JPH0741535Y2 - トランスファプレスにおけるワーク保持用アタッチメントの交換装置 - Google Patents
トランスファプレスにおけるワーク保持用アタッチメントの交換装置Info
- Publication number
- JPH0741535Y2 JPH0741535Y2 JP2026591U JP2026591U JPH0741535Y2 JP H0741535 Y2 JPH0741535 Y2 JP H0741535Y2 JP 2026591 U JP2026591 U JP 2026591U JP 2026591 U JP2026591 U JP 2026591U JP H0741535 Y2 JPH0741535 Y2 JP H0741535Y2
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- Japan
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案はトランスファプレスにお
いて、ワークの変更に伴う金型交換時にワーク保持具を
交換するワーク保持用アタッチメントの交換装置に関す
る。
いて、ワークの変更に伴う金型交換時にワーク保持具を
交換するワーク保持用アタッチメントの交換装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、トランスファプレスはフィードバ
ーと直角方向に設けられたクロスバーにワーク保持具が
取り付けられている。そしてこのトランスファプレスに
おいて、ワークの変更により金型交換を行う場合、ワー
ク保持具付クロスバーもフィードバーから取り外して金
型交換台車に載せプレスライン外に搬出される。そして
ワークに対応したワーク保持具に付け代えられたクロス
バーが新しい金型と一緒にプレス機内に搬入され、この
クロスバーが人手によりフィードバーに取り付けられて
いた。
ーと直角方向に設けられたクロスバーにワーク保持具が
取り付けられている。そしてこのトランスファプレスに
おいて、ワークの変更により金型交換を行う場合、ワー
ク保持具付クロスバーもフィードバーから取り外して金
型交換台車に載せプレスライン外に搬出される。そして
ワークに対応したワーク保持具に付け代えられたクロス
バーが新しい金型と一緒にプレス機内に搬入され、この
クロスバーが人手によりフィードバーに取り付けられて
いた。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と、通常、クロスバーには複数個のワーク保持具（例え
ば、吸着カップ）が取り付けられており、重量のあるこ
れらクロスバーを人手により取り付ける作業は、非常に
面倒であるとともに、時間を要するという問題があっ
た。
と、通常、クロスバーには複数個のワーク保持具（例え
ば、吸着カップ）が取り付けられており、重量のあるこ
れらクロスバーを人手により取り付ける作業は、非常に
面倒であるとともに、時間を要するという問題があっ
た。
【０００４】そこで、本考案はワーク保持具をアタッチ
メントを介してクロスバーに取付け、このワーク保持具
付アタッチメントを自動的にクロスバーに装着するよう
にして、上記課題を解消し得るトランスファプレスにお
けるワーク保持用アタッチメントの交換装置を提供する
ことを目的とする。
メントを介してクロスバーに取付け、このワーク保持具
付アタッチメントを自動的にクロスバーに装着するよう
にして、上記課題を解消し得るトランスファプレスにお
けるワーク保持用アタッチメントの交換装置を提供する
ことを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本考案は、上下金型を載せてプレスラインから外方
に移動可能な金型交換台車を具備し、プレスラインに沿
って移動自在に配置されたフィードバーにクロスバーを
取り付け、このクロスバーにワーク保持手段を着脱する
ワーク保持用アタッチメントの交換装置において、ワー
ク保持具を有しクロスバーに着脱自在なアタッチメント
