JPH0741051Y2 - シールド付フラットケーブル - Google Patents

シールド付フラットケーブル

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JPH0741051Y2
JPH0741051Y2 JP1988118868U JP11886888U JPH0741051Y2 JP H0741051 Y2 JPH0741051 Y2 JP H0741051Y2 JP 1988118868 U JP1988118868 U JP 1988118868U JP 11886888 U JP11886888 U JP 11886888U JP H0741051 Y2 JPH0741051 Y2 JP H0741051Y2
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JP
Japan
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adhesive
tape
shield
core wire
flat cable
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JP1988118868U
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JPH0241332U (ja
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邦夫 根岸
信次 林
浩一 秋本
成夫 三浦
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は電子機器の内・外配線やアンダーカーペット配
線等に使用されるシールド付フラットケーブル、特にEM
I(電磁誘導遮蔽)対策用の一括シールドが施されたシ
ールド付フラットケーブルに関するものである。
(従来の技術) 従来のシールド付フラットケーブルは、第7図のように
平行に配列された複数本の絶縁心線3の外側に設けた一
括絶縁層21及び接地用導体9の外周にシールド用の金属
−プラスチックラミネートテープ(通常Al箔又はCu箔)
12を金属テープ10を内側にして巻いて、複数本の絶縁心
線3をテープ形状に保持してある。
この場合、金属テープ10の表面に接着剤を塗布して金属
テープ10が一括絶縁層21及び接地用導体9の外周に付着
するようにしてあるが、前記のラミネートテープ12は端
末においてアースに落すために接地用導体9と導通をと
る必要があり、また、コネクタのシールド面と導通をと
る必要がある。このため第8図のように金属テープ10の
表面全体に接着剤13を塗布するのではなく、同表面に間
欠的に塗布して金属テープ10の非接着剤部15がその内側
の接地用導体9と接触して互いに導通する様にしてあ
る。
(考案が解決しようとする課題) 従来のシールド付フラットケーブルは配線時に折り曲げ
たり、反転させたり、アンダーカーペットケーブルとし
て使用されて圧壊されたりすると、金属−プラスチック
ラミネートテープ12の重ね合わせ部分14の接着が剥れ易
く、ケーブル形状の保持や、EMI対策としての電波漏れ
等の問題が発生する、という問題があった。
これらの問題を改善するためには、接着剤塗布面積を広
くしたり、接着力の強い接着剤を使用したりすることが
考えられる。このようにすればフラットケーブルの形状
保持力は向上するが、接着力が強すぎるとケーブル端末
にコネクタを取り付ける際の加工性が悪くなったり、ケ
ーブルが硬くなって折り曲げ性が悪くなったりする。
そこで、テープの重ね合わせ部分14だけの接着力を強く
することが望ましいが、金属テープ10への接着剤13の塗
布はグラビア印刷と同様の方法で行なわれるため、重ね
合わせ部分14のみの接着力を強くなるように接着剤13を
塗布することは困難であった。
(考案の目的) 本考案の目的は、重ね合わせ部分14のみの接着力が強く
なるように接着剤が塗布された金属−プラスチックラミ
ネートテープによりシールドしてなるシールド付フラッ
トケーブルを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案のシールド付フラットケーブルは、第1図のよう
