JPH0742655A - エンジン始動装置 - Google Patents

エンジン始動装置

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Publication number
JPH0742655A
JPH0742655A JP19255893A JP19255893A JPH0742655A JP H0742655 A JPH0742655 A JP H0742655A JP 19255893 A JP19255893 A JP 19255893A JP 19255893 A JP19255893 A JP 19255893A JP H0742655 A JPH0742655 A JP H0742655A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pinion shaft
pinion
shaft
slidably
casing
Prior art date
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Pending
Application number
JP19255893A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadao Kawashima
忠雄 川島
Hiroyasu Oomiyama
浩康 大見山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sawafuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Sawafuji Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sawafuji Electric Co Ltd filed Critical Sawafuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 始動モータに連なる駆動軸の前端部を、これ
に嵌合して回転及び摺動を行うピニオン軸を介してケー
シングの前壁に支承させたエンジン始動装置において、
ピニオン軸と、これを支承すべくケーシングの前壁に装
着されたベアリングとの耐摩耗性の向上を図る。 【構成】 ケーシング1の前壁1aに装着したボールベ
アリング15のインナレース15iにピニオン軸13を
スプライン53を介して摺動可能に嵌合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンジン始動装置に関
し、特に、始動モータにより駆動される駆動軸の前端部
を、この駆動軸に摺動及び回転可能に嵌合したピニオン
軸を介してケーシングの前壁に支承させ、このピニオン
軸には駆動軸に摺動可能にスプライン嵌合したアドバン
ススリーブを連結し、このアドバンススリーブを電磁作
動装置により軸方向にシフトすることにより、ピニオン
軸の前端に形成されたピニオンを、エンジンのリングギ
ヤから離脱した後退位置と同リングギヤに噛合させる前
進位置との間で移動させるようにしたものゝ改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】かゝるエンジン始動装置は、本出願人に
よって既に提案されている(特願平4−153877号
参照。)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かゝる始動装置は、駆
動軸の前端部をそれに嵌合したピニオン軸を介してハウ
ジング前壁に支承させることにより、軸方向のコンパク
ト化を図る上で有効である。しかしながら、駆動軸に嵌
合したピニオン軸は比較的大径であり、且つ回転と軸方
向移動を生じるものであるにも拘わらず、上記提案時の
ものは、このピニオン軸を単にプレーンベアリングを介
してハウジング前壁に支承させているので、ピニオン軸
及びベアリングの摺動部の摩擦負荷が大きく、それらの
耐摩耗性が問題となる可能性がある。
【0004】本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたも
ので、ピニオン軸及びベアリングの耐摩耗性が向上した
前記エンジン始動装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、前記エンジン始動装置において、ケーシ
ングの前壁に装着したボールベアリングのインナレース
にスプラインを介してピニオン軸を摺動可能に嵌合した
ことを特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例について説
明する。
【0007】先ず、図1及び図2に示す本発明の第1実
施例より始める。図1において、エンジン始動装置のケ
ーシング1は、図で右側から順に前壁1a、中間壁1b
及び後壁1cを有し、前壁1a及び中間壁1b間にピニ
オン室2が、また中間壁1b及び後壁1c間にギヤ室3
がそれぞれ画成される。後壁1cには始動モータ4のス
テータ5前端が接合されると共に、始動モータ4のロー
タ軸6前端部がローラベアリング7を介して回転自在に
支承される。また中間壁1bにはピニオン室2を貫通す
る駆動軸8の後端部がプレーンベアリング9を介して回
転自在に支承される。
【0008】上記ロータ軸6及び駆動軸8は、互いに所
定距離偏心して平行に配置されると共に、ギヤ室3にお
いて減速機10を介して連結される。この減速機10
は、ロータ軸6に削成された小径の外歯ギヤ11と、駆
動軸8に連設されて上記外歯ギヤ11と噛合する大径の
内歯ギヤ12とから構成される。
【0009】駆動軸8は、前端部でピニオン軸13によ
りプレーンベアリング14を介して回転及び摺動自在に
支承され、またピニオン軸13はケーシング1の前壁1
aにボールベアリング15を介して回転及び摺動自在に
支承される。したがって、前壁1aは、ピニオン軸13
