーコン触媒とは「大部分が多孔性の担体、例
えば軽石、アルミナ、ンリ力ゲル、粘土あるいはベントナイトに、各種金属、例
えば銅、鉄、チタニウム、バナジウム、クロム、マンガン、コバルト、モリブデ
ン、タングステンの臭化物または塩化物(あるいはそれらの混合物)の溶液を含
浸させたもの」と言われている。好ましい触媒としては銅の塩化物であるといわ
れている。この特許は以下のことを記述している「非常に効率的かつ安定な触媒
は、銅、希土類金属および/またはアルカリ金属の塩化物を、約120″Cで乾
燥し、次いで300℃から450℃の温度で活性化して、活性アルミナに含浸す
ることによって調製される酸化触媒」。
−例にアルミナ、カリウム、銅、および適量の[セリウム系列の希土類の塩化物
」からなる触媒の製造法および使用法を示している。
別の特許、Hayらによる米国特許第3.437.445号は、臭、化水素を臭
素に酸化する工程における臭化銅の気化の問題について述べている。回答は銅を
貴金属、例えば白金やパラジウムに取り替えることだ。反応温度は約175℃と
約700 ’Cとの間で行われるが接触時間は約0. 1秒である、「しかし最
良の操作として、約5秒と25秒との接触時間が好まれる」。
臭素の収率は僅か28モル%と78モル%との間である。
5har+Ilaらによる米国特許第4.131.626号は、酸素含有ガス、
二酸化珪素および酸化触媒の存在下で、臭化物塩を約500℃〜1000°Cの
温度で加熱するプロセスを示唆している。
臭素はケイ酸ナトリウムと結合して生成される。
これらの文献には、触媒がジルコニア支持体上に臭化セリウムを含む触媒による
HBr酸化プロセスを示唆するものはひとつも無い。さらに、それらの開示内容
は、臭化セリウムが本発明者らのプロセスで行われたのと同程度安定であり、か
つ効率の良い収率でBr2を生成するようなプロセスを示唆していない。
(以下余白)
発明の要旨
本発明は、触媒、およびこの触媒を用いて臭化水素を酸化し臭素元素を形成する
ためのプロセスである。触媒組成物は、ジルコニア含有支持体上に臭化セリウム
を含む。臭化セリウムはジルコニア支持体姐に付与され、この支持体は、好まし
くは大部分がパップリアイトの形態である。その結果触媒を実用するに際してそ
れ以上の処理は典型的には不必要となる。
この触媒は、触媒を固定するいくつかの定義的な物理的/化学的因子(desc
riptor)を有す。
本発明のプロセスにおいては、臭化水素は気化され、そして酸素含有ガスと混合
され、そして125℃と350℃との間の温度、あるいはそれ以上の温度にまで
加熱される。加熱されたガス混合物は、臭素の形成に適した条件下で触媒の上を
通過する。その後、臭素は副産物である水と分離され得る。
図面の簡単な説明
図1は本発明のプロセスの一般的な実施態様のブロック図を示す。
図2および図3は本発明の好適な実施態様の概略的なプロセス図を記述する。
図4は所望の触媒の反応速度を温度の関数で示している。
図5は長時間の反応試験の間の反応温度を時間の関数で表したグラフである。
図6は長時間の反応試験の間の反応速度を時間の関数で表したグラフである。
&μし号先咀
上述の様に、本発明は、触媒組成物および以下の反応式のように、その触媒組成
物を用いて臭化水素を酸素含有ガスで酸化して臭素元素を形成するプロセスであ
る。
4 HBr + 02 =−−* 2 Br2 + 2 H2Oこの触媒はジル
コニア含有支持体上に臭化セリウムを含む。
腹娠
本発明の触媒は、好ましい操作温度およびそれ以上の温度の両方において例外的
に安定である。従来技術の触媒とは異なり、本活性臭化セリウムは、触媒組成物
からもその触媒の異なる領域の中でも実質的には移動しない。本触媒は広い操作
領域を通じて非常に活性である。それは、従来技術のセリウムあるいは銅ベース
の触媒のいずれよりも、低温でも驚くほど活性である。本触媒組成物の有する例
外的に高い活性は、比較的低温での使用を許容し、その結果、触媒の安定性を強
めることにもなる。
当該分野におけるその他の触媒とは異なり、本発明の触媒は臭化セリウムを直接
、支持体におくことにより製造され、使用中に支持体上で他のセリウムを有する
物質を臭化セリウムに変換することによっては作成されない。臭化セリウムを直
接に支持体に添加することには批判が多いと考えられているが、本発明者らはそ
の理論にしばられることは望まない。
結論として、支持体は、最も望ましくは、パップリアイト相ジルコニアの実質的
な部分を含むが、その他の物質(例えば立方相ジルコニア、ハフニア、アルミナ
、チタニア、イツトリア、シリカ、ドリア、およびその他の酸化物支持体)の含
