JPH0747460B2 - 乗客コンペアの制御装置 - Google Patents

乗客コンペアの制御装置

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JPH0747460B2
JPH0747460B2 JP2049310A JP4931090A JPH0747460B2 JP H0747460 B2 JPH0747460 B2 JP H0747460B2 JP 2049310 A JP2049310 A JP 2049310A JP 4931090 A JP4931090 A JP 4931090A JP H0747460 B2 JPH0747460 B2 JP H0747460B2
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failure
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B25/00Control of escalators or moving walkways
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B29/00Safety devices of escalators or moving walkways
    • B66B29/005Applications of security monitors

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  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は乗客コンベアにおける各種の安全装置の作動状
況を、乗客の安全を損なうことなく知ることができ、ま
た、この安全装置の作動情報を遠隔地の集中監視センタ
に発報(発信通報)可能な乗客コンベアの制御装置に関
する。
〔従来の技術〕
エスカレーター・電動道路等の乗客コンベアには、スカ
ートガード スイツチやターミナル インレツト スイ
ツチ,チエーン安全スイツチ等の各種安全装置が設けら
れている。これらの安全装置に関しては特開昭55−1140
2号公報「乗客コンベア安全装置」に記載されており、
また安全装置が作動したかどうかの検出方法についても
詳しく記載されている。
このほか、これらの安全装置の個々の作動状況を知るこ
とに関しては、特開昭53−61889号公報「マンコンベア
の安全装置」がある。
この公報では、安全装置作動時に確実に乗客コンベアを
停止させ、乗客の安全を図ることを目的として、電動機
を駆動する電磁開閉器のコイルと各種安全装置の常閉接
点を直列に接続する構成により、安全装置作動時には直
接コイルの電流を遮断して停止させており、かつ各種の
安全装置の作動時に、作動した自動復帰形の安全装置の
常開接点で投入される自己保持回路を持つたリレーによ
り、どの安全装置が作動したかを知る方式が開示されて
いる。
しかしこの方法では、安全装置の常閉接点を直列に接続
していることから安全装置が同時に2個作動したとき
や、常閉接点は開いたが常開接点は閉じないような、す
なわち電磁開閉器は遮断されて乗客コンベアは停止した
が、自己保持用のリレーは自己保持できないような瞬間
的な作動状態の場合とか、機械装置の振動などで常閉接
点がバウンドして離れたために電磁開閉器のコイルの電
流のみが絶たれて停止した場合とかには、どれが作動た
かが分からなくなる欠点がある。
このため前者の特開昭55−11402号公報では、各種の安
全装置の信号をデイジタル電子計算機の一つであるマイ
コンに並列に入力することで安全装置の同時作動も区別
して検出可能とし、かつ機械的振動等で瞬間的に作動し
た場合は作動したと認めないことで無駄な乗客コンベア
の停止を防ぐ構成を採用している。しかしこの構成の欠
点として、マイコンが故障すると安全装置の作動検出が
働かず、エスカレーターを停止できないとか、どの安全
装置が作動したかも分からなくなるなどがあげられる。
このほか、専門の保守員が復旧することになつている手
動復帰形の安全装置が作動したときは、自動的に公衆回
線等を使用して遠隔地の集中監視センタに常駐している
保守員を呼び出すことにより、早急な復旧を図るシステ
ムが最近要求され始めた。
この類似の技術として、エレベーターに実施されている
ものがある。これはエレベーターのかご内の乗客が閉じ
込められた時の救出を早急に行うことを目的としたもの
で、乗客コンベアの場合の目的とは異なる技術である。
すなわち乗客コンベアは停止してもエレベーターのよう
に装置内に人を閉じ込めてしまうことはないが、上記し
たように交通機関の一つであるため早急な復旧を目的と
している点である。
なお、エレベーターにおけるこの種の例としては特開昭
48−18942号公報「エレベーターの故障自動通報装置」
や特開昭61−169464号公報「非常通報装置」がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術をそのまま用いて、安全装置作動時に確実
に乗客コンベアを停止させることを優先させた場合に
は、各種の安全装置の常開接点と電磁開閉器のコイルと
直列に接続すればよいが、この状態では、個々の安全装
置の確実な作動状況を知ることができない欠点が生じ
る。
また個々の安全装置の確実な作動状況を知り、わずかな
作動では停止させないことを優先して構成すると、マイ
コンに安全装置の接点をそれぞれ入力すればよいが、こ
の場合にはマイコンが故障する安全装置作動で停止でき
なく不安全なものとなり、しかもどれが作動したかも分
からないという問題が生じる。
なお、このマイコンの故障をいわゆるウオツチドツグ
タイマ等の故障検出装置により検出して乗客コンベアを
停止させた場合は、安全装置の作動とは無関係に停止し
てしまうので乗客の安全が保たれるかのように考えられ
るが、乗客コンベアは、人を乗せて水平方向又は斜めの
方向に運転している乗り物であり、停止すると乗客が将
棋倒しとなり怪我することが考えられ、特にエスカレー
ターで下降運転中に停止するとこの可能性は極めて大き
いため、乗客を保護する安全装置等の緊急的な装置の作
動により停止することは止むを得ないとしているが、こ
れ以外のマイコン故障により停止することは、避けなけ
ればならない。
また、上記の手動形の安全装置が作動した時は遠隔地の
集中監視センタにいる保守員に直ちに発報(発信通
報)、連絡して早急に修理したいという問題もある。
本発明の目的は安全装置の作動時には確実に乗客コンベ
アを停止できる乗客コンベアの制御装置を提供すること
にある。
また、本発明の他の目的は、安全装置の動作状況を確実
に知ることができる乗客コンベアの制御装置を提供する
ことにある。
さらに、本発明の他の目的は、制御装置を構成するデイ
ジタル電子計算機であるマイコンが故障しても乗客コン
ベアを停止させることなく運行でき、安全装置作動時に
は、確実に乗客コンベアを停止できる乗客コンベアの制
御装置を提供することにある。また、本発明の他の目的
は安全装置の作動時には、発報することが可能な乗客コ
ンベアの制御装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成する本発明の特徴とするところは、乗客
コンベアを制御するデイジタル電子計算機を複数個並列
に設けて、それぞれに同じ安全装置の信号を入力し、上
記それぞれの電子計算機で安全装置の作動検出を同じプ
ログラムで行い、該作動検出に基づき乗客コンベアを停
止できるように構成したことにある。
また、本発明の他の特徴とするところは、上記電子計算
機にその故障を検出する手段と該手段が故障を検出した
ならば該電子計算機からの作動検出に基づく乗客コンベ
アの停止出力を無効とする手段を設けたことにある。
さらに、本発明の他の特徴とするところは、上記複数個
の電子計算機のうち、主として運転制御に用いる電子計
算機に、該電子計算機の故障を検出する手段を設け、該
故障検出手段が故障を検出すると検出した時点の該電子
計算機の出力状態をそのまま維持する出力記憶手段を設
けたことにある。
さらに、本発明の他の特徴とするところは、上記複数個
の電子計算機のうちいずれか2個の電子計算機に故障検
出手段を設け、また該電子計算機に乗客コンベアの制御
信号を入力して、それぞれで乗客コンベアの運転制御を
行い、その出力結果は、いずれか一方から上記故障検出
手段が故障を検出すると他方に切り替えることができる
切替手段を経由して駆動機械を駆動する手段へと反映さ
せる構成により乗客コンベアを運転するようにしたとこ
ろにある。
さらに、本発明の他の特徴とするところは、複数個の電
子計算機のうち、いずれか2個に電子計算機の故障検出
手段を設け、また該電子計算機に乗客コンベアの制御信
号を入力して、それぞれで乗客コンベアの運転制御を行
い、そのそれぞれの出力結果を比較手段に入力して、こ
の比較手段の出力を記憶する出力記憶手段から駆動機械
を駆動する手段へと反映させる構成し、さらに、上記故
障検出手段が故障を検出すると、故障を検出した電子計
算機からの出力信号を無効とする手段により、乗客コン
ベアを運転するようにしたところにある。
さらに、本発明の他の特徴とするところは、複数個の電
子計算機のうち、いずれか1個を集中監視センタへの発
報制御用に用いたことにある。
さらに、本発明の他の特徴とするところは、手動復帰形
の安全装置の作動に基づき発報するようにしたことにあ
る。
さらに、本発明の他の特徴とするところは、上記複数個
の電子計算機に、それぞれの電子計算機の故障を回復さ
せる手段を設けたことにある。
さらに、本発明の他の特徴とするところは、上記出力記
憶手段を設けた電子計算機が故障し、他からの故障を回
復させる手段により回復したときは、該出力記憶手段に
記憶されている信号に基づき継続して動作を行えるよう
にしたことにある。
〔作用〕
いずれかの安全装置が作動した場合、この信号を複数個
のデイジタル電子計算機にともに入力してあるので、こ
れらの電子計算機のいずれかが故障しても、どれかの電
子計算機が安全装置の作動を検出して、その作動検出結
果を出力するので、駆動機械を駆動する手段を通じて乗
客コンベアを停止でき、また、乗客は安全装置が働いた
原因となつた危険な状態から解放される。なお、デイジ
タル電子計算機の一つであるマイコンが容易に使用でき
るので、例えば入出力制御用の電子計算機を本安全装置
の作動検出に兼用して使用することでこのシステムを容
易に構成できる。
また、故障した電子計算機が誤つて安全装置が作動して
いないのにもかかわらず検出したと誤出力しても、故障
検出手段が故障を検出し該誤出力を無効としているの
で、誤つて乗客コンベアを停止させて乗客が将棋倒しに
なることもない。
さらに、デイジタル電子計算機は、故障後しばらくの間
は、その駆動する手段に対する制御信号はそのまま維持
