JPH0745655Y2 - 油圧式掘削機のロック装置 - Google Patents
油圧式掘削機のロック装置Info
- Publication number
- JPH0745655Y2 JPH0745655Y2 JP1989075927U JP7592789U JPH0745655Y2 JP H0745655 Y2 JPH0745655 Y2 JP H0745655Y2 JP 1989075927 U JP1989075927 U JP 1989075927U JP 7592789 U JP7592789 U JP 7592789U JP H0745655 Y2 JPH0745655 Y2 JP H0745655Y2
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- JP
- Japan
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- lock
- pilot
- operating
- valve
- hydraulic excavator
- Prior art date
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- Operation Control Of Excavators (AREA)
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は建設機械、殊に油圧駆動で走行及びブーム、ア
ーム、バケット等を関節連結された作業機で土砂を上方
まで持ち上げると共に、自重で下降可能な油圧式掘削機
のロック装置に関する。
ーム、バケット等を関節連結された作業機で土砂を上方
まで持ち上げると共に、自重で下降可能な油圧式掘削機
のロック装置に関する。
（従来の技術） 油圧式掘削機は通常第３図に示すように車体１の下部に
は油圧モータ２で駆動する走行体３、そして旋回可能な
上部車体前部には作業機４としてブーム５、アーム６、
バケット７が関節連結され、夫々油圧シリンダ８、９、
10で土砂の掘削、積込みのために昇降動するようになっ
ている。そして、これら走行モータ作業機用油圧シリン
ダ等の油圧アクチュエータは油圧ポンプからの吐出油圧
を夫々の操作弁をマニアル操作、或いはパイロット操作
を介して供給されるようになっており、そのために上方
に持ち上げられた作業機は自重で下降可能であって、作
業休止のためにエンジンを停止した場合においても完全
に下降させて接地しておかなければ、操作弁さえ開けば
自重で降下は可能であるためオペレータや、部外者が操
作レバーを誤って触れて暴走したり、或いは作業機が降
下して人身事故を起す危険がある。
は油圧モータ２で駆動する走行体３、そして旋回可能な
上部車体前部には作業機４としてブーム５、アーム６、
バケット７が関節連結され、夫々油圧シリンダ８、９、
10で土砂の掘削、積込みのために昇降動するようになっ
ている。そして、これら走行モータ作業機用油圧シリン
ダ等の油圧アクチュエータは油圧ポンプからの吐出油圧
を夫々の操作弁をマニアル操作、或いはパイロット操作
を介して供給されるようになっており、そのために上方
に持ち上げられた作業機は自重で下降可能であって、作
業休止のためにエンジンを停止した場合においても完全
に下降させて接地しておかなければ、操作弁さえ開けば
自重で降下は可能であるためオペレータや、部外者が操
作レバーを誤って触れて暴走したり、或いは作業機が降
下して人身事故を起す危険がある。
そのために従来から、これら操作レバーに誤って触れて
も操作弁が開かないロック装置が設けられており、第４
図はその一例であって、図示するように、エンジン11で
駆動される２基の油圧ポンプ12a、12bの吐出回路13a、1
3bには夫々走行、旋回及び作業機のアクチュエータを制
御する各操作弁郡14a、14bが接続されてあって、これら
各操作弁は操作レバー15によってパイロットポンプ16か
らのパイロット油圧によってパイロット回路17を介して
切換制御されるようになっている。そして、これら各操
作弁を介してアクチュエータをロックするために前記パ
イロットポンプ16のパイロット回路17にロック弁18が介
装されてあって、この開閉弁18は運転席19を支承してい
る支架台20で乗降口側の前部に設けられたロックレバー
21に機械式リンゲージ22を介して連結されてあって、該
ロックレバー22を図示の如く上下方向に操作することに
よって、前記ロック弁18によってパイロット回路17を閉
止或いは連通するようにし、オペレータは作業休止で車
から離れるとパイロット回路は遮断され走行、旋回、そ
して作業機等の各操作弁14a、14bは完全にてロック状態
になり、仮に操作レバーを15に触れても操作弁が誤って
作動することもなく、従って暴走したり、作業機が自重
で降下することがないようにしてある。なお、23はアキ
ュムレータであって、ロックした後でも応急的に少し作
業機を動かしたい場合の操作用油圧用として設けたもの
