JPH0746554B2 - 電磁接触器 - Google Patents

電磁接触器

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JPH0746554B2
JPH0746554B2 JP60192951A JP19295185A JPH0746554B2 JP H0746554 B2 JPH0746554 B2 JP H0746554B2 JP 60192951 A JP60192951 A JP 60192951A JP 19295185 A JP19295185 A JP 19295185A JP H0746554 B2 JPH0746554 B2 JP H0746554B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電磁接触器、特に、その動作特性のマッチン
グを調整するためのばね手段の設置構造に関する。
発明の概要 本発明に係る電磁接触器は、接極子及び可動絶縁台に復
帰力を付与するためのばね手段を二つのばね部材に分割
し、一方のばね部材を、可動鉄心の軸方向にばね力が作
用する板状の片持ばねとし、かつ、腕の長さを調整でき
るスライド式調整ばねとし、スライドさせてそのばね力
を調整可能とすることにより、動作特性のマッチングの
調整を容易に、かつ微小レベルで行うことができるよう
にしたものである。
従来の技術 従来、電磁石装置の励磁,消磁に基づいて接極子を介し
て往復移動する可動絶縁台に設けた可動接点にて固定接
点を開閉する電磁接触器としては、例えば、有極の電磁
石装置を備えたものとして、特開昭58−209837号公報に
記載のものが知られている、。このものでは、電磁石装
置の吸引力特性とばね系の負荷荷重とのマッチングを図
るため、二つのばね部材が設置されている。一方のばね
部材は鉄心とボックスとの間に設置され、復帰電圧を調
整するためのものであり、他方のばね部材は連結体とカ
バーとの間に設置され、動作電圧を調整するためのもの
である。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、このものは、復帰電圧(復帰力)を調整
するためのばね部材は一つしかなく、しかも取り付けた
状態で外部からばね力を調整することは不可能であり、
一度組み立てたものを分解してばね部材自体を交換した
り、ばね部材の枚数を変更したりして調整しなければな
らず、極めて煩雑である。
また、電磁石装置が有極タイプのものでは、動作特性の
要素として永久磁石によって形成される磁気回路が加わ
るため、無極タイプのものより動作特性が大きくばらつ
く傾向にあり、簡便な調整機構が要求されている。しか
も、有極タイプは高感度でもあるため、電磁石装置の吸
引力特性と負荷荷重とのマッチングをより微小レベルで
調整する必要があり、そのためには復帰力を微小レベル
で調整する必要がある。しかし、前記公報に記載の電磁
接触器のように、単に一つのばね部材で微小レベルを調
整することは、ばね定数がどうしても大きくなることか
ら困難である。
問題点を解決するための手段 そこで、本発明に係る電磁接触器は、接極子及び可動絶
縁台に復帰力を付与するためのばね手段を二つのばね部
材に分割し、一方のばね部材を、可動鉄心の軸方向にば
ね力が作用する板状の片持ばねとし、かつ、腕の長さを
調整できるスライド式調整ばねとしたことを特徴とす
る。
実施例 以下、本発明に係る電磁接触器の一実施例を第1図ない
し第4図の添付図面に従って説明する。
なお、本実施例においては、Y′方向を上方とし、Y方
向を下方として説明する。
本実施例では、大略、接極子1と、電磁石装置10と、可
動絶縁台20と、側ケース30,31と、底ケース40と、端子
保護カバー50とから構成されている。
接極子1は両端部に支軸部2a,2bを備えた段付の可動鉄
心2と、支軸部2a,2bを孔3a,4aから突出させて可動鉄心
