JPH0745049B2 - 圧延機の軸受箱 - Google Patents

圧延機の軸受箱

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JPH0745049B2
JPH0745049B2 JP19120587A JP19120587A JPH0745049B2 JP H0745049 B2 JPH0745049 B2 JP H0745049B2 JP 19120587 A JP19120587 A JP 19120587A JP 19120587 A JP19120587 A JP 19120587A JP H0745049 B2 JPH0745049 B2 JP H0745049B2
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本勝 奥山
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  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、圧延機の軸受箱に係り、特にロールベンデイ
ング装置を備えた圧延機において、研削されることによ
つて、径が大径から小径まで広範囲に変化する圧延ロー
ルを支持するのに好適な圧延機の軸受箱に関する。
〔従来の技術〕
最近の圧延機では、圧延材の形状を制御するために、イ
ンクリーズベンデイングおよびデクリーズベンテイング
の両シリンダユニツトを装着することが一般的となつて
いる。このシリンダユニツトは、ロールに十分なベンデ
イング力を加えることができるように、その容量は大き
い方が望ましい。また、ロール径は摩耗・研削により次
第に減少するので、シリンダユニツトのストロークは、
ロール径の変化に追従できるようにしなければならな
い。このような理由から、最近のシリンダユニツトは必
然的に大型化し、このシリンダユニツトをプロジエクト
ブロツクまたは案内ブロツク内に設定することが困難と
なつてきた。特に小径ロールにおいては、その周辺のス
ペースが狭いために、シリンダユニツトの設置が不可能
であり、また大径ロールにおいても、ロール径の減少に
応じてシリンダユニツトのストロークを大きくすること
は不可能となつている。
そこで、インクリーズベンデイングおよびデクリーズベ
ンデイングの各々のシリンダユニツトをロール軸方向に
直列に配置し、軸受箱周辺のスペースを広くするように
したものもある。しかし、このようにすると、ベンデイ
ング力の作用点と軸受の中心位置とが異なり、軸受には
偏荷重が加わることになつて、十分なベンデイング力を
加えることができないという問題が発生する。
また、ロール径が減少してシリンダユニツトのストロー
クが不足した場合、圧延ロールの前後に補助ローラを配
設し、圧延材が搬送されるパスラインを補助ローラーに
より上下に変動させて、ストローク不足を補うようにし
たものもある。しかし、このようにすると、圧延材が補
助ローラーに接触する際に、その表面に傷または汚れが
付き易く品質上問題がある。
一方、ロール製造技術の進歩により、ロール表面を深さ
20〜30mmまで研削しても、その硬度低下が極めて少ない
高深度ロールが開発され、また摩耗により硬度が低下し
たロール胴部を再焼入れ熱処理し、再び高硬度の胴部と
して使用できるようにする技術も確立された。このため
に、例えば外径500mmのロールについて、従来では外周
面を30〜40mm研削したならば廃却処分していたものを、
現在では2倍以上の70〜90mmまで研削して使用されるよ
うになつた。このように、1本のロールが小径になるま
で使用されるようになると、それを一種類の軸受箱で支
持することが難しくなつてきた。
このために、1本のロールに対して、大径用と小径用と
いう2種類の軸受箱が用意されるようになつたが、それ
らを交換することは非常に煩わしいことであつた。特
に、ダンデムミルにおいては、前段ミルでは高圧下を要
するので小径のロールが設けられ、後段ミルでは表面品
質を良くするために大径のロールが設けられるという傾
向があり、各段のミルごとに2種類ずつの軸受箱が用意
されコスト高の原因ともなつていた。
以上述べた問題点を解決するために、次のような公知例
が提案されている。すなわち、軸受箱の側面に一体的に
形成され、かつ中心線からずれた位置にパス方向へ突出
した支持部材を設け、ロール径が変化したときは軸受箱
を180度回転させ、2種類のロールを支持できるように
したもの(例えば、特開昭60−76209号公報)と、支持
部材を軸受箱から分離させ、取り付けに際しては、支持
部材と軸受箱の間に高さが異なる種々のスペーサを介在
させ、このスペーサにより支持部材の鉛直方向位置を調
節するようにしたもの(例えば、特開昭55−16728号公
報)とがある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、軸受箱を180度反転させるものでは、ロ
ール径が大径および小径の2種類の場合にのみ対応が限