である。
も操作弁が開かないロック装置が設けられており、第４
図はその一例であって、図示するように、エンジン11で
駆動される２基の油圧ポンプ12a、12bの吐出回路13a、1
3bには夫々走行、旋回及び作業機のアクチュエータを制
御する各操作弁郡14a、14bが接続されてあって、これら
各操作弁は操作レバー15によってパイロットポンプ16か
らのパイロット油圧によってパイロット回路17を介して
切換制御されるようになっている。そして、これら各操
作弁を介してアクチュエータをロックするために前記パ
イロットポンプ16のパイロット回路17にロック弁18が介
装されてあって、この開閉弁18は運転席19を支承してい
る支架台20で乗降口側の前部に設けられたロックレバー
21に機械式リンゲージ22を介して連結されてあって、該
ロックレバー22を図示の如く上下方向に操作することに
よって、前記ロック弁18によってパイロット回路17を閉
止或いは連通するようにし、オペレータは作業休止で車
から離れるとパイロット回路は遮断され走行、旋回、そ
して作業機等の各操作弁14a、14bは完全にてロック状態
になり、仮に操作レバーを15に触れても操作弁が誤って
作動することもなく、従って暴走したり、作業機が自重
で降下することがないようにしてある。なお、23はアキ
ュムレータであって、ロックした後でも応急的に少し作
業機を動かしたい場合の操作用油圧用として設けたもの
である。
（考案が解決しようとする課題） しかし、上記ロック装置はオペレータがロックするのを
忘れてると全く効果は期待できず、またロック忘れがな
いよう運転席の近傍にロックレバーを設けているためロ
ックレバーが乗降の際に邪魔になり、更には足が当って
転倒する危険があった。
忘れてると全く効果は期待できず、またロック忘れがな
いよう運転席の近傍にロックレバーを設けているためロ
ックレバーが乗降の際に邪魔になり、更には足が当って
転倒する危険があった。
本考案は、かかる従来のロック装置の不具合を解消する
ことを目的としている （課題を解決するための手段及び作用） 本考案は上記目的を達成するためになされたものであっ
て、第１の考案に係る油圧式掘削機のロック装置は、エ
ンジン31と、このエンジン31で駆動される油圧ポンプ32
a,32bおよびパイロットポンプ35と、操作手段36a,36bの
操作量に応じたパイロット圧を出力する比例制御弁37a,
37bと、油圧ポンプ32a,32bからの圧油をアクチュエータ
に給排し、かつパイロット圧により切換わる操作弁34a,
34bと、操作手段36a,36bの非操作状態を検出する検出手
段40と、パイロットポンプ35からのパイロット圧を比例
制御弁37a,37bを介して操作弁34a,34bに供給するパイロ
ット回路41に設置されると共に、総ての操作手段36a,36
bが非操作状態にある検出信号を受信してパイロット回
路41を遮断するロック弁42とからなる油圧式掘削機のロ
ック装置において、前記ロック弁42のロック状態を解除
するロック解除手段45からなる。
ことを目的としている （課題を解決するための手段及び作用） 本考案は上記目的を達成するためになされたものであっ
て、第１の考案に係る油圧式掘削機のロック装置は、エ
ンジン31と、このエンジン31で駆動される油圧ポンプ32
a,32bおよびパイロットポンプ35と、操作手段36a,36bの
操作量に応じたパイロット圧を出力する比例制御弁37a,
37bと、油圧ポンプ32a,32bからの圧油をアクチュエータ
に給排し、かつパイロット圧により切換わる操作弁34a,
34bと、操作手段36a,36bの非操作状態を検出する検出手
段40と、パイロットポンプ35からのパイロット圧を比例
制御弁37a,37bを介して操作弁34a,34bに供給するパイロ
ット回路41に設置されると共に、総ての操作手段36a,36
bが非操作状態にある検出信号を受信してパイロット回
路41を遮断するロック弁42とからなる油圧式掘削機のロ
ック装置において、前記ロック弁42のロック状態を解除
するロック解除手段45からなる。
前記検出手段40とロック弁42との間に、検出信号を受信
してから所定時間後にロック弁42にその検出信号を発信
する遅延手段44を設けてもよい。
してから所定時間後にロック弁42にその検出信号を発信
する遅延手段44を設けてもよい。
第２の考案に係る油圧式掘削機のロック装置は、第１の
考案に係る油圧式掘削機のロック装置において、検出手
段は操作手段の非操作状態を検出する検出手段40に代え
てオペレータの離席を検出する検出手段48を設置し、前
記ロック弁42のロック状態を解除するロック解除手段54
により構成する。
考案に係る油圧式掘削機のロック装置において、検出手
段は操作手段の非操作状態を検出する検出手段40に代え
てオペレータの離席を検出する検出手段48を設置し、前
記ロック弁42のロック状態を解除するロック解除手段54
により構成する。
前記構成によるときは次のように作用する。
第１の考案に係る油圧式掘削機のロック装置は、オペレ
