JPH0736418A - 表示装置の駆動方法 - Google Patents

表示装置の駆動方法

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JPH0736418A
JPH0736418A JP20292693A JP20292693A JPH0736418A JP H0736418 A JPH0736418 A JP H0736418A JP 20292693 A JP20292693 A JP 20292693A JP 20292693 A JP20292693 A JP 20292693A JP H0736418 A JPH0736418 A JP H0736418A
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JP
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voltage
signal
row
bit
column
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JP20292693A
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Goro Asari
悟郎 浅利
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AGC Inc
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Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】表示パネルの低電圧駆動が可能となり、簡単な
構成で階調表示駆動信号が発生でき、高周波成分と低周
波成分を低減できるので低コストで高コントラスト比で
表示ムラやフリッカーの少ない良好な品質の表示装置を
提供する。 【構成】列電極信号としては、表示パネル上の選択され
た行電極の位置に対応する映像信号を直交関数で変換し
た直交変換信号を加え、選択された行電極への行電極信
号としては、該直交変換信号を復元させ得る直交関数の
信号を加え、かつ、所定の階調レベルを得るために、1
画面のデジタル映像信号をビットの重みごとにビット長
と同数のサブ画面に分配し、各サブ画面における駆動電
圧の尖頭値を信号ビットの重みに対応させるとともに、
サブ画面のロウレベルに対応する駆動電圧の実効値が、
ビットの重みにかかわらず所定の電圧に一致することを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は碁盤目状に配置された表
示装置、いわゆる単純マトリックス型表示装置で、複数
行電極を同時選択し、直交関数で変換された信号を用い
た駆動方法をとる表示装置であって、碁盤目状の横と縦
の電極、つまり行電極と列電極の交点の印加電圧がしき
い値を超えると光の透過率が変化する表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置を例にとって従来技術を説
明する。従来Nr 本の行電極とMc 本の列電極を備えた
単純マトリックス型の液晶表示パネルを駆動するにあた
って、任意の1本の行電極上の画素に対応する画素信号
の組を列電極に印加すると同時に該行電極に行電極選択
電圧を印加して選択された各画素の光透過率を変化さ
せ、この操作を各行電極1本毎にNr 本について走査す
るいわゆる線順次走査駆動方式や、あるいは直交変換を
利用して複数の行電極を同時選択しつつ対応する複数行
の直交変換された複合信号を列電極に加える複数同時選
択駆動方式などが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】液晶表示装置では画素
の光透過率は画素が受ける電圧の実効値に依存するしき
い値特性を持っている。上記の駆動方法では光透過率の
最大最小比つまりコントラストが最大となる条件は行電
圧絶対値の最大をVr 、列電圧絶対値の最大をVc とし
たときに数1で与えられることが知られている(参考文
献:Paul M. Alt,Peter Pleshko著「Scanning Limitati
ons of Liquid-Crystal-Displays 」,IEEE Transaction
s on Electron Devices,vol.ED-21, No2, February 197
