JPH0756081Y2 - 圧延スタンド - Google Patents

圧延スタンド

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JPH0756081Y2
JPH0756081Y2 JP1993009649U JP964993U JPH0756081Y2 JP H0756081 Y2 JPH0756081 Y2 JP H0756081Y2 JP 1993009649 U JP1993009649 U JP 1993009649U JP 964993 U JP964993 U JP 964993U JP H0756081 Y2 JPH0756081 Y2 JP H0756081Y2
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JP
Japan
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rolls
roll
diameter work
small
work rolls
Prior art date
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JP1993009649U
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JPH0584401U (ja
Inventor
宏温 浅利
政敏 福田
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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  • Metal Rolling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本考案は、補強ロール,軸方向へ
の移動調節可能の湾曲した凹凸輪郭をもつ中間ロール,
水平撓み調節可能な小径作業ロールより構成され、中間
ロール、および/または、小径作業ロールはロールベン
ディングを可能とした圧延スタンドの改善に関する。 【0002】 【従来技術とその課題】上下一対の中間ロールとして、
湾曲した同一の凹凸輪郭を有するロールを軸方向に移動
調節する6段式の圧延スタンドは、特開昭57−918
07号公報に示されている。このように中間ロールに湾
曲した凹凸輪郭を形成し、軸方向に移動調節を行うだけ
の圧延機は、板クラウンの二次曲線成分の修正効果しか
有せず、高次曲線成分の除去、あるいは、複合伸びの除
去が困難である。一方、小径作業ロールベンディング、
あるいは、中間ロールベンディングの効果は主として板
端部に対するものであるが、より高次曲線の成分を有し
ており、従って、前述の湾曲した同一の凹凸輪郭を有す
るロールを軸方向に移動調節することと併用すれば、板
クラウンの二次曲線成分から高次曲線成分迄の除去が行
えることとなり、形状制御性が飛躍的に向上する。 【0003】一方、小径作業ロールを使用して圧延反力
・圧延トルクの低減を図り、かつ、形状制御性に富む圧
延機として、上下補強ロールの軸線の作る軸平面から変
位された上下小径作業ロールを各々水平中間ロールを介
して分割支持ロールで支持し、この分割支持ロールの支
承体が支持ブリッジの接触面に支持され、支承体のため
の接触面の位置が、支持ブリッジ中心に対して対称的に
延びる曲げ線に応じて可変とし、この機構で小径作業ロ
ールの水平撓みの調節を行うようにした多段式圧延スタ
ンドが、特公昭46−6176号公報として知られてい
る。この多段式圧延スタンドでは、小径作業ロールの水
平撓み量が垂直撓みに変換される割合は、約1/10〜
1/20程度であり、板巾方向での内部に生ずる局部変
形はその絶対量が小さいので形状修正効果は十分発揮さ
れるものの、板端部形状の修正とエッジドロップの改善
には、その修正量が量的に不十分である。 【0004】また、形状制御機能を有する多段圧延機に
おいて、分割バックアップロールを設け、この分割バッ
クアップロールの軸受部材を分割バックアップロールの
各ロールの側方に設け、圧延ラインに沿う方向に適宜ず
らして設けたロールに向け軸受部材を移動する流体圧シ
リンダを軸受部材ごとに設け、流体圧シリンダのピスト
ン位置、または、圧力,あるいは、この両方を検出する
センサーを設けた圧延機が提案されている。(例えば、
特開昭57−165104号公報参照)しかしながらこ
の圧延機を構成する下ワークロールチョックは中間ロー
ルの内側チョックに支持されており、水平方向に移動で
きない構造となっている。更に、各分割バックアップロ
ールは夫々共通の軸に回動可能に軸支されているため
に、軸の剛性が押圧する際の大きな抵抗となり、左右の
分割バックアップロールの影響をうけるために幅方向に
精度の高い形状制御ができず、また、各分割バックアッ
プロールがラテラル中間ロールに均一に接触するために
は、各分割バックアップロールの径は同一に維持しなけ
ればならずロール径の管理が困難であった。 【0005】本考案の目的は、湾曲した凹凸輪郭をもつ
中間ロールの軸方向移動調節による板クラウンの中央部
の形状制御,中間ロール、および/または、小径作業ロ
ールのロールベンディングによる板クラウンの圧延材端
部の制御,小径作業ロールの水平撓み作用で前2者で除
去しきれない全般的な圧延材の細かい局部的修正がなし
うるとともに、広範囲な形状制御特性をもつ圧延スタン
ドを提供せんとするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】従来技術の課題を解決す
る本考案の構成は、上下方向に、各々一対の小径作業ロ
ール1,2,中間ロール5,6,補強ロール21,22
を有する多段式の圧延スタンドにおいて、前記両中間ロ
ール5,6を、湾曲した同一の輪郭を有し、かつ、取付
位置を相互に180°転位されて上下点対称に設けら
れ、更に、軸方向に摺動可能に構成せしめ、前記上下一
対の小径作業ロール1,2が、前記中間ロール5,6,
補強ロール21,22の軸心を垂直に通る共通の軸平面
から一側に変位されているとともに、両小径作業ロール
1,2のロール胴部が水平方向に水平中間ロール7,8
を介して分割支持ローラ9,10によって支持されてお