ータの休憩等のように作業を一次休止するために総ての
操作手段36a,36bを非操作状態に操作すると、この総て
の操作手段36a,36bが非操作状態にあることを検出手段4
0により検出して、その検出信号がロック弁42に出力さ
れてロック弁42によりパイロット回路41が遮断される。
従って、ロック解除手段45を操作してロック弁42による
パイロット回路41の遮断を解除しない限り、操作手段36
a,36bを操作しても操作弁34a,34bにはパイロット圧が供
給されないため、アクチュエータが作動することはな
い。次に、作業するときにはロック解除手段45を操作し
てロック弁42によるパイロット回路41の遮断を解除すれ
ば、操作手段36a,36bの操作量に応じたパイロット圧が
操作弁34a,34bに供給されるため、アクチュエータを作
動することができる。
ータの休憩等のように作業を一次休止するために総ての
操作手段36a,36bを非操作状態に操作すると、この総て
の操作手段36a,36bが非操作状態にあることを検出手段4
0により検出して、その検出信号がロック弁42に出力さ
れてロック弁42によりパイロット回路41が遮断される。
従って、ロック解除手段45を操作してロック弁42による
パイロット回路41の遮断を解除しない限り、操作手段36
a,36bを操作しても操作弁34a,34bにはパイロット圧が供
給されないため、アクチュエータが作動することはな
い。次に、作業するときにはロック解除手段45を操作し
てロック弁42によるパイロット回路41の遮断を解除すれ
ば、操作手段36a,36bの操作量に応じたパイロット圧が
操作弁34a,34bに供給されるため、アクチュエータを作
動することができる。
前記検出手段40により検出した検出信号は、遅延手段44
により所定時間後にロック弁42に出力されるので、オペ
レータの休憩等のように所定時間以上の作業休止ではな
く、操作の途中で一時的に作業休止状態になるときには
ロック弁42がパイロット回路41を遮断することはない。
により所定時間後にロック弁42に出力されるので、オペ
レータの休憩等のように所定時間以上の作業休止ではな
く、操作の途中で一時的に作業休止状態になるときには
ロック弁42がパイロット回路41を遮断することはない。
第２の考案に係る油圧式掘削機のロック装置は、第１の
考案に係る油圧式掘削機のロック装置において、検出手
段40に代えてオペレータの離席を検出する検出手段48を
設置すると共に、ロック解除手段45に代えて別のロック
解除手段54を設置して、前記検出手段48の検出信号をロ
ック弁42が入力することによりパイロット回路41を遮断
すると共に、ロック解除手段54によりロック弁42のロッ
ク状態が解除される。その他の作用については請求項１
と同様である （実施例） 以下、本考案の一実施例について添付図面により詳述す
る。第１図は油圧式掘削機の油圧制御回路を示したもの
であって、エンジン31で駆動される２基の油圧ポンプ32
a、32bの吐出回路33a、33bには走行モータ、旋回及び作
業機の各アクチュエータを制御する操作弁郡34a、34bが
接続されている。そして、これらアクチュエータ操作弁
郡34a、34bはパイロットポンプ35のパイロット油圧によ
り、操作レバー36a、36bを介して、切換制御されるよう
になっている。これら操作レバーには夫々比例制御弁
（PPC弁）37a、37bが設けられていて、操作レバー36a、
36bの操作量に対応した圧油をパイロット回路38a、38b
を介して前記各操作弁郡34a、34bに送って切換制御され
るようになっている。上記のような油圧制御回路におい
て、各操作レバー36a、36bをして各操作弁34a、34bの切
換制御を不能にするために、前記の比例制御弁37a、37b
の操作量に応じた圧油をシャトル弁39に出力するように
したうえ、該シャトル弁によりON、OFF作動する油圧ス
イッチ40が設けられていて、シャトル弁38から圧油が出
力されると、即ちいずれかの操作レバー36a、36bが操作
されると、この圧油によってOFF作動するようになって
いる。一方上記パイロット油路41には、該回路を開閉す
るための電磁式ロック弁42が介設されてあって、このロ
ック弁42には電気油圧スイッチ40からの電気信号回路43
が接続されてあって油圧スイッチ40のON作動によりロッ
ク弁42はパイロット油路41を閉止し、OFF作動で連通す
るようになっている。そして上記ロック弁42の操作電気
回路43にはタイマー44及びロック解除スイッチ45が設け
てある。次に上記構成からなるロック装置の作動につい
て説明すると、作業を休止するために総ての操作レバー
36a、36bを非操作状態、即ち中立にすると、比例制御弁
37a、37bの圧油の出力がなくなりシャトル弁39はONにな
り、次いで油圧スイッチ40がONになる。この油圧スイッ
チ40のON信号がロック弁42に送信され、該ロック弁はパ
イロット油路41を閉止してパイロット圧が比例制御弁37