取付部材を設け、金型にアタッチメント取付部材を保持
するアタッチメント支持台を設け、金型交換台車にアタ
ッチメント支持台に接近離間自在でかつ伸縮自在な可動
支柱を設けるとともに、この可動支柱の上端にアタッチ
メント取付部材を保持可能な保持具を有するアタッチメ
ント受台を設け、金型交換台車とアタッチメント支持台
の間で前記可動支柱を平行リンク機構を介して移動させ
る支柱移動装置を設けたものである。
めに本考案は、上下金型を載せてプレスラインから外方
に移動可能な金型交換台車を具備し、プレスラインに沿
って移動自在に配置されたフィードバーにクロスバーを
取り付け、このクロスバーにワーク保持手段を着脱する
ワーク保持用アタッチメントの交換装置において、ワー
ク保持具を有しクロスバーに着脱自在なアタッチメント
取付部材を設け、金型にアタッチメント取付部材を保持
するアタッチメント支持台を設け、金型交換台車にアタ
ッチメント支持台に接近離間自在でかつ伸縮自在な可動
支柱を設けるとともに、この可動支柱の上端にアタッチ
メント取付部材を保持可能な保持具を有するアタッチメ
ント受台を設け、金型交換台車とアタッチメント支持台
の間で前記可動支柱を平行リンク機構を介して移動させ
る支柱移動装置を設けたものである。
【０００６】
【作用】上記構成において、新たな金型と共にワーク保
持具を装着する場合は、金型交換台車がプレスライン上
に移動されると、まず支柱移動装置を駆動して可動支柱
をアタッチメント支持台の下方に平行移動させ、アタッ
チメント支持台に保持されたワーク保持具付アタッチメ
ント取付部材をアタッチメント受台上に載せて保持具に
より保持させ、アタッチメント受台をアタッチメント支
持台から上昇させるとともに金型から平行移動させて離
間させ、アタッチメント取付部材をクロスバーに対向し
て停止させる。そして、フィードバーを移動させてクロ
スバーをアタッチメント取付部材に嵌入装着し、保持具
を解除してアタッチメント受台をアタッチメント取付部
材から離間させる。
持具を装着する場合は、金型交換台車がプレスライン上
に移動されると、まず支柱移動装置を駆動して可動支柱
をアタッチメント支持台の下方に平行移動させ、アタッ
チメント支持台に保持されたワーク保持具付アタッチメ
ント取付部材をアタッチメント受台上に載せて保持具に
より保持させ、アタッチメント受台をアタッチメント支
持台から上昇させるとともに金型から平行移動させて離
間させ、アタッチメント取付部材をクロスバーに対向し
て停止させる。そして、フィードバーを移動させてクロ
スバーをアタッチメント取付部材に嵌入装着し、保持具
を解除してアタッチメント受台をアタッチメント取付部
材から離間させる。
【０００７】したがって、アタッチメント取付部材の装
着作業を自動的に行えるとともに、アタッチメントを上
昇させて装着できるので、フィードバーに余分な下降ス
トロークを設ける必要もない。また、金型をアタッチメ
ント支持台の上方の金型から離れた位置でアタッチメン
ト取付部材の装着作業を行うので、金型交換作業も並行
して行える。さらに、可動支柱を平行移動してアタッチ
メント受台を移動できるので、アタッチメント取付部材
の保持が安定して行え、保持具の構造を簡略化できる。
着作業を自動的に行えるとともに、アタッチメントを上
昇させて装着できるので、フィードバーに余分な下降ス
トロークを設ける必要もない。また、金型をアタッチメ
ント支持台の上方の金型から離れた位置でアタッチメン
ト取付部材の装着作業を行うので、金型交換作業も並行
して行える。さらに、可動支柱を平行移動してアタッチ
メント受台を移動できるので、アタッチメント取付部材
の保持が安定して行え、保持具の構造を簡略化できる。
【０００８】
【実施例】以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。図６に示すように、トランスファプレス機１のア
プライト１ａ間には、プレスラインＡに沿って一定間隔
ごとに金型交換台車４のボルスタプレート４ａ上に複数
の下金型２ａ〜２ｅ（金型交換時は下金型２ａ〜２ｅ上
