JPH0737350Y2 - 配線基板の隔離支持材 - Google Patents

配線基板の隔離支持材

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JPH0737350Y2
JPH0737350Y2 JP1206593U JP1206593U JPH0737350Y2 JP H0737350 Y2 JPH0737350 Y2 JP H0737350Y2 JP 1206593 U JP1206593 U JP 1206593U JP 1206593 U JP1206593 U JP 1206593U JP H0737350 Y2 JPH0737350 Y2 JP H0737350Y2
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wiring board
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hole
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JP1206593U
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JPH0679194U (ja
Inventor
利信 中村
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品川商工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、種々の電気機器におい
て装置本体の内部に配線基板を所定の間隔を有して実装
する場合に使用される隔離支持材に関し、特に配線基板
を抜止め支持する支持手段の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の隔離支持材としては、例
えば図5に示すものがある。即ち、隔離支持材1はナイ
ロン等の合成樹脂の材料で成形されるものであり、所定
の間隔に保つスペーサ2を有し、このスペーサ2の一端
に固定手段10を、他端に支持手段20を有して構成さ
れる。支持手段20は図6に示すように、く字形に屈曲
される左右の2つの部材21a,21bを対向して先端
を結合することで、先細形状で弾性的に縮径可能に形成
される挿入片21を有し、挿入片21の内部の直交する
方向にノーズ40が設けられる。
【0003】ノーズ40は、長い傾斜部41の下端に配
線基板32の板厚に応じた切欠き42を有して鼻のよう
に形成され、上端が挿入片21の先端21cに一体結合
される。そしてノーズ40の傾斜部41は、フリーの状
態で挿入片21の前方外部に突出し、傾斜部41を押込
むことで結合部43を弾性変形して挿入片21の内側に
後退することが可能になっている。
【0004】そこで配線基板を実装する場合は、装置本
体の内部の取付け板30の孔31にスペーサ2の固定手
段10を差し込むことで、ワンタッチで抜止めして垂直
に固定される。その後に支持手段20の上に配線基板3
2の孔33を合致させ、配線基板32を押下げる。する
と配線基板32の孔33に先細の挿入片21が縮径しな
がら嵌合して案内され、このとき孔33が挿入片21の
外に突出するノーズ40の傾斜部41に当接して後退し
ながら通過する。そして配線基板32の孔33が傾斜部
41から外れてその下方のスペーサ2に達した際に、傾
斜部41が再び突出復帰して、切欠き42により配線基
板32が抜止め支持される。こうして配線基板32は、
取付け板30の上方にスペーサ2の間隔だけ隔離した状
態で平行に実装される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術のものにあっては、支持手段20において、ノーズ4
0が上端のみで挿入片21に結合され、ノーズ40の出
入りの際の変形が1箇所で行われているので、良好な復
元特性を得ることが難しく、更に結合部43の負担が大
きくて破損し易い。またノーズ40の下端の切欠き42
が配線基板32に係合して抜止めする構成であるから、
配線基板32を取外す場合には、切欠き42の係合を完
全に解除するように傾斜部41を押込む必要があって、
作業が非常に煩雑になる。また切欠き42の寸法は一定
であるので、配線基板32の板厚が厚い場合には抜止め
不能になり、逆に板厚が薄い場合には切欠き42と基板
32との間に隙間を生じてガタや振動を招く等の問題が
ある。
【0006】本考案は、この点に鑑みてなされたもの
で、支持手段のノーズを改善して、耐久性や復元特性を
向上し、配線基板の取外しを容易化すると共に板厚の変
化に対応することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、スペーサの両端に取付け板に垂直に抜止
め固定する固定手段と、配線基板を抜止め支持する支持
手段とが設けられ、支持手段は縮径可能な挿入片に直交
してノーズが出入り可能に取付けられる配線基板の隔離
支持材において、ノーズは長い傾斜部にテーパ面を有す
る押え部と弾性変形する脚部を連結して形成され、傾斜
部の上端が挿入片の先端に弾性変形可能に結合され、脚
部の下端がスペーサに結合されることを特徴とする。
【0008】
【作用】上記構成に基づき、スペーサの固定手段を取付
け板に差し込むことで抜止めして固定される。その後に
支持手段に配線基板の孔を合致して押下げると、孔が挿
入片に嵌合して案内され、このときノーズの傾斜部が押
されて後退し、配線基板の孔が傾斜部を通過すると、傾
斜部は上端結合部と脚部との復元力により迅速且つ確実
に突出復帰する。そして傾斜部の下方の押え部が配線基
板の板厚に応じて突出し、そのテーパ面が常に孔の縁に
弾性的に係合して、ガタ等を生じないように抜止め支持
される。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図2と図3において、隔離支持材の全体の構成に
ついて説明する。隔離支持材1は従来と同様にナイロン
等の合成樹脂の材料で成形されるものであり、所定の間
隔に保つスペーサ2を有し、このスペーサ2の一端に固
定手段10を、他端に支持手段20を有して構成され
る。
【0010】固定手段10は、スペーサ2の外側に連結
部材11が突設され、連結部材11に押え部材12、嵌
込み部材13及び係合部材14が一体成形される。押え
