JPH0743251B2 - 光学式変位計 - Google Patents

光学式変位計

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JPH0743251B2
JPH0743251B2 JP4186114A JP18611492A JPH0743251B2 JP H0743251 B2 JPH0743251 B2 JP H0743251B2 JP 4186114 A JP4186114 A JP 4186114A JP 18611492 A JP18611492 A JP 18611492A JP H0743251 B2 JPH0743251 B2 JP H0743251B2
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optical
beam splitter
detecting
pinhole
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純 明渡
祐一 岡崎
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    • G02B27/28Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 for polarising
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、工作物等の表面の形
状及び粗さを高感度に測定するための光学式変位計に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】工作物の表面の形状及び荒さは、機械加
工の特性を評価するための重要な因子である。最近は球
面若しくは非球面のミラーを機械加工することが行われ
ており、この場合に被加工物の表面を測定してその情報
を加工部へフィードバックして加工を行うことが行われ
ている。この場合の被加工面であるミラーの表面の凹凸
は例えば10nm程度の大きさであり、従ってこの被工
作物の表面の荒さを測定するために高精度かつ高感度の
変位計が必要である。従来非接触でこのような被加工物
の表面を測定する変位計としては臨界角法や非点収差法
等の焦点エラー検出法を用いた光学式変位計が開発さ
れ、超精密加工におけるインプロセス計測に応用されて
いる。このような光学式変位計として従来用いられてい
るものは例えば図9に示すように、レーザダイオード1
2からの光を第3の偏光ビームスプリッタ4及びミラー
6bで反射して、対物レンズ2を有する光学プローブで
被加工物の表面14を照明し、その反射光を4分割フォ
トダイオード40で検出している。この場合には反射光
の焦点位置F1が被測定面14の凹凸の出入に応じて光
軸上に移動するので4分割フォトダイオード40上のス
ポットの形状の変化が生じ、この光の形状の変化を4分
割フォトダイオード40が測定して、被測定面14の凹
凸を検出している。ただし、この場合には焦点位置F1
の変化の方向つまり被測定面14の凹凸がプラスである
かマイナスであるか弁別することができないので、これ
を弁別させるためにシリンドルカルレンズ37を使用
し、焦点位置F1の出入に応じて4分割フォトダイオー
ド40上のスポットの形状のゆがみの方向が変化するよ
うに構成したものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、このような
従来の光学式変位計では被測定面にθの傾きがあると反
射光は入射光に対して2θ傾くことになるのでθの角度
が大きいと反射光が検出用の光学系に入らないことがあ
る。また被測定面の凹凸の情報に被測定面の傾きの情報
が干渉して測定面の凹凸に関する測定誤差が大きくなる
という傾向がある。このようなことから被測定面が傾き
をもっている場合に被測定面からの反射光が正しく光学
系の光軸上を通過するように補正することができ、被測
定面の傾きの影響を受けずに精度の高い測定をすること
ができる光学式変位計の開発が望まれている。この発明
は上記の如き事情に鑑みてなされたものであって、被測
定面が傾きをもっている場合に被測定面からの反射光が