に上金型３ａ〜３ｅが載置される。）が配設され、この
金型交換台車３はベット５に敷設されたレール５ａに案
内されてプレス機１外方に移動自在に配設されている。
金型交換台車４の両側にはプレスラインＡに沿って左右
一対のフィードバー６が配設され、これらフィードバー
６はワーク排出側に配置されたフィードバー駆動装置７
によってプレスラインＡ方向に往復移動および昇降され
る。
する。図６に示すように、トランスファプレス機１のア
プライト１ａ間には、プレスラインＡに沿って一定間隔
ごとに金型交換台車４のボルスタプレート４ａ上に複数
の下金型２ａ〜２ｅ（金型交換時は下金型２ａ〜２ｅ上
に上金型３ａ〜３ｅが載置される。）が配設され、この
金型交換台車３はベット５に敷設されたレール５ａに案
内されてプレス機１外方に移動自在に配設されている。
金型交換台車４の両側にはプレスラインＡに沿って左右
一対のフィードバー６が配設され、これらフィードバー
６はワーク排出側に配置されたフィードバー駆動装置７
によってプレスラインＡ方向に往復移動および昇降され
る。
【０００９】これらフィードバー６間には複数のクロス
バー８がそれぞれ軸心回りに回動可能に連結され、これ
らクロスバー８にはワークに対応した位置に取付部材ア
タッチメント取付部材９を介して吸着カップ（ワーク保
持具の一例）１０が取付けられている。金型交換台車４
上で、下金型２ａ〜２ｅ間および入口の金型２ａとワー
ク搬入位置の間には、金型交換時にクロスバー８と金型
交換台車４側との間でアタッチメント取付部材９を受渡
しするアタッチメント交換装置１１が各アタッチメント
取付部材９に対応してそれぞれ配設される。
バー８がそれぞれ軸心回りに回動可能に連結され、これ
らクロスバー８にはワークに対応した位置に取付部材ア
タッチメント取付部材９を介して吸着カップ（ワーク保
持具の一例）１０が取付けられている。金型交換台車４
上で、下金型２ａ〜２ｅ間および入口の金型２ａとワー
ク搬入位置の間には、金型交換時にクロスバー８と金型
交換台車４側との間でアタッチメント取付部材９を受渡
しするアタッチメント交換装置１１が各アタッチメント
取付部材９に対応してそれぞれ配設される。
【００１０】このアタッチメント交換装置１１は、図１
〜図５に示すように、金型交換台車４の台板４ｂに立設
された可動支柱１２と、この可動支柱１２を平行リンク
機構１３を介して下金型２ａ〜２ｅに対して接近離間平
行移動させる支柱移動装置１４と、前記可動支柱１２に
配設された昇降シリンダー装置１５のピストンロッド１
５ａ先端に取り付けられて前記アタッチメント取付部材
９の保持具１６を有するアタッチメント受台１７とを具
備している。そして、金型交換台車４側には下金型２ａ
〜２ｅに配置されてアタッチメント取付部材９の把持具
１８を有するアタッチメント支持台１９が設けられ、ま
たクロスバー８には、アタッチメント取付部材９を所定
位置に固定するクランプ装置２０が配設されている。
〜図５に示すように、金型交換台車４の台板４ｂに立設
された可動支柱１２と、この可動支柱１２を平行リンク
機構１３を介して下金型２ａ〜２ｅに対して接近離間平
行移動させる支柱移動装置１４と、前記可動支柱１２に
配設された昇降シリンダー装置１５のピストンロッド１
５ａ先端に取り付けられて前記アタッチメント取付部材
９の保持具１６を有するアタッチメント受台１７とを具
備している。そして、金型交換台車４側には下金型２ａ
〜２ｅに配置されてアタッチメント取付部材９の把持具
１８を有するアタッチメント支持台１９が設けられ、ま
たクロスバー８には、アタッチメント取付部材９を所定
位置に固定するクランプ装置２０が配設されている。
【００１１】前記アタッチメント取付部材９は、角筒状
のクロスバー８に嵌合可能なコの字形断面に形成され、
両側面部９ａ，９ｂにそれぞれ取付パイプ１０ａを介し
て吸着カップ１０が配設されている。また一方の側面部
９ａには、アタッチメント支持台１９の把持具１８に挟
持可能な台形状断面で位置決め溝２１ａが形成された把
持ブロック２１が左右一対突設される。さらに、一方の
