JPH073982Y2 - 衣服ハンガー - Google Patents

衣服ハンガー

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JPH073982Y2
JPH073982Y2 JP1990003260U JP326090U JPH073982Y2 JP H073982 Y2 JPH073982 Y2 JP H073982Y2 JP 1990003260 U JP1990003260 U JP 1990003260U JP 326090 U JP326090 U JP 326090U JP H073982 Y2 JPH073982 Y2 JP H073982Y2
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Japan
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hanger
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hanger body
central top
tip
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JP1990003260U
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JPH0394177U (ja
Inventor
政友 新子
Original Assignee
シンコハンガー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [利用分野及び考案の概要] 本考案は、衣服ハンガー、特に、背広等の上着を係止す
るハンガー本体の下方にズボンを係止するための係止桟
が具備せしめられている形式の衣服ハンガーに関するも
のであり、該ハンガー本体を、芯材の外周を非発泡表面
層を具備する発泡樹脂で被覆させる構成とすることによ
り全体にソフトで且豪華な趣のあるハンガーを提案する
ものである。さらに、ハンガー吊り下げ用のフック及び
前記係止桟を該芯材に深く嵌め込むことができるように
してこれらの取り付けを確実にするものである。
[従来技術及びその問題点] ハンガーの手触りを良くするために、ハンガー本体、芯
材(10)の周りをクッション材(11)で被覆させた構成
のものが種々提案されている。これらのもののうち、ハ
ンガー吊り下げ用のフック等を芯材(10)に抜け止め状
態に取り付けるために、該芯材(10)を太く構成したも
のでは、それに応じて該クッション材(11)を薄くしな
ければならず、この種のハンガーはソフト感に欠ける問
題があった。そこで、芯材を細くすることによりクッシ
ョン材(11)を厚く被覆させハンガーの手触りを向上さ
せたものとして、実開昭61−66586号に開示のもの、さ
らには、実公昭63−43980号に開示のものを提案した。
これら考案では、第5図に示すように、芯材(10)を金
属線材で構成したためにそれを取り巻くクッション材の
厚みを厚くでき、手触りの良いものとなっているが、吊
り下げ用のフックはブラケットを用いて細い金属線材に
取り付けなければならず、シャツ類や薄手の上着等では
問題はないが、紳士用スーツ等重量感のあるものではそ
の重みに耐え切れず、前記芯材が破損してしまう恐れが
ある。
又、この従来のものでは、ハンガー本体を、その中央頂
部が山型に***する形成とした場合、芯材(10)を前記
ハンガー本体の形状に合わせて複雑に屈曲させるか、又
は、前記中央頂部のブラケットを極端に長くする必要が
あり、フック等の取り付けが安定しないという問題があ
る。
[技術的課題] 本考案は、このような、『芯材(10)の外周をクッショ
ン材(11)で被覆せしめてなり且中央頂部が山型状に隆
起するとともにその左右に斜辺部が斜め下方に傾斜する
形状のハンガー本体(1)と、前記ハンガー本体(1)
の中央頂部に取り付けられるハンガー吊り下げ用のフッ
ク(2)と、前記ハンガー本体(1)の下方に水平に位
置するように前記芯材(10)の両斜辺部先端下面に取り
付けられるズボン係止用の係止桟(3)とからなる衣服
ハンガー』において、該フック(2)及び係止桟(3)
のハンガー本体(1)への取り付けが確実となり且該ハ
ンガー本体(1)の手触りが向上するように、ハンガー
本体(1)を一定の大きさ形状に維持したままで、フッ
