JPH0744429B2 - 受信装置 - Google Patents
受信装置Info
- Publication number
- JPH0744429B2 JPH0744429B2 JP62011788A JP1178887A JPH0744429B2 JP H0744429 B2 JPH0744429 B2 JP H0744429B2 JP 62011788 A JP62011788 A JP 62011788A JP 1178887 A JP1178887 A JP 1178887A JP H0744429 B2 JPH0744429 B2 JP H0744429B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- local oscillation
- variable capacitance
- control output
- output voltage
- tuning circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はラジオ、テレビなどに用いる受信装置に関する
ものである。
ものである。
従来の技術 近年、受信装置におけるトラッキング調整は自動化の方
向にある。
向にある。
以下図面を参照しながら、従来の受信装置の一例につい
て説明する。
て説明する。
第3図は従来の受信装置のブロック図を示すものであ
る。第3図において、1はアンテナ、2はインダクタ、
3はトリマキャパッタ、4はバリキャップ、5はRFアン
プ、6はインダクタ、7はトリマキャパッタ、8はバリ
キャップ、9は局部発振用のPLLシンセサイザ、10は選
局器、11はミキサー、12はIFアンプである。
る。第3図において、1はアンテナ、2はインダクタ、
3はトリマキャパッタ、4はバリキャップ、5はRFアン
プ、6はインダクタ、7はトリマキャパッタ、8はバリ
キャップ、9は局部発振用のPLLシンセサイザ、10は選
局器、11はミキサー、12はIFアンプである。
以上のように構成された受信装置について、以下そのト
ラッキング調整動作について説明する。
ラッキング調整動作について説明する。
コイル6、トリマキャパッタ7、バリキャップ8、およ
びPLLシンセサイザ9よりなる局部発振器の発振出力信
号はミキサー11に供給され、バリキャップ8に対する制
御電圧は高周波増幅段におけるバリキャップ4に対して
も共通に印加される。ここで、インダクタ2、トリマキ
ャパッタ3、バリキャップ4よりなる同調部に対するト
ラッキング調整はインダクタ2もしくはトリマキャパッ
タ3を調整して最大感度を得るように行われる。
びPLLシンセサイザ9よりなる局部発振器の発振出力信
号はミキサー11に供給され、バリキャップ8に対する制
御電圧は高周波増幅段におけるバリキャップ4に対して
も共通に印加される。ここで、インダクタ2、トリマキ
ャパッタ3、バリキャップ4よりなる同調部に対するト
ラッキング調整はインダクタ2もしくはトリマキャパッ
タ3を調整して最大感度を得るように行われる。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、インダクタもしく
はトリマキャパッタは機械的調整部品であるので、自動
調整化できないという問題点を有していた。更に、受信
バンドを充分に広帯域化できないという問題点を有して
いた。
はトリマキャパッタは機械的調整部品であるので、自動
調整化できないという問題点を有していた。更に、受信
バンドを充分に広帯域化できないという問題点を有して
いた。
本発明は上記問題点に鑑み、インダクタもしくはトリマ
キャパッタなどによる機械的調整を排し、半導体技術を
活用したトラッキング調整を行ない得ると共に、受信バ
ンドの広帯域化を行ない得る受信装置を提供するもので
ある。
キャパッタなどによる機械的調整を排し、半導体技術を
活用したトラッキング調整を行ない得ると共に、受信バ
ンドの広帯域化を行ない得る受信装置を提供するもので
ある。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の受信装置は、高周
波増幅段の同調器においてバリキャップを2個宛設置
し、それぞれのバリキャップに対する制御電圧ラインが
バンド切換制御によって切換えられるスイッチを介して
局部発振制御電圧ラインおよびあらかじめ記憶されたト
ラッキングエラー最小化制御電圧ラインと接続されると
いう構成を備えたものである。
波増幅段の同調器においてバリキャップを2個宛設置
