JPH0739226B2 - 情報記録媒体およびこれを用いる装置 - Google Patents

情報記録媒体およびこれを用いる装置

Info

Publication number
JPH0739226B2
JPH0739226B2 JP1102784A JP10278489A JPH0739226B2 JP H0739226 B2 JPH0739226 B2 JP H0739226B2 JP 1102784 A JP1102784 A JP 1102784A JP 10278489 A JP10278489 A JP 10278489A JP H0739226 B2 JPH0739226 B2 JP H0739226B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
recording medium
information recording
bad spot
prepaid card
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1102784A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02279392A (ja
Inventor
光成 加納
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP1102784A priority Critical patent/JPH0739226B2/ja
Publication of JPH02279392A publication Critical patent/JPH02279392A/ja
Publication of JPH0739226B2 publication Critical patent/JPH0739226B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)
  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、いわゆるプリペイドカード等の情報記録媒体
の変造,偽造を防止する技術に関し、具体的には、変
造,偽造を防止した情報記録媒体およびこれを用いる装
置に関する。
〔従来の技術〕
現在使用されているプリペイドカードは、磁気エンコー
ドされているものが大部分である。これらは、キュリー
点温度の高い内層の磁性体に価格情報がエンコードされ
ており、不正防止のために透磁率が高くキュリー点温度
の低い磁性体を外層にコーティングすることにより、内
層磁性体への一般磁気ヘッドによるアクセスを防止する
ように構成されている。
これに関しては、例えば、特開昭58−43077号公報に開
示された技術が参考になる。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述の如く構成されたプリペイドカードは、外層磁性体
の温度をキュリー点温度以上に上げてやれば、内層の磁
性体へのアクセスが可能となり、変造による不正書込み
も可能となる。
上述の如く、現在実用されているプリペイドカードの不
正防止方法は、単なるハードウェア的な方法であるため
に、ある程度の知識を有する者であれば、変造・偽造が
可能であるという問題を有するものである。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、従来の技術における上述の如き問題を解
消し、単なるハードウェアに依存した不正防止方法では
なく、通常の犯罪者では不正使用ができなくなるような
情報記録媒体およびこれを用いる装置を提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明の情報記録媒体(プリ
ペイドカード1)は、(a)金額等の情報がエンコード
結果(エンコードデータ3)が書き込まれる部分(デー
タトラック2)の、各情報記録媒体毎に異なる不規則な
場所に、バッドスポット4が設けられ、このバッドスポ
ット4に固有のバッドスポット情報を含むエンコード結
果が、当該情報記録媒体(プリペイドカード1)の固有
な情報として、情報書き込み部分(データトラック2)
に書き込まれることを特徴とする。
また、(b)本発明の情報記録媒体使用装置(切符自動
販売機など)は、エンコードされた情報が記録された情
報記録媒体(プリペイドカード1)を用いる装置であっ
て、各情報記録媒体(プリペイドカード1)毎に異なる
不規則な場所に予め付与された情報の記録が不可能な部
分(バッドスポット4)の識別情報(バッドスポット情
報)を含む情報のエンコードで生成されて記録された当
該情報記録媒体に固有な情報に基づき、情報記録媒体
(プリペイドカード1)の不正の有無を判断する手段
(制御回路35)を有することを特徴とする。
また、(c)上記(b)に記載の情報記録媒体使用装置
(切符自動販売機など)は、情報記録媒体(プリペイド
カード1)の使用の都度、新たなバッドスポット4を追
加する手段(プリペイドカード読取り/書込み機32)を
有することを特徴とする。
〔作用〕
本発明に係る情報記録媒体においては、製造時もしくは
発行時に、情報記録媒体の情報エンコード部分に、情報
を書込めない、いわゆるバッドスポットを作り込み、発
行時に、このバッドスポット情報を含んだデータのエン
コードを行う。このエンコードは、乱数表等を用いた暗
号化の手法を用いて行うものとする。これにより、全く
同一場所にバッドスポットがある場合以外は、複製等に
よる不正使用は不可能となる。
また、上述の情報記録媒体を使用する装置においては、
上述のエンコード情報を解読し、使用後の残額情報を算
出して、これを再び、前記バッドスポット情報を含んだ
形でエンコードし、書込みを行う機能を備えているもの
である。
なお、上述の情報記録媒体個々に異なるバッドスポット
を作り込むようにした場合には、エンコードされる情報
にバッドスポット情報が含まれるため、同種(当初同価
値)の情報記録媒体でも、異なる情報が書込まれること
になる。このため、犯罪者が、新品の情報記録媒体の情
報データビット配列(データ内容でなく、単なるビット
の配列)を何等かの方法で読取り、手元の残高の少ない
情報記録媒体に書込もうとしても、バッドスポット情報
が異なるため、先に得た新品の情報は役に立たない。す
なわち、バッドスポット情報の処理方法を知らなけれ
ば、偽造・変造は不可能である。これにより、たとえ、
未使用(未発行)の上記情報記録媒体が不正に流出した
場合にも、使用されることがないという効果を生ずる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は、本発明の一実施例を示す前記情報記録媒体で