されている。そこで、故障検出手段で故障を検出した
ら、出力すなわち制御信号が変化しないうちに、出力記
憶手段で電子計算機の出力を故障時の状態に維持する。
故障前までは、乗客コンベアは稼働されているから、電
子計算機の故障とは無関係に稼働状態が維持され、した
がつて、乗客コンベアを停止させることもないので上記
と同様に乗客に危害や不便をかけることもない。
さらに、複数個のデイジタル電子計算機のうちいずれか
2個の該電子計算機に故障検出手段を設け、さらに乗客
コンベアの制御信号をそれぞれに入力しているので、そ
の結果も同一の出力となるはずである。この出力信号の
うち、いずれか一方のを常時用い、故障すると正常な方
に切り替えるので、安全に乗客コンベアを運転できる。
さらに、複数個のデイジタル電子計算機のうちいずれか
2個の該電子計算機に故障検出手段を設け、さらに乗客
コンベアの制御信号をそれぞれに入力しているので、そ
の結果も同一の出力となるはずである。この一致してい
る信号に基づいて乗客コンベアを制御すると安全に制御
できる。すなわち、どちらかの安全装置の信号が作動し
てもどちらかが故障して検出しなくとも不一致になるの
でこの不一致により乗客コンベアを停止できる。また、
いずかの電子計算機が故障すると該故障を検出して、該
電子計算機からの出力無効とするので故障により乗客コ
ンベアが停止することはない。なお、このために故障を
検出する周期より、電子計算機からの出力は遅くして行
う。
さらに、安全装置の作動検出に伴う発報制御を行う時
に、手動復帰形の安全装置が作動すると発報するように
したので、無駄な発報がなく効果的に保守員を派遣でき
る。
さらに、上記故障検出手段を設けた電子計算機に、該故
障を検出すると故障した電子計算機に対する回復させる
手段により、直ちに回復させたので、安全装置の作動状
況の検出を行えるので、乗客コンベアを常時安全に利用
できる。
さらに、上記デイジタル電子計算機の故障からの回復後
に制御が途絶えることなく行わせるために、故障した時
点の出力信号を記憶している出力記憶手段の信号を入力
してあるので、この信号に基づき制御すればい。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面により詳細に説明する。
第3図は本発明が適用される乗客コンベア、特に、行程
に傾斜があるもの、すなわちエスカレーター全体の側面
を示している。
エスカレーターは、第2図に示すように、エスカレータ
ーコレーム1が全体を支え、その上下の機械室2に図示
していないがそれぞれ駆動スプロケツト,従動スプロケ
ツトを備え、このスプロケツトに踏段チエーンを無端状
に巻付け、これに多数あるステツプ3を列状に一体とし
て取り付けて構成している。
これらのステツプ全体は、図示していない駆動機械が前
記駆動スプロケツトを駆動することにより昇降する。ま
た、ステツプ3と同速度で駆動されているハンドレール
5は、ステツプ3の両側に設けられた欄干の上を運行す
る。
なお、エスカレーターの各種安全装置とその動作等に関
しては、前記特開昭55−11402号公報に詳述されている
ので簡略化のため、説明を省略する。
なお、上記公開公報では、安全装置のうち、自動復帰形
を「乗客がエスカレーターに巻き込まれないようにする
ための安全スイツチ」としている。また、手動復帰形は
「機械装置が故障したとき直ちに停止して乗客の安全を
保つ安全スイツチ」として紹介している。例えば、イン
レツトスイツチは、その障害が取り除かれると復帰する
ので、自動復帰形の安全装置である。また、調速機スイ
ツチは保守員により原因を究明したあとでないと復帰で
きない手動復帰形の安全装置である。
このほかに、エスカレーターを起動・停止させたり、非
常停止させる非常停止スイツチなどを備えた起動スイツ
チ盤を、エスカレーターのターミナル部に設けている。
第3図は、本発明に係る乗客コンベアの制御装置の全体
構成を示すブロツク図である。
第3図において、制御装置は、制御装置全体に給電する
3相電源から、遮断器54、後述する上昇,下降切替用電
磁開閉器55,57の接点55a,57aを経て、乗客コンベアすな
わちエスカレーターの駆動機械を駆動する電動機59及び
ブレーキ装置61に電源が供給されるように構成されてい
る。
これらの制御装置は、例えば、上下切替用電磁開閉器55
が付勢されてその接点55aが閉路すると、ブレーキ装置6
1が開き電動機59が回転し、この回転を駆動機械に伝
え、無端条帯とその無端条帯に附属しているステツプ3
を上昇方向に動かして、エスカレーターの運転を行う。
また、下降切替用電磁開閉器57が付勢された場合には、
下降方向にエスカレーターが運転される。
さらに、前記制御装置は、遮断器54を介して電子計算機
であるマイコン等を備える論理制御部63に前記3相電源
が供給されるように構成されている。
第1図は論理制御部63を主として示す詳細ブロツク図で
あり、以下、これについて説明する。
論理制御部63は、その中心を成すものとして第1のデイ
ジタル電子計算機であるマイコン81と、第2のデイジタ
ル電子計算機であるマイコン82とを備えて構成される。
マイコン81と82は分けて示しているが、1つの半導体チ
ツプの中に完全に独立した2個のマイコンが集積化され
たものでもかまわない。
第1のマイコン81は、主として各スイツチ44,46,47等の
入,切に伴う起動,停止等の安全装置の作動検出を含む
エスカレーターの運転制御関係のシーケンス処理を行
い、その結果を第4図で詳述する出力記憶手段である出
力記憶装置203を経由し、駆動機械を駆動する手段103を
通じ、エスカレーターを駆動する。なお、この駆動手段
103は上昇,下降切替用電磁開閉器55,57も含めて本実施
例では構成されている。したがつて、この電磁開閉器5
5,57の接点55a及び57aが、投入により閉路すると第3図
のとおり、ブレーキ装置61が開放され、そして、電動機
59が回転を始め、エスカレーターの駆動機械を駆動す
る。
一方、第2のマイコン82は、入力された後述する安全装
置の信号に基づき、この作動検出を行い、その作動検出
結果として、運転許可信号220を出力端子PB6から出力す
る処理を行う。このほか、エスカレーターの安全装置の
作動状況を判断し、この結果を保守を担当する集中監視
センタ109へ、電話用インタフエース105及び公衆回線10
7を経由して、発報(発信通報)する処理も行う。
なお、以下、マイコン81,82等における入,出力端子に
ついては、簡略化のため、単に入力あるいは出力等と
し、端子という記載は省略する。
以下、更に詳細に説明する。
上記第1及び第2のマイコン81,82は、まつたく同一の
ハードウエアで構成してある。そして、安全装置の作動
検出は同一プログラムで行うようになつている。異なる
のは、そのI/Oの用い方及びマイコン82から、電話用イ
ンタフエース105を駆動するために、マイコンのアドレ
スバス及びデータバスを端子BUSから出している点のみ
である。
もちろん、ソフトウエアの処理内容が部分的に異なるの
で、その応用プログラムは異なる。
上記故障検出装置201(202)に関しては、特開昭55−10
6976号公報「エレベーター制御装置」に詳述されている
ものと同等のため、ここでは説明を省略する。なお、本
実施例では、この故障検出をいわゆるウオツチドツグ
タイマで構成してある。
これらマイコンへの入力信号のうち、エスカレーターを
制御するための制御信号としては、前述の起動スイツチ
盤内の上昇指令スイツチ,下降指令スイツチ等がある
が、これらを代表して起動スイツチ44として、第1図に
記載した。すなわち、上記各スイツチが操作された時
は、起動スイツチ44が閉路するとして以下述べる。な
お、この代表した起動スイツチ44には、安全リレー207
の接点の開・閉路も、図象としては含めた。
それぞれの安全装置から、その作動状況として出力され
る安全装置信号としては、手動復帰形の安全装置をスイ
ツチ46で、自動復帰形安全装置をスイツチ47として代表
し、スイツチの図象にその番号を付してある。
これらの制御信号及び安全装置信号は、電源Pに一端が
接続され、また、他端はレベル変換器73(マイコン81
用)及びレベル変換器75(マイコン82用)に接続されて
いる。
このレベル変換器73,75は、外部用の電圧からマイコン
用の電圧(一般には5V)に変換を行う。そして、このレ
ベル変換器73,75を経た制御信号及び安全装置信号は、
第1及び第2の各マイコン81,82の入力PA0〜PAnにそれ
ぞれ入力してある。
このように、それぞれのマイコン用にレベル変換器73,7
5を2個設けてある理由は、レベル変換器が故障する
と、1個では、手動復帰形安全装置46又は自動復帰形安
全装置47等の信号を、各マイコンに入力できなくなるこ
とを考慮して、2重系構成とし、確実に作動検出を行え
るようにしたものである。
マイコン81の出力には、エスカレーターを運転するため
の出力PB0,1,5がある。これらの出力は、次段の出力記
憶装置203の入力D1,2,CKにそれぞれ入力され、出力記憶
装置203を駆動する。
ただし、故障検出装置201が、マイコン81の故障を検出
した場合は、故障検出装置201の出力OUTから、出力記憶
装置203の入力CUTに出力し、後述するように、マイコン
81からの信号は遮断され、出力記憶装置203は駆動され
ず、記憶が保持される。このことは、故障したマイコン
が出す誤つた制御信号等を無効とし、出力記憶装置203
が、電動機59を止めたりすることを阻止するものであ
る。
上記マイコン81の出力PB0は、エスカレーターを上昇運
転させるための信号を出力する端子であり、起動スイツ
チ44に含まれている上昇指令スイツチの投入に基づいて
この信号を出力したのち、同マイコン81の出力PB5を変
化させると、出力記憶装置203に、その出力信号が記憶
される。さらに、出力記憶装置203内では、この信号に
より、出力O1と出力ACBが内部で接続され、エスカレー
ターの起動スイツチ盤内の停止スイツチ43及び非常停止
釦45が、この時点で閉路しているならば、上昇用電磁開
閉器55が投入される。エスカレーターはこの動作で上昇
運転を開始する。
同様に、下降運転を行う場合は、起動スイツチ44の下降
指令スイツチ投入に伴つてマイコン81の下降運転の出力
PB1に出力し、更に出力PB5を変化させると、その出力信
号が出力記憶装置203に記憶され、そして、出力O2と出
力ACBが内部で接続されて、下降用電磁開閉器57が投入
され、エスカレーターは下降運転を開始する。
エスカレーターを停止させる場合は、停止スイツチ43を
操作すると、電源ACA−ACB間が遮断されるので、上昇,
下降切替用電磁開閉器55,57及び安全リレー207が釈放
し、電動機59は駆動を止め、そして、ブレーキ装置61が
動作して、ブレーキが掛かり、エスカレーターは停止す
る。なお、マイコン81では、この停止指令を、起動スイ