側面部９ａには中央部にアタッチメント受台１７の保持
具１６にクランプされるクランプピン２２が突設され、
左右両側にアタッチメント受台１７上で位置決めされる
ロケーションピン孔２３が形成されている。また、両側
面９ａの左右端側には、クロスバー８に設けられたクラ
ンプ装置２０に係止されるクランプ用受部材２４が突設
されるとともに、底面部９ｃの内面に位置決め用ピン孔
２５が形成されている。
のクロスバー８に嵌合可能なコの字形断面に形成され、
両側面部９ａ，９ｂにそれぞれ取付パイプ１０ａを介し
て吸着カップ１０が配設されている。また一方の側面部
９ａには、アタッチメント支持台１９の把持具１８に挟
持可能な台形状断面で位置決め溝２１ａが形成された把
持ブロック２１が左右一対突設される。さらに、一方の
側面部９ａには中央部にアタッチメント受台１７の保持
具１６にクランプされるクランプピン２２が突設され、
左右両側にアタッチメント受台１７上で位置決めされる
ロケーションピン孔２３が形成されている。また、両側
面９ａの左右端側には、クロスバー８に設けられたクラ
ンプ装置２０に係止されるクランプ用受部材２４が突設
されるとともに、底面部９ｃの内面に位置決め用ピン孔
２５が形成されている。
【００１２】前記可動支柱１２の平行リンク機構１３
は、台板３ｂ上の２個のブラケット１３ａ，１３ｂにそ
れぞれクロスバー７と平行な水平ピン１３ｃおよび水平
軸１４ａを介して互いに平行なリンク１３ｄおよびリン
クシリンダー１３ｅがプレスラインＡ方向に所定間隔を
あけて回動自在に取付けられ、前記リンク１３ｄおよび
リンクシリンダー１３ｅ先端部にそれぞれ水平ピン１３
ｆ，１３ｇを介して昇降シリンダー装置１５の支持台１
５ｂが取付けられ、支持台１５ｂに本体１５ｃが立設さ
れている。１５ｄはアタッチメント受台１７の昇降を案
内するガイドロッドである。
は、台板３ｂ上の２個のブラケット１３ａ，１３ｂにそ
れぞれクロスバー７と平行な水平ピン１３ｃおよび水平
軸１４ａを介して互いに平行なリンク１３ｄおよびリン
クシリンダー１３ｅがプレスラインＡ方向に所定間隔を
あけて回動自在に取付けられ、前記リンク１３ｄおよび
リンクシリンダー１３ｅ先端部にそれぞれ水平ピン１３
ｆ，１３ｇを介して昇降シリンダー装置１５の支持台１
５ｂが取付けられ、支持台１５ｂに本体１５ｃが立設さ
れている。１５ｄはアタッチメント受台１７の昇降を案
内するガイドロッドである。
【００１３】前記支柱移動装置１４は、台板４ｂの下部
に移動シリンダー装置１４ｂが配設され、移動シリンダ
ー装置１４ｂのピストンロッドは、ブラケット１３ａの
連動軸１４ｃに固定された駆動レバー１４ｄにピン連結
されている。そして、水平軸１４ａと連動軸１４ｃには
互いに噛合する移動ギヤ１４ｅ，１４ｆがそれぞれ取り
付けられ、移動シリンダー装置１４ｂの伸縮駆動をリン
ク１３ｄの回動に変換させて可動支柱１２を矢印Ｄ，Ｅ
方向に移動させることができる。なお、リンクシリンダ
ー１３ｅは、図１に仮想線で示すように上下金型２ａ〜
２ｅ，３ａ〜３ｅの交換作業時に昇降シリンダー装置１
５やアタッチメント受台１７が干渉しないように傾斜さ
せて離間させるために使用される。
に移動シリンダー装置１４ｂが配設され、移動シリンダ
ー装置１４ｂのピストンロッドは、ブラケット１３ａの
連動軸１４ｃに固定された駆動レバー１４ｄにピン連結
されている。そして、水平軸１４ａと連動軸１４ｃには
互いに噛合する移動ギヤ１４ｅ，１４ｆがそれぞれ取り
付けられ、移動シリンダー装置１４ｂの伸縮駆動をリン
ク１３ｄの回動に変換させて可動支柱１２を矢印Ｄ，Ｅ
方向に移動させることができる。なお、リンクシリンダ
ー１３ｅは、図１に仮想線で示すように上下金型２ａ〜
２ｅ，３ａ〜３ｅの交換作業時に昇降シリンダー装置１
５やアタッチメント受台１７が干渉しないように傾斜さ
せて離間させるために使用される。
【００１４】前記アタッチメント受台１７は、図１，図
３および図４に示すように、アタッチメント取付部材９
の各部材に干渉しないように平面視がＴ字形に形成さ
れ、保持具１６は、アタッチメント受台１７の中央部で
