JPH0744923B2 - 内視鏡の吸引管路切換装置 - Google Patents

内視鏡の吸引管路切換装置

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JPH0744923B2
JPH0744923B2 JP61282982A JP28298286A JPH0744923B2 JP H0744923 B2 JPH0744923 B2 JP H0744923B2 JP 61282982 A JP61282982 A JP 61282982A JP 28298286 A JP28298286 A JP 28298286A JP H0744923 B2 JPH0744923 B2 JP H0744923B2
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suction
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cylinder
valve
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康広 萬福
邦利 池田
裕久 植田
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旭光学工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、内視鏡の吸引管路に介挿されて、吸引管路
の切換えを行う内視鏡の吸引管路切換装置に関するもの
である。
[従来の技術] 内視鏡の吸引管路切換装置にはいろいろな形式のものが
採用されているが、近年は使用後の洗浄消毒やコストダ
ウンなどを目的として、例えば実公昭60-15523号公報に
示されるような非常にシンプルな形式のものが多く用い
られるようになってきた。第5図はその構造を示してお
り、シリンダ体51の底部には挿入部先端に開口する吸引
管路52aが接続され、腹部には吸引装置に連通する吸引
管路52bが接続されている。そしてゴム等の弾性体で一
体に形成された弁体54がシリンダ体51の下部を閉塞する
と共にシリンダ体の口部55を開いており、通常は通孔56
及びシリンダ体口部55を介して外気が吸引管路52bから
吸引装置に吸引されるようになっている。一方、弁体54
の頭部には指あて体57が突設されており、この指あて体
57をシリンダ体内方へ押すことにより、第5図の2点鎖
線に示されるように弁体54が移動してシリンダ体51の下
部を連通させると共に口部55を閉塞し、吸引管路52aを
介して吸引口から吸引が行われるようになっている。
[発明が解決しようとする問題点] 内視鏡の吸引管路切換装置の弁体は、構造をシンプルに
するためには上述のように弾性体で一体に形成されるの
がよいと考えられる。しかし上述の従来の内視鏡の吸引
管路切換装置は、第6図に示されるように、指あて体57
を斜め方向に押してしまうと、弾性体で形成された弁体
54がシリンダ体51内で変形して弁体54全体が傾いてしま
うので、シリンダ体の口部55が閉じきれず、指あて体57
を押し込んだときにも結局口部55から外気が吸引され
て、挿入部先端の吸引口からの吸引力が著しく低下して
しまう。そして、内視鏡を操作する術者は、挿入、観
察、処置などに多大の神経を集中しなければならないか
ら、このような弁操作の1つ1つに細かい神経を使って
はおられず、検査中に弁体54を斜めに押して、思うよう
に吸引が行われない事態がしばしば発生するという欠点
が生じていた。
この発明は、そのような従来の欠点を解消し、弁体が斜
めになりにくく、かつ、たとえ斜めになったとしても先
端の吸引口から正常な吸引が行なわれる内視鏡の吸引管
路切換装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上述の問題点を解決するための、本発明による内視鏡の
吸引管路切換装置は、 挿入部の先端に開口する吸引口と吸引装置との間を連通
する吸引管路の途中にシリンダ体を介挿し、そのシリン
ダ体内に弾性体よりなる弁体を外方に附勢して進退自在
に挿入すると共に、上記シリンダ体外に突出する指あて
体を上記弁体の頭部に設けて、通常は吸引装置が吸引口
と遮断されてシリンダ体の口部を介して外気と連通し、
指あて体を押して弁体をシリンダ体内方に移動させると
吸引装置と吸引口とが連通してシリンダ体の口部は閉塞
されるようにした内視鏡の吸引管路切換装置において、
上記指あて体を押したときに上記弁体がシリンダ体に対
