JPH0741215A - クロスロール搬送車における織布切断方法及び織布切断装置 - Google Patents

クロスロール搬送車における織布切断方法及び織布切断装置

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JPH0741215A
JPH0741215A JP19142293A JP19142293A JPH0741215A JP H0741215 A JPH0741215 A JP H0741215A JP 19142293 A JP19142293 A JP 19142293A JP 19142293 A JP19142293 A JP 19142293A JP H0741215 A JPH0741215 A JP H0741215A
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JP
Japan
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roll
cross
cut mark
full
woven fabric
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JP19142293A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Furuta
哲也 古田
Yoshimi Iwano
義美 岩野
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】織機の稼働率、クロスロール搬送車の移載効率
の低下をもたらさないようにクロスロール交換における
織布切断を遂行する。 【構成】クロスロール搬送車1上の移載アーム18Bは
織機上で織上げられた満ロールを満ロール支持ブラケッ
ト27Bに移載する。空ロール受け渡しアーム30Bは
空ロール20Bを移載アーム18Bに受け渡す。カッタ
ーレール39には巻付ガイド板44が取り付けられてい
る。巻付ガイド板44にはカットマークセンサ45が取
り付けられている。カットマークセンサ45は満ロール
と空ロールとの間の織布経路上でカットマークを検出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、巻き上げ完了したクロ
スロール(以下、満ロールという)、織機に装着する新
たなクロスロール(以下、空ロールという)を搭載して
搬送するクロスロール搬送車側に織機側から満ロールを
移載すると共に、クロスロール搬送車側から織機側へ空
ロールを移載するクロスロール移載装置を備えたクロス
ロール搬送車における織布切断方法及び織布切断方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のクロスロール移載装置が特開平
2−106544号公報に開示されている。この従来装
置におけるクロスロール移載装置は全てクロスロール搬
送車側に設置されており、織機上のクロスロールが巻き
上げ完了状態になるとクロスロール搬送車が呼出しを受
けて織機前方の移載作業位置へ到着する。クロスロール
搬送車が織機前方の移載作業位置へ到着停止すると、ク
ロスロール移載装置を構成する左右一対のロール交換ア
ームが一連のクロスロール交換動作を遂行する。この交
換動作により織機上の巻き上げ完了した満ロールが搬送
車側へ移載されると共に、搬送車上の空ロールが織機側
へ移載される。次いでクロスロール移載装置を構成する
クロス切断機構が空ロールと満ロールとの間の織布を切
断し、織機側の織布切断端部が空ロールに巻き付けられ
ると共に、搬送車側の織布切断端部が満ロールに巻き取
られる。織布巻き取り位置上に移載された空ロールは織
機駆動モータに作動連結し、織布巻き取りを開始する。
従って、織機を停止することなくクロスロール交換が可
能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開昭50−1486
66号公報、実開昭52−7370号公報に開示される
ように、クロスロールを定長で切り卸すために織布の耳
