JPH0749143Y2 - アクチュエータのシール装置 - Google Patents

アクチュエータのシール装置

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JPH0749143Y2
JPH0749143Y2 JP11974089U JP11974089U JPH0749143Y2 JP H0749143 Y2 JPH0749143 Y2 JP H0749143Y2 JP 11974089 U JP11974089 U JP 11974089U JP 11974089 U JP11974089 U JP 11974089U JP H0749143 Y2 JPH0749143 Y2 JP H0749143Y2
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JP
Japan
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housing
packing
nut member
screw bolt
protrusion
Prior art date
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JP11974089U
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JPH0359563U (ja
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真士 青野
哲夫 関根
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車のドアロック装置やトランクリッドオー
プナ等に用いられるモータ駆動アクチュエータのシール
装置に関する。
[従来の技術] 従来、かかるアクチュエータはハウジング内に収容され
るモータの回転をスクリュウボルトに伝達し、該スクリ
ュウボルトとの螺合部を有するナット部材をハウジング
に対しスクリュウボルトの軸線方向に進退動可能として
いる。そして、このナット部材の一端をドアロック装置
等の操作レバーに連結された作動ロッドに連結し、制御
信号に応じてモータを回転させることによりドアロック
装置の旋錠あるいは解錠が行なわれる。このような車両
のドア内に配設されるアクチュエータは、ドア内に浸入
する雨水から護るために防水対策が必要であり、そのた
め従来は、分割形成されたハウジングの合せ面全周にほ
ぼ方形の無端パッキンを装着すると共に、ナット部材と
の摺動部には特殊形状のブーツを設けている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、かかる従来のアクチュエータのシール装
置にあっては、ハウジングの合せ面全周にほぼ方形の無
端パッキンを装着すると共にナット部材との摺動部には
特殊形状のブーツを設けるようにしていることから、ハ
ウジングの外形状を無端パッキンの最適形状に合致する
ように設計せざるを得ず、設計の自由度が制限され、そ
の結果小型化するのが困難になるという問題があった。
また、摺動部付近のシール構造も複雑となり、コスト上
昇の原因となっていた。
本考案の目的は、かかる従来の問題を解消し、パッキン
の形状にハウジングの設計の自由度が奪われることな
く、摺動部をも含めて簡単な構造で低価格にできるアク
チュエータのシール装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案は、ハウジング内に
収容されたモータにより回転されるスクリュウボルト
と、該スクリュウボルトとの螺合部と該スクリュウボル
トの軸線と平行な対向壁とを有するナット部材とを備
え、前記モータの回転に伴い該ナット部材を前記ハウジ
ングに対し前記軸線方向に移動可能としたアクチュエー
タにおいて、前記ハウジングにおける前記ナット部材の
貫通部位に突出部を設けると共に、該突出部を含み前記
ハウジングを2分割にて形成し、少なくとも該突出部が
設けられた側で、ハウジングの分割合せ面の一方にパッ
キン装着用凹部を形成し、該パッキン装着用凹部を該突
出部においては前記軸線に沿う段形状に形成すると共
に、分割合せ面の他方に該凹部に対応する突条を形成
し、かつ、該凹部に線状パッキンを前記突出部において
は外周側に露出させつつ装着し、さらに、一端が前記ナ
ット部材に装着され他端が前記突出部に前記パッキンと
内接しつつ装着されるブーツ部材を設けたことを特徴と
する。
[作用] 本考案によれば、線状パッキンがハウジングの分割合せ
面の一方で少なくとも突出部を含む側に形成された凹部
に、突出部において外周側に露出させつつ装着される。
そして、このパッキンに分割合せ面の他方に形成された
突条を当接させてハウジングが組付けられ、その後一端