り、一方、該分割支持ローラ9,10は、前記小径作業
ロール1,2の軸線と直交する軸線をもつキー付摺動軸
12,13を備え、かつ、独立せる軸箱14,15毎に
設けた軸9a,10aに回動可能に軸支し、前記各軸箱
14,15に設けた前記キー付摺動軸12,13の外側
端面は、スタンドハウジング16に設けた支持ブリッジ
17,18に内蔵されるとともに、軸線が各キー付摺動
軸12,13の軸線と一致する分割支持ローラ押出し用
のシリンダ19,20に面当たりせしめて、分割支持ロ
ーラ9,10が支持ブリッジ17,18の中心に対して
対称的に伸びる曲げ線に応じて位置可変であるように構
成されており、前記中間ロール5,6、および/また
は、小径作業ロール1,2をロールベンディング可能に
構成せしめたものである。 【0007】 【実施例】次に、図面について本考案の実施例の詳細を
説明する。図1は本考案圧延スタンドの側面図,図2は
ロール配置の正面図,図3は要部の拡大縦断正面図,図
4は下部ロール組の同上横断面を示している。 【0008】図2,図3において、上下に対応関係にあ
る小径作業ロール1,2は、中間ロールチョック3,4
に支承されている上下に配置した中間ロール5,6間に
配設されるとともに、両小径作業ロール1,2の軸線
は、前記上下中間ロール5,6の軸心を通る垂直軸平面
から一側方向に変位されている。また、小径作業ロール
1,2の変位方向側の外側方には、小径の水平中間ロー
ル7,8を介して、多数に分割された支持ローラ9,1
0が連設されている。また、前記小径作業ロール1,2
と小径の水平中間ロール7,8、および、分割支持ロー
ラ9,10は夫々回動可能に支持されるもので、前記小
径作業ローラ1,2は支持ヘッド11に夫々支承され、
また、前記各分割支持ローラ9,10は、前記小径作業
ロール1,2の軸線と直交する軸線をもつキー付摺動軸
12,13を備え、かつ、独立せる軸箱14,15毎に
設けた軸9a,10aに回動可能に軸支されている。前
記各軸箱14,15に設けた前記各キー付摺動軸12,
13の外側端面は、圧延スタンドハウジング16に設け
た支持ブリッジ17,18に内蔵されるとともに、軸線
が前記各キー付摺動軸12,13の軸線と一致する分割
支持ローラ押出し用のシリンダ19,20に面当たりさ
れている。 【0009】21,22は補強ロールチョック23,2
4にて支持された上下一対の補強ロールで、該補強ロー
ル21,22の中心軸は、前記中間ロール5,6の軸心
を通る垂直軸平面上にある。尚、図中25は圧下シリン
ダ、26,27は補強ロールバランスシリンダで、前記
小径作業ロール1,2、および、中間ロール5,6の交
換時に使用する。図中28,29,30,31は、中間
ロールベンディングシリンダである。また、図中32,
33は前記分割支持ローラ軸箱14,15の取付金具,
34,35,43はプロジェクトブロック,36は、前
記小径作業ロール1,2、および、中間ロール5,6の
交換時に使用するパスライン調整装置,37,38は小
径作業ロール支持用の爪、39,40,41,42は中
間ロール外チョックである。 【0010】更に本考案は、上下の中間ロール5,6に
は図1,図4から明らかなように、湾曲した凹輪郭5
a,6aとこれに連なる凸輪郭5b,6bを形成し、両
中間ロール5,6の取付位置を相互に180°転位され
た上下点対称に配設したものである。また、この中間ロ
ール5,6を、相互に反対方向に向け軸方向移動調節可
能とするため、前記中間ロール内チョック3,4を、前
記中間ロール外チョック39,40,41,42に対し
て摺動可能に配設し、中間ロール内チョック3,4にシ
リンダ(図示略)を取り付けて移動調節を行うようにし
たものである。なお、これと同様に作業ロールベンディ
ングをつけることも容易に可能である。 【0011】 【考案の効果】上述のように本考案の構成によれば、次
のような効果が得られる。 (a)湾曲した凹凸輪郭を有する中間ロールの軸方向移
動調節による板クラウンの二次曲線成分の修正作用で圧
延材の全幅にわたる板形状制御が有効になし得られ、中
間ロール、および/または、小径作業ロールのロールベ
ンディング作用による板クラウンの高次曲線成分の修正
作用で圧延材端部板形状の補正制御がなしうるととも
に、小径作業ロールの水平撓み作用で前2者で除去しき
れない圧延材全般にわたる細かい局部的修正が有効にな
しうる。 (b)湾曲した輪郭をもつ中間ロールの軸方向シフト,
小径作業ロールの水平撓み作用,中間ロール、および/
または、小径作業ロールのロールベンディング作用の不
可分的有機的結合により、きわめて広範囲な形状制御特
性をもつ圧延スタンドが提供しうるばかりでなく、特に
本考案では、各分割支持ローラが、各軸箱に独立して設
けた軸9a,10aに回動可能に軸支されるとともに、
この各軸箱を小径作業ロールの軸線と直交する軸線をも
つキー付摺動軸に連結し、この摺動軸の外側端に支持ブ
リッジに内蔵せる分割支持ローラ押出し用のシリンダを
配設したので、従来技術のように軸9a,10aの剛性
が抵抗とならず、また、他の分割支持ローラの押し出し
作用の影響をうけることがないので、圧延材の形状制御
性の大巾な向上が図れるとともに、ロール径の管理も容
易である。 (c)理想的な量(大きな板クラウン)と時間(高応答
性)を合理的に達成させることができる。 (d)従来技術では望み得なかった高速圧延が可能とな
り、高生産性の向上が図れる。 (e)小径作業ロールにより薄物や難加工材の圧延が可
能となり、生産性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本考案圧延スタンドの側面図である。 【図2】ロール配置の正面図である。 【図3】要部の拡大縦断正面図である。 【図4】下部ロール組の同上横断面図である。 【符号の説明】 1 小径作業ロール 2 小径作業ロール 3 中間ロール内チョック 4 中間ロール内チョック 5 中間ロール 6 中間ロール 5a 凹輪郭 6a 凹輪郭 5b 凸輪郭 6b 凸輪郭 7 水平中間ロール 8 水平中間ロール 9 分割ローラ 10 分割ローラ 9a 軸 10a 軸 11 支持ヘッド 16 圧延スタンドハウジング 17 支持ブリッジ 18 支持ブリッジ 19 シリンダ 20 シリンダ 21 補強ロール 22 補強ロール

