JPH0744487U - 樹脂テールゲートの構造 - Google Patents

樹脂テールゲートの構造

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JPH0744487U
JPH0744487U JP5443193U JP5443193U JPH0744487U JP H0744487 U JPH0744487 U JP H0744487U JP 5443193 U JP5443193 U JP 5443193U JP 5443193 U JP5443193 U JP 5443193U JP H0744487 U JPH0744487 U JP H0744487U
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JP
Japan
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outer panel
glass
panel
flange
upper outer
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Pending
Application number
JP5443193U
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English (en)
Inventor
井 政 賢 酒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ikuyo Co Ltd
Original Assignee
Ikuyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ikuyo Co Ltd filed Critical Ikuyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 表面は、ガラス(1)の上端にはアッパーア
ウターパネル(2)を、下端にはロアアウターパネル
(3)をそれぞれ接着剤で固着して形成し、裏面は前記
ガラス(1)、アッパーアウターパネル(2)及びロア
アウターパネル(3)の裏面周囲にインナーパネル
(4)を接着剤で固着するが、アッパーアウターパネル
(2)、ロアアウターパネル(3)及びインナーパネル
(4)に合成樹脂を用いるので、剛性の低い欠点を除去
するため各パネルの端部にフランジを形成するように構
成した。 【効果】 従来のように、板金を用いないので防錆の必
要がなく、従って防錆に必要な工程を省略できるととも
に、構造を単純化でき、また、合成樹脂を用いるので、
需要者の希望する形状のテールゲートを安価かつ、容易
に作成することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本考案は、自動車のテールゲートの改良に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】 自動車のテールゲートは、従来板金を使用して形成されて いたため、防錆対策に費用がかかる欠点があった。たとえば、アウ ターパネルには防錆鋼板を用いることが要求され、該アウターパネ ルとインナーパネルの結合部にはシーラー塗布が必要となる。また アウターパネル表面に凹凸のない滑らかさを維持するため、適宜イ ンナーパネルに折返しフランジを一体成形に設け、アウターパネル と折返しフランジとの間にシーラー塗布する個所を設けるなどの手 間を要する。更に、ガラス回りの構造も複雑化することが避けられ なかった。即ち、ガラスは、アウターパネルとインナーパネルのフ ランジ部に接着剤で固定されるが、接着剤はみ出し防止用部材や見 栄えをよくするためのモールを装着するのが一般である。のみなら ず、板金成形の制約から、需要者の求める形状を十分満足させるデ ザインを採用することができなかったし、自動車軽量化の大きな障 害ともなっていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 本考案は、前記障害を除き、安価であり ながら需要者の満足する形状を容易に作出でき、かつ軽量化に資す るテールゲートを提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための技術手段】 前記課題を解決するため、本考案にあ っては、従来使用された板金に代え、合成樹脂を用いてテールゲー トを形成した。まず、アウターパネルは、アッパーアウターパネル とロアアウターパネルに分割形成し、インナーパネルは一体として いずれも合成樹脂製とする。次に、前記アウターパネルのそれぞれ に後に詳しく述べるように一体成形したフランジ部を設け、ガラス に密着させ接着剤の厚みを一定に保ち得るようにするとともに、合 成樹脂は板金に比べ剛性が低いのでその欠点を補完できるようにし た。インナーパネルの構造も同様に構成してある。更にテールゲー トの両サイドは、ガラスとインナーパネルのみを接着するようにし てできるだけ簡素な構造とし、軽量化を図るとともに、費用の節減 に資するようにした。
【0005】
【実施例】 本考案を図面により説明する。図1は、本考案に係るテールゲ ートの正面図、図2は、同背面図、図3は、図1のA−A線断面に おける端面図、図4は、フランジの形状の一例を示す部分拡大図、 図5は、フランジの形状の他の実施例を示す部分拡大図であって、 本考案に係る樹脂テールゲートの表面は、ガラス(1)の上端には アッパーアウターパネル(2)を、下端にはロアアウターパネル( 3)を合成樹脂を用い、自動車全体の形状や需要者の好みの形状な どにあわせて作成して、それぞれ接着剤で固着して形成し、裏面は 合成樹脂を用いて作成し、ガラス(1)、アッパーアウターパネル (2)及びロアアウターパネル(3)の裏面周囲に接着剤で固着し て形成する。この場合、合成樹脂は板金より剛性が低い点で長所と もなり、欠点ともなる。長所としては、ガラス(1)に前記各パネ ルを接着剤で接着するとき、接着部に接着剤を塗布し押さえると各 パネルはガラス(1)に沿って無理なく固着することができる点に あり、前記の板金を用いた場合の欠点である余分の工程を要しない のである。欠点である、捩り剛性及び横剛性の低さを解消するため に、アウターパネル(2)、(3)にあってはガラス(1)と接着 する部分に、インナーパネル(4)にあっては、ガラス(1)及び アウターパネル(2)、(3)に接着する各部分にフランジを形成 した。フランジの形状は、図3、図4及び図5に示すように、断面 形状をコ字状又は略コ字状に(この場合、適宜の間隔で切欠き部又 はスリットを設けることが望ましい。)してフランジ(5)及び( 6)のようにするか、他の実施例として断面形状をL字状に形成し てフランジ(7)のようにして適宜の間隔で隔壁(8)を設けると よい。前記各フランジを設け剛性試験を実施したところ、捩り剛性 、横剛性及び曲げ剛性とも従来の板金製のものよりすぐれているこ とがわかった。
【0006】
【考案の効果】 本考案に係る樹脂テールゲートの構造によれば、従来の板 金製のものと比較して、剛性において劣ることがない、即ち欠点が ない上、工程が大幅に省略できるから大量生産に適し、安価な材料 を用いるため、需要者に安価な自動車を提供できるとともに、デザ インの点でも優れた形状のものを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の概要を示す正面図
【図2】 同背面図
【図3】 図1のA−A線断面における端面図
【図4】 フランジの部分拡大図
【図5】 同
【符合の説明】
1・・ガラス 2・・アッパーアウターパネル 3・・ロアアウターパネル 4・・インナーパネル 5・・フランジ 6・・フランジ 7・・フランジ 8・・隔壁

