JPH0746855A - インバータの二相pwm制御装置 - Google Patents

インバータの二相pwm制御装置

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JPH0746855A
JPH0746855A JP5191421A JP19142193A JPH0746855A JP H0746855 A JPH0746855 A JP H0746855A JP 5191421 A JP5191421 A JP 5191421A JP 19142193 A JP19142193 A JP 19142193A JP H0746855 A JPH0746855 A JP H0746855A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電流の増大に応じて増大するインバータのス
イッチング損失を効果的に低減する。 【構成】 例えばU相電圧VU とU相線電流IU の位相
差である力率角φを検出し、検出結果に基づきスイッチ
ング停止期間を制御する。スイッチング停止期間
は、U相線電流IU のピーク近傍となるよう制御され、
この結果電流の増大に応じて増大するスイッチング損失
が効果的に低減される。スイッチング停止期間がスイ
ッチング停止可能区間の限界に到達した場合は、スイ
ッチング停止可能区間の範囲内で最大限U相線電流I
U のピークに近い区間となるよう、スイッチング停止期
間を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インバータを二相PW
M(パルス幅変調)制御する装置、すなわち二相PWM
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図13には、一従来例に係るPWM制御
装置の構成が示されている。この図に示される装置は、
例えば電気自動車の駆動系統の一部を構成している。
【0003】この図に示される装置の制御対象は、イン
バータ10である。インバータ10は、図示しない直流
電源、例えば車載の主バッテリから供給される直流電力
を交流電力に変換し負荷に供給する。この図の場合、
U,V,Wの各相を有する三相交流モータ12がインバ
ータ10の負荷とされている。
【0004】インバータ10は、このような電力変換動
作を実行するため、負荷の相数に応じた対数のスイッチ
ング素子を有している。このスイッチング素子は、例え
ばIGBT等の大電力用スイッチング素子であり、イン
バータ10に前置されるベースドライブ14によって駆
動される。ベースドライブ14は、PWM発生部16か
ら供給される各相PWM信号eU ,eV ,eW に基づ
き、インバータ10を駆動する。
【0005】PWM発生部16には、減算器18U,1
8V,18Wを介して電流指令発生部20が前置されて
いる。電流指令発生部20は、この図の制御装置に対
し、電流指令IU ,IV ,IW を供給する。減算
器18U,18V,18Wは、電流指令発生部20から
供給される電流指令IU ,IV ,IW の他、モー
タ12の各相に対応して設けられた電流センサ22U,
22V,22Wによって検出される線電流IU ,IV
W を入力する。減算器18U,18V,18Wは前者
から後者を減じ、その結果をPWM発生部16に供給す
る。PWM発生部16は、減算器18U,18V,18
Wの出力を電圧指令e0U,e0V,e0Wに変換するPI変
換部24U,24V,24Wを有している。PI変換部
24U,24V,24Wによって得られる電圧指令
0U,e0V,e0Wは、コンパレータ26U,26V,2
6Wにそれぞれ入力される。また、これらコンパレータ
26U,26V,26Wには発振器28から搬送波eS
が供給されている。コンパレータ26U,26V,26
Wは両者を比較し、その結果得られる電圧を各相PWM
信号eU ,eV ,eW として、ベースドライブ14に供
給する。
【0006】図14には、相電圧を基準として実行され
る通常のPWM制御の内容が示されている。この図に示
されるように、通常のPWM制御においては、三角波等
の所定の波形を有する搬送波eS が、各相電圧指令
0U,e0V,e0Wとそれぞれ比較され、各相PWM信号
U ,eV ,eW が生成される。インバータ10からモ
ータ12への各相出力電圧VU ,VV ,VW は図14に
示されるようなパルス幅変調波形となり、モータ12の
線間電圧、例えばUV線間電圧VUVは、正弦波に近似し
た電圧となる。
【0007】このようなPWM制御は、インバータ10
の駆動方式として広く用いられている方式である。近年