2の両端部に固定される可動鉄片3,4とからなる。そし
て、可動鉄片3,4の長手方向の両側端部には位置決め用
切り欠き部3b,4bが設けられている。
なお、接極子1は、軸受6,7、動作ばね8及び片持ちの
板ばね部9aを有するスライド式調整ばね9を介し、後述
する電磁石装置10に往復移動できるように組み込まれ
る。
電磁石装置10は両端部に鍔部11a,11bを有するスプール1
1と、このスプール11の胴部に巻回されたコイル12と、
このスプール11を囲む略口字形の外枠ヨーク13と、この
外枠ヨーク13の内側に設けた永久磁石14,14及び内板ヨ
ーク15,15とからなる。
スプール11はその胴部に前記可動鉄心2が往復移動でき
る中心孔11cを有する一方、鍔部11aの角部から延在した
一対の腕部16,16と、この腕部16,16の端部を連結するよ
うに設けた中継端子保持部17を有する(第3図参照)。
腕部16,16にはコイル12の端部12a,12bをガイドするガイ
ド溝16a,16aが設けられている。一方、中継端子保持部1
7にはダイオード18aと抵抗18bとが直列に接続されたサ
ージ吸収素子18を収納する凹所17a,17aと、中継端子19,
19が圧入される圧入溝17b,17bとが設けられている。こ
の中継端子19,19はプレスにて打ち抜かれてなるもの
で、サージ吸収素子18のリード線18cを圧入する切り欠
き溝19aと、後述するコイル端子36を圧入して電気的な
接続を行う一対の対向する舌片19b,19bとを有する。
外枠ヨーク13は略コ字形状に屈曲した屈曲ヨーク13aと
板状ヨーク13bとから構成され、屈曲ヨーク13a及び板状
ヨーク13bは相対向する中央部に前述の軸受6,7を嵌合,
固定する軸受孔13c,13cを有する。さらに、屈曲ヨーク1
3aの両側片には対向するように位置決め用突部13d,13
d、位置決め用切り欠き部13e,13e及び嵌合用突部13f,13
fが設けられている一方、板状ヨーク13bの内側面長手方
向の両縁部には連続した微小な凹凸部13gと嵌合用孔13
h,13hとが設けられている。この凹凸部13gは前記スライ
ド式調整ばね9の内側面に設けた小突起(図示せず)に
係合して後に詳述する動作特性の微調整を容易にするも
のである。
従って、接極子1を組み込んで電磁石装置10を組み立て
るには、まず、スプール11の中継端子保持部17に設けた
圧入溝17b,17bに中継端子19,19をそれぞれ圧入,固定し
た後、中継端子保持部17の凹所17a,17aにサージ吸収素
子18を収納すると共に、そのリード線18c,18cは中継端
子19,19の切り欠き溝19a,19aに圧入して突出させてお
く。
次に、スプール11の胴部に巻回されているコイル12の端
部12a,12bを腕部16,16のガイド溝16a,16aに沿って引き
出して前記サージ吸収素子18のリード線18c,18cにから
げた後、ハンダ付けしてコイル12、サージ吸収素子18及
び中継端子19の電気接続を行う。そして、スプール11の
胴部に設けた中心孔11cの可動鉄心2を挿通し、その両
端部に位置する支軸部2a,2bを可動鉄片3,4の孔3a,4aに
それぞれ嵌合して突出させた後、かしめて固定する。
ついで、屈曲ヨーク13aの軸受孔13cに軸受6を嵌合,固
定することにより、屈曲ヨーク13aと軸受6とで動作ば
ね8を挟持する一方、板状ヨーク13bの軸受孔13cに軸受
7を嵌合,固定する。そして、スプール11の腕部16,16
の間(最大対向距離l1)に斜め上方から屈曲ヨーク13a
の側片(巾寸法l2<l1)の端部を挿通し、軸受6に支軸
部2aを挿通させた後、板状ヨーク13bに固定した軸受7
に残る支軸部2bを挿通すると共に、屈曲ヨーク13aの突
部13f,13fを板状ヨーク13bの孔13h,13hに嵌合してかし
めることにより電磁石装置10の組み立てを完了する。
可動絶縁台20は並設した4つの可動接点保持部21に可動