ツチ44に含まれる安全リレー207の接点の動作から知
り、上記の出力PB0又はPB1の出力を停止状態に戻したの
ち、出力PB5を変化させて、出力記憶装置203内の記憶を
消去させる。
また、運転中に非常停止する場合も、上記の停止スイツ
チ43の操作と同一である。なお、この停止スイツチ43と
非常停止釦45の操作を区別する必要がある場合は、停止
スイツチ43を起動スイツチ44と同様に、マイコンに入力
して、停止させてやればよい。このようにすれば、安全
リレー207が動作した時と、停止スイツチ43が動作した
時とで、区別することができる。なお、停止スイツチ43
で直接開閉器55,57を遮断しなくともマイコン81,82両方
で停止処理を行えば、確実に停止させることが可能であ
る。
以上述べた主な動作をマイコン81が処理し、エスカレー
ターを運転している時に、マイコン82では、安全装置4
6,47の信号入力に基づき、作動検出処理を行つている。
そして、この作動検出を行つた結果、安全装置の作動状
況が正常であると判断したときは、出力PB6から運転許
可信号220をカクテブ信号“1"として出力する。
なお、この運転許可信号220“1"は、電源投入と同時
に、ハード的にも“1"とし、以降は、ソフトウエアで制
御できる構成としてある。この関係から、これを運転不
許可信号としてインアクテブが出力しても、同様の効果
を得ることができる。
上記運転許可信号220は、運転許可信号220を無効とする
手段であるORゲート221を通り、ANDゲート223を経由し
て出力記憶装置203の入力KYKに入力される。
この入力KYKに、運転許可信号220が入力されると、出力
記憶装置203で、マイコン81から出力される上昇・下降
指令を、記憶することが可能となる。
一方、運転許可信号220を無効とする手段であるゲート2
21のもう一つの入力は、マイコン82の故障検出装置202
の出力OUTに接続されている。この故障検出装置202から
の出力は、故障を検出していない時は、“0"となつてお
り、検出すると“1"となるものである。したがつて、故
障を検出すると、マイコン82の出力PB6よりも故障検出
器202の出力OUTが先に出ていることによりゲート221の
出力は、故障検出装置202の故障検出出力の“1"が優先
的に出力され、マイコン82とPB6の信号変化を受けなく
なる。
このように構成している理由は、故障しているマイコン
からの誤つた信号に基づき、エスカレーターが停止して
しまうことを防ぎ、万一、乗客の将棋倒しになつた場合
等の事故を無くすことを目的としている。
運転許可信号は、もう一方のマイコン81のPB6からも、
運転許可信号224を出力し、マイコン82と同様に、この
許可信号を無効とする手段であるORゲート225を通り、
ゲート223に入力されている。また、ゲート225には、故
障検出装置201の出力も入力されている。
このように、上記運転許可信号224は、マイコン82の運
転許可信号220と同様に構成されて、まつたく同じ動作
を行う。このように構成した理由は、ハードウエア及び
ソフトウエアを両マイコンで統一するためである。な
お、マイコン81では、この信号によらなくとも直接、出
力PB0,1,5を用いてエスカレーターを停止させるように
プログラムすることは可能である。
故障検出装置201,202の両方の出力OUTがNANDゲート227
に入力してあるのは、両方のマイコンが故障した時に対
応するためである。すなわち、マイコンがすべて故障し
てしまつたのでは、安全にエスカレーターを運行できな
いので、ゲート223の入力を“0"として、出力記憶装置2
03の入力KYKを“0"としてエスカレーターを停止させる
ためである。また、ゲート229へも接続してあるので、
使用禁止手段111により、乗客に対して乗り込まないよ
うに、表示等することができる。なお、この使用禁止手
段111は、エスカレーターの運転方向に従つて、その乗
込口のみに表示したり、停止している時は、両方の乗込
口に表示するように設備されるが、本説明ではこれらを
代表して使用禁止手段111として説明してある。
次に、マイコンが故障した時の回復させる手段の動作に
ついて述べる。
故障検出装置201,202が夫々マイコン81,82の故障を検出
すると、その故障信号は、出力OUTからもう一方のマイ
コン82,81の入力PA7に入力される。上記故障信号が、こ
の入力PA7に入力されると、出力PA0から回復させるため
の信号を出力する。この出力は、故障検出装置201,202
の入力RSに入力されて、故障検出装置を故障検出前に戻
すリセツト動作を行わせると同時に、もう一方のマイコ
ンの入力RSに入力している。この入力RSに信号が入力さ
れると、マイコンは電源投入時と同様に初期リセツトさ
れたのち、所定のプログラムに従つて動作を始め、回復
し、復帰する。
なお、マイコンが電気的ノイズ等による一時的な故障で
なく、ハードの永久的な故障のため、回復しないとき
は、故障検出装置をリセツトしてあるので、再度この故
障を検出する。このことにより、もう一方のマイコンが
故障から回復しないと判断したときは、出力PB7からOR
ゲート229を経由して、エスカレーターの使用禁止手段1
11に出力する。なお、この使用禁止手段111としては、
例えば乗込口に、「故障」と表示する表示灯を設置する
ことでもよい。したがつて、エスカレーターは運転され
ていても、この表示が出されると乗客は乗り込まないの
で、マイコンが故障して、安全装置の作動検出を2つの
マイコンで行えなくなり、検出の信頼性が低下している
エスカレーターに乗客を乗せないようにすることが可能
となる。なお、故障した時点で停止させないのは、停止
による乗客の将棋倒しの事故を考慮したためである。
また、使用禁止手段111として、警報ブザーを鳴動させ
てもよい。そして、鳴動後所定時間後に運転許可信号を
取消して、エスカレーターを停止させる動作を行うこと
で、同様に信頼性の低下しているエスカレーターを利用
できなくすることが可能である。
マイコン81が故障すると、このマイコンは、主としてエ
スカレーターの運転制御関係のシーケンス処理を行つて
いるので、停止による事故を防ぐために、エスカレータ
ーを、現状のまま維持して運転することが有効であり、
この目的のためにも出力記憶装置203がある。この出力Q
1,2からマイコン81の入力PB0,1に入力することにより、
故障から回復したあとで、動作を継続して行えるように
してある。この動作を継続する手順等に関しては、次の
第6図で述べる。なお、この出力Q1,2からの信号は、マ
イコン82の入力PB0,1にも入力されているが、この信号
は安全装置の作動検出後の発報するか否かの判断に使用
される。
第4図は、マイコン81の出力PB0,1,5などが接続してあ
る出力記憶手段を構成する出力記憶装置203の詳細なブ
ロツク図である。
出力記憶装置203は、2個のフリツプフロツプ(FF)301
と、2個のソリツドステートリレー(SSR)303とにより
主として構成されている。FF301は、入力Dに入力され
ている信号を、クロツクCKに入力されるクロツク信号が
“0"→“1"→“0"と変化するときに記憶し、その結果を
出力Qから出力する。そして、入力Rが“0"になるとリ
セツトされて出力Qから“0"を出力する。なお、この入
力Rは、FF2個とも接続し、出力記憶装置203の入力KYK
を介して、外部から駆動される。
SSR303は、入力Iに“1"の信号が入力されると、内蔵し
ている発光ダイオードを点灯し、その光で、内蔵してい
るトライアツクを点弧し、出力PとGとの間を導通状態
とし、交流電源を通すことが可能となる。従つて、出力
Q1が“1"で出力Q2が“0"の時に上昇運転、出力Q2が“1"
で出力Q1が“0"の時に下降運転であること、そして、い
ずれの出力Q1,Q2も“0"である場合には停止中であるこ
とを表わす。なお、このSSR303の出力Gは、2個共交流
電源へ接続される端子ACBに接続してある。もう一つの
出力Pは、出力O1,O2として外部へ出力している。
このほか、故障検出装置201の出力OUTと接続されている
出力記憶装置203の入力CUTと、マイコン81のPB5と接続
されている入力CKとは、入力CUT信号が“0"のとき、入
力CKの信号が、そのままゲート305から出力され、“1"
のとき、遮断される関係にある。
そして、このゲート305の出力は、各FF301の入力CKに入
力しているので、入力CUTが“0"のとき、入力CKの信号
の“0"→“1"→“0"の変化により、出力記憶装置203に
対する入力D1,2の信号を、そのままFF301に記憶するこ
とができ、また、入力CUTの信号が“1"では、入力CKの
信号は、ゲート305で遮断されて変化できないので、FF3
01の記憶はそのまま保持される。
このFF301の出力Qは、それぞれSSR303の入力Iと接続
するとともに、その信号が出力記憶装置203の出力Q1,2
から出力され、マイコン81の故障から回復したときの動
作を継続する手段を構成するために、マイコン81の入力
PB0,1に接続される。
次に、これらのソフトウエアの概念を第5図〜第12図の
フローチヤートにより説明する。
第5図及び第6図は、それぞれ第1のマイコン81及び第
2のマイコン82の電源投入及び再起動時に、最初に処理
するフローチヤートである。この処理では、マイコン関
係の各レジスタ等の初期設定,故障記憶等のメモリのク
リア,初期設定等を行う。
また、マイコン81の第5図では、以上のほかに、マイコ
ン81の故障後の回復処理も行う。なお、端子419(ルー
プ)では、以降、このフローチヤートは、実行されない
ことを意味する。
マイコン82の第6図では、集中監視センタ109へ電話用
インタフエース105を制御して、故障情報等を発報する
発報制御処理も行う。
なお、上記図中のブロツク図609(発報制御)のみが、
以降ループして、常時処理される。
この発報制御は、第11図のブロツク817で作成するの発
報フラグが“1"となつたことを知ると、電話用インタフ
エース105を制御して、発報するものである。
なお、この発報制御を終了すると、上記発報フラグを
“0"にリセツトすることも行う。
第7図は、マイコン81で、一定周期ごとに発生するタイ
マ割込に基づき実行する運転制御関係のシーケンス処理
のフローチヤートである。このシーケンス処理で、乗客
コンベアの起動停止が行われる。なお、ブロツク453で
一括して入力信号を取り込んでから処理している理由
は、処理の最中に、入力信号の変化があつても、処理に
は、影響が出ないようにするためであり、また、ブロツ
ク459で一括出力しているのは、処理タイミングのばら
つきをなくすためである。
以上のほかに、マイコン82の故障監視処理及び故障検出
装置202のリセツト処理も行う。
なお、最後の端子463(リターン)で、割込処理を終了
し、第5図の端子419(ループ)に戻る。
第8図は、上記第7図のブロツク455のシーケンス処理