部となる経糸にカットマークを付すことが行われる。こ
のカットマークは織機における織布経路に近接配置され
たカットマークセンサによって検出される。織布切断装
置を備えた前記のようなクロスロール搬送車を用いて満
ロールと空ロールの交換を行なう場合、カットマークセ
ンサがカットマーク有を検出するとクロスロール搬送車
の呼び出しが行われる。
【0004】しかしながら、クロスロール搬送車が呼び
出しを受けてから呼び出し織機の所に到着するまでの時
間は一定ではない。又、クロスロール搬送車上の織布切
断装置の切断領域は空ロールとクロスロール搬送車側に
移載された満ロールとの間の決められた位置である。そ
のため、前記カットマークが前記カットマークセンサに
よって検出された後に前記切断領域に到達するのに必要
な製織時間よりも短い時間でクロスロール搬送車が到着
した場合には、前記カットマークが前記切断領域に到達
するまでクロスロール搬送車を停止させておかねばなら
ない。逆に、クロスロール搬送車が前記製織時間よりも
長い時間で到着するような場合には織機を停止させてお
く必要がある。クロスロール搬送車の到着が早すぎる場
合にはクロスロール搬送車の移載効率が低下し、クロス
ロール搬送車の到着が遅すぎる場合には織機の稼働率が
低下する。
【0005】本発明は、クロスロール搬送車の移載効率
あるいは織機の稼働率の低下を回避しつつクロスロール
の定長切り卸しを遂行し得るクロスロール搬送車におけ
る織布切断方法及び織布切断装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
満ロール、空ロールというクロスロールを搭載して搬送
するクロスロール搬送車側に織機側から満ロールを移載
すると共に、クロスロール搬送車側から織機側へ空ロー
ルを移載するクロスロール搬送車を対象とし、請求項1
に記載の発明では、クロスロール搬送車側に移載された
満ロールから空機側ロールに到る織布経路上でクロスロ
ール搬送車側に設置されたカットマークセンサによりカ
ットマークを検出し、このカットマークセンサによって
検出されたカットマークを目安としてクロスロール搬送
車上のカッター機構によって織布を切断するようにし
た。
【0007】請求項2に記載の発明では、クロスロール
搬送車側に移載された満ロールから空ロールに到る織布
の経路上に検出領域を持つカットマークセンサを備えた
織布切断装置を構成した。
【0008】請求項3に記載の発明では、クロスロール
搬送車側に移載された満ロールから空ロールに到る織布
の経路上に検出領域を持つカットマークセンサと、前記
カットマークセンサの検出領域へ織布上のカットマーク
を移動配置するための織布移送手段とを備えた織布切断
装置を構成した。
【0009】請求項4に記載の発明では、織機における
織布経路上に検出領域を持つカットマークセンサで織布
上のカットマークを検出し、カットマーク有検出に基づ
いてクロスロール搬送車を呼び出すと共に、前記カット
マーク有検出時からクロスロール搬送車が呼び出し織機
に到着したときまでの織布織上長を測長し、この測長さ
れた織布織上長に基づいてクロスロール搬送車上のカッ
ター機構の切断領域へ前記検出されたカットマークを移
動配置して織布を切断するようにした。
【0010】
【作用】カットマークセンサはクロスロール搬送車に移
載された満ロールと空ロールとの間の織布経路上でカッ
トマーク検出を行なう。この検出されたカットマークを
目安にして織布切断を行えば織布はカットマーク上ある
いはカットマークから所定距離離れた位置で切断される
ことになる。従って、クロスロール搬送車の到着にばら
つきがあってもクロスロールの定長切り卸しが織機停止
あるいはクロスロール搬送車の待ち状態をもたらすこと
なく行われる。
【0011】織布移送手段によって前記カットマークセ
ンサの検出領域へカットマークを移動配置するようにし
た構成では、カットマークセンサのカットマーク検出を
行なう前にカットマークが前記検出領域を通過している
場合にもカットマーク検出が可能である。
【0012】請求項4に記載の発明では、織機における
織布経路上に検出領域を持つカットマークセンサがカッ
