JPH062636A - エンジン始動装置 - Google Patents

エンジン始動装置

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JPH062636A
JPH062636A JP16258292A JP16258292A JPH062636A JP H062636 A JPH062636 A JP H062636A JP 16258292 A JP16258292 A JP 16258292A JP 16258292 A JP16258292 A JP 16258292A JP H062636 A JPH062636 A JP H062636A
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JP
Japan
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coil
movable core
pinion
engine
starter
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JP16258292A
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Inventor
Tadao Kawashima
忠雄 川島
Tomohito Tajima
智仁 田島
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Sawafuji Electric Co Ltd
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Sawafuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スタータリレーの遮断時、プルコイル及びホ
ールドコイルに互いに逆方向の逆電流が流れることを防
止する。 【構成】 ピニオンをエンジンのリングギヤとの噛合位
置へ移動させるための電磁作動装置28におけるプルコ
イル30p及びホールドコイル30hをスタータリレー
70を介してバッテリ71に並列接続し、プルコイル3
0pの通電回路には、電磁作動装置28の可動コア32
が始動モータ4の主スイッチ44を閉じた直後、該コア
32により開かれる常閉型の補助スイッチ62を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン始動装置に関
し、特に、休止位置から作動限位置へ移動することによ
りピニオンを後退位置からエンジンのリングギヤに噛合
させる前進位置へと移動させる可動コアと、この可動コ
アを休止位置に向って弾発する戻しばね手段と、通電
時、可動コアを作動限位置に移動・保持すべく、スター
タリレーを介してバッテリに並列に接続したプルコイル
及びホールドコイルと、ピニオンを回転駆動するための
始動モータとバッテリ間の通電回路に設けられ、可動コ
アの作動限位置への到達に連動して閉じる主スイッチと
を備えたものゝ改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図9に従来のエンジン始動装置の電気回
路図を示す。同図において、手動でスタータスイッチ7
3を閉じると、スタータリレー70のリレー接点72が
閉じて、可動コア32を囲繞するプルコイル30p及び
ホールドコイル30hに実線矢印のように電流が流れ、
両コイルにより生起される電磁力をもって可動コア32
は、休止位置から作動限位置へ移動して、図示しないピ
ニオンを前進させると共に主スイッチ44を閉じる。す
ると、この主スイッチ44を通して始動モータ4が通電
され、その作動によりピニオンを回転駆動する。
【0003】而して、プルコイル30pは主スイッチ4
4と始動モータ4間の回路に接続されているので、主ス
イッチ44が閉じると、電流は抵抗の小さい始動モータ
4側へ流れ、プルコイル30pへの通電は実質上停止す
る。このようにして、可動コア32に対する作動限位置
での電磁保持力を必要最小限に抑え、始動モータ4の駆
動トルクを極力増大させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述から明らかなよう
に、プルコイル30pは、電磁力の弱い可動コア32の
作動初期にホールドコイル30hを補助して電磁力を必
要な値まで高めるが、ホールドコイル30hによる電磁
力が最大となる可動コア32の作動限位置では不要とな
るものである。したがって、プルコイル30pの巻数
は、本来ホールドコイル30hのそれより少なくてよ