では、例えば昭和58年電気学会全国大会講演論文集
〔6〕、昭和58年4月、No.498、第574〜第
575頁、金他等に示されるような二相PWM制御が開
発されている。二相PWM制御は、またスイッチング回
数が減少するため銅損のように電流の増大に応じて増加
するスイッチング損失を減少させることができる。
【0008】図15には、線間電圧を基準として実行さ
れる二相PWM制御の内容が示されている。この図に示
される制御は、図13に示される装置構成で実行するこ
とができる。
【0009】この図に示されるように、二相PWM制御
における電圧指令e0U,e0V,e0Wでは、電気角にて約
60°の期間、その値が搬送波eS のピーク値に設定さ
れている。このような期間を定めると、この期間におい
てインバータ10におけるスイッチングが停止されるこ
ととなり、その結果図15に示されるような各相出力電
圧が得られる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
二相PWM制御においては、スイッチング停止期間が図
15に示されるように電圧のピーク近傍に固定的に設定
されている。従って、電圧に対する電流の位相差が大き
い場合、すなわちインバータの負荷の力率が低下してい
る場合には、スイッチング損失の低減効果がさほど大き
くならない。顕著な場合には、電流最大時にスイッチン
グが行われてしまうため、損失はほとんど低減されな
い。さらに、インバータの負荷としてモータを考えた場
合、モータの力率は、その回転数の増加、トルクの増大
等により変動する。従って、このような負荷を駆動する
場合には、電圧ピーク時にスイッチング停止期間を固定
して設定しても、スイッチング損失はさほど低減しな
い。
【0011】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、スイッチング停止
期間を電流ピークに追従させることにより、スイッチン
グ損失を好適に低減可能にすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明のインバータの二相変調PWM制御装
置は、インバータの各相のスイッチングが交番的にかつ
所定期間停止するよう各相PWM信号を発生させ、スイ
ッチングを制御する信号としてインバータに供給する手
段と、少なくともいずれかの相について相電圧及び線電
流を検出し両者の位相差たる力率角を求める手段と、上
記期間がインバータの負荷に流れる相電流のピーク近傍
に追従するよう、求めた力率角に基づき各相PWM信号
の発生動作を制御する手段と、を備えることを特徴とす
る。
【0013】また、本発明のインバータの二相変調PW
M制御装置は、インバータの各相のスイッチングが交番
的にかつ所定期間停止するよう各相PWM信号を発生さ
せ、スイッチングを制御する信号としてインバータに供
給する手段と、インバータの負荷の状態を検出し検出し
た状態に基づき力率を求める手段と、上記期間がインバ
ータの負荷に流れる線電流のピーク近傍に追従するよ
う、求めた力率に基づき各相PWM信号の発生動作を制
御する手段と、を備えることを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明においては、インバータの各相のスイッ
チングを交番的にかつ所定期間停止するよう、すなわち
二相PWM制御が実行されるよう、各相PWM信号が生
成され、インバータのスイッチングが制御される。その
際、少なくともいずれかの相について、相電圧及び線電
流が検出され、両者の位相差(力率角)が求められる。
求めた力率角は、各相PWM信号の発生動作の制御に用
いられる。この制御は、インバータの各相のスイッチン
グ停止期間がインバータの負荷に流れる線電流のピーク
近傍に追従するよう実行される。従って、本発明におい
ては、スイッチング停止期間が当該電流のピーク近傍に
追従するため、電流の増大に伴い増加するスイッチング
損失を好適に抑制可能となる。
【0015】また、本発明においては、力率を求める手
段として、相電圧及び線電流の検出という手段の他、イ
ンバータの負荷の状態の検出という手段を用いることが
できる。インバータの負荷、例えばモータの状態は、回
転数とトルク等から推定することができる。本発明にお
いては、このようにして検出した負荷状態に基づき力率
が求められ、求めた力率に基づきスイッチング停止期間
の追従制御が実行される。このような制御を実行するこ
とにより、本発明においては、インバータの負荷の状態
に応じたスイッチング損失の低減制御が好適に実現され
