JPH074532A - バタフライ弁 - Google Patents
バタフライ弁Info
- Publication number
- JPH074532A JPH074532A JP511093A JP511093A JPH074532A JP H074532 A JPH074532 A JP H074532A JP 511093 A JP511093 A JP 511093A JP 511093 A JP511093 A JP 511093A JP H074532 A JPH074532 A JP H074532A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- valve body
- fully closed
- cam portion
- seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 バタフライ弁の弁箱１に設けた弁箱シート１
Ａと弁体３に設けた弁体シート３Ａの摩耗を防止すると
ともに、弁体３の全閉時において高いシール性を得て、
逆圧作用時の止水性を高める。 【構成】 弁棒２に設けた雄型カム部４を弁体３に設け
た雌型カム部５に所定範囲の回転角で相対回動可能に嵌
合し、雄型カム部４に原節の機能をもたせて最大突出部
ｐ1 を雌型カム部５に干渉させることで、弁体３を全閉
位置に保持し、この全閉位置から全開方向に弁棒２を回
動させた時、まず雄型カム部４の偏心量ｅ1 に相当する
移動量で弁体３を弁箱シート１Ａから離間させたのちに
全開位置まで回動させ、全開位置から全閉位置に弁棒を
回動させた時、まず弁体３を閉弁方向に回動させ、つい
で偏心量ｅ1 に相当する移動量で弁体３を弁箱シート１
Ａ方向に押圧してシールするようにしてある。
Ａと弁体３に設けた弁体シート３Ａの摩耗を防止すると
ともに、弁体３の全閉時において高いシール性を得て、
逆圧作用時の止水性を高める。 【構成】 弁棒２に設けた雄型カム部４を弁体３に設け
た雌型カム部５に所定範囲の回転角で相対回動可能に嵌
合し、雄型カム部４に原節の機能をもたせて最大突出部
ｐ1 を雌型カム部５に干渉させることで、弁体３を全閉
位置に保持し、この全閉位置から全開方向に弁棒２を回
動させた時、まず雄型カム部４の偏心量ｅ1 に相当する
移動量で弁体３を弁箱シート１Ａから離間させたのちに
全開位置まで回動させ、全開位置から全閉位置に弁棒を
回動させた時、まず弁体３を閉弁方向に回動させ、つい
で偏心量ｅ1 に相当する移動量で弁体３を弁箱シート１
Ａ方向に押圧してシールするようにしてある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、弁体ボスおよび弁箱ボ
ス付近のシートの摩耗を防止するとともに、全閉時にお
ける高いシール性を確保して、逆圧作用時に高い止水性
を期待できるバタフライ弁に関する。
ス付近のシートの摩耗を防止するとともに、全閉時にお
ける高いシール性を確保して、逆圧作用時に高い止水性
を期待できるバタフライ弁に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の偏心バタフライ弁は、図８および
図９に示すように、弁箱１、弁棒２および弁体３を備
え、弁体シート３Ａが弁箱シート１Ａに密着した弁体３
の全閉状態において、弁棒２を矢印Ａで示す弁体３の開
き方向に９０度回動させることにより、弁棒２とともに
弁体３が仮想線の位置に回動して全開状態になり、この
全開状態において、弁棒２を矢印Ｂで示す弁体３の閉じ
方向に逆方向に９０度回動させることにより、弁棒２と
ともに弁体３が実線の位置に復帰して全閉状態になるよ
うに構成されている。しかし、この種のバタフライ弁で
は、弁体３の開閉運動による弁箱シート１Ａと弁体シー
ト３Ａの摺動量が弁箱ボス１Ｂ付近の弁箱シート１Ａと
弁体ボス３Ｂ付近の弁体シート３Ａにおいて最も多い。
したがって、弁箱ボス１Ｂ付近の弁箱シート１Ａと弁体
ボス３Ｂ付近の弁体シート３Ａの摩耗が著しく、この部
分のシール性が低下する欠点を有している。また、弁体