クランクピン２２を保持する受ブロック２６と、矢印
Ｂ，Ｃ方向に開閉自在で前記受ブロック２６とでクラン
プピン２２をクランプする保持レバー２７と、アタッチ
メント受台１７の下部に設けられて出力軸２８ａに前記
保持レバー２７が取り付けられた保持用アクチュエータ
ー２８とで構成されている。また、アタッチメント受台
１７の載置面には、アタッチメント取付部材９のロケー
ションピン孔２３に嵌合されるロケーションピン２９が
それぞれ突設されている。
３および図４に示すように、アタッチメント取付部材９
の各部材に干渉しないように平面視がＴ字形に形成さ
れ、保持具１６は、アタッチメント受台１７の中央部で
クランクピン２２を保持する受ブロック２６と、矢印
Ｂ，Ｃ方向に開閉自在で前記受ブロック２６とでクラン
プピン２２をクランプする保持レバー２７と、アタッチ
メント受台１７の下部に設けられて出力軸２８ａに前記
保持レバー２７が取り付けられた保持用アクチュエータ
ー２８とで構成されている。また、アタッチメント受台
１７の載置面には、アタッチメント取付部材９のロケー
ションピン孔２３に嵌合されるロケーションピン２９が
それぞれ突設されている。
【００１５】前記クロスバー８は、図５に示すように、
外嵌状態のアタッチメント取付部材９を保持解放自在な
クランプ装置２０と、位置決め用ピン孔２５に嵌合する
位置決めピン３０が設けられている。すなわち、クロス
バー１の両側面部には、プレスラインＡ方向の支持ピン
３１を介して回動自在に支持されたＬ形のクランプレバ
ー３２がそれぞれ配設され、このクランプレバー３２の
一端部に前記クランプ用受け部材２４に圧接可能なクラ
ンプ爪部３２ａが設けられている。そしてクロスバー１
内に配設されたクランプレバー駆動シリンダー装置３３
により駆動レバー３４，駆動軸３５およびトグルリンク
機構３６を介して開閉駆動可能に構成されている。
外嵌状態のアタッチメント取付部材９を保持解放自在な
クランプ装置２０と、位置決め用ピン孔２５に嵌合する
位置決めピン３０が設けられている。すなわち、クロス
バー１の両側面部には、プレスラインＡ方向の支持ピン
３１を介して回動自在に支持されたＬ形のクランプレバ
ー３２がそれぞれ配設され、このクランプレバー３２の
一端部に前記クランプ用受け部材２４に圧接可能なクラ
ンプ爪部３２ａが設けられている。そしてクロスバー１
内に配設されたクランプレバー駆動シリンダー装置３３
により駆動レバー３４，駆動軸３５およびトグルリンク
機構３６を介して開閉駆動可能に構成されている。
【００１６】前記アタッチメント支持台１９は、図１，
図２に示すように、下金型２ａ〜２ｅに支持架台３７が
取り付けられ、把持具１８は、支持架台３７上に所定間
隔をあけて配置された２組のエアチャック３８および位
置決め金具３９が立設され、位置決め金具３９を把持ブ
ロック２１の位置決め溝２１ａに係合してアタッチメン
ト取付部材９を位置決めするとともに、エアチャック３
８により把持ブロック２１を把持可能に構成されてい
る。
図２に示すように、下金型２ａ〜２ｅに支持架台３７が
取り付けられ、把持具１８は、支持架台３７上に所定間
隔をあけて配置された２組のエアチャック３８および位
置決め金具３９が立設され、位置決め金具３９を把持ブ
ロック２１の位置決め溝２１ａに係合してアタッチメン
ト取付部材９を位置決めするとともに、エアチャック３
８により把持ブロック２１を把持可能に構成されてい
る。
【００１７】次に、アタッチメントの交換作業を図７〜
図１２を参照して説明する。まず、プレス機１から金型
交換台車４により金型２ａ〜２ｅ，３ａ〜３ｅおよびア
タッチメント取付部材９が取り外された状態において、
プレスラインＡの外側で他の金型交換台車４にはあらか
じめ吸着カップ１０が所定位置に取り付けられたアタッ
チメント取付部材９が、金型交換台車４上に載置された
下金型２４のアタッチメント支持台１９に支持されてい
る。
図１２を参照して説明する。まず、プレス機１から金型
交換台車４により金型２ａ〜２ｅ，３ａ〜３ｅおよびア
タッチメント取付部材９が取り外された状態において、