関係の詳細フローチヤートである。このプログラムで、
運転許可信号224の信号を出力したり、エスカレーター
の起動・停止を行う。なお、ブロツク511の運転中か停
止中かは、ブロツク505及びブロツク517で、実行する上
昇,下降切替用電磁開閉器55,57への出力信号を基に判
断する。
なお、本実施例では、安全装置が作動したことを検出す
ると、直ちに、停止するプログラムとしている。しか
し、安全装置のセツト不良等で、瞬間的に誤つて作動し
たり、乗客に蹴られて瞬間的に作動したことにより、エ
スカレーターを停止させるのは、乗客の安全上問題があ
るので、停止しない方式へ変更したい場合は、次のよう
にすればよい。
すなわち、ブロツク504の運転不許可を出力する処理
を、回数カウント方式にすればよい。例えば、200ms以
内の瞬間的作動は除外したい場合は、このプログラムの
タイマ割込みが40msごとに発生していれば、ブロツク50
4を連続6回通過すると、出力PB6から“0"を出力して、
運転不許可とする。そして、6回に達する以前にブロツ
ク509を通過したなら、その回数カウントをクリアする
とよい。なお、このカウント数は、作動した安全装置の
種類と一緒に記憶しておき、保守点検に、役立てるよう
にすることも可能である。
第9図は、上記第7図のブロツク457の詳細フローチヤ
ートであり、マイコン82の故障監視処理を行うものであ
る。
なお、このフローチヤートに示すように、本実施例で
は、マイコン82の再試行回数は、1回のみとし、2回目
には、使用禁止手段111を動作させ、乗客に乗り込みな
いよう注意を与える方式を採用している。複数回、再試
行を行いたい場合は、回数カウントのプログラムを新た
に追加すればよい。
第10図は、マイコン82で、一定周期ごとに発生するタイ
マ割込に基づき実行する各種安全装置の作動検出、マイ
コン81の故障監視及び故障検出装置202に対するリセツ
ト処理のフローチヤートである。
なお、端子659(リターン)で、割込処理を終了し、第
6図のブロツク609(発報制御)に戻る。
第11図は、上記第10図のブロツク654の各種安全装置の
作動検出処理及び発報処理関係の詳細フローチヤートで
ある。
第12図は、上記第10図のブロツク655で処理されるマイ
コン81の故障監視の詳細フローチヤートである。
なお、マイコン81の第9図のフローチヤートと同様に、
使用禁止手段111への出力をリセツトするブロツクはな
い。
以上説明した図を用いてハードとソフトを総合した動作
について、以下下記の項目毎に述べる。
なお、以下の説明では、簡略化のため、各フローチヤー
トの各処理ブロツクについては、ブロツクの表示を省略
し、図示の符号のみを記載した。
(1)電源投入時の動作 (2)起動・運転・停止時の動作 (a)起動 (b)運転 (c)停止 (3)安全装置が作動した時の動作 (a)電源投入時から作動している場合 (b)運転中に手動復帰形の安全装置が作動した場合…
集中監視センタ109への発報 (c)運転中に自動復帰形の安全装置が作動した場合 (4)マイコン81が故障した時点の動作 (5)マイコン81が故障時に安全装置が作動した場合及
び回復させる手段の動作 (6)マイコン81が回復した時の動作 (7)マイコン82が故障した時点の動作 (8)マイコン82の故障時に安全装置が作動した場合及
び回復させる手段の動作 (a)マイコン82を回復させる手段の動作 (b)安全装置の作動 (1)電源投入時の動作 制御装置63の電源が投入されると、前述のように運転許
可信号220,224は不許可で出力されず、出力装置203のFF
301の記憶はすべて“0"にリセツトされ、そして、第5
図及び第6図のプログラムが実行される。
具体的には、マイコン81では、第5図の端子401(電源
投入)→403(イニシヤライズ)→405(故障検出装置20
1のリセツト)→407(入力取込)→405(停止検出)→4
13(信号チエツク)→415(現状維持の信号セツト)→4
17(割込マスク解除)→端子419(ループ)と実行す
る。
なお、上記のように、出力装置203のFF301はリセツトさ
れているので、上記ブロツク415に処理を行つても、駆
動手段103に対する出力信号の変化はない。
上記ブロツク417の割込マスク解除以降は、第7図のプ
ログラムが、一定周期ごとに発生するタイマ割込で、動
作を開始する。
この処理は、第7図の端子451(タイマ割込)→453(入
力取込)→455(シーケンス処理)→第8図の503(作動
検出)→509(停止検出)→510(運転許可)→511(運
転)→515(起動検出)→端子507→第7図の457(相手
監視)→第9図の553(再試行検出)→557(故障検出)
→端子565→第7図の459(出力)461(故障検出装置リ
セツト)→端子463(リターン)と実行されている。
一方、マイコン82では、第6図の端子601(電源投入)
→603(イニシヤライズ)→605(故障検出装置202のリ
セツト)→607(割込マスク解除)→609(発報制御ルー
プ)と動作する。
上記割込マスク解除以後は、第10図のプログラムが、タ
イマ割込ごとに動作を開始する。このプログラムは、端
子651(タイマ割込)→653(入力取込)→654(作動検
出)→第11図の803(作動検出)→805(運転許可)→81
9(出力記憶装置信号の記憶)→端子821→第10図の655
(相手監視)→第12図の703(再試行検出)→707(故障
検出)→端子715→第10図の657(故障検出装置リセツ
ト)→端子659(リターン)で実行する。
なお、第5図,第6図の403,603(イニシヤライズ)に
おけるI/O用LSI RAM,MPUとは、各々マイコン81,82を構
成している素子を指している。
(2)起動・運転・停止時の動作 上記のように電源が投入されて、プログラムが実行され
ている時に、起動スイツチ44が操作されると、次のよう
に実行される。
(a)起動 マイコン81のフローの第7図の端子451(タイマ割込)
→453→(入力取込)→455(シーケンス処理)→第8図
の503(作動検出)→509(運転許可)→510(停止検
出)→511(運転)→515(起動検出)→517(起動)→
端子507→第7図の457(相手監視)→第9図の553(再
試行検出)→557(故障検出)→端子565→第7図の459
(出力)→461(故障検出装置リセツト)→端子463(リ
ターン)と実行する。
この結果上昇,下降切替用電磁開閉器55,57のいずれか
が、投入され、ブレーキ装置61を解放し、エスカレータ
ーは運転を始める。
(b)運転 上記のマイコン81のプログラムが実行された後の、次の
タイマ割込では、第7図の端子451(タイマ割込)→453
(入力取込)→455(シーケンス処理)→第8図の503
(作動検出)→509(運転許可)→510(停止検出)→51
1(運転)→513(出力記憶装置信号検出)→端子507→
第7図の457(相手監視)→459(出力)→461(故障検
出装置リセツト)→端子463(リターン)と、起動スイ
ツチは一旦起動されると無関係となり、定常運転に移
る。
(c)停止 第1図の停止スイツチ43を操作すると電源ACA−ACB間が
遮断されるために、安全リレー207及び上昇,下降切替
用電磁開閉器55,57が釈放される。このため、マイコン8
1のプログラムは次のように実行される。
第7図の端子451(タイマ割込)→453(入力取込)→45
5(シーケンス処理)→第8図の503(作動検出)→509
(運転許可)→510(停止検出)→505(停止)→端子50
7→第7図の457(相手監視)→459(出力)→461(故障
検出装置リセツト)→端子463(リターン)と実行し
て、マイコン81内の停止処理も行う。
なお、このときにマイコン81の方での停止の処理を万一
とらなくとも、第1図に示すように上昇,下降切替用開
閉器55,57の電源が絶たれるので確実に停止できる。
この状態から、再度起動する時は、上記(a)起動の操
作を行う。
この起動・運転・停止時のマイコン82のプログラムで
は、次のように処理している。
第10図の端子651(タイマ割込)→653(入力取込)→65
4(作動検出)→第11図の803(作動検出)→805(運転
許可)→819(出力記憶装置信号の記憶)→端子821→第
10図の655(相手監視)→第12図の703(再試行検出)→
707(故障検出)→端子715→第10図の657(故障検出装
置リセツト)→端子659(リターン)と、安全装置の作
動検出及びマイコン81の故障検出を、常時、行つてい
る。
(3)安全装置が作動した時の動作 (a)電源投入時から作動している場合 安全装置が、電源投入時から作動している場合は、マイ
コン81の第7図の端子451(タイマ割込)→453(入力取
込)→455(シーケンス処理)→第8図の503(作動検
出)→504(運転不許可)→505(停止)→端子507→第
7図の457(相手監視)→459(出力)→461(故障検出
装置リセツト)→端子463(リターン)と実行するの
で、エスカレーターを起動するブロツク517は実行され
ず、起動スイツチ44の信号は無視され、また、運転許可
信号224は出力されず、運転することはできず、エスカ
レーターは停止したままである。
一方、マイコン82の方は、次のように実行している。
第10図の端子651→653(入力取込)→654(作動検出)
→第11図の803(作動検出)→810(運転不許可)→811
(前回の出力記憶装置信号検出)→819(出力記憶装置
信号の記憶)→端子821→第10図の655(相手監視)→65
7(故障検出装置リセツト)→端子659と、安全装置が作
動したことを検出したが、その時点の出力記憶装置203
の出力Q1,2が両者とも“0"の停止状態であるため、集中
監視センタ109への発報は、手動復帰形の安全装置であ
つても行わない。すなわち、本実施例では、エスカレー
ターの停止中に安全装置が作動することは、保守等の点
検による作動との判断からである。もちろん、ブロツク
811を外して、手動復帰形の安全装置が作動した時のみ
発報するようにしてもよい。
なお、ブロツク810で不許可を出力しているので、万一
マイコン81で運転しようとしても、起動することはでき
ない。
(b)運転中に手動復帰形の安全装置が作動した場合…
集中監視センタ109への発報 安全装置が作動すると、上記(2)起動・運転・停止時
の動作の(b)運転の実行状態から、上記(3)安全装
置が作動した時の動作の(a)電源投入時から作動して
いる場合の実行状態になるので、直ちにエスカレーター
は停止する。
そして、マイコン82の方では、第10図の端子651→653
(入力取込)→654(作動検出)→第11図の803(作動検
出)→810(運転不許可)→811(前回の出力記憶装置信
号検出)→815(手動復帰形検出)→817(発報フラグ)
→819(出力記憶装置信号の記憶)→端子821→第10図の
