JPH0746676A - 車両診断用通信システム - Google Patents

車両診断用通信システム

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JPH0746676A
JPH0746676A JP5190564A JP19056493A JPH0746676A JP H0746676 A JPH0746676 A JP H0746676A JP 5190564 A JP5190564 A JP 5190564A JP 19056493 A JP19056493 A JP 19056493A JP H0746676 A JPH0746676 A JP H0746676A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両に搭載される各種電子制御装置と外部の
診断装置とが通信手段を介して接続される車両診断用通
信システムとして、診断中にそれら接続が解除された際
の保護はもとより、如何なる場合も、それら電子制御装
置による信頼性の高い診断処理の実行が保証されるよう
にする。 【構成】 診断装置から選択した電子制御装置に対して
送信される要求メッセージの中に、要求する診断処理の
内容に併せて、その診断継続時間を指定する診断継続時
間情報を組み込むようにする。選択された電子制御装置
では、この要求メッセージを受信した後、診断継続時間
情報によって指定された時間に達するまでは当該診断処
理を実行し、同診断継続時間情報によって指定された時
間に達することで、該実行中の診断処理を終了する。こ
れによって、この指定された継続時間に亘り、該選択さ
れた電子制御装置での連続した診断処理が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばエンジンの電
子制御装置やトランスミッションの電子制御装置等、車
両に搭載される各種電子制御装置とこれに外部接続され
る診断ツール(診断装置)との間で、診断のためのデー
タ通信を行う車両診断用通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年の車両のエレクトロニクス化は目ざ
ましく、エンジンやトランスミッションをはじめとする
車両各部の車載機器が、マイクロコンピュータによって
高度に電子制御化されている。このため、それら車載機
器の制御性は飛躍的に高められるに至っているが、反
面、それら車載機器の故障診断は益々複雑なものになっ
てきている。
【0003】このため、多くの車載電子制御装置は、自
己診断機能が付加されて、その対象とする車載機器の制
御に併せ同車載機器や制御装置自らの故障診断をも行う
ように改良されたり、或いはまた、診断ツールと称され
る外部診断装置に接続され、該診断ツールによる支援の
もとに、より高度な故障診断や診断データの解析を行う
ことのできるシステムとして改良されるなど、それら益
々複雑になりつつある車両システムの診断に対処するた
めの様々な工夫が講じられている。特に、上記外部診断
ツールによる支援のもとに車載用の各種電子制御装置を
介して車両システムの診断を行う方法は、所望とされる
任意の診断データを外部から柔軟に指定することがで
き、しかもそれら取り込んだ診断データに基づき信頼性
の高い解析を行うことのできる方法として近年注目を集
めている。
【0004】ところで、こうして外部診断ツールを用い
て車両システムの診断を行う場合、通常は、 ・それら電子制御装置及び外部診断ツールに設けられた
互いの通信手段をダイアグコネクタ等の適宜のコネクタ
によって接続して通信路を形成する ・この形成した通信路を介して、診断ツールから任意の
電子制御装置に対し制御コマンドを送信する ・この制御コマンドを受信した電子制御装置は、該制御
コマンドに基づいてその対象とする車両システムの診断
を開始する ・診断の終了に際しては、再度、診断ツールから同電子
制御装置に対して中止コマンドを送信する ・電子制御装置は、この中止コマンドの受信に基づいて
上記実行中の診断を終了する といった手順が踏まれる。各種電子制御装置はこのよう
に、全て診断ツールから送られるコマンドに基づいてそ
の診断動作が制御されるようになっている。したがって
このような通信システムにあって、もしも診断の途中で
これら診断ツールと電子制御装置とを電気的に接続する
コネクタが外されるようなことがあると、それら電子制
御装置自身は該コネクタが外されたことを検知すること
ができず、結局は、こうしてコネクタが外される直前の
制御コマンドに基づく診断処理が、これら電子制御装置
