JPH0745870Y2 - 消弧装置 - Google Patents

消弧装置

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JPH0745870Y2
JPH0745870Y2 JP11240789U JP11240789U JPH0745870Y2 JP H0745870 Y2 JPH0745870 Y2 JP H0745870Y2 JP 11240789 U JP11240789 U JP 11240789U JP 11240789 U JP11240789 U JP 11240789U JP H0745870 Y2 JPH0745870 Y2 JP H0745870Y2
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存 森
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ブレーカに用いられる消弧装置に関するもの
である。
[従来の技術] 従来のブレーカとしては第3図に示すものがある。この
ブレーカの電源線が接続される電源端子32は、第4図に
示すように、略Z字状の端子板13と、この端子板13の一
端に螺着される座金が取り付けられた端子ねじ35と、ナ
ット36とで構成されている。端子板13の他端には固定接
点12aが固着され、開閉機構部Aにより回動する可動接
触子11の一端に固着された可動接点12bとで接点12が形
成され、この接点12の開閉時に生じるアークを消弧する
消弧装置1を備えている。消弧装置1は、下方に開口す
る箱状で内部に消弧グリッド6を備える絶縁箱5と、こ
の絶縁箱5内にアークを導く上下一対のアーク走行板2
と、アーク走行板2の両側に配置されアークガスの側方
への流出を阻止する絶縁材製の消弧側板3とで構成され
ている。
ここで、固定接点12a側のアーク走行板2は、第4図に
示すように、端子板13の固定接点12aの端子ねじ35寄り
の部分に載置される横片部2aと、この横片部2aから30°
〜60°の角度で傾斜させて立ち上げた傾斜部2bと、この
傾斜部2bの先端から垂直に立ち上がった縦片部2cとで構
成されている。そして、端子板13においてアーク走行板
2の横片部2aが載置される部位には、横片部2aに沿って
スリット7を両側に穿設してあり、スリット7に夫々下
部を挿入して一対の消弧側板3を立設して取り付ける。
これら消弧側板3の両外側面には隙間が形成され、また
両消弧側板3の固定接点12a部分は切欠してあり、これ
により消弧側板3の両外側に形成される隙間と切欠3aを
通して接点12の開閉時のアークの発生により生じるアー
クガスを還流させ、アークを良好に消弧グリッド6に導
くことができるようにしてある。
[考案が解決しようとする課題] ところが、このような消弧装置1では消弧側板3の位置
決めが不十分となるため、消弧側板3が倒れやすく、こ
のためにピンセット等の工具を用いて消弧装置1を組み
立てる必要があり、組立作業が繁雑になる問題があっ
た。また、短絡時の熱衝撃やガス圧により、消弧側板3
に割れが発生する場合もあった。
本考案は上述の点に鑑みて為されたものであり、その目
的とするところは、組立が容易で、しかも短絡時の消弧
側板の割れを防止することができる消弧装置を提供する
ことにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記目的を達成するために、消弧側板の外側
面を外側から保持する可撓性を有する保持片をアーク走
行板に形成してある。
なお、上記消弧装置のアークの駆動力を高めたい場合に
は、アーク走行板を磁性材料で形成すれば良い。
また、アークガスの還流効率を高める場合には、アーク
ガスの還流のために消弧側板の接点部を切り欠いて形成
した切欠にアークガスを導く形状に、保持片を形成すれ
ば良い。
[作用] 本考案は、上述のように構成することにより、消弧側板
の外面をアーク走行板の保持片で保持することにより、
消弧側板が外側に倒れることを防止して、位置決めが十
分に為されるようにして、組立が容易となるようにし、
またアーク走行板の保持片が可撓性を有することによ
り、短絡時の衝撃を保持枠で弱めることができるように
して、消弧側板の割れを防止することができるようにし
たものである。
[実施例] 第1図及び第2図に本考案の一実施例を示す。まず、本
考案に係る消弧装置が用いられるブレーカについて第2
図に従って簡単に説明する。このブレーカは、リモート
コントロール信号に応じて動作するリモートコントロー
ル部Cで接点12をリモートコントロールで開閉すること
ができるようになっている。
このブレーカのハウジング20は、リモートコントロール
部Cを除く各構成部品を収納配置するボディ21と、この
ボディ21に被着されるカバー22と、ボディ21の下面に取
り付けられるベース23とで構成されており、リモートコ
ントロール部Cはベース23に収納配置される。
ハンドル10は操作部がカバー22の上面から突出し、この
ハンドル1を第2図における左方向に回動することによ
り、リモートコントロール部Cをリモートコントロール
信号に応じて動作させることができ、開閉機構部Aを駆
動して連動板31を上下動させ、これにより基端部が回動
自在に軸支された可動接触子11を回動させて、接点12の