655(相手監視)→657(故障検出装置リセツト)→端子
659と、運転中に、安全装置が作動したことを検出し、
発報フラグを立てる。このため、このプログラムが終了
すると直ちに、第6図のブロツク609(発報制御ルー
プ)で、このフラグを検出し、電話用インタフエース10
5を制御して、集中監視センタ109へ、手動復帰形安全装
置が作動したことを知らせる。この知らせにより、集中
監視センタ109から、保守員が駆けつけ、エスカレータ
ーを点検したのち、安全装置を復旧し、稼働状態に戻
す。
どの安全装置が作動したかは、前記特開昭55−11402号
に示される特にマイコン81,82に検出結果を記憶させて
おくことにより保守員は、容易に知ることができる。こ
の場合、2個のマイコン81,82が共に作動検出結果を記
憶する様にしておくことで、万一、一方のマイコンが故
障していても、他のマイコンの記憶で作動個所を確実に
知ることができる。
なお、この制御が終了すると、発報フラグはリセツトさ
れる。また、本実施例では、実施していないが、この作
動した安全装置の種別や用途,作動した回数又は作動し
た時刻等を記憶しておき、後日、一括して、集中監視セ
ンタ109へ連絡するようにしてもよい。
また、ブロツク810(運転不許可)で、運転許可信号220
を出力しない(“0"とする)ので、出力記憶装置203の
入力KYKが“0"となり、万一、マイコン81で停止させな
かつた場合でも、マイコン82の、この信号で停止させる
ことができるので、安全確実にエスカレーターを停止で
きる効果がある。
(c)運転中に自動復帰形の安全装置が作動した場合 自動復帰形の安全装置が作動した場合は、マイコン81の
処理は上記と同一であるが、マイコン82の方では、上記
と、第11図のブロツク815(手動復帰形検出)から端子8
21と実行し、発報フラグには無関係で、この処理を終わ
る点が異なるので、集中監視センタ109への発報は行わ
ず、運転不許可出力による停止処理のみが行われる。
そして、その自動復帰形の安全装置が作動した原因を取
り除くと、安全装置は復旧するので、運転許可が出さ
れ、起動スイツチにより運転が可能となる。
(4)マイコン81が故障した時点の動作 故障検出装置201がマイコン81の故障を検出すると、こ
の出力OUTから、出力記憶装置203の入力CUTに“1"が入
力されるので、FF301の変化はその時点で停止する(前
述の第4図の動作説明参照)。すなわち、故障検出時点
のまま変化されず、FF301の記憶はそのまま保持される
構成としてある。
また、故障検出装置201の出力OUTは、ゲート225にも入
力され、マイコン81の出力PB6からの運転許可信号224
が、その後、誤つて、不許可を出力しても、無効として
いるので、出力記憶装置203の入力KYKには影響が出な
い。したがつて、故障時に運転されていたエスカレータ
ーは、そのまま運転される。
なお、この目的を達成するため、上記故障検出装置を構
成するウオツチドツグ タイマの故障検出周期より、マ
イコン81からの出力周期を長く設定してある。
(5)マイコン81の故障時安全装置が作動した場合及び
回復させる手段の動作 出力記憶装置203のFF301は、マイコン81の故障により、
入力CUTの信号でマイコン81から切り離されが、故障直
前の記憶はそのまま維持しているので、エスカレーター
はこの信号に従い、運転していた場合は、継続すること
ができる。
なお、この時点で、停止スイツチ43が操作されると、上
昇,下降切替用電磁開閉器55,57が直接遮断されてエス
カレーターは停止する。
また、手動復帰形安全装置スイツチ46又は自動復帰形安
全装置スイツチ47が作動すると、これを検出したマイコ
ン82の出力PB6から、運転許可信号220をインアクテブと
して、“0"を出力し、ゲート223を介して出力記憶装置2
03の入力KYKを“0"とするので、FF301の記憶はすべてリ
セツトされ、エスカレーターは停止する。
したがつて、従来は、このようにマイコンが故障した場
合は、安全装置の作動を検出できなかつたが、本実施例
では、マイコン81の故障時でも乗客の安全は保たれ、ま
た、どの安全装置が作動したかも、故障していないマイ
コンで、記憶しておくことができる。
なお、マイコン81が誤動作し、マイコン81のPB6の運転
許可信号224を、インアクテブとしても、前述したとお
り、故障検出装置201の信号により無効としているの
で、誤つて停止することもない。
また、マイコン82が、マイコン81の故障をマイコン82の
入力PA7の信号で知ると、前述の回復させる手段である
出力PA0から信号を出力して、マイコン81を回復させ
る。このことにより、マイコン81が回復した場合の動作
は、次の(6)項で述べる。
以上の処理を行うマイコン82のフローチヤートを、エス
カレーターが運転している最中に、マイコン81が故障し
たために、マイコン81を回復させる手段を動作させる場
合と、更に自動復帰形安全装置が作動した場合とについ
て、次に説明する。
第10図の端子651→653(入力取込)→654(作動検出)
→第11図の803(作動検出)→810(運転不許可)→811
(前回の出力記憶装置信号検出)→815(手動復帰形検
出)→819(出力記憶装置信号の記憶)→端子821→第10
図の655(相手監視)→第12図の703(再試行検出)→70
7(故障検出)→709(再故障)→711(再試行)→713
(故障記憶)→端子715→第10図の657(故障検出装置リ
セツト)→端子659(リターン)で、運転許可信号220を
不許可として、エスカレーターを停止させ、また、マイ
コン82の出力PA0から出力して、再試行を行う。
そして、次のタイマ割込で、第10図の端子651→653(入
力取込)→654(作動検出)→655(相手監視)→第12図
の703(再試行検出)→705(再試行リセツト)→707
(故障検出)→端子715→第10図の657(故障検出装置リ
セツト)→端子659(リターン)で、マイコン82の出力P
A0からの出力をリセツトする。なお、この信号により、
故障検出装置201は、マイコン81のリセツトと同時にリ
セツトされ、初期の状態に戻る。
この再試行で、回復しなかつた場合や、再度故障した場
合は、第10図の端子651→653(入力取込)→654(作動
検出)→655(相手監視)→第12図の703(再試行検出)
→707(故障検出)→709(再故障)→716(使用禁止)
→端子715→第10図の657(故障検出装置リセツト)→端
子659(リターン)で、マイコン82の出力PB7を用いて、
使用禁止手段111を動作させ、新たな乗客の乗込みを禁
止して、安全を確実に確保する。
(6)マイコン81が回復した時の動作 マイコン81は回復すると、前記(1)の電源投入時の動
作のとおりに、プログラムが実行される。すなわち、起
動スイツチ44の信号の作動状況を調べると同時に出力記
憶装置203の出力Q1,2を、入力PB0,1で調べる。この結
果、運転中であれば、入力PB0又はPB1のいずれかに信号
があるので、その信号どおり運転を継続する。信号がな
ければ、停止状態を継続させるために、そのままセツト
する。
また、タイマ割込が発生すると第7図のとおり実行され
るので、前記(2)起動・運転・停止時の動作で述べた
とおりとなる。
(7)マイコン82が故障した時点の動作 マイコン82の故障検出装置202が、故障を検出すると、
その出力OUTより、故障信号“1"が、ゲート221に入力さ
れ、マイコン82からの出力PB6の運転許可信号220が、そ
の後、誤つて、不許可を出力しても、無効とするので、
出力記憶装置203の入力KYKには影響は出ないので、マイ
コン81の制御に従つてエスカレーターはそのまま運転さ
れるので、エスカレーターに乗つている乗客は、安全に
そのまま乗つていることができる。
(8)マイコン82の故障時に安全装置が作動した場合及
び回復させる手段の動作 (a)マイコン82を回復させる手段の動作 マイコン82の故障検出装置202が故障を検出し、マイコ
ン81が、この故障をマイコン81の入力PA7の信号で知る
と、前述の回復させる手段である出力PA0から信号を出
力して、マイコン82を回復させる。
この場合のマイコン81のプログラムの動作は次のとおり
である。
第7図の端子451(タイマ割込)→453(入力取込)→45
5(シーケンス処理)→457(相手監視)→第9図の553
(再試行検出)→557(故障検出)→559(再故障)→56
1(再試行)→563(故障記憶)→端子565→第7図の459
(出力)→461(故障検出装置リセツト)→端子463(リ
ターン)と実行し、マイコン82への再試行を行う。
そして、次のタイマ割込で、再度、第7図のフローチヤ
ートが実行されると、端子451→453(入力取込)→455
(シーケンス処理)→457(相手監視)→第9図の553
(再試行検出)→555(再試行リセツト)→557(故障検
出)→端子565→第7図の459(出力)→461(故障検出
装置リセツト)→端子463(リターン)と実行し、マイ
コン82への再試行の信号をリセツトし、再試行を終了す
る。
なお、この再試行で、回復しなかつた場合は、2つのマ
イコンによる安全装置の作動検出が行われないので、前
述のとおり、出力PB7を用いて、使用禁止手段111を動作
させ、次に乗る人に知らせる。
このときのプログラムは、第7図の端子451(タイマ割
込)→453(入力取込)→455(シーケンス処理)→457
(相手監視)→第9図の553(再試行検出)→557(故障
検出)→559(再故障)→567(使用禁止)→端子565→
第7図の459(出力)→461(故障検出装置リセツト)→
端子463(リターン)と実行し、使用禁止手段111を動作
させる。
なお、回復した場合の動作は、前記(1)電源投入時の
動作のとおりに、プログラムが実行される。
(b)安全装置の作動 安全装置46,47がマイコン82の故障時に作動した場合
は、マイコン81の方のみで処理を行う。この時のプログ
ラムの動作は、前記(3)安全装置が作動した時の動作
と同一である。しかし、この時は、マイコン82の方で
は、故障しているために、その処理は行えないが、前記
した、マイコン81が故障し、マイコン82で安全装置の作
動を記憶しておく場合と同様にマイコン81の方で、その
作動した安全装置の種別などを記憶しておき、点検時
に、それを調べるなどの手段を講じることができる。
また、本実施例の場合は、マイコン82が故障している時
に、手動復帰形の安全装置が作動すると公衆回線107を
通じて、集中監視センタ109に発報する制御を行えない
欠点がある。これを行えるようにするには、マイコン82
が故障すると、電話用インタフエース105をマイコン81
へ切り換えるとか、電話用インタフエース105をマイコ
ン81にも接続しておく方法を採用すればよい。
次に、本発明の他の実施例について、第13図及び第14図
