JP2601828Y2 - 車両用制御システム - Google Patents

車両用制御システム

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JP2601828Y2
JP2601828Y2 JP1993025103U JP2510393U JP2601828Y2 JP 2601828 Y2 JP2601828 Y2 JP 2601828Y2 JP 1993025103 U JP1993025103 U JP 1993025103U JP 2510393 U JP2510393 U JP 2510393U JP 2601828 Y2 JP2601828 Y2 JP 2601828Y2
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JP
Japan
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control
failure
control device
self
electronic system
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JP1993025103U
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JPH0684342U (ja
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利栄 蛭田
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、制御データを相互に通
信させるようにした車両用制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車においては、エンジンの燃
料噴射制御、点火時期制御或いは自動変速機の変速制御
を行うために、各制御用の制御装置を各々備え、機能を
分担することによる個々の制御の簡略化、効率化、並行
動作による実行時間の短縮化等を図るようにしている。
【0003】ここにおいて、各制御装置間にて制御デー
タを相互に通信し、各制御装置にてその制御データを使
用できるようにしている。例えば、エンジンの燃料噴射
制御と点火時期制御とを行うエンジン制御用制御装置か
ら、自動変速機の制御を行うトルコン制御用制御装置
に、複数の通信回線を介してデジタル信号により燃料噴
射等の制御データを通信し、最適な変速点を選択してト
ルク性能、燃費を最適に保つようにしている。
【0004】そして、以上述べたように、複数の制御装
置間で制御データを相互に通信させるようにした車両用
制御装置の故障診断装置に関し、本出願人は実願平4−
1460号において提案している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
制御装置が車載される車両にあっては、任意の制御装置
に故障が発生した場合には、他の制御装置は該故障の発
生を判断できない。ここで、他の制御装置は正常に動作
が可能であるので、該故障が発生した制御装置から出力
された誤出力信号を真の出力信号として受信し、該誤出
力信号に基づいて制御を行うこととなり、誤制御をする
惧れがあり、もって、車両用制御システムとしての信頼
性が低下してしまう惧れがある。
【0006】また、任意の制御装置に故障が発生した場
合に、全ての制御装置においてフェイルセーフ用データ
に基づいて制御を行うと、前記故障が軽微なものであっ
ても、制御システム全体の制御性が大幅に低下すること
となり、制御システムの性能を損なってしまうこととな
る。本考案は、上記実情に鑑みてなされたものであり、
各々の制御装置が自己診断機能を有すると共に、該各制
御装置が共通の通信線を介して制御データを相互通信す
る車両用制御システムにおいて、所定の制御装置におけ
る故障の発生による他の制御装置への影響を最小限に抑
えることで、車両用制御システムの動作及び性能を確保
できるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本考案は、各
々の制御装置が自己診断機能を有すると共に、該各制御
装置が共通の通信線を介して制御データを相互通信する
車両用制御システムにおいて、各々の制御装置が、前記
自己診断機能により故障を発見したときに制御している
制御対象を識別可能な識別信号を含んだ個別の故障信号
を前記通信線に出力する故障信号出力手段と、他の制御
装置から前記故障信号を受信したときに当該識別信号に