に中心導体1に絶縁材2を被覆した複数本の絶縁心線3
を平行に並べてフラット状にした絶縁心線群4とそれに
添わせた接地用導体9、又は第5図のように各絶縁材2
の外周にシールド5を施したシールド絶縁心線6或は前
記の絶縁心線3を平行に並べた心線全体7にシールド5
を施したシールド心線群8とそれに添わせた接地用導体
9の外周に、表面に間欠的に接着剤13が設けられた金属
テープ10とプラスチックフィルム11とをラミネートした
金属−プラスチックラミネートテープ12を金属テープ10
を内側にして縦添えフォーミング巻回し且つ同ラミネー
トテープ12の幅方向両端部を重ね合わせてなるシールド
付フラットケーブルにおいて、前記金属テープ10の表面
に間欠的に接着剤13が塗布され、前記金属テープ10の重
ね合わせ部分14のうち接着剤13が設けられていない余白
部の全面又は一部に補強用接着剤13aを設けて、重ね合
わせ部分14の接着剤塗布面積(単位面積当たり)を重ね
合わせ部分14以外の他の部分15の接着剤塗布面積(単位
面積当たり)よりも広くしてなるものである。
本考案において、前記の重ね合わせ部分14の接着剤塗布
面積(単位面積当たり)を重ね合わせ部分14以外の他の
部分の接着剤塗布面積(単位面積当たり)よりも広くす
る方法としては、例えば第2図のように補強用接着剤13
aを重ね合わせ部分14の余白部の全面に設ける方法(結
果的には重ね合わせ部分14の全面に設けたことにな
る)、第3図のように補強用接着剤13aを重ね合わせ部
分14の余白部の一部に同接着剤13と連続して設ける方法
(結果的には接着剤13の間隔が他の部分15よりも狭くな
る)。第4図のように金属テープ10の表面全体に接着剤
13を大円形にして間欠的に設け、更に、重ね合わせ部分
14の余白部に補強用接着剤13aを小円形にして間欠的に
設ける方法等がある。
(作用) 本考案のシールド付フラットケーブルは、金属テープ10
の重ね合わせ部分14のうち接着剤13のない余白部の全面
又は一部に補強用接着剤13aを設けて、重ね合わせ部分1
4の接着剤塗布面積(単位面積当たり)を重ね合わせ部
分14以外の他の部分15の接着剤塗布面積(単位面積当た
り)よりも広くしたので、重ね合わせ部分14の接着力だ
けがアップし、ケーブルの柔軟性、折り曲げ性、加工性
には変化がなく、しかも、ケーブルを折り曲げたりして
も重ね合わせ部分14でテープが剥がれないため、ケーブ
ルの解体やEMI対策としての電波漏れがなくなる。
(実施例) 本考案のシールド付フラットケーブルの一実施例を第1
図に基づいて詳細に説明する。第1図に示すものは中心
導体1に0.26mmφの錫メッキ銅線を用い、その中心導体
1にPVC絶縁材2を約0.3mm被覆して絶縁電線3を作り、
この絶縁電線3を複数本、導体間隔が1.27mmとなるよう
に並べ、その両面からPVCテープを接着して一括絶縁層2
1としたフラットケーブルを作った。
このフラットケーブルの幅方向両側に0.4mmφの錫メッ
キ銅線からなる接地用導体9を縦添えし、それらの外周
に金属−プラスチックラミネートテープ12を金属テープ
10を内側にして縦添えフォーミング巻回し、且つ同ラミ
ネートテープ12の幅方向両端部を重ね合わせてシールド
付フラットケーブルを作った。この場合、金属−プラス
チックラミネートテープ12として第3図のように、その
重ね合わせ部分14のうち接着剤13が設けられていない余
白部の中間に補強用接着剤13aを接着剤13と同じ幅で設
けて、接着剤の添付量を重ね合わせ部分14以外の他の部
分15の接着剤添付量の倍の密度にした接着剤付アルミニ
ウムテープ(金属テープ)10に保護被覆として50μm厚
のポリエステルテープ(プラスチックテープ)11を張り
合せたものを用いた。
第7図のごとく従来の接着剤塗布品で作った場合の重ね
合わせ部分14でのアルミ−ポリエステルテープ相互間の
ピーリング強度は約50gであるのに対し、第3図の金属
−プラスチックラミネートテープ12を用いた本考案のシ
ールド付フラットケーブルによるピーリング強度は約12
0gであり、倍増した。
また第3図の金属−プラスチックラミネートテープ12を
用いた本考案のシールド付フラットケーブルは、アンダ
ーカーペットケーブルとして折り曲げ反転した配線で