接点22a,22bを有する接点片22と接点コイルばね23とを
それぞれ組み込んであると共に、両側部から下方に突出
する抱持部24,25を有する。この抱持部24,25は外枠ヨー
ク13をまたいで可動鉄片3の両側部にスライド圧入でき
るスライド溝24a,25aを有している。この溝部24a,25aの
内側面には前述の可動鉄片3の両側端面に設けた切り欠
き部3b,3bに係合して位置決めを図る小突起(図示せ
ず)が設けられている。電磁石装置10への取り付けを正
確、かつ迅速に行うためである。
また、可動絶縁台20は、Y方向側の下面中央部に突部26
を有し、この突部26に復帰用円錐コイルばね27が固定さ
れている。
従って、組み立てた前述の電磁石装置10に可動絶縁台20
を取り付けるには、電磁石装置10の横方向から可動鉄片
3に抱持部24,25のスライド溝24a,25aを位置決めした
後、切り欠き部3b,3bにスライド溝24a,25aの小突起(図
示せず)が係合するまで押圧して一体化する。このと
き、円錐コイルばね27のY方向の下端部が外枠ヨーク13
から突出する可動鉄心2の支軸部2aに係止するおそれが
あるので、可動鉄心2をY方向側に若干移動させながら
可動絶縁台20を押圧するとよい。
この後、板状ヨーク13bの長手方向の両側端部にスライ
ド式調整ばね9をスライド圧入すると、内部構成部品の
組み立てが完了する。この場合、調整ばね9の板ばね部
9aは前記可動鉄心2の支軸部2aの端面に当接し、前記円
錐コイルばね27と協動して接極子1及び可動絶縁台20に
対して上方への復帰力を付与する。
側ケース30、31は互いに開口部を重ね合わせると対称と
なる同一形状を有し、位置決め用突起30aと位置決め用
凹部30bとを嵌合させると共に、上端部30cにそれぞれ設
けた係合爪32aと係合凹部32bとを係合して両者を結合一
体化すると、Y方向側に開口部を有する箱体形状となる
一方、Y′方向側には上端部30cに直交する絶縁壁33で
区切られた端子収納部34が形成されている。
この端子収納部34には固定接点35a,35bを固着した固定
端子35とコイル端子36とが絶縁壁33に設けられた横溝部
33aに沿って圧入された後、ネジ端子37,37によって固定
できるようになっている。なお、ネジ端子37,37が外部
のリード線(図示せず)を電気接続できることは勿論で
ある。
さらに、側ケース30、31は内側底面に一対の平行な突壁
38a,38bを有し、この突壁38a,38bの内側面間距離は屈曲
ヨーク13bに設けた突部13d,13dの巾寸法l3に等しく、永
久磁石14,14の巾寸法l4及び内板ヨーク15,15の最小巾寸
法l5にも等しい。そして、突壁38a,38bの外側面間距離
はスプール11に設けた鍔部11a,11bの内側面間距離l6
等しい。
また、突壁38a,38bの外側面中央部にはスプール11をZ
−Z′軸方向に位置決めする段部38c(奥側は図示せ
ず)が設けられている。
一方、側ケース30,31の内側両側面には、外枠ヨーク13
をX−X′軸方向に位置決めする一対の突条38d,38dが
設けられていると共に、外枠ヨーク13をガイドするガイ
ド突部38eが設けられている。
従って、側ケース30,31に可動絶縁台20を結合一体化し
た電磁石装置10を組み込むには、まず、側ケース30に設
けたガイド突部38eによって外枠ヨーク13を位置決め
し、突条38d,38dに沿って外枠ヨーク13をZ方向に押圧
し、外枠ヨーク13の突部13dを突壁38a,38b間に、その切
り欠き部13eを突壁38bに嵌合し、外枠ヨーク13をX−
X′軸方向及びY−Y′軸方向に位置決めする。そし
て、鍔部11a,11bの内側面で突壁38a,38bを挟持するよう
にスプール11を配し、スプール11をY−Y′軸方向に位
置決めすると共に、鍔部11a,11bのZ方向側の側端面を
段部38cに当接させる。
これと同時に、中継端子保持部17に圧入,固定した中継