において延々と継続して実行されることとなる。
【0005】そこで従来は、同通信システムにおけるこ
うした不都合を解消すべく、例えば特開平3−1241
41号公報に見られるような方法も提案されている。す
なわちこの方法では、各種電子制御装置による診断動作
を継続させる場合、予め設定された時間、例えば1se
c内に該診断動作の継続を指令する継続コマンドを診断
ツールからそれら電子制御装置に対して別途送信するよ
うにし、この継続コマンドの送信に基づいて、上記電子
制御装置による診断動作が継続されるようにする。そし
て、それら各電子制御装置には適宜の時限手段を設けて
おき、上記制御コマンド或いは継続コマンドの受信の
後、この時限手段によって規定される所定の時間を経過
しても何等次のコマンドが受信されないときには、それ
ら電子制御装置において実行されている診断動作が自動
的に終了されるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法によれ
ば、もしも診断の途中で診断ツールと電子制御装置とを
接続するコネクタが外されるようなことがあっても、コ
ネクタが外される直前の制御コマンドに基づく診断処理
が電子制御装置において延々と継続して実行されるよう
な不都合は確かに回避される。
【0007】しかし、ある程度長い時間、例えば車両走
行1トリップの間、連続して且つ、高速に車両システム
の診断を実行したい場合などには、こうした従来の方法
もなお問題を残す。例えば、車両各部に設けられたセン
サによって検出される信号は通常、電子制御装置を通じ
てその内蔵されるRAMに書き込まれるが、それら書き
込まれたRAM値(診断データ)を上記接続されている
診断ツールに読み出すとともに、該診断ツールを通じ
て、それらセンサによる検出信号の瞬時的な異常を診断
したり、同センサによる検出信号推移を正確にトレース
したりするためには、高速に、しかも一定の周期で上記
RAM値の連続読み出しを実行する必要がある。しか
し、上記従来の方法のように、診断ツールから定期的に
継続コマンドを送信することによってそれら電子制御装
置による処理を継続させる場合には、電子制御装置側に
おいても、それら継続コマンドが受信される都度、該コ
マンドに基づく各種の処理を実行せざるを得ず、こうし
た高速且つ一定周期でのRAM値連続読み出しなども到
底叶わない。
【0008】この発明は、こうした実情に鑑みてなされ
たものであり、このようにある程度長い時間に亘って連
続して、且つ高速に車両システムの診断を実行する場合
であっても、それら電子制御装置による信頼性の高い診
断処理の実行を保証することのできる車両診断用通信シ
ステムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】こうした目的を達成する
ため、この発明では、車両に搭載される各種電子制御装
置と外部の診断装置とを通信手段を介して接続し、診断
装置は、選択した電子制御装置に対して診断処理の実行
を要求する要求メッセージを送信し、該選択された電子
制御装置は、その受信された要求メッセージに応じて指
定された診断処理を実行する車両診断用通信システムに
おいて、前記診断装置は、前記要求メッセージの中に、
前記診断処理の継続時間を指定する診断継続時間情報を
組み込み、前記選択された電子制御装置は、前記要求メ
ッセージを受信した後、この診断継続時間情報によって
指定された時間に達するまで前記診断処理を実行し、同
診断継続時間情報によって指定された時間に達すること
で、該実行中の診断処理を終了するようにする。
【0010】
【作用】上記要求メッセージの中に組み込まれる診断継
続時間情報は、同メッセージに含まれる診断処理の内容
に対応してその継続時間を指定する情報であり、これは
外部の診断装置が要求する診断処理の内容が変わらない
限り、それら診断内容に対応して1度だけ、上記選択し
た電子制御装置に対して送信される。そして選択された
電子制御装置でも、この1度の要求メッセージの受信に
基づいて、自らが実行すべき診断処理の内容、及びその
継続時間を予め知ることとなる。
【0011】このため、前述した継続コマンド等を用い
ずとも、診断装置の指定する任意の時間だけ、その所望
とされる電子制御装置を通じての診断処理が継続される
ようになる。換言すれば、継続コマンド等が不要とされ
る分、電子制御装置ではその要求されている診断処理に
専念できることとなり、該継続される診断処理結果につ
いての信頼性も自ずと高まることとなる。また勿論、た
とえ診断の途中で外部診断装置と電子制御装置とを接続