4,pp146-155)。
【0004】
【数1】Vr /Vc = Nr 1/2
【0005】数1の条件のもとで光透過率最大(または
最小)を与える画素電圧の実効値Vonと透過率最小(ま
たは最大)を与える画素電圧の実効値Voff の比は数2
で与えられる。
【0006】
【数2】Von/Voff =((Nr 1/2−1)/(Nr 1/2
1))1/2
【0007】またVoff は数3で与えられる。
【0008】
【数3】 Voff =Vc (2(Nr −Nr 1/2)/Nr 21/2
【0009】数1と数3から数4のようになる。
【0010】
【数4】Vr =Voff [Nr /(2(1−1/Nr
1/2 ))]1/2=Vth[Nr /(2(1−1/
r 1/2))]1/2
【0011】すなわちVoff は通常、透過率対実効値特
性のしきい値Vthに設定されるのでこれによってVc
r が決定されることになる。したがって、行電極数が
多くなるにつれて行電圧が非常に大きい値を求められる
という欠点があった。
【0012】ところで単純マトリックス表示装置で階調
表示を得るには、行電極の印加電圧を選択期間には+V
r または−Vr とし、非選択期間には0vとしたとき、
列電圧を階調に応じて変化させる振幅変調かまたは印加
時間を変化させることで可能となる。印加時間を変化さ
せる方法には列電圧のパルス幅を変化させる方法(パル
ス幅変調)とパルス幅は一定でパルス数を変化させる方
法がある。パルス数変調の方法は例えば1画面を階調数
のフレーム数(またはフィールド数)で表現し各画素の
階調に応じてVonとなる列電極パルスを加えるフレーム
数(フィールド数)を決めてやればよい。この方法はフ
レーム変調あるいはフレーム間引きといわれている。
【0013】一方振幅変調はそのままでは列電極に印加
した電圧の実効値すなわち自乗平均値の平方根が列電極
ごとあるいはフレーム毎に異なってくるので表示ムラの
原因となり補正信号を必要とするので、信号処理回路が
複雑になるという欠点がある。
【0014】またパルス幅変調はパルス幅が狭い信号に
対しては電極抵抗のため駆動点に遠い画素で駆動波形歪
が大きくなって表示ムラが発生し、またパルス幅を十分
広くとってパルス幅変調を行うとフレーム周波数が小さ
くなりすぎて画面のちらつきすなわちフリッカーを発生
させる。フレーム変調はフレーム周波数を大きくできな
ければ階調数が多くなるにつれて低周波の駆動信号成分
が多くなりフリッカーが目立つようになるという欠点が
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる欠点を解
決し補正信号発生回路を付加する必要なく表示ムラやフ
リッカーが少ない階調表示を可能とする表示装置を提供
することにある。すなわち、行電極と列電極の印加電圧
差に対応して該行電極と該列電極で選ばれた画素の光透
過率が変化する表示装置の駆動方法であって、列電極信
号としては、表示パネル上の選択された行電極の位置に
対応する映像信号を直交関数で変換した直交変換信号を
加え、選択された行電極への行電極信号としては、該直
交関数の信号を加える駆動方法において、所定の階調レ
ベルを得るために、1画面のデジタル映像信号をビット
の重みごとにビット長と同数のサブ画面に分配し、各サ
ブ画面における駆動電圧の尖頭値を信号ビットの重みに
対応させるとともに、サブ画面のロウレベルに対応する
駆動電圧の実効値がビットの重みにかかわらず、所定の
電圧に一致するようにしたことを特徴とする表示装置の
駆動方法を提供するものである。
【0016】具体的には、複数本の行電極と複数本の列
電極を配置した表示パネルと、駆動信号を受けて表示パ
ネルの行電極と列電極に駆動電圧を印加する行電圧発生
器と列電圧発生器と、直交関数発生器と、直交関数信号
と映像信号から表示駆動信号を合成する駆動信号発生器
と、を備え、同時選択された行電極のパネル上の位置に
対応する映像信号を直交関数で変換した信号を列電極信
号として加え、選択された複数の該行電極には該直交関
数の信号を加える駆動方法であって、1画面のデジタル
映像信号をビットの重み毎にビット長と同数の各サブ画
面に分配し、各サブ画面における駆動電圧の尖頭値を信
号ビットの重みに対応させ、かつ各サブ画面の低レベル
に対応する駆動電圧の実効値がビットの重みにかかわら
ず所定の値に一致するようにして印加することにより目
標の階調レベルを実現することを特徴とする。本発明に
おいては、複数の行電極を同時選択することができる