い。
【0005】しかしながら、図9のような回路では、エ
ンジンの始動後、スタータリレー70を遮断すると、今
度は主スイッチ44を通して両コイル30p,30hに
は破線矢印のように互いに逆方向の電流が流れるため、
この逆流による両コイル30p,30hの電磁力を相殺
させるように、プルコイル30pの巻数をホールドコイ
ル30hの巻数まで増加させることを余儀なくされてい
る。
【0006】このようにプルコイルの巻数を増加させる
ことは、コイル全体の大径化及び重量増を招くため、装
置全体のコンパクト化及び軽量化を困難にするという不
都合を生じる。
【0007】本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたも
ので、スタータリレーの遮断時、両コイルへの電流の逆
流を防止して、プルコイルの巻数をホールドコイルのそ
れよりも少ない本来の巻数とすることを可能にし、もっ
て上記不都合を解消した前記エンジン始動装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、プルコイルの通電回路に、可動コアの作
動限位置への到達に連動して開く補助スイッチを設けた
ことを第1の特徴とする。
【0009】また本発明は、上記特徴に加えて、可動コ
アを休止位置ないし作動限位置の全作動範囲に亘り休止
位置側へ付勢する第1ばねと、可動コアを所定の中間作
動位置ないし作動限位置の限られた作動範囲でのみ休止
位置側へ付勢する第2ばねとから戻しばね手段を構成し
たことを第2の特徴とする。
【0010】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
説明する。
【0011】図1において、エンジン始動装置のケーシ
ング1は、図で右側から順に前壁1a、中間壁1b及び
後壁1cを有し、前壁1a及び中間壁1b間にピニオン
室2が、また中間壁1b及び後壁1c間にギヤ室3がそ
れぞれ画成される。後壁1cには始動モータ4のステー
タ5前端が接合されると共に、始動モータ4のロータ軸
6前端部がローラベアリング7を介して回転自在に支承
される。また前壁1a及び中間壁1bにはピニオン室2
を貫通するピニオン駆動軸8の前、後両端部がプレーン
ベアリング9,14を介して回転自在に支承される。
【0012】上記ロータ軸6及びピニオン駆動軸8は、
互いに所定距離偏心して平行に配置されると共に、ギヤ
室3において減速機10を介して連結される。この減速
機10は、ロータ軸6に削成された小径の外歯ギヤ11
と、ピニオン駆動軸8に連設されて上記外歯ギヤ11と
噛合する大径の内歯ギヤ12とから構成される。
【0013】ピニオン室2において、ピニオン駆動軸8
及びピニオン13間には、前者から後者への一方向への
みトルク伝達し得るオーバーランニングクラッチ17が
介装される。このオーバーランニングクラッチ17は、
ピニオン駆動軸8の外周にヘリカルスプライン18を介
して摺動自在に嵌合するアドバンススリーブ40と一体
化されたクラッチケース19と、このクラッチケース1
9の内周面に沿って配設される複数のクラッチローラ2
0とを備え、これらクラッチローラ20を挟むようにし
てピニオン13の後端部がクラッチケース19内に挿入
される。
【0014】尚、前記ヘリカルスプライン18は、ピニ
オン駆動軸8の回転トルクの一部をクラッチケース19
に対する前方(図では右方)への推力に変換し得るよう
になっている。
【0015】クラッチケース19とピニオン13は、カ
バープレート21及びかしめリング22により、相対回
転可能であるが軸方向には相対移動し得ないように連結
される。したがってピニオン13はクラッチケース19
と共にピニオン駆動軸8上で後退位置A及び前進位置B
間を摺動することができる。
【0016】ピニオン13の後退位置Aは、前記ヘリカ
ルスプライン18の後端に隣接してピニオン駆動軸8に
形成された環状肩部24にアドバンススリーブ40の後
面が当接することにより規制され、前進位置Bは、ピニ
オン駆動軸8に係止環25で固定された環状のピニオン
ストッパ26にピニオン13の前端が当接することによ
り規制される。
【0017】ピニオン13は前端部外周にギヤ部13a
を有しており、前進位置Bでは、そのギヤ部13aをケ
ーシング1前部の窓15に臨ませてエンジンのリングギ
ヤ27に噛合させ、後退位置Aではリングギヤ27から
離脱するようになっている。
【0018】始動モータ4の一側には、ピニオン13を
前後動させる電磁作動装置28が配設される。この電磁
作動装置28のハウジング29は、ケーシング1の、前
