JPH073762B2 - ワイヤーハーネスの製造方法 - Google Patents

ワイヤーハーネスの製造方法

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JPH073762B2
JPH073762B2 JP59225877A JP22587784A JPH073762B2 JP H073762 B2 JPH073762 B2 JP H073762B2 JP 59225877 A JP59225877 A JP 59225877A JP 22587784 A JP22587784 A JP 22587784A JP H073762 B2 JPH073762 B2 JP H073762B2
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wire harness
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wire
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coating
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治義 真鍋
知己 土方
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、自動車などの電気配線に用いられるワイヤー
ハーネスの製造方法に係り、特に集中ジョイント方式を
採用したワイヤーハーネス製造方法の改良に関するもの
である。
(従来技術とその問題点) 従来のワイヤーハーネスの製造方法は、スプライス金具
を用いて第12図に示すように同一回路系統の分岐線を同
一回路系統の本線41の例えば、電気的接続箇所40a、40
b、40cで分岐し、さらにその分岐線から接続箇所40d、4
0e、40fで枝分かれ式に接続していく方式が一般的であ
ったが、最近、電気的接続箇所の多い例えばアース回
路、ワイパ回路、テール回路、ゲージ回路などでは、ジ
ャンクションコネクタを用いた集中ジョイント方式が採
用されるようになってきている。この方式は、ワイヤー
ハーネス幹線から接続すべき絶縁電線を引き出し、同一
回路系統の各絶縁電線の端部に被覆を剥いで端子を圧着
し、これらの端子をコネクタハウジング内に装着して、
ジャンクションバー(短絡用バスバー)により一括接続
するものである(実開昭56-124984号)。この集中ジョ
イント方式は、スプライス金具を用いる方式に比べる
と、本線の中間皮剥ぎおよびそこでのジョイントが不要
になるため、ワイヤーハーネスの組立工程が簡略化さ
れ、トータルコストが低減できる利点がある。
しかし従来の集中ジョイント方式を採用したワイヤーハ
ーネスの製造方法は、端子、コネクタハウジングおよび
ジャンクションバー等の部品から構成されるジャンクシ
ョンコネクタを使用しているため、部品代がかかり、コ
ストダウンにも限界があり、またジャンクションコネク
タはブロック状で、かさばるため、配線の関係からその
取り付け位置が制約されるという問題もある。
(問題点の解決手段とその作用) 本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するた
めになされたもので、その方法は、ワイヤーハーネスの
幹線から引き出された接続すべき多数本の絶縁電線をそ
ろえ、それらの絶縁電線の電気的接続箇所を一括して溶
接機の電極間に設置し、該電極間に一括して設置した絶
縁電線を一括して溶接接続した後、その溶接接続部に絶
縁物を被せることにより集中ジョイント部を形成するこ
とを特徴とするものである。
このようにすると、ジャンクションコネクタが不要にな
るから、さらにコストを低減することができると共に、
集中ジョイント部がコンパクトに形成できる。
(実施例) 第1図ないし第4図は本発明に係るワイヤーハーネスの
製造方法の一実施例を示す。図において、11は多数の絶
縁電線と分岐点を束ねてテープを巻いたワイヤーハーネ
スの幹線、12はその幹線から引き出された接続すべき分
岐点の多数本の絶縁電線である。幹線11からの絶縁電線
12の引き出しは同一回路系統毎に選別して行い絶縁電線
の合計長さが最小になる位置で行う。各絶縁電線12の電
気的接続箇所は被覆13を剥いで導体14を露出させる。被
覆13の剥ぎ取りは導体露出部の両側に被覆13が残るよう
に行う。この状態で絶縁電線12をそろえて束ねる。な
お、同一回路系統の電気的接続形態は、第10図に示す。
また15は溶接機で、16はその上部電極、17は下部電極、
18A・18Bは電極ガイド、19は電極ガイド18Aの支持と電
極ガイド18Bの案内を行う水平ロッド、20は水平ロッド1
9を支持するフレーム、21は電極ガイド18Bを移動させる
エアシリンダ、22は治具ダンパである。
導体14の露出部は一括して、電極ガイド18A・18Bに挟ま
れた下部電極17上に設置する。その後上部電極16を下降
させ、導体14の集合部を加圧する。その状態で電極16・
17間に電流を流して全導体を一括して溶接接続し、溶接
接続部23を形成する(第2図)。その後第3図に示すよ
うに溶接接続部23に絶縁テープ24を巻いて集中ジョイン
ト部25を形成する。なお、集中ジョイント部25は、電装
部品に接続される端子部とはならない。溶接接続部23付
近の導体を保護するため、絶縁テープ24は溶接接続部23
の両側の絶縁電線の被覆13が跨がるように巻き付ける。
このようにして形成された集中ジョイント部25は第4図
に示すように、ワイヤーハーネスの幹線11に添わせ、そ
こにテープ巻き26により固定する。なお、幹線11から引
き出された接続すべき多数本の絶縁電線12の集中ジョイ
ント部25の反対側の端部は、絶縁電線の切り離し状態で
あり、その先の回路は形成されていない。
第5図は本発明の他の実施例を示すもので、幹線11の同
じ位置から引き出した多数本の同一回路系統の絶縁電線