トマーク有を検出した時からクロスロール搬送車が到着
した時までの織布織上長に基づいて、クロスロール搬送
車の到着後のカットマークの位置が把握される。この把
握された位置上のカットマークはカッター機構の切断領
域へ移される。従って、クロスロール搬送車の到着にば
らつきがあってもクロスロールの定長切り卸しが織機停
止あるいはクロスロール搬送車の待ち状態をもたらすこ
となく行われる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図17に基づいて説明する。図1に示すように車輪1a
によって支持されるクロスロール搬送車1の台の両端に
は電源ボックス2,3が搭載されている。一方の電源ボ
ックス2には搬送及びクロスロール移載を制御するため
の制御コンピュータ(図示略)が組み込まれている。ク
ロスロール搬送車1の台の左右上面にはレール4,5が
前後方向(クロスロール搬送車1の幅方向)に配設され
ている。各レール4,5の近傍にはラック6,7が並設
されている。レール4,5には補助台8が車輪9,10
を介して前後動可能に載置されている。後輪10の車軸
10aにはの両端にはピニオン11,12が止着されて
いる。ピニオン11,12はラック6,7に噛合して転
動するようになっている。補助台8の左右中央部上には
補助台駆動用モータ13が配設されている。モータ13
の正逆回転によりピニオン11,12が正逆回転し、補
助台8がレール4,5及びラック6,7に沿ってクロス
ロール搬送車1の台上を前後動する。
【0014】補助台8上の左右の支持スタンド14,1
5間には駆動軸16が架設支持されている。駆動軸16
は補助台8上のモータ17により駆動される。駆動軸1
6の左端側には移載アーム18Aが支持されており、駆
動軸16の右端側には移載アーム18Bが支持されてい
る。移載アーム18A,18Bはモータ17の正逆回転
により駆動軸16を中心に回動する。
【0015】図3及び図4に示すように移載アーム18
A,18Bの先端にはフィンガー18aが取り付けられ
ている。フィンガー18aは電動シリンダ19によって
解放位置と把持位置とに切換駆動される。移載アーム1
8A,18Bはフィンガー18aとの協働によって満ロ
ール20A及び空ロール20Bを把持して支持する。図
1に示すようにクロスロールのロール軸は、大径軸部2
0aと、両端部の小径軸部20bと、歯車部20cと、
両端部の把持溝20dとからなる。大径軸部20aの周
面は粗面形成されている。移載アーム18A,18Bは
フィンガー18aと協働して把持溝22dを把持する。
移載アーム18A,18Bとフィンガー18aとの協働
による把持はクロスロールの回転を許容するようになっ
ている。
【0016】図6に示すように移載アーム18B側のフ
ィンガー18aには近接スイッチ21Bが取り付けられ
ている。近接スイッチ21Bは移載アーム18A,18
Bに把持されたクロスロールの歯車部20cの歯先のみ
を検出し、歯車部20cの回転速度に応じた周波数のパ
ルス信号を出力する。
【0017】図1、図3、図5及び図6に示すように移
載アーム18B側のフィンガー18aにはトルクリミッ
タ付の空ロール巻き取りモータ22が取り付けられてい
る。フィンガー18aが把持位置にあるときには空ロー
ル巻き取りモータ22の駆動歯車22aは移載アーム1
8A,18B上のクロスロールの歯車部20cに噛合す
る。空ロール巻き取りモータ22が正逆回転すると、移
載アーム18A,18B上のクロスロールが回転する。
【0018】左右の電源ボックス2,3間には一対の支
持ビーム23,24が架設支持されている。図3及び図
4に示すように上下の各支持ビーム23,24にはガイ
ドレール25,26が配設されている。ガイドレール2
5,26間には一対の満ロール支持ブラケット27A,
27Bがガイドレール25,26に沿ってスライド可能
に架設支持されている。
【0019】図1に示すように支持ビーム23の直下に
は駆動軸28が垂下支持されている。図4に示すように
支持ビーム23の左端下面にはモータ29が配設されて
おり、駆動軸28がモータ29によって駆動される。
【0020】満ロール支持ブラケット27A,27Bに
