JPH0741117Y2 - ヒータ断線検出器 - Google Patents

ヒータ断線検出器

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JPH0741117Y2
JPH0741117Y2 JP4283789U JP4283789U JPH0741117Y2 JP H0741117 Y2 JPH0741117 Y2 JP H0741117Y2 JP 4283789 U JP4283789 U JP 4283789U JP 4283789 U JP4283789 U JP 4283789U JP H0741117 Y2 JPH0741117 Y2 JP H0741117Y2
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JP
Japan
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heater
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current
circuit
moving average
Prior art date
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JP4283789U
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JPH02134690U (ja
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千尋 大西
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Omron Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、温度調節器等のヒータ断線検出器に関す
る。
(ロ)従来の技術 加温手段としてヒータを使用する温度調節器には第4図
に示すように、温度調節器の回路部1用の電源2とは別
にヒータ3用の電源4を備えるものがある。この種の温
度調節器において、ヒータ3の断線を検出するには、ヒ
ータ電源4の電圧と、変流器5を用いて、ヒータ電流を
温度調節器の回路部1に取り込む必要がある。
従来の温度調節器のヒータ断線検出回路を第3図に示
す。このヒータ断線検出回路では、ヒータ電源4からの
電圧をトランス6を経て整流回路7で整流し、平滑回路
8で平滑し、バッファアンプ9を介して、断線検出電流
値設定ボリウム10に加えている。一方、変流器5で検出
されたヒータ電流は同じく整流回路11、平滑回路12を経
て、コンパレータ13に入力されている。コンパレータ13
ではボリウム10から入力される設定値とヒータ電流とを
比較し、ヒータ電流が設定値以下の場合ヒータ断線検出
を出力する。
(ハ)考案が解決しようとする課題 上記した従来のヒータ断線検出回路ではヒータ電源の電
圧変動に対して、追従させるためにヒータ電圧を取込
み、ヒータ断線検出の設定値に重乗させている。この
為、ヒータ電源の種類(AC、DC、電圧)に応じて個別の
整流、平滑、重畳電圧発生回路を必要とするという問題
があった。また、ヒータの自己発熱によるヒータ電流の
変動があるため、投入時と熱安定時の時点に応じヒータ
断線検出設定値を、その都度変更しなければならず、設
定値の変更を怠ると、ヒータが断線していないのに誤報
が出るおそれがあった。また、ヒータの経年変化に対す
るヒータ電流の変動に対しても、設定値の変更を要し、
場合によっては、やはり誤報を出すおそれがあった。
この考案は、上記問題点に着目してなされたものであっ
て、ヒータ断線検出のために、ヒータ電源個別の回路を
不要とし、また、ヒータの断線検出のために、ヒータ電
源個別の回路を不要とし、またヒータの自己加熱、経年
変化等による変化に対しても、再設定の不要なヒータ断
線検出器を提供することを目的としている。
(ニ)課題を解決するための手段及び作用 この考案のヒータ断線検出器は、ヒータ電流を検出する
変流器と、この変流器出力を整流し、平滑して、ヒータ
電流に応じた直流電圧を出力する直流電圧出力回路と、
この信号を受けてデジタル信号に変換するA/D変換回路
と、このA/D変換回路より所定の周期でサンプリングし
て取り込まれる複数回の入力信号の移動平均値を算出す
る手段と、この移動平均値をベースにして、基準値を決
定し、この基準値と今回の電流値を比較して今回の直流
値が基準値より小さい場合にヒータ断線とするヒータ断
線判定手段とから構成されている。
このヒータ断線検出器では、一定の周期でサンプリング
して電流値を取込み、その移動平均をとり、移動平均さ
れた電流値に基づいて、設定値を決定する。したがっ
て、ヒータの自己加熱あるいは経年変化により特性が変
化しても、これに追随して設定値が自動的に変更される
ので、設定値を手動で再設定する必要もないし、誤報も
発生しない。
(ホ)実施例 以下実施例により、この考案をさらに詳細に説明する。
第2図は、この考案の一実施例を示すヒータ断線検出器
の回路を示すブロック図である。
ヒータ21には、電流を検出するための変流器22が結合さ
れており、この変流器22で検出された電流値は、整流・
平滑回路23で整流・平滑された直流電圧に変換されて出
力され、さらにA/D変換器24でデジタル信号に変換され
てCPU25に取り込まれる。なお、CPU25には、ヒータ断線
検出設定器26及びヒータ出力ON/OFF信号27が入力されて
いる。CPU25では取り込まれた電流値を一定のサンプリ
ング周期で取込み、取り込まれた電流値Aiに対して移動
平均値を求め、この移動平均値に基づいて基準値(設定
値)を算出し、設定値と今回取り込まれた電流値Aiとの
