JPH0740560A - サーマルプリンタの排紙方法 - Google Patents

サーマルプリンタの排紙方法

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Publication number
JPH0740560A
JPH0740560A JP15874793A JP15874793A JPH0740560A JP H0740560 A JPH0740560 A JP H0740560A JP 15874793 A JP15874793 A JP 15874793A JP 15874793 A JP15874793 A JP 15874793A JP H0740560 A JPH0740560 A JP H0740560A
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JP
Japan
Prior art keywords
paper
recording paper
color recording
thermal
clamper
Prior art date
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Pending
Application number
JP15874793A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshikatsu Harase
利克 原瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP15874793A priority Critical patent/JPH0740560A/ja
Publication of JPH0740560A publication Critical patent/JPH0740560A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーマルプリンタの排紙速度の向上とカラー
記録紙の傷発生の減少とを図る。 【構成】 サーマルヘッド13のヘッド本体20は、プ
ラテンドラム5の外周に巻き付けられたカラー記録紙2
に圧接し、これに画像を記録する。排紙時には、クラン
パ8を排紙位置へ持ち上げてからプラテンドラム5を回
転させる。これとともに、ヘッド本体20をカラー記録
紙2に軽く押し付け、最後に記録した感熱発色層が再度
発色しない程度に、発熱素子20aを発熱させる。カラ
ー記録紙2は、最上層にある保護層が部分的に溶融する
から、サーマルヘッド13の押圧による回転負荷が小さ
くなる。クランパ8を通過したカラー記録紙2は、先端
部2a側から排紙通路29内に入り込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルプリンタの排
紙方法に関し、更に詳しくは、サーマルヘッドとプラテ
ンドラムとの間に記録紙を挟み、プラテンドラムを回転
させてカラー記録紙を排紙する排紙方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】フルカラー画像をカラー記録紙に直接に
熱記録する感熱記録タイプのサーマルプリンタが知られ
ている。このカラー記録紙は、シアン感熱発色層,マゼ
ンタ感熱発色層,イエロー感熱発色層,保護層が順に層
設されており、先端がクランパで固定された状態でプラ
テンドラムに巻き付けられる。プリント時には、プラテ
ンドラムを回転するとともに、サーマルヘッドをカラー
記録紙に押し付け、感熱度が最も高いイエロー感熱発色
層にイエロー画像を1ラインずつ熱記録する。プラテン
ドラムの2回転目に、マゼンタ感熱発色層にマゼンタ画
像を熱記録してから、マゼンタ感熱発色層を光定着す
る。最後に、シアン感熱発色層にシアン画像を熱記録す
る。
【0003】本出願人は、上記カラー記録紙を使用し、
シアン画像を熱記録しながら順転排紙するサーマルプリ
ンタを提案した(特願平1−12121号)。このサー
マルプリンタでは、まずプラテンドラムの2回転でイエ
ロー画像とマゼンタ画像とを順次熱記録する。次に、ク
ランパを排紙位置へ移動し、カラー記録紙の固定を解除
してから、プラテンドラムを熱記録時と同じ方向に回転
させてシアン画像を熱記録する。このシアン画像の熱記
録中に、カラー記録紙の先端は、停止中のクランパの下