して傾くのを防止する傾き防止手段と、指あて体を押し
て弁体を傾いたときにもシリンダ体の口部を閉塞するシ
ール手段とを設けたことを特徴とする。
[作用] 指あて体を外方から押すと、弁体がシリンダ体に対して
傾くのを傾き防止手段が防止するので、指あて体を斜め
方向に押しても弁体は傾き難く、比較的まっすぐにシリ
ンダ体内に押し込まれる。
また、術者の著しい不注意などによって指あて体が斜め
方向に強く押され、弁体が傾いてシリンダ体内に押し込
まれた場合にも、シリンダ体の口部をシール手段が閉塞
するので、吸引装置は外気と連通せず、吸引口だけが吸
引装置と連通して、挿入部先端から正常に吸引が行われ
る。
[実施例] 本発明の一実施例を第1図ないし第4図にもとづいて説
明する。
第1図は実施例の縦断面図であり、第2図はそのII−II
線切断面図である。図中、1は、内視鏡の挿入部先端2
に開口する吸引口、3は、内視鏡の外部に設けられた吸
引装置であり、これら吸引口1と吸引装置3との間を連
通するように吸引管路4(4a,4b)が設けられている。
5は上記吸引管路4の途中に介挿された吸引管路切換装
置であり、内視鏡の操作部(図示せず)に設けられてい
る。この吸引管路切換装置について以下に説明する。
6は、例えばステンレス鋼などの金属製又は合成樹脂製
のシリンダ体であり、上記吸引口1と連通する吸引管路
4aがシリンダ体6の底部6aに接続され、吸引装置3と連
通する吸引管路4bが胴部6bに接続され、シリンダ体6の
口部6cは開放形成されている。7は、ゴム等の弾性体に
より形成されて上記シリンダ体6内に進退自在に挿入さ
れた弁体であり、この弁体7の頭部には操作用の指あて
体8が一体に形成して設けられている。上記弁体7は、
シリンダ体6内の下部に形成された弁座6dに下方から当
接してシリンダ体6内を閉塞する下部弁体7dと、シリン
ダ体の口部6cの上端面に外方から対向するように上記指
あて体8の裏側に設けられたシール弁7c(シール手段)
と、これら下部弁体7dとシール弁7cとを連結する連結棒
体7aなどにより構成され、これらがすべて弾性体により
一体に形成されている。
上記シール弁7cは上記シリンダ体の口部6cに対向するよ
うに薄肉円筒状に形成されており、通常は第1図に示さ
れるようにシリンダ体の口部6cから離れて位置し、指あ
て体8を押して弁体7がシリンダ体6内方に移動する
と、第3図に示されるようにシリンダ体の口部6cに当接
して口部6cを閉塞するようになっている。また、指あて
体8が斜め方向に押されて弁体が傾いた時にも、第3図
に示されるようにこのシール弁7cが変形をしてシリンダ
体の口部6cを完全に閉塞するようになっている。
また、上記弁体7には、シリンダ体の口部6c付近でシリ
ンダ体6内にゆるく嵌合する嵌合体7b(傾き防止手段)
が形成され、嵌合体7bがシリンダ体6内に嵌合すること
により弁体7が傾くのを防止している。また、その嵌合
面に軸方向に複数の通気溝7eが形成されており、シリン
ダ体の口部6cを外気に連通している。一方、上記指あて
体8の近傍からシリンダ体の口部6cを覆うように、傘体
10が弾性体により弁体6と一体に形成されている。そし
て、この傘体10は、その縁部10aが、シリンダ体6から
突出固設されたフランジ体11に当接して、弁体7及び指
あて体8を常にシリンダ体外方に附勢している。また、
上記傘体10の側壁には複数の通孔12が穿設されており、
この通孔12を介してシリンダ体の口部6cが外気と連通し
ている。
このように構成された上記実施例によれば、通常は第1
図に示されるように、下部弁体7dが弁座6dに当接して吸
引装置3と吸引口1との間が閉塞遮断される一方で、吸
引装置3が通孔12とシリンダ体口部6c及び通気溝7eを介
して外気と連通して外気を吸引している。
そして指あて体8を外方から押すと、第3図に示される
ように、弁体7がシリンダ体6内方に移動して、下部弁
体7dが弁座6dから離れて吸引装置3が吸引口1と連通す
る一方で、シリンダ体口部6cがシール弁7cにより閉塞さ
れる。このとき、シリンダ体6内に弁体の嵌合体7bが嵌
合するので、指あて体8を斜め方向に押しても弁体7は
傾き難く、比較的まっすぐにシリンダ体6内に押し込ま
れる。
また、術者の著しい不注意などによって指あて体8が強
く斜め方向に押されると、弁体7が傾いてしまう場合も
あるが、そのような場合にも、第4図に示されるように
シール弁7cが弾性体によって薄肉円筒状に形成されてい
るので、シール弁7cは全体的に変形しながらシリンダ体