比較により、ヒータ断線検出信号を出力するようになっ
ている。
CPU25におけるソフト構成及びその処理手順を第1図に
示している。
サンプリングタイムが到来する度に(ステップST1)、
その時点の電流値Aiを取込み(ステップST2)、今回の
取込み電流値Aiと前回取込み電流値の移動平均値▲
▼の差の絶対値を算出する(ステップST3)。そ
して、このAiと▲▼1の絶対値が所定のΔAより
も大きいか否か判定する(ステップST4)。ΔAは、例
えば0.5Aとする。このAi−Ai-1の絶対値がΔAよりも小
さい場合には、今回取り込んだ電流値を前回の取込
み値に入れて、新たな移動平均値を算出する(ステ
ップST5)。そして、この移動平均値Aiが許容電源電圧
変動幅の下限値ALよりも小さいか否か判定し(ステップ
ST6)、また、同じく上限値AHよりも大きいか否か判定
し(ステップST7)、移動平均値が上限値と下限値
内にあれば、そのままリターンして次の断線検出処理を
継続するが、移動平均値が下限値ALよりも小さく、
あるいは上限値AHよりも大きい場合には、電源電圧以上
か、あるはヒータが大幅に劣化していることが考えられ
るので、警報出力をONする(ステップST8)。一方、ス
テップST4で、−▲▼1の絶対値がΔAよりも大
きい場合には、移動平均値に対して、今回電流値は大き
く変動したものと判断して、前回の移動平均値▲
▼1×B/100、ここにBは断線検出レベルと比較
し、今回のAiがこの基準値よりも小さいか否かを判定す
る(ステップST9)。この基準値に対して、今回取込み
値のAiが小さい場合には、ヒータ断線であると判断し、
ステップST8で警報出力オンする。ステップST9で今回値
Aiが基準値より小さくない場合には、ステップST1に戻
り、以後サンプリングタイム毎に同様の処理を継続す
る。
実施例によれば、電源電圧の急激な変動に対しては追従
できないが、ヒータの経年変化に対するヒータ電流の変
動や、ヒータの自己加熱によるヒータ電流の変動に対し
ては追従することができ、また、断線検出レベルをパー
セント設定していることにより、以上のような変動に対
しても設定値を変更する必要がない。
(ヘ)考案の効果 この考案によれば、ヒータ断線を検出する設定値が常に
取り込まれる電流値の移動平均値に基づいて更新される
ので、ヒータ電流が急激に低下した時にのみ、断線検知
を検出できる。そのため、ヒータ電源電圧を取り込まな
くても、変動に対して設定値が更新できるから、電源種
類による個別の回路が不要となる。ヒータが自己加熱に
よりヒータ電流が変化した場合、あるいはヒータの経年
変化によりヒータ電流が変化する場合でも、移動平均値
がそれに応じて変化し、基準値も自動的に再設定される
ので、これによって、ヒータ断線検出動作することな
く、したがって、誤報を発生することもないし、また誤
報を防止するための再設定も不要であるという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は、この考案の一実施例ヒータ断線検出器の処理
フローを示す図、第2図は、この考案が実施されるヒー
タ断線検出器の構成を示すブロック図、第3図は、従来
のヒータ断線検出回路を示す図、第4図は、従来の温度
調節器を示す概略図である。 21:ヒータ、22:変流器、23:整流・平滑回路、24:A/D変
換器、25:CPU。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒータ電流を検出する変流器と、この変流
    器出力を整流し、平滑して、ヒータ電流に応じた直流電
    圧を出力する直流電圧出力回路と、この信号を受けてデ
    ジタル信号に変換するA/D変換回路と、このA/D変換回路
    より所定の周期でサンプリングして取り込まれる複数回
    の入力信号の移動平均値を算出する手段と、この移動平
    均値をベースにして、基準値を決定し、この基準値と今
    回の電流値を比較して今回の電流値が基準値より小さい
    場合にヒータ断線とするヒータ断線判定手段とを備えた
    ことを特徴とするヒータ断線検出器。
JP4283789U 1989-04-12 1989-04-12 ヒータ断線検出器 Expired - Lifetime JPH0741117Y2 (ja)

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JP4283789U JPH0741117Y2 (ja) 1989-04-12 1989-04-12 ヒータ断線検出器

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JP4283789U JPH0741117Y2 (ja) 1989-04-12 1989-04-12 ヒータ断線検出器

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JPH02134690U JPH02134690U (ja) 1990-11-08
JPH0741117Y2 true JPH0741117Y2 (ja) 1995-09-20

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JP2532307B2 (ja) * 1991-03-14 1996-09-11 理化工業株式会社 制御対象の警報レベル設定装置
JP2012181134A (ja) * 2011-03-02 2012-09-20 Dkk Toa Corp 沸点計
CN102918274B (zh) * 2011-05-31 2015-04-08 日立空调·家用电器株式会社 冷冻装置的异常检测方法及其装置

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