を用いて述べる。
第13図は論理制御部63を主として示す詳細ブロツク図で
あり、第14図は第4図に示した出力記憶装置203に代わ
る切替手段205を示している。
なお、第13図において、第1図に示した前記実施例と同
一の機能をもつ機器に対しては、同一の符号を付した。
これらの符号は次のとおりである。
44は起動スイツチ、46は手動復帰形安全装置スイツチ、
47は自動復帰形安全装置スイツチ、73と75はレベル変換
器、81,82は第1,第2のマイコン、105は電話用インタフ
エース、107は公衆回線、109は集中監視センタ、111は
使用禁止手段、201,202は故障検出装置、227はANDゲー
ト、229はORゲートである。
ただし、上記マイコン81,82は、ハードウエアとして
は、通信用端子PB及び通信線86を両マイコンに備えた以
外は同一であるが、その応用プログラムは次のように異
なる。
すなわち、マイコン81のプログラムでは、出力する場合
に、出力PB0、1の信号がそのまま駆動手段103(第1図
に示す上昇,下降切替用電磁開閉器55,57内蔵)を動作
させる点及び第1図に示した前記実施例の出力PB6の制
御が無い点を除き、第1図の前記実施例と同一のプログ
ラムである。
マイコン82のプログラムは、上記マイコン81のプログラ
ムに、前記実施例の発報制御に関する部分を追加したも
のである。
また、故障検出装置201は、前記実施例のものと、出力O
UTから出力される信号が、故障から回復して、“0"に戻
る時点が異なる。すなわち、故障すると“1"になる時点
は同一であるが、“0"になるのは、マイコン81が回復し
たのち、出力PAから、故障検出装置201の入力Tへの、
最初に実行されるリセツト出力〔前記実施例の第7図の
ブロツク461(故障検出装置リセツト)〕による。した
がつて、故障から回復したかどうかを検出する手段は、
この時間を考慮したのちに、回復したかどうかの判断を
行うものとする。
前記実施例と異なる他の点について、以下更に説明す
る。
前記実施例では、駆動手段103とマイコン81との間を、
出力記憶装置203を介して制御していた。この点が本実
施例では、切替手段205に代えている。
この切替手段205の詳細を、第14図で説明する。
第14図において、マイコン81の出力PB0,1と接続される
入力I11及びI12、マイコン82の出力PB0,1と接続される
入力I21及びI22の2系統の入力が、ANDゲート147に、そ
れぞれ接続される。このANDゲート147のもう一方の入力
は、故障検出装置201の出力OUTに接続されている入力C
と、その入力Cの信号を反転するためのNOTゲート148の
出力に接続されている。そして、このANDゲート147の出
力は、それぞれ、ORゲート149に入力されており、その
出力は、切替手段205の出力として、出力O1及びO2か
ら、駆動手段103に接続されている。なお、出力記憶装
置203内のSSR303に関しては、図示を省略した。
したがつて、この切替手段205は、故障検出装置201の出
力OUTから、“0"が出力されて入力Cが“0"である(マ
イコン81が正常に動作している)時は、入力I11及びI12
に入力された信号が、出力O1及びO2から出力される。す
なわち、マイコン81が正常のときは、マイコン81の信号
により、エスカレーターは運転される。
ところが、マイコン81が故障して、故障検出装置201が
この故障を検出すると、切替手段205の入力Cに“1"が
入力されるので、入力I21及びI22に入力されているマイ
コン82の出力PB0,1に切り替わつて、マイコン82からエ
スカレーターが運転される。
このように構成しているため、マイコン81の故障によ
り、エスカレーターが停止することなく運転され、した
がつて、安全に乗客を搬送することができる。
なお、上記のように、直ちに切り替わつて、運転を続行
することが可能なのは、入力がまつたく同一に、接続さ
れており、その入力に応じて、同一のプログラムが実行
されているからであり、また、その信号は、エスカレー
ターの起動・停止の信号であるため、時間的に急変しな
いので、切り替えても、なんらその動作に、不一致的な
矛盾を起こさない点も利用して構成してある。
このようにして、切り替えたのち、前記実施例と同様
に、マイコン82の回復させる手段で、マイコン81を回復
させると、その最初のプログラム〔前記実施例の第5図
のブロツク415(現状維持の信号セツト)に該当〕で、
マイコン82と通信線86を介して、現状のエスカレーター
の動作状態を送信してもらい、その値を出力PB0,1にセ
ツトして、これを基に以降の運転を継続する処理を行
う。
すなわち、上記した最初に実行されるリセツト出力〔前
記実施例の第7図のブロツク461(故障検出装置リセツ
ト)〕を行うと、故障検出装置201の出力OUTが“0"とな
るので、再び、切替手段205の入力I11及びI12の方、す
なわち、マイコン81の出力に、駆動手段103が切り替わ
り、エスカレーターの運転は、最初に戻つて制御が続け
られる。
このとき、故障が回復しない場合は、マイコン82の出力
PB7から使用禁止手段111へ出力して、乗客に乗らないよ
うにすることは、前記実施例と同一である。
また、マイコン82が故障したときは、この信号では、切
替手段205は、そのままなので、エスカレーターの運転
には、無関係に制御される。そして、回復する手段によ
つても、回復しない時には、マイコン81の出力PB7から
使用禁止手段111へ出力して、乗客に乗らないように注
意を与える点は、前記実施例と同様である。
さらに、マイコン81,82とも故障した時は、ゲート227で
検出して、駆動手段103の入力STOPに入力して、駆動手
段を遮断して、エスカレーターを停止させるので、無制
御でエスカレーターが運転されることはない。
なお、安全装置が作動したときは、マイコン81がそれぞ
れを検出すると、出力PB0,1が“0"となり、切替手段205
のゲート147が働いて、切替手段205の出力01,02は、
“0"となり、エスカレーターを停止させ、マイコン82が
それを検出したときは、マイコン81に通信線86を介して
連絡して、マイコン81からエスカレーターを停止させ
る。このため、レベル変換器73,75の故障時等でも、確
実にエスカレーターを停止させることができる。
なお、マイコン81が故障して、停止させることができな
いような時には、故障検出装置201により切替手段205
が、マイコン82に切り替わつているために、直接マイコ
ン82の出力PB0,1を用いて、停止させることができる。
また、マイコン81が、安全装置の作動を検出したとき
は、通信線86からマイコン82に連絡し、マイコン82で
は、この結果と自分の作動検出結果も含めて、後日の保
守点検のために記憶しておき、また、この作動した安全
装置が手動復帰形の安全装置ならば、電話用インタフエ
ース105を制御して、集中監視センタ109に発報する制御
を行う。
なお、マイコン81の故障検出装置201が、マイコン81の
故障を検出し、マイコン82が、これを知り発報すると、
マイコンが故障するような不安定の状態に放置しておく
ことなく、早急に修復できるので、安全・確実な乗客コ
ンベアの制御装置とすることができる。
次に、本発明の第3の実施例を第15図及び第16図を用い
て述べる。
第15図は、論理制御部63の詳細ブロツク図であり、第16
図は第1図の出力記憶装置203に代わる比較手段206とマ
イコン出力無効化手段208を示している。
なお、第15図において、第1図に示す第1の実施例と同
一の機能をもつ機器に対しては、同一の符号を付してあ
る。この符号は次のとおりである。
44は起動スイツチ、46は手動復帰形安全装置スイツチ、
47は自動復帰形安全装置スイツチ、73,75はレベル変換
器、81,82は第1,第2のマイコン、105は電話用のインタ
フエース、107は公衆回線107、109は集中監視センタ、1
11は使用禁止手段、201,202は故障検出装置、227はAND
ゲート、229はORゲートである。
ただし、上記マイコン81,82は、ハードウエアとして
は、通信用端子PB及び通信線86を両マイコン81,82に備
えた(マイコンが故障した時の回復させる手段が不要の
時は、この通信線86は備える必要はない)以外は同一で
あるが、その応用プログラムは次のように異なる。
すなわち、マイコン81のプログラムでは、出力する場合
に、出力PB0、1の信号がそのまま駆動手段103(第1図
に示す上昇,下降切替用電磁開閉器55,57内蔵)を動作
させる点及び第1図に示した実施例の出力PB6の制御が
無い点を除き、第1図に示した第1の実施例と同一のプ
ログラムである。
マイコン82のプログラムは、上記マイコン81のプログラ
ムに、前記第1の実施例の発報制御に関する部分を追加
したものである。
また、故障検出装置201は、前記第1の実施例のもの
と、出力OUTから出力される信号が、故障から回復し
て、“0"に戻る時点が異なる。すなわち、故障すると
“1"になる時点は同一であるが、“0"になるのは、マイ
コン81が回復したのち、出力PAから、故障検出装置201
の入力Tへの、最初に実行されるリセツト出力〔前記最
初の実施例の第7図のブロツク461(故障検出装置リセ
ツト)〕による。したがつて、故障から回復したかどう
かを検出する手段は、この時間を考慮したのちに、回復
したかどうかの判断を行うものとする。
前記第1の実施例と異なる他の点について、以下更に説
明する。
前記第1の実施例では、駆動する手段103とマイコン81
との間を、出力記憶装置203を介して制御していた。こ
の点を本実施例では、比較手段206とマイコン出力無効
化手段208によつている。
この比較手段206及びマイコン出力無効化手段208の詳細
に関し、第16図で説明する。
第16図において、マイコン81の出力PB0,1と接続される
入力I11及びI12、マイコン82の出力PB0,1と接続される
入力I21及びI22の2系統の入力が、ANDゲート151のそれ
ぞれの入力に接続される。そして、さらにANDゲート152
の一方の入力にそれぞれ接続される。このANDゲート152
の他方の入力は、それぞれ故障検出装置201と故障検出
装置202の出力OUTと接続されている入力S及びMと接続
されている。そして、このANDゲート151及び152の出力
は、それぞれ、ORゲート153に入力されており、その出
力は、比較手段206の出力として、出力O1及びO2から、
駆動する手段103に接続されている。なお、出力記憶装
置203内のSSR303に関しては、本図でも図示を省略し
た。
したがつて、この比較手段206及びマイコン出力無効化
手段208は、故障検出装置201及び202の出力OUTから、
“0"が出力されている。(マイコン81及び82が正常に動
作している)時は、ANDゲート152の出力は、“0"とな
り、マイコン81の出力である入力I11及びI12と、マイコ