端子19の舌片19b,19b間に側ケース30の内方に突出する
コイル端子36を圧入させて電気接続すると共に、可動絶
縁台20のスリット部29を側ケース30の内方に突出する絶
縁壁33に嵌合,位置決めし、可動接点35aと固定接点22a
及び可動接点35bと固定接点22bとを対向するように配置
する。
次に、外枠ヨーク13の内側面に沿って永久磁石14,内板
ヨーク15の下端部を順次突壁38a,38b間に押し込むと、
スプール11はX−X′軸方向に位置決めされる。このと
き、内板ヨーク15のY−Y′軸方向の両端面は可動鉄片
3,4の内側面にそれぞれ所定間隔で当接可能に対向す
る。
ついで、側ケース30に残る他の側ケース31を上方から、
係合爪32a,係合凹部32b及び位置決め用突起30a,凹部30b
を介して結合一体化すると、スプール11,外枠ヨーク1
3、永久磁石14及び内板ヨーク15がY−Y′軸方向に位
置決めされる。
底ケース40は側ケース30,31を結合してなる開口部(図
示せず)を被う平面形状を有し、その上面には前記開口
部を囲む環状突起41を有すると共に、側ケース30,31の
下方部に設けた係合用孔38fに係合する係合爪42を上方
に突出させている。さらに、底ケース40のY方向側の下
面長手方向の両側にはレール取付用溝部を設けてあり、
一方のレール係止片46,46は略U字形状の薄肉部47で連
結されている。また、底ケース40の四隅にはパネル板表
面への取り付け用の孔44が形成されている。
従って、組み立ては、前記係合爪42を側ケース30,31の
ガイド溝部38gに沿って位置決めした後、底ケース40を
押圧して係合爪42を係合孔38fに係合させればよい。
端子保護カバー50は、Y方向側の下面長手方向の中央部
に側ケース30,31の上端部30cに嵌合する位置決め溝53が
設けられていると共に、その下面長手方向の両側に側ケ
ース30,31に設けた絶縁壁33に嵌合可能なスリット51で
区切られた端子保護部52が対向するように並設されてい
る。そして、端子保護カバー50のX−X′軸方向に直交
する両側端面には側ケース30,31の内側面に設けた嵌合
溝38hに嵌合する半球状の小突起54,54が設けられてい
る。
従って、組み立てるには、上方から前記位置決め溝53及
びスリット51を側ケース30,31の上端部30c及び絶縁壁33
にそれぞれ嵌合,位置決めした後、上方から押圧して小
突起54を嵌合溝38hに嵌合させればよい。
次に、本実施例の動作について説明する。
コイル12の無励磁時にあっては、円錐コイルばね27と調
整ばね9とのばね力で可動絶縁台20がY′方向に復帰し
ており、可動接点22aは固定接点35aから開離していると
共に、可動接点22bは固定接点35bを閉成している。
そして、コイル12を励磁して接極子1をY方向に移動さ
せると、抱持部24,25を介して可動絶縁台20が接極子1
と一体的にY方向に移動し、可動接点22aが固定接点35a
を閉成する一方、可動接点22bが固定接点35bから開離す
る。
この励磁を解除すると、可動絶縁台20は元の状態に復帰
する。
ここで、本実施例における動作特性を第4図のグラフに
示す。なお、このグラフにおいては理解しやすいよう
に、ばね荷重は作用方向を逆にして描かれている。
第4図中、Aは三つの常開接点35aの接点荷重を示し、
Bは一つの常閉接点35bの接点荷重を示す。Cは動作ば
ね8のばね荷重を示し、Dは円錐コイルばね27のばね荷
重を示す。Eは調整ばね9のばね荷重を示し、Eaはその
板ばね部9aの有効長さを短くした場合の最大値、Ebは有
効長さを長くした場合の最小値である。Fは以上のばね
荷重の総和である全負荷荷重を示し、Faは前記Eaに調整
された場合の全負荷荷重、Fbは前記Ebに調整された場合
の負荷荷重であり、調整可能な範囲は第4図中斜線で表
わされている。Gはコイル無励磁時における永久磁石1
4,14による吸引力を示し、Hはコイル定格電流印加時の