は空ロール受け渡しアーム30A,30Bが支軸31
A,31Bを介して回動可能に支持されている。空ロー
ル受け渡しアーム30A,30Bはモータ29の正逆回
転により支軸31A,31Bを中心に回動する。
【0021】図4及び図5に示すように空ロール支持ア
ーム30A,30Bの先端には空ロール支持座30aが
取り付けられている。空ロール支持座30aには空ロー
ル20Bの小径軸部20bが嵌まり込み支持される。満
ロール支持ブラケット27A,27Bには満ロール支持
座27aが設けられている。満ロール支持座27aには
満ロール20Aの小径軸部20bが嵌まり込み支持され
る。満ロール支持ブラケット27B側の満ロール支持座
27aの近傍にはブレーキ機構付の満ロール巻き取りモ
ータ32が設置されている。図6に示すように満ロール
巻き取りモータ32の駆動歯車32aは満ロール支持ブ
ラケット27A,27B上の満ロール20Aの歯車部2
0cに噛合する。
【0022】図6に示すように満ロール支持ブラケット
27Bの満ロール支持座27aの近傍には近接スイッチ
21Aが取り付けられている。近接スイッチ21Aは満
ロール支持ブラケット27A,27Bに支持された満ロ
ール20Aの歯車部20cの歯先のみを検出し、歯車部
20cの回転速度に応じた周波数のパルス信号を出力す
る。
【0023】図1に示すように支持ビーム24の直下に
は駆動軸33が垂下支持されており、駆動軸33の両端
にはウォーム33a,33bが止着されている。駆動軸
33はモータ34により駆動される。図4及び図5に示
すように電源ボックス2,3の対向面にはねじ軸35
A,35Bがレール4,5と平行に支持されている。ね
じ軸35A,35Bの後端にはウォームホイール36
A,36Bが止着されている。ウォームホイール36
A,36Bにはウォーム33a,33bが噛合してい
る。従って,モータ34の正逆回転によりねじ軸35
A,35Bが回転する。
【0024】ねじ軸35A,35B上には被動ナット3
7A,37Bが螺合支持されており、被動ナット37
A,37Bには支持ブラケット38A,38Bが取り付
けられている。支持ブラケット38A,38Bの先端間
にはカッターレール39が架設支持されている。図4に
示すようにカッターレール39にはカッター40がスラ
イダ41を介して支持されている。カッターレール39
の背面にはカッターモータ42が取り付けられており、
スライダ41及びカッター40がカッターモータ42の
正逆回転によりカッターレール39に沿って左右動す
る。カッターレール39の前面側にはカッターカバー4
3がカッターレール39の長さにわたって配設されてい
る。
【0025】図3及び図7に示すようにカッターレール
39の背面には巻付ガイド板44がカッターレール39
の長さ方向にわたって配設されている。巻付ガイド板4
4はねじ軸35A,35Bに対して平行に近い姿勢にし
てある。巻付ガイド板44の右端側の下面にはカットマ
ークセンサ45が取り付けられている。
【0026】図8に示すように織機48で製織される織
布Wはクロスガイドバー46を介してクロスロール支持
座47上のクロスロールに巻き取られてゆく。織機48
における織布Wの経路の近傍にはカットマークセンサ4
9が配設されている。織布織上げ長はサーフェスローラ
50の回転量を検出して計られており、織布織上げ長が
所定量に近づくとカットマークセンサ49が作動する。
経糸にはカットマークが付けられており、このカットマ
ークが織布Wの端に表れる。カットマークセンサ49が
カットマークを検出すると、織機制御コンピュータ(図
示略)がクロスロール搬送車1の呼び出しを行なう。
【0027】呼び出しを受けたクロスロール搬送車1は
空ロール受け渡しアーム30A,30B上に空ロール2
0Bを搭載して呼び出し織機48の前に到着する。図8
に示すように呼び出し織機48の前に到着したクロスロ
ール搬送車1の制御コンピュータはモータ13,17の
作動を制御して移載アーム18A,18Bを動作させ、
クロスロール支持座47から満ロール20Aを取り出
す。
【0028】満ロール20Aがクロスロール支持座47
から取り出された後の織布切断は図17に示すフローチ
