JPH0749694Y2 - 電気接続箱の電線束引出し部の防水構造 - Google Patents

電気接続箱の電線束引出し部の防水構造

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JPH0749694Y2
JPH0749694Y2 JP40487990U JP40487990U JPH0749694Y2 JP H0749694 Y2 JPH0749694 Y2 JP H0749694Y2 JP 40487990 U JP40487990 U JP 40487990U JP 40487990 U JP40487990 U JP 40487990U JP H0749694 Y2 JPH0749694 Y2 JP H0749694Y2
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JP
Japan
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grommet
junction box
fitted
wall
waterproof structure
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環 高林
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車に搭載される電気
接続箱の電線束(ワイヤハ−ネス)の引出し部の防水構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の電気接続箱の電線束引出し部の
防水構造には、従来は図6、図7に示すようなものがあ
った。図6に示すものは電気接続箱本体AにU字状の切
欠き部Bを設け、その切欠き部Bに、電線束Dを通した
グロメットEを嵌合し、更にその上方からU字状の切欠
き部Fを有するアッパ−カバ−Gを前記グロメットEに
嵌合するものである。図7に示すものは電気接続箱本体
Aの丸穴Hに、電線束Dを通したグロメットEを嵌合す
るものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】図6の防水構造は次の
ような課題があった。 .電気接続箱本体Aとアッパ−カバ−GのU字状の切
欠き部B、F間にグロメットEを嵌合させるものである
ため、両切欠き部B、Fにより形成される通孔がどうし
ても電線束Dの外径よりも大きくなって水が侵入し易く
なる。 .電気接続箱本体Aとアッパ−カバ−Gの材質が異な
る場合は、それらの変形の度合いが異なるので、電気接
続箱本体Aとアッパ−カバ−GとでグロメットEの外周
を保持する圧力が異なり、グロメットEの外周の水密性
が不均一になって設計通りの防水性能が得られにくい。 .切欠き部Bに嵌合されたグロメットEを押し付ける
のはアッパ−カバ−Gであるため、電気接続箱本体Aに
アッパ−カバ−Gを被せないと切欠き部Bへのグロメッ
トEの嵌合が不十分であった。また、同カバ−Gがない
とグロメットEがガタつくこともあった。 .防水構造をグロメットEに頼っているので、切欠き
部B、FとグロメットEとの嵌合部分の防水が破れる
と、侵入した水が電気接続箱本体A内の電装品に直接か
かってしまう。 .グロメットEに電線束Dを通すのが面倒であり、手
間がかかるので人件費が高くなる。
【0004】図7の防水構造は次のような課題があっ
た。 .防水性においては図6の防水構造よりも勝るが、電
線束DをグロメットEだけでなく電気接続箱本体Aの丸
穴Hにも通す必要があるためその作業が面倒であり、図
2の防水構造よりも手間がかかり、人件費が高くなる。 .防水構造をグロメットEに頼っているので、切欠き
部B、FとグロメットEとの嵌合部分の防水が破れる
と、侵入した水が電気接続箱本体A内の電装品に直接か
かってしまう。
【0005】
【考案の目的】本考案の目的は、防水性に優れ、しかも
施工が容易である電気接続箱の電線束引出し部の防水構
造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1の
電気接続箱の電線束引出し部の防水構造は、図1〜図3
のように、電線束1を貫通させたグロメット2を、電気
接続箱本体3に形成された切欠き部4に嵌合して、同グ
ロメット2の外壁5と内壁6とで同切欠き部4の周壁7