を通過し、剛性によってプラテンドラムから離れて排紙
通路に入り込む。
【0004】このサーマルプリンタでは、サーマルヘッ
ドでカラー記録紙をプラテンドラムに押し付けることに
より、プラテンドラムの摩擦力で紙送りを行うものであ
るから、紙ずれが発生しやすいという問題がある。この
紙ずれによって色レジストレーションのずれが発生する
から、プリント画像の色調が変化してしまう。紙ずれの
発生をなくすには、特開平2−251474号公報に記
載されているように、プラテンドラムの外周に複数の紙
押えローラを配置し、カラー記録紙をプラテンドラムに
押し付けるようにすればよい。しかし、この方法は、複
数の紙押えロー等が必要であるから、構造が複雑とな
り、また装置の大型化を招くことになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】装置を複雑化すること
なく紙ずれの発生をなくすには、シアン画像の熱記録と
順転排紙とを2工程に別けて、シアン画像の熱記録後
に、クランパを排紙位置へ移動させ、サーマルヘッドを
カラー記録紙に押し付けたままプラテンドラムを回転さ
せることにより、停止中のクランパを通過させて順転排
紙することが必要となる。しかし、この順転排紙方法
は、サーマルヘッドの押し付けによって、プラテンドラ
ムに大きな負荷が掛かるので、排紙速度を高速に行うこ
とができない。また、記録紙のプリント面は、サーマル
ヘッドに強く押し付けられた状態で移動するので、摩擦
による傷,擦れ跡等が発生することがあり、プリント画
質を損なうことがあった。
【0006】本発明は、排紙速度の向上と記録紙の傷発
生の減少化とを図ったサーマルプリンタの排紙方法を提
供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のサーマルプリンタの排紙方法は、クランパ
を排紙位置へ移動させてから、最下層が発色しない程度
に発熱させたサーマルヘッドをカラー記録紙に押し付け
ながら、熱記録時と同じ方向にプラテンドラムを回転さ
せることにより、停止中のクランパの下を通してカラー
記録紙を排紙通路に送り込むようにしたものである。こ
れにより、排紙時には、サーマルヘッドをカラー記録紙
が発色しない程度に発熱させるから、このサーマルヘッ
ドの熱エネルギーでカラー記録紙の保護層の表面が溶融
し、サーマルヘッドとカラー記録紙との間を潤滑してプ
ラテンドラムの負荷を軽減するとともに、記録紙に発生
する傷や擦れ跡等を減少させることができる。
【0008】
【実施例】カラー感熱プリンタの概略を示す図3におい
て、カセット(図示せず)から送り出されたカラー記録
紙2は、給紙通路3に設けられた一対の搬送ローラ4に
よってプラテンドラム5に向かって給送される。このプ
ラテンドラム5は、プラテン軸6を介してステッピング
モータ7によって回転駆動される。
【0009】プラテンドラム5には、カラー記録紙2の
先端部2aをプラテンドラム5の外周面5aに押圧して
固定するクランパ8が設けられている。このクランパ8
は、U字溝8aを介してプラテン軸6にスライド移動自
在に取り付けられている。また、クランパ8は、プラテ
ンドラム5に掛けたU字形をしたバネ12によって、プ
ラテンドラム5に押し付けられており、この押付け力に
よってクランパ8がプラテンドラム5と一緒に回転す
る。
【0010】モータ10によって、レバー11が時計方
向に回動されると、係合部11aがクランパ8のピン9
を押し下げて、クランパ8を給紙状態にする。レバー1
1が反時計方向に回動すると、係合部11bがピン9を
引っ掛けて押し上げるから、クランパ8が排紙状態とな
る。なお、プラテンドラム5の回動中に、ピン9がレバ
ー11に衝突するのを防止するために、係合部11a,
11bがプラテンドラム5の側面に近寄っており、軸側
がプラテンドラム5から離れるように、クランク状に折
れ曲がっている。
【0011】前記プラテンドラム5の外周には、サーマ
ルヘッド13,その下流側でサーマルヘッド13と近接
した位置にマゼンタ用光定着器14,さらにその下流に
イエロー用光定着器15が配置されている。マゼンタ用
光定着器14は発光ピークがほぼ365nmの棒状をし
た紫外線ランプ16とリフレクタ17とからなり、イエ
ロー用光定着器15は発光ピークがほぼ420nmの棒