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図面に
基づき説明する。なお、図13乃至図15に示される従
来例と同様の構成には同一の符号を付し、説明を省略す
る。
【0017】図1には、本発明の第1実施例に係る制御
装置の構成が示されている。この実施例においては、U
相について相電圧VU と線電流IU の位相差、すなわち
力率角φを検出する位相差検出部30が設けられてい
る。この位相差検出部30の出力たる力率角φは電流指
令発生部32に供給され、電流指令発生部32は、この
力率角φに応じてインバータ10のスイッチング停止期
間が制御されるよう、電流指令IU ,IV ,IW
を生成する。また、この実施例においては、減算器18
Vに入力される線電流IV が線電流IU 及びIW に基づ
き加算器34によって生成されている。位相差検出部3
0は、線間電圧VUV及び線電流IU に基づき、力率角φ
を演算する。
【0018】図2乃至図4には、この実施例におけるス
イッチング停止期間追従制御の内容が示されている。特
に、図2は、φ<30°(力率>0.866)である場
合のスイッチング停止期間を、図3はφ≧30°(力率
≦0.866)の場合のスイッチング停止期間を、図4
は制御の流れを、それぞれ示している。
【0019】例としてU相を考えた場合、従来の二相変
調PWM制御におけるスイッチング停止期間は、モー
タ12のU相電圧VU のピークに対して固定的に設定さ
れていた。すなわち、U相電圧VU のピーク±30°の
期間となるよう、スイッチング停止期間が設定されて
いた。本実施例においては、スイッチング停止期間
が、U相電圧VU ではなく、U相線電流IU のピーク±
30°、合計60°の期間となるよう追従設定される。
すなわち、U相電圧VU とU相線電流IU の位相差たる
力率角φに応じてスイッチング停止期間が設定され、
これにより、当該スイッチング停止期間がU相線電流
U のピークに追従する。この制御は、本実施例におい
ては、V相及びW相についても実行される。
【0020】このように、本実施例においては、線電
流、例えばIU のピーク近傍となるようスイッチング停
止期間が追従制御されることとなるため、電流の増大
に伴い増大するスイッチング損失が効果的に低減される
こととなり、その結果、インバータ10の冷却系の小型
化や、ヒートマスの減少等の効果を実現できる。
【0021】また、図2に示されるようなスイッチング
停止期間の追従制御には、所定の限界がある。すなわ
ち、スイッチング停止期間は、三差動関係が成立する
区間を越えて、すなわち図においてで示されるスイッ
チング停止可能区間を越えるように設定することはでき
ない。従って、力率角φが30°以上となった場合に
は、図3に示されるように、スイッチング停止期間を
相電圧(例えばV相電圧VU )のピークから線電流(例
えばU相線電流IU )のピーク寄り60°の範囲に設定
する。このような設定は、120°の広がりを有するス
イッチング停止可能区間内において、スイッチング損
失が最も低減されるようスイッチング停止期間を設定
することに相当する。
【0022】このような制御は、力率角φを検出するこ
とによって可能となる。図4には、この実施例における
制御の流れが力率角(位相差)φの検出方法を中心とし
て述べられている。
【0023】この図に示されるように、本実施例におい
ては、まず位相差検出部30によってUV線間電圧VUV
及びU相線電流IU が測定される(100,102)。
測定された線間電圧VUVは相電圧VU に変換され(10
4)、得られたU相電圧VU及びU相線電流IU の位相
差、すなわち力率角φが検出される(106)。位相差
検出部30は、検出した力率角φを電流指令発生部32
に供給する。電流指令発生部32は、この力率角φを3
0°と比較し(108)、その結果に応じて処理A及び
Bのいずれかを実行する(110,112)。処理Aと
は、力率角φが30°未満の場合の動作、すなわち図2
に示される場合のスイッチング停止期間の追従制御で
あり、処理Bとは、力率角φが30°以上の場合の動
作、すなわち図3に示されるような制御動作である。
【0024】図5には、この実施例における電圧指令e
0U,e0V,e0Wの波形が示されている。電流指令発生部
32は、位相差検出部30によって検出された力率角φ
に応じて電流指令IU ,IV ,IW を生成するこ
とにより、図5(a)〜(c)に示されるような電圧指
令e0U,e0V,e0Wを発生させる。この電圧指令eU
V ,eW は、それぞれ、力率角φに追従したスイッチ
ング停止期間を含んでいる。図6(a)〜(c)に示
