JPH0748626A - 局部機械的変形による電気鋼の磁区調質方法及び装置 - Google Patents

局部機械的変形による電気鋼の磁区調質方法及び装置

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JPH0748626A
JPH0748626A JP5288384A JP28838493A JPH0748626A JP H0748626 A JPH0748626 A JP H0748626A JP 5288384 A JP5288384 A JP 5288384A JP 28838493 A JP28838493 A JP 28838493A JP H0748626 A JPH0748626 A JP H0748626A
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rolls
roll means
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リロイ・レイモンド・プライス
James G Benford
ジェームズ・ゴードン・ベンフォード
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械的スクライビングによる粒子配向ケイ素
鋼ストリップの磁区壁スペースの調質方法と装置を提供
すること。 【構成】 粒子配向ケイ素鋼ストリップの磁区壁スペー
スを、機械的スクライビングと2列以上のスタガー状小
直径スクライビングロール14の使用とによって調質す
る。該スクライビングロールはストリップの全表面がス
クライビングされるようにストリップ面の異なる部分を
スクライビングするように配置され、各列のスクライビ
ングロールは、その外周にロール全長にわたって軸方向
に平行に伸びる間隔をおいた歯波状突起26を有し、ス
トリップを支えるアンビルロール16と協同作用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気シート又はストリ
ップ製品の磁区壁スペースを調質することによって鉄損
を改良する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】粒子配向ケイ素鋼は通常、例えば電力変
圧器、配電変圧器、発電機等のような電気的用途に用い
られている。ごく限定されたエネルギー損失によって印
加磁界の周期的逆転を可能にする前記ケイ素鋼の能力
は、最も重要な性質である。“鉄損”と名付けられた前
記損失の減少は上記電気的用途において非常に望ましい
ものである。
【0003】電気鋼の磁区サイズとそれによる鉄損値と
を減ずる方法の一つが、鋼の表面に局在歪みを誘発する
ように設計された種々のプラクチスのいずれかに該鋼を
さらすときに行われることは公知である。このようなプ
ラクチスは一般に“スクライビングによる磁区調質“と
呼ばれ、最終高温焼きなまし操作後に実施される。最終
組織焼きなまし後に鋼をスクライビングする場合には、
組織焼きなまししたシート中に局在応力状態が誘導され
るので、磁区壁スペースは縮小する。これらの妨害(d
isturbance)は典型的に、一般に規則的な間
隔を置いた、比較的狭い直線パターン又はスクライブ
(scribe)である。スクライブラインは圧延方向
を実質的に横断し、典型的に鋼の片面にのみ与えられ
る。
【0004】次に或る先行技術の教示に言及すると、米
国特許第4,533,409号(1984年12月19
日発行)と第4,711,113号(1987年12月
8日発行)とは、アンビルロールと、ロール軸に沿って
大体平行に伸びる複数の突起を備えた表面を有するスク
ライビングロールとによって画定されるロールパスにコ
ールドストリップを通すことによって粒子構造を調質す
るための粒子配向ケイ素鋼のスクライビング方法と装置
とを開示する。アンビルロールは典型的に、スクライビ
ングロールの構成材料よりも比較的弾性である材料から
構成される。好ましくは、スクライビングローラーは鋼
から構成され、アンビルロールはゴムから構成される。
米国特許第4,711,113号に述べられている方法
は最終組織焼きなましの前又は後に実施することができ
るが、得られる磁区調質は通常のひずみ取り焼きなまし
温度を通して維持されない。
【0005】米国特許第4,742,706号(198
8年5月10日発行)は線状に間隔を置いた変形領域に
おいて、移動する鋼シートにひずみを与える装置を開示
する。この装置は上記米国特許第4,711,113号
におけるように複数の突起を有するひずみ付与ロールを
含むが、この場合には突起がロールの回転軸に関してら
せん形に形成される。米国特許第4,742,706号
の装置はプレスロールと、複数のバックアップロール
と、プレスロールに対する圧力を制御するように連結さ
れた流体圧シリンダーをも含む。
【0006】米国特許第4,770,720号(198
8年9月13日発行)は室温程度の低温と50〜500
℃(122〜932゜F)程度の高温とにおいて最終的
に組織焼きなましした粒子配向ケイ素鋼を90〜220
kg/mm2(127,000〜325,000PS
I)の平均荷重における局部負荷にさらして、間隔を置
いたみぞを形成する冷間変形方法を開示する。次に、磁
区を分割し、以後のひずみ取り焼きなましに耐える鉄損
値を改良する微細な再結晶粒子を形成するように、シー
トを750℃(1380゜F)以上において焼きなまし
しなければならない。