壁1aに連設された側方膨出部1d後端に固着される。
このハウジング29には、ソレノイド30及びその後端
に連なる固定コア31が収納支持され、固定コア31に
対向する可動コア32がソレノイド30の中空部内に配
設される。このソレノイド30は、互いに同心状に重合
したプルコイル30p及びホールドコイル30hからな
っており、プルコイル30pの巻数はホールドコイル3
0hのそれより少なく設定される。
【0019】可動コア32は前記膨出部1d内に突入し
た作動ロッド32aを一体に備えており、この作動ロッ
ド32aは、レバー33を介して前記アドバンススリー
ブ40に連結される。
【0020】即ち、レバー33の一端は、作動ロッド3
2a前端の連結孔37に係合され、またその他端はアド
バンススリーブ40外周の環状溝38にローラ39を介
して係合される。レバー33の中間部は、作動ロッド3
2a及びアドバンススリーブ40間で、ケーシング1に
僅小ストロークの範囲で前後動可能に支持されたスライ
ダ34にピボット軸35を介して揺動自在に支持され、
スライダ34はダンパスプリング36により前方(図で
は右方)へ付勢される。したがって、レバー33に後向
きの大きな衝撃力が加わると、スライダ34がダンパス
プリング36を圧縮しながら後退して、上記衝撃力を緩
和することができる。
【0021】また作動ロッド32aには、これを前方へ
付勢する戻しばね手段43が接続され、その弾発力がレ
バー33を介してクラッチケース19に後退力として作
用するようになっている。
【0022】図2ないし図4に示すように、戻しばね手
段43は、作動ロッド32aを囲繞する第1及び第2コ
イルばね431 ,432 を備えており、第1コイルばね
43 1 は、作動ロッド32aに係止された第1リテーナ
51とハウジング29との間に縮設され、第2コイルば
ね432 は、第1リテーナ51の筒状部51a外周に摺
動自在に嵌合した第2リテーナ52とハウジング29と
の間に縮設される。第1リテーナ51は、筒状部51a
後端に半径方向外方へ突出した複数のストッパ片51b
を有し、また第2リテーナ52も後端に半径方向外方へ
突出した複数のストッパ片52aを有する。そして、後
者のストッパ片52aは、可動コア32が休止位置を占
めるとき、即ちピニオン13が後退位置Aにあるとき、
前者のストッパ片51bから可動コア32の作動方向へ
所定距離L離れた位置で前記側方膨出部1dに形成した
肩部53で支承されるようになっている。而して、可動
コア32が休止位置から距離Lだけ作動方向へ進むと、
ストッパ片51bが第2リテーナ52に当接して両リテ
ーナ51,52が連結するようになっている。
【0023】再び図1において、電磁作動装置28の後
端には始動モータ4を作動させる主スイッチ44が付設
される。この主スイッチ44は、電磁作動装置28の後
端に固着されるスイッチケース45と、このスイッチケ
ース45に固設された一対の固定接点46,46と、ス
イッチケース45内で両固定接点46,46に対向する
可動接点47とを備え、この可動接点47は開きばね4
8により固定接点46,46から離間する方向に付勢さ
れる。
【0024】図5に明示するように、可動接点47は、
前記固定コア31の中心部を摺動自在に貫通して前端を
前記可動コア32に対向させる作動杆49に絶縁部材5
4を介して摺動自在に嵌合される。そしてこの可動接点
47を、作動杆49に係止されたストッパ61との当接
方向へ付勢すべく、保持ばね50が作動杆49の鍔部4
9aと絶縁部材54との間に縮設される。
【0025】前記開きばね48はストッパ61とスイッ
チケース45との間に縮設される。
【0026】また前記スイッチケース45には、前記両
固定接点46,46間において、補助スイッチ62が付
設される。この補助スイッチ62は、前記作動杆49と
同軸の透孔63を挟んでスイッチケース45に固設され
た一対の固定接点64,64と、スイッチケース45に
連設されたカバー66内で両固定接点64,64に対向
する可動接点65と、この可動接点65を両固定接点6
4,64側へ付勢する閉じばね67とから常閉型に構成
される。而して、この補助スイッチ62は、前記作動杆
49が主スイッチ44を閉じた後、該作動杆49により
開かれるようになっており、このようにするために、可
動接点65と作動杆49との間隔S2 は、主スイッチ4
4の固定接点46と可動接点47との間隔S1 より若干
大きく設定される。
【0027】図7の電気回路図に示すように、スタータ
リレー70はリレーコイル71と、該コイル71の励起
時に閉じるリレー接点72とからなっており、リレーコ