が、線順次走査を行う場合は、上記の直交関数として
[1]を用いれば本発明を適用できる。以下は行電極を
複数本同時選択する場合を前提として説明する。
【0017】まず行電極数が多くなった場合に駆動電圧
の実効値を一定レベル以上得るのに駆動電圧ピーク値が
大きくなってしまうという欠点に対しては、複数本の行
電極を同時選択することと、直交関数による映像信号の
変換とその逆変換を組み合わせることによって駆動電圧
を低減することができる。図2にしたがって駆動電圧低
減方法を示す。
【0018】図2においては映像信号がデジタル信号に
変換されてから後の処理を示す。映像信号はフレームメ
モリ1に一旦蓄えられてから表示パネル11の任意の行
電極L本(行番号=i、i=1〜L)に対応する水平ラ
インL本の信号について関数値が−1と+1からのみな
る直交関数系により信号変換を行い列信号要素gkj'
得る。「’」は後に述べる補正信号が加わっていない状
態の列信号要素であることを示すものである。すなわち
行番号i(i=1〜L)と列番号j(j=1〜Mc )に
対応する画素(i、j)の映像信号(階調信号)を
ij、直交関数発生器からの信号を行列[dki]で表す
と変換信号は数5のようになる。
【0019】
【数5】gkj' (Δtk )=Σdkiij、{k=1〜
L、i=1〜L}
【0020】kは時間に関する添字であって1からLの
値をとる。(Δtk )は行電極の組[i(i=1〜
L)]が選択されている時間Δts に対して数6の関係
になる。
【0021】
【数6】LΣk=1 {tk }=Δts
【0022】なおここで、 LΣk=1 { }とは、
{ }内の式のk=1からLまでの総和をとることを示
すこととする。以下、同様な表記法をとる。iは前述の
ように行電極の番号を表す。j列上のL個の画素をひと
組として時間軸上でL個の信号に展開されたことにな
る。以後は特に断らない限りgkj' はgkj' (Δtk
を表すものとする。ここで[dki]は直交関数として例
えばWalsh関数系を使用した場合は表1に示される
関数値をとる。
【0023】
【表1】
【0024】ここではまず、Walsh関数の次数Lと
行電極の同時選択本数とはとりあえず等しいものとして
記述を進める。
【0025】列番号jで行番号がiである映像信号Gij
(i=1〜L)の組がj列電極に関するL個の信号g
kj' (k=1〜L)に変換され、時間軸上で展開され
る。一方表示パネル11上で元の映像信号に対応した表
示にするためにはgkj' を逆変換してやればよい。逆変
換は数7で表される。
【0026】
【数7】[Gij]=[dki-1[gkj'
【0027】直交関数の性質から[dki]=[dik]と
なるので数8のようになる。
【0028】
【数8】[Gij]=(1/L)[dik][gkj' ] =(1/L) LΣk=1 {dikkj'
【0029】これを実現するには、同時選択された行電
極i(i=1〜L)に対し、直交関数[dik]を駆動信
号として用いればよい。このようにすると、液晶の光透
過率が印加電圧の実効値すなわち自乗平均値の平方根に
応答することから、次に示すように表示信号が行信号
(dik)と列信号(gkj' )との積和 LΣk=1 {dik
kj' }を含むことになり、元の映像信号と対応した復元
信号が得られるからである。そのことを以下に詳しく説
明する。
【0030】画素(i、j)の1フレームで印加される
電圧の実効値をVijとすると、数9、数10となる。
【0031】
【数9】Vij 2=[LΣk=1{(dikr −gkj'c2}+F
Σk=L+1{(guj'c)2}]/F
【0032】
【数10】F=L・M F≧Nr
【0033】ここでMは一度にL本の行電極を同時選択
したとき行電極数Nr をすべて走査するのに必要な同時
選択の回数、すなわち1フレームを完成させるのに必要
な同時選択の回数なのでFはNr より大きいかあるいは
等しい整数である。
【0034】また(dikr )は直交関数発生器8から
得られた行駆動信号dikが行信号発生器9に送られ、そ
の結果行電圧発生装置10から行電極iに印加される電
圧であり、(gkj'c )は変換信号gkj' が列信号バ
ッファメモリ6から列電圧発生装置7に送られ、その結
果列電極jに印加される電圧である。数9の第1項は行
電極が選択されている期間、第2項は非選択期間の自乗
平均値にそれぞれ対応する。非選択期間の行電圧は0で
あり、その間の時間は数11で表される。
【0035】
