JPH0742762B2 - 上半pcコンクリート柱及びこの柱の施工法 - Google Patents

上半pcコンクリート柱及びこの柱の施工法

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JPH0742762B2
JPH0742762B2 JP59247980A JP24798084A JPH0742762B2 JP H0742762 B2 JPH0742762 B2 JP H0742762B2 JP 59247980 A JP59247980 A JP 59247980A JP 24798084 A JP24798084 A JP 24798084A JP H0742762 B2 JPH0742762 B2 JP H0742762B2
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concrete
column
pillar
joint
injection hole
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JP59247980A
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和男 斎田
平三郎 清水
啓一 飯川
賢 天野
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Shimizu Corp
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Shimizu Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は上半PCコンクリート柱及びこの柱の施工法に関
する。
(従来の技術) 従来、PCコンクリート柱と下柱の接続方法として、第5
図に示すように、PC柱Hを建込んでから、下端に突出し
ている鉄筋Rを下柱の鉄筋と適宜の接合方法で接合し、
そして接合部の外側に継手部用型枠Kを組立て、組立て
後に、型枠上端のシュート部Kaから型枠内にコンクリー
トCを充填して継手部Jを形成するものがある。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、従来例によると、コンクリーの打設圧が
少なく、継手部内のコンクリート充填が十分でなく、そ
のためPC柱部の下端面の周辺部分に、空洞が生ずる不都
合があった。
この発明の目的は、継手部内のコンクリートの充填性を
良くするとともに、PC柱部と継手部のコンクリートとの
一体化を高めた上半PCコンクリート柱及びこの柱の施工
法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明にかかる上半PCコンクリート柱の特徴は、上半の
PC柱部と下半の継手部とを一体的に形成したものであっ
て、上記PC柱部の軸心部には、コンクリート注入孔が形
成してあり、上記コンクリート注入孔は、トレミー管が
挿入に必要が限度の内部形状で、上記PC柱部の上端部か
ら上記継手部に達する貫通状態に形成してあり、上記PC
柱部の下端部の断面形状は、上記コンクリート注入孔の
下端開口を中心として逆V字形であり、上記PC柱部の下
端部からは柱鉄筋が上記継手部内に突出し、該柱鉄筋に
はフープ筋が巻回してあり、上記継手部と上記コンクリ
ート注入孔に、コンクリートを充填することにより、上
記継手部は、コンクリートで形成され、かつ上記PC柱部
は上記継手部を介して下柱と接続可能であるところにあ
る。
本発明にかかるPCコンクリート柱の施工法の特徴は、軸
心部にコンクリート注入孔を上端から下端まで貫通して
あり、下端部の断面形状はコンクリート注入孔の下端開
口を中心として逆V字形であり、下端部から柱鉄筋を突
出していることを特徴とするPC柱部を用いてこの柱を施
工するものであって、まず上記PC柱部を建込み、ついで
PC柱部の下端部を下柱から継手部の間隔分だけ離して位
置させ、このPC柱部の柱鉄筋と下柱の柱鉄筋とを圧接、
固着等の接合方法を用いて接合し、接合後、PC柱部の下
部の継手部となる位置の外側に型枠を組立て、組立て後
上記コンクリート注入孔上方から継手部に向けて生コン
クリートをトレミー管の注入手段を用いて継手部から注
入孔へと順次充填して行ところにある。
(作用) PC柱部は、コンクリート注入孔内へ生コンクリート打設
する前の段階では、コンクリート注入孔へ入るコンクリ
ート分の量だけ軽量となると共に、継手部の長さだけPC
柱部の長さを短くできるから、この短くなる分だけ軽量
となる。さらに、継手部におけるコンクリートには、コ
ンクリート打設時には上方に位置するコンクリート注入
孔からの打設により打設圧が作用し、打設後にはコンク
リート注入孔側の充填コンクリートの押圧力が作用す
る。
(実施例) 以下図面を参照して、本発明の実施例を説明する。
まず、上半PCコンクリート柱の構造を、第1〜3図を参
照して説明する。
第1図において、本発明にかかる上半PCコンクリート柱
は、上半のPC柱部1と下半の継手部3とを一体的に形成
したものである。
そこで、上半のPC柱部1の構造について説明すると、こ
のPC柱部の軸心部には、上端部から下端部、つまり継手
部3に達するコンクリート注入孔11が貫通してある。コ
ンクリート注入孔11の数は、複数であってもよい。コン
クリート注入孔11は、トレミー管8(第4A図)を挿入す
るには必要な限度の内径を有するもので、この注入孔内
には、コンクリート2を充填してあり、このコンクリー
トは、PC柱部1の下端部に設けてある継手部3のコンク
リートと一体的に結合され、この継手部は、下柱(図示
せず。)と接続している。PC柱部1の下端部の断面形状
は、コンクリート注入孔11の下端開口を中心として逆V
字形であり、そのため、継手部3におけるコンクリート
2の充填性を良くしている。第2図示のように、PC柱部
1の下端部下方の継手部3内に突出している柱鉄筋4に
は、フープ筋4bが巻回してあり、この柱鉄筋には、下柱