定され、その中間のロール径には対応できない。これで
は研削により径が次第に減少するロールを支持すること
は不可能であつた。
また、スペーサを介在させるものでは、支持部材の位置
はスペーサの厚さの範囲だけしか変化させることができ
ず、研削されることにより大径から小径まで広範囲に変
化するロールを支持することは難しかつた。
本発明の目的は、研削されて大径から小径へと径が大き
く変化するロールを、軸受箱を変換することなく、同一
の軸受箱で支持することを可能とした圧延機の軸受箱を
提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明の一つは、圧延ロー
ルの両端部を支持するとともに、ハウジング内に設けら
れたプロジエクトブロツクに沿つて鉛直方向に摺動可能
な軸受箱本体と、該軸受箱本体のパス方向両側面に突出
して設けられ、その突出した先端部位が前記プロジエク
トブロツクに係合し、前記軸受箱本体の鉛直方向位置を
択一的に設定する第1支持部材と、を具備したものであ
る。それに、もう一つは、前記軸受箱本体と、前記第1
支持部材の代わりに、前記軸受箱本体の鉛直方向位置を
連続的に設定する第2支持部材と、を具備したものであ
る。
〔作用〕
軸受箱の鉛直方向位置は、ロール径の大きさによつて決
定され、またシリンダユニツトを収容するプロジエクト
ブロツクまたは案内ブロツクが軸受箱と係合する鉛直方
向位置は、シリンダユニツトの大きさによつて決定され
る。このため、研削されることにより、ロール径が大幅
に減少した場合、軸受箱を鉛直方向に沿つてパスライン
に接近するように移動させなければならない。ところ
が、軸受箱はプロジエクトブロツクまたは案内ブロツク
に係合されているので、この状態では軸受箱を鉛直方向
に移動させることはできない。
そこで、上記のように構成すれば、第1支持部材の先端
部位をプロジエクトブロツクまたは案内ブロツクに係合
させたとき、第1支持部材に対する先端部位の位置に応
じて、軸受箱本体を鉛直方向に択一的に移動させること
ができ、ロール径の変化に対応できる。なお、先端部位
の位置が異なる第1支持部材を多種類用意しておけば、
軸受箱本体を細かいピツチで移動させることが可能とな
る。また、第1支持部材の代わりに、第2支持部材を設
けておくと、軸受箱本体を鉛直方向に連続的に移動させ
ることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に従つて説明する。
第1図は、本発明に係るロール軸受箱を適用した圧延機
の要部断面を示している。図において、ロールハウジン
グ1の窓内枠2には、一対のプロジエクトブロツク3が
固着され、該プロジエクトブロツク3の上部には、補強
ロールバランスシリンダ4が設けられている。プロジエ
クトブロツク3の上方には、上補強ロール5が配置さ
れ、この上補強ロール5は、上補強ロール軸受箱6を介
して補強ロールバランスシリンダ4によつて支持されて
いる。プロジエクトブロック3の下方には、下補強ロー
ル7が配置され、この下補強ロール7は下補強ロール軸
受箱8を介して図示していない圧下ジヤツキにより支持
されている。上下の補強ロール5,7間には、パスライン
9上で圧延材を圧延加工する一対の作業ロール10,11が
配置され、これら上・下作業ロール10,11は、それぞれ
上・下作業ロール軸受箱12,13に支持されている。上・
下作業ロール軸受箱12,13はプロジエクトブロツク3の
内側で鉛直方向(紙面上下方向)およびロール軸方向
(紙面垂直方向)に摺動自在となつており、その摺動面
には、ロール軸方向と平行に溝部12A,13Aが形成されて
いる。溝部12A,13Aには、L形の支持部材14,15が嵌合さ
れており、この支持部材14,15は、第4図に示すよう
に、複数個のボルト16により着脱自在に固定されてい
る。また、プロジエクトブロツク3には、凹部3A,3Bが
形成され、この凹部3A,3Bに前記支持部材14,15の先端部
位14A,15Aが挿入されるようになつている。プロジエク
トブロツク3には、凹部3A,3Bを挟んでその上下位置に
インクリーズシリンダ17,18とデクリーズシリンダ19,20
が配置され、支持部材14,15を介して上下の作業ロール
軸受箱12,13にベンデイング力を加えるようになつてい
る。17A,18Aは、それぞれインクリーズシリンダ17,18に
設けられたインクリーズピストンロツドであり、19A,20
Aは、それぞれデクリーズシリンダ19,20に設けられたデ
クリーズピストンロツドである。なお、インクリーズピ
ストンロツド17A,18Aおよびデクリーズピストンロツド1
9A,20Aのストロークはそれぞれ±25mm程度となつてい
る。
ところで、第1図では、ミル中心線aの左側は上下の作
業ロール10,11が比較的大径の場合を、また右側は上下
の作業ロール10,11が比較的小径の場合を示している。
そして、前者の場合、支持部材14,15は、それぞれの先
端部位14A,15Aが互いに近くなるように配置され、上・