有も適切である。ただし、全ての触媒操作において、良好であるとは言えない。
明確には、本触媒は臭化セリウム、および主要量のパップリアイト相ジルコニア
含有触媒支持体を含むか、または、望ましくは本質的にそのような支持体からな
る複合体であり、必要に応じて、1種あるいはそれ以上の触媒結合剤を混合され
ている。
臭化セリウムは、少なくとも触媒量で存在しているべきであり、すなわち、その
量は、HBrと酸素との反応を触媒してBr2を生成するのに十分な量であるべ
きである。本発明者らは、全組成物の中のセリウム含有量は0.01〜1mm。
tes−Ce7gであることが望ましく;全組成物の0.2〜0.6mmole
s−Ce7gが更に望ましく;そして全組成物の0.3〜0.6mmoles−
Ce7gが最も望ましいことを見い出した。
本発明者らは、セリウム触媒を臭化セリウムの形態で触媒支持体の中へ導入する
ことにより、触媒が別の形態、例えば酸化物で導入されている組成物よりもより
安定で、活性な触媒組成物となることを見い出した。本発明者らは、触媒組成物
のX線回折スペクトル(Cu )は結晶性のCeBr3のα
存在を示さないということをさらに見い出した。特異的には、結晶性のCeBr
3のX線回折スペクトルは以下の線を含んでいる:
主UニーL I 4上。
33、 153 1. 0
62、 539 1. 0
これらの明確な線の欠落は臭化セリウムの結晶性が実質的に存在しないことを示
唆している。
典型的には、ジルコニア支持体はその主要量、例えば約50重量%を越えるジル
コニアを含有する。ジルコニアの結晶構造は、好ましくは正方晶系、すなわちパ
ップリアイトの形態である。少量の他の金属酸化物、例えば立方晶ジルコニア、
アルミナ、チタニア、ハフニア、イツトリア、シリカ、トリアなどは、結合剤も
しくは押し出し補助剤として、または所望であれば表面積を増加するために含有
され得る:しかし再言することになるが、触媒の有する種々の利点をすべて含有
するものとなると、好ましい形態はパップリアイト相である。
本発明者らは、微孔の直径が30オングストロームと600オングストロームの
範囲における著しい多孔度、例えば微孔直径が30オングストロームと600オ
ングストロームの範囲において0.01cc/gmを上回る微孔の容積、さらに
好ましくは微孔直径が30オングストロームと100オングストロームの範囲に
おいて0.01cc/gmを上回る微孔の容積を有するジルコニア支持体を用い
ることが望まい)ことを見い出した。触媒支持体材料としては、使用されるプロ
セスに便利ないかなる物理的形態でも使用され得る。このような形態としては、
錠剤形、押し出し形、ラスチー(raschig)またはボールリング(Pal
l ring)形などが包含され得る。反応(よ非常に発熱性であり、従って相
対的な外部表面積は、リアクター/プロセス設計における重要な考慮すべき点で
あり得る。
純粋なZrO2支持体上の触媒であるCeBr3のもつとも好ましい形態は、熱
重量分析を触媒組成物について行った時、720〜770°Cの範囲で相転移が
発生しな(Aこともまた、本発明者らは発見した。従来技術のプロセスを用いて
調製された触媒は、しばしばこの様な相転移を示す。
本触媒は望ましくは、次のプロセスによって好ましく調製される。このプロセス
は、適切なセリウム化合物ある一一ζま錯体をそれぞれ独立してHBr水溶液に
溶解し、そしてそれをジルコニウム含有触媒支持体に含浸することによる。ジル
コニウム含有触媒支持体は、支持体に付加された金属含有量を含浸の前に正確に
計測するために、例えば100°C〜300°Cの温度の空気中で乾燥しなけれ
ばならない。支持体を含浸する方法あるいは順序には特に厳密な点は見0出され
な力)つた。選択された含浸手順によっては、溶液lま飽和され?尋る力)また
は飽和され得ない。初期′61潤法(an 1ncipient vetnes
smethod )を採用した場合、溶液の量は支持体の微孔容積と適合する。
その容積は、支持体に付加される金属の量が適切であることを確実にするために
、その溶液の組成物を調整することが必要である。もし他の手順が選ばれるなら
、飽和溶液が使用され、選択された特定量の溶液が使用され得る。
含浸された支持体は乾燥され使用に供される。望ましくは、乾燥温度はlOO℃
〜300℃の間であり、好ましくは120℃〜200℃の間である。
プロセス
このプロセスには、上述の触媒組成物の存在下で酸素含有ガスを用いて蒸気状態
のあるいはガス状態のHBr流を酸化することによってBr2を生成する工程が