し、それぞれのバリキャップに対する制御電圧ラインが
バンド切換制御によって切換えられるスイッチを介して
局部発振制御電圧ラインおよびあらかじめ記憶されたト
ラッキングエラー最小化制御電圧ラインと接続されると
いう構成を備えたものである。
作用 本発明は上記した構成によって、バンド切換制御によっ
て切換えられるスイッチが局部発振制御電圧とトラッキ
ングエラー最小化制御電圧を切換えて高周波増幅段の同
調器におけるそれぞれのバリキャップに印加されること
になり、それぞれのバリキャップの容量変化範囲が異な
ることによって受信バンドの切換と共にトラッキングエ
ラーが最小になる調整が同時に行われることとなる。
て切換えられるスイッチが局部発振制御電圧とトラッキ
ングエラー最小化制御電圧を切換えて高周波増幅段の同
調器におけるそれぞれのバリキャップに印加されること
になり、それぞれのバリキャップの容量変化範囲が異な
ることによって受信バンドの切換と共にトラッキングエ
ラーが最小になる調整が同時に行われることとなる。
実施例 以下本発明の一実施例の受信装置について、図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
第1図は本発明の一実施例における受信装置のブロック
図を示すものである。第1図において、13はアンテナ、
14はインダクタ、15および16はバリキャップ、17はRFア
ンプ、18はインダクタ、19および33はバリキャップ、20
は局部発振用のPLLシンセサイザ、21はミキサー、22は
メモリ、23はD/Aコンバータ、24および25はスイッチ、2
6はバンド切換制御器、27は選局器、28はIFアンプ、29
ないし32は高周波阻止用抵抗である。
図を示すものである。第1図において、13はアンテナ、
14はインダクタ、15および16はバリキャップ、17はRFア
ンプ、18はインダクタ、19および33はバリキャップ、20
は局部発振用のPLLシンセサイザ、21はミキサー、22は
メモリ、23はD/Aコンバータ、24および25はスイッチ、2
6はバンド切換制御器、27は選局器、28はIFアンプ、29
ないし32は高周波阻止用抵抗である。
以上のように構成された受信装置について、以下その動
作を説明する。
作を説明する。
第1図において、まずスイッチ24がPLLシンセサイザ20
の出力制御信号側に、スイッチ25がD/Aコンバータ23の
出力制御信号側にそれぞれ切換えられているとする。こ
の場合は、バリキャップ16および19が主たる同調可変に
寄与し、バリキャップ15および33がトラッキングエラー
を最小にする補正機能に寄与する。次にスイッチ24がD/
Aコンバータ23の出力制御信号側に、スイッチ25がPLLシ
ンセサイザ20の出力制御信号側にそれぞれ切換えられた
とする。この場合は、バリキャップ15および33が主たる
同調可変に寄与し、バリキャップ16および19がトラッキ
ングエラーを最小にする補正機能に寄与する。ここで、
バリキャップ16および19、ならびにバリキャップ15およ
び33それぞれの容量変化特性例を第2図に示す。第2図
において、例えばバリキャップ16および19がAに示す特
性、バリキャップ15および33がBに示す特性であれば、
バリキャップ16および19が主たる同調可変に寄与する場
合は比較的低い受信バンドをカバーし、バリキャップ15
および33が主たる同調可変に寄与する場合は比較的高い
受信バンドをカバーすることになる。第2図において、
特性AおよびBが共通のバイアス制御電圧範囲V1ないし
V2において、バリキャップ容量CA2ないしCB1でオーバラ
ップしておれば、切換えられる受信バンドは両者間で連
続性が維持できる。また特性AおよびBが上記の様にオ
ーバラップするものもしくはオーバラップしないものを
選択するのは任意である。第1図において、メモリ22に
記憶されるデータは、受信周波数に対応してトラッキン
グエラーが最小となるようにバリキャップで補正される
べき容量に相当するディジタル信号があらかじめ記憶設
定されているものである。そして、この記憶されたディ
ジタル信号はD/Aコンバータ23でアナログ制御電圧に変
換される。第1図において、選局器27の制御出力信号は
PLLシンセサイザ20のプログラマブルカウンタ(図示せ
ず)のプログラム信号として、またメモリ22のアドレス
指定信号として、またバンド切換制御器26の切換制御信
号として共通に供給されるものである。
の出力制御信号側に、スイッチ25がD/Aコンバータ23の
出力制御信号側にそれぞれ切換えられているとする。こ