の柱鉄筋(図示せず。)と接合している。PC柱部1の上
面では、PC床板6aが支持してある。
次に、PC柱部1を用いて上半PCコンクリート柱を施工す
る方法を、第4A〜4D図を参照して説明する。
まず、第4A図に示すようにPC柱部1を吊込み、PC柱部下
端部より突出している柱鉄筋4の下端を、下柱のスラブ
6上面へ突出している柱鉄筋4aの上端部に突合せ、つい
で突合せ部分を圧接してから、柱鉄筋4,4aの周囲にフー
プ筋4bを巻回する。そして継手部3となる位置の外側
に、型枠7をセットし、セット後、コンクリート注入孔
11上方からトレミー管8を挿入し、このトレミー管の下
端部を、PC柱部1の下方の継手部3まで下ろす。そこ
で、第4B図に示すようにトレミー管8を利用して、生コ
ンクリート2を所定圧力で継手部3内に充填して行く。
継手部3へのコンクリートの充填を終えた段階で、第4C
図に示すように、トレミー管8の注入作業を継続しつ
つ、このトレミー管を引上げて、コンクリート注入孔11
への生コンクリート2の充填を行う。そして、第4D図に
示すように充填作業を終えた後は、PC床板6a上に、スラ
ブコンクリートを打設して合成スラブ6を形成する。型
枠7を外すことにより、第1図に示す上半PCコンクリー
ト柱が施工される。
なお、PC床板6aは、柱鉄筋4,4a同士を接合して、下柱の
スラブ6上に立設した段階で、PC柱部1の上面に支持さ
せる。
また、PC柱部1の柱鉄筋4の下端を、下柱内に埋入して
あるジョイント部材に差入れることにより、下柱の柱鉄
筋と接合するものであってもよく、鉄筋4,4aの接合部の
位置は、必ずしもスラブ6上である必要はない。
他の実施例について、第3図を参照して説明すると、コ
ンクリート注入孔11aは、パイプ5を用いて形成し、こ
の場合このパイプ5は、PC柱部1の製作過程で、柱コン
クリートに埋設される。
(発明の効果) 本発明の柱は、上半のPC柱部がコンクリート注入孔を有
するため、コンクリート充填前ではコンクリート孔に注
入するコンクリートの量の分だけ減量化でき、しかも継
手部の長さだけPC柱部の長さを短くできるから、短くな
る分だけ軽量となり、運搬及び施工が容易となる。そし
て、コンクリート注入孔と継手部とが連通しているた
め、充填するコンクリートによって上半のPC柱部と下半
の継手部とが一体化でき、しかもこのPC柱部の下端部の
断面形状は、コンクリート注入孔の下端開口を中心とし
て逆V字形であるので、継手部のコンクリートの一部が
PC柱部の下端部内に位置することになり両者の一体化が
強化される。
また、この発明の施工法によれば、トレミー管によりコ
ンクリート注入孔の上方からコンクリートを継手部に向
けて充填するので、コンクリートの打設ヘッドが高くな
り、このため継手部の生コンクリートに打設圧が生じ、
継手部の隅々迄十分コンクリートが充填でき、充填性の
向上を図ることができ、しかもPC柱部の下端部の断面形
状は逆V字形であって、この下端部の下方の継手部用型
枠内にコンクリートが充填されるために、コンクリート
がコンクリート注入孔から型枠内に円滑に流れて充填性
が良い。
【図面の簡単な説明】
第1図はPC柱部の断面図、 第2図は第1図II−II線断面図、 第3図はPC柱部の他の実施例の横断面図、 第4A図乃至第4D図は施工過程を示す断面図、 第5図は従来例の施工例を示す断面図である。 1……PC柱部 11……コンクリート注入孔 11a……コンクリート注入孔 2……生コンクリート 3……継手部 4,4a……柱鉄筋 4b……フープ筋 7……型枠 8……トレミー管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−130955(JP,A) 実開 昭58−161006(JP,U) 特公 昭53−6462(JP,B2) 特公 昭51−39928(JP,B2) 特公 昭52−4093(JP,B2)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上半のPC柱部と下半の継手部とを一体的に
    形成したものであって、 上記PC柱部の軸心部には、コンクリート注入孔が形成し
    てあり、 上記コンクリート注入孔は、トレミー管が挿入に必要な
    限度の内部形状で、上記PC柱部の上端部から上記継手部
    に達する貫通状態に形成してあり、 上記PC柱部の下端部の断面形状は、上記コンクリート注
    入孔の下端開口を中心として逆V字形であり、 上記PC柱部の下端部から柱鉄筋が上記継手部内に突出
    し、該柱鉄筋にはフープ筋が巻回してあり、 上記継手部と上記コンクリート注入孔に、コンクリート
    を充填することにより、上記継手部は、コンクリートで
    形成され、かつ上記PC柱部は上記継手部を介して下柱と
    接続可能である ことを特徴とする上半PCコンクリート柱。
  2. 【請求項2】軸心部にコンクリート注入孔を上端から下
    端まで貫通してあり、下端部の断面形状はコンクリート
    注入孔の下端開口を中心として逆V字形であり、下端部
    から柱鉄筋を突出しこの柱鉄筋にフープ筋が巻回してあ
    る構成の上半PC柱部を用いて柱を施工する方法におい
    て、 まず上記PC柱部を建込み、 ついで、上記PC柱部の下端部から突出している柱鉄筋を
    介して下柱の柱鉄筋と接合し、 その後、上記PC柱部の下部の継手部となる位置の外側に
    型枠を組立て、 組立て後、トレミー管により上記コンクリート注入孔上
    方から上記継手部に向けて生コンクリートを注入し、上
    記継手部から上記コンクリート注入孔へと順次充填して
    行く ことを特徴とする上半PCコンクリート柱の施工法。
JP59247980A 1984-11-26 1984-11-26 上半pcコンクリート柱及びこの柱の施工法 Expired - Lifetime JPH0742762B2 (ja)

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