するコネクタが外されるようなことがあったとしても、
それによって電子制御装置による診断処理が延々と継続
して実行されることもなくなる。
【0012】また特に、上記診断装置が上記選択した電
子制御装置に対して要求する診断処理が、同電子制御装
置が保有する制御データについての読み出し処理であ
り、併せてその選択された電子制御装置が、上記要求メ
ッセージを受信した後、その診断継続時間情報によって
指定された時間に達するまで、その読み出した制御デー
タを応答メッセージに組み込みつつこれを診断装置に対
して繰り返し返信し、同診断継続時間情報によって指定
された時間に達することで、該応答メッセージの返信を
終了するものとすれば、上述した高速且つ一定周期での
RAM値連続読み出し処理などについても、上記選択さ
れた電子制御装置ではこれを高い信頼性のもとに実現す
ることができるようになる。
【0013】
【実施例】図1に、この発明にかかる車両診断用通信シ
ステムの一実施例を示す。この実施例のシステムは、車
載電子制御装置として例えばエンジン制御装置1やトラ
ンスミッション制御装置2からなる複数の電子制御装置
が通信線3を介して接続されるとともに、これら車載電
子制御装置に対して更に、通信線3およびダイアグコネ
クタ4を介して外部診断装置である診断ツール5が接続
されて構成される。なお、これら接続される外部診断ツ
ール5と車載電子制御装置、例えばエンジン制御装置1
やトランスミッション制御装置2との間では、その通信
方式としてCSMA/CDと呼ばれる多重通信方式が用
いられ、また該多重通信に際しての通信プロトコルとし
ては、米国自動車技術会(SAE)のJ1850基準に
準拠したプロトコルが用いられるものとする。以下に、
これら各要素の詳細について説明する。
【0014】ここでは、車載電子制御装置の一例とし
て、エンジン制御装置1に絞ってその構成並びに機能を
説明する。エンジン制御装置1は、同図1に示されるよ
うに、CPU11、ROM12、RAM13、入力回路
14、出力回路15、AD変換(ADC)回路16、及
び通信回路17等をそれぞれ有して構成されている。
【0015】ここで、通信回路17は、診断ツール5か
ら送られる診断要求メッセージのJ1850信号フォー
マット、即ちビットフォーマットをCPU11が読み取
ることのできるNRZ(ノン・リターン・ゼロ)方式に
変換したり、CPU11からこのNRZ方式にて出力さ
れる応答メッセージをJ1850ビットフォーマットに
逆変換する機能等を有する回路である。なお、これらビ
ットフォーマット変換機能は、これをソフトウェアで実
現するには演算負荷が大きすぎるため、通常はこの通信
回路17を通じてハードウェア的に実現される。
【0016】また、このエンジン制御装置1を構成する
入力回路14には、エンジン回転数を検出するクランク
角センサ21や車速センサ22等のセンサから出力され
る主にパルス信号からなるセンサ信号が入力され、AD
変換回路16には、スロットルセンサ23、エアフロー
メータ24、水温センサ25、及びO2 センサ26な
ど、これも車両各部に設けられたセンサから出力される
ディジタル信号からなるセンサ信号が入力される。これ
らセンサ信号は何れも、それら検出値に対応したセンサ
データとして(正確には、CPU11による演算処理を
通じてそれら検出値に対応した物理量に変換されて)R
AM13のデータ領域に格納され、CPU11による燃
料噴射量演算のための演算値として利用される。
【0017】CPU11は、ROM12に予め格納され
ている制御プログラムに従い、上記RAM13に取り込
まれたセンサデータに基づく所定の演算を実行してその
都度の燃料噴射量を求めるとともに、診断ツール5との
間での後述する通信メッセージの授受、並びにそのメッ
セージを通じて指定された所定の診断処理を実行する部
分である。なお、上記求められた燃料噴射量は出力回路
15に与えられ、この出力回路15を通じて、同求めら
れた燃料噴射量に対応する信号がエンジン制御手段27
に出力される。エンジン制御手段27としては例えば燃
料噴射弁がある。また、後述する診断処理では、診断ツ
ール5からのRAM値連続読み出し指令に応じて、上記
RAM13に取り込まれたセンサデータがこのCPU1
1によって順次読み出され、該読み出されたデータが診
断データとして、通信回路17を介して上記通信線3に
出力される。
【0018】また、診断ツール5は、こうした車載電子
制御装置或いはそれを通じた車両システムの診断が必要
とされるときに、上述のようにダイアグコネクタ4を介
して車載電子制御装置(ここでの例ではエンジン制御装