ャートに示す織布切断制御プログラムに基づいて遂行さ
れる。
【0029】移載アーム18A,18B上に支持された
満ロール20Aの歯車部20cは空ロール巻き取りモー
タ22の駆動歯車22aに噛合する。満ロール20Aが
クロスロール支持座47から満ロール支持ブラケット2
7A,27Bへ移載される間、空ロール巻き取りモータ
22が逆転作動し、満ロール20Aが布巻き戻し方向へ
回転する。この回転により満ロール20A側の織布が繰
り出され、満ロール20Aとクロスガイドバー46との
間の織布Wが図9に示す配置をとる。満ロール支持ブラ
ケット27A,27B上に移された満ロール20Aの歯
車部20cは満ロール巻き取りモータ32の駆動歯車3
2aに噛合する。
【0030】満ロール20Aが織機48側からクロスロ
ール搬送車1側へ移載された後、空ロール受け渡しアー
ム30A,30Bが図8の待機位置から図9に示す受け
渡し位置に下動し、空ロール受け渡しアーム30A,3
0B上の空ロール20Bが移載アーム18A,18Bに
受け渡される。空ロール20Bを受け取った移載アーム
18A,18Bは図10に示すように下動し、空ロール
20Bの大径軸部20aの周面がクロスガイドバー46
と満ロール20Aとの間の織布Wに接触する。
【0031】続いて、モータ34の所定量正転作動によ
りカッターレール39及び巻付ガイド板44が図11に
示す最前進位置まで前進する。カッターレール39及び
巻付ガイド板44が前進開始すると、満ロール巻き取り
モータ32及び空ロール巻き取りモータ22が逆転作動
し、満ロール20Aの織布が巻き戻されて織機側へ引き
出される。近接スイッチ21Bは空ロール20Bの回転
速度に応じた周波数のパルス信号を出力し、近接スイッ
21Aは満ロール20Aの回転速度に応じた周波数のパ
ルス信号を出力している。満ロール20Aの回転速度と
空ロール20Bの回転速度とは径の違いのために異な
り、近接スイッチ21A,21Bのパルス周波数から満
ロール20Aの巻径が把握される。
【0032】図12に示すようにカッターレール39及
び巻付ガイド板44が最前進位置にいる間に移載アーム
18A,18Bが上動し、空ロール20Bの大径軸部2
0aの周面の最下位部位が巻付ガイド板44の先端側と
同程度の高さ位置となる。移載アーム18A,18Bの
上動後、モータ34が所定量逆転作動し、カッターレー
ル39及び巻付ガイド板44が図13に示す位置に後退
する。
【0033】カッターレール39及び巻付ガイド板44
が図13に示す位置に後退したときの織布Wの経路が図
7に示してある。満ロール20Aから出る織布Wはカッ
ターカバー43に沿って巻付ガイド板44側に反転し,
カッター40の切断経路を横切る。巻付ガイド板44側
に反転した織布Wは巻付ガイド板44の先端で屈曲反転
し、空ロール20Bの大径軸部20aに巻き掛けられて
クロスガイドバー46側に連なる。大径軸部20aの周
面の粗面になっており、巻付ガイド板44は織布Wと大
径軸部20aとの接触面積を拡大するように織布Wの経
路を形成する。
【0034】空ロール巻き取りモータ22及び満ロール
巻き取りモータ32は逆転作動しており、織布Wが織機
側へ引き戻されている。即ち、空ロール巻き取りモータ
22及び満ロール巻き取りモータ32は織布移送手段と
なる。織機48側のカットマークセンサ49によって検
出されたカットマークはクロスロール搬送車1が織機4
8の前に到達した頃には満ロール20Aに巻き込まれて
いる。このカットマークは織布Wの引き戻しにより巻付
ガイド板44上のカットマークセンサ45側へ送られ
る。カットマークセンサ45がカットマークを検出する
と、満ロール巻き取りモータ32の逆転作動が停止し、
駆動歯車32aにはブレーキが掛かる。このブレーキ作
用により満ロール20Aの回転が阻止される。この停止
状態ではカットマークがカッター40の切断領域に近接
するカットマークセンサ45の検出領域上に位置する。
【0035】空ロール巻き取りモータ22は逆転作動し
ており、移載アーム18A,18B上の空ロール20B
は布巻き戻し方向に回転しようとしている。空ロール巻
き取りモータ22にはトルクリミッタが付けられている