【0007】米国特許第5,080,326号(199
2年1月14日発行)と第5,123,977号(19
92年6月23日発行、本特許出願と同じ譲り受け人に
譲渡)では、鋼シートを1200゜F〜1500゜F
(648℃〜816℃)の範囲内の温度に加熱し、この
状態にあるときに該鋼シートを局部的に熱変形して局在
変形領域の付近に局在する微細な再結晶粒子の発生を促
進して、熱に耐える磁区調質と鉄損とをもたらす熱変形
方法を開示する。
【0008】上記先行技術の試みはそれらが取り組んだ
根本的な目的を種々な程度に満たすが、他の技術的及び
実際的問題を生じており、本発明はこれらの問題を克服
するように設計される。このような問題の一つは変圧器
のコアアセンブリの積み重ねファクターである。変圧器
コアアセンブリの製造に用いられる一定の横断面内への
最大数のスクライブド(scribed)シートの積み
重ねを可能にすることに対する重要な関心に関係する。
この基準は変圧器の容量又は出力等級及びサイズ、従っ
て変圧器の最終的用途及びコストに関して取り組まれ
る。スクライビングによって生ずる局在変形の突入度
と、直線方向の変形の不均一性(すなわち変形の深さの
変化)とによって積み重ね寸法は“拡大”される。先行
技術の変形方法の一部の不均一性と過剰突入とのこれら
の2状態も、コア巻き装置の操作とコア要素のギャップ
パターンとにおいて、及び変圧器製造における処理中の
スクライブドシートの移動と取り扱いとの容易さにおい
て問題を生ずるので、好ましくない。
【0009】スパイラルスクライビング突起を用いる先
行技術スクライビングプラクチスの一部が有する他の問
題は、このような系がスクライビング中のストリップの
望ましい輸送路からの移動ストリップの押し出しと、ス
トリップに与える永久ねじれとに及ぼす不利な影響であ
る。このようなストリップの動きは以下では“トラッキ
ング”又は“ワンダーリング”と呼ぶこともある。第一
の場合では、方向を誤ったストリップ又はワンダーリン
グストリップがストリップ供給速度を遅延させ、場合に
よってはプロセスを中断させたり、変圧器の製造中のス
クライブドストリップの加工における巻き戻し及び取り
扱い問題を生じたりする。
【0010】先行技術の機械的スクライビング系に伴う
他の問題は、単一の大直径スクライビングロール又は歪
みロールとによって固有に表される高い慣性と、このよ
うなロールが好ましい局在変形を生ずるために必要とす
る高い負荷圧とである。このようなロール設計は、上記
ストリップトラッキング状態を生ずる他に、高温におい
てストリップを引き裂く傾向もある。この高い負荷圧と
温度とが、歪みロールとアンビルロールとの両方の好ま
しくない熱歪みとアンビルロールの撓みとを生ずる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記で列挙し
た問題、困難及び障害の各々を克服するための新規な方
法と装置を提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によると、機械的
スクライビングによって粒子配向ケイ素鋼シートの磁区
壁スペースを調質するための方法と装置とを提供する、
本発明では、2個以上の分離スクライビングロールに対
して1個のロール又は各スクライビングロールに対して
分離ロールを含むアンビルロール又はプレスロールと協
同作用するように配置された少なくとも2個の分離した
比較的小直径のスクライビングロールを含むスクライビ
ングロール系を形成する。この系は高温又は比較的低温
状態のケイ素鋼のスクライビングのために用いられる。
【0013】好ましくは、ストリップの輸送路に対して
2列以上をなしてスタガー状パターンで配置され、各列
のロールは、長軸方向の交互スクライビング領域でスト
リップの全幅がスクライビングされるようなスペースに
配置される他の列の隣接ロールの長さにほぼ等しい距離
だけ間隔を置いて配置される。スクライビングロールは
山形の歯形パターンを有し、個々のサポートアームと負
荷機構とを有するので、これらのスクライビングロール
は通過ストリップと相互に対して選択的に配置されるこ
とができ、ストリップワンダーリングと熱クラウンとか
らの不利な影響なしに、変形の所望の深さと均一性とを
得るようにそれらの個々の荷重を、制御されることがで
きる。
【0014】本発明によると、山形パターンのスクライ
ビングによる磁区調質によって粒子配向ケイ素鋼シート
の鉄損を改良するための方法と装置とを提供する。回転
可能なスクライビングロール手段とアンビルロール手段
とが協同作用してストリップの片面全体に機械的スクラ
イビングを与えるように形成される。スクライビングロ
ール手段はスクライビングロールの外周面上の突起によ
ってストリップに局部変形を与える。所定の比較的比較
的密接な間隔を置いた関係の多重山形パターンがストリ
ップの幅全体にわたって形成され、山形パターンの尖端
によって形成される点の位置はストリップの圧延方向に
配向する。
【0015】本発明の装置はアンビルロールの直径及び
長さに比べて小直径ボディと短い長さを有するスクライ
ビングロールを含んでもよい。アンビルロールは各スク
ライビングロールに対する複数の分離アンビルロールか
ら構成される。アンビルロールの各列は完全に独立した
玉継手ピボットアーム上に取り付けられる。該装置と方
法は、所望のスクライビング効果を得るために、1個以
上のスクライビングロールに所定の選択的な負荷を与え
る。アンビルロールとスクライビングロールのいずれか