置1及びトランスミッション制御装置2等々)に電気的
に接続されて、上記診断データとして読み出されたデー
タを読み込み、それらデータの診断を支援する装置であ
る。これら読み込んだ診断データについては通常、これ
を表示器を通じて一覧表示したり、グラフ表示したりす
ることによって、それらデータの異常の有無を診断者に
知らしめる。なお、ダイアグコネクタ4には、イグニシ
ョンスイッチ18を経て、バッテリ19より電源が供給
されており、診断ツール5がこうして車載電子制御装置
と電気的に接続されるとき、該ダイアグコネクタ4を介
して診断ツール5にも電源が供給されるようになってい
る。
【0019】さて、こうした実施例の通信システムを通
じて行われる診断処理としては例えば、車両の走行状態
において上記入力回路14やAD変換器16を介してR
AM13に取り込まれたセンサデータ(上記各センサの
出力信号がCPU11による演算処理によって物理量に
変換された値)を上記診断ツール5に対して読み出し、
それらセンサデータが正常か否かを診断するいわゆるR
AM値連続読み出し診断がある。そしてこのRAM値連
続読み出し診断の場合、上記診断ツール5を通じてそれ
らセンサデータの瞬間的な異常を診断したり同センサデ
ータの出力を正確にトレースするためには、高速に且つ
一定の周期で、RAM13からそれらセンサデータを連
続的に読み出す必要がある。このためこの実施例の通信
システムでは、診断の対象として指定した電子制御装置
に対し、その診断にかける時間、すなわち診断継続時間
を前もって知らしめる診断継続時間情報を上記RAM値
連続読み出し診断を指定する制御コマンドの中に組み込
み、それら電子制御装置によりRAM値連続読み出しが
実行されている期間、それら電子制御装置に対するコマ
ンドの送出を控えるようにする。
【0020】図2に、こうした実施例の通信システムを
通じて実行されるRAM値連続読み出し診断についてそ
の通信手順をタイムチャートとして示す。すなわち、こ
の通信手順としてまず、同図2(a)に示されるよう
に、例えば上記エンジン制御装置1に対する制御コマン
ドとしてこのRAM値連続読み出し診断を要求し且つ、
その診断継続時間を指定する要求メッセージaが診断ツ
ール5から通信線3に送出されると、エンジン制御装置
1では、この要求メッセージaを受信し、同メッセージ
内容に応じて、同図2(b)に示される如く ( 1)上記クランク角センサ21や車速センサ22、更に
はスロットルセンサ23やエアーフローメータ24、水
温センサ25、O2 センサ26、等々の各センサから取
り込まれて上記RAM13にセンサデータとして格納さ
れているRAM値を順次読み出し、これを応答メッセー
ジbとして通信線3に送信する。 ( 2)所定時間t(例えば16ms)後に、それらセンサ
データとしてのその時点でのRAM値、すなわちその時
点で更新されているRAM値を応答メッセージcとして
送信する。 ( 3)それから更に所定時間t(例えば16ms)後、同
じくその時点でのRAM値を応答メッセージとして送信
する。 といった動作を、上記要求メッセージaに設定された診
断継続時間に達するまで繰り返し実行する。
【0021】図3は、こうしたRAM値連続読み出し診
断を実現すべく該実施例の通信システムにおいて採用す
る1メッセージ当りのフレーム構成、並びに該フレーム
構成をもとに構築される上記要求メッセージ及び応答メ
ッセージのメッセージ構成をそれぞれ示したものであ
る。
【0022】この実施例の通信システムでは、1メッセ
ージ当り図3(a)に示される構成を有するフレーム信
号を、診断ツール5と各種電子制御装置との間で授受す
るものとする。因みにこのフレーム信号において、SO
F(スタートオブフレーム)は、当該フレーム信号(メ
ッセージ)の先頭を示す部分であり、該SOFに続く#
0バイト〜#2バイトの3バイトは、当該メッセージの
要求或いは応答の別、当該メッセージの送信先、及び当
該メッセージの送信元、等のヘッダ情報が付加されるヘ
ッダフィールドである。また、該ヘッダフィールドに続
く#3バイト〜#10バイトの8バイトは、診断要求の
内容やその応答内容が組み込まれるデータフィールドで
あり、該データフィールドに続く#11バイトはエラー
検出バイトである。この実施例の通信システムでは、エ
ラー検出に巡回冗長符号CRC法を用い、このエラー検
出バイトも、前記通信回路17によってハードウェア的
に生成され、且つ確認されるようにする。そして同フレ
ーム信号において、EOF(エンドオブフレーム)は、
当該フレーム信号(メッセージ)の末尾を示す部分であ