の場合は、バリキャップ16および19が主たる同調可変に
寄与し、バリキャップ15および33がトラッキングエラー
を最小にする補正機能に寄与する。次にスイッチ24がD/
Aコンバータ23の出力制御信号側に、スイッチ25がPLLシ
ンセサイザ20の出力制御信号側にそれぞれ切換えられた
とする。この場合は、バリキャップ15および33が主たる
同調可変に寄与し、バリキャップ16および19がトラッキ
ングエラーを最小にする補正機能に寄与する。ここで、
バリキャップ16および19、ならびにバリキャップ15およ
び33それぞれの容量変化特性例を第2図に示す。第2図
において、例えばバリキャップ16および19がAに示す特
性、バリキャップ15および33がBに示す特性であれば、
バリキャップ16および19が主たる同調可変に寄与する場
合は比較的低い受信バンドをカバーし、バリキャップ15
および33が主たる同調可変に寄与する場合は比較的高い
受信バンドをカバーすることになる。第2図において、
特性AおよびBが共通のバイアス制御電圧範囲V1ないし
V2において、バリキャップ容量CA2ないしCB1でオーバラ
ップしておれば、切換えられる受信バンドは両者間で連
続性が維持できる。また特性AおよびBが上記の様にオ
ーバラップするものもしくはオーバラップしないものを
選択するのは任意である。第1図において、メモリ22に
記憶されるデータは、受信周波数に対応してトラッキン
グエラーが最小となるようにバリキャップで補正される
べき容量に相当するディジタル信号があらかじめ記憶設
定されているものである。そして、この記憶されたディ
ジタル信号はD/Aコンバータ23でアナログ制御電圧に変
換される。第1図において、選局器27の制御出力信号は
PLLシンセサイザ20のプログラマブルカウンタ(図示せ
ず)のプログラム信号として、またメモリ22のアドレス
指定信号として、またバンド切換制御器26の切換制御信
号として共通に供給されるものである。
なお、実施例において局部発振器はPLLシンセサイザ20
としたが、PLLシンセサイザ20はD/Aコンバータを用いた
オープンシンセサイザ方式を用いてもよい。
としたが、PLLシンセサイザ20はD/Aコンバータを用いた
オープンシンセサイザ方式を用いてもよい。
発明の効果 以上のように本発明は、バリキャップ15、16、19および
33、スイッチ24および25、バンド切換制御器26、メモリ
22、D/Aコンバータ23、更に選局器27を設けることによ
り、広帯域の受信バンドにおいて純電子的にトラッキン
グエラーを最小にし、常に最高感度を得ることが出来
る。これによって高精度なトラッキング調整最良状態が
広帯域の受信バンドにおいて長時間に渡って安定に確保
でき、高性能な受信装置を構成することができる。更
に、本発明はそれぞれの可変容量素子を同調制御目的な
らびにトラッキングエラー最小化制御目的に対してそれ
ぞれ適宜任意に切り換えて、そぞれの可変容量素子の全
てを常時機能させることが可能であり、これによって、 (1) 広帯域の受信バンド領域が確保できる、 (2) 広帯域の受信バンド領域の全帯域に渡ってトラ
ッキングエラー最小性能が確保できる、 (3) 上記(1)および(2)が最小個数の可変容量
素子を用いて実現できる、 などの効果が発揮できる。
33、スイッチ24および25、バンド切換制御器26、メモリ
22、D/Aコンバータ23、更に選局器27を設けることによ
り、広帯域の受信バンドにおいて純電子的にトラッキン
グエラーを最小にし、常に最高感度を得ることが出来
る。これによって高精度なトラッキング調整最良状態が
広帯域の受信バンドにおいて長時間に渡って安定に確保
でき、高性能な受信装置を構成することができる。更
に、本発明はそれぞれの可変容量素子を同調制御目的な
らびにトラッキングエラー最小化制御目的に対してそれ
ぞれ適宜任意に切り換えて、そぞれの可変容量素子の全
てを常時機能させることが可能であり、これによって、 (1) 広帯域の受信バンド領域が確保できる、 (2) 広帯域の受信バンド領域の全帯域に渡ってトラ
ッキングエラー最小性能が確保できる、 (3) 上記(1)および(2)が最小個数の可変容量
素子を用いて実現できる、 などの効果が発揮できる。
第1図は本発明の一実施例における受信装置のブロック
図、第2図は本発明の実施例に用いるバリキャップの特
性例図、第3図は従来の受信装置のブロック図である。 14,18……インダクタ、15,16,19,33……バリキャップ、