口部6cを全周にわたって閉塞し、外気はシリンダ体6内
と連通せず、挿入部先端の吸引口だけが吸引装置と連通
して挿入部先端から吸引が行われる。
尚、上記実施例において、指あて体8及び傘体10は弁体
7と一体に形成されているが、必ずしもその必要はな
く、金属その他によって別立体に形成してもよい。
[発明の効果] 本発明の内視鏡の吸引管路切換装置によれば、傾き防止
手段を設けたことにより弁体が傾き難く、しかも、たと
え弁体が傾いてもシリンダ体の口部がシール手段によっ
て閉塞されるので、弁体を斜め方向に強く押したとして
も、挿入部先端の吸引口から正常に吸引が行われる優れ
た効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の縦断面図、第2図はそのII
−II線切断面図、第3図は弁体がまっすぐ押し込まれた
状態の縦断面図、第4図は弁体が傾いて押し込まれた状
態の縦断面図、第5図及び第6図は従来の内視鏡の吸引
管路切換装置の縦断面図である。 1…吸引口、3…吸引装置、4…吸引管路、5…吸引管
路切換装置、6…シリンダ体、6c…口部、7…弁体、7a
…連結棒体、7b…嵌合体、7c…シール弁、7d…下部弁
体、7e…通気溝、8…指あて体、10…傘体、12…通孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−10031(JP,A) 実開 昭58−179101(JP,U) 実開 昭59−193402(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】挿入部の先端に開口する吸引口と吸引装置
    との間を連通する吸引管路の途中にシリンダ体を介挿
    し、そのシリンダ体内に弾性体よりなる弁体を外方に附
    勢して進退自在に挿入すると共に、上記シリンダ体外に
    突出する指あて体を上記弁体の頭部に設けて、通常は吸
    引装置が吸引口と遮断されてシリンダ体の口部を介して
    外気と連通し、指あて体を押して弁体をシリンダ体内方
    に移動させると吸引装置と吸引口とが連通してシリンダ
    体の口部は閉塞されるようにした内視鏡の吸引管路切換
    装置において、 上記指あて体を押したときに上記弁体がシリンダ体に対
    して傾くのを防止するための傾き防止手段と、指あて体
    を押して弁体が傾いたときにもシリンダ体の口部を閉塞
    するように弾性体によって薄肉の略円筒状に形成されて
    端面が全周においてシリンダ体の口部に圧接されるシー
    ル手段とを設けたことを特徴とする内視鏡の吸引管路切
    換装置。
  2. 【請求項2】上記傾き防止手段が、上記弁体と一体に設
    けられてシリンダ体内に嵌合する嵌合体である特許請求
    の範囲第1項記載の内視鏡の吸引管路切換装置。
JP61282982A 1986-11-26 1986-11-26 内視鏡の吸引管路切換装置 Expired - Fee Related JPH0744923B2 (ja)

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JP4893920B2 (ja) * 2005-07-15 2012-03-07 横河電機株式会社 電磁流量計
JP5430137B2 (ja) * 2008-12-16 2014-02-26 Hoya株式会社 電子内視鏡の遠隔操作ボタン装置
JP5602712B2 (ja) * 2011-11-21 2014-10-08 富士フイルム株式会社 内視鏡の吸引管路切り替え装置

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JPS5810031A (ja) * 1981-07-09 1983-01-20 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡の吸引切換え弁
JPS58179101U (ja) * 1982-05-26 1983-11-30 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡
JPS59193402U (ja) * 1983-06-10 1984-12-22 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡の吸引制御装置

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