吸引力を示す。さらに、Iは感動アンペアターン、即ち
動作電圧での吸引力を示し、Jは全負荷荷重が前記Faの
場合における復帰電圧での吸引力、Kは全負荷荷重が前
記Fbの場合における復帰電圧での吸引力を示す。
以上の本実施例にあっては、電磁石装置10の吸引力特性
と負荷荷重とのマッチングは、基本的には円錐コイルば
ね27と動作ばね8とのばね力に依拠するが、調整ばね9
をスライドさせて支軸部2bの端面に当接する板ばね部9a
の有効距離を変化させることにより、調整が可能であ
る。なお、復帰力は円錐コイルばね27と調整ばね9とに
よって付与され、動作ばね8は初期動作力を付与するも
のである。そして、本実施例において、復帰電圧の調整
範囲は定格電圧の20〜40%の範囲である。例えば、復帰
電圧を20〜30%に管理しようとした場合、永久磁石14,1
4による吸引力を一定と仮定すれば、動作位置での全負
荷荷重は定格電圧の10%の吸引力の差だけ上下にばらつ
いても調整できる。
ところで、前記実施例において、復帰力を付与するため
のばね手段は円錐コイルばね27と調整ばね9との二つの
ばね部材に分割されており、調整ばね9は板状ヨーク13
bに対して矢印X,X′方向の位置を変更して板ばね部9aの
有効長さを変更することによりばね力(復帰力)を調整
可能である。従って、ばね力の調整はばね27,9を電磁石
装置10に組み込んだ状態で容易に行うことができ、しか
も復帰力も二つのばね27,9で分担することとなり、調整
ばね9のばね定数が小さくて済むめに微小レベルでの調
整が可能である。
また、前記円錐コイルばね27と動作ばね8は、共に電磁
石装置10と可動絶縁台20又は接極子1との間に装着さ
れ、側ケース30,31等のハウジング部材に係合,保持さ
れてはいない。また、調整ばね9は電磁石装置10の板状
ヨーク13bにスライド可能に装着されている。換言すれ
ば、これらのばね手段はハウジング部材から独立的に設
置されており、位置精度の点で有利であるし、ハウジン
グ部材を組み立てる前に動作特性の測定及び調整作業を
行うことができる。しかも、調整後のハウジング部材の
変形等でばね力が変動するおそれは全くない。
発明の効果 以上の説明で明らかなように、本発明によれば、接極子
及び可動絶縁台に復帰力を付与するためのばね手段を二
つのばね部材に分割し、一方のばね部材を、可動鉄心の
軸方向にばね力を作用する板状の片持ばねとし、かつ、
腕の長さを調整できるスライド式調整ばねとし、スライ
ドさせることにより腕の長さを変化させてばね力を調整
できるため、組み立てた状態で復帰力を調整することが
でき、かつ復帰力が二つのばね部材に分散されてばね定
数が小さくて済み、微小レベルでの調整が可能であり、
有極タイプの電磁接触器に最適である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る電磁接触器の一実施例を示し、第1
図は分解斜視図、第2図は正面部分断面図、第3図はス
プールの正面図、第4図は動作特性を示すグラフであ
る。 1…接極子、9…調整ばね、9a…板ばね部、10…電磁石
装置、20…可動絶縁台、22a,22b…可動接点、27…円錐
コイルばね、35a,35b…固定接点。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電磁石装置の励磁,消磁に基づいて接極子
    を介して往復移動する可動絶縁台に設けた可動接点にて
    固定接点を開閉する電磁接触器において、 前記接極子及び可動絶縁台に復帰力を付与するためのば
    ね手段を二つのばね部材に分割し、一方のばね部材を、
    可動鉄心の軸方向にばね力が作用する板状の片持ばねと
    し、かつ、腕の長さを調整できるスライド式調整ばねと
    したことを特徴とする電磁接触器。
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