シート３Ａを弁箱シート１Ａから離す方向に作用する逆
圧に対処する機能を有していなので、逆圧作用時におい
て高い止水性を期待できない難点もある。
図９に示すように、弁箱１、弁棒２および弁体３を備
え、弁体シート３Ａが弁箱シート１Ａに密着した弁体３
の全閉状態において、弁棒２を矢印Ａで示す弁体３の開
き方向に９０度回動させることにより、弁棒２とともに
弁体３が仮想線の位置に回動して全開状態になり、この
全開状態において、弁棒２を矢印Ｂで示す弁体３の閉じ
方向に逆方向に９０度回動させることにより、弁棒２と
ともに弁体３が実線の位置に復帰して全閉状態になるよ
うに構成されている。しかし、この種のバタフライ弁で
は、弁体３の開閉運動による弁箱シート１Ａと弁体シー
ト３Ａの摺動量が弁箱ボス１Ｂ付近の弁箱シート１Ａと
弁体ボス３Ｂ付近の弁体シート３Ａにおいて最も多い。
したがって、弁箱ボス１Ｂ付近の弁箱シート１Ａと弁体
ボス３Ｂ付近の弁体シート３Ａの摩耗が著しく、この部
分のシール性が低下する欠点を有している。また、弁体
シート３Ａを弁箱シート１Ａから離す方向に作用する逆
圧に対処する機能を有していなので、逆圧作用時におい
て高い止水性を期待できない難点もある。
【０００３】そのために、弁箱ボス１Ｂ付近の弁箱シー
ト１Ａと弁体ボス３Ｂ付近の弁体シート３Ａの摩耗を防
止するとともに、全閉時における高いシール性を確保し
て、逆圧作用時に高い止水性を期待できるバタフライ弁
の開発が要求されている。
ト１Ａと弁体ボス３Ｂ付近の弁体シート３Ａの摩耗を防
止するとともに、全閉時における高いシール性を確保し
て、逆圧作用時に高い止水性を期待できるバタフライ弁
の開発が要求されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、弁箱ボス付近の弁箱シートと弁体ボス付近の弁体
シートの摺動量が多いので、著しい摩耗を生じてこの部
分のシール性を低下させる点および逆圧に対処する機能
を有していなので、逆圧作用時において、高い止水性を
期待することができない点である。
点は、弁箱ボス付近の弁箱シートと弁体ボス付近の弁体
シートの摺動量が多いので、著しい摩耗を生じてこの部
分のシール性を低下させる点および逆圧に対処する機能
を有していなので、逆圧作用時において、高い止水性を
期待することができない点である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、弁棒に設けた
雄型カム部が弁体に設けた雌型カム部に所定範囲の回転
角で相対回動可能に嵌合され、雌型カム部に干渉して弁
体を全閉位置に保持し、かつ該全閉位置から全開位置へ
の弁棒の開弁方向回動時に突出量に相当する移動量で弁
体を弁箱シートから離間させて全開位置まで回動させる
とともに、全開位置から全閉位置への弁棒の閉弁方向回
動時に弁体を閉弁方向に回動させ、かつ前記突出量に相
当する移動量で弁体を弁箱シート方向に押圧する最大突
出部が雄型カム部に形成されていることを特徴とし、弁
箱シートと弁体シートの摩耗を防止するとともに、全閉
時における高いシール性を確保して、逆圧作用時に高い
止水性を確保する目的を達成した。
雄型カム部が弁体に設けた雌型カム部に所定範囲の回転
角で相対回動可能に嵌合され、雌型カム部に干渉して弁
体を全閉位置に保持し、かつ該全閉位置から全開位置へ
の弁棒の開弁方向回動時に突出量に相当する移動量で弁
体を弁箱シートから離間させて全開位置まで回動させる
とともに、全開位置から全閉位置への弁棒の閉弁方向回
動時に弁体を閉弁方向に回動させ、かつ前記突出量に相
当する移動量で弁体を弁箱シート方向に押圧する最大突
出部が雄型カム部に形成されていることを特徴とし、弁
箱シートと弁体シートの摩耗を防止するとともに、全閉
時における高いシール性を確保して、逆圧作用時に高い
止水性を確保する目的を達成した。
【０００６】
【作用】本発明によれば、全閉状態の弁体を開くため
に、弁棒を開弁方向に回動すれば雄型カム部も同様に回
動し、雄型カム部の最大突出部が雌型カム部に干渉して