又は両方を冷却して、半径方向の熱膨張を減ずることが
できる。各スクライビングロールは1個以上の山形パタ
ーンを形成するヘリカル突起を有する。
【0016】
【実施例】本発明の上記その他の目的と特徴は、本発明
の一部を成す添付図面に関連した、下記詳細な説明から
一層明らかになるであろう。
【0017】図1と2に関しては、鋼が高温であるか否
かに関係なく、局部機械的変形によって電気鋼の磁区構
造を調質する方法と装置とを説明する。図示するよう
に、最初の列が4個の均一に間隔を置いたロール14を
有し、その下流に3個の均一に間隔を置いたロール14
が存在するように、スタガー状である2列10と12の
低慣性ロール14が存在する。図2に示すように、各列
のロール14は他の列のロールの軸方向長さにほぼ等し
い距離だけ間隔を置いて配置されるので、両方の列のロ
ールの軸方向長さの合計はスクライビングすべきストリ
ップの全幅をカバーする。図1と2の両方に示すストリ
ップは記号Sによって表す。各ロール14の長さはスト
リップ幅の約1/2以下の範囲である。各スクライビン
グロールは1〜22インチ(2.5〜55.9cm)オ
ーダーの長さの軸方向長さを有する。これらの図に示す
矢印はストリップの輸送方向を示し、図1では右から左
であり、図2では上から下である。
【0018】各列10と12のスクライビングロール1
4の直接下方には、同じアンビルロール又はプレスロー
ル16が配置され、ロール16の回転軸はその上方のロ
ール14の回転軸に平行に伸び、関連スクライビングロ
ールと同一平面にそれらの軸を有する。アンビルロール
は、ストリップが協同作用ロールセットの間に供給され
るときに、スクライビングロールの硬質耐性要素として
作用するのに適し、スクライビングロールはストリップ
に対して押し付けられて、技術上一般に周知のやり方
で、スクライビングロールの突出リッジ(ridge)
の各々がストリップの上面に所望の局在機械的変形を生
ずる。
【0019】図1と2に示した実施態様では、ロール1
4は不断に移動するストリップとの摩擦接触によって回
転するアイドラーロールである。ストリップは例えば1
個以上の周知のピンチロールユニット(図示せず)のよ
うなストリップ駆動手段によってロールの間を進行す
る。ストリップ速度は約20〜400フィート/分(6
〜92m/分)の範囲内である。ロールの両端部から伸
び、周知の方法(図示せず)で取り付けられた軸受けユ
ニット22に回転可能に支えられたサポートシャフト2
0を設けることによって、ロール16の回転の自由が得
られる。本発明のある種の用途では、ロール14と16
の一方又は両方を直接駆動して、ストリップをロールユ
ニットに通して進行させる、又はストリップが他の手段
によって移動する場合には、ロール速度をストリップ速
度に一致させる。
【0020】図2と3に示す配置では、アンビルロール
はモーターギヤー駆動ユニット24によって明確に駆動
される。ロールが直接駆動されるか否かに関する問題の
一つはストリップが高温状態にあるか又は、例えば室温
のような、低温であるかである。高温状態では、ストリ
ップの降伏強さが大きく減少して、ロールの慣性がスト
リップを引き裂くか他の形式の損傷を与える、さもなく
ばスクライビング中に不均一なスクライブを形成させる
危険性が生ずる。
【0021】スクライビングロール14の各々はストリ
ップ変形突起を有し、上記先行発行特許に認められるよ
うに、この突起は数種類の形式をとることができる。図
2は、スクライビングロール14がそれらの外周に形成
された、ロール全長にわたって軸方向に平行に伸びる、
間隔を置いた歯形状突起26を有することを説明する。
突起のスペースの度合いとその他の寸法は上記特許の教
えに従う。他の実施態様では、突起は図4Aに示す通り
であり、スクライビングロール14Aのボディの突起は
山形パターンのスクライビングリッジ28の形状であ
り、スクライビングロール14Aの両端部にまで達す
る。さらに、山形の尖端はスクライビングロール14A
の長軸方向の大体中心の実質的に共通面内に入る。スク
ライビングリッジ28は1〜15mm、好ましくは2〜
10mmの間隔を置いて配置され、各スプライビングロ
ールのフェース面を横切って伸びる。隣接する2突起を
画定する谷すなわち刻み付けられたみぞの間で測定され
るスクライビングリッジのピッチ又はスペースは2〜1
0mm、好ましくは約5mmのオーダーであり、0.0
127〜0.0254mm(0.5〜1.0mil)の
オーダーの深さを有する。各スクライビング面28によ
って形成されるみぞは45゜以下の角度であり、10゜
〜20゜の範囲内の角度を有することができる。図4B
に示すように、スクライビングリッジの並列配置によっ
て形成されるリッジのヘリカル配置はスクライビング操
作パターンの結果としてストリップの表面にスクライブ
ラインを生ずる、このスクライブラインは図4Bに矢印
によって示すストリップ圧延方向に対して垂直から常に
45゜以下、好ましくは20゜〜10゜の角度θを成し
て傾斜する。セグメント上の隣接パターンによって生ず
るスクライブマークの配置は少なくとも90゜、好まし
くは90゜〜160゜の範囲内の夾角θを形成し、スト
リップの幅全体にわたってストリップ上にスクライブラ
インの山形パターンを形成する。
【0022】図4Bの代替え実施態様では、スタガー状
スクライビングロール14Bの交互配向又は配置によっ
て山形パターンが鋼ストリップ上にスクライビングされ
る。特に、ロールの中心において合体するリッジのヘリ
カル配置のリードによって山形パターンが形成される。