正しく光学系の光軸上を通過するように補正することが
でき、被測定面の傾きの影響を受けずに精度の高い測定
をすることができる光学式変位計を提供することを目的
とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的に対応して、こ
の発明の光学式変位計は対物レンズからの光の光路中に
配置されている光ビーム偏向器と前記光ビーム偏向器か
らの光の焦点位置を検出する焦点位置検出光学系と横方
向位置を検出する横方向位置検出光学系とを有する焦点
位置及び横方向位置検出装置とを備え、前記焦点位置及
び横方向位置検出装置は、前記光ビーム偏向器からの光
を分割する第1のビームスプリッタと前記第1のビーム
スプリッタで分割された一方の光の光路中に位置する第
1のピンホールと第1の半導体光位置検出器と前記ビー
ムスプリッタで分割された他方の光の光路中に位置する
第2のピンホールと第2の半導体光位置検出器を備え、
前記第1のピンホールは前記一方の光の基準位置におけ
る焦点位置よりも前記第1の半導体光位置検出器寄りに
配置され、前記第2のピンホールは前記他方の光の基準
位置における焦点位置よりも前記ビームスプリッタ寄り
に配置されていることを特徴としている。また、この発
明の他の光学変位計は、対物レンズからの光の光路中に
配置されている光ビーム偏向器と前記光ビーム偏向器か
らの光の焦点位置を検出する焦点位置検出光学系と横方
向位置を検出する横方向位置検出光学系とを有する焦点
位置及び横方向位置検出装置と前記光ビーム偏向器から
の光を分割するビームスプリッタとを備え、前記焦点位
置及び横方向位置検出装置は前記ビーム偏向器からの光
を分割する第2のビームスプリッタと前記第2のビーム
スプリッタで分割された一方の光の焦点位置を検出する
前記焦点位置検出光学系と前記第2のビームスプリッタ
で分割された他方の光の横方向位置を検出する前記横方
向位置検出光学系とを備え、前記焦点位置検出光学系は
前記一方の光を分割する第1のビームスプリッタと前記
第1のビームスプリッタで分割された一方の光の光路中
に位置する第1のピンホールと第1の光検出器と前記第
1のビームスプリッタで分割された他方の光の光路中に
位置する第2のピンホールと第2の光検出器を備え、前
記第1のピンホールは前記一方の光の基準位置における
焦点位置よりも前記第1の光検出器寄りに配置され、前
記第2のピンホールは前記他方の光の基準位置における
焦点位置よりも前記第1のビームスプリッタ寄りに配置
されていることを 特徴としている。
【0005】
【作用】レーザダイオードが発光し、その光がコリメー
タレンズを通して第1の偏光ビームスプリッタに入射さ
れ、ここで反射されて1/4波長板を通りミラーに入射
し、ミラーで反射されて対物レンズを通り被測定面を照
明する。被測定面で反射された光は対物レンズを通りミ
ラーで反射され1/4波長板、第1の偏光ビームスプリ
ッタを通って焦点位置及び横方向位置検出装置に達し、
光束の焦点位置及び光束の横方向位置が検出される。光
束の焦点位置は被測定面の光軸方向の変位をあらわす。
光束の横方向位置は光束の傾きをあらわすので、横方向
位置の検出信号によって光束の傾きの影響を補正するこ
とができる。
【0006】
【実施例】図1において1は光学式変位計である。光学
式変位計1は対物レンズ2、光ビーム偏向器3、第3の
偏光ビームスプリッタ4、焦点位置及び横方向位置検出
装置5を備えている。光ビーム偏向器3は入射光を偏向
させて出射光の方向を制御するものである。この図1に
示す実施例では光ビーム偏向器3はミラー6と駆動装置
7によって構成されている。ミラー6は可動であって、
このミラー6はミラー駆動装置7によって駆動されて向
きを調整することができる。光ビーム偏向器3はこの他
に図8に示すように固定位置のミラー6bと結晶体偏光
素子13で構成することもできる。光ビーム偏向器3と
第3の偏光ビームスプリッタ4との間には1/4波長板
8が配置される。また第3の偏光ビームスプリッタ4の
入射側にはコリメータレンズ11及びレーザダイオード
12が配置される。
【0007】焦点位置及び横方向位置検出装置5は第3
の偏光ビームスプリッタを出た被測定面14からの反射
光の焦点位置と横方向位置とを検出するためのものであ