プレスラインＡの外側で他の金型交換台車４にはあらか
じめ吸着カップ１０が所定位置に取り付けられたアタッ
チメント取付部材９が、金型交換台車４上に載置された
下金型２４のアタッチメント支持台１９に支持されてい
る。
【００１８】この状態で金型交換台車４をプレスライン
Ａに搬入した後、支柱移動装置１４の移動シリンダー装
置１４ｂを駆動して可動支柱１２をアタッチメント支持
台１９の下方に平行移動させ、つぎに昇降シリンダー装
置１５を伸展してアタッチメント受台１７を上昇させロ
ケーションピン孔２３にロケーションピン２９を嵌合さ
せるとともに、受ブロック２６の保持凹部２６に係合さ
せる。そして、保持用アクチュエーター２８を駆動して
保持レバー２７を閉動させ、アタッチメント受台１７に
アタッチメント取付部材９を保持させる（図７）。
Ａに搬入した後、支柱移動装置１４の移動シリンダー装
置１４ｂを駆動して可動支柱１２をアタッチメント支持
台１９の下方に平行移動させ、つぎに昇降シリンダー装
置１５を伸展してアタッチメント受台１７を上昇させロ
ケーションピン孔２３にロケーションピン２９を嵌合さ
せるとともに、受ブロック２６の保持凹部２６に係合さ
せる。そして、保持用アクチュエーター２８を駆動して
保持レバー２７を閉動させ、アタッチメント受台１７に
アタッチメント取付部材９を保持させる（図７）。
【００１９】そして、アタッチメント支持台１９側で把
持具１８のエアチャック３８を開放し、アタッチメント
支持台１９からアタッチメント取付部材９を持ち上げて
（図８）、移動シリンダー装置１４ｂを駆動してアタッ
チメント支持台１９から離間させるとともに昇降シリン
ダー装置１５を伸展してアタッチメント取付部材９をク
ロスバー８の対向位置まで上昇させる（図９）。
持具１８のエアチャック３８を開放し、アタッチメント
支持台１９からアタッチメント取付部材９を持ち上げて
（図８）、移動シリンダー装置１４ｂを駆動してアタッ
チメント支持台１９から離間させるとともに昇降シリン
ダー装置１５を伸展してアタッチメント取付部材９をク
ロスバー８の対向位置まで上昇させる（図９）。
【００２０】つぎに、フィードバー６を矢印Ｆ方向に移
動させて、クロスバー８をアタッチメント取付部材９に
嵌入させる。この時、クロスバー８の位置決めピン３０
がアタッチメント取付部材９の位置決め用ピン孔２５に
嵌合して位置決めされ、そしてクランプレバー駆動シリ
ンダー装置３３により、トグルリンク機構３６を介して
クランプレバー３２が回動され、クランプ爪部３２ａを
クランプ用受け部材２４の受け面に圧接させてアタッチ
メント取付部材９を強固にクロスバー８に固定する（図
１０）。その後保持用アクチュエーター２８を駆動し保
持レバー２７を開動してクランプピン２２を開放し、昇
降シリンダー装置１５を収縮させてアタッチメント受台
１７を下降させる。さらに、クロスバー８を軸心回りに
９０度回転させて吸着カップ１０を下向きにする。（図
１１，図１２）。また、この逆の作業でアタッチメント
取付部材９の取外しを行うことができる。
動させて、クロスバー８をアタッチメント取付部材９に
嵌入させる。この時、クロスバー８の位置決めピン３０
がアタッチメント取付部材９の位置決め用ピン孔２５に
嵌合して位置決めされ、そしてクランプレバー駆動シリ
ンダー装置３３により、トグルリンク機構３６を介して
クランプレバー３２が回動され、クランプ爪部３２ａを
クランプ用受け部材２４の受け面に圧接させてアタッチ
メント取付部材９を強固にクロスバー８に固定する（図
１０）。その後保持用アクチュエーター２８を駆動し保
持レバー２７を開動してクランプピン２２を開放し、昇
降シリンダー装置１５を収縮させてアタッチメント受台
１７を下降させる。さらに、クロスバー８を軸心回りに
９０度回転させて吸着カップ１０を下向きにする。（図
１１，図１２）。また、この逆の作業でアタッチメント
取付部材９の取外しを行うことができる。
【００２１】
【考案の効果】以上に述べたごとく本考案によれば、従
来一体であったクロスバーとワーク保持具を別々とし、
