JPH0742791Y2 - 筆記具の小型キャップ - Google Patents

筆記具の小型キャップ

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JPH0742791Y2
JPH0742791Y2 JP1988135945U JP13594588U JPH0742791Y2 JP H0742791 Y2 JPH0742791 Y2 JP H0742791Y2 JP 1988135945 U JP1988135945 U JP 1988135945U JP 13594588 U JP13594588 U JP 13594588U JP H0742791 Y2 JPH0742791 Y2 JP H0742791Y2
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JP
Japan
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writing instrument
cap
cylinder
inner cylinder
outer cylinder
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JP1988135945U
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JPH0258981U (ja
Inventor
紳司 堀内
Original Assignee
株式会社呉竹精昇堂
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、キャップを誤って飲み込み、気管支に詰ま
った場合でも呼吸の流通孔を設けた筆記具の小型キャッ
プに関する。
(従来の技術) 従来の、外筒と内筒とからなる筆記具のキャップとし
て、例えば実開昭61-162491号「筆記具のキャップ」又
は実公昭61-11016号「「インキ直接貯留式筆記具のキャ
ップ」がある。又、誤って偶発的にキャップを飲み込ん
だ場合に窒息事故を回避する目的でキャップ自体に空気
の流通路を設けたものとしては実開平1-169385号「筆記
具等のキャップ」がある。
(考案が解決しようとする課題) 外筒と内筒とからなる筆記具のキャップとして、例えば
実開昭61-162491号「筆記具のキャップ」又は実公昭61-
11016号「「インキ直接貯留式筆記具のキャップ」は、
筆記具のキャップとして、外筒と内筒とからなる点では
構造上類似しているが、これら筆記具のキャップとして
は比較的大型であることから、幼児、又は子供がこれを
誤って飲み込むことは考えられないと、共にこれらの考
案に示された通気孔の大きさかは全く開示されていな
い。更に、実開昭61-162491号、又は実公昭61-11016号
に示された考案では、筆記具本体にキャップを被嵌した
際、内筒が完全に閉鎖されないために、例えば筆記具が
サインペンのようにその筆記部が繊維芯である場合イン
キの乾燥を避けられない欠点がある。
更に、実開平1-169385号「筆記具等のキャップ」では、
誤って偶発的にキャップを飲み込んだ場合に窒息事故を
回避する目的でキャップ自体に空気の流通路を設けてあ
るが、その構造上、キャップ内に線状の溝状の空気の流
通路が形成されるのみで呼吸に必要な多量の空気量を抱
くことができない欠点があった。通常使用されている従
来の筆記具のキャップは、筆先具の乾燥をさけるため外
筒の開口部を設けることがなかったために、キャップを
誤って飲み込み、気管支に詰まった場合に、医者の応急
処置を待たずに窒息する可能性があった。
一方、外筒に空気の流通孔を設けた場合には筆記具の筆
記部の乾燥傾向を早め使用不能になることがあった。
又、キャップ自体に空気の流通路を設けてあるが、その
構造上、溝状の空気の流通路の容量が不足する場合、事
故を未然に防ぐことができない。
従って、筆記具のキャップを誤って飲み込んだ場合でも
呼吸の障害を起こすことのない程度の大容量を空気量を
抱いた筆記具の小型キャップであること、しかも筆記具
にキャップを装着した場合には、筆記部の乾燥を完全に
遮断出来る筆記具の小型キャップが要請されている。
そこで、この考案は、上記の要請に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは筆記具にキャップを装着し
た場合には、筆記具の乾燥を完全に遮断出来ること、及
び小型キャップを誤って飲み込んだ場合であっても呼吸
の障害を起こすことのない筆記具の小型キャップを提供
することである。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、前方のみを密閉した後方
開口の内筒と、前方及び後方を開口した外筒と、この外
筒の内周において前記内筒の後端部のみを外筒の中空に
吊持ちせしめてなる適数個の保持部とから一体成形され
てなり、上記外筒の内周面と内筒の外周面との間に空気