る。この焦点位置を検出するための焦点位置検出光学系
と横方向位置を検出するための横方向位置検出光学系と
は共に焦点位置及び横方向位置検出装置5に含まれる
が、両者は1つに合体させて構成してもよいし、また別
個に分離して構成してもよい。
【0008】そこでまず焦点位置検出光学系と横方向位
置検出光学系とが1つに合体して焦点位置及び横方向位
置検出装置5を構成する場合の実施例について説明す
る。すなわち図2に示すように、焦点位置及び横方向位
置検出装置5bは第1の偏光ビームスプリッタ15を備
え、第3の偏光ビームスプリッタ4と第1の偏光ビーム
スプリッタ15との間にはレンズ16及び1/2波長板
17が配置されている。第1の偏光ビームスプリッタ1
5の反射側には第1のピンホール18と第1の半導体光
位置検出器21が配置され、また第1の偏光ビームスプ
リッタ15の透過側には第2のピンホール22と第2の
半導体光位置検出器23とが配置されるが、ここで重要
なことは光学系の基準位置において第1のピンホール1
8は光学系の基準位置における光の焦点位置F1よりも
第1の半導体光位置検出器21寄りに配置されている点
であって、また第2のピンホール22は基準位置におけ
る光の焦点位置F2よりも第1の偏光ビームスプリッタ
15寄りに位置している点である。第1の半導体光位置
検出器21及び第2の半導体光位置検出器23は検出し
た光のスポットの重心を検出する重心位置検出機能を備
えている。
【0009】つぎにこのような構成の光学式変位計にお
ける被測定体の表面(被測定面)の凹凸を検出する原理
について説明する。レーザダイオード12が発光し、そ
の光がコリメータレンズ11を通して第3の偏光ビーム
スプリッタ4に入射され、ここで反射されて1/4波長
板8を通り光ビーム偏向器3のミラー6に入射し、ミラ
ー6で反射されて対物レンズ2を通り被測定面14を照
明する。被測定面14で反射された光は対物レンズ2を
通りミラー6で反射され1/4波長板8、第3の偏光ビ
ームスプリッタ4、レンズ16、1/2波長板17を通
って第1の偏光ビームスプリッタ15に達する。第1の
偏光ビームスプリッタ15では入射光束は一方の光束2
4と他方の光束25とに分割される。一方の光束24は
焦点位置F1で収束して、さらに拡散しながら第1のピ
ンホール18を通過して第1の半導体光位置検出器21
上にスポットを形成する。
【0010】従って、図4に示すように第1の半導体光
位置検出器21上のスポットの大きさは焦点位置F1の
変化によって変化する。一方、第1の偏光ビームスプリ
ッタ15で分割された他方の光束25は第2のピンホー
ル22を通過して焦点位置F2で収束し、その後拡散し
て第2の半導体光位置検出器23の上にスポットを形成
する。従って、第2の半導体光位置検出器23上に形成
されるスポットの大きさは焦点位置F2の位置によって
変化する。前記のように一方の光束24は焦点F1の位
置に応じて第1のピンホール18でカットされる部分が
あるので焦点位置F1の位置に応じて、第1の半導体光
位置検出器21が検出した光量は図3の曲線PD1で示
したようになる。同様に他方の光束23も焦点位置F1
に応じて第2のピンホール22によって遮断される部分
があるので、第2の半導体光位置検出器23が受光する
光の光量は図3のPD2で示す曲線のように変化する。
【0011】従って、2つの半導体光位置検出器21及
び23の光量の差を(PD2−PD1)/(PD2+P
D1)の式でとると、その曲線は図3の線bのような状
態になる。この図3の線bからわかるように2つの焦点
位置F1が基準位置にあるとき2つの半導体光位置検出
器21、23で検出される光量は等しくなり、その差は
ゼロとなる。一方、焦点位置が前方すなわち半導体光位
置検出器寄りに移動すると、第1の半導体光位置検出器
21の受光量は増加し、第2の半導体光位置検出器23
の受光量は低下する結果(図4A)参照)、2つの半導
体光位置検出器の受光量の差はプラス側に大きくなり、
また2つの焦点位置が第2の偏光ビームスプリッタ15
寄りに変化すると第1の半導体光位置検出器21で検出
する光量は低下し、第2の半導体光位置検出器23で検
出する光の光量は増加する結果(図4C)参照)、光量
の差はマイナス側に大きくなる。これらの図2の線bで