弁体を全閉位置から半開位置まで弁箱の軸線方向に後退
させ、さら弁棒を開弁方向に回動することにより、弁体
は半開位置から全開位置まで回動する。また、全開状態
の弁体を閉じるために、弁棒を閉弁方向に回動すれば雄
型カム部も同様に回動し、雄型カム部の最大突出部が雌
型カム部に干渉した時点から弁体を全閉方向に回動さ
せ、さら弁棒を閉弁方向に回動することにより、弁体は
半開位置から全閉位置まで弁箱の軸線方向に前進移動し
て弁体シートを弁箱シートに密着させる。すなわち、弁
体の開閉時において、弁体シートと弁箱シートに摺動が
生じない。一方、弁体の全閉位置は、雄型カム部の最大
突出部を弁箱シート側に指向させて、雌型カム部を介し
て弁体および弁体シートを弁箱シート側に付勢すること
によって保持できるので、逆圧作用時の止水性が向上す
る。
に、弁棒を開弁方向に回動すれば雄型カム部も同様に回
動し、雄型カム部の最大突出部が雌型カム部に干渉して
弁体を全閉位置から半開位置まで弁箱の軸線方向に後退
させ、さら弁棒を開弁方向に回動することにより、弁体
は半開位置から全開位置まで回動する。また、全開状態
の弁体を閉じるために、弁棒を閉弁方向に回動すれば雄
型カム部も同様に回動し、雄型カム部の最大突出部が雌
型カム部に干渉した時点から弁体を全閉方向に回動さ
せ、さら弁棒を閉弁方向に回動することにより、弁体は
半開位置から全閉位置まで弁箱の軸線方向に前進移動し
て弁体シートを弁箱シートに密着させる。すなわち、弁
体の開閉時において、弁体シートと弁箱シートに摺動が
生じない。一方、弁体の全閉位置は、雄型カム部の最大
突出部を弁箱シート側に指向させて、雌型カム部を介し
て弁体および弁体シートを弁箱シート側に付勢すること
によって保持できるので、逆圧作用時の止水性が向上す
る。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１は本発明を適用したバタフライ弁を示す正面
図である。なお、前記図８および図９で示した従来例と
同一もしくは相当部分には同一符号を付して説明する。
図１において、偏心バタフライ弁は、弁箱１、弁棒２お
よび弁体３を具備し、弁棒２には、軸方向に所定の間隔
を有して１対の雄型カム部４，４が設けられ、これら雄
型カム部４，４が弁体３に設けた雌型カム部５，５に相
対回動可能に嵌合されることで、弁棒２と弁体３が一体
に結合結合され、図示の全閉状態は従来例と同様に弁体
３の弁体シート３Ａが弁箱１の弁箱シート１Ａに密着し
てシールすることによって保持される。
する。図１は本発明を適用したバタフライ弁を示す正面
図である。なお、前記図８および図９で示した従来例と
同一もしくは相当部分には同一符号を付して説明する。
図１において、偏心バタフライ弁は、弁箱１、弁棒２お
よび弁体３を具備し、弁棒２には、軸方向に所定の間隔
を有して１対の雄型カム部４，４が設けられ、これら雄
型カム部４，４が弁体３に設けた雌型カム部５，５に相
対回動可能に嵌合されることで、弁棒２と弁体３が一体
に結合結合され、図示の全閉状態は従来例と同様に弁体
３の弁体シート３Ａが弁箱１の弁箱シート１Ａに密着し
てシールすることによって保持される。
【０００８】雄型カム部４，４および雌型カム部５，５
は、図２のように構成されている。すなわち、雄型カム
部４，４（ただし、図２には一方の雄型カム部４のみを
示している）は、断面正円形弁棒２の半径Ｒ１と等しい
半径をもつ同心の基礎円４Ａと、弁棒２および基礎円４
Ａの中心Ｏ1 から距離ｅ1 偏心した位置に曲率中心Ｏ2
が設定されて、半径Ｒ１に等しい半径Ｒ１をもつて基礎
円４に連続する半円形凸部４Ｂによって構成され、中心
Ｏ1 、Ｏ2 を通る雄型カム部４の長軸Ｃ１の左半部外面
を第１カム面４０とし、右半部外面を第２カム面４１と
している。そして、雌型カム部５，５は、雄型カム部４
の第１カム面４０または第２カム面４１が当接する形状
の第１カム面５Ａと、雄型カム部４の基礎円４Ａの中心
Ｏ1 を曲率中心とし、Ｏ1 から長軸Ｃ１上にある半円形
凸部４Ｂの最大突出部ｐ1 までの距離Ｒ３を半径として
最大突出部ｐ1 から雄型カム部４Ａの短軸Ｃ２の延長線