イル71はマニュアル操作されるスタータスイッチ73
を介してバッテリ74に接続される。前記電磁作動装置
28のプルコイル30p及びホールドコイル30hの各
一端はリレー接点72を介してバッテリ74に並列接続
され、ホールドコイル30hの他端はそのまゝ接地され
る。
【0028】一方、始動モータ4は前記主スイッチ44
を介してバッテリ74に接続されると共に、前記補助ス
イッチ62を介してプルコイル30pの他端に接続され
る。
【0029】以下、図面により本発明の一実施例につい
て説明する。
【0030】いま、エンジンを始動すべくスタータスイ
ッチ73を閉じれば、リレーコイル71が励起されてリ
レー接点72が閉じられるので、このリレー接点72を
通してプルコイル30p及びホールドコイル30hが通
電され、両コイル30p,30hにより生起される電磁
力により可動コア32が戻しばね手段43の弾発力に抗
して固定コア31側へ引き寄せられ、可動コア32の作
動ロッド32aがレバー33をピボット軸35周りに図
1で反時計方向に揺動して、クラッチケース19を前方
へ移動させるので、これに伴いピニオン13は前進位置
Bまで移動してギヤ部13aをエンジンのリングギヤ2
7に噛合させる。
【0031】この間、始動モータ4にはプルコイル30
pを通して小電流が流れるため、該モータ4のロータ軸
6は極低速で回転し始める。
【0032】ところで、ピニオン13が前進位置Bに到
達する直前には、可動コア32が作動杆49を押圧して
主スイッチ44を閉じ、続いて補助スイッチ62を開く
もので、このとき主スイッチ44の可動接点47を支持
する前縁部材54と作動杆49との間に間隔S1 とS2
の差だけ相対摺動が生じるので、主スイッチ44の閉成
状態に干渉されることなく、補助スイッチ62を開くこ
とができる。
【0033】而して、主スイッチ44が閉じられると、
始動モータ4に大電流が流れてロータ軸6が高速で回転
し、その回転トルクは減速機10を介してピニオン駆動
軸8、アドバンススリーブ40及びオーバーランニング
クラッチ17を介しピニオン13に伝達してそれを駆動
するので、ピニオン13がリングギヤ27を駆動してエ
ンジンをクランキングし、その始動を行うことができ
る。
【0034】一方、補助スイッチ62が開かれると、プ
ルコイル30pの通電が遮断されるので、その分、始動
モータ4への通電量が増加し、その回転トルクの増大を
図ることができる。しかも、可動コア32が固定コア3
1に吸着された状態では、ホールドコイル30hのみで
充分な電磁力が得られ、ピニオン13を前進位置Bに保
持し続けることができる。
【0035】エンジンの始動に伴い、高速で回転するリ
ングギヤ27側からピニオン13が駆動されるようにな
ると、オーバーランニングクラッチ17が自由状態とな
るので、ピニオン駆動軸8への逆負荷の伝達が防止され
る。
【0036】始動後、スタータスイッチ73を切ること
によりスタータリレー70のリレー接点72を開けば、
ホールドコイル30hは開路され、他方のプルコイル3
0pは前述のように既に補助スイッチ62により開路さ
れているから、直ちに両コイル30p,30hの消磁状
態が得られ、戻しばね手段43の戻し作用により可動コ
ア32及びクラッチケース19はそれぞれ原位置に復帰
し、これに伴いピニオン13は後退してリングギヤ27
から離脱すると共に、主スイッチ44による開路により
始動モータ4は停止する。この間に補助スイッチ62は
閉じ状態に復帰する。
【0037】ところで、プルコイル30pが主スイッチ
44の閉成直後に開くことは、エンジン始動後、リレー
接点72が開かれたとき、両コイル30p,30hに従
来のような逆電流が流れるのを防止することに役立つ。
したがって逆電流による電磁力の発生の問題がなくなる
から、プルコイル30pの巻数をホールドコイル30h
よりも少ない本来の巻数に戻すことができる。
【0038】図8は前記戻しばね手段43の作動特性を
示す。同図から明らかなように、可動コア32が休止位
置Oから所定の中間作動位置X1 まで移動する間は第1
コイルばね431 のみが圧縮されるので、両コイル43
1 ,432 の初期電磁力が比較的小さくて足り、それだ
け一方または両方のコイル431 ,432 の巻数を更に
減じることが可能となる。そして、可動コア32が上記
中間作動位置X1 を超えると、前述のような第1、第2
両リテーナ51,52の連結により第2コイルばね43
2 も圧縮され、両コイルばね431 ,432 の反発力の
和が可動コア32に対する戻し力となる。したがって、
前記X1 を、ピニオン13がリングギヤ27に噛合する
直前までのストロークに対応して設定すれば、戻し手段