示す光量の差の変化、つまり焦点位置の変化は対物レン
ズ2の焦点位置にある被測定面14の凹凸に対応するの
で、結局図4の線bから被測定面14の凹凸を測定する
ことができる。仮に被測定面14の対物レンズ2の焦点
Foにある測定部位が傾斜している場合には第1の偏光
ビームスプリッタ15から出た一方の光束及び他方の光
束24、25が光軸から横方向にずれることになる。そ
の結果光束のうち第1のピンホール18及び第2のピン
ホール22で不均等に遮断される部分が生ずる結果(図
4B)及びD)参照)、第1の半導体光位置検出器21
及び第2の半導体光位置検出器23上のスポットの形状
は移動することになる。この移動したスポットの重心位
置を半導体光位置検出器21または23で検出すること
によって、被測定部の傾きを検出することができる。傾
きが大きくて被測定部位からの反射光が光ビーム偏向器
3のミラー6で反射された場合に、その反射光が光軸か
ら大きくずれて第1の偏光ビームスプリッタ15に入ら
ないことがあるが、この場合には半導体光位置検出器2
1または23からの信号に基ずいてミラー駆動装置7を
駆動し、スポットの重心が光軸上に戻るように調整をす
る。
【0012】以上、説明した実施例は焦点位置検出光学
系と横方向位置検出光学系とを1つに合体させた焦点位
置及び横方向検出装置5とを使用した実施例であるが、
次に焦点位置検出光学系と横方向位置検出光学系とを別
個に設ける実施例について説明する。図5において、1
bは他の実施例に係わる光学式変位計であって光学式変
位計1bは先に説明した光学式変位計1の焦点位置及び
横方向検出装置5として焦点位置検出光学系26、横方
向位置検出光学系27、及び第3の偏光ビームスプリッ
タ28を備えている。焦点位置検出光学系26としては
図6に示すように、第1の偏光ビームスプリッタ15を
備え、第3の偏光ビームスプリッタ28と第1の偏光ビ
ームスプリッタ15との間にはレンズ16及び1/2波
長板17が配置されている。第1の偏光ビームスプリッ
タ15の反射側には第1のピンホール18と第1の光検
出器31が配置され、また第1の偏光ビームスプリッタ
15の透過側には第2のピンホール22と第2の光検出
器32とが配置されるが、ここで重要なことは光学系の
基準位置において第1のピンホール18は光学系の基準
位置における光の焦点位置F1よりも第1の光検出器3
1寄りに配置されている点であって、また第2のピンホ
ール22は基準位置における光の焦点位置F2よりも第
1の偏光ビームスプリッタ15寄りに位置している点で
ある。一方、横方向位置検出光学系27はレンズ33、
第3のピンホール34、ミラー35及び第3の半導体光
位置検出器36を備えており、第3の偏光ビームスプリ
ッタ28の出射光をレンズ33で収束させ、第3のピン
ホール34を通し、ミラー35で光路変更したのち第3
の半導体光位置検出器36に入射するように構成されて
いる。
【0013】つぎにこのような構成の光学式変位計1b
における被測定体の表面(被測定面14)の凹凸を検出
する原理について説明する。レーザダイオード12が発
生し、その光がコリメータレンズ11を通して第3の偏
光ビームスプリッタ4に入射され、ここで反射されて1
/4波長板8を通り、光ビーム偏向器3のミラー6に入
射し、ミラー6で反射されて対物レンズ2を通り被測定
面14を照明する。被測定面14で反射された光は対物
レンズ2を通りミラー6で反射され1/4波長板8、第
3の偏光ビームスプリッタ4を通って焦点位置及び横方
向位置検出装置5に入る。焦点位置及び横方向位置検出
装置5に入った光は第2の偏光ビームスプリッタ28で
2分割され、一方の光は焦点位置検出光学系26に入
り、他方の光は横方向位置検出光学系27に入る。焦点
位置検出光学系26に入った光は、レンズ16、1/2
波長板17を通って第1の偏光ビームスプリッタ15に
達する。第1の偏光ビームスプリッタ15では入射光束
は一方の光束24と他方の光束25とに分割される。一
方の光束24は焦点位置F1に収束して、さらに拡散し
ながら第1のピンホール18を通過して第1の光検出器
31上にスポットを形成する。
【0014】従って、第1の光検出器31上のスポット
の大きさは焦点位置F1の変化によって変化する。一