る。なお、SOFやEOFは通常、その旨識別し得る所
定論理のビット若しくはビット列によって構成される。
【0023】また、同実施例のシステムにあって、診断
ツール5から各種電子制御装置に対して送信される要求
メッセージは、図3(b)に示される構成を採る。すな
わち、#0バイト〜#2バイトのヘッダバイトには、例
えば ・当該メッセージが要求メッセージであること ・当該メッセージの送信元は診断ツール5であること ・当該メッセージの送信先は例えばエンジン制御装置で
あること などが組み込まれ、データフィールドの#3バイトに
は、診断モードの種類を示すコードとして、例えば ・RAM値連続読み出し診断のモードであること が組み込まれ、続く#4バイト及び#5バイトには、当
該診断モード(RAM値連続読み出し診断モード)を実
行する上で必要とされるRAMの読み出し開始の先頭ア
ドレス値がハイバイト(H−B)とローバイト(L−
B)とに分けて組み込まれ、#6バイトには、同連続読
み出しを所望する範囲(データ数)情報が組み込まれ
る。そして、同データフィールドの#7バイト及び#8
バイトに、上述した診断継続時間を示す情報が組み込ま
れる。残りの#9バイト及び#10バイトは、特にそこ
に組み込まれる情報がない場合、同メッセージの送信時
に、これを排除するよう圧縮処理される。
【0024】他方、同実施例のシステムにあって、各種
電子制御装置から診断ツール5に対して送信される応答
メッセージは、図3(c)に示される構成を採る。すな
わち、#0バイト〜#2バイトのヘッダバイトには、例
えば ・当該メッセージが応答メッセージであること ・当該メッセージの送信元は例えばエンジン制御装置で
あること ・当該メッセージの送信先は診断ツール5であること などが組み込まれ、データフィールドの#3バイト〜#
10バイトに、上記連続読み出しされたRAM値が診断
データとして乗せられる。
【0025】図4及び図5は、こうしたメッセージ構成
を前提として、車載電子制御装置、例えば前記エンジン
制御装置1において実行される診断処理の処理手順(受
信/送信手順)を示したものであり、以下、これら図4
及び図5を併せ参照して、該実施例通信システムの動作
を更に詳述する。
【0026】ただしここで、図4及び図5に示される処
理とは、図1に示したCPU11に対する制御プログラ
ムの一部として、ROM12内に予め格納されている手
続であり、ここでは例えば、先の図2を参照して説明し
たように、16ms毎に起動されて、その必要とされる
診断並びに応答メッセージ構築のためのデータ処理を実
行するものとする。
【0027】また、このROM12に格納されて、以下
に説明する診断処理を実行する制御プログラムには、図
1に付記するような「診断カウンタ」、「アドレスカウ
ンタ」、及び「送信動作カウンタ」としての各カウンタ
機能をソフトウェア的に実現するカウンタプログラムが
含まれ、またRAM13にも、上記センサデータが格納
される「データ領域」以外に、以下の診断処理の実行に
際して利用される記憶領域として、同じく図1に付記す
るような「先頭アドレス格納領域」、「読み出し範囲格
納領域」、「診断継続時間格納領域」、及び各診断モー
ドにおける「実行フラグ登録領域」がそれぞれ併せ形成
されるものとする。
【0028】さていま、RAM値連続読み出し診断の開
始に際し、診断ツール5にある操作部(キーボード)を
通じて、 ・診断対象電子制御装置(ここではエンジン制御装置
1)及び診断モード(ここではRAM値連続読み出し診
断モード) ・診断所望とするセンサデータ(RAM値)のRAM1
3(正確にはそのデータ領域)内における先頭アドレ
ス、すなわちRAM値の読み出し開始のための先頭アド
レス ・同センサデータ(RAM値)の読み出し範囲、すなわ
ちそれらデータについての診断所望範囲 がそれぞれ入力されたとすると、同診断ツール5によっ
て、図3(b)に示したような要求メッセージが形成さ
れ且つ、ダイアグコネクタ4を介して通信線3に送出さ
れる。
【0029】一方、エンジン制御装置1(電子制御装
置)では、こうして診断ツール5から送信される要求メ
ッセージに対し、上述の如く16ms毎に、図4及び図
5に示される診断処理プログラムを起動して、診断並び
に応答メッセージ構築のための以下の処理を実行する。
【0030】まず、ステップ101で診断ツール5から
要求メッセージが発せられたか否かを判断し、要求メッ
セージが発せられた旨判断される場合には、次のテップ
102で、そのヘッダフィールドである#0バイト〜#
2バイトの3バイトを順次受信する。その後ステップ1
03において、それら受信したヘッダフィールドの各バ
