JPH074158U - ミキサ車のガバナ用後方操作レバーのロック装置 - Google Patents

ミキサ車のガバナ用後方操作レバーのロック装置

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JPH074158U
JPH074158U JP3708993U JP3708993U JPH074158U JP H074158 U JPH074158 U JP H074158U JP 3708993 U JP3708993 U JP 3708993U JP 3708993 U JP3708993 U JP 3708993U JP H074158 U JPH074158 U JP H074158U
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lever
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オートマチック式のミキサ車において、シフ
トレバーをニュートラル或いはパーキングのレンジに保
っているときにのみ、車体後方でのエンジン回転数上昇
操作を行うことができるようにする。 【構成】 エンジン7の上物用ガバナレバー8と車体後
部のガバナ用後方操作レバー1、およびこれらガバナレ
バー8と後方用操作レバー1とを結ぶリンク機構とで構
成されたガバナ連動機構9の一部と対向して、当該ガバ
ナ連動機構9の動きを解除・阻止する制御装置10を対
設する。そして、この制御装置10をミッションのシフ
トレバー17と連動して当該シフトレバーのレンジ位置
を検知し、この検知信号でシフトレバー17がニュート
ラルレンジN或いはパーキングレンジPに入ったときに
のみ、上記制御装置10を解除状態に切り換えてガバナ
連動機構9の動きを許容する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、オートマチック式のコンクリートミキサ車におけるガバナ用後方 操作レバーのロック装置に関し、さらに詳しくは、シフトレバーがニュートラル レンジおよびパーキングレンジ以外のレンジにあるときに、当該後方操作レバー の動きを阻止してエンジンの回転数制御を不能にする安全機能を備えたガバナ用 後方操作レバーのロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ミキサ車にあっては、ドラムからの生コンクリートの排出およびドラムの洗浄 等の作業に便利なように、車体後部においても当該ドラムの回転方向の切り換え と停止操作を行い得るようにする一方、それらに併せてドラムの回転速度をも制 御し得るようにすることが望ましい。
【0003】 上記ドラムの回転速度を制御するには、エンジン回転数を制御してやればよい ので、従来にあっては、図2にみられるように、車体後部に軸aで揺動可能にガ バナ用後方操作レバー1を軸支してある。
【0004】 そして、このガバナ用後方操作レバー1をb,c点を支点とするリンク2,3 と一連の連結ロッド4,5,6とからなるリンク機構を介してエンジン7の上物 用ガバナレバー8へと連結している。
【0005】 これにより、車体後部において後方操作レバー1を操作することにより、当該 後方操作レバー1とリンク2,3および連結ロッド4〜6並びにガバナレバー8 とで構成されたガバナ連動機構9を通してエンジン7の上物用ガバナレバー8が 操作され、エンジン7の回転数が変化してドラムの回転速度が制御される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 しかし、オートマチック式の車両は、エンジンを掛けたままかつシフトレバー をニュートラルレンジ(Nレンジ)やパーキングレンジ(Pレンジ)に戻さずに ドライブレンジ(Dレンジ)やバックレンジ(Rレンジ)等に入れたままでも、 フットブレーキを踏んだりサイドブレーキを引くことによって車両を停止させて おくことができる。
【0007】 そのため、上記のガバナ連動機構9をオートマチック式のミキサ車に適用し場 合、以下に述べるような不具合を生じる。
【0008】 すなわち、生コンクリートの投入や排出および混練またはドラム洗浄等の作業 開始に際しては、少なくともミキサ車のエンジン7はアイドリング状態での回転 状態にある。
【0009】 しかも、オートマチック式のミキサ車にあっては、この状態において、シフト レバーをNレンジやPレンジ以外のレンジに保ちつつフートブレーキやサイドブ レーキで車両を停止或いは駐車させている場合がある。
【0010】 このとき、上記作業を開始しようとして運転手やその他の作業者が、車体後部 のガバナ用後方操作レバー1を操作してエンジン7の回転数を上げたとすると、 このエンジン7の回転数の上昇に伴いフットブレーキ或いはサイドブレーキを引 き摺りながらミキサ車が動き出し、エンジン7の回転数によっては急発進してし まうという危険性がある。