ン82の出力であるI21とI22とが一致している場合のみ、
その信号がANDゲート151の出力となり、さらに、ORゲー
ト153の出力、すなわち、比較手段206の出力O1及びO2と
なつて出力される。
すなわち、本実施例の場合では、無効化手段は故障して
いないマイコンの出力を無条件で有効とすることで、故
障したマイコンの出力を無効とするように構成してい
る。
このような構成のため、たとえば、レベル変換器73の一
部が故障し、安全装置の信号入力が変化しなくなつて
も、レベル変換器75が正常であれば、マイコン82はその
作動を検出できるので、エスカレーターを停止させる動
作を行う。この結果は、比較手段206で不一致となり、
本実施例の回路では、その停止信号が優先して出力され
るので、駆動する手段103により、エスカレーターは停
止する。このように、レベル変換器73の故障時でも確実
に停止できる。
以上のように、マイコン81及び82が正常のときは、その
一致した信号で、エスカレーターが運転される。
次に、マイコン81が故障し、この故障を故障検出装置20
1が検出したときの動作について述べる。
故障検出装置201が故障を検出すると、その出力OUTが、
“1"となる。この信号がマイコン出力を無効とする手段
208の入力Mに入力されているので、マイコン82の出力P
B0,1が入力されている入力I21及びI22の信号が、ANDゲ
ート152から出力され、ORゲート153を通り、出力O1及び
O2の信号となる。なお、マイコン81が誤動作して、“1"
の信号を出力してきても、マイコン82の信号が正しいな
らば、ANDゲート151の出力は、ANDゲート152の出力と同
一となるので、なんら差し支えなく運転できる。
以上の動作のため、マイコン81が故障を起こしても、エ
スカレーターは停止することなく運転され、したがつ
て、乗客を安全に搬送することができる。
なお、上記のように、直ちに切り替わつて、運転を続行
することが可能なのは、入力がまつたく同一に、接続さ
れており、その入力に応じて、同一のプログラムが実行
されているからであり、また、その信号は、エスカレー
ターの起動・停止の信号であるため、数十ミリ秒間に起
動・停止を繰り返す変化はないので、切り替えても、な
んらその動作に、不一致的な矛盾を起こさない点も利用
して構成してある。
このようにして、切り替えたのち、前記実施例と同様
に、マイコン82の回復させる手段で、マイコン81を回復
させると、その最初のプログラム〔前記最初の実施例の
第5図のブロツク415(現状維持の信号セツト)に該
当〕で、マイコン82と通信線86を介して、現状のエスカ
レーターの動作状態を送信してもらい、その値を出力PB
0,1にセツトして、これを基に以降の運転を継続する処
理を行う。
すなわち、上記した最初に実行されるリセツト出力〔前
記実施例の第7図のブロツク461(故障検出装置リセツ
ト)〕を行うと、故障検出装置201の出力OUTが“0"とな
るので、再び、マイコン出力無効化手段208の入力Mが
“1"となるので、ANDゲート151の方が有効となり、マイ
コン81と82の両出力が一致することで、エスカレーター
を運転制御することに戻つて、運転は継続する。
このとき、故障が回復しない場合は、マイコン82の出力
PB7から使用禁止手段111へ出力して、乗客に乗らないよ
うにすることは、前記実施例と同一である。
また、マイコン82が故障したときは、この信号では、比
較手段206は、そのままなので、エスカレーターの運転
には、無関係に制御される。そして、回復する手段によ
つても、回復しない時には、マイコン81の出力PB7から
使用禁止手段111へ出力して、乗客に乗らないように注
意を与える点も、前記実施例と同様である。
さらに、両者とも故障した時は、ゲート227で検出し
て、駆動する手段103の入力STOPに入力して、駆動する
手段を遮断して、エスカレーターを停止させるので、無
制御でエスカレーターが運転されることはない点も前記
実施例と同様である。
なお、安全装置が作動したときは、マイコン81又はマイ
コン82がそれを検出し、他方が検出しない場合(レベル
変換器73,75の故障時等)でも、これを比較手段206で比
較すると不一致となるので、確実にエスカレーターを停
止させることができる。従つて、マイコン81,82が安全
装置は正常であると共に判断している時のみ、エスカレ
ーターが運転される。
なお、この時、通信線86を備えているならば、これを介
して、その検出結果の情報を連絡することで、なお、確
実にエスカレーターを停止させることができる。
また、マイコン82が手動復帰形の安全装置の作動を検出
したときや、上記のように、通信線86でマイコン81から
連絡があつた時は、電話用インタフエース105を制御し
て、集中監視センタ109に発報する制御を行う。
このほか、マイコン81の故障検出装置201が、マイコン8
1の故障を検出し、マイコン82がこれを知り発報する
と、マイコンに与える電気的ノイズの軽減対策が事前に
可能であり、マイコンが、故障から回復しない場合は、
早急な対応が取れる効果がある。また、マイコン81から
の安全装置の作動検出装置を、通信線86で照合した結果
不一致であれば、発報する制御を行うと、レベル変換器
73,75の故障に対して早期に対応することができる。
以上説明した様に、本発明の実施例によれば、次のよう
な効果を奏することができる。
(1)各種の安全装置の信号を、少なくとも2組のマイ
コンに入力して作動検出を行い、さらに、出力記憶手段
を設けたので、マイコンの故障によりエスカレーターを
停止させることもないので、乗客に停止によるショツク
を与えることはない。
(2)少なくとも2組のマイコンのうち、その一組を集
中監視センタへの、発報制御を分担させたので、安全装
置の信号を入力するマイコンを特別に設けなくともよ
い。
(3)安全装置の作動検出結果を運転許可信号として、
出力するので、他の用途に用いられているマイコンを兼
用して用いられる。
(4)安全装置の作動検出しているマイコンの故障検出
装置がすべて故障を検出したときは、直ちに停止させる
ようにしたので、マイコン故障時の乗客の安全を確保で
きる。
(5)手動復帰形の安全装置が作動した時に、集中監視
センタへの発報を行わせたので、無駄な発報により、保
守員が保守に駆けつける必要もない。
(6)安全装置の作動検出及びエスカレーターの制御を
2組のマイコンにより実施し、その出力が不一致で発報
するようにしたので、装置の故障を素早く確実に修復す
ることができる。
(7)マイコンの故障を検出すると発報するようにした
ので、マイコンの故障を確実に保守することができる。
(8)安全装置の信号を入力しているマイコンに故障検
出装置を設け、故障を検出すると他のマイコンから、故
障を回復させる手段で故障から復旧させたので、直ちに
回復することができ、万一の事態に素早く備えられる。
(9)マイコンの故障を回復させる手段によつても故障
が回復しない場合は、乗客に対する使用禁止手段を講じ
たので、一つのマイコンで安全装置の作動を検出してい
る危険な状態での新たな乗り込み禁止により、乗客の安
全を確保できる。
(10)エスカレーターを停止させる時は、ブレーキ装置
を動作させたので、確実にエスカレーターを停止でき
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、乗客コンベア
(エスカレーター)の各種の安全装置が作動すると確実
に乗客コンベアを停止でき、また、作動した安全装置を
特定することが可能であり、かつ、上記作動検出を行う
デイジタル電子計算機(マイコン)が故障しても、エス
カレーターを停止させることなく、継続して運行するこ
とも可能である。さらに、この故障中でも安全装置が作
動すると、エスカレーターを確実に停止できる。
また、安全装置作動時には確実に発報することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例に係る論理制御部の詳細
ブロツク図、第2図は本発明が適用されるエスカレータ
ーの概略側面図、第3図は本発明の一実施例になる制御
回路の全体構成を示すブロツク図、第4図は本発明の第
1の実施例に係る出力記憶装置の詳細回路図、第5図は
本発明の第1の実施例に係る、第1のマイコンの概略フ
ローチヤート、第6図は同じく第2のマイコンの概略フ
ローチヤート、第7図は同じく第1のマイコンのタイマ
割込時のフローチヤート、第8図,第9図は第7図の詳
細フローチヤート、第10図は、同じく第2のマイコンの
タイマ割込時のフローチヤート、第11図,第12図は第10
図の詳細フローチヤート、第13図は本発明の第2の実施
例に係る論理制御部の詳細ブロツク図、第14図は同じく
切替手段の詳細回路図、第15図は本発明の第3の実施例
に係る論理制御部の詳細ブロツク図、第16図は比較手段
及びマイコン出力無効化手段の詳細回路図である。 44……制御信号(起動スイツチ)、46……手動復帰形安
全装置スイツチ、47……自動復帰形安全装置スイツチ、
55,57……上昇,下降切替用電磁開閉器、61……ブレー
キ装置、81,82……デイジタル電子計算機(マイコ
ン)、86……通信手段、103……駆動手段、105……発報
手段(電話用インタフエース)、111……使用禁止手
段、201,202……故障検出手段(故障検出装置)、203…
…出力記憶手段(出力記憶装置)、205……切替手段、2
06……比較手段、220,223……停止させる手段(運転許
可信号)、221,225……無効とする手段(ORゲート)。

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無端状帯と、この無端状帯の駆動機械とを
    備えた乗客コンベアの動作状況を検出する安全装置の信
    号を入力して上記乗客コンベアの制御をデイジタル電子
    計算機により行なう乗客コンベアの制御装置において、 上記信号が並列に入力され上記安全装置の作動検出をそ
    れぞれ同じプログラムで行なう複数のデイジタル電子計
    算機と、上記電子計算機のいずれかによる上記安全装置
    の作動検出を上記駆動機械の駆動手段に出力する手段を
    備え、該駆動手段はそれによつて駆動機械の駆動を停止
    することを特徴とする乗客コンベアの制御装置。
  2. 【請求項2】上記請求項第1項において、上記複数の電
    子計算機には上記駆動機械を起動させる信号も入力さ
    れ、複数の電子計算機は上記駆動機械の運転制御を行な
    うものと上記安全装置の作動検出の確認を行なうものと
    に分かれていることを特徴とする乗客コンベアの制御装
    置。
  3. 【請求項3】上記請求項第2項において、上記電子計算
    機が行なう上記駆動機械の運転制御には上記安全装置の
    作動検出を含むことを特徴とする乗客コンベアの制御装