a、37bに送られないなら、以後操作レバー36a、36bを操
作状態にしてもパイロット圧がなく各操作弁郡34a、34b
は切換制御できなく、走行作業機等のアクチュエータは
完全にロック状態となる。しかし、操作レバー36a、36b
が非操作状態になっても直ちにロック状態になることは
問題となり、作業休止のための非操作状態か否かはしば
らく時間をおいて確認したうえ、始めてロックをする必
要があるためタイマー44による遅延時間を設定するよう
にしてある。
考案に係る油圧式掘削機のロック装置において、検出手
段40に代えてオペレータの離席を検出する検出手段48を
設置すると共に、ロック解除手段45に代えて別のロック
解除手段54を設置して、前記検出手段48の検出信号をロ
ック弁42が入力することによりパイロット回路41を遮断
すると共に、ロック解除手段54によりロック弁42のロッ
ク状態が解除される。その他の作用については請求項１
と同様である （実施例） 以下、本考案の一実施例について添付図面により詳述す
る。第１図は油圧式掘削機の油圧制御回路を示したもの
であって、エンジン31で駆動される２基の油圧ポンプ32
a、32bの吐出回路33a、33bには走行モータ、旋回及び作
業機の各アクチュエータを制御する操作弁郡34a、34bが
接続されている。そして、これらアクチュエータ操作弁
郡34a、34bはパイロットポンプ35のパイロット油圧によ
り、操作レバー36a、36bを介して、切換制御されるよう
になっている。これら操作レバーには夫々比例制御弁
（PPC弁）37a、37bが設けられていて、操作レバー36a、
36bの操作量に対応した圧油をパイロット回路38a、38b
を介して前記各操作弁郡34a、34bに送って切換制御され
るようになっている。上記のような油圧制御回路におい
て、各操作レバー36a、36bをして各操作弁34a、34bの切
換制御を不能にするために、前記の比例制御弁37a、37b
の操作量に応じた圧油をシャトル弁39に出力するように
したうえ、該シャトル弁によりON、OFF作動する油圧ス
イッチ40が設けられていて、シャトル弁38から圧油が出
力されると、即ちいずれかの操作レバー36a、36bが操作
されると、この圧油によってOFF作動するようになって
いる。一方上記パイロット油路41には、該回路を開閉す
るための電磁式ロック弁42が介設されてあって、このロ
ック弁42には電気油圧スイッチ40からの電気信号回路43
が接続されてあって油圧スイッチ40のON作動によりロッ
ク弁42はパイロット油路41を閉止し、OFF作動で連通す
るようになっている。そして上記ロック弁42の操作電気
回路43にはタイマー44及びロック解除スイッチ45が設け
てある。次に上記構成からなるロック装置の作動につい
て説明すると、作業を休止するために総ての操作レバー
36a、36bを非操作状態、即ち中立にすると、比例制御弁
37a、37bの圧油の出力がなくなりシャトル弁39はONにな
り、次いで油圧スイッチ40がONになる。この油圧スイッ
チ40のON信号がロック弁42に送信され、該ロック弁はパ
イロット油路41を閉止してパイロット圧が比例制御弁37
a、37bに送られないなら、以後操作レバー36a、36bを操
作状態にしてもパイロット圧がなく各操作弁郡34a、34b
は切換制御できなく、走行作業機等のアクチュエータは
完全にロック状態となる。しかし、操作レバー36a、36b
が非操作状態になっても直ちにロック状態になることは
問題となり、作業休止のための非操作状態か否かはしば
らく時間をおいて確認したうえ、始めてロックをする必
要があるためタイマー44による遅延時間を設定するよう
にしてある。
また、作業を再開するため、仮に操作レバーを操作状態
に動かしてもパイロット油圧がロックされているため操
作できない。そのためロック解除のためのスイッチ45が
設けてあって、該解除スイッチをONにすることによりロ
ック弁42はOFF作動してパイロット油路41を開くように
してある。第２図は本考案の他の実施例を示したもので
あって、油圧制御回路は既述した実施例と同様であっ
て、本実施例も同様にパイロット油路41を閉止するよう
にしたロック装置であって、詳しくは、運転席46の乗降
口側の支架台47aの前面に近接スイッチ48が取付けられ
てあって、この近接スイッチから図示の電気回路49によ
り電磁式ロック弁42を開閉作動させるようになってい
る。なお50はリレー、51、52はスイッチ、53は電源であ
って、この電気回路自体は極く通常用いられる回路であ
る。従って、オペレータが作業を休止して運転室から離
れる際に運転席46の前を横切ると、近接スイッチ48が検
知し、電気回路によりロック弁42がON作動してパイロッ
ト油路41を閉止して操作弁郡34a、34bを作動不能にす
る。そして作業再開時には運転席の反対側の支架台47b
に取付けられた解除スイッチ54をONにすることによって
ロック弁42をOFFに作動させてパイロット回路38を連通
して操作レバー36を操作によって操作弁郡34a、34bを切
