JP3937483B2 - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器 Download PDF

Info

Publication number
JP3937483B2
JP3937483B2 JP24068796A JP24068796A JP3937483B2 JP 3937483 B2 JP3937483 B2 JP 3937483B2 JP 24068796 A JP24068796 A JP 24068796A JP 24068796 A JP24068796 A JP 24068796A JP 3937483 B2 JP3937483 B2 JP 3937483B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact spring
base
fixed contact
side fixed
make
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP24068796A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1092285A (ja
Inventor
茂光 青木
武 山下
博之 内野
良夫 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Component Ltd
Original Assignee
Fujitsu Component Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Component Ltd filed Critical Fujitsu Component Ltd
Priority to JP24068796A priority Critical patent/JP3937483B2/ja
Publication of JPH1092285A publication Critical patent/JPH1092285A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3937483B2 publication Critical patent/JP3937483B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electromagnets (AREA)
  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車等に搭載される車載用設備や音響用設備、パソコン等に組み込まれる電磁継電器に係り、特に制御電力の増大と専有面積の縮小が可能で部品の製造および組立が容易な電磁継電器の構造に関する。
【0002】
近年、車載用部品の電動化が進みモータやソレノイド等を制御する手段として多くの電磁継電器が利用されているが、限られた空間に数多く実装されるため車載用部品と共に組み込まれる電磁継電器は専有面積の小さいことが要求される。
【0003】
また、比較的大電流が流れるモータやソレノイド等の動力源を制御する電磁継電器は制御電力の高容量化が要求され、しかも、数多くの電磁継電器が実装されるため部品の製造および組立が容易がコストの低減が可能なことが要求される。
【0004】
しかし、現在使用されている大電力用電磁継電器は一般に専有面積および容積が大きく上記用途への適用が困難であり、各種信号の制御等に用いられる小型電磁継電器は高密度な実装に適するが構造上制御電力の高容量化には限度がある。
【0005】
そこで制御電力の増大と専有面積の縮小が可能で部品の製造および組立が容易な電磁継電器の開発が要望されている。
【0006】
【従来の技術】
図6は従来の大電力用電磁継電器の主要部を示す斜視図、図7は従来の小型電磁継電器の主要部を示す斜視図である。
【0007】
図6において従来の大電力用電磁継電器はボビン11に巻回されたコイル12と、コイル12を貫通するU字状の鉄芯13とからなる電磁石を有し、鉄芯13の端面に対向する接極子14は可動接点ばね15を介して鉄芯13に揺動自在に固定されている。
【0008】
なお、U字状の鉄芯13はコイル12を貫通する円柱状部材と該円柱状部材の下端にかしめられたL字状部材からなり、鉄芯13の端面に対向せしめた接極子14は可動接点ばね15を介してリベット等によりL字状部材の先端に鋲着されている。
【0009】
リベット等により接極子14に鋲着され接極子14と共に動く可動接点ばね15は先端に可動接点16が固着されており、可動接点16は固定接点ばね17に固着された固定接点18および固定接点ばね19に固着された固定接点20と対向している。
【0010】
L字状に曲げられた固定接点ばね17、19はそれぞれ長軸部がボビン11の延長部分を貫通することにより2点が支承され、所定の隙間を介して可動接点16と対向する固定接点18、20はそれぞれ固定接点ばね17、19の短軸部に固着されている。
【0011】
コイル12に電圧を印加すると開放状態から動作状態に転じそれまで離れていた接極子14が鉄芯13の端面に磁気吸着され、開放時にブレーク側の固定接点20に当接していた可動接点16が固定接点20から離れメーク側の固定接点18に当接する。
【0012】
また、コイル12への印加電圧が開放電圧以下になると電磁石の吸引力が低下し吸引されていた接極子14が開放されて、可動接点ばね15の復元力によって接極子14が元の位置に戻り可動接点16が固定接点18から離れて固定接点20に当接する。
【0013】
従来の小型電磁継電器は図7に示す如く長方形をした筒状のケース21とケース21内に嵌挿される駆動部22とで構成され、固定接点ばね23や駆動部22によって駆動される可動接点ばね24はケース21の外壁部にインサートモールドされている。