    置。
  4. 【請求項4】上記請求項第1項において、上記複数の電
    子計算機には上記駆動機械を起動させる信号も入力さ
    れ、上記出力手段は上記駆動機械を運転制御するための
    電子計算機の出力信号を記憶する手段と、電子計算機が
    故障した場合に上記出力信号の記憶を無効とする手段を
    備えていることを特徴とする乗客コンベアの制御装置。
  5. 【請求項5】上記請求項第1項において、上記電子計算
    機は上記安全装置の作動検出結果として上記駆動機械の
    運転制御の許可信号及び不許可信号のいずれかを出すこ
    とを特徴とする乗客コンベアの制御装置。
  6. 【請求項6】上記請求項第1項において、 上記電子計算機のいずれかは上記安全装置の作動検出を
    通報する手段を備えたことを特徴とする乗客コンベアの
    制御装置。
  7. 【請求項7】上記請求項第1項において、上記電子計算
    機には手動復帰形と自動復帰形の安全装置の信号が並列
    に入力され、上記電子計算機は上記各安全装置の作動検
    出に基づいて上記駆動機械を停止させる手段と、少なく
    とも一個の電子計算機は手動復帰形安全装置の作動検出
    に基づいてその作動検出を通報する手段を備えたことを
    特徴とする乗客コンベアの制御装置。
  8. 【請求項8】上記請求項第1項において、電子計算機は
    検出した安全装置の作動を記憶する手段を備えたことを
    特徴とする乗客コンベアの制御装置。
  9. 【請求項9】上記請求項第1項において、各電子計算機
    には、各電子計算機の故障を検出する手段と、該故障検
    出手段により故障を検出された電子計算機が上記駆動機
    械を停止させることを無効とする手段を備えたことを特
    徴とする乗客コンベアの制御装置。
  10. 【請求項10】上記請求項第1項において、各電子計算
    機には、各電子計算機の故障を検出する手段と、該故障
    検出手段により故障を検出された電子計算機が上記駆動
    機械を停止させることを阻止する手段を備えたことを特
    徴とする乗客コンベアの制御装置。
  11. 【請求項11】無端状帯と、この無端状帯の駆動機械と
    を備えた乗客コンベアの動作状況を検出する安全装置の
    信号を入力して上記乗客コンベアの制御をデイジタル電
    子計算機により行なう乗客コンベアの制御装置におい
    て、 上記信号が並列に入力され上記安全装置の作動検出をそ
    れぞれ同じプログラムで行なう複数のデイジタル電子計
    算機と、上記電子計算機のいずれかによる上記安全装置
    の作動検出を上記駆動機械の駆動手段に出力する手段
    と、上記各電子計算機の故障を検出する手段と、該故障
    検出手段により故障を検出された電子計算機が上記駆動
    機械を停止させることを阻止する手段と、該故障電子計
    算機の機能回復を故障を検出されていない電子計算機よ
    り行なう手段を備えたことを特徴とする乗客コンベアの
    制御装置。
  12. 【請求項12】上記請求項第11項において、上記複数の
    電子計算機には上記駆動機械を起動させる信号も入力さ
    れ、上記出力手段は上記駆動機械を運転制御するための
    電子計算機の出力信号を記憶する手段と、電子計算機が
    故障した場合に上記出力信号の記憶を無効とする手段お
    よび故障していない電子計算機より上記故障電子計算機
    を機能回復させる手段と、上記故障電子計算機の機能回
    復後にその電子計算機が上記記憶手段が記憶している信
    号により上記駆動機械の運転制御を継続させる手段を備
    えていることを特徴とする乗客コンベアの制御装置。
  13. 【請求項13】無端状帯と、この無端状帯の駆動機械と
    を備えた乗客コンベアの動作状況を検出する安全装置の
    信号を入力して上記乗客コンベアの制御をデイジタル電
    子計算機により行なう乗客コンベアの制御装置におい
    て、 上記信号が並列に入力され上記安全装置の作動検出をそ
    れぞれ同じプログラムで行なう複数のデイジタル電子計
    算機と、上記電子計算機のいずれかによる上記安全装置
    の作動検出を上記駆動機械の駆動手段に出力する手段
    と、上記各電子計算機の故障を検出する手段と、該故障
    検出手段により故障を検出された電子計算機が上記駆動
    機械を停止させることを阻止する手段と、該故障電子計
    算機の機能回復を故障を検出されていない電子計算機よ
    り行なつても上記故障電子計算機が機能回復しない場合
    に上記乗客コンベアの使用を禁止する手段を備えたこと
    を特徴とする乗客コンベアの制御装置。
  14. 【請求項14】上記請求項第13項において、乗客コンベ
    アの使用禁止手段は警報ブザーの鳴動およびその所定時
    間後に乗客コンベアを停止するものであることを特徴と
    する乗客ンベアの制御装置。
  15. 【請求項15】上記請求項第13項において、乗客コンベ
    アの使用禁止手段は乗客コンベアへの乗込みを禁止する
    ものであることを特徴とする乗客ンベアの制御装置。
  16. 【請求項16】無端状帯と、この無端状帯の駆動機械と
    を備えた乗客コンベアの動作状況を検出する安全装置の
    信号を入力して上記乗客コンベアの制御をデイジタル電
    子計算機により行なう乗客コンベアの制御装置におい
    て、 上記信号が並列に入力され上記安全装置の作動検出をそ
    れぞれ同じプログラムで行なう複数のデイジタル電子計
    算機と、上記電子計算機のいずれかによる上記安全装置
    の作動検出に基づいて上記駆動機械の駆動手段を停止さ
    せる手段を備えたことを特徴とする乗客コンベアの制御
    装置。
  17. 【請求項17】無端状帯と、この無端状帯の駆動機械と
    を備えた乗客コンベアの動作状況を検出する安全装置の
    信号を入力して上記乗客コンベアの制御をデイジタル電
    子計算機により行なう乗客コンベアの制御装置におい
    て、 上記信号が並列に入力され上記安全装置の作動検出をそ
    れぞれ同じプログラムで行なう複数のデイジタル電子計
    算機と、その作動検出に基づいて上記駆動機械の駆動手
    段を停止する手段と、上記各電子計算機の故障を検出す
    る手段と、該故障検出手段が全電子計算機の故障を検出
    すると上記停止手段に上記駆動手段を停止させる手段を
    備えたことを特徴とする乗客コンベアの制御装置。
  18. 【請求項18】無端状帯と、この無端状帯の駆動機械と
    を備えた乗客コンベアの動作状況を検出する安全装置の
    信号を入力して上記乗客コンベアの制御をデイジタル電
    子計算機により行なう乗客コンベアの制御装置におい
    て、 上記信号が並列に入力され上記安全装置の作動検出をそ
    れぞれ同じプログラムで行ないその作動検出に基づいて
    上記駆動機械を停止させる複数のデイジタル電子計算機
    と、上記各電子計算機の故障を検出する手段と、該故障
    検出手段が電子計算機の故障を検出すると上記駆動機械
    の停止を故障が検出された電子計算機から故障が検出さ
    れていない電子計算機が行なうように切替える手段を備
    えたことを特徴とする乗客コンベアの制御装置。
  19. 【請求項19】無端状帯と、この無端状帯の駆動機械と
    を備えた乗客コンベアの動作状況を検出する安全装置の
    信号を入力して上記乗客コンベアの制御をデイジタル電
    子計算機により行なう乗客コンベアの制御装置におい
    て、 上記信号が並列に入力され上記安全装置の作動検出をそ
    れぞれ同じプログラムで行ないその作動検出に基づいて
    上記駆動機械を停止させる複数のデイジタル電子計算機
    と、上記各電子計算機の故障を検出する手段と、該故障
    検出手段が電子計算機の故障を検出すると故障が検出さ
    れた電子計算機から上記駆動機械の駆動手段に対する出
    力を無効とする手段を備えたことを特徴とする乗客コン
    ベアの制御装置。
  20. 【請求項20】無端状帯と、この無端状帯の駆動機械と
    を備えた乗客コンベアの動作状況を検出する安全装置の
    信号を入力して上記乗客コンベアの制御をデイジタル電
    子計算機により行なう乗客コンベアの制御装置におい
    て、 上記信号が並列に入力され上記安全装置の作動検出をそ
    れぞれ同じプログラムで行ないその作動検出に基づいて
    上記駆動機械を停止させる複数のデイジタル電子計算機
    と、上記各電子計算機の故障を検出する手段と、該故障
    検出手段が電子計算機の故障を検出すると故障が検出さ
    れていない電子計算機から上記駆動機械の駆動手段に対
    する出力を有効とする手段を備えたことを特徴とする乗
    客コンベアの制御装置。
  21. 【請求項21】無端状帯と、この無端状帯の駆動機械と
    を備えた乗客コンベアの動作状況を検出する安全装置の
    信号を入力して上記乗客コンベアの制御をデイジタル電
    子計算機により行なう乗客コンベアの制御装置におい
    て、 上記信号が並列に入力され上記安全装置の作動検出をそ
    れぞれ同じプログラムで行ないその作動検出に基づいて
    上記駆動機械を停止させる複数のデイジタル電子計算機
    と、上記各電子計算機による上記安全装置の作動検出結
    果が不一致である場合に上記駆動機械を停止させるよう
    にする手段を備えたことを特徴とする乗客コンベアの制
    御装置。
  22. 【請求項22】上記請求項第21項において、上記各電子
    計算機による上記安全装置の作動検出結果が不一致の場
    合に上記安全装置の作動検出を通報する手段を備えたこ
    とを特徴とする乗客コンベアの制御装置。
  23. 【請求項23】無端状帯と、この無端状帯の駆動機械と
    を備えた乗客コンベアの動作状況を検出する安全装置の
    信号を入力して上記乗客コンベアの制御をデイジタル電
    子計算機により行なう乗客コンベアの制御装置におい
    て、 上記信号が並列に入力され上記安全装置の作動検出をそ
    れぞれ同じプログラムで行ないその作動検出に基づいて
    上記駆動機械を停止させる複数のデイジタル電子計算機
    と、上記各電子計算機の故障を検出する手段と、該故障
    検出手段が全電子計算機の故障を検出すると上記駆動機
    械を停止させる手段を備えたことを特徴とする乗客コン
    ベアの制御装置。
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