状をした紫外線ランプ18とリフレクタ19とからな
る。なお365〜420nmの波長域の紫外線を放出す
る1本の紫外線ランプと、この前に出し入れ自在なフィ
ルターを用い、このフィルターによって2種類の紫外線
を選択的に取り出してもよい。この光定着器はマゼンタ
用光定着器14の位置に配置される。
【0012】サーマルヘッド13は、ヘッド本体20
と、ヘッドホルダー23とを備えている。このヘッド本
体20には、周知のように多数の発熱素子20aが主走
査方向にライン状に配列されており、各発熱素子20a
は画素の濃度に応じて熱エネルギーを発生する。また、
ヘッド本体20は、ヘッドホルダー23内に配置され、
カラー記録紙2に対するヘッド本体20の押圧力を調節
するバネ22を介して連結されている。このヘッド本体
20とヘッドホルダー23とは、軸21に回動自在に取
り付けられている。さらに、ヘッドホルダー23の上面
にはローラー24とバネ25が設けられており、このバ
ネ25の付勢によりヘッドホルダー23を介してヘッド
本体20が時計方向に付勢されている。
【0013】ヘッドホルダー23のさらに上方にはヘッ
ドカム27が軸31の回りに回動自在に設けられてお
り、その外周面にはローラー24がバネ25の付勢によ
り当接している。ヘッドカム27の外周面には切欠27
a,27bが形成されている。この切欠27aとローラ
ー24とが当接している状態では、サーマルヘッド13
は、図3に示すようにプラテンドラム5から離れた退避
位置に位置し、クランパ8の先端部分に接触することは
ない。切欠27bにローラ24が当接している状態で
は、図1に示すようにヘッド本体20は、排紙のために
カラー記録紙2を比較的弱い力で押圧している。さら
に、ヘッドカム27の外周面にローラー24が当接して
いる状態では、図2に示すようにヘッド本体20がプラ
テンドラム5の外周面5aに装着されたカラー記録紙2
に所定の圧力で接触する。
【0014】マゼンタ用光定着器14とイエロー用光定
着器15の間には、リフレクタ19の外壁面をその一部
として全ての熱記録が終了したカラー記録紙2を排出す
る排紙通路29が設けられている。この排紙通路29
に、カラー記録紙2をくわえ込み排紙トレー(図示せ
ず)に向かって搬送する一対の搬送ローラ30が設けら
れている。
【0015】図4は、カラー記録紙の一例を示すもので
ある。支持体35の上に、シアン感熱発色層36,マゼ
ンタ感熱発色層37,イエロー感熱発色層38,保護層
39が順次層設されている。これらの各感熱発色層36
〜38は、熱記録される順番に表面から層設されている
が、例えばマゼンタ,イエロー,シアンの順番に熱記録
する場合には、イエロー感熱発色層38とマゼンタ感熱
発色層37との位置が入れ換えられる。前記支持体35
としては、不透明なコート紙又はプラスチックフイルム
が用いられ、そしてOHPシートを制作する場合には、
透明なプラスチックフイルムが用いられる。シアン感熱
発色層36は、電子供与性染料前駆体と電子受容性化合
物を主成分として含有し、加熱されたときにシアンに発
色する。マゼンタ感熱発色層37としては、最大吸収波
長が約365nmであるジアゾニウム塩化合物と、これ
に熱反応してマゼンタに発色するカプラーとを含有して
いる。このマゼンタ感熱発色層37は、熱記録後に36
5nm付近の紫外線を照射するとジアゾニウム塩化合物
が光分解して発色能力が失われる。イエロー感熱発色層
38は、最大吸収波長が約420nmであるジアゾニウ
ム塩化合物と、これと熱反応してイエローに発色するカ
プラーとを含有している。このイエロー感熱発色層38
は420nm付近の紫外線を照射すると光定着して発色
能力が失われる。
【0016】保護層39は、カラー記録紙2の各感熱発
色層36〜38を保護するためのものであり、硬膜剤,
離型剤,滑り剤等を混合した塗布液をコートすることで
形成されている。この保護層39は、20〜60mJ/
mm2 程度の熱エネルギーによって部分的に溶融するか
ら、サーマルヘッド13に対して潤滑効果を果たすこと
ができる。なお、この保護層39は、溶融後にすぐに固
化する。
【0017】図5は、各感熱発色層36〜38の発色特
性を示すものである。この実施例のカラー記録紙2は、
イエロー感熱発色層38の熱感度が最も高く、シアン感
熱発色層36の熱感度が最も低い。各感熱発色層36〜
38を発色直前の状態にするための熱エネルギーがバイ