がナット部材に装着されたブーツ部材の他端がパッキン
と内接されつつ突出部に装着される。
従って、突出部を含むハウジング合せ面が線状パッキン
と突条との当接によりシールされ、かつブーツ部材によ
りナット部材の摺動部である突出部がシールされるので
ハウジング内への水の浸入が完全に防止される。
[実施例] 以下、本考案の実施例を添附図面を参照しつつ説明す
る。
第1図ないし第5図に本考案の一実施例を示す。図にお
いて、10は樹脂製のハウジングであり、下部ハウジング
10Aと上部ハウジング10Bとに2分割されて形成されてい
る。
11は下部ハウジング10Aに収容固設されるモータであ
り、遠心クラッチ12を介して樹脂製のスクリュウボルト
13を回転駆動する。遠心クラッチ12は第2図に示すよう
に、モータ11の出力軸11Aに固設されたボス部材11Bに穿
設された半径方向孔11C内に磁石11Dが貫装されており、
一方、スクリュウボルト13の筒状基部13Aの内周面に突
起13Bが設けられることにより構成されている。なお、
モータ11の出力軸11Aの先端はスクリュウボルト13の軸
線中心に形成された嵌合穴13Cに嵌合し、スクリュウボ
ルト13の一端を支持している。
14はスクリュウボルト13のねじ部13Dと螺合する螺合部1
4Aと、この螺合部14Aから一体に延設されスクリュウボ
ルト13の軸線と平行な対向壁面を含む対向壁部14Bとを
有する樹脂製のナット部材であり、対向壁部14Bよりさ
らに先端側には円盤状フランジ部14Cと、不図示の作動
ロッド等が係止される孔14Dが設けられた係止片部14Eと
を有している。
さらに、螺合部14Aの上面には導電性の接点板14Fおよび
14Gが設けられており、これ等は上部ハウジング10Bの内
面に貼設される配線板10Cに接触し、ナット部材14の移
動に伴い所定のスイッチ動作を行うものである。
15は樹脂製の軸受部材であり、胴部15Aと脚部15Bとを有
している。脚部15Bは対向壁面と平行でスクリュウボル
ト13の軸線と直交する方向に、下部および上部ハウジン
グ10Aおよび10Bに設けられた軸受穴10Dおよび10Eに、そ
の回動軸線回りに回動可能に支承される。胴部15Aには
スクリュウボルト13の先端部が嵌合する嵌合穴15Cが設
けられていると共に、上述の対向壁面に向かう側は円弧
面15Dとして形成されている。
そして、ナット部材14が摺動案内される下部および上部
ハウジング10Aおよび10Bの端面には、第3図ないし第5
図に示すように、それぞれ半環状の突出部10Fおよび10G
が設けられおり、該突出部10Fおよび10Gの外周面にはそ
れぞれ半環状突起10Hおよび10Iが設けられている。
さらに、下部ハウジング10Aの分割合せ面10Jには突出部
10Fをも含んで線状パッキン16を装着するための凹部10K
が形成されている。但し、注目すべきことは分割合せ面
における凹部10Kは溝形状であるのに対し、突出部10Fに
おいては溝の外側壁が欠落した段形状とされていること
である。そして、上部ハウジング10Bの分割合せ面(不
図示)には、上述の凹部10Kに対向した位置に突条10Lが
形成されている。
尚、本実施例においては線状パッキン16は円形断面のゴ
ム製のものが用いられている。さらに、17はゴム製の蛇
腹を有したブーツ部材であり、その一端はナット部材14
の円盤状フランジ部14Cに係合されて装着され、他端
は、環状突起10Hおよび10Iに係合されて突出部10Fおよ
び10Gに装着される。このとき、ブーツ部材17の内周面
は環状突出部10Fおよび10Gの外周面および線状パッキン
16と密接する。
上記構成になる本実施例のアクチュエータを組立てるに
際して、モータ11、スクリュウボルト13およびナット部
材14が装着された下部ハウジング10Aの凹部10Kに適当な
長さに裁断された線状パッキン16を装着した後、上部ハ
ウジング10Bの突条10Lを該線状パッキン16に当接させつ
つ合せ面を突合せ、そして、ねじ等でもって上部および
下部ハウジング10Aおよび10Bを結合する。
その後、前述のようにブーツ部材17の両端をそれぞれナ
ット部材14の環状フランジ部14Cおよび環状突起10Hおよ
び10Iに係合して装着すればよい。この結果、上下ハウ
ジングの合せ面はいうに及ばず、ハウジング10の端面と
ナット部材14の摺動案内部を構成する突出部10Fおよび1
0Gとの連続部においても、線状パッキン16とブーツ部材
17の内周面とが密接状態とされることから、シールが完
全に行なわれることになる。
かかる状態で、モータ11が回転すると、遠心力でもって
磁石11Dが半径方向11Cから突出し突起13Bと係合するこ
とにより遠心クラッチ12が接続され、スクリュウボルト
13が回転する。すると、このスクリュウボルト13の回転
に伴いナット部材14は軸線方向に移動し、ハウジング10