包含される。望ましくは必要に応じて、本プロセスはまた、HBr原料調製工程
およびBr2生成分離工程を包含し得る。
図1は任意の原料処理および生成りr2分離工程を包含するプロセスの一般的な
実施態様の概略図を示す。このプロセスでは、HBrは種々のソースから得られ
得る。ソースには、例えば合成ゴムまたは炭化水素の臭化工程やその他の臭化塩
からの副産物、あるいは海水や塩、塩水析出物のような天然ソースから直接に得
られるものがある。原料前処理工程には、以下のような機能を行う際に、必要な
あるいは望ましいいかなる工程も包含し得る。上記機能とは、酸化工程におくる
に際して、経済的に適切なレベルにHBrを濃縮あるいは希釈すること、炭化水
素または不純の金属の原料を精製すること、臭化物塩を除去することまたはHB
rに変換することなどである。
酸化工程は、原料調製工程からのガス状あるいは蒸気状のHBrと酸素含有ガス
、例えば空気、酸素富化空気、あるいは酸素の適量とを混合する簡単な手段を包
含する。02は、望ましくは約3.25と4.25との間のHBr:02のモル
比を生成する量で付加される。o2はHBrの酸化を補助するのみならず、原料
流に存在するいかなる炭化水素様物質をも酸化するために過剰の02中に存在し
得る。しかしながら、HBr:02のモル比は3.9を越え、4.1までの間に
あることが好ましい。
とにかく、HBr−02混合物は、次いで上述の一種またはそれ以上の触媒ベッ
ドを通される。他でも述べたように、この反応は高度な発熱性である。リアクタ
ーの温度は種々のプロセスで制御される。例えば、もし断熱的リアクターが望ま
れるなら、リアクター内での過剰な温度上昇を阻止するために、原料HBrも同
様に蒸気、窒素、空気、生成物流リサイクルなどで希釈される必要がある。他の
りアクタ−の形態によっては、ある種の供給が、反応の熱を除去するために作成
され得る。例えば、適当な冷却された熱交換装置におCするベッド(bed o
r beds)を含むこと(例えば流れ発生装置(こお(する触媒のチューブに
よる)、継続する触媒べ・ノドの中の冷却工程を有する一連の工程に酸素含有ガ
スを加えることなど(こよる。触媒ベッドは、もし望むなら、流動的にされ得る
。流動性はベッド温度制御を非常に容易にし、触媒中に「熱点(hot−spo
t)Jが生成することを阻止する。
リアクターの構造の材料は、標準的材料基準を用いて選択すべきであるが、この
システムは非常に腐食性であることに注意しなければならない。例えば、リアク
ターが上述の反応範囲の低限で操作され、このリアクターが、ニッケル合金であ
る場合、リアクターは液相腐食が発生しない様な凝縮温度を上回る温度に保持さ
れるべきである。同様に、温度の上限範囲は蒸気相腐食を防ぐために制御される
べきである。もしセラミックシステムが採用されるなら、セラミックの溶解防止
またはジブインドおよびフランジに使用されているポリマー性ノシールのクリー
ピング防止のために上述と同様な基準が適応され得る。
生成物分離ステージは、リアクター生成物を冷却し、Br2を回収し、そして、
濃縮し、そして例えばHBrのような物質をリサイクルのために回収するという
一般的な工程を包含する。
図2および図3は、上述の触媒を用いてHBrをBr2へ酸化するための、望ま
しいき系統的なプロセスを示した。図2は、このプロセスの原料としてo2酸素
を用いたプロセスを示す;図3は空気がこのプロセスの原料であるプロセスの図
を示す。本発明のプロセスは、バ・ソチプロセスから発せられたHBr流を再生
する方法として本プロセスが用いられた場合(を想定して)、HBr原料流が間
欠的あるいは可変的に取り扱うために設計され得る。このプロセスにおいて用い
られる水性HBr流は、生成物回収セクションに見られるリサイクル工程と原料
調製ステージの吸収工程との間で正確に集積(integrate)される。
酸1じ(1圭13
本発明のプロセスの実施態様において、図2に示すように外側のバッテリーリミ
ット(battery 11m1t)からHBr流(202)を導入する。ソー
スおよび原料供給流の品質によって、原料を前処理するのが望ましい。例えば、
原料がHCIを含む場合、供給原料前処理セクションで、供給原料を処理してH
CIを除去し得るか、あるいはHCIは残りの操作工程を通過して、臭素回収セ
クショ、ンで除去し得る。流れが純粋でないか、あるいは選択されたプロセス設
計が必要とする場合、原料供給流を既知の技術で処理してHBrの濃度を上げる
か、または下げるか、あるいは種々の無機あるいは有機不純物を除去し得る。
とにかく、HBr供給流(好ましくは約48%のHBr水溶液)をエバポレータ
