JPH0750196Y2 - 容器に対する注出口の挿着装置 - Google Patents

容器に対する注出口の挿着装置

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JPH0750196Y2
JPH0750196Y2 JP1807090U JP1807090U JPH0750196Y2 JP H0750196 Y2 JPH0750196 Y2 JP H0750196Y2 JP 1807090 U JP1807090 U JP 1807090U JP 1807090 U JP1807090 U JP 1807090U JP H0750196 Y2 JPH0750196 Y2 JP H0750196Y2
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JP
Japan
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spout
suction cup
carton
insertion hole
container
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JP1807090U
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敏明 野村
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Toppan Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【産業上の利用分野】 本考案は、酒類、牛乳、ジュース等の液体内容物を充填
する紙製容器において、一連のカートン自動組み立て工
程中で、液体内容物を取り出すための注出口を取り付け
る際に、カートンの内側から注出口を供給して挿着する
装置に関するものである。
【従来技術】
この種の注出口を取り付ける装置としては、例えば実公
昭61-26164号公報に開示された構成のものが従来例とし
て周知である。この従来例においても、カートンの内側
から注出口の差込孔に差し込んで一時的に保持させ、次
の接着工程に移送するに際して、カートンを所定位置ま
で押し下げ、1ピッチ移動させてから更に同じ位置まで
上昇させ、その位置において超音波接着を行うようにし
たものである。 この従来例において、注出口の差し込み状況については
詳しく図解及び説明されていないが、概ね第7〜9図に
示した状況にあるものと認められる。同図において、1
は紙製のカートンであり、該カートンは自動組み立て工
程において、側面及び底面が貼着され、上部のみが未だ
施蓋されない状態で注出口2の挿着工程へ、フレーム状
の搬送コンベア3により個々のカートンが搬送される。
この挿着工程において、前記注出口2はそのフランジ部
2a側がゴム製のサッカー、即ち吸盤4により支持され、
カートン1の内側から所定の差込孔5に挿着して一時的
に保持され、次の工程で超音波接着が行なわれる。 前記注出口2の挿着工程は、吸盤4により支持した状態
で行われるものであり、該吸盤4が所定の駆動部材によ
り、一定のストローク前進することにより挿着行為が行
われる。そして、カートン1は自動組み立て工程を経て
形成され、罫線に沿って折り畳まれて箱型を呈している
が、紙材料自体が有する剛性により、第7図に示したよ
うに、周面が所定の曲面を持つ膨らみ状態に形成されて
いる。特に、注出口2が挿着される上部は、フリーの状
態にあるためその膨らみ度が大きい。このような状態
で、前記挿着工程により注出口2を挿着させると、充分
な挿着がなされる前に注出口2のフランジ部2aがカート
ン1の側壁曲面に当接し、第8図に示したように、充分
な挿着が阻害される。仮に、吸盤4の前進ストロークを
更に多くしても、第9図に示したように、一時的にフラ
ンジ部2aが折れ曲がり、且つ吸盤4の周縁部4aが歪んだ
り捲れたりして、充分な挿着がなされるけれども、吸盤
4が挿着工程を終わって後退すると、フランジ部2aが元
に戻って、やはり第8図に示した状態になるか、又は元
に戻る反動で却って抜け出し量が多くなることも考えら
れる。
【考案が解決しようとする課題】
前記従来例の注出口挿着工程においては、吸盤4の一定
の前進ストロークにより、注出口2を差込孔5に単に差
し込むだけであるため、カートン1の側壁の膨らみ状態