から突出あるいは引込まれる。これにより不図示の作動
ロッドを駆動し、ドアロック装置あるいはトランクリッ
ドオープナ等に所定の動作を行なわせることができる。
このとき、スクリュウボルト13はその先端部が軸受部材
15の嵌合穴15Cに嵌合されて支承されているので、その
支持が確実に行なわれる。
また、樹脂で成形されるスクリュウボルト13の柔軟性等
に起因して、仮りにスクリュウボルト13に振れ回りが生
じたとしても、軸受部材15はその脚部15Bの回動軸線回
りに回動し、先端部と嵌合穴15Cとの嵌合部にこじり等
が生じることがなく、スクリュウボルト13の回転に制動
力が作用するようなことがない。従って、モータ11の負
荷が低減されることになる。また、この軸受部材15が回
動した場合でも、胴部15Aの対向壁面に向かう側は円弧
面15Dとして形成されているのでナット部材14とは非接
触状態に保たれ、ナット部材14に摺動抵抗を与えること
がない。
かくして、ナット部材14は軸受部材15の影響を受けるこ
となく滑らかに作動し、モータ11の負荷も軽減される。
なお、本実施例においては、線状パッキンをハウジング
合せ面の突出部10F,10G側に一部装着した例を示した
が、これはアクチュエータがドア内等に取付けられると
きには突出部10F,10G側を上向きにするのが普通である
ことを考慮したためであって、もちろん他の用途に用い
る場合には、突出部10F,10Gと反対側の合せ面にも連続
的に線状パッキンを装着し、アクチュエータの取付方向
にかかわらず、シールを行なうようにすることができる
のはいうまでもない。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、本考案によれば、前記
ハウジングにおける前記ナット部材の貫通部位に突出部
を設けると共に、該突出部を含み前記ハウジングを2分
割にて形成し、少なくとも該突出部が設けられた側で、
ハウジングの分割合せ面の一方にパッキン装着用凹部を
形成し、該パッキン装着用凹部を該突出部においては前
記軸線に沿う段形状に形成すると共に、分割合せ面の他
方に該凹部に対応する突条を形成し、かつ、該凹部に線
状パッキンを前記突出部においては外周側に露出させつ
つ装着し、さらに、一端が前記ナット部材に装着され他
端が前記突出部に前記パッキンと内接しつつ装着される
ブーツ部材を設けたので、パッキンの形状に左右されず
にハウジング形状を設計することができ、また、凹部長
さに合わせたパッキン長さとする必要性をなくし、パッ
キンの長さの管理を簡易化して、低価格のアクチュエー
タのシール装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を上部ハウジングを外して示
す平面図、 第2図は上部ハウジングを含む第1図のA-A矢視断面
図、 第3図は本考案一実施例にかかるハウジングの突出部周
辺を示す斜視図、 第4図は第2図のB-B矢視断面図、 第5図は第2図のC-C矢視断面図である。 10……ハウジング、10A……下部ハウジング、10B……上
部ハウジング、10H,10I……突出部、10K……凹部、10L
……突条、11……モータ、13……スクリュウボルト、14
……ナット部材、15……シール部材、16……パッキン、
17……ブーツ部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジング内に収容されたモータにより回
    転されるスクリュウボルトと、該スクリュウボルトとの
    螺合部と該スクリュウボルトの軸線と平行な対向壁とを
    有するナット部材とを備え、前記モータの回転に伴い該
    ナット部材を前記ハウジングに対し前記軸線方向に移動
    可能としたアクチュエータにおいて、 前記ハウジングにおける前記ナット部材の貫通部位に突
    出部を設けると共に、該突出部を含み前記ハウジングを
    2分割にて形成し、 少なくとも該突出部が設けられた側で、ハウジングの分
    割合せ面の一方にパッキン装着用凹部を形成し、該パッ
    キン装着用凹部を該突出部においては前記軸線に沿う段
    形状に形成すると共に、分割合せ面の他方に該凹部に対
    応する突条を形成し、かつ、 該凹部に線状パッキンを前記突出部においては外周側に
    露出させつつ装着し、さらに、一端が前記ナット部材に
    装着され他端が前記突出部に前記パッキンと内接しつつ
    装着されるブーツ部材を設けたことを特徴とするアクチ
    ュエータのシール装置。
JP11974089U 1989-10-16 1989-10-16 アクチュエータのシール装置 Expired - Lifetime JPH0749143Y2 (ja)

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