アタッチメント取付部材を介してクロスバーに装着自在
としたので、小型で軽量なワーク保持具付アタッチメン
ト取付部材を交換するだけでよい。しかも、平行移動す
る可動支柱によりアタッチメント取付部材安定して移送
できてアタッチメント取付部材の装着作業を自動的に行
えるとともに、アタッチメント取付部材を上昇させて装
着できるので、フィードバーに余分な下降ストロークを
設ける必要もない。また、金型をアタッチメント支持台
の上方の金型から離れた位置でアタッチメント取付部材
の装着作業を行うので、金型交換作業も並行して行え
る。さらに、可動支柱を平行移動してアタッチメント受
台を移動できるので、アタッチメント受台へのアタッチ
メント取付部材の保持が安定して行え、ワーク保持具の
構造も簡略化できる
来一体であったクロスバーとワーク保持具を別々とし、
アタッチメント取付部材を介してクロスバーに装着自在
としたので、小型で軽量なワーク保持具付アタッチメン
ト取付部材を交換するだけでよい。しかも、平行移動す
る可動支柱によりアタッチメント取付部材安定して移送
できてアタッチメント取付部材の装着作業を自動的に行
えるとともに、アタッチメント取付部材を上昇させて装
着できるので、フィードバーに余分な下降ストロークを
設ける必要もない。また、金型をアタッチメント支持台
の上方の金型から離れた位置でアタッチメント取付部材
の装着作業を行うので、金型交換作業も並行して行え
る。さらに、可動支柱を平行移動してアタッチメント受
台を移動できるので、アタッチメント受台へのアタッチ
メント取付部材の保持が安定して行え、ワーク保持具の
構造も簡略化できる
【図１】本考案に係るアタッチメント交換装置の一実施
例を示す可動支柱の側面図である。
例を示す可動支柱の側面図である。
【図２】同アタッチメント支持台の正面図である。
【図３】同可動支柱の背面半断面図である。
【図４】同アタッチメント受台の平面図である。
【図５】同クロスバーへの取付け状態を示すアタッチメ
ント取付部材の底面図である。
ント取付部材の底面図である。
【図６】同プレスラインの全体平面図である。
【図７】同アタッチメント取付部材の装着作業を説明す
る概略側面図である。
る概略側面図である。
【図８】同アタッチメント取付部材の装着作業を説明す
る概略側面図である。
る概略側面図である。
【図９】同アタッチメント取付部材の装着作業を説明す
る概略側面図である。
る概略側面図である。
【図10】同アタッチメント取付部材の装着作業を説明す
る概略側面図である。
る概略側面図である。
【図11】同アタッチメント取付部材の装着作業を説明す
る概略側面図である。
る概略側面図である。
【図12】同アタッチメント取付部材の装着作業を説明す
る概略側面図である。
る概略側面図である。
１ トランスファプレス機 2a〜2e 上金型 3a〜3e 下金型 ４ 金型交換台車 5a レール ６ フィードバー ８ クロスバー ９ アタッチメント取付部材 10 吸着カップ 11 アタッチメント交換装置 12 可動支柱 13 平行リンク機構 14 支柱移動装置 14b 移動用シリンダー装置 15 昇降シリンダー装置 16 保持具 17 アタッチメント受台 18 把持具 19 アタッチメント支持台 20 クランプ装置 27 保持レバー 28 保持用アクチュエーター
Claims (1)
- 【請求項１】 上下金型を載せてプレスラインから外方
に移動可能な金型交換台車を具備し、プレスラインに沿
って移動自在に配置されたフィードバーにクロスバーを
取り付け、このクロスバーにワーク保持手段を着脱する
ワーク保持用アタッチメントの交換装置において、ワー
ク保持具を有しクロスバーに着脱自在なアタッチメント
取付部材を設け、金型にアタッチメント取付部材を保持
するアタッチメント支持台を設け、金型交換台車にアタ
ッチメント支持台に接近離間自在でかつ伸縮自在な可動
支柱を設けるとともに、この可動支柱の上端にアタッチ
メント取付部材を保持可能な保持具を有するアタッチメ
ント受台を設け、金型交換台車とアタッチメント支持台
の間で前記可動支柱を平行リンク機構を介して移動させ
