JPH0744626A - 部品供給システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 作業者に負担をかけることなく、正確に部品
の供給管理を行う。 【構成】 部品装着機の部品使用状況に応じて、過不足
がないよう部品倉庫から適時に部品を供給する。また、
供給部品の照合検査，部品装着機への部品セット照合検
査を行い、入庫，出庫の管理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は部品倉庫から部品装着機
への部品供給システム、及び、自動組立機への部品供給
システムとして利用できる。

【０００２】

【従来の技術】図５と図６に従来方法を示す。

【０００３】先ず、図５の例について説明する。部品装
着機の部品カートリッジを積載したデバイスステージ
が、部品受け渡し位置へ移動して部品装着ノズルへ部品
を供給する。部品供給を受けた装着ノズルはプリント基
板の所定位置へ実装する。次々と部品が実装され部品カ
ートリッジの部品が無くなると、自動的にデバイスステ
ージが部品交換位置（図５位置）へ移動停止すると同時
に、ディスプレイ上に交換デバイスス番号と部品名が表
示される。オペレーターはあらかじめ部品倉庫から供給
されている部品の中から該部品を選び出し部品とディス
プレイ表示確認後部品交換を行う。

【０００４】次に図６の例について説明する。部品装着
機とパソコンとステーション（ＥＷＳ）は図６の様にＬ
ＡＮで結んだ構成である。部品リールには入庫時にバー
コードラベルが貼られている。部品カートリッジには部
品名、数量管理用メモリユニットを取り付けている。

【０００５】オペレーターは部品装着機のＣＲＴ（ディ
スプレイ）モニタ上の部品切れ予告表示により部品名、
デバイス番号を知り、段取り治具に部品カートリッジを
セットしてから該当部品リールを部品カートリッジへ取
り付ける。続いてバーコードリーダーで部品リールのバ
ーコードラベルを読み取ると、パソコンに部品名、数量
が記憶されると同時に、部品カートリッジのメモリユニ
ットにもリードライトヘッドを通じて同情報が記憶され
る。

【０００６】次に部品装着機の該当部品カートリッジ部
品切れによりデバイスステージが部品交換位置で停止す
ると部品カートリッジを交換する。部品装着機を運転状
態にすると部品装着機に取り付いているセンサーヘッド
（リードライトヘッド）でその部品カートリッジのメモ
リユニット読み取りチェックする。間違って部品を取り
付けた場合はＣＲＴモニタ表示と警報が発せられる。デ
バイスステージに積載した部品カートリッジから部品が
取り出される度に、メモリユニットの数量が自動的に減
産する機構が部品カートリッジについている。部品カー
トリッジから部品が取り出される度にチップマウンター
のセンサーヘッド（リードライトヘッド）でメモリユニ
ットのデータを読み出すことができ、これを行うとデバ
イスステージの読み取り位置への移動時間と読み取り時
間により部品装着機の稼働率が悪化するため部品カート
リッジ交換時のみ読み取りを行っている。従って、デバ
イスステージ積載の部品カートリッジの部品使用数量は
部品装着機のコントローラ内で実装した部品名、数量を
管理しながら、数分間隔でパソコン、ステーション（Ｅ
ＷＳ）へデータ送信している。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】前述の図５の例では部
品の名称，数量，及び部品装着機のデバイス番号の確認
の全てをオペレータにより行うため、部品の掛け間違い
が生じる。又、部品切れは部品装着機が停止するまで分
からないので、その時部品を準備する場合があり、部品
交換時のロスにより部品装着機の稼働率が低下する。