ク(2)及び係止桟(3)の取り付け部が強化でき、し
かも、他の部分をクッション材(11)によって厚く被覆
できるようにすることをその技術的課題とする。
[技術的手段] 上記技術的課題を解決するために講じた考案の技術的手
段は『芯材(10)は全体的にはハンガー本体(1)と近
似し且これよりも小さな立体形状とすると共に、前記芯
材(10)の中央頂部の上端部がハンガー本体(1)の中
央頂部の上端部に接近し且芯材(10)の両方の斜辺部の
先端部下面がハンガー本体(1)の斜辺部の先端部下面
に接近した形状とし、クッション材(11)は、表面に硬
質スキン層が形成される硬質発砲ウレタン樹脂の射出成
型層とし、前記ハンガー本体(1)の中央頂部の上端部
及び斜辺部の先端部の下面部には芯材(10)との間に硬
質スキン層のみが形成され、他の部位における芯材(1
0)とハンガー本体(1)の表面との間を発砲層が硬質
スキン層に挟まれた断面構造とした』ことである。
[作用] 本考案の上記技術的手段は次のように作用する。
クッション材(11)として採用した硬質発泡ウレタン樹
脂は、成型後、金型表面及び芯材との接触表面は非発泡
の硬質スキン層となり、その内部は弾性発泡体層とな
る。従って、ハンガー本体(1)の最終成型表面に接近
させた芯材(10)の中央頂部及び両斜辺部先端下面の外
側層は、前記硬質スキン層のみとなる。さらに、硬質ス
キン層のみが被覆したこれら芯材(10)の中央部及び両
斜辺部先端は厚く構成されているから、フック(2)及
び係止桟(3)は硬質スキン層を貫通して芯材(10)に
深く嵌め込むことができる。
又、芯材(10)の中央部及び両斜辺部先端以外の部分は
該中央部及び両斜辺部先端部に比べて細いため、一定形
状のハンガー本体(1)が形成されるためには、該部分
にはクッション材(11)は比較的厚く被覆されることと
なる。
すなわち、フック(2)及び係止桟(3)の取り付け部
ではクッション材(11)は薄く硬質スキン層のみとな
り、上着の肩部に相当するハンガー本体(1)の両斜辺
部には硬質スキン層の皮下に弾性発泡体層が厚く被覆す
ることとなる。
[効果] 本考案は上記構成であるから次の特有の効果を有する。
フック(2)及び係止桟(3)を芯材(10)の所定位置
に直接取り付けることができ、その上、この部分の外表
面はクッション材(11)の硬質スキン層のみとなってい
るから、その取付け部は硬質体でのみ構成されることと
なり、フック(2)及び係止桟(3)は芯材(10)にし
っかりと確実に取り付けられることができる。よって、
重量感のある上着等を係止させても各取り付け部が損傷
したり抜け落ちたりする不都合はない。又、上着を直接
係止させるハンガー本体(1)の両腕部には硬質スキン
層の皮下に弾性発泡体層が厚く被覆することとなるか
ら、弾性力があり手触りの良いものとなる。
さらに、クッション材(11)として採用した硬質発泡ウ
レタン樹脂は、成型後その表面は硬質スキン層となるか
ら、成型時に皮シボ加工等を施せすことにより、豪華な
趣のあるハンガーに仕上げることができる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を第1図から第4図に基いて説明
する。
本考案実施例のものは、中央部が上方に***し、該中央
部から左右に延長する斜辺部が上着の肩部の厚み及び傾
斜度合に合わせて構成されている上着係止用のハンガー
本体(1)の下方にズボン係止用の係止桟(3)が水平
に位置するように取り付けた構成の衣服ハンガーに実施
したものである。
この実施例の芯材(10)は、第1図に示すように、フッ
ク(2)が取り付けられる中央部が上方に***する構成
とするとともに両斜辺部を比較的細く構成し、該斜辺部
の左右両端部を下方に***させる形状としたものであ
り、その中央頂部にはフック(2)取り付け用の取付け
孔(13)が上方に開放するように形成されているととも
に、両斜辺部先端下面には係止桟(3)取り付け用の取
付け孔(14)(14)がそれぞれ下方に開放するように形
成されている。
上記芯材(10)に硬質発泡ウレタン樹脂のクッション材
(11)を被覆させるにはインサート成型を採用し、第2
図に示すように、金型(K)におけるハンガー本体
(1)の中央頂部及び両斜辺部先端が該金型(K)の内
周面に接近するように芯材(10)を位置させる。この
時、金型の上部中央及び下部両端部の所定位置から、前
記取付け孔(13)及び取付け孔(14)(14)に嵌合させ