ため、布張力が所定値(切断に適した値)以上になると
空ロール巻き取りモータ22は空回りし、空ロール20
Bは回転しなくなる。近接スイッチ21Bは空ロール2
0Bの回転速度に応じたパルス信号を出力しており、こ
のパルス周波数が設定数以下になるとカッターモータ4
2が正転作動する。従って、図14に示すようにカッタ
ー40が前記カットマークに近接する位置で織布Wを切
断してゆく。
【0036】この実施例では、図13に示すように織布
Wが空ロール20Bに巻き掛けられたときには織機48
側のカットマークセンサ49によって検出されたカット
マークがカッター40の切断領域を通り越して満ロール
20A側にあるようにクロスロール搬送車1の到着のた
めの最短時間が設定されている。従って、前記カットマ
ークは、織布移送手段である満ロール巻き取りモータ3
2及び空ロール巻き取りモータ22の逆転作動によって
カットマークセンサ45の検出領域に向けて送られるこ
とになる。即ち、前記カットマークはクロスロール搬送
車1に移載された満ロール20Aと空ロール20Bとの
間の織布経路上でカットマーク検出を行なうカットマー
クセンサ45によって必ず検出される。カッター40は
カットマークセンサ45によって検出されたカットマー
クを目安にして織布切断を行なうことになり、織布Wは
カットマークから所定距離離れた定位置で切断されるこ
とになる。従って、クロスロール搬送車1の到着にばら
つきがあってもクロスロールの定長切り卸しが織機48
の停止あるいはクロスロール搬送車1の待ち状態をもた
らすことなく行われる。
【0037】カッター40の復動後、満ロール巻き取り
モータ32及び空ロール巻き取りモータ22が正転作動
する。満ロール巻き取りモータ32の正転作動により図
15に示すように満ロール20A側の織布切断端部W1
が満ロール20Aに巻き取られる。この場合の満ロール
巻き取りモータ32の正転作動量は前記把握された満ロ
ール20Aの巻径から特定され、織布切断端部W1 は満
ロール20Aから垂れ下がらないように巻き取られる。
【0038】カッター40の復動後、移載アーム18
A,18Bが図15に鎖線で示す最下動位置に下動し、
次いでカッターレール39及び巻付ガイド板44が待機
位置に後退する。カッターレール39及び巻付ガイド板
44が待機位置に後退した後、移載アーム18A,18
Bが所定量上動した位置から前進し、図16に示すよう
に空ロール20Bがクロスロール支持座47上に載置さ
れる。空ロール巻き取りモータ22は正転作動してお
り、織機48側に連なる織布は空ロール20Bに巻き取
られてゆく。
【0039】本発明は勿論前記実施例にのみ限定される
ものではなく、例えばカットマークセンサ45の検出領
域にあるカットマークを前記織布移送手段によってカッ
ター40の切断領域へ移すようにしてもよい。このよう
にすればクロスロールの定長切り卸しは望ましい織布切
断位置であるカットマーク上での織布切断によって行わ
れる。
【0040】本発明は図18及び図19のフローチャー
トで示す織布切断制御プログラムに基づいて織布切断を
行なう方法も可能である。この実施例ではクロスロール
搬送車1側にはカットマークセンサが設置されていな
い。その他の構成は前記実施例と同様である。
【0041】織機48側のカットマークセンサ49がカ
ットマークを検出すると、織機制御コンピュータはこの
カットマーク検出に基づいて搬送車呼び出し信号を出力
すると共に、織布織上げ長の測長を開始する。クロスロ
ール搬送車1の制御コンピュータは呼び出し織機48の
前に到着すると織機制御コンピュータに到着信号を送信
する。織機制御コンピュータは到着信号の受信に応答し
て測長織上げ長情報をクロスロール搬送車1の制御コン
ピュータに送信する。クロスロール搬送車1の制御コン
ピュータは測長織上げ長情報に基づいてカットマークの
位置を把握する。
【0042】この実施例でも、図13に示すように織布
Wが空ロール20Bに巻き掛けられたときには織機48
側のカットマークセンサ49によって検出されたカット
マークがカッター40の切断領域を通り越して満ロール
20A側にあるようにクロスロール搬送車1の到着のた