隣接スタガー状スクライビングロール14によってスク
ライビングされる突出リッジの間に角度が形成される。
この実施態様では、少なくとも全ての他のスクライビン
グロール14Bの突起がロール14の端から端まで軸方
向に斜めに伸びる。好ましくは、各スタガー状スクライ
ビングロール14の突起は図14Bに示すように交互方
向に斜めである。
【0023】山形突起は約2〜12mmの間隔でスクラ
イブラインとしてストリップ面に局部圧縮力又は応力を
与えるために、1〜15mmの範囲内の距離を置いて配
置される。突起間のスペースは5〜10mmであること
が好ましい。隣接する2突起を画定する谷すなわち刻み
付けられたみぞの間で測定されるスクライビングリッジ
のピッチ又はスペースは2〜10mm、好ましくは約5
mmのオーダーであり、0.0127〜0.0254m
m(0.5〜1.0mil)のオーダーの深さを有す
る。スクライブ突起はロールの各側からそれらが合体す
る点まで達し、ロールの回転軸を横断する中心面内に入
る。
【0024】山形によって形成される夾角θは90゜〜
180゜、好ましくは140゜〜160゜の範囲であ
る。ストリップ圧延方向に対して垂直から20゜〜10
゜の角度θがスクライビングロール14の対応突起から
ストリップのスクライブラインに与えられる。
【0025】小さい脚ピッチを有する山形パターンは大
きい山形に比べて鉄損値をさらに改良する傾向があるこ
とも判明している。小さい脚とは、山形の斜めラインが
短く、図4Bに示すように、スクライビングロールの端
部に達しないことを意味する。このような実施態様で
は、スクライビングロール14上に2個以上の山形が形
成され、山形の斜めラインすなわち脚が1.27〜5
5.88cm(0.5〜22インチ)長さの範囲であ
り、好ましくは約1.27cm(約0.5インチ)であ
る。このような多重山形(図示せず)は各スクライビン
グロール14又は14A上にジグーザグパターンを形成
する。
【0026】このような山形パターンは圧延方向を横切
って実質的にストリップの幅全体にわたる、典型的な機
械的スクライブラインに比べて少なくとも三つの利点を
有する。第一に、ストリップがスクライビングロールと
アンビルロッドとの間を通過するときのストリップのト
ラックの維持を改良するように思われる。実質的にスト
リップの幅を横切る方向に縁から縁まで伸びる機械的ス
クライビングを行う場合に、シート面内でストリップが
“ドリフトする”又は側方にシフトする傾向が見られ
る。山形パターンはトラッキング問題を最小にするよう
に思われる。
【0027】第二に、実質的にストリップの幅全体にわ
たるスクライブラインを有する典型的なスクライビング
に比べて、60Hz及び1.5T.において5〜10ミ
リワット/ポンド(mwpp)だけ鉄損減少をさらに改
良する。
【0028】第三に、変圧器製造業者にとってコア巻き
操作中のスクライブド物質の取り扱い特性が改良される
ように思われる。山形パターンは、恐らく側方スラスト
を誘導する単一方向スクライブラインが存在しない結果
として、巻き問題及びレーシング問題を軽減するように
思われる。このような改良された巻き及びレーシングは
ギャップパターンの改良と積み重ねファクターの上昇と
を生ずる。
【0029】スクライビングロール14は公知材料と、
ロックウェルA(RA)硬度55を有する1040炭素
鋼又はRA60を有する高速工具鋼とから製造される。
好ましい形態のアンビルロール16は、例えばRA=9
0を有する炭化タングステンの硬度のように、スクライ
ビングロールの突起よりも非常に硬い。ロール14と1
6は硬質であるように特有に構成されなければならず、
さらに非常に剛性のアセンブリを形成するように、種々
な種類の鋼、好ましい幅とスクライビング突入度を処理
するために必要な作業負荷の範囲下で不当に離脱しない
ようなアセンブリを形成するために支えられなければな
らない。このことは特にアンビルロールに該当する、ア
ンビルロールは特定の用途に依存して硬く、剛性である
又はハブースリーブ構造である外面を有する、いずれに
せよ、係属米国特許出願第07/977,584号(1
992年11月17日出願)に述べられているように、
スクライビング負荷下で実質的な耐撓み性を有する固体
鋼ロールとして製造される。
【0030】アンビルロールの最終デザインはある程
度、スクライブの好ましい突入を生ずるために必要な総
荷重又は総圧力に依存する。これは全長ロールを用いる
か又は、図3に示すような、1個以上の短い長さもしく
はボディのロールを用いるかに大きく依存し、また先行
技術によって教示されるように、スクライビングすべき
ストリップが高温であるか低温であるか依存する。図3
には、各歪みロール14に対する分離アンビルロール2
9の使用を示す。望ましい場合には、アンビルロールを
列10のスクライビングロール対に対するプレスロール
として用いることができる。分離アンビルロール29の
両端部は周知の軸受けユニットによって回転可能に支え
られ、両端部は30で示し、それらの軸受けユニットは
32で示す。
【0031】図5に関しては、スクライビングロール1
4の一つに対するサポートと負荷機構を示す、各スクラ
イビングロールが同じ機構を有することができることが
理解される;サポートは間隔を置いた直立フレーム34
と36を含む。フレーム34と36の各々はストリップ
Sの両面における適当な基礎サポートに取り付けられた
直立ポスト要素38を含む。ポスト要素は水平に配置さ