=(204)、そして過熱器(206)に送る。こうして得られたHBr蒸気は
230°C〜250℃のa度になっている。酸素供給流(208)も同様にして
、過熱器(210)で約230°C〜250°Cに温める。過熱器(206)お
よび(210)への熱は、例えば油加熱器(212)を含む循環熱油システムで
供給され得る。
次いで、加熱したHBr流および加熱した酸素供給流を混合して、リアクター原
料供給流(214)を形成し、続いてリアクター(216)へ導入する。リアク
ター(216)は望ましくは、上記の触媒を含有するマルチチューブ設計、ある
いはマルチベッド設計であり得る。反応は事実上発熱性であるから、リアクター
の設計は、触媒塊から反応熱を除去し得る設計であることが明らかに望ましい。
ここに示すリアクターの設計はまた、蒸気発生器として用いられる。
次いで反応生成物流(218)を2ステージで冷却する。
ここに示す最初の冷却ステージ(220)は退陣熱器であり、ここでは単に流れ
の温度を露点、例えば約150℃近傍にまで低下させる。次いで、この流れを、
コンデンサー(222)中で凝縮し、そして約40°Cの温度にまで冷却する。
続いて凝縮物を、水が飽和した液状Br2(224)、Br2が飽和した水(2
26)、および未反応の酸素、臭素、水、ならびに少量の不活性物を含有する蒸
気状の漏出流(ver+t stream) (228)に分離する。この分離
(230)に用いられるデバイスは、デカンタ−のような単純な分離デバイスで
あり得る。他の密度分離デバイスも、同様に適している。
続いて蒸気流(228)を、漏出流中のBr2の大部分が除去されるのに充分な
温度にまで、冷却ユニット(232)中で冷却する。凝縮したBr2流をドラム
(233)中で分離し、得られたBr2流(234)を、さらに処理するために
Br2流(224)と混合する。凝縮せずに出てきた酸素蒸気流(236)を、
ガス処理装置(238)中で例えば水酸化ナトリウムを用いて処理して、処理酸
素が大気中へ放出される(240)前にあらゆる残存Br2を除去する。酸素の
純度が充分に高い場合、漏出ガス処理工程は省略され得、リアクター(216)
中にリサイクルされる。
続いて蒸留カラム(242)中で、セパレーター(233)からの水性流(23
4)から含有Br2を取り除く。蒸留カラム(242)から2つの流れが生ずる
。上部蒸気流(244)は上部コンデンサー(246)で凝縮され、そして還流
ドラム(248)中に集められる。還流ドラム(24g)はデカンタ−設計にな
っている。軽質相は大部分が水であり、還流として蒸留塔(242)ヘリサイク
ルされる。重質相はBr2であり、そしてこの流れ(250)は、対流(eom
n tercurrent)吸収塔(256)中での濃H2S0aを用いた乾燥
のようなさらなる処理のために、他のBr2流、 (224)および(234)
、と混合される。この塔から、希H2S0Jと所望のBr2生成物流(258)
が生成する。
蒸留塔(242)からの下部流(252)を、再沸騰器(254)中で、部分的
に再沸騰する。流れの残部は、大部分が未変換HBr原料を含む水、およびリア
クター(216)一部分は、例えば力性ソーダーで中和処理されて、排水流(2
58)を生成する。本発明のプロセスを、希薄HBrを用い得るプロセスの統合
として使用する場合、希薄HBr流はリサイクルされ得る。
リアクターの中で生成した水の除去には池の方法もある。
例えば40℃以上の温度のような異なった条件で、セパレーター(232)を操
作することによって、上部流(236)は、反応生成水を含有する。
空】じ乙二jノヨ
本プロセスはまた、より低酸素濃度供給流、例えば空気あるいは酸素富化空気を
利用して操作し得る。この変形を図3に示す。
一般的な意味において、本プロセス図は上記の酸素プロセスで使用したものと似
ている。リアクターおよび濃縮セクションは同じである。
上記の様に、HBr供給流を、エバポレーター(304)および過熱器(306
)に送る。空気供給流(308)をコンプレッサー(309)中で圧縮し、そし
て過熱器(310)で加熱する。過加熱器(306)および(310)への熱は
、例えば油加熱器(312)を含む循環熱油システムで供給され得る。
次いで加熱したHBr供給流および加熱した酸素供給流を混合して、リアクター
の原料供給流(314)を形成し、続いてリアクター(316)へ導入する。リ
アクター(316)は望ましくは、上記のものと似たデザインであるが、原料供
給流において希釈剤は付加的なためリアクターの設計にはあまり影響しない。た