との交点ｐ2 までの円弧によってなる第２カム面５Ｂ
と、半円形凸部４Ｂの中心Ｏ2 を曲率中心とし、Ｏ2 か
ら長軸Ｃと基礎円４Ａとの交点ｐ3 までの距離Ｒ４（Ｒ
３＝Ｒ４）を半径として交点ｐ3 から交点ｐ2 までの円
弧によってなる第３カム面５Ｃによって構成されてい
る。
は、図２のように構成されている。すなわち、雄型カム
部４，４（ただし、図２には一方の雄型カム部４のみを
示している）は、断面正円形弁棒２の半径Ｒ１と等しい
半径をもつ同心の基礎円４Ａと、弁棒２および基礎円４
Ａの中心Ｏ1 から距離ｅ1 偏心した位置に曲率中心Ｏ2
が設定されて、半径Ｒ１に等しい半径Ｒ１をもつて基礎
円４に連続する半円形凸部４Ｂによって構成され、中心
Ｏ1 、Ｏ2 を通る雄型カム部４の長軸Ｃ１の左半部外面
を第１カム面４０とし、右半部外面を第２カム面４１と
している。そして、雌型カム部５，５は、雄型カム部４
の第１カム面４０または第２カム面４１が当接する形状
の第１カム面５Ａと、雄型カム部４の基礎円４Ａの中心
Ｏ1 を曲率中心とし、Ｏ1 から長軸Ｃ１上にある半円形
凸部４Ｂの最大突出部ｐ1 までの距離Ｒ３を半径として
最大突出部ｐ1 から雄型カム部４Ａの短軸Ｃ２の延長線
との交点ｐ2 までの円弧によってなる第２カム面５Ｂ
と、半円形凸部４Ｂの中心Ｏ2 を曲率中心とし、Ｏ2 か
ら長軸Ｃと基礎円４Ａとの交点ｐ3 までの距離Ｒ４（Ｒ
３＝Ｒ４）を半径として交点ｐ3 から交点ｐ2 までの円
弧によってなる第３カム面５Ｃによって構成されてい
る。
【０００９】このような構成であれば、図２に示すよう
に、雄型カム部４の長軸Ｃ１を弁箱１の軸線ＣＢに平行
させて、最大突出部ｐ1 を弁箱シート１Ａ側に指向させ
た雄型カム部４の第１位置において、弁体３の弁体シー
ト３Ａが弁箱シート１Ａに密着した全閉状態が強固に保
持される。この全閉状態から弁体３を開くために、弁棒
１を正方向、つまり矢印Ａで示す開弁方向に回動して雄
型カム部４が第１位置から図３（Ａ）に示す回転角４５
度の姿勢を経て、図３（Ｂ）の回転角９０度の姿勢にな
る直前に、第２カム面４１における最大突出部ｐ1 付近
が雌型カム部５の交点ｐ2 付近の第３カム面５Ｃに干渉
して、回転角９０度の姿勢では、偏心距離ｅ1 に半分に
相当する移動量、つまり最大突出部ｐ1 の突出量の半分
に相当する移動量で弁体３を弁箱１の軸線ＣＢ方向に後
退させる。雄型カム部４が図３（Ｂ）の姿勢から、図４
に示す回転角１８０度の第２位置まで回動することによ
り、第２カム面４１における最大突出部ｐ1 から短軸Ｃ
２までの部位が雌型カム部５の第３カム面５Ｃに干渉し
て、第２位置では、偏心距離ｅ1 に相当する移動量、つ
まり最大突出部ｐ1 の突出量に相当する移動量で弁体３
を半開位置まで弁箱１の軸線ＣＢ方向に後退させ、弁体
シート３Ａを弁箱シート１Ａから離間させることにな
る。さらに、雄型カム部４が第２位置から、図５に示す
回転角２７０度の第３位置まで回動することにより、第
２カム面４１の全面が雌型カム部５の第１カム面５Ａに
干渉して弁体３が全開位置まで回動することになる。
に、雄型カム部４の長軸Ｃ１を弁箱１の軸線ＣＢに平行
させて、最大突出部ｐ1 を弁箱シート１Ａ側に指向させ
た雄型カム部４の第１位置において、弁体３の弁体シー
ト３Ａが弁箱シート１Ａに密着した全閉状態が強固に保
持される。この全閉状態から弁体３を開くために、弁棒
１を正方向、つまり矢印Ａで示す開弁方向に回動して雄
型カム部４が第１位置から図３（Ａ）に示す回転角４５
度の姿勢を経て、図３（Ｂ）の回転角９０度の姿勢にな
る直前に、第２カム面４１における最大突出部ｐ1 付近
が雌型カム部５の交点ｐ2 付近の第３カム面５Ｃに干渉
して、回転角９０度の姿勢では、偏心距離ｅ1 に半分に
相当する移動量、つまり最大突出部ｐ1 の突出量の半分
に相当する移動量で弁体３を弁箱１の軸線ＣＢ方向に後
退させる。雄型カム部４が図３（Ｂ）の姿勢から、図４
に示す回転角１８０度の第２位置まで回動することによ
り、第２カム面４１における最大突出部ｐ1 から短軸Ｃ