43によるピニオン13の初動抵抗を極力小さくするこ
とができる一方、ピニオン13のリングギヤ27との噛
合ミスにより、ピニオン13を再作動させるべくスター
タスイッチ73を切ってピニオン13を後退させるとき
には、両コイルばね431,432 により強い戻し力が
得られるので、このときピニオン駆動軸8の回転慣性に
よりヘリカルスプライン18からアドバンススリーブ4
0に前進スラストが作用していても、それに抗してピニ
オン13を確実に後退させることができる。また、可動
コア32が休止位置Oに戻った場合、第1コイルばね4
1 の荷重のみが可動コア32の休止位置保持に寄与
し、第2コイルばね432 の荷重はケーシング1に支承
されることになるので、レバー33の荷重負担も軽減
し、その耐久性の向上をもたらすことができる。
【0039】尚、本発明の実施例では、本発明の要旨を
逸脱することなく種々の設計変更が可能である。例え
ば、補助スイッチ62の開放タイミングを、主スイッチ
44の閉成タイミングに一致させ、あるいはそれより若
干早めることもできる。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば、プルコイルの通電回路に、可動コアの作動限位置へ
の到達に連動して開く補助スイッチを設けたので、スタ
ータリレーの遮断時、両コイルに逆電流が流れることを
補助スイッチにより防止することができ、したがってプ
ルコイルにそれ本来の巻数を持たせてコイル全体の小
型、軽量化、延いては装置の小型、軽量化を図ることが
できる。
【0041】また本発明の第2の特徴によれば、上記特
徴に加えて、可動コアを休止位置ないし作動限位置の全
作動範囲に亘り休止位置側へ付勢する第1ばねと、可動
コアを所定の中間作動位置ないし作動限位置の限られた
作動範囲でのみ休止位置側へ付勢する第2ばねとから戻
しばね手段を構成したので、両コイルの可動コアに対す
る初期電磁力が比較的小さくとも足り、一方または両方
のコイルの巻数を減じてコイル全体のさらなる小型化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエンジン始動装置の縦断側面図。
【図2】図1の戻しばね手段部拡大図。
【図3】図2の3−3線断面図。
【図4】図2の4−4線断面図。
【図5】図1のスイッチ部拡大図。
【図6】図1のピニオン部作用説明図。
【図7】本発明のエンジン始動装置の電気回路図。
【図8】本発明の戻しばね手段の特性図。
【図9】従来のエンジン始動装置の電気回路図。
【符号の説明】
4 始動モータ 13 ピニオン 30p プルコイル 30h ホールドコイル 32 可動コア 43 戻しばね手段 431 ,432 第1,第2コイルばね 44 主スイッチ 62 補助スイッチ 70 スタータリレー 74 バッテリ A 後退位置 B 前進位置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 休止位置から作動限位置へ移動すること
    によりピニオン(13)を後退位置(A)からエンジン
    のリングギヤ(27)に噛合させる前進位置(B)へと
    移動させる可動コア(32)と、 この可動コア(32)を休止位置に向って弾発する戻し
    ばね手段(43)と、 通電時、可動コア(32)を作動限位置に移動・保持す
    べく、スタータリレー(70)を介してバッテリ(7
    4)に並列に接続したプルコイル(30p)及びホール
    ドコイル(30h)と、 ピニオン(13)を回転駆動するための始動モータ
    (4)とバッテリ(74)間の通電回路に設けられ、可
    動コア(32)の作動限位置への到達に連動して閉じる
    主スイッチ(44)とを備えたエンジン始動装置におい
    て、 プルコイル(30p)の通電回路に、可動コア(32)
    の作動限位置への到達に連動して開く補助スイッチ(6
    2)を設けたことを特徴とする、エンジン始動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、可動コア
    (32)を休止位置ないし作動限位置の全作動範囲に亘
    り休止位置側へ付勢する第1ばね(431 )と、可動コ
    ア(32)を所定の中間作動位置ないし作動限位置の限
    られた作動範囲でのみ休止位置側へ付勢する第2ばね
    (432 )とから戻しばね手段(43)を構成したこと
    を特徴とする、エンジン始動装置。
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