【0014】
また、駆動部22はボビン25に捲回されたコイル26とコイル26の中心を貫通する鉄芯27およびL字状の継鉄28とを有し、鉄芯27の先端を継鉄28の短軸側に設けられた貫通孔に嵌挿し締結することにより鉄芯27と継鉄28とが一体化されている。
【0015】
継鉄28の長軸側先端に揺動自在に装着されたL字状の接極子29は一方に隙間を介して鉄芯27の端面と対向する面を具え、他方の先端近傍には可動接点ばね24に当接し動作時には可動接点ばね24を押し上げる絶縁性のカード30を具えている。
【0016】
前記ケース21は内側に、継鉄28の上面に当接するストッパ31と継鉄28の下面に当接する固定爪32を突出させており、組立が完了した駆動部22を下側からケース21内に嵌挿することによって固定爪32が継鉄28に係合するよう構成されている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図6に示す如くボビンが縦に配置された電磁継電器は一般に実装スペースの関係からボビン長さが制約され、巻回されたコイル直径を大きくすることによって所定の吸引力を得ているため専有面積が増大するという問題があった。
【0018】
図7に示す如くボビンを水平に配置した電磁継電器はボビン長を比較的自由に選択できるため小型化が可能であるが、駆動部の外側に固定接点ばねや可動接点ばねがインサートモールドされた筒状のケースが介在し専有面積が大きくなる。
【0019】
また、図6に示す電磁継電器および図7に示す電磁継電器はいずれも構成部品が大量生産に適した形状を具えているが、組立に際して部品の供給方向の微調整や位置調整等を行う必要があり組立の完全自動化が難しいという問題があった。
【0020】
本発明の目的は制御電力の増大と専有面積の縮小が可能で部品の製造および組立が容易な電磁継電器を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
図1は本発明になる電磁継電器の主要部を示す斜視図である。なお全図を通し同じ対象物は同一記号で表している。
【0022】
上記課題は、ベース3と、ベース3に取付けられたブレーク側固定接点ばね4Aおよびメーク側固定接点ばね4Bと、該ブレーク側固定接点ばね4Aおよび該メーク側固定接点ばね4Bの上方に配置され、ベース3に係着された駆動部5とを有する電磁継電器において、ブレーク側固定接点ばね4Aが、ベース3と平行な第1の接点固定腕41と、第1の接点固定腕41と交差しベース3を貫通する第1のリード端子部42とを有し、メーク側固定接点ばね4Bが、ベース3と平行な第2の接点固定腕43と、第2の接点固定腕43と交差する第2のリード端子部44と、第2のリード端子部44から突出しベース3の側面に圧入して該メーク側固定接点ばね4Bをベース3に取付ける固定片45とを有し、駆動部5が、ボビン52に巻回されたコイル53と、ボビン52に添設されボビン52を貫通した鉄心56の先端に短片側が固着され、鉄心 56 の下方に鉄心 56 と平行に長片側が配設されたL字状の継鉄57と、継鉄57の下方に鉄心56と平行に配設され一端が鉄心56の頭頂部に固着された可動接点ばね71と、可動接点ばね 71 に固着され、可動接点ばね 71 と継鉄 57 の間に継鉄 57 と対向するように配設された接極子 72 とを有し、ベース3に駆動部5を、可動接点ばね 71 がベース3に取付けられたブレーク側固定接点ばね4Aとメーク側固定接点ばね4B間に位置するように係着することにより、ベース3と駆動部5のコイル 53 との間に可動接点ばね 71 とブレーク固定接点ばね4Aとメーク固定接点ばね4Bおよび継鉄 57 と接極子 72 が設けられているように構成された電磁継電器によって達成される。
【0023】
このようにベースに圧入されたブレーク側固定接点ばねおよびメーク側固定接点ばねを有し、ブレーク側固定接点ばねが、ベースと平行な第1の接点固定腕と、第1の接点固定腕と交差しベースを貫通する第1のリード端子部とを有し、メーク側固定接点ばねが、ベースと平行な第2の接点固定腕と、第2の接点固定腕と交差する第2のリード端子部と,第2のリード端子部から突出しベースの側面に圧入される固定片とを有する本発明の電磁継電器は、駆動部の外側に、固定接点ばねや可動接点ばねがインサートモールドされた筒状のケースを設ける必要が無く専有面積を縮小できる。
【0024】
更に、ブレーク側固定接点ばねおよびメーク側固定接点ばねの幅や接点ばね間の間隔等、装着空間を任意に設定でき、それぞれの接点ばねに固着される接点の大きさや材質を適宜選択することによって制御電力を増大させることができる。
【0025】
また、ブレーク側固定接点ばねおよびメーク側固定接点ばねの上方に配置されベースに係着された駆動部を有し、駆動部が、水平に配置されたボビンに巻回されたコイルと、ボビンに添設されボビンを貫通した鉄心の先端に固着されたL字状の継鉄と、継鉄の下方に鉄心と平行に配設され一端が鉄心の頭頂部に固着された可動接点ばねとを有する本発明の電磁継電器は、ボビンの長さを比較的自由に選択できるためコイル直径を大きくすることなく所定の吸引力が得られ、制御電力の増大が可能になると同時に専有面積の縮小が可能になる。
【0026】
しかも、駆動部の構成部品を始めとしてベースやブレーク側およびメーク側固定接点ばねは量産に適した構造を有し、駆動部の組立の自動化、ブレーク側およびメーク側固定接点ばねの圧入、駆動部の装着の自動化が可能な構造を有する。
【0027】