下作業ロール軸受箱12,13の軸中心12C,13Cに対して、相
対的にパスライン9に近い位置でベンデイング力を受け
るようになつている。これを上作業ロール軸受箱12の側
のみについて示すと、第2図のようになる。一方、後者
の場合、支持部材14,15は、上下を逆にして取り付けら
れ、それぞれの先端部位14A,15Aが互いに遠くなるよう
に配置され、上・下作業ロール軸受箱12,13の軸中心12
C,13Cに対して、相対的にパスライン9から離れた位置
でベンデイング力を受けるようになつている。これを上
作業ロール軸受箱12の側のみについて示すと、第3図の
ようになる。なお、第2図および第3において、21は上
作業ロール軸受箱12の両側面に設けられた摺動ライナで
ある。
次に、作業ロールの径が大径と小径の間の中間的な大き
さである場合について、上作業ロール軸受箱12の側のみ
について説明する。なお、下作業ロール軸受箱13の側に
ついては、パスライン9に関して、上作業ロール軸受箱
12の側と対称になつている。上作業ロール10が大径と小
径の中間の径であるときは、第5図および第6図に示す
ように、上作業ロール軸受箱12の溝部12AにはT形の支
持部材23が嵌合され、この支持部材23の先端部位23Aの
中心線は、上作業ロール軸受箱12の軸中心12Cを通つて
いる。そして、支持部材23を介して上作業ロール10にベ
ンデイング力が加えられるようになつている。
また、作業ロール10が大径と小径の間の任意の径にある
ときは、第7図に示すように、先端部位24Aが偏心して
設けられた支持部材24を上作業ロール軸受箱12に嵌合さ
せている。そして、先端部位24Aと上作業ロール軸受箱1
2の軸中心12Cとの相対位置を変化させることにより、任
意のロール径にも対応させることが可能となる。
なお、支持部材14,15,23,24は、各各第1支持部材を構
成している。
ここで、前述したL形またはT形の支持部材と作業ロー
ルの径との関係について、具体的に説明する。例えば、
L形の支持部材14について、パスライン9から支持部材
14の先端部位14Aの中心線までの距離をHとする。一
方、パスライン9から上作業ロール軸受箱12の軸中心12
Cまでの距離は、前記距離Hに関係なく、上作業ロール1
0の径Dの1/2である。したがつて、支持部材14の先端部
位14Aと上作業ロール軸受箱12の軸中心12Cとの上下方向
の距離をhとすれば、D=2(H±h)の関係式が成り
立つ。Hは固定寸法であるから、hを変化させればDは
一意的に決定される。hは前の+または−の符号は、支
持部材14の取付方向が上下に変換可能であることを意味
している。なお、L形の支持部材14の代わりに、T形の
支持部材23または24が取り付けられても、上記関係式は
成り立つ。
仮に、L形の支持部材14を使用して、Hを200mm、hを5
0mmとすれば、上作業ロール10の最大ロール径は、D=
2×(200+50)より500mmとなり、最小ロール径は、D
=2×(200−50)より300mmとなる。また、上作業ロー
ル10の径が大径と小径の中間的なものである場合、L形
の支持部材14の代わりにT形の支持部材23を使用して、
支持部材23の先端部位23Aの中心線が上作業ロール軸受
箱12の軸中心12Cを通つているときは、上作業ロール10
の径は、D=2×(200±0)より400mmとなる。さら
に、上作業ロール10の径が大径と小径の間の任意の大き
さである場合は、T形の支部材24を使用して、例えばh
=25mmとすれば上作業ロール10の径は、D=2×(200
±25)より450mmと350mmとなる。したがつて、hの大き
さを50mm,25mm,0mmにする3種類の支持部材があれば、
径が500mmのものから300のものまで50mmピツチで用意さ
れた作業ロールに対応できることになる。なお、このこ
とは、ストロークが50mmまで変化させることのできるシ
リンダユニツトであれば、径が200mm変化しても、その
ロールを支持できるということである。
次に、本発明の他の実施例について説明する。
前述した実施例では、L形またはT形の支持部材を別個
に設けていたが、この支持部材は、第8図に示すよう
に、作業ロール軸受箱12(または13)の両側面に設けら
れた案内摺動ライナ30で構成することも可能である。こ
の場合は、案内摺動ライナ30に先端部位30Aが一体的に
形成されることになる。
また同じく、案内摺動ライナを支持部材として使用する
例を、第9図に示す。図において、下作業ロール軸受箱
13の両側面には、案内摺動ライナ31が設けられ、案内摺
動ライナ31の上部には先端部位31Aが形成され、下部に
はロール組み換えに必要な車輪32が備えられている。こ
の場合も、パルスライン9から先端部位31Aの下面まで
の距離Hは固定寸法である。また、パスライン9から車
輪32の下側までの距離Rも一定である。そして、先端部
位31Aの下面と下作業ロール軸受箱13の軸中心13Cとの距
離hが変化するように、案内摺動ライナ31を交換すれ