だし、触媒塊からの反応熱を除去し得る設計であることが明らかに望ましい。
次いで反応生成物流(318)を2ステージで冷却する。
ここに示す最初の冷却ステージ(320)は退陣熱器であり、ここでは流れの温
度を露点、例えば約150℃近傍にまで低下させる。次いで、流れをコンデンサ
ー(322)中で凝縮し、そして約40℃の温度にまで冷却する。
凝縮リアクター生成物流(324)を、相分離器(32’6)へ供給し、そこで
、Br2を飽和した水性流およびあらゆる未変換HBrを含有する水性流(32
8)、およびすべてのBr2を含有する上部蒸気流(330)に分離する。
水性流(328)を、上記と同様にして処理する。蒸留カラム(330ン中でセ
パレーター(326)からの水性流(328)から含有Br2を取り除く。蒸留
カラム(330)は上部蒸気流(332)を生成し、それは上部コンデンサー(
334)で凝縮され、還流ドラム(336)に集められる。
ドラムから出た水は、還流として蒸留塔(330)にリサイクルされる。乾燥の
ようなさらなる工程のために、Br2流(338)を他のBr2流と混合する。
蒸留塔(330’)から出た底部流(340)を再沸騰する。
その流れは大部分が水であり、そして未変換HBr原料およびとりアクタ−(3
16)中で生成した反応水を含有している。この流れ(342)の全であるいは
一部は、中和されて排水流(346)を生成し得るか、あるいはライン(348
)経由でリサイクルされ得る。
相分離器(326)へ戻って、上部蒸気流(N2、Br2、およびN20)は吸
収カラム(350>の底部へ導入され、そこでは、冷たい(−15°C)希薄N
aBr水(352)が上部に供給されて、Br2吸収媒体として作用する。上部
流(354)は実質的にBr2を含有していない。
下部流(356)を加熱(好ましくは、除去(stripper)カラム(36
0)の底部からの熱を用いて原料−流出物熱交換器(358)内で)シ、そして
除去カラム(360)へ導入する。そのカラムの中で、Br2はNaBr水から
上部流(362)中へ取り除かれる。その流れを交換器(36,4)中で凝縮し
、そして還流槽(366)に集める。水流を還流槽(366)中にデカンテーシ
ョンし・、そして除去塔(360)における還流および、蒸留塔(330)への
原料供給における還流として使用する。
還流ドラム(366)からの蒸気ライン(368)を吸収器(350)からの上
部に蒸気流(354)と混合し、モしてN2を放出口(372)を経由して排出
する前に、吸収器(370)中で中和処理してあらゆる残存HBrを除去する。
還流槽(366)からデカンテーションしたBr2(374)を、還流槽(33
6)からのBr2流(338)と混合し、吸収器(376)の中で濃H2SO−
で処理して、水を除去し、そして、乾燥生成物であるBr2を製造する。
本プロセスは、本発明の全概念の望ましい実施態様像である。臭素含有原料から
、所望のBr2生成物を合成するに適した他のプロセスもある。
本発明を直接的記載によって開示した。以下に、本発明の種々の局面を示す、多
数の実施例を見出し得る。実施例は単に本発明の実施例であって、如何なる場合
においても、本発明の範囲を限定するものではない。
(以下余白)
爽立烈
実IL上
この比較例は、米国特許第3.346.340号に一般的に記載された方法を使
用して、共沈殿ce02/Zro2触媒の調製を示す。
この方法で、ZrO2中に名目上9%のceo2を含有する触媒サンプルを調製
した。180gのジルコニルクロライド(ZrOCl22 ・8H20)を20
0m1の脱イオン水に溶解して溶液を調製した。24.9gの硫酸セリウム(9
7% Ce5Oa)を0.5Nの硫酸200 m l ニ溶解して第2の溶液を
調製した。2種類の液体を手早く混合した。続いて14%の水酸化アンモニウム
溶液を混合溶液に加えると、白色の沈澱が析出した。沈澱を含む溶液を、−夜、
放置して沈澱を完了させた。
ワットマン定量分析濾紙4番上で減圧濾過を試みたが、溶液は濾紙の孔を塞ぎ、
濾過することができなかった。液体から固体を分離するために、分別された部分
を除き、遠心分離した。続いて、遠沈物から液体をデカンテーションした。0゜
35%の硝酸アンモニウム溶液を遠心分離チューブに加え、そして液体を再びデ
カンテーションした。固形物を遠心分離器のチューブから除き、そして0635
%の硝酸アンモニウム溶液600m1を用いて2回、洗浄した。
固形物を120°Cで20時間、乾燥して、白色固形物を生成した。この固形物
を粉砕して、フルイ分けをして2oがら30メッシュ画分を得た。この画分を室