【数11】L・(M−1)・(Δtk
【0036】数9を展開して整理すると数12になる。
【0037】
【数12】Vij 2=[LΣk=1{(dikr2 }+ FΣu=1
{(guj'c2 }−2 LΣk=1{(dikkj' )Vr
c }]/F
【0038】dik=±1なので数12の第1項は数13
のようになり一定である。
【0039】
【数13】LΣk=1 {(dikr2 }=LVr 2
【0040】また数12の第3項はgkj' の逆変換とな
っていることが数8から明らかである。数12の第3項
に数8を代入すると数14となる。
【0041】
【数14】2 LΣk=1 {(dikkj' )Vrc }=2
LGijrc
【0042】したがって数12の第2項を一定に保てば
ijは映像信号Gijと1対1に対応することになり映像
が復元されることになる。
【0043】数12の第2項はもともと、F Σu=1{(gujc2 }=[ FΣk=L+1{(glj'
2 }+ LΣk=1{(gkj'2 ]Vc 2 なのでまず映像信号Gijを直交変換した信号の正味の自
乗加算値である、 Σk {(gkj'2 } について吟味してみる。行列[dki]が直交関数である
ことを用いると、数15のようになる。
【0044】
【数15】Σk {(gkj'2 }=Σk {(Σi {dki
ij})2 }=LΣi {Gij 2
【0045】ここでGijが2値のみの信号の場合、すな
わち「明」あるいは「暗」のみの場合を考えてみると、
ij=±q、qを一定値とすると、数16のようにな
る。
【0046】
【数16】Σk (gkj'2 =L22
【0047】したがって数12の第2項は次のようにな
る。
【0048】
【数17】FΣp (gpjc2 =FLq2c 2
【0049】すなわち映像信号が2値信号であれば数1
2の第2項は一定となる。他方映像信号が2値以外の中
間レベルをとる場合には数12の第2項は一定とはなら
ず補正信号を必要とする。
【0050】数13、数14、および数17を用いて数
12を書き直すと次式のようになる。 Vij 2 =[LVr 2+FLq2c 2−2LGijrc
/F
【0051】上式は行電圧ピーク値Vr と列電圧のピー
ク値Vc が一定であれば画素の実効電圧は映像信号にそ
のまま対応させられることを示す。
【0052】次に(Vij 2 )の最大値と最小値を求め
る。これは従来方式の説明における数1から数3と比較
するためである。上式の第1項、第2項は定数なので第
3項が最大値あるいは最小値を決定する。またGij=±
q、(q=一定)としたので最小値:(Vij 2MIN
最大値:(Vij 2MAX はそれぞれ数18および数19
のようになる。
【0053】
【数18】(Vij 2MIN =L[Vr 2+Fq2c 2−2
qVrc ]/F
【0054】
【数19】(Vij 2MAX =L[Vr 2+Fq2c 2+2
qVrc ]/F
【0055】(Vij 2 )の最大値と最小値の比つまり選
択比を求める。これは数2で述べたon/off比と同
じ意味である。選択比を(SR)とすれば数20のよう
になる。
【0056】
【数20】(SR)2 =[Vr 2+Fq2c 2+2q|Vrc |] /[Vr 2+Fq2c 2−2q|Vrc |]
【0057】数20の最大値は(Vr 2+Fq2c 2)が
最小値をとる場合、つまり数21が成り立つ場合であ
る。
【0058】
【数21】Vr 2=Fq2c 2
【0059】これを数20に代入して整理すると数22
になる。
【0060】
【数22】 (SR)2 MAX=(F1/2 +1)/(F1/2 −1)
【0061】また数21の条件下で画素電圧の最小値は
数19から数23のようになる。
【0062】
【数23】(Vij 2MIN =L[Vr 2+Fq2c 2−2
q|Vrc |]/F=2L[1−1/F1/2 )]Vr 2
/F
【0063】これをしきい値電圧Vthに設定すれば、F
=MLなので数24が得られる。
【0064】
【数24】 Vr =Vth[M/(2(1−1/(F1/2 ))]1/2
【0065】数24と数4を比べてみると行電極数が多
い場合は、 Nr 1/2>>1、F1/2 >>1 とできるので、数24で示される行電圧ピーク値の方が
(M/Nr1/2 倍に低減されている。数21で示され
るように行駆動ピーク電圧Vr と列駆動ピーク電圧Vc
との比は(F1/2 q)となっており、これは通常1より
大きいのでVr >Vc である。またF=LMであり、こ