【０００８】図６の例では全ての部品カートリッジにメ
モリユニットの取り付けとメモリユニットの記憶数量を
自動的に減算する機構が必要なため部品カートリッジが
高価になる。又、部品カートリッジを交換してから部品
装着機を運転状態にしてセンサーヘッド（リードライト
ヘッド）でメモリユニット内容を読み取って初めて部品
の掛け間違いが判明する。従って、部品掛け間違いの場
合はその処理に時間がかかる。機種切り替え時の残部品
の保管は部品カートリッジに部品リールをセットしたま
ましなければならない。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明は上述する課題を
解決するためになされたもので、部品倉庫から部品装着
機への部品の供給を行う部品供給システムであって、部
品装着機による部品実装に部品装着機の部品供給部の機
種別デバイス番号と、部品編成データを予め登録するデ
ータベースと、部品品種、数量を識別する部品コードを
読み取る第１の部品コード読取り手段と、機種切り替え
時、生産変更時の残部品を、部品装着機より取り出す時
に部品品種、残数量を識別する部品コードラベルを発行
する第１の部品コード発行手段と、部品切れ、機種切り
替え、生産変更時の部品交換位置を示す部品交換位置表
示手段と、前記部品交換位置表示手段による指示位置で
の部品カートリッジ交換時の部品カートリッジ着脱確認
手段と、部品装着機の生産機種名、各デバイスの部品使
用数データ、部品切れ等の情報を送信する部品装着機制
御部と、が接続され、部品交換予告、部品交換指示、交
換確認、部品出庫準備データを生成する部品データ処理
装置Ａと、部品品種に対応した在庫数データを登録する
部品在庫データベースと、入荷時に品種、数量を識別す
る部品コードが設定されていない部品に対し、部品品
種、数量を入力し、部品コードラベルを発行する第２の
部品コード発行手段と、部品の入荷時、入庫時、出庫時
に部品の部品コードを読み取る第２の部品コード読取り
手段を備え、部品の入庫時、出庫時に部品品種、数量、
収納番号を表示するターミナルと、前記部品データ処理
装置Ａからの部品出庫準備データを表示する表示部と、
部品の入庫時、出庫時に収納位置を表示する部品収納位
置表示手段と、が接続された部品データ処理装置Ｂと、
を具備してなり、部品装着機の部品使用状況に応じて部
品を供給すると共に、供給部品の照合検査、部品使用セ
ット照合検査を行い、同時に、部品入荷、入庫、出庫管
理を行うことを特徴とする部品供給システムを提供する
ものである。

【００１０】以上の構成からなる部品供給システムによ
り部品の入荷から部品装着機への着脱までを部品コード
を基に管理する。部品装着機の部品使用状況を演算して
いる部品データ処理装置Ａから部品出庫準備データを部
品倉庫の部品データ処理装置Ｂへ送る。部品データ処理
装置Ｂでは表示部ｃに部品出庫準備の部品品種，数量，
部品収納位置番号の一覧表を表示、ターミナルに部品品
種，数量，部品収納位置番号を表示、部品収納位置表示
手段に部品取り出し位置を表示指示する。表示指示に従
って部品を取り出し部品コードを部品コード読み取り手
段で読み取り、部品データ処理装置Ｂで取り出し指示部
品との照合をする。取り出し部品を部品カートリッジに
セットしパレットに順次載せ、パレット編成が終わる
と、自動的に部品コード発行手段よりパレット識別用コ
ードラベルが発行され、そのラベルをパレットに貼り付
けて部品装着工程へ搬送する。

【００１１】部品装着工程に供給されたパレットのパレ
ット識別用コードを部品コード読み取り手段で読み取る
データと、部品データ処理装置Ａ内で出庫準備指示デー
タと、部品データ処理装置Ｂよりの出庫データとを演算
処理し照合確認後、表示部ｂにデバイスに対応した部品
を表示し部品準備を完了する。

【００１２】部品装着機の部品使用状況を演算している
部品データ処理装置Ａより部品切れが迫ってくると、表
示部ｂにデバイス番号，部品品種を予告表示する。又、
機構切り替えが迫ってくると、表示部ｂにデバイス番
号，部品品種を予告表示するとともに、部品交換位置表
示手段の機種切り替え該当デバイス番号全数を表示す
る。