アス熱エネルギーであり、実際に発色させるための熱エ
ネルギーが階調表現熱エネルギーである。イエローYの
画素を熱記録する場合には、バイアス熱エネルギーBY
に階調表現熱エネルギーGYを加えた発色熱エネルギー
がカラー記録紙2に与えられる。なお、マゼンタM及び
シアンCも同様であるので、記号のみを付してある。
【0018】次に、上記実施例の作用について、図6を
参照して説明する。プリント開始スイッチが操作される
と、モータ10によってアーム11が時計方向に回動し
てクランパ8をスライドさせ、カラー記録紙2の先端部
2aが侵入できる隙間を爪8bとプラテンドラム5との
間に形成する。次に、カセットの最上部にあるカラー記
録紙2が搬送ローラ4に銜え込まれ、図3に示すよう
に、給紙通路3を介してプラテンドラム5に向けて搬送
される。このカラー記録紙2の先端部2aがクランパ8
の爪8bと当接すると同時に搬送ローラ4はいったん停
止される。次に、モータ10によってアーム11が反時
計方向へ回動するから、クランパ8はバネ12の付勢に
よって引き戻され、先端部2aがクランパ8とプラテン
ドラム5の外周面5a間に挟持される。
【0019】プラテンドラム5にカラー記録紙2の先端
部2aが装着されると、ステッピングモータ7が駆動し
てプラテンドラム5を回転させる。プラテンドラム5が
回転して外周面にカラー記録紙2を巻きつけながら、ク
ランパ8がサーマルヘッド13を通過する位置まで移動
する。この際に、サーマルヘッド13はバネ25の付勢
により、ヘッドカム27の切欠27aにローラー24が
当接する位置に保たれているから、クランパ8とヘッド
本体20が接触することはない。
【0020】クランパ8がサーマルヘッド13に対向す
る位置を通過すると、ヘッドカム27が時計方向に回転
し、図2に示すように、その外周でローラ24を押して
サーマルヘッド13を熱記録位置へ移動させる。ヘッド
本体20とヘッドホルダー23の間にはバネ22が設け
られているので、ヘッド本体20は適当な押圧力をもっ
てカラー記録紙2に接触する。カラー記録紙2の記録エ
リアの先端がサーマルヘッド13の位置に到達すると、
このサーマルヘッド13によってイエロー画像が1ライ
ンずつ熱記録される。
【0021】サーマルヘッド13は、イエロー感熱発色
層38を発色直前の状態にするためのバイアス熱エネル
ギーBYと、発色温度に応じた階調表現熱エネルギーG
Yをカラー記録紙2に与える。
【0022】さらにプラテンドラム5が回転し、イエロ
ー画像を熱記録した部分がイエロー用光定着器15に達
すると、紫外線ランプ18により光定着が行なわれる。
このイエロー用光定着器15によりほぼ420nm付近
の近紫外線がカラー記録紙2に照射され、次のマゼンタ
感熱発色層37の熱記録時にイエローが発色しないよう
に定着される。
【0023】プラテンドラム5の回転が進み、クランパ
8に挟まれたカラー記録紙2の先端部2aがサーマルヘ
ッド13に対向する位置まで再び移動してくると、ヘッ
ドカム27が反時計方向に回転し、図3に示す退避位置
にサーマルヘッド13をいったん移動する。クランパ8
が通過すると、ヘッドカム27によりサーマルヘッド1
3が図2に示す熱記録位置へ復帰する。
【0024】カラー記録紙2の記録エリアの先端が再び
サーマルヘッド13の位置に到達すると、サーマルヘッ
ド13はマゼンタ感熱発色層37にマゼンタ画像に応じ
た熱エネルギーを与えて熱記録を行う。マゼンタ画像の
熱記録時には、イエロー用光定着器15は消灯されて、
代わりにマゼンタ用光定着器14がカラー記録紙2の後
端が通過するまで点灯される。これにより、ほぼ365
nm付近の紫外線がカラー記録紙2に照射され、次のシ
アン感熱発色層36の熱記録時にマゼンタが発色しない
ように光定着される。
【0025】次に、サーマルヘッド13は、前述と同様
にクランパ8を通過させてから、カラー記録紙2のシア
ン感熱発色層36にシアン画像を熱記録する。なお、シ
アン感熱発色層36は、発色熱エネルギーが通常の保管
状態では発色しない値となっているので熱定着性は与え
られておらず、光定着器は点灯しない。
【0026】プラテンドラム5の回転が進み、クランパ
8がサーマルヘッド13に対向すると、ヘッドカム27
が反時計方向に回転してサーマルヘッド13を退避位置
へ逃がす。そして、クランパ8がサーマルヘッド13を