を挟着し、内側から外側に順次、グロメット押圧子8、
アッパ−カバ−被嵌用突子9、防水壁10を設けたアッ
パ−ケ−ス11を前記電気接続箱本体3内に嵌合して、
同グロメット押圧子8によりグロメット2の外壁5の上
縁12を押圧し、前記アッパ−カバ−被嵌用突子9に前
記アッパ−ケ−ス11に被せるアッパ−カバ−13の被
嵌部14を嵌合させたことを特徴とするものである。
【0007】本発明のうち請求項2の電気接続箱の電線
束引出し部の防水構造は、前記グロメット押圧子8及び
アッパ−カバ−被嵌用突子9を図4のように、前記アッ
パ−ケ−ス11、電気接続箱本体3と別体に成形し、前
記アッパ−ケ−ス11を電気接続箱本体3内に嵌合して
から同グロメット押圧子8及びアッパ−カバ−被嵌用突
子9を前記アッパ−ケ−ス11又は電気接続箱本体3に
取付けて、同グロメット押圧子8によりグロメット2の
外壁5の上縁12を押圧させることを特徴とするもので
ある。
【0008】
【作用】本考案では電気接続箱本体3の切欠き部4に嵌
合したグロメット2の外壁5の上縁12を、同電気接続
箱本体3に嵌合させたアッパ−ケ−ス11のグロメット
押圧子8で押圧するので、嵌合後のグロメット2は電気
接続箱本体3に形成された丸穴に貫通させたのと同様に
嵌合が安定する。
【0009】また、アッパ−カバ−被嵌用突子9とその
内側の防水壁10とにより二重の防水構造になるので、
図2に示すようにグロメット2の外側からアッパ−カバ
−被嵌用突子9とそれに嵌合したアッパ−カバ−13の
被嵌部14との間を通して内部に水が侵入しても、その
水は防水壁10で遮断されるので、電装品に直接かかる
ことがない。また、防水壁10で遮断された水は図2に
示すように電気接続箱本体3とアッパ−ケ−ス11との
間の隙間より電気接続箱本体3の底面21に落下し、同
底面21の排水孔22より電気接続箱本体3の外部に排
水される。
【0010】
【実施例】本考案の電気接続箱の電線束引出し部の防水
構造を図1〜図3に基づいて説明する。これらの図にお
ける1は電線束であり、これは図2に示すようにアッパ
−ケ−ス11に実装されている電装品23に配線された
多数本の電線を収束したものである。
【0011】図1〜図3における2はグロメットであ
り、これは図1、図2に示すように電線束1を貫通させ
る筒部24の軸線方向両側に円板状の外壁5と内壁6を
対向させて設けてある。この外壁5と内壁6は図2に示
すように切欠き部4の周壁7を内側と外側から挟着する
ものである。
【0012】図1〜図3における3は電気接続箱本体で
あり、これは図1に示すように同本体3の周壁7に上方
開口のU字状の切欠き部4が形成され、図2に示すよう
に底面21に排水孔22が形成されている。
【0013】図1〜図3における11はアッパ−ケ−ス
である。これには図2に示すように電装品23が実装さ
れる。同アッパ−ケ−ス11の上面外周には図1に示す
ように上方に突出する防水壁10が形成され、その外側
に上方に突出するアッパ−カバ−被嵌用突子9が形成さ
れ、このアッパ−カバ−被嵌用突子9の外側にグロメッ
ト押圧子8が形成されている。このグロメット押圧子8
の下端面26(図1)は押圧するグロメット2の上縁1
2の曲面に合わせて湾曲させてある。
【0014】また、図1に示すように、アッパ−ケ−ス
11の両外側面には、下方から上方に向けて次第に外側
に突出するテ−パの係止突子27が形成されている。こ
の係止突子27は図2、図3のようにアッパ−ケ−ス1
1を電気接続箱本体3へ嵌合したときに、同本体3の内
側面に形成されている受凹部28(図1)に嵌合するも
のである。ちなみに、この受凹部28は係止突子27と
は逆に、下方から上方に向けて次第に外側に深く凹陥す
るように形成されている。
【0015】図1、図3における13はアッパ−カバ−
である、これは電気接続箱本体3へ嵌合されたアッパ−
ケ−ス11の上から電気接続箱本体3へ被せるものであ
り、その裾の全周に被嵌部14が形成されている。ま
た、被嵌部14の外側には図1に示すように枠状の係止
部31が、被嵌部14より下方に突出するように形成さ
れている。この係止部31はアッパ−カバ−13を電気
接続箱本体3に被せた場合に、図1の電気接続箱本体3
に形成されている係止突子32に係止するものである。
ちなみに、係止突子32は下方から上方に向けて次第に
内側に傾斜するテ−パに形成されている。
【0016】図1〜図3に示すものはグロメット押圧子