【００１３】部品装着機制御部より部品切れデバイス番
号，部品品種データが部品データ処理装置Ａに送信され
ると、表示部ｂにデバイス番号，部品品種を表示すると
ともに、部品交換位置表示手段の該当デバイス番号を表
示する。該当デバイス番号の部品カートリッジを取り出
し、既に準備されている部品カートリッジをパレットか
ら取り上げ部品コードを部品コード読み取り手段で読み
取り該当デバイスにセットする。部品カートリッジ着脱
確認手段よりセットしたデバイス番号の部品カートリッ
ジ取り付けはデータが部品処理装置Ａに送信され、この
データと部品コード読み取りデータと交換指示のデバイ
ス番号，部品品種，数量データとを部品データ処理装置
Ａで演算照合検査する。

【００１４】部品装着機制御部より生産機種切り替え時
の機種名データが部品データ処理装置Ａに送信される
と、表示部ｂにデバイス番号，部品品種を表示部すると
ともに、部品交換位置表示手段の部品交換該当デバイス
番号を表示する。該当デバイス番号の部品カートリッジ
取り出し、部品コードを部品コード読み取り手段で読み
取る。この読み取りデータと、部品カートリッジ着脱確
認手段よりの部品カートリッジを取り出したデータと、
交換指示のデバイス番号，部品品種データとを部品デー
タ処理装置で演算照合検査する。部品コード発行手段よ
り残部品の部品品種，残数量識別用の部品コードラベル
が発行され、このラベルを取り出した部品に貼りつけ
る。尚、該当デバイス番号に取り付ける手順は前記部品
切れ処理と同様である。

【００１５】

【作用】以上の方法により部品装着機への部品供給にお
いて、部品切れを起こす前に部品が準備されるし、デバ
イスへの部品掛け間違いと残部品のデバイスよりの取り
出し間違いを即発見できる。又、残部品は残数量に書き
換えられた部品コードで管理できる。

【００１６】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図１〜図４に基づ
いて説明する。

【００１７】ターミナル（ロ）３１又は，部品データ処
理装置Ｂ２７で入荷処理を選択する。

【００１８】入荷部品リール５に部品コード１６が設け
られている場合は、ターミナル（ロ）３１に接続してい
る部品コード読み取り手段３２で読み取り、読み取りデ
ータをターミナル（ロ）３１と無線送受信装置２９間を
無線通信で送り、無線送受信装置に接続している部品デ
ータ処理装置Ｂ２７に転送され、このデータを部品在庫
データベース４５に格納する（図３参照）。尚、部品コ
ードには部品品種，数量のデータが入っている。部品在
庫データベースには、予め部品品種が部品データ処理装
置Ｂのキー入力又は、図示しない上位コンピューターよ
り上位ネットワーク２６を通じて登録されている。

【００１９】入荷部品に部品コードの無い場合は、ター
ミナル（ロ）のキーにより該当部品品種，数量を入力す
ると、自動的に部品コード発行手段２３ｂより部品コー
ドラベルを発行する。このラベルを部品リールに貼り付
ける。同時に部品在庫データベース４５に部品発行デー
タが格納される。

【００２０】次に、ターミナル（ロ）３１又は、部品デ
ータ処理装置Ｂ２７で入庫処理を選択する。

【００２１】ターミナル（ロ）３１の表示部，部品デー
タ処理装置Ｂ２７に接続されている表示部ｃ２８に入荷
処理した部品の部品名，数量と部品収納ラック３４の収
納先番号が表示される。と同時に、部品データ処理装置
Ｂと部品収納ラック３４の表示部ｄ３３、表示部ｅ３５
を繋いでいるケーブル３０を通じて、部品データ処理装
置Ｂの指令により部品収納位置表示手段４６の該当部品
収納ラックに対応する部品収納表示部ｄ３３，部品収納
該当番号の表示部ｅ３５を表示する。表示指示位置へ部
品を運び、部品コード読み取り手段３２で部品コードを
読み取る。この読み取りデータと収納指示した部品デー
タを部品データ処理装置Ｂ２７で演算照合検査する。収
納指示部品と間違った部品の場合は、アラーム音，表示
部ｅ３５の点滅表示、ターミナル（ロ）３１の表示部に
間違い表示、及びターミナル（ロ）の操作、表示が次の
ステップに進めないことにより間違いであることを知ら
せる。正しい部品を収納した場合は、ターミナル（ロ）
に次の収納部品情報を表示して、前記処理を繰り返す。
尚、入荷部品の入庫順番は、部品データ処理装置Ｂより
収納作業が最短距離で出来るように指示される。図４の
＃１〜＃１１に部品入荷から部品収納までのフローを示
す。部品装着工程からの戻り入庫処理は、図４の＃７〜
＃１１の手順で行う。