24,25……スイッチ、20……PLLシンセサイザ、22……メ
モリ、23……D/Aコンバータ、26……バンド切換制御
器、27……選局器。
図、第2図は本発明の実施例に用いるバリキャップの特
性例図、第3図は従来の受信装置のブロック図である。 14,18……インダクタ、15,16,19,33……バリキャップ、
24,25……スイッチ、20……PLLシンセサイザ、22……メ
モリ、23……D/Aコンバータ、26……バンド切換制御
器、27……選局器。
Claims (2)
- 【請求項1】第1および第2の可変容量素子を設置した
局部発振同調回路及び局部発振制御器を有する局部発振
部と、第1および第2の可変容量素子を設置した高周波
同調回路を有する高周波部と、トラッキングエラーを最
小とする制御電圧をあらかじめ記憶した補助制御手段
と、上記補助制御手段の補助制御出力電圧及び上記局部
発振制御器の局部発振制御出力電圧のそれぞれを、バン
ド切換制御器の制御出力に従って、上記局部発振同調回
路および上記高周波同調回路それぞれにおける第1もし
くは第2の可変容量素子に供給するスイッチを具備し、
上記スイッチによって上記局部発振同調回路および上記
高周波同調回路それぞれにおける第1の可変容量素子に
局部発振制御出力電圧が供給された場合には第2の可変
容量素子に補助制御出力電圧が供給され、第1の可変容
量素子に補助制御出力電圧が供給された場合には第2の
可変容量素子に局部発振制御出力電圧が供給されること
を特徴とする受信装置。 - 【請求項2】局部発振制御器として、PLL(位相ロック
ループ)シンセサイザ方式もしくはD/Aコンバータを用
いたオープンシンセサイザ方式を用いたことを特徴とす
る請求項1記載の受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62011788A JPH0744429B2 (ja) | 1987-01-21 | 1987-01-21 | 受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62011788A JPH0744429B2 (ja) | 1987-01-21 | 1987-01-21 | 受信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63180208A JPS63180208A (ja) | 1988-07-25 |
JPH0744429B2 true JPH0744429B2 (ja) | 1995-05-15 |
Family
ID=11787664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62011788A Expired - Lifetime JPH0744429B2 (ja) | 1987-01-21 | 1987-01-21 | 受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0744429B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003505901A (ja) * | 1999-07-19 | 2003-02-12 | ケンブリッジ シリコン ラジオ リミテッド | 調整可能なフィルタ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6017249B2 (ja) * | 1978-09-30 | 1985-05-01 | 松下電器産業株式会社 | テレビジョン受像機のチュ−ナ回路 |
JPS60189314A (ja) * | 1984-03-08 | 1985-09-26 | Nippon Technical Co Ltd | 同調器のトラツキング調整回路 |
-
1987
- 1987-01-21 JP JP62011788A patent/JPH0744429B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003505901A (ja) * | 1999-07-19 | 2003-02-12 | ケンブリッジ シリコン ラジオ リミテッド | 調整可能なフィルタ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63180208A (ja) | 1988-07-25 |
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