あるプリペイドカードの情報データ書込み部分の概要を
示す図である。データ書込は、磁気によるものが一般的
であるが、本発明はこれに限定されるものではない。
プリペイドカード1上には、データトラック2が設けら
れており、エンコードデータ3が書込まれる。5はカー
ドの挿入方向を指定するための方向マークである。上記
データトラック2には、少なくとも1個所に、バッドス
ポット4が作り込まれている。バッドスポット4は、例
えば、レーザトリミングや他の機械的な方法により、デ
ータトラック2に傷を付け、データの書込みを不能にし
てあるものである。このバッドスポット4は、数ビット
分程度の大きさを有すれば良く、1ビット分でも構わな
い。
第2図に、上述のバッドスポット4を、プリペイドカー
ド1の発行時に作り込む場合の、発行動作のフローチャ
ートを示す。この例では、カード発行時にバッドスポッ
トを上述のレーザトリミング等の方法で作り込み(ステ
ップ11)、テストデータの書込み・読出し(ステップ1
2)を行ってバッドスポットの位置,大きさ等を確認し
た後、上記バッドスポットの情報を読出して(ステップ
13)、他の金額情報等とともに暗号化する(ステップ1
4)。暗号化の方法としては、前述の乱数表を用いるも
のが一般的であるが、多項式計算法等も使用できる。ま
た、暗号化の方法を、一般的なソフトウェアプログラム
のままで使用すると、何等かの方法で解読される可能性
があるが、この暗号化部分を外部から読出し不可能な集
積回路内部処理とすることにより不正防止をより確実に
することができる。上述の如く暗号化された情報は、プ
リペイドカード1にエンコードされて(ステップ15)、
発行される。
次に、上述の如き方法で発行されたプリペイドカードの
使用における動作を、第3図により説明する。
最初に、読取ったプリペイドカード1の情報は暗号化さ
れているため、解読され、実際に使われるデータに展開
される(ステップ21)。このデータにより、当該プリペ
イドカード使用機器の使用可否を判定する(ステップ2
2)。使用が許可された場合には、機器の使用が終了し
た後、残高の清算を行う(ステップ23)。次に、残高が
減少したことを示すために、同一プリペイドカード1に
バッドスポット4を追加するステップ24を設けている。
ステップ24に続いては、発行時の動作と同様に、テスト
データの書込み・読出し(ステップ25)を行った後、新
・旧両バッドスポットの情報を読出して(ステップ2
6)、最後に、他の金額情報等とともに暗号化する(ス
テップ27)。暗号化された新しい残高と新バッドスポッ
ト情報を、プリペイドカード1にエンコードして(ステ
ップ28)、全動作を終了する。
上記実施例によれば、プリペイドカードを、通常の犯罪
者では不正使用ができなくなるような情報記録媒体とす
ることができる。また、これを用いる装置を、実現でき
るという効果もある。
なお、上記動作のうち、ステップ24の新たなバッドスポ
ット追加から、ステップ26の新たなバッドスポット検出
までのステップは、省略することが可能である。但し、
不正防止効果上は、省略しない場合の方が効果が高い。
また、上述の新たなバッドスポットの追加は、使い切っ
たプリペイドカードの悪用を防止するためにも、利用す
ることができる。
第4図に、上述のプリペイドカード使用機器の概略構成
を示す。本構成例は、プリペイドカードを使用する切符
自動販売機である。図において、31は利用者用の操作
部、32はプリペイドカードの読取り/書込み機、33はプ
リペイドカード挿入口、34は切符発券機、35は全体を制
御する制御回路を示している。本装置の動作は、利用者
が操作部31で指定した目的地に従って、プリペイドカー
ド挿入口33から挿入されたプリペイドカードの内容が読
取り/書込み機32で読取り、内容を判読した後、切符発
券機34から所定の切符を発券するというものである。制
御回路35は、これらの各機能ブロックの制御を行うが、
上述の読取り/書込み機32は、第3図に示したフローチ
ャートに従って、プリペイドカードの読取り/内容判読
/残高清算およびバッドスポット追加,再エンコード等
を行うものである。なお、上述の制御回路35は、上記各
機能ブロックの制御の他、能力に余裕があれば、読取り
/書込み機32の内部信号処理も分担しても良い。
ここで、前述のバッドスポット情報について説明する。
バッドスポット情報は、バッドスポットの位置,幅,バ
ッドスポットのあるデータセクタ等の情報を単独または
これらを組合せて用いる。また、プリペイドカードのエ
ンコード方法としては、第5図に示す如き各種の方法が
考えられる。第5図(a)は、バッドスポットエリア41
とエンコードデータ3の含まれる一般データエリア42に
分ける方法、第5(b)は、バッドスポットエリア41の
前後に一般データエリア42,42′を設ける方法、第5図
(c)は、バッドスポットエリア41専用のトラックを、
一般データエリア42とは別個に設ける方法を示してい
る。
〔発明の効果〕
以上、詳細に述べた如く、本発明によれば、金額等の情
報をエンコードした情報記録媒体の情報書込み部分に対
し、発行時に、各情報記録媒体の個々に異なる不規則な
場所に、バッドスポットを設けたことにより、全く同一
場所にバッドスポットがある場合以外は、複製等による
不正使用は不可能となる。特に、残高が減少した場合
に、新たなバットスポットを追加するようにした場合
は、万一、全く同一場所にバッドスポットがある場合で
も、同一価値のものを複製することができるだけで、経
済的には、利益が生じない。
また、価値の高い情報記録媒体には、複数のバッドスポ
ットを設けるようにすることにより、不正防止の確立が
更に向上することになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す前記情報記録媒体であ
るプリペイドカードの情報データ書込み部分の概要を示
す図、第2図はプリペイドカード発行時にバッドスポッ
トを作り込む場合の発行動作のフローチャート、第3図
はプリペイドカード使用装置における動作フローチャー
ト、第4図はプリペイドカード使用機器の構成例を示す
概略構成図、第5図は各種のプリペイドカードエンコー
ド方法を示す図である。 1:プリペイドカード、2:データトラック、3:エンコード
データ、4:バッドスポット、5:方向マーク、41:バッド
スポットエリア、42,42′:一般データエリア。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06K 19/10 G07F 7/12 G07F 7/08 C