【００２２】次に、ターミナル（ロ）又は、部品データ
処理装置Ｂで出庫処理を選択する。出庫に先立って、部
品装着機１０の部品使用状況を演算している部品データ
処理装置Ａ２４で生成した部品出庫準備データを、部品
データ処理装置Ｂ２７へ適時に送信されている。したが
って、出庫処理を選択すると、ターミナル（ロ）の表示
部，部品データ処理装置Ｂの表示部ｃ２８に出庫準備す
べき部品の生産機種名，部品名，数量が表示される。と
同時に、部品データ処理装置Ｂ２７の指令により該当部
品収納ラック３４の表示部ｄ３３，該当棚番号表示部ｅ
３５を表示する。表示指示位置より部品を取り出し、部
品コード読み取り手段３２で部品コードを読み取る。こ
の読み取りデータと取り出し指示した部品データを部品
データ処理装置Ｂ２７で演算照合検査する。取り出し指
示部品と間違った部品の場合は、アラーム音，表示部ｅ
３５の点滅表示，ターミナル（ロ）３１の表示部に間違
い表示、及び、ターミナル（ロ）の操作，表示が次のス
テップに進めないことにより間違いであることを知らせ
る。正しい部品を取り出した場合は、部品リール５を部
品収納カートリッジ６に取り付けて、パレット１８上に
セットするるそして、ターミナル（ロ）に次の取り出し
部品情報が表示されており前記取り出し処理を繰り返
す。パレット１８上に指示された品種数が揃うと、部品
データ処理装置Ｂを通じて部品コード発行手段２３ｂよ
りパレット区別用のパレットコードラベル１９が発行さ
れる。このラベルをパレット１８に貼りつけて、部品装
着工程の該当部品装着機１０へ台車又は無人車１７にて
供給する。供給されるパレットの部品情報は、部品デー
タ処理Ｂ２７とＬＡＮ２５で結ばれている部品データ処
理装置Ａ２４に送られる。図４の＃１２〜＃２３に部品
出庫のフローを示す。

【００２３】部品装着機１０のデバイスステージ７ａ，
７ｂ上にセットされている部品カートリッジ６は、ボー
ルネジ１４の駆動によりデバイスステージが左右に移動
し、部品を吸着するノズル１１位置に停止し、部品をノ
ズル１１に供給する。ノズル１１は円周上に複数個配置
されており、回転機構により部品を装着順番にデバイス
ステージの動きと併せて部品を吸着する。吸着した部品
は、プリント基板１２を搬入し装着位置決めしてノズル
１１により順次プリント基板上に装着する。部品装着機
には、生産機種別のデバイスステージの部品編成データ
と装着プログラムを登録する部品装着データベース４１
を備えている。部品装着機の表示部ａ８は、部品切れ時
のデバイス番号，部品名及び装着機運転情報等を表示す
る。部品装着機の部品装着機制御部１５は、ケーブル２
０を通して部品データ処理装置Ａ２４と繋がり、部品装
着機制御部１５より制御機種名、各デバイスの部品使用
数のデータを部品データ処理装置Ａ２４へ送る。表示灯
９は、部品切れ，装着機の運転停止等を表示する。フレ
ーム１３は、装着機のフレームを示す。

【００２４】部品データ処理装置Ａ２４には、部品コー
ド読み取り手段２２，部品コード発行手段２３ａ，表示
部ｂ４３，部品データベース４４，部品交換位置表示手
段４２，部品カートリッジ着脱確認手段１が繋がってい
る。ケーブル２１は、部品交換位置表示手段４２，部品
カートリッジ着脱確認手段１への配線用である。