めの最短時間が設定されている。従って、クロスロール
搬送車1の制御コンピュータは測長織上げ長情報に基づ
いて図13の巻き掛け状態にある織布W上のカットマー
クのカッター40の切断領域からの距離を把握する。
【0043】クロスロール搬送車1の制御コンピュータ
はこの距離把握に基づいて満ロール巻き取りモータ32
及び空ロール巻き取りモータ22の逆転作動を制御す
る。即ち、満ロール巻き取りモータ32及び空ロール巻
き取りモータ22はカットマークを前記距離だけ満ロー
ル20Aから離れる方向へ移すように逆転される。この
場合の満ロール巻き取りモータ32の逆転作動量は近接
スイッチ21A,21Bから出力されるパルス周波数か
ら把握された満ロール20Aの巻径から特定される。カ
ットマークが前記距離だけ移動すると満ロール巻き取り
モータ32の逆転作動が停止する。近接スイッチ21B
のパルス周波数が所定値以下になると空ロール巻き取り
モータ22の逆転作動が停止し、カッター40が織布W
を切断する。カットマークはカッター40の切断領域に
あり、クロスロールの定長切り卸しは望ましい織布切断
位置であるカットマーク上での織布切断によって行われ
る。従って、クロスロール搬送車1の到着にばらつきが
あってもクロスロールの定長切り卸しが織機48の停止
あるいはクロスロール搬送車1の待ち状態をもたらすこ
となく行われる。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、クロスロール搬送
車側に設置されたカットマークセンサによりカットマー
クを検出し、このカットマークセンサによって検出され
たカットマークを目安として織布を切断するようにした
発明では、織布がカットマーク上あるいはカットマーク
から所定距離離れた位置で切断されることになり、クロ
スロール搬送車の到着にばらつきがあってもクロスロー
ルの定長切り卸しが織機停止あるいはクロスロール搬送
車の待ち状態をもたらすことなく行われるとい優れた効
果を奏する。
【0045】織機側に設置されたカットマークセンサで
織布上のカットマークを検出し、前記カットマーク有検
出時からクロスロール搬送車が呼び出し織機に到着した
ときまでの織布織上長を測長し、この測長された織布織
上長に基づいて織布を切断するようにした発明では、織
布切断時にはカットマークが切断領域へ移されるため、
クロスロール搬送車の到着にばらつきがあってもクロス
ロールの定長切り卸しが織機停止あるいはクロスロール
搬送車の待ち状態をもたらすことなく行われるとい優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 クロスロール搬送車全体の背面図である。
【図2】 カットマークセンサを示す拡大背断面図であ
る。
【図3】 クロスロール搬送車全体の平面図である。
【図4】 図1のA−A線拡大断面図である。
【図5】 図1のB−B線拡大断面図である。
【図6】 織布移送手段となる満ロール巻き取りモータ
及び空ロール巻き取りモータを示す拡大側面図である。
【図7】巻付ガイド板及びカットマークセンサを示す拡
大側断面図である。
【図8】クロスロール搬送車が呼び出し織機の前に到着
した状態を示す略体側面図である。
【図9】空ロール受け渡しアームから移載アームへ空ロ
ールを受け渡す状態を示す略体側面図である。
【図10】満ロールとクロスガイドバーとの間の織布に
空ロールを接触させた状態を示す略体側面図である。
【図11】カッターレール及び巻付ガイド板が最前進位
置に前進した状態を示す略体側面図である。
【図12】空ロールを巻付ガイド板よりも上に配置した
状態を示す略体側面図である。
【図13】巻付ガイド板で織布を空ロールに巻き掛けた
状態を示す略体側面図である。
【図14】織布切断状態を示す拡大側面図である。
【図15】織布切断後の状態を略体側面である。
【図16】織機側に空ロールを移載した状態を示す略体
側面図である。
【図17】織布切断制御プログラムを示すフローチャー
トである。
【図18】別例の織布切断制御プログラムを示すフロー
チャートである。