によっては、その差し込み長さが区々になり、不安定な
状態に差し込まれ、次の超音波接着工程へ搬送される
際、外部からの駆動により上下運動と移動運動とが加わ
り、これが振動としてカートン1に伝達されると、不安
定な差し込み状態にある注出口2が脱落することもしば
しばある。又、前記注出口2の周面に複数の仮止め用突
起を設けたにしても、吸盤4で押し込むだけでは、カー
トン1の側面がより一層膨らむか、又は吸盤の周縁部4a
が歪んだり捲れたりして充分な挿着ができない場合もあ
り、同時に強い押圧力により、吸盤4が変形して注出口
の吸着が確実に行えなくなると云う問題点も有してい
る。 従って、従来例においては注出口の挿着工程において、
次の超音波接着工程への搬送においても脱落しない安定
した注出口の仮固定に課題を有すると共に、吸盤での押
し込みによる周縁部の変形で、吸盤が長期に使用できな
いことに解決しなければならない課題を有している。
【課題を解決するための手段】
前記従来例の課題を解決する具体的手段として本考案
は、吸盤によって少なくとも筒部と、この筒部に連設し
たフランジ部とからなる注出口を吸着させ、カートンの
内側から差込孔に挿着させる注出口の挿着装置におい
て、前記吸盤の背面側に、該吸盤が押圧力によって大き
く変形しない程度の補助部材を配設したことを特徴とす
る容器に対する注出口の挿着装置を提供するものであ
り、そして、前記補助部材は、吸盤の外側形状に沿う凹
部を有し、該凹部に吸盤を収納するように配設し、又、
カートンの外側で、且つ差込孔に対峙して位置する押え
治具を配設した構成にすることにより、注出口の挿着工
程において、正確に且つ安定した挿着ができるのであ
る。
【実施例】
次に本考案を図示の実施例により更に詳しく説明する。
尚、理解を容易にするため、従来例と同一部分には同一
符号を付して説明する。 図において、1は紙製の容器、即ち一般的にはカートン
と称されるものであり、該カートンは自動組み立て工程
において、側面及び底面が貼着され、上部のみが未だ施
蓋されない状態で注出口2の挿着工程へ、フレーム状の
搬送コンベア3により個々のカートンが搬送される。こ
のカートン1は、第2図に示したように、施蓋されてい
ない上部の蓋構成部材1aに所定大きさの差込孔5が予め
形成されている。 この挿着工程に搬送されてきたカートン1に対して、前
記注出口2はそのフランジ部2a側がゴム等の軟性材料で
形成された吸盤4により支持され、カートン1の内側か
ら前記差込孔5に挿着して仮止めされ、次の工程で前記
フランジ部2aが超音波接着される。これ等の工程は従来
例とほとんど変わるところがない。 そして、本考案で使用される注出口2は、第4図
(A)、(B)に示したように、その胴部周面に、フラ
ンジ部2aとの間に所定の間隔(カートン1を形成する材
料の厚みよりも稍々大きめの間隔)をもって、複数個の
仮止め用突起2bを設けた構成を有している。 前記挿着工程における本考案の注出口の挿着装置として
は、その要部を第3図に示した構成のものが一実施例と
して挙げられる。この実施例において、まず前記注出口
2を吸着するための吸盤4には、その背面側に補助部材
6が配設される。この補助部材は比較的硬い材料で形成
され、第5図(A)、(B)に示したように、吸盤4の
外形に沿う擂鉢状の凹部7を有し、該凹部7内に吸盤4
を収納するようにして、吸盤と一緒に支持部材8に取り
付ける。 又、前記補助部材6と共働して、注出口2の挿着を行う
ものとして、第6図(A)、(B)に示したような構成
の押え治具9が使用される。この押え治具9は硬質材料
で形成され、全体としてカップ状を呈するものであり、
その内部空間10は前記注出口2の胴部が余裕をもって嵌
合できる大きさに形成してある。そして、この押え治具
9は、カートン1の外側で且つ前記差込孔5に対峙して
位置させるように、適宜のステー又はシリンダー11等に
取り付けられる。 前記構成を有する本考案に係る注出口の挿着装置は、吸
盤4により注出口2を支持した状態でカートン1の内側
に持ち来たし、差込孔5に対峙させて位置し、所定の駆
動部材により吸盤4一定のストローク前進することによ
り注出口2が差込孔5に挿着される。この時に、自動組
み立て工程を経て形成されたカートン1は、紙材料自体
の有する剛性により、周面が所定の曲面をもった膨らみ
状態にあが、吸盤4はその背面に配設した補強部材6に
よって、変形することなく前進し、カートン1の外側に
配設した押え治具9との間で、カートン1を挟持するよ