開閉を行うことができるようになっている。ここで、こ
のブレーカは3極構造のもので、夫々の極の可動接触子
11を連動板3で一体に駆動するようにしてある。
異常電流検出部Bは、過電流を検出するバイメタル41
と、短絡電流を検出する電磁石装置42とで構成されてい
る。ここで、このブレーカ内部の電路は、負荷端子33、
電磁石装置42のコイル43、バイメタル41、可動接触子1
1、接点12、電源端子32の経路で形成され、この電路に
流れる過大な負荷電流をバイメタル41及び電磁石装置42
で検出する。今、上記電路に過大な負荷電流が流れたと
すると、バイメタル41は開閉機構部A側に湾曲して、開
閉機構部Aをトリップ動作させる。また、短絡的な負荷
電流が上記電路に流れると、電磁石装置42の出力軸44が
吸引されて開閉機構部Aをトリップ動作させる。
リモートコントロール部Cは電磁石装置45を備え、この
電磁石装置45のコイル46を励磁あるいは消磁することに
より接点12を開閉することができる。ここで、この電磁
石装置45のコイル46がリモートコントロール信号により
励磁されると、可動鉄心48が固定鉄心47に吸引されるよ
うに駆動され、この可動鉄心48に連結された変換装置49
により可動鉄心48の左右方向の動きを上下方向の動きに
変換し、この変換装置49の他端が連結された連動板31を
下動させ、これにより接点12をリモートコントロールで
閉じることができるようになっている。また、コイル46
を消磁することにより、接点12を開くことができる。
以下、本実施例の要旨である消弧装置1について説明す
る。なお、本実施例の消弧装置1は基本的には従来のも
のと同じ構造であるので、以下の説明では本実施例の特
徴とする部分に関してのみ説明する。本実施例では、端
子板13に穿設されたスリット7に立設して取り付けた消
弧側板3の夫々の外側面を保持する保持片2dをアーク走
行板2に形成しており、これら保持片2dにより消弧側板
3が外側に倒れることを防止するようにしてある。な
お、アーク走行板2は可撓性を有する材質で形成さるの
で、保持片2dも可撓性を有し、このため短絡時に消弧側
板3に加わる熱衝撃やガス圧を弱めるように働き、これ
により消弧側板3の割れを防止できる。
ところで、上記の保持片2dは先端上部を円弧状に切欠し
てあり、これによりボディ21の消弧装置1を構成する絶
縁箱5の内壁と、消弧側板4の外側面との間に形成され
る隙間が、アークガスを消弧側板3の接点部分に形成さ
れた切欠3aに良好に還流するようにしてある。従って、
アークガスの還流効率が向上する。
なお、上記アーク走行板2を磁性材料で形成すると、短
絡時に流れる大きな電流によりアークを消弧グリッド6
の方向に駆動する磁力が強まり、従ってアーク駆動力を
高めることができ、消弧性能は良好となる。
[考案の効果] 本考案は上述のように、消弧側板の外側面を外側から保
持する保持片をアーク走行板に形成してあるので、消弧
側板の外面を保持片で保持して、消弧側板が外側に倒れ
ることを防止でき、このため消弧側板の位置決めが十分
に為され、組立が容易となる。また、保持片が可撓性を
有しているので、短絡時の衝撃等を保持枠で弱めること
ができ、消弧側板の割れを防止することができる効果が
ある。
なお、上記アーク走行板を磁性材料で形成すれば、この
保持枠で短絡時に流れる大きな電流によりアークを消弧
グリッドの方向に駆動する磁力が強まり、従ってアーク
駆動力が高まり、消弧性能が良好となる。
また、アークガスの還流のために消弧側板の接点部を切
り欠いて形成した切欠にアークガスを導く形状に、保持
片を形成すれば、アークガスを消弧側板の切欠に良好に
導くことができ、アークガスの還流効率を高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の消弧装置の要部の分解斜視
図、第2図は同上を備えるブレーカの断面図、第3図は
従来のブレーカの断面図、第4図は同上の消弧装置の要
部の分解斜視図である。 1は消弧装置、2はアーク走行板、2aは横片部、2dは保
持片、3は消弧側板、3aは切欠、6は消弧グリッド、7
はスリット、12aは固定接点、13は端子板である。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端部に固定接点が固着された端子板上に
    載置され、接点の開閉時に生じるアークを接点の上下部
    に配置されたアーク走行板により上方に配置された消弧
    グリッドに導いて消弧すると共に、端子板においてアー
    ク走行板が載置される部位の両側に夫々スリットを形成
    し、このスリット内に下部を挿入して一対の消弧側板を
    立設した消弧装置において、消弧側板の外側面を外側か
    ら保持する可撓性を有する保持片を上記アーク走行板に
    形成して成る消弧装置。
  2. 【請求項2】上記アーク走行板を磁性材料で形成して成
    る請求項1記載の消弧装置。
  3. 【請求項3】アークガスの還流のために消弧側板の接点
    部を切り欠いて形成した切欠にアークガスを導く形状
    に、保持片を形成して成る請求項1記載の消弧装置。
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