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面は、ガラス(1)の上端にはアッパ
    ーアウターパネル(2)を、下端にはロアアウターパネ
    ル(3)をそれぞれ接着剤で固着して形成し、裏面は前
    記ガラス(1)、アッパーアウターパネル(2)及びロ
    アアウターパネル(3)の裏面周囲にインナーパネル
    (4)を接着剤で固着して成ることを特徴とする樹脂テ
    ールゲートの構造
  2. 【請求項2】 前記アッパーアウターパネル(2)及び
    ロアアウターパネル(3)は、ガラス(1)と固着する
    部分に断面形状がコ字状のフランジ(5)を設け、前記
    インナーパネル(4)は、ガラス(1)、 アッパーアウターパネル(2)及びロアアウターパネル
    (3)に固着する部分に断面形状が略コ字状のフランジ
    (6)を設けたことを特徴とする請求項1の樹脂テール
    ゲートの構造
  3. 【請求項3】 前記アッパーアウターパネル(2)及び
    ロアアウターパネル(3)は、ガラス(1)と固着する
    部分に断面形状L字状のフランジ(7)を設け、該フラ
    ンジ(7)の裏面に所定間隔毎に隔壁(8)を形成し、
    前記インナーパネル(4)は、ガラス(1)、アッパー
    アウターバネル(2)及びロアアウターパネル(3)に
    固着する部分に断面形状L字状のフランジ(7)を設
    け、該フランジ(7)の裏面に所定間隔毎に隔壁(8)
    を形成したことを特徴とする請求項1の樹脂テールゲー
    トの構造
JP5443193U 1993-09-13 1993-09-13 樹脂テールゲートの構造 Pending JPH0744487U (ja)

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