【図19】織布切断制御プログラムを示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1…クロスロール搬送車、20A…満ロール、20B…
空ロール、22…織布移送手段を構成する空ロール巻き
取りモータ、32…織布移送手段を構成する満ロール巻
き取りモータ、40…カッター機構を構成するカッタ
ー、45…クロスロール搬送車に設置されたカットマー
クセンサ、49…織機側に設置されたカットマークセン
サ、W…織布。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】満ロール、空ロールというクロスロールを
    搭載して搬送するクロスロール搬送車側に織機側から満
    ロールを移載すると共に、クロスロール搬送車側から織
    機側へ空ロールを移載するクロスロール搬送車における
    織布切断方法において、 クロスロール搬送車側に移載された満ロールから空ロー
    ルに到る織布経路上でクロスロール搬送車側に設置され
    たカットマークセンサによりカットマークを検出し、こ
    のカットマークセンサによって検出されたカットマーク
    を目安としてクロスロール搬送車上のカッター機構によ
    って織布を切断するクロスロール搬送車における織布切
    断方法。
  2. 【請求項2】満ロール、空ロールというクロスロールを
    搭載して搬送するクロスロール搬送車側に織機側から満
    ロールを移載すると共に、クロスロール搬送車側から織
    機側へ空ロールを移載するクロスロール搬送車における
    織布切断装置において、 クロスロール搬送車側に移載された満ロールから空ロー
    ルに到る織布の経路上に検出領域を持つカットマークセ
    ンサを備えたクロスロール搬送車における織布切断装
    置。
  3. 【請求項3】満ロール、空ロールというクロスロールを
    搭載して搬送するクロスロール搬送車側に織機側から満
    ロールを移載すると共に、クロスロール搬送車側から織
    機側へ空ロールを移載するクロスロール搬送車における
    織布切断装置において、 クロスロール搬送車側に移載された満ロールから空ロー
    ルに到る織布の経路上に検出領域を持つカットマークセ
    ンサと、 前記カットマークセンサの検出領域へ織布上のカットマ
    ークを移動配置するための織布移送手段とを備えたクロ
    スロール搬送車における織布切断装置。
  4. 【請求項4】満ロール、空ロールというクロスロールを
    搭載して搬送するクロスロール搬送車側に織機側から満
    ロールを移載すると共に、クロスロール搬送車側から織
    機側へ空ロールを移載するクロスロール搬送車における
    織布切断方法において、 織機における織布経路上に検出領域を持つカットマーク
    センサにより織布上のカットマークを検出し、カットマ
    ーク有検出に基づいてクロスロール搬送車を呼び出すと
    共に、前記カットマーク有検出時からクロスロール搬送
    車が呼び出し織機に到着したときまでの織布織上長を測
    長し、この測長された織布織上長に基づいてクロスロー
    ル搬送車上の織布切断装置の切断領域へ前記検出された
    カットマークを移動配置して織布を切断するクロスロー
    ル搬送車における織布切断方法。
JP19142293A 1993-08-02 1993-08-02 クロスロール搬送車における織布切断方法及び織布切断装置 Pending JPH0741215A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104477683A (zh) * 2014-12-08 2015-04-01 宁波大千纺织品有限公司 卷布机
CN104555527A (zh) * 2014-12-03 2015-04-29 南宁市金装塑料彩印有限公司 吹膜机的自动卸料机构
CN113371490A (zh) * 2021-06-25 2021-09-10 廊坊中凤机械科技有限公司 吹膜机自动卷膜和切断装置

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