２までの部位が雌型カム部５の第３カム面５Ｃに干渉し
て、第２位置では、偏心距離ｅ1 に相当する移動量、つ
まり最大突出部ｐ1 の突出量に相当する移動量で弁体３
を半開位置まで弁箱１の軸線ＣＢ方向に後退させ、弁体
シート３Ａを弁箱シート１Ａから離間させることにな
る。さらに、雄型カム部４が第２位置から、図５に示す
回転角２７０度の第３位置まで回動することにより、第
２カム面４１の全面が雌型カム部５の第１カム面５Ａに
干渉して弁体３が全開位置まで回動することになる。
【００１０】一方、図５の全開状態から弁体３を閉じる
ために、弁棒１を逆方向、つまり矢印Ｂで示す閉弁方向
に回動して雄型カム部４が図６に示す第３位置の手前か
ら図７に示す第４位置まで回動することにより、第１カ
ム面４０が第２カム面５Ｂに干渉して、弁体３を閉弁方
向に回動させ、第４位置から図３（Ｂ）の状態を経て図
３（Ａ）の位置まで回転することによって、弁体シート
３Ａが弁箱シート１Ａに密着した全閉状態になり、さら
に図２の第１位置まで回動することによって、前述のよ
うに全閉状態が強固に保持される。
ために、弁棒１を逆方向、つまり矢印Ｂで示す閉弁方向
に回動して雄型カム部４が図６に示す第３位置の手前か
ら図７に示す第４位置まで回動することにより、第１カ
ム面４０が第２カム面５Ｂに干渉して、弁体３を閉弁方
向に回動させ、第４位置から図３（Ｂ）の状態を経て図
３（Ａ）の位置まで回転することによって、弁体シート
３Ａが弁箱シート１Ａに密着した全閉状態になり、さら
に図２の第１位置まで回動することによって、前述のよ
うに全閉状態が強固に保持される。
【００１１】このように、本発明は、弁体３の開閉時に
おいて、弁体シート３Ａと弁箱シート１Ａに摺動が生じ
ない。したがって、弁体シート３Ａと弁箱シート１Ａの
摩耗を確実に防止することができる。また、雄型カム部
４の長軸Ｃ１を弁箱１の軸線ＣＢに平行させて、最大突
出部ｐ1 を弁箱シート１Ａ側に指向させた雄型カム部４
の第１位置において、弁体３の全閉状態が強固に保持さ
れるので、全閉時における高いシール性を確保して、逆
圧作用時の止水性を大幅に向上させることができる。
おいて、弁体シート３Ａと弁箱シート１Ａに摺動が生じ
ない。したがって、弁体シート３Ａと弁箱シート１Ａの
摩耗を確実に防止することができる。また、雄型カム部
４の長軸Ｃ１を弁箱１の軸線ＣＢに平行させて、最大突
出部ｐ1 を弁箱シート１Ａ側に指向させた雄型カム部４
の第１位置において、弁体３の全閉状態が強固に保持さ
れるので、全閉時における高いシール性を確保して、逆
圧作用時の止水性を大幅に向上させることができる。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、弁体の
開閉時において、弁体シートと弁箱シートに摺動が生じ
ない。したがって、弁体シートと弁箱シートの摩耗を確
実に防止することができる。また、雄型カム部と雌型カ
ム部の干渉により弁体の全閉状態を強固に保持できるの
で、全閉時における高いシール性を確保して、逆圧作用
時の止水性が大幅に向上する。
開閉時において、弁体シートと弁箱シートに摺動が生じ
ない。したがって、弁体シートと弁箱シートの摩耗を確
実に防止することができる。また、雄型カム部と雌型カ
ム部の干渉により弁体の全閉状態を強固に保持できるの
で、全閉時における高いシール性を確保して、逆圧作用
時の止水性が大幅に向上する。
【図１】本発明を適用したバタフライ弁の正面図であ
る。
る。
【図２】雄型カムが第１位置にある状態の拡大断面図で
ある。
ある。
【図３】（Ａ）および（Ｂ）は雄型カムの開弁方向回動
初期状態の拡大断面図である。
初期状態の拡大断面図である。
【図４】雄型カムが第２位置にある状態の拡大断面図で
ある。
ある。
【図５】雄型カムが第３位置にある状態の拡大断面図で
ある。
ある。
【図６】雄型カムが第３位置の手前にある状態の拡大断
面図である。
面図である。
【図７】雄型カムが第４位置にある状態の拡大断面図で
ある。
ある。
【図８】従来のバタフライ弁を示す正面図である。
【図９】図８のアーア線断面図である。