【0011】 同様のことは、その他にも、運転手がキャブ内で車両の位置決め運転をしてい る時に、現場作業者が排出作業に先立ち、予め生コンクリートの混練操作を始め ようとしてガバナ用後方操作レバーを操作した場合にも起り、非常に危険な状態 をもたらすという不都合を生じる。
【0012】 したがって、この考案の目的は、オートマチック式のミキサ車において、シフ トレバーをNレンジやPレンジに保っているときにのみ、車体後方でのエンジン 回転数上昇操作を行うことのできるミキサ車のガバナ用後方操作レーバのロック 装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、この考案によれば、エンジンの上物用ガバナレバーと車体後部の ガバナ用後方操作レバー、およびこれらガバナレバーと後方用操作レバーとを結 ぶリンク機構とで構成されたガバナ連動機構の一部と対向して、当該ガバナ連動 機構の動きを解除・阻止する制御装置を対設する。
【0014】 そして、この制御装置をミッション機構のシフトレバーと連動して当該シフト レバーのレンジ位置を検知し、この検知信号でシフトレバーがNレンジ或いはP レンジに入ったときにのみ上記制御装置を自動的に解除状態に切り換えて、ガバ ナ連動機構の動きを許容するように構成することによって達成される。
【0015】
【作用】
すなわち、上記の構成により、シフトレバーがNレンジ或いはPレンジにあれ ば、制御装置が解除状態を保ってガバナ用後方操作レバーの操作が可能となり、 エンジンの回転数を上げつつ所定の作業を行うことができる。
【0016】 一方、シフトレバーがそれ以外のレンジにあるときには、ガバナ用後方操作レ バーの動きが制御装置によって阻止され、当該後方操作レバーの操作が不可能に なってエンジンの回転数を上げることができず、したがって、ミキサ車が動き出 したり急発進してしまうような危険性を防止し得る。
【0017】
【実施例】
図1は、この考案によるロック装置を備えたガバナ用後方操作レーバ機構の一 実施例を示すもので、ガバナ用後方操作レバー1は、ミキサ車の車体後部に位置 して軸aにより揺動可能に軸支してある。
【0018】 上記後方操作レバー1の先端は、車体への取付部を支点bとして揺動するベル クランク状のリンク2の一端に連結ロッド4を介し結ばれており、このリンク2 の他端が同じく車体への取付部を支点cとして揺動するもう一つのリンク3の中 央部分に連結ロッド5を通して結ばれている。
【0019】 さらに、このリンク3の先端は、連結ロッド6により長孔6aを通してエンジ ン7における上物用ガバナレバー8の先端に結ばれており、かくして、これらに より、車体後部からエンジン7の回転数を制御するガバナ連動機構9を構成して いる。
【0020】 このことから、作業開始に当り、後方操作レバー1をエンジンアイドリング位 置Lから高速位置Hに向って操作してやれば、リンク2,3が支点b,cの回り に時計方向へと揺動しつつ各連結ロッド4〜6が矢印方向に動き、連結ロッド6 でエンジン7の上物用ガバナレバー8を高速回転側に引く。
【0021】 その結果、後方操作レバー1の操作量に応じてエンジン7の回転数が上がり、 油圧駆動装置を通してドラムの回転も上がる。
【0022】 また、後方操作レバー1をアイドリング位置Lへと向って戻してやれば、リン ク2,3と連結レバー4〜6とが上記とは逆の方向に動作し、ガバナレバー8が 低速回転側へと戻ってエンジン7の回転数が下がり、それに伴ってドラムの回転 も低下することになる。
【0023】 一方、この考案の特徴部分をかたちづくる制御装置10は、直流モータ11の 回転によりねじシャフト(図示省略)を介して内筒12を外筒13から出し入れ するパワーシリンダで構成してある。
【0024】 この制御装置10は、後方操作レバー1の下方に位置して配置されており、か つ、内筒12の先端にはストッパ14が連結してあって、当該ストッパ14をガ バナ連動機構9におけるリンク2の一端と衝合する位置とそれから外れる位置と に出し入れできるようにしてある。
【0025】 上記制御装置10の動作を司る直流モータ11は、リレー15を通してバッテ リ16およびシフトレバー17のNレンジとPレンジとを検知する信号スイッチ 18,19にそれぞれ結線してある。
【0026】 かくして、シフトレバー17をNレンジまたはPレンジにしたときにこれを信 号スイッチ18,19が検知し、これら信号スイッチ18または19からの検知 信号でリレー15を動作させつつ直流モータ11を所定の方向に回転させ、制御 装置10を短縮動作してストッパ14を後部操作機構9のリンク2と衝合しない 位置(不作動位置)に引っ込ませる。