れたキャリヤービーム40とポストの頂部におけるチャ
ンネル区分41とによって連結される。キャリヤービー
ム40は間隔を置いた位置の各々において立ち上がりブ
ラケット42を支え、スクライビングロールのボール/
ソケットアセンブリを固定する。このために、ブラケッ
ト42がハウジング44を支え、ハウジング44はサポ
ートヨーク又はピボットアーム48の一端のボール部分
46を受容するための内部球状キャビティを有する。ボ
ール/ソケットアンカーアセンブリはヨークの自由な動
きを可能にし、ストリップ上のスクライビングローラー
のトラッキングと均一な圧力とを可能にする。図示する
ように、ヨーク48を二又に分けて、間隔を置いたアー
ムを形成し、これらのアームはスクライビングロール1
4の両側から伸びるジャーナルを回転可能に支える軸受
けブロック50に結合する。
【0032】玉継手を示し、説明するが、例えば関節
(articulated)継手又は複合継手のよう
な、他の継手配置も、面内又は面間の完全に独立した二
次元運動が得られるならば、適切である。ここで用いる
“玉継手”なる用語はこのような継手を意味する。
【0033】この構成によって、ロール14は“直立”
又は“傾斜”作用状態、すなわち図1に見られるよう
に、水平方向又は垂直方向においてその軸が端から端ま
で斜めである状態に維持される。このようにして、ロー
ル14はストリップSの案内を容易にし、スクライブを
均一に突入させるために選択的に配置することができ
る。
【0034】ヨーク48はアイ52を有し、このアイ5
2にホイスト機構のケーブル54が固定され、このケー
ブルはプーリードラムユニット56に、従って釣り合い
重り58に達する。ドラムはモーター60によって駆動
され、ロール14を保守のために図5にダッシュ線で示
した位置にまで上昇させる。ホイストアセンブリは各ロ
ールがケーブルとプーリーを備える特定の列10又は1
2(図2に図示)のロール14の全てに役立つように設
計される。
【0035】各歪みロールの負荷力又は作用圧は、ロー
ル14上に回転可能に取り付けられ、ロール14への負
荷圧を調節するために電気シリンダーアセンブリ72に
よって偏心的に位置を定められる分離偏心カムローラー
70によって与えられる。ロール14とローラー70と
の間には個々に供給される負荷の電気シグナルを発する
ために周知タイプの負荷セルユニット74が挿入され
る。負荷セルユニット74はカムローラー70に接触
し、フレーム76に取り付けられ、フレーム76に支え
られるローラー75を含む。カムローラー70はフレー
ム34上で旋回するように組み立てられたフレーム76
に回転可能に支えられる。
【0036】フレーム76には、ピストン/シリンダー
アセンブリ82のピストン端部78がレバー80を介し
て結合し、このアセンブリは操作時にフレーム76、ロ
ーラー70及び負荷セル74をダッシュ線で示すような
非作用位置にまで上昇させ、スクライビングロール14
への保守のための接近を可能にする。フレーム76はこ
のフレームをその作用位置に維持するために、取り外し
可能なロッキングピン84を有する。図5では、列12
のスクライビングロール14のための第3直立フレーム
86を示す、これはそのロール14のためのサポート及
び負荷機構のためにフレーム34と86を利用する。
【0037】スクライビングロール14とアンビルロー
ル16,26のために選択したロールデザインの種類
と、プロセスがホットストリップスクライビングプロセ
スであるかどうかとに依存して、熱膨張によるロールの
端から端までの直径の示差拡大又はクラウンを最小にす
るためにクラウン制御系を備えることが望ましい。この
状態はスクライブの突入の均一性と移動ストリップを所
望の輸送路に維持する能力とに不利な影響を与える。図
6には、散水系86を含むクラウン制御系を概略的に説
明する、この系は各スクライビングロール14に対する
2個の間隔を置いたスプレー88と各アンビルロール1
6に対する4個の等間隔を置いたスプレー90とを含
む。
【0038】スプレー88と90は共通の供給源94か
らの水を受容するホースネットワーク92によって、室
温において、冷却水を供給される。必要な場合には、水
と空気との混合物を用いることができる。冷却剤の圧力
及び/又は量と特定ロールへの供給とを制御して、個々
のロール14及び/又は16の熱クラウン膨張を任意に
制御することができる。上記要素に該当するような制御
系は、技術上周知の教えに従うものである。
【0039】図7では、各ロールが与える荷重の個別の
選択、測定及び制御を可能にする、列10と12の両方
のスクライビングロール14のためのロール荷重又は供
給圧力制御系96を説明する。この系は各スクライビン
グロール14とその関連カムローラー70との各負荷電
気シリンダー72のために、電気制御装置98を含み、
電気制御装置98には各電気シリンダー72に選択され
た圧力値のシグナル(101で表示)を送るための一連
の電気ライン101が連結する。ライン102は制御装
置98に負荷セル74から実際の供給荷重のシグナルを
供給した。1個のロールに対するこれらの二つのシグナ
ルが一致しない場合には、制御装置98がエラーシグナ
ルを発し、このシグナルを用いて、シリンダー力をロー
ルに適切な荷重を与えるまで変える。制御装置98は、
例えばGeneral Electric社のモデルの
ような、数種の周知の強力工業タイプのプロセス制御装
置の形態をとることができる。
【0040】本発明の操作を簡単に説明すると、熱スク
ライビング操作への本発明の使用は、ここで開示するよ