されるように、各電圧指令e0U,e0V,e0Wは、発振器
28から出力される搬送波eS とコンパレータ26U,
26V,26Wにおいて比較される。その結果得られる
PWM信号eU ,eV ,eW はベースドライブ14に供
給され、その結果、図2又は図3に示されるようにスイ
ッチング停止期間が相電流IU ,IV ,IW に追従し
た二相PWM制御が実現されることとなる。
【0025】図7には、この実施例における二相PWM
制御に係る電圧指令波形と、通常のPWM制御に係る電
圧指令波形の関係が示されている。この図に示されるよ
うに、本実施例においては、力率角φに応じてスイッチ
ング停止期間が設定される。なお、この図は、φ<3
0°の場合の図である。
【0026】図8には、本発明の第2実施例に係る制御
装置の構成が示されている。この図に示される装置は、
第1実施例における位相差検出部30の機能を電流指令
発生部36に付与した構成である。このような構成にお
いても、前述の効果を得ることができる。
【0027】図9には、本発明の第3実施例に係る制御
装置の構成が、図10には、その制御の流れが、それぞ
れ示されている。
【0028】この実施例においては、線電流及び相電圧
(直接には線間電圧)に基づいて力率角φが検出される
のではなく、電流指令発生部40が図示しない制御装置
から与えられるトルク指令T及び回転数センサ38によ
って検出されるモータ12の回転数に基づき、ROM4
2上のテーブルを参照し、力率角φが求められる。
【0029】すなわち、図10に示されるように、トル
ク指令発生部40はトルク指令Tを入力し(114)、
また回転数Nを検出する(116)。トルク指令Tはモ
ータ12に対するトルクの指令値、すなわちインバータ
10による電流制御によってモータ12から出力させる
べきトルクの値を示す値である。モータ12の力率角φ
は、当該モータ12の状態、例えばトルク、回転数にお
おむね依存する。従って、これらトルク指令T及び回転
数Nの値と、モータ12の力率角φとを対応付けること
ができる。ROM42上に格納されているテーブルは、
トルク指令T及び回転数Nと、力率角φを対応付けるテ
ーブルである。この実施例においては、ROM42上の
テーブルがトルク指令T及び回転数Nによって参照さ
れ、これにより力率角φが読み出される(118)。読
み出された力率角φは、第1実施例と同様の判定に供さ
れ、処理A及びBが選択的に実行される。
【0030】従って、この実施例においても、前述の各
実施例と同様の効果を得ることができる。また、インバ
ータ10の負荷たるモータ12の状態に応じてスイッチ
ング停止期間を設定できるため、モータ12の状態に
応じてスイッチング損失を好適に低減することができ
る。これは、制御性の向上につながると共に、位相差検
出のための位相差検出部30の廃止につながり、コスト
低減の他、制御の高速化につながる。加えて、従来例の
装置に対する変更も小さいため、実現が容易である。
【0031】図11には、本発明の第4実施例に係る制
御装置の構成が示されている。この実施例は、位相差検
出部30を用いて力率角φを検出すると共に、この力率
角φを用いて搬送波eS を制御することにより、前述の
スイッチング停止期間の追従制御を実現している。そ
のため、PWM発生部44は、力率角φに基づき搬送波
S の発振動作を制御する搬送波制御部46を備えてい
る。
【0032】より詳細には、この実施例においては、位
相差検出部30から出力される力率角φに基づき、搬送
波eS のオフセットが制御される。すなわち、スイッチ
ング停止期間において搬送波eS の振幅が電圧指令の
振幅と一致するよう、オフセットが制御される。このよ
うに、電圧e0U,e0V,e0Wに代え、搬送波eS に所定
の処理を施すことによっても、スイッチング停止期間
の追従制御を実現することができる。
【0033】図12には、本発明の第5実施例に係る制
御装置の構成が示されている。この実施例においても、
PWM発生部48が搬送波制御部50を備えており、こ
の搬送波制御部50によって搬送波eS がオフセット制
御が実現され、これによりスイッチング停止期間の相
電流への追従制御が実現されている。但し、この実施例
における搬送波制御部50は、位相検出部30によって
検出される力率角φに基づき搬送波eS の制御を行うの
ではなく、図示しない制御装置から供給されるトルク指
令T及び回転数センサ38によって検出されるモータ1
2の回転数に基づき、ROM42上のテーブルを参照す
ることにより、力率角φの情報を得ている。
【0034】従って、この実施例においては、前述の第
3実施例と同様の効果を得ることができる。