【0027】 一方、シフトレバー17を上記NレンジおよびPレンジ以外のレンジに入れた ときには、信号スイッチ18,19からの検知信号が断たれてリレー15が切り 換わり、直流モータ11が逆転して制御装置10を伸長動作させ、ストッパ14 を後部操作機構9のリンク2と衝合する位置(作動位置)まで押し出す。
【0028】 このように、当該実施例にあっては、信号スイッチでシフトレバー17のNレ ンジとPレンジを検知するようにしたが、逆にその他のレンジ位置を信号スイッ チで検知し、この検知信号で制御装置10を同様に動作させるようにしてもよい ことは言うまでもない。
【0029】 これにより、シフトレバー17がNレンジまたはPレンジにあるときにのみ制 御装置10のストッパ14が不作動位置を保って後方操作レバー1によるエンジ ン7の回転数制御が可能となり、その他のレンジではストッパ14が作動位置に 押し出されて、後方操作レバー1によるエンジン7の回転数制御が不可能となる のである。
【0030】 なお、上記実施例にあっては、制御装置10によってリンク2の作動を可・不 可制御するようにしたが、勿論当該制御装置10によってリンク3の作動を可・ 不可制御するようにしてもよく、或いは後方操作レバー1またはガバナレバー8 の作動を直接可・不可制御するようにしてもよい。
【0031】 また、制御装置10として例えばロータリ式のものを用い、かつ、フックを用 いて後方操作レバー1やガバナレバー8或いはリンク2,3または連結ロッド4 〜6の何れかの作動を可・不可制御するようにすることもできる。
【0032】 さらに、上記のような電気式の制御装置10を油圧シリンダ等の機械的な制御 装置に置き換えて実施することも可能であるばかりか、シフトレバー17の位置 を機械的に検知してリンク等によりガバナ連動機構9の動きを可・不可制御する ことも可能である。
【0033】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、オートマチック式のミキサ車おいて、ガバ ナ用後方操作レバーの操作によってミキサ車が突然動き出したり或いは急発進し てしまうのを防止することができ、これらによる危険性を未然に回避することが 可能になるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例であるロック装置を備えた
ミキサ車のガバナ用後方操作レバー機構の概略系統図で
ある。
【図2】従来からミキサ車に使用されているガバナ用後
方操作レバー機構の概略系統図である。
【符号の説明】
1 ガバナ用後方操作レバー 2,3 リンク 4,5,6 連結ロッド 7 エンジン 8 上物用ガバナレバー 9 ガバナ連動機構 10 制御装置 17 シフトレバー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】考案の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【考案の名称】 ミキサ車のガバナ用後方操作レバーの
ロック装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オートマチック式のミキサ車において、
    エンジンの上物用ガバナレバーと車体後部のガバナ用後
    方操作レバー、およびこれらガバナレバーと後方用操作
    レバーとを結ぶリンク機構とで構成されたガバナ連動機
    構の一部と対向して、当該ガバナ連動機構の動きを解除
    ・阻止する制御装置を対設し、この制御装置をミッショ
    ン機構のシフトレバーに連動して当該シフトレバーのレ
    ンジ位置を検出し、この検知信号でシフトレバーがニュ
    ートラルレンジ或いはパーキングレンジに入ったときに
    のみ上記制御装置を解除状態に切り換えて、ガバナ連動
    機構の動きを許容するように構成したことを特徴とする
    ガバナ用後方操作レバーのロック装置。
JP3708993U 1993-06-14 1993-06-14 ミキサ車のガバナ用後方操作レバーのロック装置 Pending JPH074158U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002172973A (ja) * 2000-12-05 2002-06-18 Kayaba Ind Co Ltd ミキサドラム駆動制御装置
JP2012091729A (ja) * 2010-10-28 2012-05-17 Kyb Co Ltd ドラム回転装置

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JP4497707B2 (ja) * 2000-12-05 2010-07-07 カヤバ工業株式会社 ミキサドラム駆動制御装置
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