イト値が正しいか否か、すなわちエンジン制御装置1自
らに対して発せられた要求メッセージであるか否かを判
定し、自らに発せられた要求メッセージであればステッ
プ104に進み、そうでなければ該診断処理を終了する
(図5)。
【0031】ステップ104ではデータフィールドにあ
る#3バイト目を受信し、ステップ105において、こ
れが何れの診断モードを指定しているものかを判別す
る。しかる後、該判別した診断モードの処理ルーチンに
ジャンプする。RAM値連続読み出しモードが指定され
ている場合にはステップ106〜109の処理にジャン
プする。他の診断モードとしては、特定のRAM値のみ
を読み出す診断モード(ステップ200)、或いはRA
M値の書き換えを行って車両制御の診断を行うような指
令値書き換えモード(ステップ300)等がある。
【0032】ここでの例のように、上記診断モードとし
てRAM値連続読み出し診断モードが指定されている場
合には、ステップ106において要求メッセージの#4
バイト及び#5バイト目を受信して、RAM値読み出し
のための先頭アドレス(ADR)を、RAM13の上記
「先頭アドレス格納領域」にストアする。次いで、続く
ステップ107で同要求メッセージの#6バイト目を受
信して、読み出しを実行するアドレス(ADR)の範囲
をRAM13の上記「読み出し範囲格納領域」にストア
する。続くステップ108では、同要求メッセージの#
7バイト及び#8バイト目を受信して、そこで指定され
ている診断継続時間をRAM13の上記「診断継続時間
格納領域」にストアする。そして、ステップ109にお
いて、該RAM値連続読み出し診断を実行するフラグを
RAM13の上記「実行フラグ登録領域」にセットす
る。すなわち、該RAM値連続読み出し診断が開始され
たことをRAM13内にストアする。
【0033】次に、図5のステップ110においては、
まずRAM値連続読み出し診断モードの実行フラグがセ
ットされているか否かを判定し、該実行フラグがセット
されていなければ、他の診断モードの実行フラグのチェ
ック、およびその診断の実行を行うが、同RAM値連続
読み出し診断モードの実行フラグがセットされていれ
ば、ステップ111で、上記診断カウンタ(ROM12
内の「診断カウンタ」プログラム)が診断継続時間を経
過したか否かを判定する。そして、該診断時間が終了し
ていなければ、ステップ112で上記RAM値連続読み
出し診断モードの実行フラグをリセットして、応答メッ
セージの送信を中止する。なお、この診断カウンタは、
LSB(最下位ビット)が1secのカウンタであり、
1sec毎にカウンタアップされて且つ、上記ステップ
109で実行フラグがセットされたタイミングでクリア
されるものとする。
【0034】続くステップ114以降は、応答メッセー
ジを送信する処理である。ステップ114では、まずヘ
ッダーフィールドの#0バイト〜#2バイトの3バイト
を送信する。このヘッダーは上述のように、 ・当該メッセージが応答メッセージであること ・当該メッセージの送信元はエンジン制御装置1である
こと(IDコード) ・当該メッセージの送信先は診断ツール5であること を示すものである。またステップ115は、読み出し設
定アドレスで指定されるRAM値を送信する処理であ
る。後述するステップ119からのループ制御により、
次のステップ116で順次インクリメントされるアドレ
スのRAM値もこのステップ115を通じて順次送信さ
れるようになる。なお、ステップ116でのアドレス値
インクリメントには、上記アドレスカウンタ(ROM1
2内の「アドレスカウンタ」プログラム)が利用され
る。
【0035】ステップ117は、この実施例によるデー
タフィールドが1メッセージ当たり8バイトである制約
から、現在何バイト目を送信したかを後のステップ11
9で判定するために、上記送信動作カウンタ(ROM1
2内の「送信動作カウンタ」プログラム)をインクリメ
ントする処理である。
【0036】次のステップ118の処理は、上記ステッ
プ116でインクリメントした読み出し設定アドレスが
送信範囲の最後のアドレスを超えたか否かを判定するた
めの処理であり、同アドレスがその範囲内であればステ
ップ119の処理に移る。該ステップ119では、上記
送信動作カウンタのカウント値が「8」以内であればス
テップ115に戻り、上記順次インクリメントされるア
ドレスのRAM値を送信する処理を繰り返す。なお、ス
テップ118で、上記読み出し設定アドレスが送信範囲
の最後のアドレスを超えた旨判定された場合には、ステ
ップ120にジャンプして、その読み出し設定アドレス