うな山形タイプスクライビングロール14の使用に関連
し、スクライビングすべきストリップSを約100fp
mの実質的な線速度で進行させるために必要な速度で、
図1と2のアンビルロール16が駆動される。1000
゜F〜1400゜F(540〜760℃)の温度を有す
るホットストリップを用いて操作する場合には、小直径
で短いボディの幾つかのスクライビングロールを用いる
という事実は、ロールの慣性によってストリップが引き
離されるという危険性を軽減し、均一で、制御された深
さでスクライブが局部突入したストリップの形成を可能
にする。多重ロールの使用はストリップのワンダーリン
グをも減じ、例えば、移動ストリップを所望の輸送路の
中心に押し入れるように、列10と12の2個の外側ス
クライビングロール14を位置決めすることによって、
必要な操作線速度での修正を可能にする。ストリップト
ラッキングの改良はスクライビング突起の山形の歯形デ
ザイン28によっても促進される、この形式の突起を用
いる場合には、突起がストリップを所望の輸送路の左も
しくは右に偏らせる又は追いやる傾向が減少するからで
ある。
【0041】ストリップSの各部分がスクライビングロ
ールとアンビルロール14と16のセットによって形成
される加圧帯を通されると、図2に示すように、ストリ
ップの長軸方向に平行な、幾つかの領域がスクライビン
グされる。この作用中に、それぞれの電気シリンダー7
2によって与えられ、プロセス制御装置98によって個
別に制御あれる個々のスクライビングロール14の負荷
は、必要に応じて、各領域に均一で制御された深さのス
クライビング、又は場合によっては、制御された不均一
なスクライビングをもたらすために必要な荷重をロール
14に供給させる。操作圧力又は作用圧力は、個別の圧
力シグナルをプロセス制御装置98に送って、必要に応
じて、シリンダー72の圧力を制御する、例えば選択的
に変化させる負荷セル74によって指示される。
【0042】非常に硬質面のアンビルロールと、非常に
剛性のアンビルロールの使用は最高に可能な積み重ねフ
ァクターを得るために必要な限界内に突入度を確実に維
持することを容易にする。サポートヨーク48の位置決
めによって、個々のスクライビングロール14を移動ス
トリップに対して角度的に配向させて、所望の輸送路へ
のストリップの維持を容易にすることができる。処理す
べきストリップが高温状態である場合には、スクライビ
ングロール14とアンビルロール16,26のいずれか
又は両方のクラウンをクラウン制御系86による水の制
御供給によって制御することができる。
【0043】係属米国特許出願第07/978,204
号(1992年11月17日出願,本特許出願と同じ譲
り受け人に譲渡)には、アンビルロール手段と接触する
面とは反対側の片面のストリップ面と係合するためのス
クライビング面を有するセグメントを含むセグメントス
クライビングローラー手段であって、ストリップの圧延
方向を横切る一般方向においてスクライビングセグメン
トによって均一な機械的変形を与えるための前記セグメ
ントを弾力的に支える手段をさらに含むローラー手段が
開示されている。この開示されたセグメントスクライビ
ングローラーを用いて、固体アンビルロールによって支
持されたストリップの表面をスクライビングして、本発
明による方法を実施して、本発明によるストリップ製品
を得ることができる。セグメントスクライビングローラ
ーはセグメントの均一な圧力又はサポートを与える膨張
性ブラダーを支えるために用いられるアーバーの使用に
よって均一なスクライビング圧を与えるという利点を提
供する。セグメントは軸を中心として回転し、各々がス
クライビング作用のためにストリップに接触するスクラ
イビング面を有する。しかし、ここに示し、説明するよ
うな、必要な山形パターンを生ずるようにスクライビン
グ面を形成することが必要である。
【0044】係属米国特許出願第07/977,359
号(1993年11月17日出願,本特許出願と同じ譲
り受け人に譲渡)には、スクライビングローラー手段に
よるスクライビング中にストリップを支えるためのセグ
メントアンビルローラー手段であって、前記スクライビ
ングローラー手段との係合中に該ストリップの幅を横切
って該ストリップを均一に支えるためにそのセグメント
を弾力的に支える手段をさらに含むセグメントアンビル
ローラー手段が開示されている。この開示されたセグメ
ントアンビルローラーを用いて、ここに説明する、多様
なスクライビングロールパターンとロール構造のいずれ
かによるスクライビング中のストリップを支えることが
できる。セグメントアンビルローラーは、ここに示し、
説明するような、必要な山形パターンを生ずるように配
置されたスクライビング面を有するスクライビングロー
ラーと反対面において接触中のストリップに均一なサポ
ートを与えるという利点を提供する。
【0045】
【発明の効果】本発の方法及び装置によれば、従来技術
が有していた種々の欠点を克服することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】2列のスクライビングロールとアンビルロール
とを説明する、本発明の1形式の概略図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図1に示した、アンビルロール、スクライビン
グロール及び関連構造の正面図。
【図4】図4Aは山形スクライビングパターンを説明す
る、スクライビングロールの拡大平面図。図4Bは山形