12を二つのグループ(電線束)に分け、両グループ(電
線束)の端部を相対向させて、オーバーラップするよう
に導体14の露出部を束ね、その部分を一括して溶接し溶
接接続部23を形成した後、絶縁テープ24を巻いて集中ジ
ョイント部25を形成した例である。
第6図は本発明のさらに他の実施例を示すもので、幹線
11の別の位置から多数本の同一回路系統の絶縁電線12を
二つのグループ(電線束)に分けて引き出し、各絶縁電
線12の端部の被覆を剥いで導体14を露出させ、両グルー
プ(電線束)の導体露出部をを相対向させて、オーバー
ラップさせた状態で、その部分を一括して溶接し溶接接
続部23を形成し、その後絶縁テープ24を巻いて集中ジョ
イント部25を形成した例である。
なお、前記第5図および第6図に示す他の実施例は、特
に集中ジョイント部25を形成する絶縁電線12が多い場
合、作業効率を向上させる効果を有する。なお、いずれ
の場合も集中ジョイント部25は、幹線11に添わせてテー
プ巻きなどによりそこに固定する。また、第5図および
第6図に示す同一回路系統の電気的接続形態は、第11図
に示す。
第7図は本発明のさらに他の実施例を示すもので、幹線
11から引き出した絶縁電線12を、電気的接続箇所の被覆
を剥がずにそのまま溶接機の電極間に設置して導体の溶
接接続を行い、溶接接続部23を形成した例である。絶縁
電線12の接続箇所の被覆は溶接時の熱で焼失してしまう
ので、この場合にも溶接接続部23には絶縁物を被せて集
中ジョイント部を形成する。
なお、溶接の際に絶縁電線の束を定位置に保持しておく
には、第8図に示すように、固定側の電極ガイド18Aに
受け台27を固定し、その上に押さえピン28を取り付け
て、その押さえピン28によって絶縁電線12の束を押さえ
るようにするとよい。また第9図に示すように、受け台
27にアーム29を介して重し30を回動可能に取り付け、そ
の重し30を電極ガイド18A・18B間に差入れて絶縁電線12
の束を押さえるようにしてもよい。
なお上記実施例では、集中ジョイント部をワイヤーハー
ネス幹線に添わせて固定する方法を説明したが、このほ
か集中ジョイント部は、リレー・ヒューズボックス或い
はワイヤーハーネスプロテクタ等に添わせるか、内蔵さ
せるようにしてもよいし、また新たに集中ジョイント部
用ボックスを設けて、そこに収納するようにしてもよ
い。
また上記実施例では、溶接接続部に絶縁テープを巻いて
その部分の絶縁と補強を行ったが、このほか溶接接続部
に熱収縮チューブを被せて熱収縮させ、それによって溶
接接続部の絶縁と補強を行うようにしてもよい。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、ワイヤーハーネス
幹線から引き出された多数本の絶縁電線を一括して溶接
接続し、そこに絶縁物を被せることにより集中ジョイン
ト部を形成するようにしたので、従来のジャンクション
コネクタが不要となり、かつ組立も簡単になる。したが
ってコストを低減できると共に、軽量・小型化が達成で
きる。また溶接接続であるので接触不良が発生するおそ
れがなく、信頼性も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の製造方法を工程順に示す
もので、第1図は溶接前の斜視図、第2図は溶接後の斜
視図、第3図は集中ジョイント部形成後の正面図、第4
図は集中ジョイント部を幹線に添わせた状態の正面図、
第5図ないし第7図はそれぞれ本発明の他の実施例を示
す正面図、正面図、斜視図、第8図および第9図はそれ
ぞれ本発明の製造方法における溶接の好ましいやり方を
示す斜視図、第10図は同一回路系統のワイヤーハーネス
の電気的接続形態の説明図、第11図は他の実施例を示す
同一回路系統のワイヤーハーネス形態の電気的接続形態
の説明図、第12図は従来のワイヤーハーネスの電気的接
続形態の説明図である。 11〜ワイヤーハーネス幹線、12〜絶縁電線、13〜被覆、
14〜導体、15〜溶接機、16〜上部電極、17〜下部電極、
23〜溶接接続部、24〜絶縁テープ、25〜集中ジョイント
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−119491(JP,A) 実開 昭59−96711(JP,U) 実開 昭56−34317(JP,U) 特公 昭59−28004(JP,B2)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイヤーハーネスの幹線から引き出された
    接続すべき多数本の絶縁電線をそろえ、それらの絶縁電
    線の接続箇所を一括して溶接機の電極間に設置し、該電
    極間に一括して設置した絶縁電線を一括して溶接接続し
    た後、その溶接接続部に絶縁物を被せることにより集中
    ジョイント部を形成することを特徴とするワイヤーハー
    ネスの製造方法。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の製造方法であ
    って、絶縁電線の接続箇所は被覆を剥いで導体を露出さ
    せた状態で溶接機の電極間に設置することを特徴とする
    もの。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第2項記載の製造方法であ
    って、被覆の剥ぎ取りは導体露出部の両側に被覆が残る
    ように行うもの。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項記載の製造方法であ
    って、絶縁電線の接続箇所は被覆を剥がずに溶接機の電
    極間に設置することを特徴とするもの。
JP59225877A 1984-10-29 1984-10-29 ワイヤーハーネスの製造方法 Expired - Lifetime JPH073762B2 (ja)

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