基づいて自己が影響を受けるか否かを判断し影響を受け
ると判断した場合には自己の有するフェイルセーフ用デ
ータに基づいて制御を行うフェイルセーフ用制御手段と
を、備える構成とした。
【0008】
【作用】かかる構成において、複数の制御装置は制御デ
ータを相互に通信させて互いに制御を行っているが、所
定の制御装置は、自己診断機能により故障を発見したと
きに制御している制御対象を識別可能な識別信号を含ん
だ個別の故障信号を前記通信線に出力する。
【0009】ここで、故障信号は制御装置毎に個別に出
力されるが、各制御装置はフェイルセーフ用制御手段を
備えており、他の制御装置から前記故障信号を受信した
ときに当該識別信号に基づいて自己が影響を受けるか否
かを判断し、影響を受けると判断された場合のみ、自己
の有するフェイルセーフ用データに基づいて制御を行
う。
【0010】もって、他の制御装置の故障により自己が
影響を受ける場合のみ自己の有するフェイルセーフ用デ
ータに基づいて制御を行うこととなるので、所定の制御
装置における故障の発生による他の制御装置への影響を
最小限に抑えることが可能となる。
【0011】
【実施例】以下本考案の実施例を図に基づいて説明す
る。図1に示すように、車両には、電子システムA、電
子システムB、電子システムC等が備えられており、電
子システムA、電子システムB、電子システムC等は通
信回線10を介して相互に通信可能となっており、各電子
システムA,B,C,D,・・・にてその制御データを
使用できるようにしている。
【0012】次に各電子システムA,B,C,D等につ
いて説明するが、代表して電子システムAを例にとり説
明する。電子システムAは、通信回線10との接続のイン
ターフェイスとしての他システム及び故障診断用通信手
段2が接続された中央処理部(CPU)1が設けられ
る。その中央処理部1には、自己診断を実行する自己診
断実行手段5を備えたラム6及び判定データ等を記憶し
たロム7が接続されると共に、通常の制御プログラム及
びフェイルセーフ用データに基づいた制御を行う場合の
フェイルセーフ用制御プログラムを実行するプログラム
実行手段3を備えたラム4が接続される。また入出力装
置(I/O)8が接続されており、その入出力装置8に
は、センサS1〜Snと、被出力部D1〜Dnとが各々
接続されている。
【0013】ここで、本考案に係る構成として、前記自
己診断実行手段5は、自己診断機能により当該電子シス
テムAに故障が判断されたときには、制御する制御対象
を識別可能とする識別信号SSを含んだ個別の故障信号
RRを、前記他システム及び故障診断用通信手段2を介
して、通信回線10に出力する機能を有している。尚、該
故障信号RRとしては、図2に示すようなフォーマット
からなっており、図3に示すようなシステム番号、故障
系統番号を識別信号SSとして含んでいる。
【0014】さらに、プログラム実行手段3には、例え
ば電子システムB或いは電子システムCから出力された
故障信号RRを受信したときに当該故障信号RR中の識
別信号SSに基づいて、当該電子システムAが影響を受
けるか否かを判断し、影響を受けると判断した場合には
自己の有するフェイルセーフ用データに基づいて制御を
行う構成となっている。
【0015】次に、各電子システムの制御様態を、図4
に示す電子システムA側の制御フローと、図5に示す電
子システムX側(電子システムA以外の電子システム
側)の制御フローとを参照して説明する。電子システム
Aは、ステップ1(図ではS1と記す。以下同様)にて
自己診断を実行し、システムが正常か否かを判断する
(ステップ2)。尚、ステップ2においてシステムが正
常であると判断された場合には、リターンする。
【0016】システムが正常でないと判断された場合に
は、通信回線10に故障信号を出力することとなるが、該
通信回線10は各電子システムに共通に接続されているた
め、該通信回線10が空いているか否かを判定する必要が
ある。従って、システムが正常でないと判断された場合
にはステップ3に進み、故障信号を出力すべく、他のシ
ステムが故障診断用通信回線10に故障信号を出力中であ
るか否かを判断する。
【0017】他のシステムが故障信号を出力中でない場
合には、ステップ4に進み、識別信号SSを含んだ故障
信号RRを故障診断用通信回線10に出力する。尚、識別
信号SSはシステム番号を00h〜FFhのデータとし
て、また故障系統番号を00h〜FFhのデータとして
含んでいる。ステップ5では、前記ステップ4で出力し
た故障信号RRをモニタし、送信データと合致している