即ち、制御電力の増大と専有面積の縮小が可能で部品の製造および組立が容易な電磁継電器を実現することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下添付図により本発明の実施例について説明する。なお図2は本発明になる電磁継電器の組立工程の一例を示す図、図3は本発明になる電磁継電器の中間完成体を示す斜視図、図4は本発明になる電磁継電器の第1の変形例を示す斜視図、図5は本発明になる電磁継電器の第2の変形例を示す斜視図である。
【0029】
本発明の電磁継電器は図1に示す如くベース3とブレーク側固定接点ばね4Aとメーク側固定接点ばね4Bとを有し、ベース3に圧入されたブレーク側固定接点ばね4Aとメーク側固定接点ばね4Bの上方には駆動部5が配置されている。
【0030】
ブレーク側固定接点ばね4Aは第1の接点固定腕41および第1の接点固定腕41と交差する第1リード端子部42を有し、第1のリード端子部42は樹脂からなるベース3に設けられた角孔33に対し上方から垂直に圧入されベース3を貫通する。
【0031】
メーク側固定接点ばね4Bは第2の接点固定腕43および第2の接点固定腕43と交差する第2のリード端子部44を有し、第2のリード端子部44が側方からベース3の切欠き34に嵌挿されるとベース3の角孔35に圧入される固定片45を有する。
【0032】
一方、駆動部5は片側に一対のコイル端子51が植設された樹脂製のボビン52とボビン52に巻回されたコイル53を有し、ベース3に設けられた舌片36が嵌入し駆動部5をベース3に係着する掛止部54がボビン52の両側下端に設けられている。
【0033】
ボビン52に植設された一対のコイル端子51は中間に突出しコイル53の端部を巻き付けはんだ付けする端子部55を有し、端子部55を折り曲げてコイル53を巻回した後端子部55を元の位置に戻してコイル53の端部が端子部55に巻き付けられる。
【0034】
駆動部5はまたボビン52を貫通する鉄心56とボビン52に添設され鉄心56の先端に固着されるL字状の継鉄57とを具え、鉄心56は一端に形成された角形の頭頂部58を有し他端は継鉄57の短片側に設けられた貫通孔59に嵌挿されかしめられる。
【0035】
ボビン52は両側に鉄心56の頭頂部58と継鉄57の短片側をそれぞれ収容する凹部60、61(凹部61は図示省略)を具備し、鉄心56の他端を継鉄57の短片側にかしめるときには鉄心56の頭頂部58と継鉄57の短片側は凹部60、61に収容されている。
【0036】
本発明になる電磁継電器において角型をなす肉厚の頭頂部58はヘッダー加工によって鉄心56の一端に形成されており、切削加工等で頭頂部が形成される鉄心より製造コストが大幅に削減されると共に磁気特性を安定化させることができる。
【0037】
駆動部5は更に継鉄57の下に鉄心56と平行に配設され一端が鉄心56の頭頂部58に固着されるL字状の可動接点ばね71と、可動接点ばね71に固着され頭頂部58の側面および継鉄57の側面と対向する接極子72とからなる接極子組立7を有する。
【0038】
接極子72は下面に設けられた突起を可動接点ばね71の貫通孔(共に図示省略)に嵌挿しかしめることにより固着され,接極子組立7は可動接点ばね71の貫通孔73を頭頂部58が有する突起(図示省略)に嵌挿してかしめることで固着される。
【0039】
可動接点ばね71は頭頂部58に固着される側から側方に延伸され且つ下方に屈曲させた一対のリード端子74を具えており、一対のコイル端子51およびリード端子74はベース3上の対応する位置に設けられた角孔37、38にそれぞれ嵌挿される。
【0040】
以下、図2のフローチャートおよび図3の中間完成体に基づいて本発明になる電磁継電器について更に詳細に説明する。駆動部5の組立工程はコイル捲線工程と鉄心挿入工程と継鉄かしめ工程と接極子組立工程と駆動部完成工程からなる。
【0041】
コイル捲線工程においてコイル53を巻回し端部をはんだ付けしたボビン52に鉄心挿入工程において鉄心56が挿入され、継鉄かしめ工程においてボビン52に継鉄57を添設すると共に鉄心56の先端に継鉄57の貫通孔59が嵌挿されかしめられる。
【0042】
接極子組立工程において接極子72を可動接点ばね71上の所定の位置に固着することによって接極子組立7が形成され,可動接点ばね71の貫通孔73を頭頂部58の突起に嵌挿して鉄心56に固着することによって図3に示す駆動部5が完成する。
【0043】
一方、B固定ばね圧入工程ではベース3の角孔33にブレーク側固定接点ばね4Aの第1のリード端子部42が圧入され、駆動部5をベース3に装着すると可動接点ばね71の自由端がブレーク側固定接点ばねの第1の接点固定腕41と対向する。
【0044】
駆動部5をベース3に装着したあと側方からメーク側固定接点ばね4Bをベース3の切欠き34に嵌挿することによって、メーク側固定接点ばね4Bの第2の接点固定腕43は可動接点ばね71の自由端を挟んで第1の接点固定腕41と対向する。
【0045】
第1の接点固定腕41と第2の接点固定腕43に対向する可動接点ばね71の自由端は両面に可動接点75が固着されており、第1の接点固定腕41と第2の接点固定腕43の前記可動接点75と対向する位置にはそれぞれ固定接点46が固着されている。
【0046】
図3に示す如く先ずブレーク側固定接点ばね4Aをベース3に圧入したあと上方から駆動部5をベース3に装着し、続いてメーク側固定接点ばね4Bを側方からベース3上の所定位置に圧入することで電磁継電器の自動組立が容易になる。
【0047】
コイル53に通電されていないとき可動接点75は所定圧力でブレーク側固定接点ばね4Aの固定接点46に当接しており、コイル53に通電されると接極子72が吸着されて可動接点75が移動しメーク側固定接点ばね4Bの固定接点46に当接する。
【0048】
可動接点75が固定接点46に当接するときの圧力は電磁継電器を組み立てたあと可動接点ばね71を撓めて調整されるが、本発明の電磁継電器は接点圧調整工具を挿抜可能な調整窓62がボビン52の可動接点ばね71の延長線上に設けられている。