ば、大径から小径までの下作業ロール11に対応可能とな
る。
また、第10図および第11図は、さらに他の実施例を示し
ている。上作業ロール軸受箱12(または下作業ロール軸
受箱13)の両側面には、その中央部に円形の穴部35が形
成されており、この穴部35の上下にロール軸に沿つた2
枚のライナ36が取り付けられている。これらのライナ36
の間には、角柱状の先端部材37Aと前記穴部35に嵌合し
た軸部37Bとからなる回転支持部材37が設けられてい
る。回転支持部材37の先端部位37Aの大きさは、ロール
軸方向についてはライナ36の長さより短かく、パス方向
についてはライナ36の摺動面より突出している。そし
て、この突出した部分で、図示していないベンデイング
シリンダのピストンロツドよりベンデイング力を受け
る。ベンデイング力が作用すると、上作業ロール10(ま
たは下作業ロール11)の軸が弯曲し、その両端部が多少
傾斜するが、回転支持部材37は軸部37Bを中心に回転自
在であるから、先端部位37Aは水平を維持することがで
き、ピストンロツドと先端部位37Aの片当りを防止する
ようになつている。また、回転支持部材37は、先端部位
37Aと軸部37Bとが偏心量δだけ偏心しており、しかも上
下を逆にして上作業ロール軸受箱12(または下作業ロー
ル軸受箱13)嵌合させることができる。このため、偏心
量δの異なる複種類の回転支持部材37を用意すれば、大
径から小径までの上作業ロール10(または下作業ロール
11)に対応できることになる。
本発明を6段圧延機の中間ロール軸受箱に適用した場合
が、第12図と第13図に示すものである。第12図におい
て、中間ロール40を支持する中間ロール軸受箱41の側面
には、溝部41Aがロール軸方向に形成され、この溝部41A
内にL形支持部材42が嵌合されている。L形支持部材42
は、ボルト等で中間ロール軸受箱41に着脱自在に固定さ
れている。L形支持部材42の先端部位42Aは、案内ブロ
ツク43に形成された溝部43Aに嵌合され、さらに案内ブ
ロツク43はプロジエクトブロツク44に形成された凹部44
A内に嵌装されている。そして、案内ブロツク43の位置
は固定されているから、パスライン9からL形支持部材
42の先端部位42Aまでの距離は固定寸法となるが、L形
支持部材42を、例えば第13図に示すような別のL形支持
部材45に交換すれば、中間ロール軸受箱41を鉛直方向へ
移動させることができる。その結果、一種類の中間ロー
ル軸受箱41で第12図に示す小径の作業ロール46と、第13
図に示す比較的大径の作業ロール47とに対応可能とな
る。
第14図は、作業ロール軸受箱がベンデイングシリンダを
内蔵する案内ブロツクによつて支持されている場合を示
している。図において、上作業ロール軸受箱12に形成さ
れた溝部12Bに支持部材50が嵌合され、支持部材50の先
端部位50Aが案内ブロツク51に形成された溝部51Aに嵌合
されて、作業ロール軸受箱12と案内ブロツク51は支持部
材50を介して結合されている。支持部材50は、両溝部12
B,51A上をロール軸方向に摺動可能であり、この支持部
材50を別の支持部材52に交換すれば、作業ロール10の中
心軸10Cを変化させることができる。ただし、別の支持
部材52は、支持部材50とは異なつた形状をしている。
第15図および第16図は、上述した第14図の実施例におい
て、上作業ロール軸受箱12と案内ブロツク53とを回動可
能な支持部材54で結合したものである。
また、第17図および第18図は、支持部材を鉛直方向に調
節可能とし、それを交換する手間を省くようにしたもの
である。第17図において、作業ロール軸受箱12の両側面
には凹部12Cが形成され、凹部12C内には支持部材55が配
置されて、この支持部材55は、作業ロール軸受箱12に枢
支されたスクリユ56と螺合している。すなわち、スクリ
ユ56を回転させれば、支持部材55を鉛直方向に移動させ
ることが可能となり、この作業ロール軸受箱12は、大径
から小径までの作業ロール10を支持することができる。
なお、支持部材55は第2支持部材を構成している。
また、第18図は、第17図の実施例において、スクリユ56
の代わりに、くさび57,58と調整ライナ59を使用して、
支持部材60の位置調節を行うようにしたものである。な
お、支持部材60は第2支持部材を構成している。
上記第17図および第18図の実施例によれば、作業ロール
軸受箱12の位置調節を無段階で行うことができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、先端部位の位置
が異なる第1支持部材を多種類用意しておくと、先端部
位をプロジエクトブロツクまたは案内ブロツクに係合さ
せたとき、軸受箱本体を鉛直方向に択一的に細かいピツ
チで移動させることができ、研削されることによるロー
ル径の変化に一種類の軸受箱で対応可能である。また、
第1支持部材の代わりに第2支持部材を設ければ、軸受
箱本体を連続的に移動させることができ、現在のロール