か否かを判断することにより送信エラーの有無をチェッ
クする。
【0018】ここで、各電子システムには各電子システ
ムから故障信号RRが出力されており、当該故障信号R
Rが何れの電子システムに係るものであるかを判断する
ことが必要となるが、本実施例では、システム番号を0
0h〜FFhのデータとして含んでいるので、当該識別
が可能となる。即ち、以上説明した制御フローが故障信
号出力手段の機能を奏している。
【0019】一方、電子システムX側にあっては、ステ
ップ21において、識別信号SSを含んだ故障信号RRを
受信したか否かを判断し、受信した場合には、ステップ
22及び23にて、システム番号及び故障系統番号を記憶し
保管する。ステップ24では、保管したシステム番号及び
故障系統番号を判断して、当該電子システムの当該故障
系統に係る故障により、自己のシステムに影響が及ぼさ
れるか否かを判断する。
【0020】そして、影響が及ぼされると判断された場
合には、誤制御が行われる惧れがあるので、ステップ25
に進み、影響を受ける部位のみ、電子システムXが有す
るフェイルセーフ用データに基づいて制御を行う。即
ち、以上説明した制御フローがフェイルセーフ用制御手
段の機能を奏している。
【0021】以上説明した実施例は、電子システムAに
故障が生じ、電子システムXがフェイルセーフ用データ
に基づいて制御を行う場合の例であるが、同様にして、
各電子システムについて同様の制御が実行されることと
なり、もって、他の制御装置の故障により自己が影響を
受ける場合のみ自己の有するフェイルセーフ用データに
基づいて制御を行うこととなるので、各制御システムは
必要最低限の部位についてのみフェイルセーフ用データ
に基づいて制御を行うこととなる。即ち、所定の制御装
置における故障の発生による他の制御装置への影響が必
要最低限の部位に抑えられ、制御性の低下等を最小限に
抑えることが可能となる。
【0022】
【考案の効果】本考案は以上説明したように、共通の通
信線を介して相互通信する車両用制御システムの各々の
制御装置に、前記自己診断機能により故障を発見したと
きに制御している制御対象を識別可能な識別信号を含ん
だ個別の故障信号を前記通信線に出力する故障信号出力
手段と、他の制御装置から前記故障信号を受信したとき
に当該識別信号に基づいて自己が影響を受けるか否かを
判断し影響を受けると判断した場合には自己の有するフ
ェイルセーフ用データに基づいて制御を行うフェイルセ
ーフ用制御手段とを、備える構成としたので、所定の制
御装置における故障の発生による他の制御装置への影響
が必要最低限の部位に抑えられ、制御性の低下等を最小
限に抑えることが可能となり、車両用制御システムの動
作及び性能を確保できるようになるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す制御ブロック図
【図2】送信フォーマットを示す図面
【図3】送信内容を説明する図面
【図4】電子システムA側の制御フローチャート
【図5】電子システムX側の制御フローチャート
【符号の説明】
1 中央処理部(CPU) 2 他システム及び故障診断用通信手段 4 ラム 6 ラム 10 通信回線 A 電子システム

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々の制御装置が自己診断機能を有する
    と共に、該各制御装置が共通の通信線を介して制御デー
    タを相互通信する車両用制御システムにおいて、 各々の制御装置が、前記自己診断機能により故障を発見
    したときに制御している制御対象を識別可能な識別信号
    を含んだ個別の故障信号を前記通信線に出力する故障信
    号出力手段と、他の制御装置から前記故障信号を受信し
    たときに当該識別信号に基づいて自己が影響を受けるか
    否かを判断し影響を受けると判断した場合には自己の有
    するフェイルセーフ用データに基づいて制御を行うフェ
    イルセーフ用制御手段とを、備えたことを特徴とする車
    両用制御システム。
JP1993025103U 1993-05-14 1993-05-14 車両用制御システム Expired - Lifetime JP2601828Y2 (ja)

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JPH0684342U JPH0684342U (ja) 1994-12-02
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