8、アッパ−カバ−被嵌用突子9をアッパ−ケ−ス11
と一体に形成してあるが、本考案では図4に示すように
グロメット押圧子8、アッパ−カバ−被嵌用突子9をア
ッパ−ケ−ス11と別体の独立した部材として形成して
もよい。このグロメット押圧子8、アッパ−カバ−被嵌
用突子9は、電気接続箱本体3内にアッパ−ケ−ス11
を嵌合した後に、電気接続箱本体3又はアッパ−ケ−ス
11に取付けて、グロメット押圧子8でグロメット2の
外壁5の上縁12を押圧する。このようにすればグロメ
ット2を切欠き部4に嵌合するときにグロメット押圧子
8、アッパ−カバ−被嵌用突子9により視界が遮られる
ことがないので、その嵌合状態を確認し易くなる。
【0017】また、図2に示すアッパ−カバ−13の被
嵌部14は、外壁41の内側にそれよりも短い内壁42
を設けて、両壁41、42間に嵌合溝43を形成してあ
るが、この嵌合溝43は必ずしも必要ではなく、図5に
示すように被嵌部14を外壁41だけとし、防水壁10
の上端部44を外側に曲げてその上端部44を図2の内
壁42の代わりにもよい。このようにすれば、内壁42
がない分だけ排水性が高まる。又、アッパ−カバ−被嵌
用突子9への被嵌部14の嵌合が容易になる。
【0018】
【考案の効果】本考案の電気接続箱の電線束引出し部の
防水構造は以下の効果がある。 .グロメット2をグロメット押圧子8で押圧するので
切欠き部4に確実に嵌合させることができる。このため
アッパ−カバ−13を被せなくともグロメット2が安定
する。 .アッパ−カバ−被嵌用突子9とその内側に立設した
防水壁10とにより二重壁の防水構造になるため、同被
嵌用突子9とそれに嵌合したアッパ−カバ−13の被嵌
部14との間を通して外部から内部に水が侵入しても、
その水が防水壁10で遮断されて電装品23にかかるこ
とがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の防水構造の一実施例を示す分解図。
【図2】本考案の防水構造の組立て状態の部分縦断面
図。
【図3】本考案の防水構造においてアッパ−カバ−を被
せる前の斜視図。
【図4】本考案の防水構造におけるグロメット押圧子の
他例の斜視図である。
【図5】本考案の防水構造におけるアッパ−カバ−の被
覆部の他例の部分縦断面図。
【図6】従来の防水構造の説明図。
【図7】従来の防水構造の他の説明図。
【符号の説明】
1 電線束 2 グロメット 3 電気接続箱本体 4 切欠き部 5 外壁 6 内壁 7 周壁 8 グロメット押圧子 9 アッパ−カバ−被嵌用突子 10 防水壁 11 アッパ−ケ−ス 12 上縁 13 アッパ−カバ− 14 被嵌部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電線束1を貫通させたグロメット2を、電
    気接続箱本体3に形成された切欠き部4に嵌合して、同
    グロメット2の外壁5と内壁6とで同切欠き部4の周壁
    7を挟着し、外側から内側に順次グロメット押圧子8、
    アッパ−カバ−被嵌用突子9、防水壁10を設けたアッ
    パ−ケ−ス11を前記電気接続箱本体3内に嵌合して、
    同グロメット押圧子8により前記外壁5の上縁12を押
    圧し、前記アッパ−カバ−被嵌用突子9に前記アッパ−
    ケ−ス11に被せるアッパ−カバ−13の被嵌部14を
    嵌合させたことを特徴とする電気接続箱の電線束引出し
    部の防水構造。
  2. 【請求項2】前記グロメット押圧子8及びアッパ−カバ
    −被嵌用突子9を、前記アッパ−ケ−ス11、電気接続
    箱本体3と別体に形成し、前記アッパ−ケ−ス11を前
    記電気接続箱本体3内に嵌合してから、前記グロメット
    押圧子8及びアッパ−カバ−被嵌用突子9をアッパ−ケ
    −ス11又は電気接続箱本体3に取付けて、同グロメッ
    ト押圧子8によりグロメット2の外壁5の上縁12を押
    圧させたことを特徴とする請求項1の電気接続箱の電線
    束引出し部の防水構造。
JP40487990U 1990-12-25 1990-12-25 電気接続箱の電線束引出し部の防水構造 Expired - Lifetime JPH0749694Y2 (ja)

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