を介して駆動軸8の前端部を支承することになる。
【0010】前記プレーンベアリング14はピニオン軸
13の前端部内周面に固設され、このプレーンベアリン
グ14の後端に隣接して後端を開放した中空部16がピ
ニオン軸13に設けられる。ピニオン軸13の、ケーシ
ング1外に突出した前端部外周にピニオン13aが形成
されている。
【0011】図1及び図2に示すように、ケーシング1
の前壁1aには、ケーシング1内方へ開口するベアリン
グハウジング51が形成され、これに前記ボールベアリ
ング15のアウタレース15oが嵌装され、サークリッ
プ52により固定される。またそのインナレース15i
にはピニオン軸13がスプライン53を介して摺動自在
に嵌合される。
【0012】再び図1において、駆動軸8及びピニオン
軸13間には、前者から後者への一方向のみトルク伝達
し得るオーバーランニングクラッチ17が介装される。
このオーバーランニングクラッチ17は、駆動軸8の外
周にヘリカルスプライン18を介して摺動自在に嵌合す
るアドバンススリーブ40と一体化されたクラッチケー
ス19と、このクラッチケース19の内周面に沿って配
設される複数のクラッチローラ20とを備え、これらク
ラッチローラ20を挟むようにしてピニオン軸13の後
端部がクラッチケース19内に挿入される。
【0013】尚、前記ヘリカルスプライン18は、駆動
軸8の回転トルクの一部をアドバンススリーブ40に対
する前方(図では右方)への推力に変換し得るようにな
っている。
【0014】クラッチケース19とピニオン軸13は、
カバープレート21及びサークリップ22により、相対
回転可能であるが軸方向には相対移動し得ないように連
結される。而して、ピニオン軸13はクラッチケース1
9と共に駆動軸8上で後退位置A及び前進位置B間を摺
動することができ、その後退位置Aでは、ピニオン13
aをエンジンのリングギヤ27から離脱させており、前
進位置では、ピニオン13aを同リングギヤ27に噛合
させるようになっている。
【0015】ピニオン軸13の後退位置Aは、前記ヘリ
カルスプライン18の後方に隣接して駆動軸8に形成さ
れた環状肩部24にアドバンススリーブ40の後面が当
接することにより規制され、前進位置Bは、ピニオン軸
13の前記中空部16において駆動軸8に係止環25で
固定された環状のピニオンストッパ26にアドバンスス
リーブ40の前端が当接することにより規制される。
【0016】始動モータ4の一側には、ピニオン軸13
を前後動させる電磁作動装置28が配設される。この電
磁作動装置28のハウジング29は、ケーシング1の、
前壁1aに連設された側方膨出部1d後端に固着され
る。このハウジング29には、ソレノイド30及びその
後端に連なる固定コア31が収納支持され、固定コア3
1に対向する可動コア32がソレノイド30の中空部内
に配設される。可動コア32は前記膨出部1d内に突入
した作動ロッド32aを一体に備えており、この作動ロ
ッド32aは、レバー33を介して前記アドバンススリ
ーブ40に連結される。
【0017】即ち、レバー33の一端は、作動ロッド3
2a前端の連結孔37に係合され、またその他端はアド
バンススリーブ40外周の環状溝38にローラ39を介
して係合される。レバー33の中間部は、作動ロッド3
2a及びクラッチケース19間で、ケーシング1に僅小
ストロークの範囲で前後動可能に支持されたスライダ3
4にピボット軸35を介して揺動自在に支持され、スラ
イダ34はダンパスプリング36により前方(図では右
方)へ付勢される。したがって、レバー33に後向きの
大きな衝撃力が加わると、スライダ34がダンパスプリ
ング36を圧縮しながら後退して、上記衝撃力を緩和す
ることができる。
【0018】また作動ロッド32aには、これを前方へ
付勢する戻しばね43が装着され、その弾発力がレバー
33を介してアドバンススリーブ40に後退力として作
用するようになっている。
【0019】電磁作動装置28の後端には始動モータ4
を作動させる起動スイッチ44が付設される。この起動
スイッチ44は、電磁作動装置28の後端に固着される
スイッチケース45と、このスイッチケース45に固設
された一対の固定接点46,46と、スイッチケース4
5内で両固定接点46,46に対向する可動接点47と
を備え、この可動接点47は開きばね48により固定接
点46,46から離間する方向に付勢される。
【0020】可動接点47は、前記固定コア31の中心
部を摺動自在に貫通して前記可動コア32に対向するロ
ッド49に保持ばね50で保持される。
【0021】前記ソレノイド30は図示しない始動スイ
ッチを介して電源に接続され、また始動モータ4は起動
スイッチ44を介して電源に接続される。
【0022】次にこの実施例の作用について説明する。
【0023】図示しない始動スイッチを閉じて電磁作動
装置28のソレノイド30を付勢すれば、可動コア32
が固定コア31に吸引され、戻しばね43に抗してレバ
ー33をピボット軸41周りに図1で反時計方向に揺動
し、このレバー33によりアドバンススリーブ40を前
方へ移動させるので、これに伴いピニオン軸13はピニ
オンストッパ26により規制される前進位置Bまで移動
してピニオン13aをエンジンのリングギヤ27に噛合
させる。
【0024】ピニオン13aがリングギヤ27に噛合す
ると、可動コア32は作動ロッド32aを押圧して起動
スイッチ44の可動接点47を両固定接点46,46に
接触させるので、起動スイッチ44は閉じて始動モータ
4を作動させる。
【0025】始動モータ4が作動すると、ロータ軸6が
減速機10を介して駆動軸8を減速駆動し、更にアドバ
ンススリーブ40およびオーバーランニングクラッチ1
7を介してピニオン軸13を駆動するので、ピニオン1
3aに噛合するリングギヤ27が回転してエンジンはク
ランキングされ、始動することができる。
【0026】この始動に伴い、リングギヤ27側からピ
ニオン軸13が高速で回転されるようになると、オーバ