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上下方向に、各々一対の小径作業ロール(1),
    (2),中間ロール(5),(6),補強ロール(2
    1),(22)を有する多段式の圧延スタンドにおい
    て、 前記両中間ロール(5),(6)を、湾曲した同一の輪
    郭を有し、かつ、取付位置を相互に180°転位されて
    上下点対称に設けられ、更に、軸方向に摺動可能に構成
    せしめ、 前記上下一対の小径作業ロール(1),(2)が、前記
    中間ロール(5),(6),補強ロール(21),(2
    2)の軸心を垂直に通る共通の軸平面から一側に変位さ
    れているとともに、両小径作業ロール(1),(2)の
    ロール胴部が水平方向に水平中間ロール(7),(8)
    を介して分割支持ローラ(9),(10)によって支持
    されており、一方、該分割支持ローラ(9),(10)
    は、前記小径作業ロール(1),(2)の軸線と直交す
    る軸線をもつキー付摺動軸(12),(13)を備え、
    かつ、独立せる軸箱(14),(15)毎に設けた軸
    (9a),(10a)に回動可能に軸支し、前記各軸箱
    (14),(15)に設けた前記キー付摺動軸(1
    2),(13)の外側端面は、スタンドハウジング(1
    6)に設けた支持ブリッジ(17),(18)に内蔵さ
    れるとともに、軸線が各キー付摺動軸(12),(1
    3)の軸線と一致する分割支持ローラ押出し用のシリン
    ダ(19),(20)に面当たりせしめて、分割支持ロ
    ーラ(9),(10)が支持ブリッジ(17),(1
    8)の中心に対して対称的に伸びる曲げ線に応じて位置
    可変であるように構成されており、前記中間ロール
    (5),(6)、および/または、小径作業ロール
    (1),(2)をロールベンディング可能に構成せしめ
    たことを特徴とする圧延スタンド。
JP1993009649U 1993-02-12 1993-02-12 圧延スタンド Expired - Lifetime JPH0756081Y2 (ja)

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JP1993009649U JPH0756081Y2 (ja) 1993-02-12 1993-02-12 圧延スタンド

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JPH0584401U JPH0584401U (ja) 1993-11-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3038865C1 (de) * 1980-10-15 1982-12-23 SMS Schloemann-Siemag AG, 4000 Düsseldorf Walzgeruest mit axial verschiebbaren Walzen
JPS57165104A (en) * 1981-04-02 1982-10-12 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd Multiple stages rolling mill having shape controlling function
JPS58119407A (ja) * 1982-01-06 1983-07-15 Hitachi Ltd 圧延機

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JPH0584401U (ja) 1993-11-16

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