れはNr に近い数字であるからon/off比つまり選
択比(数22)は従来方式のon/off比(数2)と
ほぼ同じ値となっている。
【0066】次に同時選択の本数とWalsh関数の次
数Lとの関係について言及する。上に述べてきた範囲で
は行電極同時選択本数をSとしてS=Lの場合であった
が、S≠Lの場合にはL>SとなるようにWalsh関
数を選ぶ必要がある。その場合には同時選択の回数Mは
M・S>Nr となる最小の整数であり、1フレームあた
りの時間はF=L・M・Δtk となってSとLが等しい
場合に比べ長くなり、また選択比も小さくなる。
【0067】以上述べてきたように行電極の複数同時選
択と直交関数変換によって駆動電圧を低減できることが
示された。
【0068】次に映像信号と列駆動信号との関係につい
て述べる。数16と表1に示される関数値から数25の
関係が得られる。
【0069】
【数25】(gkj'MAX =Lq
【0070】これは映像信号と駆動信号との間のスケー
ルファクタがLであることを示す。したがって列駆動信
号の階調レベル数は明暗の2値表示に対しL個のレベル
が必要となる。次に2値表示だけのサブ画面を使った階
調表現の方法について述べる。
【0071】表示階調は視覚の残像特性を利用して例え
ば明暗2値の画面を時間軸上で重ね合わせて実現するこ
とができる。例えば、そのひとつとして1フレームを階
調数より1だけ少ないサブ画面(フィールド画面)に分
けて各画素の階調に応じて「明」と「暗」を振り分けて
表示すればよい(いわゆるフレーム間引き)。しかしこ
の方法ではフィールド数は階調数より1少ないだけであ
り階調数が増えるとフレーム周波数を小さくせざるを得
なくなりフリッカーがでやすくなる。発明者はこのよう
な欠点を解決するために、各フィールドでの「明」部の
輝度に重みを付ける方法を提案している。
【0072】この方法によれば前者よりフィールド数を
低減することができる。すなわち映像信号の各ビットに
1フィールドを当て、ビットの重みに応じて列駆動電圧
のピーク値と行駆動電圧のピーク値を調整する。この調
整は、列駆動電圧と行駆動電圧とについて、同時に行っ
てもよいが、片方のみについて行ってもよい。Nビット
の映像信号に対し前者では(2N−1)フィールドが必
要であるが発明者の提案した方法ではNフィールドだけ
でよい。
【0073】各フィールドの駆動電圧ピーク値は次のよ
うな方法で決めることができる。通常のSTN型液晶表
示装置の電圧−透過率特性についてみてみると例えば図
12に示される特性になっている場合がある。図12で
は図から明らかなようにしきい値電圧Vthより低い画素
電圧ではむしろVth点より透過率が大きくなっている。
このような場合、単純にVon/Voff 比が最大になるよ
うに列電圧と行電圧を決めたのでは、「暗」に対応する
画素電圧Voff がVth点より低くなる。したがって、コ
ントラストを低下させ、またVth点より大きい透過率レ
ベルが階調表示の低レベル側の限界を決めることにな
る。
【0074】本発明では、より良好な階調表示を実現す
るに、どのフィールドにおいてもVoff が透過率極小点
となるようにする。次にVoff を常にVth、すなわち透
過率極小点に一致させる駆動方法について説明する。今
までの説明では非選択時の行電極バイアスは0vとして
きたが0ではない一定なバイアス電圧VR0をかけると画
素電圧の自乗平均値はVijを実効値として数26とな
る。
【0075】
【数26】Vij 2 =[ LΣK=1 {(dikr −gkj'
c2 }+ FΣu=L+1 {(VR0−guj'c2 }]/
F これを展開して整理すると数27になる。
【0076】
【数27】Vij 2 =[ LΣk=1 {(dikr2 }−2
LΣK=1 {dikkj' }VrcFΣu=1 {(guj'
c2 }+(F−L)(Vr0 2 )−2 FΣu=L+1 {g
uj' }VR0c ]/F
【0077】後段の実施例でも述べるように一般に液晶
パネル上に直流電位を残さないためにひと組のフィール
ドデータに対し駆動電圧の符号が交流化されている。し
たがって数27についてVR0の符号はそのままで駆動電
圧の符号反転までを含めて数27の第4項の符号だけが
変化するので数28のように整理される。
【0078】
【数28】Vij 2 =[ LΣk=1 {(dikr2 }+ F
Σu=1 {(guj'c2 }−2 LΣk=1 {dik
kj' }Vrc +(F−L)VR0 2 ]/F