ーランニングクラッチ17が自由状態となるので、駆動
軸8への逆負荷の伝達が防止される。
【0027】始動後、始動スイッチを切ってソレノイド
28を消勢すれば、戻しばね43の戻し作用により可動
コア32及びアドバンススリーブ40はそれぞれ原位置
に復帰するので、ピニオン軸13は後退してリングギヤ
27から離脱する。一方、起動スイッチ44では、開き
ばね48の作用により可動接点47が固定接点46,4
6から離間するので、始動モータ4は停止する。
【0028】ところで、ピニオン軸13は、ケーシング
1の前壁1aに装着されたボールベアリング15のイン
ナレース15iにスプライン53を介して摺動可能に嵌
合しているので、ピニオン軸13の軸方向移動時には、
ピニオン軸13及びインナレース15i間でスムーズな
摺動を生じさせることができ、またピニオン軸13の回
転時には、ピニオン軸13はスプライン53を介してイ
ンナレース15iを回転させ、その間に滑りを生じさせ
ることなくボールベアリング15を確実に作動させるこ
とができる。これによってピニオン軸13のみならずボ
ールベアリング15の耐摩耗性の向上が図られる。
【0029】図3は本発明の第2実施例を示すもので、
ピニオン軸13がスプライン53を介して摺動自在に嵌
合するカラー54をボールベアリング15のインナレー
ス15iに圧入結合した点を除けば、前実施例と同様の
構成であり、図中、前実施例と対応する部分には、それ
と同様の符号を付した。この実施例によれば、ボールベ
アリング15として、インナレースにスプラインを持た
ない一般型のものを使用し得る利点がある。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ケーシン
グの前壁に装着したボールベアリングのインナレースに
スプラインを介してピニオン軸を摺動可能に嵌合したの
で、ピニオン軸の軸方向移動を許容しつゝ、ピニオン軸
とボールベアリングのインナレースとの一体回転を確保
することができ、したがって回転滑りを防止してピニオ
ン軸及びベアリングの耐摩耗性の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のエンジン始動装置の要部
を縦断した側面図。
【図2】図1の2−2線断面図。
【図3】本発明の第2実施例を示す、図2と同様の断面
図。
【符号の説明】
1・・・・・ケーシング 1a・・・・前壁 4・・・・・始動モータ 8・・・・・駆動軸 13・・・・ピニオン軸 13a・・・ピニオン 15・・・・ボールベアリング 15i・・・インナレース 27・・・・リングギヤ 28・・・・電磁作動装置 40・・・・アドバンススリーブ 53・・・・スプライン A・・・・・後退位置 B・・・・・前進位置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 始動モータ(4)により駆動される駆動
    軸(8)の前端部を、この駆動軸(8)に摺動及び回転
    可能に嵌合したピニオン軸(13)を介してケーシング
    (1)の前壁(1a)に支承させ、このピニオン軸(1
    3)には駆動軸(8)に摺動可能にスプライン嵌合した
    アドバンススリーブ(40)を連結し、このアドバンス
    スリーブ(40)を電磁作動装置(28)により軸方向
    にシフトすることにより、ピニオン軸(13)の前端に
    形成されたピニオン(13a)を、エンジンのリングギ
    ヤ(27)から離脱した後退位置(A)と同リングギヤ
    (27)に噛合させる前進位置(B)との間で移動させ
    るようにしたエンジン始動装置において、 ケーシング(1)の前壁(1a)に装着したボールベア
    リング(15)のインナレース(15i)にスプライン
    (53)を介してピニオン軸(13)を摺動可能に嵌合
    したことを特徴とする、エンジン始動装置。
JP19255893A 1993-08-03 1993-08-03 エンジン始動装置 Pending JPH0742655A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19255893A JPH0742655A (ja) 1993-08-03 1993-08-03 エンジン始動装置

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JP19255893A JPH0742655A (ja) 1993-08-03 1993-08-03 エンジン始動装置

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Publication Number Publication Date
JPH0742655A true JPH0742655A (ja) 1995-02-10

Family

ID=16293279

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19255893A Pending JPH0742655A (ja) 1993-08-03 1993-08-03 エンジン始動装置

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JP (1) JPH0742655A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103032241A (zh) * 2011-10-07 2013-04-10 株式会社电装 起动机

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103032241A (zh) * 2011-10-07 2013-04-10 株式会社电装 起动机

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