換制御することができるようになる。
に動かしてもパイロット油圧がロックされているため操
作できない。そのためロック解除のためのスイッチ45が
設けてあって、該解除スイッチをONにすることによりロ
ック弁42はOFF作動してパイロット油路41を開くように
してある。第２図は本考案の他の実施例を示したもので
あって、油圧制御回路は既述した実施例と同様であっ
て、本実施例も同様にパイロット油路41を閉止するよう
にしたロック装置であって、詳しくは、運転席46の乗降
口側の支架台47aの前面に近接スイッチ48が取付けられ
てあって、この近接スイッチから図示の電気回路49によ
り電磁式ロック弁42を開閉作動させるようになってい
る。なお50はリレー、51、52はスイッチ、53は電源であ
って、この電気回路自体は極く通常用いられる回路であ
る。従って、オペレータが作業を休止して運転室から離
れる際に運転席46の前を横切ると、近接スイッチ48が検
知し、電気回路によりロック弁42がON作動してパイロッ
ト油路41を閉止して操作弁郡34a、34bを作動不能にす
る。そして作業再開時には運転席の反対側の支架台47b
に取付けられた解除スイッチ54をONにすることによって
ロック弁42をOFFに作動させてパイロット回路38を連通
して操作レバー36を操作によって操作弁郡34a、34bを切
換制御することができるようになる。
（考案の効果） 本考案は以上の如く構成したから、（１）走行、作業機
等の各操作手段36a,36bが総て非操作状態になり、しか
もこれが操作の途中における一時的な作業休止状態では
ないと判断されると、各操作手段36a,36bによる操作弁3
4a,34bの作動が自動的にロックされ、あるいはオペレー
タが離席するときにはロック弁42によりパイロット回路
41が遮断され、各操作手段36a,36bによる操作弁34a,34b
の作動が自動的にロックされる。従って、改めて操作手
段36a,36bのロック操作をする煩わしさを省くことがで
る。
等の各操作手段36a,36bが総て非操作状態になり、しか
もこれが操作の途中における一時的な作業休止状態では
ないと判断されると、各操作手段36a,36bによる操作弁3
4a,34bの作動が自動的にロックされ、あるいはオペレー
タが離席するときにはロック弁42によりパイロット回路
41が遮断され、各操作手段36a,36bによる操作弁34a,34b
の作動が自動的にロックされる。従って、改めて操作手
段36a,36bのロック操作をする煩わしさを省くことがで
る。
（２）また、操作手段36a,36bのロック忘れによる操作
手段36a,36bの不意の操作が防止されるため、操作弁34
a,34bが不意に操作されることによる危険が防止され、
安全性を向上することができる。
手段36a,36bの不意の操作が防止されるため、操作弁34
a,34bが不意に操作されることによる危険が防止され、
安全性を向上することができる。
（３）作業を再開するときには、ロック解除手段45ある
いは54を操作するだけで、簡単にロック弁42のロック状
態が解除されて各操作手段36a,36bにより操作弁34a,34b
を作動できるため操作性を向上できると共に、オペレー
タが意識的にロック解除手段45あるいは54を操作しない
限り、操作手段36a,36bによる操作弁34a,34bの作動がロ
ックされるため、安全性を一段と向上できる。
いは54を操作するだけで、簡単にロック弁42のロック状
態が解除されて各操作手段36a,36bにより操作弁34a,34b
を作動できるため操作性を向上できると共に、オペレー
タが意識的にロック解除手段45あるいは54を操作しない
限り、操作手段36a,36bによる操作弁34a,34bの作動がロ
ックされるため、安全性を一段と向上できる。
第１図は本考案の一実施例を示す油圧式掘削機の制御回
路図、第２図は同じく他の実施例を示す制御回路図、第
３図は油圧式掘削機を示す概略側面図、第４図は従来の
油圧式掘削機のロック装置の一例を示す制御回路図であ
る。 34a、34b……操作弁郡 35……パイロットポンプ 36……操作レバー 37……比例制御弁 38a、38b……パイロット回路 39……シャトル弁 40……油圧スイッチ 41……パイロット油路 42……ロック弁 44……タイマー 45……解除スイッチ 48……近接スイッチ 54……解除スイッチ
路図、第２図は同じく他の実施例を示す制御回路図、第
３図は油圧式掘削機を示す概略側面図、第４図は従来の
油圧式掘削機のロック装置の一例を示す制御回路図であ
る。 34a、34b……操作弁郡 35……パイロットポンプ 36……操作レバー 37……比例制御弁 38a、38b……パイロット回路 39……シャトル弁 40……油圧スイッチ 41……パイロット油路 42……ロック弁 44……タイマー 45……解除スイッチ 48……近接スイッチ 54……解除スイッチ
Claims (3)
- 【請求項１】エンジン31と、このエンジン31で駆動され