温で炉内においた。
温度を50’C/分の速度で上昇させ、次いで600″Cで2時間保持した。2
時間後、オーブンを冷却し、サンプルを取り出して空気中で冷却した。Scin
tag Inc、のXDS 200OX線回折計を用いて、結晶相を決定した。
この解析結果は、ジルコニアの優勢相は、いくらかの四面体ジルコニア(バy
テ’Jアイト)の存在をも伴う立方相であることを示した。この触媒の水銀孔サ
イズ分布(mercury pore 5ize distribution)
を、Micrometrics Autopore If 9220 poro
simeterを用いて決定した。
本触媒は100〜600オングストロームの孔径範囲で0゜002cc/gの多
孔度を有し、30〜100オングストロームの範囲の孔は認められなかった。全
水銀多孔度(total rsercury porosity) (30オン
グストロームから1mm)は0゜2186 cc / gであった。この触媒は
触媒Aと命名する。触媒Aは本発明による触媒ではない。
爽立男l
この実施例では、本発明による触媒(B−E)の調製を示す。
2.9282gのCeBr3をIMのHBr溶液中へ、最終容積が2.85cc
になる様に溶解して、臭化セリウム溶液を調製した。得られた溶液を、全水孔容
積(total water porevolume)が、約Q、29cc/g
の多孔度を有するジルコニアタブレット10.0gへ滴下した。このタブレット
は、X線回折での同定によると、四面体ジルコニア(バッチリアイト)のみを含
有していた。この物質を130 ’Cで16時間乾燥させた。これを触媒Eと命
名した。
CeBr3の充填を種々変えた触媒は、同じ技術を用いて調製したが、ジルコニ
ア支持体へ加えるCeBr3の量は種々変えた。これらの触媒もまた、表Iに記
載する。
爽癒五ユ
この実施例では、Br2の生成におけるこれらの触媒の使用を示す。
触媒AからEを、ある温度範囲においてHBrをBr2に変換する性能について
テストした。外径1cm、長さ45cmのガラスリアクターチューブのおよそ中
間位置までガラスピーズを詰める。ガラスウールプラグをガラスピーズの上に置
いた。約Iceの触媒をガラスクールの上に置いた。もうひとつのガラスウール
プラグを触媒ベッドの上に置いた。ガラス管の残部を、ガラスピーズで充填した
。続いてガラスリアクターを管状炉内に置き、アルミニウムスリーブをリアクタ
ーの外側の壁と炉の内側の壁の間に置いて、熱の分布を促進した。熱電対をリア
クターの上部から触媒ベッドの中央部まで差し込んだ。48%のHBr溶液を、
シリンジポンプを使用して6cc/時の速度でリアクターに供給した。定流量制
御装置を用いて6.5cc/分の速度で酸素をリアクターに供給した。反応生成
物および未反応の原料物質を、Klを含有するトラップに凝縮した。
トラップの中では、生成したBr2がKlと反応して、■3−を生成した。続い
て形成したI3−をNa2SO3で滴定した。
リアクター内で形成した臭素量を、滴定結果から算出した。
リアクター流出物をトラップに集め、種々の時間間隔で測定し、そして3サンプ
ルのそれぞれについて反応率を算出した。
試行が完了後、触媒、ガラスウールプラグ、およびガラスピーズを取り出し、そ
してさらなる分析のために保存した。
触媒性能の測定結果を表■に示す。触媒Aを除0て、それぞれの触媒は、温度2
75°Cで活性であった。275°Cで(よ、触媒Aは、本発明者らが触媒活性
を測定できる範囲内で活性を示さなかった。従来技術である、米国特許第3.3
46.340号番よ、触媒Aのタイプの触媒を活性型に転換するには高温力(必
要であることを示唆している。従って、従来技術が示した活性になるべき条件で
触媒Aをテストすることを確力)なものζこするために、触媒Aを400°Cの
温度でテストした。400 ”Cでは、Ceo2触媒は、一定の活性レベルに到
達する前(こ、相当の誘導期間を必要とした。2時間後、触媒Aの臭素生成率+
1、はんの0. 7 μmo l e s/cc/秒であった。これ(よ、20
時間後には、流れにおいて、約1. 6μm o 1 e s /cc/秒に増
大した。
全ての充填物で、CeBrzを含有する触媒(よ、従来技術のCeO2をベース
にした触媒より、より活性であった。0.2mmo I es−CeBr3/c
c−ZrO2以上の濃度でCeBr3を含有する触媒は、CuOをベースにした
触媒より、より活性であった。
支立且互
この実施例では、上記触媒中の活性金属が支持体から移動するのかあるいは安定
であるのかを決定した。