【００２５】図２は、部品交換位置表示手段４２と部品
カートリッジ着脱確認手段１の側面より見た図を示す。

【００２６】表示ＢＯＸ２はフレーム１３に取り付けこ
のＢＯＸに各デバイス番号に対応した表示部Ａ３，表示
部Ｂ４と部品カートリッジ着脱確認手段１用の上下駆動
部３８，軸受３９を取り付ける。尚、上下駆動部３８に
上下に摺動するシャフト３７を連結し、シャフト３７の
先にセンサー台３６を固定する。センサ台には、デバイ
ス番号に対応した部品カートリッジ着脱確認用センサー
１ａ，１ｂを取り付ける。センサー台３６は、図１の様
にデバイスステージ７ａ，７ｂが左右の部品交換位置へ
移動停止すると、センサー台３６が上昇してセンサー１
ａ，１ｂにより部品カートリッジの有無を検査する。ス
ライドレール４０ａ，４０ｂは、デバイスステージ７
ａ，７ｂの左右摺動用ガイドである。

【００２７】部品データ処理装置Ａ２４は、部品装着機
制御部１５よりの生産機種名データを受け、部品データ
ベース４４より予め登録されている該当生産機種のデバ
イスス番号と部品編成データを呼び出す。続いて、部品
装着機制御部１５より絶えず送られてくる各デバイスの
部品使用データを演算処理しながら、部品出庫準備デー
タを生成し、適時に部品データ処理装置Ｂ２７へ部品出
庫準備データを送信する。又、予め登録されている次の
生産機種についても、部品使用状況と生産数データの演
算処理により、機種切り替え用部品出庫準備データを生
成し、適時に部品データ処理装置ｂ２７へ送信する。

【００２８】倉庫より搬送されて来た部品準備済みのパ
レット１８のパレットバーコードラベル１９を、部品コ
ード読み取り手段２２により読み取り、このデータと部
品搬送に先立て部品データ処理装置Ｂ２７から送られて
いるパレット１８の部品情報を部品データ処理装置Ａ２
４で照合検査する。そして、間違いない場合は、表示部
ｂに準備部品一覧を表示し部品準備を確認する。部品装
着機制御部よりの部品使用情報をもとに部品データ処理
装置Ａは、部品切れが近い部品，部品切れ監視及び、前
述の部品準備データの生成を行う。部品切れの近い部品
については、表示部ｂ４３にデバイス番号，部品名，部
品切れまでの時間を表示させることができる。機種切り
替えの近い部品については、表示部ｂ４３に表示できる
と共に部品交換位置表示手段４２の表示部Ｂ４ａ，４ｂ
の該当デバイスを表示する。部品切れが発生すると、表
示部ｂ４４にデバイス番号，部品名を表示すると共に部
品交換位置表示手段４２の該当デバイス表示部Ａ３ａ，
３ｂを表示する。又、部品装着機の表示部ａ８及び、表
示灯９を表示する。部品装着機のデバイスステージ７
ａ，７ｂが、図１の様に部品交換位置へ移動して止ま
る。該当デバイスより空の部品カートリッジ６を取り出
す。間違ったデバイスより取り出した場合は、取り出し
たデバイスのセンサー１ａ，１ｂが動作し部品データ処
理装置Ａの照合により、アラーム音及び交換部品コード
の読み取りが出来なく、表示部ｂ４３に間違いであるこ
とを表示して知らせる。パレット１８より該当部品を取
り出し、部品コードを部品コード読み取り手段２２で読
み取ると、部品データ処理装置４により照合検査すると
共に、読み取りデータを記憶する。次に部品をデバイス
にセットする。間違った場合は前述と同様の警告を発す
る。部品交換が完了すると、表示部Ａ３は表示が消え、
部品装着機を再起動させる。

【００２９】機種切れ替え時は、該当デバイスより残部
品カートリッジを取り出すと、部品コード発行手段よ
り、部品データ処理装置Ａの演算結果の残部品データが
部品コードラベルとして発行される。このラベルを部品
リール５に貼り付ける。残部品は前述の戻り入庫処理を
行う。図４の＃２４〜＃４１に部品交換のフローを示
す。