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金額等の情報がエンコードされて書き込ま
    れる情報記録媒体において、前記エンコード結果が書き
    込まれる部分の、各情報記録媒体毎に異なる不規則な場
    所に、情報の書き込みが不可能な部分(バッドスポッ
    ト)が設けられ、該各バッドスポットの固有な情報(バ
    ッドスポット情報)を含むエンコード結果が、当該情報
    記録媒体の固有な情報として、前記情報書き込み部分に
    書き込まれることを特徴とする情報記録媒体。
  2. 【請求項2】エンコードされた情報が記録された情報記
    録媒体を用いる装置であって、各情報記録媒体毎に異な
    る不規則な場所に予め付与された情報の記録が不可能な
    部分(バッドスポット)の識別情報(バッドスポット情
    報)を含む前記情報のエンコードで生成されて記録され
    た当該情報記録媒体に固有な情報に基づき、前記情報記
    録媒体の不正の有無を判別する手段を有することを特徴
    とする情報記録媒体使用装置。
  3. 【請求項3】前記情報記録媒体の使用の都度、新たなバ
    ッドスポットを追加する手段を有することを特徴とする
    請求項2記載の情報記録媒体使用装置。
JP1102784A 1989-04-21 1989-04-21 情報記録媒体およびこれを用いる装置 Expired - Lifetime JPH0739226B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1102784A JPH0739226B2 (ja) 1989-04-21 1989-04-21 情報記録媒体およびこれを用いる装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1102784A JPH0739226B2 (ja) 1989-04-21 1989-04-21 情報記録媒体およびこれを用いる装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02279392A JPH02279392A (ja) 1990-11-15
JPH0739226B2 true JPH0739226B2 (ja) 1995-05-01

Family

ID=14336763

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1102784A Expired - Lifetime JPH0739226B2 (ja) 1989-04-21 1989-04-21 情報記録媒体およびこれを用いる装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0739226B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05344187A (ja) * 1992-06-11 1993-12-24 Nec Corp Icカード機能付き端末装置及び該装置に用いるicカード

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56167497A (en) * 1980-05-30 1981-12-23 Dainippon Printing Co Ltd Bond
JPS6213161U (ja) * 1985-07-10 1987-01-27

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02279392A (ja) 1990-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0870269B1 (en) Method and apparatus for secure data storage and manipulation using magnetic media
EP0227781B1 (en) Magnetically encoded cards
JPH0739226B2 (ja) 情報記録媒体およびこれを用いる装置
US6241152B1 (en) Card processing apparatus and method
JPH10247229A (ja) 磁気カードシステム
JPH09198474A (ja) 図形コードカード
Chu et al. A novel magnetic card protection system
JP2508472B2 (ja) カ−ドの真偽判定方法
JPS62262266A (ja) カ−ド処理装置及びカ−ド
JP2919507B2 (ja) カード運用装置
JPH03104004A (ja) 磁気ヘッド
JPH08106515A (ja) 磁気カードリーダーライタ
JPH0756667B2 (ja) カ−ド使用方法
JP3472179B2 (ja) プリペイドカードシステム、読書装置及び使用許可方法
JP2002063518A (ja) プリペイドカードおよびプリペイドカード処理装置
JP3070410B2 (ja) 情報カード処理装置
JPH11328503A (ja) プリペイドカードシステム、記録装置、読書装置、発券機及び不正カード使用防止方法
JP2000242747A5 (ja)
JPH09326013A (ja) 磁気カード及び磁気カード処理装置
JP2000268305A (ja) プリペイドカードシステム、読書装置及び可変情報更新方法
JP2000030124A (ja) プリペイドカードシステム、読書装置及び暗号取引方法
JPH02220898A (ja) 磁気カード
JP2000259917A (ja) プリペイドカードシステム、読書装置及び可変情報更新方法
JPH09330384A (ja) 不正カード排除磁気カードリーダー
JPH11250451A (ja) 磁気記録媒体及びその媒体を用いた記録再生方法