径に対して最適の位置に軸受箱本体をセツトすることが
可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る軸受箱を適用した圧延機の要部断
面図、第2図および第3図は第1図での支持部材の取付
状況を示す詳細断面図、第4図は支持部材の取付例を示
す詳細断面図、第5図はT形の支持部材が使用された第
1図に相当する部分図、第6図および第7図は第5図で
の支持部材の取付状況を示す詳細断面図、第8図および
第9図は案内摺動ライナに支持部材を形成した場合を示
す断面図、第10図は回動支持部材の取付状況を示す正面
図、第11図は第10図のXI−XI線に沿つた断面図、第12図
および第13図は本発明を中間ロール軸受箱に適用した圧
延機の要部断面図、第14図は支持部材を案内ブロツクに
適用した場合を示す断面図、第15図は回動支持部材を案
内ブロツクに適用した場合を示す正面図、第16図は第15
図のXVI−XVI線に沿つた断面図、第17図と第18図は支持
部材の位置を調節可能とした例を示す断面図である。 1…ハウジング、3…プロジエクトブロツク、5,7…上
・下補強ロール、6,8…上・下補強ロール軸受箱、9…
パスライン、10,11…上・下作業ロール、12,13…上・下
作業ロール軸受箱、14,15,23,24…支持部材、17,18…イ
ンクリーズベンデイングシリンダ、19,20…デクリーズ
ベンデイングシリンダ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧延ロールの両端部に支持するとともに、
    ハウジング内に設けられたプロジェクトブロックに沿っ
    て鉛直方向に摺動可能な軸受箱本体と、該軸受箱本体の
    パス方向両側面に突出して設けられ、その突出した先端
    部位が前記プロジェクトブロックに係合し、前記軸受箱
    本体の鉛直方向位置を択一的に設定する第1支持部材
    と、を具備する圧延機の軸受箱。
  2. 【請求項2】前記第1支持部材は、前記軸受箱本体の側
    面に着脱自在に取付けられていることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の圧延機の軸受箱。
  3. 【請求項3】前記第1支持部材は、前記軸受箱本体の側
    面に設けられた案内摺動ライナに一体的に形成されてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の圧延機
    の軸受箱。
  4. 【請求項4】前記第1支持部材は、その中央部が前記軸
    受箱本体の側面に回転可能に結合されていることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の圧延機の軸受箱。
  5. 【請求項5】前記第1支持部材の先端部位は、前記プロ
    ジェクトブロック内に設けられたベンディングシリンダ
    を内蔵する案内ブロックに結合されていることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項〜第4項のいずれか1項に記
    載の圧延機の軸受箱。
  6. 【請求項6】圧延ロールの両端部を支持するとともに、
    ハウジング内に設けられたプロジェクトブロックに沿っ
    て鉛直方向に摺動可能な軸受箱本体と、該軸受箱本体の
    パス方向両側面に突出して設けられ、その突出した先端
    部位が前記プロジェクトブロックに係合し、前記軸受箱
    本体の鉛直方向位置を連続的に設定する第1支持部材
    と、を具備する圧延機の軸受箱。
  7. 【請求項7】前記第2支持部材は、前記軸受箱本体の側
    面に設けられた回転可能なスクリユと螺合していること
    を特徴とする特許請求の範囲第6項記載の圧延機の軸受
    箱。
  8. 【請求項8】前記第2支持部材は、その上面と下面に前
    記圧延ロールの軸方向に摺動するくさびが設けられてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第6項記載の圧延機
    の軸受箱。
JP19120587A 1987-07-30 1987-07-30 圧延機の軸受箱 Expired - Lifetime JPH0745049B2 (ja)

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JP19120587A JPH0745049B2 (ja) 1987-07-30 1987-07-30 圧延機の軸受箱

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JP19120587A JPH0745049B2 (ja) 1987-07-30 1987-07-30 圧延機の軸受箱

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