通過してからプラテンドラム5の回転が停止する。
【0027】プラテンドラム5の停止後に排紙工程が開
始される。まず、モータ10が回転してレバー11を時
計方向に回動させ、係合部11bによってクランパ8を
図1に示す排紙位置へ押し上げ、カラー記録紙2の先端
部2aの固定を解除する。この際に、クランパ8のピン
9がレバー11の係合部11bに係合しているから、そ
の位置で回転が阻止される。他方、ヘッドカム27が、
反時計方向に回転して、切欠27bがローラ24に当接
するから、熱記録時よりは弱い力でヘッド本体20がカ
ラー記録紙2を押圧する。
【0028】発熱素子20aを通電し、シアン感熱発色
層36が発色しない熱エネルギー、例えば、60mJ/
mm2 をカラー記録紙2に与える。この状態でプラテン
ドラム5が回転する。ヘッド本体20でプラテンドラム
5に押し付けられているカラー記録紙2は、プラテンド
ラム5と一緒に回転し、その先端部2aが剛性によって
プラテンドラム5から離れて排紙通路29に入り込む。
この排紙中にサーマルヘッド13の加熱により保護層3
9が溶融し、潤滑作用を果たすから、小さな負荷でカラ
ー記録紙2がサーマルヘッド13を通過する。なお、サ
ーマルヘッド13から離れた保護層39は、すぐに固化
する。
【0029】排紙通路29に入ったカラー記録紙2は、
搬送ローラ30に銜え込まれて排紙トレーに排出され
る。この排紙中に、カラー記録紙2の先端部2aを漂白
するため、マゼンタ用光定着器14が点灯する。
【0030】なお、上記実施例はカラー感熱プリンタで
あるが、本発明はモノクロの感熱プリンタに使用するこ
とも可能であり、さらには、シリアルプリンタに対して
も利用することができる。
【0031】
【発明の効果】上記構成を有する本発明は、サーマルヘ
ッドで最後に記録された感熱発色層の発色熱エネルギー
より小さい熱エネルギーを与え、排紙を行うようにした
から、この加熱で保護層が部分的に溶融し、その潤滑効
果により排紙時におけるプラテンドラムへの負荷が軽減
される。したがって、高速排紙が可能となるとともに、
カラー記録紙への摩擦による傷つきや擦れ痕がつくこと
を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラー記録紙を排出している状態を示すサーマ
ルプリンタの概略図である。
【図2】記録状態を示すサーマルプリンタの概略図であ
る。
【図3】給紙状態を示すサーマルプリンタの概略図であ
る。
【図4】カラー記録紙の層構造を示す説明図である。
【図5】各感熱発色層の発色特性を示すグラフである。
【図6】サーマルプリンタのプリント工程を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
2 カラー記録紙 5 プラテンドラム 8 クランパ 13 サーマルヘッド 14 マゼンタ用光定着ランプ 15 イエロー用光定着ランプ 20 ヘッドカム 20a 発熱素子 24 ローラー 27 ヘッドカム 27a,27b 切欠 39 保護層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともシアン感熱発色層,マゼンタ
    感熱発色層,イエロー感熱発色層及び表面保護層を備
    え、最上層の感熱発色層ほど熱感度が高いカラー記録紙
    を使用し、このカラー記録紙の先端をクランパで固定し
    た状態でプラテンドラムを回転させ、サーマルヘッドで
    カラー記録紙を加熱して最上層から順番に熱記録すると
    ともに、最下層を除いて熱記録後に各感熱発色層に特有
    な電磁線を照射して光定着を行うサーマルプリンタにお
    いて、 前記クランパを排紙位置へ移動させてから、最下層が発
    色しない程度に発熱させたサーマルヘッドをカラー記録
    紙に押し付けながら、プラテンドラムを熱記録時と同じ
    方向へ回転させることにより、停止中のクランパの下を
    通してカラー記録紙を排紙通路に送り込むようにしたこ
    とを特徴とするサーマルプリンタの排紙方法。
JP15874793A 1993-06-29 1993-06-29 サーマルプリンタの排紙方法 Pending JPH0740560A (ja)

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