スクライビングパターンを説明する、スクライビングロ
ールの拡大平面図。
【図5】ピボットサポートアームと、スクライビングロ
ールの一つに荷重を与える機構との拡大側面図。
【図6】図1に示したスクライビングロールとアンビル
ロールとのクラウン制御系の概略図。
【図7】図1に示した各スクライビングロールの負荷制
御系の概略図。
【符号の説明】
14.スクライビングロール 16.アンビルロール 24.モーターギヤー駆動ユニット 28.スクライビングリッジ 32.軸受けユニット 42.立ち上がりブラケット 48.ピボットアーム 50.軸受けブロック 56.プーリードラムユニット 74.負荷セルユニット 76.フレーム 80.レーバー 86.散水系 98.制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェームズ・ゴードン・ベンフォード アメリカ合衆国ペンシルバニア州15238, ピッツバーグ,ファルコンハースト・ドラ イブ 150

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粒子配向ケイ素鋼ストリップの鉄損の改
    良装置において、 ストリップの片面を横切って配置され、前記面の対立す
    る異なる部分に伸びる少なくとも2個の回転可能なスク
    ライビングロール手段であって、ストリップが前記スク
    ライビングロール手段を通って進行するときにストリッ
    プの前記異なる部分に機械的スクライビングを与えるた
    めに周囲面上に一連の表面突起を有する前記スクライビ
    ングロール手段と;スクライビングされるストリップの
    前記片面とは反対側のストリップ面に接触して、これを
    支えるために配置された、前記スクライビングロール手
    段の各々に対する回転可能なアンビルロール手段であっ
    て、スクライビング中に前記スクライビングロール手段
    よりも実質的に大きい耐撓み性を有する前記アンビルロ
    ール手段とを有する装置。
  2. 【請求項2】 前記スクライビングロール手段が少なく
    とも2列の間隔を置いた同じロールを含み、各列の前記
    ロールの軸が完全に独立した玉継手ピボットアームに取
    り付けられて、共軸に配置され、前記1列の前記スクラ
    イビングロールがストリップの実質的に全幅に前記機械
    的スクライビングを与えるように、他の列のロールのス
    ペースに関してスタガー状関係で配置される請求項1記
    載の装置。
  3. 【請求項3】 高温状態でストリップをスクライビング
    する、スクライビングによる粒子配向ケイ素鋼ストリッ
    プの鉄損の改良装置において、 少なくとも2列の間隔を置いた同じ回転可能なスクライ
    ビングロールであって、ストリップの幅よりも実質的に
    短い長さを有し、アンビルロールの長さと直径とに比べ
    て小さい直径のボディと短い長さとを有し、各列の前記
    ロールの軸がストリップの片面を横切って共軸に配置さ
    れ、前記1列の前記スクライビングロールがストリップ
    の実質的に全幅に前記機械的スクライビングを与えるよ
    うに、他の列のロールのスペースに関してスタガー状関
    係で配置される前記スクライビングロールと;スクライ
    ビングされるストリップの前記片面とは反対側のストリ
    ップ面に接触して、これを支えるために配置された、前
    記スクライビングロール手段の各々に対する回転可能な
    アンビルロール手段であって、スクライビング中に前記
    スクライビングロール手段よりも実質的に大きい耐撓み
    性を有する前記アンビルロール手段と;前記スクライビ
    ングロールとアンビルロールとの間のストリップの案内
    を助け、所望のスクライビング効果が得られるようにス
    トリップのスクライビングすべき面に対して特定の配向
    状態に前記スクライビングロールの少なくとも片面を維
    持する手段と;所望のスクライビング効果を得るのを助
    けるように、前記スクライビングロールの少なくとも一
    部に特定の荷重を与える手段であって、前記関連スクラ
    イビングロールの前記荷重を選択的に制御する手段を含
    む前記負荷手段と;前記スクライビングロールと前記ア
    ンビルロールとの半径方向の熱膨張を減ずるために前記
    スクライビングロールと前記アンビルロールとを冷却す
    る手段とを含む装置。
  4. 【請求項4】 粒子配向ケイ素鋼ストリップの鉄損の改
    良装置において、 共に協同作用して、鉄損を改良する形式でストリップの
    片面全体に機械的スクライビングを与えるように配置さ
    れた、回転可能なスクライビングロール手段とアンビル
    ロール手段とを含み;ストリップ幅を一般に横切って伸
    びる、所定の比較的密接に間隔を置いた関係のパターン
    を形成するスクライブをストリップ中に形成するため
    に、前記スクライビングロール手段がその外周面上に突
    起を含み;スクライビングロールの回転軸を横切る面内
    で合体するスクライブラインの結合点に山形パターンが
    形成される装置。
  5. 【請求項5】 粒子配向ケイ素鋼の鉄損の改良方法にお
    いて、次の工程:ストリップの片面を横切って配置され
    た少なくとも2個の回転可能なスクライビングロール手
    段によってストリップの異なる部分を接触させる工程