【0049】
このようにベースに圧入されたブレーク側固定接点ばねおよびメーク側固定接点ばねを有し、ブレーク側固定接点ばねが、ベースと平行な第1の接点固定腕と、第1の接点固定腕と交差しベースを貫通する第1のリード端子部とを有し、メーク側固定接点ばねが、ベースと平行な第2の接点固定腕と、第2の接点固定腕と交差する第2のリード端子部と,第2のリード端子部から突出しベースの側面に圧入される固定片とを有する本発明の電磁継電器は、駆動部の外側に、固定接点ばねや可動接点ばねがインサートモールドされた筒状のケースを設ける必要が無く専有面積を縮小できる。
【0050】
更に、ブレーク側固定接点ばねおよびメーク側固定接点ばねの幅や接点ばね間の間隔等、装着空間を任意に設定でき、それぞれの接点ばねに固着される接点の大きさや材質を適宜選択することによって制御電力を増大させることができる。
【0051】
また、ブレーク側固定接点ばねおよびメーク側固定接点ばねの上方に配置されベースに係着された駆動部を有し、駆動部が、水平に配置されたボビンに巻回されたコイルと、ボビンに添設されボビンを貫通した鉄心の先端に固着されたL字状の継鉄と、継鉄の下方に鉄心と平行に配設され一端が鉄心の頭頂部に固着された可動接点ばねとを有する本発明の電磁継電器は、ボビンの長さを比較的自由に選択できるためコイル直径を大きくすることなく所定の吸引力が得られ、制御電力の増大が可能になると同時に専有面積の縮小が可能になる。
【0052】
しかも、駆動部の構成部品を始めとしてベースやブレーク側およびメーク側固定接点ばねは量産に適した構造を有し、駆動部の組立の自動化、ブレーク側およびメーク側固定接点ばねの圧入、駆動部の装着の自動化が可能な構造を有する。
【0053】
即ち、制御電力の増大と専有面積の縮小が可能で部品の製造および組立が容易な電磁継電器を実現することができる。
前記実施例はベース上に1個の駆動部と1個のブレーク側固定接点ばねおよびメーク側固定接点ばねを具えているが、本発明の第1の変形例は図4に示す如く2個の駆動部と2個のブレーク側およびメーク側固定接点ばねとを具えている。
【0054】
即ち、ベース8は左右対称に配置された2個の角孔33と2個の切欠き34と切欠き34の側面に設けた2個の角孔35を有し、ブレーク側固定接点ばね4Aは第1のリード端子部42がベース8の中央に位置する角孔33にそれぞれ圧入されている。
【0055】
ベース8はまた2個の駆動部5を装着しベース8に係止する手段としてぞれぞれ4個の舌片36および角孔37、38を有し、前記実施例と同様に2個の駆動部5を装着したあと横から2個のメーク側固定接点ばね4Bがベース8に圧入される。
【0056】
また、本発明の第2の変形例は図5に示す如く2個の駆動部と1個のブレーク側およびメーク側固定接点ばねを具え、ベース8は前記ベース3と同様に1個の角孔33と1個の切欠き34と切欠き34の側面に開口する1個の角孔35とを有する。
【0057】
ブレーク側固定接点ばね9Aは2個の可動接点ばね71と対向する第3の接点固定腕91と第3のリード端子部92を有し、第3のリード端子部92を角孔33に圧入することにより直交する第3の接点固定腕91はベース8に対し平行に配設される。
【0058】
ベース8はまた2個の駆動部5を装着しベース8に係止する手段としてぞれぞれ4個の舌片36および角孔37、38を有し、前記実施例と同様に2個の駆動部5を装着したあと横から1個のメーク側固定接点ばね9Bがベース8に圧入される。
【0059】
ブレーク側固定接点ばね9Aとメーク側固定接点ばね9Bとは可動接点75と対向する位置に2個の固定接点46を有し、コイル53に通電された方の駆動部5が作動して接極子72が吸引され可動接点75とメーク側の固定接点46との間が閉じる。
【0060】
このように同一ベースに対して複数の駆動部を装着することによって1個の電磁継電器が専有する面積が更に縮小され、例えば、車載用設備のように限定された空間内に多数個の電磁継電器を実装する必要のある場合に極めて有効である。
【0061】
【発明の効果】
上述の如く本発明によれば制御電力の増大と専有面積の縮小が可能で部品の製造および組立が容易な電磁継電器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になる電磁継電器の主要部を示す斜視図である。
【図2】 本発明になる電磁継電器の組立工程の一例を示す図である。
【図3】 本発明になる電磁継電器の中間完成体を示す斜視図である。
【図4】 本発明になる電磁継電器の第1の変形例を示す斜視図である。
【図5】 本発明になる電磁継電器の第2の変形例を示す斜視図である。
【図6】 従来の大電力用電磁継電器の主要部を示す斜視図である。
【図7】 従来の小型電磁継電器の主要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
3 ベース 4A ブレーク側固定接点ばね
4B メーク側固定接点ばね 5 駆動部
7 接極子組立 8 ベース
9A ブレーク側固定接点ばね 9B メーク側固定接点ばね
33 角孔 34 切欠き
35 角孔 36 舌片
37、38 角孔 41 第1の接点固定腕
42 第1のリード端子部 43 第2の接点固定腕
44 第2のリード端子部 45 固定片
46 固定接点 51 コイル端子
52 ボビン 53 コイル
54 掛止部 55 端子部
56 鉄心 57 継鉄
58 頭頂部 59 貫通孔
60、61 凹部 62 調整窓
71 可動接点ばね 72 接極子
73 貫通孔 74 リード端子
75 可動接点 91 第3の接点固定腕
92 第3のリード端子部 93 第4の接点固定腕
94 第4のリード端子部