るようにしたスライドピン(15)を内方へ突出させ、該
スライドピン(15)を取付け孔(13)及び取付け孔(1
4)(14)にそれぞれ嵌合させることにより芯材(10)
が金型(K)内に支持される。
ここで、前記スライドピン(15)の金型(K)の内面か
らの突出度合を所定に設定することにより、芯材(10)
の中央頂部及び両斜辺部先端下面と金型(K)との間に
所定の間隙が形成される。
上記のようにして射出成型すると、芯材(10)がインサ
ートされ、ハンガー本体(1)の中央頂部に取付け孔
(13)が、両斜辺部先端下面に取付け孔(14)(14)が
形成されることとなる。
尚、硬質発泡ウレタン樹脂を用いた所謂インテグラルス
キンドフォーム法による成型の場合、表面及び芯材(1
0)との接触表面が硬質スキン層(11a)に、他の部分は
弾性発泡体層(11b)となるものであるから、前記芯材
(10)の中央頂部及び両斜辺部先端下面と金型(K)と
の間隙部は該硬質スキン層(11a)のみとなるとともに
芯材(10)の比較的細く構成された両斜辺部の外周には
硬質スキン層(11a)(11a)間に弾性発泡体層(11b)
が厚く介在することとなる。よって、上着の肩部に相当
するハンガー本体(1)の両斜辺部には、十分な弾性機
能が発揮されることとなる。さらに、本考案のもので
は、成型時に該硬質スキン層(11a)に皮シボ加工を施
しており、豪華な趣のあるハンガーに仕上っている。
尚、該係止桟(3)は、第1図に示すように、芯材(1
0)の前記取付け孔(14)(14)に嵌め込まれる保持部
(31)(31)間に挟持されるように水平に支持せしめら
れてなるものであり、該保持部(31)(31)は、第3図
に示すように、拡大頭部を具備する金具が先端に設けら
れており、該拡大頭部を加熱した状態で該取付け孔(1
4)(14)に強制的に圧入する。すると、芯材(10)を
構成している樹脂が溶融してその頭部を包み込むように
なり、冷却後は該金具先端部が抜け止め状態に保持され
ることとなる。
フック(2)は、第4図に示すように、その基端部に拡
大頭部を具備させる構成とし、該拡大頭部を、上記した
保持部(31)(31)の場合と同様に、加熱するとともに
前記取付け孔(13)に抜け止め状態に圧入すれば良い。
尚、係止桟(3)を具備させない形式のものでは、芯材
(10)の中央頂部のみを最終成型表面に近接させるよう
にしても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の説明図,第2図は成型時の説明
図,第3図は保持部(31)(31)の取り付け状態の説明
図,第4図はフック(2)の取り付け状態の説明図,第
5図は従来例の説明図であり、図中, (1)……ハンガー本体 (10)……芯材 (11)……クッション材 (2)……フック (3)……係止桟

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】芯材(10)の外周をクッション材(11)で
    被服せしめてなり且中央頂部が山型状に***するととも
    にその左右に斜辺部が斜め下方に傾斜する形状のハンガ
    ー本体(1)と、前記ハンガー本体(1)の中央頂部に
    取付けられるハンガー吊り下げ用のフック(2)と、前
    記ハンガー本体(1)の下方に水平に位置するように前
    記芯材(10)の両斜辺部先端下面に取付けられるズボン
    係止用の係止桟(3)とからなる衣服ハンガーにおい
    て、芯材(10)は全体的にはハンガー本体(1)と近似
    し且これよりも小さな立体形状とすると共に、前記芯材
    (10)の中央頂部の上端部がハンガー本体(1)の中央
    頂部の上端部に接近し且芯材(10)の両方の斜辺部の先
    端部下面がハンガー本体(1)の斜辺部の先端部下面に
    接近した形状とし、クッション材(11)は、表面に硬質
    スキン層が形成される硬質発砲ウレタン樹脂の射出成型
    層とし、前記ハンガー本体(1)の中央頂部の上端部及
    び斜辺部の先端部の下面部には芯材(10)との間に硬質
    スキン層のみが形成され、他の部位における芯材(10)
    とハンガー本体(1)の表面との間を発砲層が硬質スキ
    ン層に挟まれた断面構造とした衣服ハンガー。
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