JPH0736731Y2 - 射出成形金型 - Google Patents

射出成形金型

Info

Publication number
JPH0736731Y2
JPH0736731Y2 JP1990122940U JP12294090U JPH0736731Y2 JP H0736731 Y2 JPH0736731 Y2 JP H0736731Y2 JP 1990122940 U JP1990122940 U JP 1990122940U JP 12294090 U JP12294090 U JP 12294090U JP H0736731 Y2 JPH0736731 Y2 JP H0736731Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slide pin
mold
slide
movable mold
pin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990122940U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0477426U (ja
Inventor
敏文 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP1990122940U priority Critical patent/JPH0736731Y2/ja
Publication of JPH0477426U publication Critical patent/JPH0477426U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0736731Y2 publication Critical patent/JPH0736731Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は射出成形金型におけるアンダーカット部成形の
ためのスライドピン駆動機構に関する。
(ロ) 従来の技術 成形品にアンダーカット部を成形する際、それが局部的
なものであって、しかも単に型開き方向に対し傾斜して
いることによりアンダーカットになっているのであれ
ば、安価なスライドピン方式で処理することが多い。装
置例としては、実開昭58-160124号公報に示されたも
の、あるいは実開昭59-5318号公報に示されたもの等が
ある。
実開昭58-160124号公報に示されているものは、固定金
型と可動金型の金型合わせ面にスライドピンを動かすた
めの駆動ピンを突出させているため、リンク機構等によ
り、駆動方向を逆転させる装置が必要となり、機構が複
雑になる。また、このように金型合わせ面にてスライド
ピンを駆動させる方法は、金型合わせ面の成形部外周の
制限された面積で駆動ピンを設ける必要があり、金型外
周強度が弱くなる。更に成形品の大きさや形状が規制を
受け、金型設計の自由度を欠く等の問題点がある。また
実開昭59-5318号公報に示されているものも、スライド
ベースやカム等を用いて駆動方向を変更しており、機構
が複雑になるものである。
このように従来技術は、金型構造が複雑で、金型設計上
においても問題があるものであった。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 本考案は、上述せる欠点を解消したものであって、可動
金型のベース部とスライドピン基端との間に簡単な当り
手段を設けることにより、より簡素な機構でスライドピ
ンの所期の動作を確実に得られるようにしたものであ
る。
(ニ) 課題を解決するための手段 本考案では、可動金型に、キャビティに連通し且つ型開
き方向に対し傾斜したスライド孔を設け、先端に型面を
有するスライドピンをこのスライド孔に挿入し、このス
ライドピンと可動金型との間にはスライドピンい退避方
向付勢力を与える圧縮コイルばねを挿入すると共に、可
動金型のベース部とスライドピン基端との間には、型締
め時、エジェクタプレートと可動金型のベース部との相
対移動により、スライドピンの基端側から型締め方向の
力を加えて、スライドピンを成形ポジションに前進させ
る当り手段を設けた。
(ホ) 作用 成形後型開きし、成形品を突き出すと、スライドピンも
成形品に付着して可動金型から抜けようとするが、圧縮
コイルばねの与える退避方向付勢力によりその動きには
ブレーキがかかり、スライドピンは成形品から離れる。
スライドピンは圧縮コイルばねの退避付勢力により、当
り手段に当り、停止する。スライドピンは可動金型のベ
ース部とスライドピンの基端の間に位置する当り手段に
より、型締め時、押し上げられて成形ポジションに正確
に復帰する。
(ヘ) 実施例 図において、1は可動金型、2はこれを射出成形機に取
り付けるためのベース部である。成形品3は、図示しな
い固定金型と可動金型1との間のキャビティ4に成形さ
れる。5はエジェクタプレート、6はエジェクタピンで
ある。
可動金型1にはキャビティ4に連通し且つ型開き方向に
対し傾斜したスライド孔7を形設し、ここにスライドピ
ン8を挿入する。スライドピン8の先端は型面9となっ
ており、これにより成形品裏面に傾斜ボス状のアンダー
カット部10が形設されるものである。スライドピン8は
中間部と基端部とにそれぞれフランジ部11、12を有す
る。フランジ部11と可動金型1の間には圧縮コイルばね
13が挿入される。フランジ部12はエジェクタプレート5
のあり溝14の中に入り込む。15はスライドピン8の基端
とベース部2との間に介在する当りピンである。当りピ
ン15はリベット状であり、頭部はあり溝14の中でスライ
ドピン8に突き合わせられ、軸部はエジェクタプレート
5を貫通しベース部2につき当る。
上記構成により、次の動作が生じる。第1図は型締め時
の状態を示す。スライドピン8はフランジ部12をあり溝
14の天井と当りピン15に挟まれ、成形ポジションに保持
されている。当りピン15はベース部2に押し上げられ、
スライドピン8を成形ポジションに保持する。圧縮コイ
ルばね13は、この時はまだスライドピン8に退避付勢力
を及ぼしていない。第2図のようにエジェクタプレート
5が動き出すと、当初スライドピン8は成形品3に付着
して前進するが、やがて圧縮コイルばね13が可動金型1
に当り、スライドピン8の動きにブレーキがかかり出
す。エジェクタプレート5が前進を続けるにつれてスラ
イドピン8の相対的退避量は大きくなり、第3図のよう
にスライドピン8は成形品3から抜け、圧縮コイルばね
13の退避付勢力により後退し、当りピン15に当り、停止
する。成形品3を取り出した後、型締めを行うと、スラ
イドピン8は当りピン15を介して第1図の成形ポジショ
ンに押し戻される。
(ト) 考案の効果 本考案によれば、可動金型のベース部とスライドピン基
端との間に当り手段を設けるだけで、スライドピンに所
期の動作をさせることができ、金型構造を簡単化でき
る。またスライドピンを駆動させる駆動手段(当り手
段)を金型合わせ面に設けていないので、金型外周強度
を保つことができ、金型の成形部設計も該手段に左右さ
れることなく自由に設計することができる等の効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示す断面図にし
て、各々異なる動作状態を示すものである。 1……可動金型、2……ベース部、3……成形品、4…
…キャビティ、5……エジェクタプレート、7……スラ
イド孔、8……スライドピン、9……型面、13……圧縮
コイルばね、15……当りピン(当り手段)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】可動金型に、キャビティに連通し且つ型開
    き方向に対し傾斜したスライド孔を設け、先端に型面を
    有するスライドピンをこのスライド孔に挿入し、このス
    ライドピンと可動金型との間にはスライドピンに退避方
    向付勢力を与える圧縮コイルばねを挿入すると共に、可
    動金型のベース部とスライドピン基端との間には型締め
    時、エジェクタプレートと可動金型のベース部との相対
    移動によりスライドピンの基端側から型締め方向の力を
    加えて、スライドピンを成形ポジションに前進させる当
    り手段を設けてなる射出成形金型。
JP1990122940U 1990-11-21 1990-11-21 射出成形金型 Expired - Lifetime JPH0736731Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990122940U JPH0736731Y2 (ja) 1990-11-21 1990-11-21 射出成形金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990122940U JPH0736731Y2 (ja) 1990-11-21 1990-11-21 射出成形金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0477426U JPH0477426U (ja) 1992-07-07
JPH0736731Y2 true JPH0736731Y2 (ja) 1995-08-23