うになって、カートン1は仮想線で示したように平板状
態になり、注出口2の仮止め用突起2bが、差込孔5との
摩擦抵抗を超えてカートン1の外側に位置する。従っ
て、挿着された注出口2は、差込孔5に対して充分な挿
着がなされると共に、挿着後においてはカートン1の内
外においてフランジ部2aと仮止め用突起2bとで挟持状態
になって仮止めされ、その後の搬送工程で多少の振動が
伝達されたにしても、注出口2が差込孔5から脱落する
ことはない。又、吸盤4による押込力が多少強くなって
も、その周縁部が変形せず、変形による種々の不都合が
解消されるのである。
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係る容器に対する注出口の
挿着装置は、吸盤によって少なくとも筒部と、この筒部
に連設したフランジ部とからなる注出口を吸着させ、カ
ートンの内側から差込孔に挿着させる注出口の挿着装置
において、前記吸盤の背面側に、該吸盤が押圧力によっ
て大きく変形しない程度の補助部材を配設した構成にす
ることにより、注出口を差込孔に挿着させる際に、カー
トン自体が所定の曲面をもつ膨らみを有していても、補
助部材によって吸盤を変形させることなく、相当な押圧
力をもって常に予定された挿着深さまで注出口を挿着で
きるので、挿着深さが区々にならず、従って、差込孔か
らの脱落が解消されて、安定した挿着が望めると云う優
れた効果を奏する。 又、前記補助部材は、吸盤の外側形状に沿う凹部を有
し、該凹部に吸盤を収納するように配設することによ
り、吸盤の変形を防止して吸着機能の低下を防止でき、
それによって吸盤を長期に使用できると云う優れた効果
も奏する。 更に、カートンの外側で、且つ差込孔に対峙して位置す
る押え治具を配設したことにより、注出口の挿着を吸盤
と共働して行うものであり、カートンの内外から押圧し
て、差込孔近傍を平板状にし、注出口の挿着に相当な抵
抗があっても、容易且つ正確に行うことができると云う
優れた効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る注出口の挿着装置が適用される容
器、即ちカートンの状態を示す略示的平面図、第2図は
同カートンの上部に設けた差込孔を示す要部の正面図、
第3図は本考案の一実施例に係る注出口の挿着装置の要
部のみを示す一部断面図、第4図(A)、(B)は、本
考案において使用される注出口の一例を示す上面図と側
面図、第5図(A)、(B)は、本考案に係る注出口の
挿着装置に使用される補助部材の一例を示す上面図と一
部断面で示した側面図、第6図(A)、(B)は、同装
置に使用される押え治具の一例を示す上面図と一部断面
で示した側面図、第7図は従来例における前記第1図に
対応した略示的平面図、第8図は同従来例における注出
口の挿着状況を示す説明図、第9図は同従来例において
押圧力を高めて注出口を挿着した場合の状況を示す説明
図である。 1……カートン(容器) 1a……蓋構成部材、2……注出口 2a……フランジ部、2b……仮止め用突起 3……搬送コンベア、4……吸盤 5……差込孔、6……補助部材 7……凹部、8……支持部材 9……押え治具、10……内部空間 11……ステー又はシリンダー

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸盤によって少なくとも筒部と、この筒部
    に連設したフランジ部とからなる注出口を吸着させ、カ
    ートンの内側から差込孔に挿着させる注出口の挿着装置
    において、前記吸盤の背面側に、該吸盤が押圧力によっ
    て大きく変形しない程度の補助部材を配設したことを特
    徴とする容器に対する注出口の挿着装置。
  2. 【請求項2】補助部材は、吸盤の外側形状に沿う凹部を
    有し、該凹部に吸盤を収納するように配設した請求項
    (1)記載の容器に対する注出口の挿着装置。
  3. 【請求項3】カートンの外側で、且つ差込孔に対峙して
    位置する押え治具を配設した請求項(1),(2)記載
    の容器に対する注出口の挿着装置。
JP1807090U 1990-02-23 1990-02-23 容器に対する注出口の挿着装置 Expired - Lifetime JPH0750196Y2 (ja)

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