も、同ラミネートテープが重ね合わせ部分14から開くこ
とがなく、安定したEMI特性が得られた。
(考案の効果) 本考案のシールド付フラットケーブルは、金属テープ10
の重ね合わせ部分14のうち接着剤13のない余白部の全面
又は一部に補強用接着剤13aを設けて、重ね合わせ部分1
4の接着剤塗布面積(単位面積当たり)を重ね合わせ部
分14以外の他の部分15の接着剤塗布面積(単位面積当た
り)よりも広くした金属−プラスチックラミネートテー
プ12を使用するため次のような効果がある。
.配線時に折り曲げたり、反転させたり、アンダーカ
ーペットケーブルとして使用して圧壊されたりしても、
重ね合わせ部分14の接着が剥れにくくなり、接着剥れが
問題であったEMI対策上の問題が解決される。
.重ね合わせ部分14以外の他の部分15の接着はそれほ
ど強くない(従来と同程度)ため、ケーブルの硬さに起
因する折り曲げ性、加工性に変化はなく、又、接着力が
強すぎてケーブル端末の加工性が悪くなったり、ケーブ
ルが硬くなって折り曲げにくくなったりすることがな
い。
.金属テープ10への接着剤13及び補強用接着剤13aの
塗布をグラビア印刷と同様の方法で行なうこともでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のシールド付フラットケーブルの一例を
示す縦断正面図、第2図、第3図、第4図は同ケーブル
に使用される金属−プラスチックラミネートテープの異
なる例の説明図、第5図、第6図は本考案のシールド絶
縁導体の異なる例の説明図、第7図は従来のシールド付
フラットケーブルの一例を示す縦断正面図、第8図は従
来の金属−プラスチックラミネートテープの説明図であ
る。 1は中心導体 2は絶縁材 3は絶縁心線 4は絶縁心線群 5はシールド 6はシールド絶縁心線 7は心線全体 8はシールド心線群 9は接地用導体 10は金属テープ 11はプラスチックフィルム 12は金属−プラスチックラミネートテープ 13、13aは接着剤 14は重ね合わせ部分 15は重ね合わせ部分以外の他の部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 三浦 成夫 千葉県市原市八幡海岸通6 古河電気工業 株式会社千葉事業所内 (56)参考文献 特開 昭59−71208(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心導体1に絶縁材2を被覆した複数本の
    絶縁心線3を平行に並べてフラット状にした絶縁心線群
    4とそれに添わせた接地用導体9、又は各絶縁材2の外
    周にシールド5を施したシールド絶縁心線6或は前記絶
    縁心線3を平行に並べた心線全体7にシールド5を施し
    たシールド心線群8とそれに添わせた接地用導体9の外
    周に、表面に間欠的に接着剤13が設けられた金属テープ
    10とプラスチックフィルム11とをラミネートした金属−
    プラスチックラミネートテープ12を金属テープ10を内側
    にして縦添えフォーミング巻回し且つ同ラミネートテー
    プ12の幅方向両端部を重ね合わせてなるシールド付フラ
    ットケーブルにおいて、前記金属テープ10の重ね合わせ
    部分14のうち接着剤13が設けられていない余白部の全面
    又は一部に補強用接着剤13aを設けて、重ね合わせ部分1
    4の接着剤塗布面積(単位面積当たり)を重ね合わせ部
    分14以外の他の部分15の接着剤塗布面積(単位面積当た
    り)よりも広くしたことを特徴とするシールド付フラッ
    トケーブル。
JP1988118868U 1988-09-12 1988-09-12 シールド付フラットケーブル Expired - Lifetime JPH0741051Y2 (ja)

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JPH0241332U JPH0241332U (ja) 1990-03-22
JPH0741051Y2 true JPH0741051Y2 (ja) 1995-09-20

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