(アドレスカウンタ)を要求メッセージ内の先頭アドレ
スに戻す。そしてその後、ステップ121で送信動作カ
ウンタを「0」にクリアして、上記一連の処理ルーチン
を抜ける。
【0037】以上の処理が16ms毎に実行される。し
かも、2回目以降は、上記ステップ101を通じてステ
ップ110の診断モード実行フラグの確認処理へ直接移
行した後、診断カウンタを通じて上記診断継続時間の経
過が監視されつつ(ステップ111)、RAM値連続読
み出しに併せての応答メッセージ構築処理のみが繰り返
し実行されることとなり、こうして結局は、診断ツール
5との間での先の図2に示した形態でのメッセージ授受
が実現されるようになる。
【0038】このように、この実施例の通信システムに
よれば、従来の継続コマンド等を用いずとも、診断ツー
ル5の指定する任意の時間だけ、その所望とされる電子
制御装置(エンジン制御装置1)を通じての診断処理が
継続されるようになる。そして、上記継続コマンド等が
不要とされる分、電子制御装置ではその要求されている
診断処理に専念できることとなり、上記継続される高速
且つ一定周期でのRAM値連続読み出し診断についての
処理結果も自ずと信頼性の高いものとなる。また勿論、
たとえ診断の途中で外部診断装置と電子制御装置(エン
ジン制御装置1)とを接続するダイアグコネクタ4が外
されるようなことがあったとしても、それによって電子
制御装置による診断処理が延々と継続して実行されるこ
ともなくなる。すなわち、上記指定された診断継続時間
が経過した時点で、同診断処理も自動的に終了されるよ
うになる。なお、この診断継続時間としては、診断ツー
ル5のユーザが所望する任意の時間が指定される。例え
ば、上述したRAM値連続読み出し診断や図4のステッ
プ200として示した特定RAM値読み出し診断などに
あっては、10分〜20分程度の比較的長い時間が適当
であり、また同図4のステップ300として示した指令
値(RAM値)書き換え診断などにあっては、制御対象
にもよるが、その指令値を直接書き換えるといった性格
上、数10秒〜数分程度の比較的短い時間が適当であ
る。
【0039】ところで、上記実施例の通信システムにお
いては、診断ツール5から送信される要求メッセージ
が、図3(a)に例示したフレーム構成をもとに、図3
(b)に示される如く構成されるとしたが、フレーム構
成も含め、そのメッセージ構成は一例にすぎない。特に
そのデータフィールドにおける各種情報の配置や順位等
は任意であり、またRAM値の「読み出し範囲(#
6)」に代えて、同読み出されるRAM値の「最終アド
レス」を指定することも可能である。因みに、図4のス
テップ200として示した特定RAM値読み出し診断な
どにあっては、上記「読み出し範囲」として指定される
場合には、範囲「1」が指定され、この「最終アドレ
ス」として指定される場合には、「読み出し開始の先頭
アドレスn(#4、#5)」と同一のアドレス値が指定
される。この要求メッセージは要は、診断処理にかかる
各種要求情報の指定に併せ、何らかのかたちで「診断継
続時間」を指定する情報が付加される構成であればよ
い。
【0040】また、エンジン制御装置1をはじめとする
各電子制御装置にあっても、上記要求メッセージを通じ
て指定される「診断継続時間」を一時記憶する手段と、
その記憶した「診断継続時間」の経過を監視する手段と
を少なくとも有し、該「診断継続時間」に達するまで、
その指定された診断処理を繰り返す機能を具えるもので
あればよく、そのための処理手順も、図4及び図5に例
示した手順には限られない。
【0041】また、上記実施例の通信システムでは、そ
の通信プロトコルが米国自動車技術会(SAE)のJ1
850基準に準拠するものとしたが、これに限定される
ものでもない。他に例えば、マスタ・スレーブによる通
信方式などにあっても、この発明にかかる通信システム
を同様に適用することが可能である。
【0042】また、同実施例の通信システムでは、ビッ
トフォーマットとしても、図6に示されるようなJ18
50基準のパルス幅変調(PWM)を用いることを前提
としたが、これとて任意であり、他に例えば、図7に示
すようなビットフォーマットを用いることも可能であ
る。すなわちこの図7に示すビットフォーマットでは、
例えば8ビットからなるNRZ(ノン・リターン・ゼ
ロ)方式のデータバイトを用いることを前提とする。そ
してその先頭に論理ローレベルのスタートビットを、ま
たその末尾に論理ハイレベルのストップビットをそれぞ
れ付加して、該データバイトの存在が識別できるように