方、第1の偏光ビームスプリッタ15で分割された他方
の光束25は第2のピンホール22を通過して焦点位置
F2で収束し、その後拡散して第2の光検出器32の上
にスポットを形成する。従って、第2の光検出器32上
に形成されるスポットの大きさは焦点位置F2の位置に
よって変化する。前記のように一方の光束24は焦点F
1の位置に応じて第1のピンホール18でカットされる
部分があるので焦点位置F1の位置に応じて、第1の光
検出器31が検出した光量は図2の曲線PD1で示した
ようになる。同様に他方の光束25も焦点位置F1に応
じて第2のピンホール22によって遮断される部分があ
るので、第2の光検出器32が受光する光の光量は図3
のPD2で示す曲線のように変化する。
【0015】従って、2つの光検出器31及び32の光
量の差を(PD2−PD1)/(PD2+PD1)の式
でとると、その曲線は図3の線bのような状態になる。
この図3の線bからわかるように2つの焦点位置F1が
基準位置にあるとき2つの光検出器31、32で検出さ
れる光量は等しくなり、その差はゼロとなる。一方、焦
点位置が前方すなわち光検出器寄りに移動すると、第1
の光検出器31の受光量は増加し、第2の光検出器32
の受光量は低下する結果(図4A)参照)、2つの光検
出器の受光量の差はプラス側に大きくなり、また2つの
焦点位置が第1の偏光ビームスプリッタ15寄りに変化
すると第1の光検出器31で検出する光量は低下し、第
2の光検出器32で検出する光の光量は増加する結果
(図4C)参照)、光量の差はマイナス側に大きくな
る。これらの図3の線bで示す光量の差の変化、つまり
焦点位置の変化は対物レンズ2の焦点位置にある被測定
面の凹凸に対応するので、結局図3の線bから被測定面
14の凹凸を測定することができる。一方、仮に被測定
面14の対物レンズ2の焦点Foにある測定部位が傾斜
している場合には第2の偏光ビームスプリッタ28から
出た光束が基準位置の光軸から横方向にずれることにな
る。このずれがあると、横方向位置検出光学系27の第
3の半導体光位置検出器36上のスポットの形状は移動
することになる。この移動したスポットの重心位置を第
3の半導体光位置検出器36で検出することによって、
被測定面の傾きを検出することができる。傾きが大きく
て被測定部位からの反射光が光ビーム偏向器3のミラー
6で反射された場合に、その反射光が光軸から大きくず
れて第2の偏光ビームスプリッタ28に入らないことが
あるが、この場合には第3の半導体光位置検出器36か
らの信号に基ずいてミラー駆動装置7を駆動し、スポッ
トの重心が光軸上に戻るように調整をする。
【0016】さらに焦点位置検出光学系26について
は、図6に示す焦点位置検出光学系26に替えて、図7
に示す焦点位置検出光学系26bを用いることもでき
る。すなわち焦点位置検出光学系26bは第2の偏光ビ
ームスプリッタ28からの出射光をレンズ16、シリン
ドリカルレンズ37を通して4分割フォトダイオード4
0上にスポットを形成するように構成されている。光束
をシリンドリカルレンズ37を通すことにより、4分割
フォトダイオード40上のスポットの形状は光束の焦点
位置の変化に対応して変化するので、4分割フォトダイ
オード40によって焦点の位置を検出することができ
る。
【0017】
【発明の効果】このようにこの発明によれば、被測定面
が傾きをもっている場合に、被測定面からの反射光が正
しく光学系の光軸上を通過するように補正することがで
き、また測定感度に影響を受けずに精度の高い測定をす
ることができる光学式変位計を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に関わる光学式変位計の構
成説明図。
【図2】この発明の他の実施例に関わる光学式変位計の
構成説明図。
【図3】検出器の出力及び検出器の出力の差を示すグラ
【図4】光検出器上のスポットの重心位置の変化を示す
説明図。
【図5】この発明の他の実施例に関わる光学式変位計の
構成説明図。
【図6】この発明の他の実施例に関わる光学式変位計の
構成説明図。
【図7】この発明の他の実施例に関わる光学式変位計の
構成説明図。
【図8】この発明の他の実施例に関わる光学式変位計の
構成説明図。
【図9】従来の光学式変位計を示す構成説明図。