【００３０】以上、全体システムの一実施例を述べた
が、図１の部品データ処理装置Ａと部品データ処理装置
Ｂを結んでいるＬＡＮ２５を取り外して、部品装着工程
側のみで部品供給システムを組み機能させることが出来
る。この場合の部品事前準備は、部品データ処理装置Ａ
において前述の部品出庫準備データを生成させ、このデ
ータを表示部ｂ４３に表示させると共に、図示しないプ
リンターで部品出庫準備データをプリントアウトする。
これらを見て部品切れを起こす前に部品を取り揃え、部
品カートリッジ６に部品セットしておく。機種切り替え
時の部品準備も同様に行う。

【００３１】

【発明の効果】以上述べたように本発明の部品供給シス
テムは、作業者に負担をかけることなく正確に部品の供
給及び部品交換ができる。又、部品切れ及び機種切り替
えが事前準備できるためチップマウンターの稼働率の向
上が図れる。部品の在庫管理及び入荷部品隘路管理が正
確にできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係わる部品供給システムの
全体を示す斜視図である。

【図２】部品カートリッジ着脱確認手段と部品交換位置
表示手段の側面図である。

【図３】本発明の概略フロー図である。

【図４】部品入荷から部品収納までのフロー図である。

【図５】従来例を示す斜視図である。

【図６】従来例を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ａ，ｂ センサー ３ａ，ｂ 表示部Ａ ４ａ，ｂ 表示部Ｂ ６ 部品カートリッジ １０ 部品装着機 １５ 部品装着機制御部 １７ 台車又は無人車 ２２ 部品コード読み取り手段 ２３ａ，ｂ 部品コード発行手段 ２４ 部品データ処理装置Ａ ２７ 部品データ処理装置Ｂ ２８ 表示部ｃ ３１ ターミナル（ロ） ３２ 部品コード読み取り手段 ３４ 部品収納ラック ３６ センサー台

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 部品倉庫から部品装着機への部品の供給
   を行う部品供給システムであって、 部品装着機による部品実装に部品装着機の部品供給部の
   機種別デバイス番号と、部品編成データを予め登録する
   データベースと、 部品品種、数量を識別する部品コードを読み取る第１の
   部品コード読取り手段と、 機種切り替え時、生産変更時の残部品を、部品装着機よ
   り取り出す時に部品品種、残数量を識別する部品コード
   ラベルを発行する第１の部品コード発行手段と、 部品切れ、機種切り替え、生産変更時の部品交換位置を
   示す部品交換位置表示手段と、 前記部品交換位置表示手段による指示位置での部品カー
   トリッジ交換時の部品カートリッジ着脱確認手段と、 部品装着機の生産機種名、各デバイスの部品使用数デー
   タ、部品切れ等の情報を送信する部品装着機制御部と、
   が接続され、部品交換予告、部品交換指示、交換確認、
   部品出庫準備データを生成する部品データ処理装置Ａ
   と、 部品品種に対応した在庫数データを登録する部品在庫デ
   ータベースと、 入荷時に品種、数量を識別する部品コードが設定されて
   いない部品に対し、部品品種、数量を入力し、部品コー
   ドラベルを発行する第２の部品コード発行手段と、 部品の入荷時、入庫時、出庫時に部品の部品コードを読
   み取る第２の部品コード読取り手段を備え、部品の入庫
   時、出庫時に部品品種、数量、収納番号を表示するター
   ミナルと、 前記部品データ処理装置Ａからの部品出庫準備データを
   表示する表示部と、 部品の入庫時、出庫時に収納位置を表示する部品収納位
   置表示手段と、が接続された部品データ処理装置Ｂと、 を具備してなり、部品装着機の部品使用状況に応じて部
   品を供給すると共に、供給部品の照合検査、部品使用セ
   ット照合検査を行い、同時に、部品入荷、入庫、出庫管
   理を行うことを特徴とする部品供給システム。