る支柱移動装置を設けたことを特徴とするトランスファ
プレスにおけるワーク保持用アタッチメントの交換装
置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2026591U JPH0741535Y2 (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | トランスファプレスにおけるワーク保持用アタッチメントの交換装置 |
| US07/831,113 US5248288A (en) | 1991-03-29 | 1992-02-04 | Apparatus for changing work holder in transfer press |
| GB9202529A GB2254030B (en) | 1991-03-29 | 1992-02-06 | Apparatus for changing work holder in transfer press |
| CA 2061136 CA2061136C (en) | 1991-03-29 | 1992-02-13 | Apparatus for changing work holder in transfer press |
| DE19924208205 DE4208205C2 (de) | 1991-03-29 | 1992-03-14 | Vorrichtung für Transferpressen zum Wechseln von Werkstückhaltern |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2026591U JPH0741535Y2 (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | トランスファプレスにおけるワーク保持用アタッチメントの交換装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04118233U JPH04118233U (ja) | 1992-10-22 |
| JPH0741535Y2 true JPH0741535Y2 (ja) | 1995-09-27 |
Family
ID=31906379
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2026591U Expired - Lifetime JPH0741535Y2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-30 | トランスファプレスにおけるワーク保持用アタッチメントの交換装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0741535Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006006538A1 (ja) * | 2004-07-09 | 2006-01-19 | Komatsu Ltd. | プレス機械のワーク搬送装置 |
-
1991
- 1991-03-30 JP JP2026591U patent/JPH0741535Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006006538A1 (ja) * | 2004-07-09 | 2006-01-19 | Komatsu Ltd. | プレス機械のワーク搬送装置 |
| JP2006021235A (ja) * | 2004-07-09 | 2006-01-26 | Komatsu Ltd | プレス機械のワーク搬送装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04118233U (ja) | 1992-10-22 |
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