している。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、継続コマンド等を用いずとも、外部診断装置の指定
する任意の時間だけ、その所望とされる電子制御装置を
通じての診断処理が継続されるようになり、また継続コ
マンド等が不要とされる分、この継続される診断処理結
果についての信頼性も高まるようになる。
【0044】しかも、診断の途中で外部診断装置と電子
制御装置とを接続するコネクタが外されるようなことが
あったとしても、それによって電子制御装置による診断
処理が延々と継続して実行されることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる車両診断用通信システムにつ
いてその一実施例構成を示すブロック図である。
【図2】この実施例の通信システムを通じて実行される
RAM値連続読み出し診断についてその通信手順を示す
タイムチャートである。
【図3】上記RAM値連続読み出し診断を実現すべく該
実施例の通信システムにおいて採用する1メッセージ当
りのフレーム構成、並びに該フレーム構成をもとに構築
される要求メッセージ及び応答メッセージのメッセージ
構成をそれぞれ示すタイムチャートである。
【図4】同実施例の通信システムを構成する電子制御装
置の通信処理手順として特に診断処理にかかる処理手順
を示すフローチャートである。
【図5】同実施例の通信システムを構成する電子制御装
置の通信処理手順として特に応答メッセージ構築にかか
る処理手順を示すフローチャートである。
【図6】米国自動車技術会(SAE)J1850基準の
パルス幅変調(PWM)方式にて採用されるビットフォ
ーマットを示すタイムチャートである。
【図7】NRZ(ノン・リターン・ゼロ)方式のデータ
バイトを用いることを前提とするビットフォーマット例
を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1…エンジン制御装置、2…トランスミッション制御装
置、3…通信線、4…ダイアグコネクタ、5…診断ツー
ル、11…CPU、12…ROM、13…RAM、14
…入力回路、15…出力回路、16…AD変換(AD
C)回路、17…通信回路、18…イグニションスイッ
チ、19…バッテリ、21…クランク角センサ、22…
車速センサ、23…スロットルセンサ、24…エアフロ
ーメータ、25…水温センサ、26…O2 センサ、27
…エンジン制御手段。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に搭載される各種電子制御装置と外部
    の診断装置とを通信手段を介して接続し、診断装置は、
    選択した電子制御装置に対して診断処理の実行を要求す
    る要求メッセージを送信し、該選択された電子制御装置
    は、その受信された要求メッセージに応じて指定された
    診断処理を実行する車両診断用通信システムにおいて、 前記診断装置は、前記要求メッセージの中に、前記診断
    処理の継続時間を指定する診断継続時間情報を組み込
    み、 前記選択された電子制御装置は、前記要求メッセージを
    受信した後、この診断継続時間情報によって指定された
    時間に達するまで前記診断処理を実行し、同診断継続時
    間情報によって指定された時間に達することで、該実行
    中の診断処理を終了することを特徴とする車両診断用通
    信システム。
  2. 【請求項2】車両に搭載される各種電子制御装置と外部
    の診断装置とを通信手段を介して接続し、診断装置は、
    選択した電子制御装置に対してその制御データの読み出
    しを要求する要求メッセージを送信し、該選択された電
    子制御装置は、その受信された要求メッセージに応じて
    読み出した制御データを応答メッセージとして返信する
    車両診断用通信システムにおいて、 前記診断装置は、前記要求メッセージの中に、前記制御
    データの読み出しにかかる継続時間を指定する診断継続
    時間情報を組み込み、 前記選択された電子制御装置は、前記要求メッセージを
    受信した後、前記診断継続時間情報によって指定された
    時間に達するまで、その読み出した制御データを応答メ
    ッセージに組み込みつつこれを前記診断装置に対して繰
    り返し返信し、同診断継続時間情報によって指定された
    時間に達することで、該応答メッセージの返信を終了す
    ることを特徴とする車両診断用通信システム。
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