Claims (5)

  1. ベースと、該ベースに取付けられたブレーク側固定接点ばねおよびメーク側固定接点ばねと、該ブレーク側固定接点ばねおよび該メーク側固定接点ばねの上方に配置され、該ベースに係着された駆動部とを有する電磁継電器において、
    該ブレーク側固定接点ばねが、該ベースと平行な第1の接点固定腕と、該第1の接点固定腕と交差し該ベースを貫通する第1のリード端子部とを有し、
    該メーク側固定接点ばねが、該ベースと平行な第2の接点固定腕と、該第2の接点固定腕と交差する第2のリード端子部と、該第2のリード端子部から突出し該ベースの側面に圧入して該メーク側固定接点ばねを該ベースに取付ける固定片とを有し、
    該駆動部が、ボビンに巻回されたコイルと、該ボビンに添設され該ボビンを貫通した鉄心の先端に短片側が固着され、該鉄心の下方に該鉄心と平行に長片側が配設されたL字状の継鉄と、該継鉄の下方に該鉄心と平行に配設され一端が該鉄心の頭頂部に固着された可動接点ばねと、該可動接点ばねに固着され、該可動接点ばねと該継鉄の間に該継鉄と対向するように配設された接極子とを有し、
    該ベースに該駆動部を、該可動接点ばねが該ベースに取付けられた該ブレーク側固定接点ばねと該メーク側固定接点ばね間に位置するように係着することにより、該ベースと該駆動部の該コイルとの間に該可動接点ばねと該ブレーク固定接点ばねと該メーク固定接点ばねおよび該継鉄と該接極子が設けられていることを特徴とする電磁継電器。
  2. 前記ベースに係着された少なくとも2個の前記駆動部を有し、かつ該駆動部にそれぞれ対応する少なくとも2個の前記ブレーク側固定接点ばねと、少なくとも2個の前記メーク側固定接点ばねとを有する請求項1記載の電気継電器。
  3. 前記ベースに係着された少なくとも2個の前記駆動部と、該ベースに圧入された1個の前記ブレーク側固定接点ばねおよびメーク側固定接点ばねとを有し、該ブレーク側固定接点ばねおよびメーク側固定接点ばねが、少なくとも2個の該駆動部の可動接点ばねと対向する請求項1記載の電磁継電器。
  4. 前記鉄心が、ヘッダー加工によって形成された頭頂部を有する請求項1記載の電磁継電器。
  5. 前記ボビンが、可動接点ばねの延長線上に設けられた調整窓を有する請求項1記載の電磁継電器。
JP24068796A 1996-09-11 1996-09-11 電磁継電器 Expired - Lifetime JP3937483B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24068796A JP3937483B2 (ja) 1996-09-11 1996-09-11 電磁継電器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24068796A JP3937483B2 (ja) 1996-09-11 1996-09-11 電磁継電器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1092285A JPH1092285A (ja) 1998-04-10
JP3937483B2 true JP3937483B2 (ja) 2007-06-27