【0035】なお、本発明は、以上説明した各実施例の
構成に限定されるものではない。例えばインバータ10
の負荷は、モータ12に限られない。さらに、力率角φ
検出の基礎となる相はU相に限定されるものではない。
スイッチング停止期間は、60°より小さくてもよ
い。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
相電圧及び線電流を検出しこれらの位相差(力率角)を
求めてスイッチング停止期間を各相線電流のピーク近傍
に追従制御するようにしたため、電流の増大に応じて増
大するスイッチング損失を効果的に低減することがで
き、これによりインバータの冷却系の小型化やヒートマ
ス低減を実現することができる。
【0037】また、本発明によれば、インバータの負荷
(例えばモータ)の状態を検出し検出結果に応じてスイ
ッチング停止期間を線電流のピーク近傍に追従制御する
ようにしたため、上述の効果が得られる他、当該負荷の
制御性の向上という効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る制御装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】この実施例において力率角φが30°未満の場
合のスイッチング停止期間を示す図である。
【図3】この実施例において力率角φが30°以上の場
合のスイッチング停止期間を示す図である。
【図4】この実施例における制御の流れを示す図であ
る。
【図5】この実施例における各相電圧指令波形を示す図
であり、図5(a)〜(c)はそれぞれU,V,W相の
電圧指令波形を示す図である。
【図6】この実施例における各相PWM信号の生成処理
を示す図であり、図6(a)〜(c)はそれぞれU,
V,W相のPWM信号生成処理を示す図である。
【図7】この実施例における電圧指令波形と通常のPW
M制御における電圧指令波形の関係を示す図である。
【図8】本発明の第2実施例に係る制御装置の構成を示
すブロック図である。
【図9】本発明の第3実施例に係る制御装置の構成を示
すブロック図である。
【図10】この実施例における制御の流れを示す図であ
る。
【図11】本発明の第4実施例に係る制御装置の構成を
示すブロック図である。
【図12】本発明の第5実施例に係る制御装置の構成を
示すブロック図である。
【図13】一従来例に係る制御装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図14】相電圧を基準として実行される通常のPWM
制御の内容を示す図である。
【図15】線間電圧を基準として実行される二相PWM
制御の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 インバータ 12 モータ 14 ベースドライブ 16,44,48 PWM発生部 20,32,36,40 電流指令発生部 22U,26V,22W 電流センサ 26U,26V,26W コンパレータ 28 発振器 30 位相差検出部 38 回転数センサ 42 ROM 44,50 搬送波制御部 φ 力率角 スイッチング停止可能区間 スイッチング停止期間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インバータの各相のスイッチングが交番
    的にかつ所定期間停止するよう各相パルス幅変調信号を
    発生させ、スイッチングを制御する信号としてインバー
    タに供給する手段と、 少なくともいずれかの相について相電圧及び線電流を検
    出し両者の位相差たる力率角を求める手段と、 上記期間がインバータの負荷に流れる線電流のピーク近
    傍に追従するよう、求めた力率角に基づき各相パルス幅
    変調信号の発生動作を制御する手段と、 を備えることを特徴とするインバータの二相PWM制御
    装置。
  2. 【請求項2】 インバータの各相のスイッチングが交番
    的にかつ所定期間停止するよう各相パルス幅変調信号を
    発生させ、スイッチングを制御する信号としてインバー
    タに供給する手段と、 インバータの負荷の状態を検出し検出した状態に基づき
    力率を求める手段と、 上記期間がインバータの負荷に流れる線電流のピーク近
    傍に追従するよう、求めた力率に基づき各相パルス幅変
    調信号の発生動作を制御する手段と、 を備えることを特徴とするインバータの二相PWM制御
    装置。
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