部材12は、弾性変形可能に湾曲して取付け板30の上
面30aの広範囲に押圧接触することが可能に形成され
る。嵌込み部材13は、取付け板30の孔31と略同一
の寸法を有して緊密に嵌合するように形成される。係合
部材14は、弾性的に縮径可能なV字形を有して、取付
け板30の孔31を通過してその下面30bに係合する
ように形成される。これにより取付け板30の孔に31
上方から固定手段10を押込むことで、嵌込み部材13
が孔31に嵌着して隔離支持材1を垂直に位置決めし、
この状態で押え部材12と係合部材14が取付け板30
の両面30a,30bに押圧して係合しその隔離支持材
1をワンタッチで抜止め固定するように構成される。
【0011】支持手段20は図1に示すように、く字形
に屈曲される左右の2つの部材21a,21bを対向し
て先端を結合することで、先細形状で弾性的に縮径可能
に形成される挿入片21を有し、挿入片21の内部の直
交する方向にノーズ22が設けられる。ノーズ22は、
湾曲した長い傾斜部23の下方に下向きのテーパ面24
aを有する押え部24が連結され、押え部24の下方に
薄くて容易に弾性変形する脚部25が屈曲して連結さ
れ、全体的にく字形に形成される。そして傾斜部23の
上端が挿入片21の先端21cに弾性変形可能に一体結
合され、脚部25の下端がスペーサ2に結合される。こ
れによりノーズ22の傾斜部23と押え部24は、フリ
ーの状態で挿入片21の前方外部に突出し、傾斜部23
を押込むことで上端結合部26と脚部25とを弾性変形
して挿入片21の内側に後退することが可能になってい
る。
【0012】次に、隔離支持材1を用いて配線基板32
を実装する場合について説明する。先ず、装置本体の内
部の取付け板30の孔31にスペーサ2の一方の固定手
段10を差し込むことで、スペーサ2が押え部材12、
嵌込み部材13及び係合部材14によりワンタッチで抜
止めして垂直に固定される。その後に図4(a)のよう
に、スペーサ2の他方の支持手段20の上に配線基板3
2の孔33を合致して、配線基板32を押下げる。する
と配線基板32の孔33に先細の挿入片21が縮径しな
がら嵌合し、両者の中心を略一致するように位置決めし
て案内される。このとき孔33が挿入片21の外に突出
するノーズ22の傾斜部23に当接すると、これ以降は
孔33の通過に伴い傾斜部23が押されて同図(b)の
ように、上端結合部26と脚部25とを弾性変形しなが
ら挿入片21の内部に徐々に後退する。
【0013】そして配線基板32の孔33が傾斜部23
から外れてその下方のスペーサ2に達すると、ノーズ2
2がフリーになって、傾斜部23と押え部24が上端結
合部26と脚部25の復元力により迅速且つ確実に突出
復帰する。そこで同図(c)のように、押え部24のテ
ーパ面24aが配線基板32の孔33の縁に係合して配
線基板32が抜止め支持される。この場合に押え部24
は配線基板32の板厚が厚いと突出が制限され、薄いと
多く突出してテーパ面24aが常に孔33に弾性的に係
合し、このテーパ面24aと孔33との係合により配線
基板32はガタや振動を生じないように支持される。こ
うして配線基板32は、取付け板30の上方にスペーサ
2の間隔だけ隔離した状態で平行に実装される。
【0014】一方、配線基板32を取外す場合は、ノー
ズ22の傾斜部23を押し込みながらその基板32を上
方に持上げると、孔33が押え部24のテーパ面24a
に沿って移動して容易に外れるようになる。
【0015】以上、本考案の実施例について説明した
が、支持手段の構造は実施例のみに限定されない。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
配線基板の隔離支持材の支持手段において、ノーズが傾
斜部の下方に弾性変形する脚部を有して上下の2箇所で
変形及び復元するように結合する構成であるから、傾斜
部の復元が迅速且つ正確になって、配線基板が適確に抜
止め支持され、耐久性も向上する。ノ−ズは上端結合部
が部材に脚部がスペ−サにそれぞれ連続結合されている
ので、使用時、仮に、ノ−ズの上端結合部が破損して
も、ノ−ズの抜止め支持位置は他方の脚部によつて保持
され、振動その他によつても、ノ−ズは配線基板を適確
に抜止め支持し、配線基板がスペ−サから脱離すること
がない。テーパ面を有する押え部により常に配線基板の
孔に弾性的に係合するので、配線基板の板厚の変化に対
応することができる。また配線基板のガタや振動を防止
することが可能になって、配線基板の実装が安定且つ良
好になる。更に押え部のテーパ面により配線基板の取外
しも容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る配線基板の隔離支持材の実施例を
示す要部の斜視図である。
【図2】隔離支持材の全体の構成を示す正面図である。
【図3】同側面図である。
【図4】配線基板の取付け支持状態を示す要部の断面図
である。
【図5】従来例の全体の構成を示す側面図である。
【図6】同要部の斜視図である。
【符号の説明】
1 隔離支持材 2 スペーサ 10 固定手段 20 支持手段 21 挿入片 22 ノーズ 23 傾斜部 24 押え部 24a テーパ面 25 脚部 30 取付け板 32 配線基板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スペーサの両端に、取付け板を抜止め固
    定する固定手段と、配線基板を抜止め支持する支持手段
    とが設けられ、支持手段は縮径可能な挿入片に直交して
    ノーズが出入り可能に取付けられる配線基板の隔離支持
    材において、ノーズは長い傾斜部にテーパ面を有する押
    え部と弾性変形する脚部を連結して形成され、傾斜部の
    上端が挿入片の先端に弾性変形可能に結合され、脚部の
    下端がスペーサに結合されることを特徴とする配線基板
    の隔離支持材。
JP1206593U 1993-02-24 1993-02-24 配線基板の隔離支持材 Expired - Lifetime JPH0737350Y2 (ja)

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JPH0679194U JPH0679194U (ja) 1994-11-04
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