【符号の説明】
1,1b 光学式変位計 2 対物レンズ 3 光ビーム偏向器 4 第3の偏光ビームスプリッタ 5,5b 焦点位置及び横方向位置検出装置 6,6b ミラー 7 駆動装置 8 1/4波長板 11 コリメータレンズ 12 レーザダイオード 13 結晶体偏光素子 14 被測定面 15 第1の偏光ビームスプリッタ 16 レンズ 17 1/2波長板 18 第1のピンホール 21 第1の半導体光位置検出器 22 第2のピンホール 23 第2の半導体光位置検出器 24 一方の光束 25 他方の光束 26 焦点位置検出光学系 27 横方向位置検出光学系 28 第2の偏光ビームスプリッタ 31 第1の光検出器 32 第2の光検出器 33 レンズ 34 第3のピンホール 35 ミラー 36 第3の半導体光位置検出器 37 シリンドリカルレンズ 40 4分割フォトダイオード

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズからの光の光路中に配置され
    ている光ビーム偏向器と前記光ビーム偏向器からの光の
    焦点位置を検出する焦点位置検出光学系と横方向位置を
    検出する横方向位置検出光学系とを有する焦点位置及び
    横方向位置検出装置とを備え、前記焦点位置及び横方向
    位置検出装置は、前記光ビーム偏向器からの光を分割す
    る第1のビームスプリッタと前記第1のビームスプリッ
    タで分割された一方の光の光路中に位置する第1のピン
    ホールと第1の半導体光位置検出器と前記ビームスプリ
    ッタで分割された他方の光の光路中に位置する第2のピ
    ンホールと第2の半導体光位置検出器を備え、前記第1
    のピンホールは前記一方の光の基準位置における焦点位
    置よりも前記第1の半導体光位置検出器寄りに配置さ
    れ、前記第2のピンホールは前記他方の光の基準位置に
    おける焦点位置よりも前記ビームスプリッタ寄りに配置
    されていることを特徴とする光学式変位計。
  2. 【請求項2】 対物レンズからの光の光路中に配置され
    ている光ビーム偏向器と前記光ビーム偏向器からの光の
    焦点位置を検出する焦点位置検出光学系と横方向位置を
    検出する横方向位置検出光学系とを有する焦点位置及び
    横方向位置検出装置と前記光ビーム偏向器からの光を分
    割するビームスプリッタとを備え、前記焦点位置及び横
    方向位置検出装置は前記ビーム偏向器からの光を分割す
    る第2のビームスプリッタと前記第2のビームスプリッ
    タで分割された一方の光の焦点位置を検出する前記焦点
    位置検出光学系と前記第2のビームスプリッタで分割さ
    れた他方の光の横方向位置を検出する前記横方向位置検
    出光学系とを備え、前記焦点位置検出光学系は前記一方
    の光を分割する第1のビームスプリッタと前記第1のビ
    ームスプリッタで分割された一方の光の光路中に位置す
    る第1のピンホールと第1の光検出器と前記第1のビー
    ムスプリッタで分割された他方の光の光路中に位置する
    第2のピンホールと第2の光検出器を備え、前記第1の
    ピンホールは前記一方の光の基準位置における焦点位置
    よりも前記第1の光検出器寄りに配置され、前記第2の
    ピンホールは前記他方の光の基準位置における焦点位置
    よりも前記第1のビームスプリッタ寄りに配置されてい
    ることを特徴とする光学式変位計。
  3. 【請求項3】 前記横方向位置検出光学系は前記他方の
    光の光路中に位置する第2の収束レンズと第3のピンホ
    ール及び第2の半導体光位置検出装置とを備えることを
    特徴とする請求項2記載の光学式変位計。
  4. 【請求項4】 前記光ビーム偏向器は位置可変のミラー
    で構成されていることを特徴とする請求項1,2または
    3記載の光学式変位計。
  5. 【請求項5】 前記光ビーム偏向器は結晶光学素子で構
    成されていることを特徴とする請求項1,2または3記
    載の光学式変位計。
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