各触媒ベッド下流側のガラスウールプラグおよびガラスピーズを、走査型電子顕
微鏡を用いて、銅あるいはセリウムの存在について分析を行った。ガラスウール
およびガラスピーズ上に存在する元素を、テストを行う前にリアクター内に存在
する元素と比較した。触媒Aの下流側のガラスウールおよびガラスピーズには、
反応終了後にC’eの存在が認められた。
これらの触媒からのCeの損失は、結局は触媒活性の損失をもたらし、そして、
装置の下流側を汚染した。触媒Bから触媒Eの下流側のガラスウールおよびガラ
スピーズには、反応後、如何なるCeも認められなかった。これらの分析結果を
表Iに示す。
支血五l
この実施例では、触媒Bの活性を温度の関数として示す。
利用した手法は、触媒を1 ccの代わりに2cc用いたこと以外は、実施例3
と同じであった。リアクターのベッド温度を、270℃から500℃まで変化さ
せた。結果を図4に示す。
反応速度は、約400℃で最大に達した様に見える。これは真実である。なぜな
ら、約2ccの触媒からすると、約3.5μmoles/cc/秒の速度は、H
Br原料を実質的に完全変換していることを表しているからである。500°C
での、べ、ドの上部からの触媒の黄色喪失および触媒べ、ドの下流側のガラスウ
ールの上への黄色の沈着は、プロモーターが移動したことを示した。他のりアク
タ一温度においては、このような移動は認められなかった。この実施例は、本発
明による触媒が広い温度範囲で活性であり、そして安定であることを示す。
支容桝工
本発明の触媒の長期安定性を決めるために触媒Eをテストした。それは供給原料
のHBrを名目上275°Cのベッド温度で100時間の間、システムに供給す
ること以外は、実施例3の条件を用いてテストした。図5および図6は、温度お
よび反応速度の時間の関数として示している。触媒は100時間の使用時間を過
ぎても、目だった活性低下を示さなかった。
(以下余白)
天上l生豆
しばしば、相変化、あるいは他の熱発生まtこ(よ熱吸収変イヒに関係する重量
損失が触媒組成内で起こってLXる力)どう力)決定するために熱重量分析機(
TGA)を用−て、l、X(ら力)の触媒を分析した。
従来技術の触媒Aの使用前および使用後サンプル発明の触媒Eの使用前および使
用後サンプルG−DSC 111およびCahn T G − 1 3 1熱重
量分析機を用いて分析した。触媒A (1)および触媒A(2)を、20時間の
通流後に解析した。同様に触媒Eを、100時間の通流前後の両方について分析
した。これらの結果を下の表■(こホす。
この結果は、テストしたサンプル間に明かな相違があることを表している。3つ
の転移が特に興味を引く:a. )約210°Cにおける重量損失−−CeBr
2がCeBr3へ転換することに相応、
b.明らかにZr02の相変化に相応する、および約720℃〜770℃におけ
る重量損失、およびc.)CeBr2からCeO2への転換に相応する800℃
での重量損失。
用いられた従来技術による触媒Aのそれぞれは、上記の各転移を示した。使用前
触媒Aは、720〜770℃転移のみを示した。このことは、従来技術による触
媒中のCC02成分は使用中にC e B r3を形成することを示している。
本発明の触媒は、210°Cでの転移を示したのみであった。720°C〜77
0°Cにおける転移が認められないことは、パップリアイトZ r 02上の臭
化セリウムは安定化されているが、従来技術の触媒上にインシチューで形成され
た臭化セリウムは、別の構造を有し、そして安定ではないことを示している。こ
れらのデータはまた、従来技術によるCe02/zro2触媒は、より不安定で
あることを示している。
当該分野の者が、下記の請求の範囲に見出される触媒ならびにプロセスと同等の
触媒ならびにプロセスをもくろむと、これらの同等のものは、本願発明の請求の
範囲ならびに思想の範囲内に含まれることは、明確にされるべきである。
(971ur7selotud )
Fig、 5
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MC,NL、PT、SE)
、0A(BF、BJ、CF、CG、 CI、 CM、 GA、 GN、 ML、
MR,SN、 TD。
TG)、 AT、 AU、 BB、 BG、 BR,CA、 CH。
DE、DK、ES、FI、GB、HU、JP、KP、KR,LK、 LU、 M
G、 MN、 MW、 NL、 No、 NZ、 PL、 PT、 RO,RU
、 SD、 SE、 UA、 US(72)発明者 スミス、アーノルド アー
ル。
アメリカ合衆国 カリフォルニア 92629゜ダナ ポイント、ダナファ−2