流通可能な間隙部を有せしめ、且つ筆記具本体の前方筆
記部を嵌合した時、内筒内部が嵌合される筆記具本体の
前方部によって完全に密閉されるようにしてあるもので
ある。
(作用) キャップに筆記部本体の前方部を嵌合した場合、筆記具
のシール性は内筒内部を完全密閉とすることによって達
成されると共に、誤って飲み込まれた場合には内筒と外
筒との間に設けられた大容量の間隙と頂部開口部とを連
通されるから、呼吸障害は回避される。
(実施例) 以下、この考案を添付図面に示す実施例に従って説明す
る。
第1図〜第3図に示す実施例では、外筒(1)と、この
外筒(1)の内周面(2)の中央位置に設けられた保持
部(6)により内筒(3)の後方部を保持せしめ、内筒
(3)は後方のみ開口する他は内部が密閉されている。
従って、鎖線でしめした筆記具本体の筆記部(a)はこ
の内筒(3)に嵌合して、キャップに筆記部本体の前方
筆記部を嵌合した場合、内筒内部は嵌合される筆記具本
体の前方部によって完全に密閉されるようにして、特に
内筒の内部ののシール性を確保してある。
なお、キャップは外径が1.3cm、長さ2.5cm程度の比較的
小型のキャップであるから、子供、幼児がいたずらをし
ている間に誤って飲み込む可能性がある。上記保持部
(6)によって外筒(1)の内周面(2)と、内筒
(3)の外周面(4)との間に空気流通可能な間隙部
(5)を有すると共に、外筒(1)の頂部の全領域を開
口した開口部(7)と上記間隙部(5)とを連通せしめ
たものである。この外筒(1)の内周面(2)と、内筒
(3)の外周面(4)との間に空気流通可能な間隙部
(5)は、幼児、子供が誤って小型キャップを飲み込
み、気管支に詰まった場合でも呼吸に十分な空気量を確
保する間隙としてあるものである。
(効果) この考案は、上述のように、前方のみを密閉した後方開
口の内筒と、前方及び後方を開口した外筒と、この外筒
の内周において前記内筒の誤端部のみを外筒の中空に吊
持ちせしめてなる適数個の保持部とから一体成形されて
なり、上記外筒の内周面と内筒の外周面との間に空気流
通可能な間隙部を有せしめ、且つ筆記具本体の前方筆記
部を嵌合した時、内筒内部が嵌合される筆記具本体の前
方部によって完全に密閉されるようにしてあるので、筆
記部を内筒に嵌合した場合には内筒の内部は完全に密閉
され、筆記部の乾燥傾向は起こり得ない。
小型キャップのみを誤って幼児、子供が飲み込んだ場合
でも、内筒は外筒の内周の数カ所の保持部で点状で吊持
ちされているのみで、内筒の外周面と、外筒の内周面と
の間には空気流路容積が大幅に確保されるので呼吸に必
要な空気の流通は阻害されないので、医師が適当な処置
をするまで窒息状態とならずに呼吸をすることが出来る
効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は、この考案の実施例を示すもので、第1図は筆記
具のキャップの縦断面図、第2図は第1図A-A線断面
図、第3図はその底面図である。 (1)……外筒 (2)……内周面 (3)……内筒 (4)……外周面 (5)……間隙部 (6)……保持部 (7)……開口部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前方のみを密閉した後方開口の内筒と、前
    方及び後方を開口した外筒と、この外筒の内周において
    前記内筒の後端部のみを外筒の中空に吊持ちせしめてな
    る適数個の保持部とから一体成形されてなり、上記外筒
    の内周面と内筒の外周面との間に空気流通可能な間隙部
    を有せしめ、且つ筆記具本体の前方筆記部を嵌合した
    時、内筒内部が嵌合される筆記具本体の前方部によって
    完全に密閉されるようにしたことを特徴とする筆記具の
    小型キャップ。
JP1988135945U 1988-10-17 1988-10-17 筆記具の小型キャップ Expired - Fee Related JPH0742791Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2542080Y2 (ja) * 1989-10-06 1997-07-23 三菱鉛筆株式会社 筆記具等のキャップ
JP2512102Y2 (ja) * 1991-03-30 1996-09-25 ぺんてる株式会社 筆記具などのキャップ

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6111016U (ja) * 1984-06-26 1986-01-22 有限会社 後藤製鋲所 座金

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JPS6111016U (ja) * 1984-06-26 1986-01-22 有限会社 後藤製鋲所 座金

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