１ 弁箱 １Ａ 弁箱シート ２ 弁棒 ３ 弁体 ３Ａ 弁体シート ４ 雄型カム部 ５ 雌型カム部 ｅ1 偏心量（突出量） ｐ1 最大突出部
Claims (1)
- 【請求項１】 弁棒に設けた雄型カム部が弁体に設けた
雌型カム部に所定範囲の回転角で相対回動可能に嵌合さ
れ、雌型カム部に干渉して弁体を全閉位置に保持し、か
つ該全閉位置から全開位置への弁棒の開弁方向回動時に
突出量に相当する移動量で弁体を弁箱シートから離間さ
せて全開位置まで回動させるとともに、全開位置から全
閉位置への弁棒の閉弁方向回動時に弁体を閉弁方向に回
動させ、かつ前記突出量に相当する移動量で弁体を弁箱
シート方向に押圧する最大突出部が雄型カム部に形成さ
れていることを特徴とするバタフライ弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP511093A JPH074532A (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | バタフライ弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP511093A JPH074532A (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | バタフライ弁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH074532A true JPH074532A (ja) | 1995-01-10 |
Family
ID=11602220
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP511093A Pending JPH074532A (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | バタフライ弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH074532A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09280385A (ja) * | 1996-04-12 | 1997-10-28 | Okano Valve Seizo Kk | 弁装置 |
| DE10249070A1 (de) * | 2002-10-21 | 2004-05-27 | Christel Siegmund | Absperrklappe |
| KR100453623B1 (ko) * | 2001-10-31 | 2004-10-20 | 배종갑 | 캠장치가 구비된 버터플라이 밸브 |
| KR100592827B1 (ko) * | 2005-04-18 | 2006-06-28 | 주식회사 에이스브이 | 직선 및 회전운동에 의한 수밀구조를 갖는 버터플라이 밸브 |
| KR100613882B1 (ko) * | 2004-04-27 | 2006-08-22 | 김종남 | 버터플라이 밸브 |
| WO2015098954A1 (ja) * | 2013-12-25 | 2015-07-02 | 愛三工業株式会社 | 二重偏心弁 |
| US9995398B2 (en) | 2013-12-25 | 2018-06-12 | Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha | Double eccentric valve |
| KR102209409B1 (ko) * | 2019-11-05 | 2021-02-01 | 주식회사 에스브이에스 | 이중 스템형 극저온 버터플라이 밸브 |
-
1993
- 1993-01-14 JP JP511093A patent/JPH074532A/ja active Pending
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