4972(72)発明者 マハジャン、スレッシュアメリカ合衆国 カリフォル
ニア 94043゜マウンテン ビュー、エイピーティー。
948、ダブリュー、ミドルフィールド 905(72)発明者 ロストラップ
−ニールセン、トーマスアメリカ合衆国 カリフォルニア 95014゜カパー
ティーノ、エヌ、フットヒルブールバード エイピーティー ナンバーディー−
1210250゜
Claims (24)
- 1.臭化セリウムおよび、バッデリアイト相ジルコニア含有触媒支持体を含む、 HBr酸化触媒組成物。
- 2.全セリウム含有量が、全組成物の約0.1〜20mmoles Ce/gm の範囲内である、請求項1に記載の触媒組成物。
- 3.全セリウム含有量が、全組成物の約0.2〜0.6mmoles Ce/g mの範囲内である、請求項2に記載の触媒組成物。
- 4.全セリウム含有量が、全組成物の約0.3〜0.6mmoles Ce/g mの範囲内である、請求項3に記載の触媒組成物。
- 5.X線回折グラフにおいて2θ=33.153°または62.539°におい て実質的にピークが認められない、請求項1に記載の触媒組成物。
- 6.前記ジルコニアの多孔度が、30オングストロームと600オングストロー ムとの間の直径を有する微孔により0.01cc/gmを上回る、請求項1に記 載の触媒組成物。
- 7.720℃〜770℃においてTGA転移が、実質的に認められない、請求項 1に記載の触媒組成物。
- 8.立方晶ジルコニア、アルミナ、シリカ、トリア、およびその他の酸化支持物 質から選択される1種またはそれ以上の物質を少量、さらに含有する、請求項1 に記載の触媒組成物。
- 9.本質的に以下のaおよびbからなる、HBr酸化触媒組成物: a.全セリウム含有量が、全組成物の約0.2〜0.6mmoles Ce/g mの範囲内である、臭化セリウム、および b.バッデリアイトジルコニア触媒支持体。
- 10.セリウム含有量が、全組成物の約0.3〜0.6mmoles Ce/g mの範囲内である、請求項9に記載の触媒組成物。
- 11.X線回折グラフにおいて2θ=33.153°または62.539°にお いて実質的にピークが認められない、請求項10に記載の触媒組成物。
- 12.前記ジルコニアの多孔度が、30オングストロームと600オングストロ ームとの間の直径を有する微孔により0.01cc/gmを上回る、請求項9の 触媒組成物。
- 13.720℃〜770℃においてTGA転移が、実質的に認められない、請求 項9に記載の触媒組成物。
- 14.立方晶ジルコニア、アルミナ、シリカ、トリア、およびその他の酸化支持 物質から選択される1種またはそれ以上の物質を少量、さらに含有する、請求項 9に記載の触媒組成物。
- 15.HBrをBr2に触媒的に変換するプロセスであって、以下の工程を包含 する、プロセス: a.蒸気状またはガス状のHBr原料およびO2含有ガスと、臭化セリウムおよ びバッデリアイトジルコニア含有触媒支持体を含む触媒組成物とを、少なくとも 一部のHBrをBr2に変換し、そして反応流出物流を生成するのに充分な条件 下で接触させる工程、および b.Br2生成物を回収する工程。
- 16.セリウム含有量が、全組成物の約0.1〜20mmoles Ce/gm の範囲内である、請求項15に記載のプロセス。
- 17.セリウム含有量が、全組成物の約0.2〜0.6mmoles Ce/g mの範囲内である、請求項16に記載のプロセス。
- 18.セリウム含有量が、全組成物の約0.3〜0.6mmoles Ce/g mの範囲内である、請求項17に記載のプロセス。
- 19.X線回折グラフにおいて2θ=33.153°または62.539°にお いて実質的にピークが認められない、請求項15に記載のプロセス。
- 20.前記ジルコニアの多孔度が、30オングストロームと600オングストロ ームとの間の直径を有する微孔により0.01cc/gmを上回る、請求項19 に記載のプロセス。
- 21.HBr:O2のモル比が、約3.25と4.25との間である、請求項1 9に記載のプロセス。
- 22.HBr:02のモル比が、約3.9と4.1との間である、請求項21に 記載のプロセス。
- 23.臭化物塩の流れを酸性化することによってHBr原料を生成する工程をさ らに包含する、請求項19に記載のプロセス。
- 24.濃H2SO4と接触させることによって、Br2生成物流を乾燥する工程 をさらに包含する、請求項23に記載のプロセス。
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