    と;ストリップを前記スクライビングロール手段に通し
    て進行させるときに、前記スクライビングロール手段の
    周囲面に形成された突起による加圧接触に前記ストリッ
    プ面をさらして、ストリップの前記異なる部分に機械的
    スクライビングを与える工程と;前記片面とは反対側の
    ストリップ面に接触して、これを支えるために配置され
    た、前記スクライビングロール手段の各々に対する回転
    可能なアンビルロール手段であって、スクライビング中
    に前記スクライビングロール手段よりも実質的に大きい
    耐撓み性を有する前記アンビルロール手段によって、ス
    クライビングされるストリップを支える工程とを含む方
    法。
  6. 【請求項6】 少なくとも2列の間隔を置いた同じスク
    ライビングロールであって、各列の前記ロールの軸が実
    質的に共軸に配置されるスクライビングロールでストリ
    ップをスクライビングする工程と、 1列の前記スクライビングロールを、ストリップの実質
    的に全幅に前記スクライビングを与えるように、他の列
    のロールのスペースに関してスタガー状関係で配置する
    工程とをさらに含む請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 各スクライビングロールを完全に独立し
    た玉継手に取り付ける工程をさらに含み、 前記スクライビングロールがストリップの幅よりも実質
    的に短い長さを有する請求項5記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記アンビルロールを駆動する工程をさ
    らに含む請求項5記載の方法。
  9. 【請求項9】 ストリップを前記スクライビングロール
    手段と前記アンビルロール手段との間に移動させる工程
    と、 移動中のストリップの案内を容易にし、少なくとも1個
    のスクライビングロール手段によって所望のスクライビ
    ング効果が得られるように、ストリップのスクライビン
    グすべき面に対して特定の配向状態に前記スクライビン
    グロール手段の少なくとも1個を維持する工程とをさら
    に含む請求項5記載の方法。
  10. 【請求項10】 所望のスクライビング効果を得るのを
    助けるように、前記スクライビングロールの少なくとも
    一部に特定の荷重を与える工程をさらに含む請求項5記
    載の方法。
  11. 【請求項11】 高温状態のストリップをスクライビン
    グする工程と、前記スクライビングロールと前記アンビ
    ルロールとの半径方向の熱膨張を減ずるために前記スク
    ライビングロール手段もしくは前記アンビルロール手段
    又は両方を冷却する工程とをさらに含む請求項5記載の
    方法。
  12. 【請求項12】 粒子配向ケイ素鋼の鉄損の改良方法に
    おいて、次の工程:少なくとも2列の間隔を置いた同じ
    スクライビングロールとしてストリップに対して配置さ
    れ、各列の前記スクライビングロールの軸が実質的に共
    軸に配置され、ストリップの実質的に全幅にスクライビ
    ングを与えるように、1列の前記スクライビングロール
    が他方の列のスクライビングロールのスペースに関して
    スタガー状関係である、回転可能なスクライビングロー
    ル手段によって高温ストリップの異なる部分を接触させ
    る工程と;スクライビングロールの外周面に所定の間隔
    を置いた関係に突起を配置することを含み、ストリップ
    を前記スクライビングロール手段に通して進行させると
    きに、前記スクライビングロール手段の周囲面に形成さ
    れた前記突起による加圧接触に前記ストリップ面をさら
    して、ストリップの前記異なる部分に機械的スクライビ
    ングを与える工程と;前記片面とは反対側のストリップ
    面に接触して、これを支えるために配置された、各列の
    スクライビングロール手段に対する回転可能なアンビル
    ロール手段であって、前記スクライビングロール手段よ
    りも実質的に大きい耐撓み性を有する前記アンビルロー
    ル手段によって、スクライビングされるストリップを支
    える工程と;前記ストリップを前記スクライビングロー
    ルと前記アンビルロールとの間に進行させ、移動中のス
    トリップの案内を容易にし、少なくとも1個の前記スク
    ライビングロール手段によって所望のスクライビング効
    果が得られるように、ストリップのスクライビングすべ
    き面に対して特定の配向状態に前記スクライビングロー
    ル手段の少なくとも1個を維持する工程と;前記スクラ
    イビングロールの少なくとも一部に特定の荷重を与え、
    前記荷重を受ける前記スクライビングロールに課せられ
    る荷重を選択的に制御する工程と;前記スクライビング
    ロールと前記アンビルロールとの半径方向の熱膨張を制
    御するように、前記スクライビングロールと前記アンビ
    ルロール手段とを冷却する工程とを含む方法。
JP5288384A 1992-11-17 1993-11-17 局部機械的変形による電気鋼の磁区調質方法及び装置 Pending JPH0748626A (ja)

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