Family

ID=17063223

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24068796A Expired - Lifetime JP3937483B2 (ja) 1996-09-11 1996-09-11 電磁継電器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3937483B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1009008B1 (en) * 1998-12-07 2006-05-31 Matsushita Electric Works, Ltd. Electromagnetic relay
JP2020013654A (ja) * 2018-07-13 2020-01-23 富士通コンポーネント株式会社 組立部材及び電磁継電器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1092285A (ja) 1998-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1592037B1 (en) Electromagnetic relay
EP1174896B1 (en) Electromagnetic relay
EP1592036B1 (en) Electromagnetic relay
US8222979B2 (en) Electromagnetic relay
US20100013580A1 (en) Electromagnetic relay
JP2002289079A (ja) 電磁継電器
US7135946B2 (en) Electromagnetic relay having at least one relay actuator and a receptacle for relay actuators
JPH09190753A (ja) 電磁継電器
JP2002237241A (ja) 電磁継電器
JP4070481B2 (ja) リレー装置
JP3551593B2 (ja) 電磁継電器
JP3937483B2 (ja) 電磁継電器
JP4056632B2 (ja) 電磁継電器とその製造方法
JP5106299B2 (ja) 有極電磁継電器
US5250920A (en) Remote controlled relay
US6411189B1 (en) Structure of spool of electromagnetic relay
JP5722850B2 (ja) 電磁石装置および電磁リレー
JP4363462B2 (ja) 高周波リレー
JP2674385B2 (ja) 電磁リレー
JP3255672B2 (ja) 電磁継電器
JP2000011838A (ja) 電磁継電器および電磁継電器の鉄心の組付方法
JP2001014992A (ja) 端子の保持構造
JPH0436534Y2 (ja)
US20050068132A1 (en) System and method for connecting a removable coil to fixed coil terminals
KR890004968B1 (ko) 유극 릴레이

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20031125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060620

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060821

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070306

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070319

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110406

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120406

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130406

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130406

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140406

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term