る油圧ポンプ32a,32bおよびパイロットポンプ35と、操
作手段36a,36bの操作量に応じたパイロット圧を出力す
る比例制御弁37a,37bと、油圧ポンプ32a,32bからの圧油
をアクチュエータに給排し、かつパイロット圧により切
換わる操作弁34a,34bと、操作手段36a,36bの非操作状態
を検出する検出手段40と、パイロットポンプ35からのパ
イロット圧を比例制御弁37a,37bを介して操作弁34a,34b
に供給するパイロット回路41に設置されると共に、総て
の操作手段36a,36bが非操作状態にある検出信号を受信
してパイロット回路41を遮断するロック弁42とからなる
油圧式掘削機のロック装置において、前記ロック弁42の
ロック状態を解除するロック解除手段45からなることを
特徴とする油圧式掘削機のロック装置。 - 【請求項２】前記検出手段40とロック弁42との間に、検
出信号を受信してから所定時間後にロック弁42にその検
出信号を発信する遅延手段44を設けたことを特徴とする
請求項（１）記載の油圧式掘削機のロック装置。 - 【請求項３】請求項（１）記載の油圧式掘削機のロック
装置において、検出手段は操作手段の非操作状態を検出
する検出手段40に代えてオペレータの離席を検出する検
出手段48を設置することを特徴とする油圧式掘削機のロ
ック装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989075927U JPH0745655Y2 (ja) | 1989-06-27 | 1989-06-27 | 油圧式掘削機のロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989075927U JPH0745655Y2 (ja) | 1989-06-27 | 1989-06-27 | 油圧式掘削機のロック装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0313364U JPH0313364U (ja) | 1991-02-12 |
| JPH0745655Y2 true JPH0745655Y2 (ja) | 1995-10-18 |
Family
ID=31616936
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989075927U Expired - Lifetime JPH0745655Y2 (ja) | 1989-06-27 | 1989-06-27 | 油圧式掘削機のロック装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0745655Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9196800B2 (en) | 1996-06-26 | 2015-11-24 | Osram Gmbh | Light-radiating semiconductor component with a luminescence conversion element |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0638690B1 (en) * | 1993-02-09 | 1999-09-08 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | Hydraulic driving device for a construction machine |
| KR100707510B1 (ko) * | 2001-08-29 | 2007-04-13 | 두산인프라코어 주식회사 | 산업용 차량의 엔진 컷오프 제어 장치 및 방법 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63186006A (ja) * | 1987-01-27 | 1988-08-01 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 油圧回路 |
-
1989
- 1989-06-27 JP JP1989075927U patent/JPH0745655Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9196800B2 (en) | 1996-06-26 | 2015-11-24 | Osram Gmbh | Light-radiating semiconductor component with a luminescence conversion element |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0313364U (ja) | 1991-02-12 |
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