Family

ID=31870673

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990122940U Expired - Lifetime JPH0736731Y2 (ja) 1990-11-21 1990-11-21 射出成形金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0736731Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6342825A (ja) * 1986-08-08 1988-02-24 Nippon Plast Co Ltd 製品穴形成用の金型装置
JPS63106623U (ja) * 1986-12-26 1988-07-09

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0477426U (ja) 1992-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH081680A (ja) 成形用金型装置
JP3763407B2 (ja) 射出成形品の製造装置およびその製造方法
JPH0736731Y2 (ja) 射出成形金型
JPH07266384A (ja) 射出成形用金型
JP3747844B2 (ja) 射出成形金型
JPH07223244A (ja) 樹脂成形用金型装置
JPH1177698A (ja) 樹脂成形金型のアンダーカット処理構造
JP3222830B2 (ja) ディスク成形装置のゲートカット装置及びゲートカット方法
JP2958052B2 (ja) 複合成形用金型
JPH09225969A (ja) 射出成形金型
JPH09174621A (ja) 型内ゲートカットにおけるスプルー部エジェクタピン構造
JPH0443489B2 (ja)
JPH0686060B2 (ja) 成形用金型
JPH0756183Y2 (ja) 射出成形金型
JP2600597Y2 (ja) 射出成形金型
JPH0545449Y2 (ja)
JPH0533309Y2 (ja)
JPH0129059Y2 (ja)
JP3346856B2 (ja) 鋳造金型
JPH042030Y2 (ja)
JPH0577286A (ja) 樹脂モールド成形品のエジエクト方法
JP2000158496A (ja) 樹脂成形品の成形方法及び成形用の型
JPH05505346A (ja) リベット止め装置および方法
JPH0725107B2 (ja) 射出成形用金型
JPH0343225A (ja) 射出成形用金型