【0079】本方法では、映像信号は明暗2値だけの場
合を考えれば十分なので数28の値はVR0が0の場合の
最大・最小値である数18、数19と同様にして数29
のようになる。
【0080】
【数29】(Vij 2 )=L[Vr 2+Fq2c 2±2q|V
rc |+(M−1)VR0 2 ]/F
【0081】次に各フィールドの駆動電圧ピーク値をき
めるにあたって列電圧ピーク値と行電圧ピークを同時に
変化させる場合について説明する。ピーク電圧比は同じ
割合、すなわち数21の関係を保つようにして駆動電圧
ピーク値をk(kは駆動電圧低減比で、0<k<1)倍
にすると画素電圧は数18、数19および数24とから
数30のようになる。
【0082】
【数30】(Vij 2 )=L{k2 [Vr 2+Fq2c 2±
2q|Vrc |]+[(M−1)VR0 2 ]}/F
【0083】与えられたVR0に対して上式の最小値・最
大値は数31となる。
【0084】
【数31】(Vij 2MIN =L{k2 [Vr 2+Fq2
c 2−2q|Vrc |]+[(M−1)VR0 2 ]}/F (Vij 2MAX =L{k2 [Vr 2+Fq2c 2+2q|
rc |]+[(M−1)VR0 2 ]}/F
【0085】画素(ij)の映像信号をNビット長の2
進数として数32のように表す。
【0086】
【数32】 Gij={d1ij、d2ij、d3ij、・・・、dNij
【0087】ここで添字の番号の小さい方を重みの大き
いビットとする。ビット(dNij)に対して「明」に対
応する画素電圧をVN とする。また「暗」に対応するの
はVthであるから数31を対応させると数33を得る。
【0088】
【数33】(Vth 2 )=L{KN 2[Vr 2+Fq2c 2
2q|Vrc |]+[(M−1)VRN 2 ]}/F (VN 2)=L{KN 2[Vr 2+Fq2c 2+2q|Vr
c |]+[(M−1)VRN 2 ]}/F
【0089】数33でVRNはNビットサブフィールドの
非選択電圧であり、KN はNビットサブフィールドの駆
動電圧低減比である。ここで最も重い(d1ij)のフィ
ールドに対しては KN =1、VRN=0となる場合であ
り数21〜数24を満足するように決定された駆動電圧
r 、Vc そのまま使用する。この時(数24)のVth
は図12で示されるしきい値であり、図12のV1 が数
19の(VijMAX )に相当する。Vthが与えられればV
1 は一意的に決められる。ここでVijMAX をVMAX と記
することにする。(d1ij)に対して数33は次のよう
になる。
【0090】(Vth 2 )=L{[Vr 2+Fq2c 2−2
q|Vrc |]}/F (V1 2) =L{[Vr 2+Fq2c 2+2q|Vrc
|]}/F これを使って数33を書き直すと数34を得る。
【0091】
【数34】 (Vth 2 )=KN 2th 2 +L(M−1)VRN 2 /F (VN 2) =KN 2MAX 2+L(M−1)VRN 2 /F
【0092】これを(KN )と(VRN)について解くと
数35を得る。
【0093】
【数35】 (KN2 =(VN 2−Vth 2 )/(VMAX 2−Vth 2 ) (VRN2 =Vth 2 M(VMAX 2−VN 2)/(M−1)
【0094】数35においてVN を与えれば駆動条件が
決定される。したがって例えば(d2ij)に対しては重
みが(d1ij)の2分の1なので図12の特性からV1
に対応する透過率の半分となる画素電圧実効値V2 を求
め、これと数35から必要な駆動電圧低減率(K2 )と
バイアス電圧VR2を割り出す。同様にして(d3ij)以
下のビットに対応する列電圧ピーク値を決めることがで
きる。
【0095】図1は本発明による液晶表示装置のブロッ
ク図であり、図2の構成にフィールドカウンタ3、基準
電圧セレクタ2および非選択電圧発生器14を付け加
え、行電極複数同時選択と直交関数変換を使い、映像信
号のビット毎にフィールド画面を割り当て、ビット重み
に対応して行および列の両駆動電圧基準値を変化させ階
調表示をできるようにしたものである。フレームメモリ
1からの映像信号はフィールド番号とアドレスデータに
したがって取り出されるがフィールド番号によって処理
されるビット重みが決められており、映像信号バッファ
メモリ5に送られる。
【0096】ビットの重み毎にフィールド表示する方法
としては上記の方法以外に行電圧かまたは列電圧のどち
らか一方を固定し他方の基準電圧を変化させてもよい。
【0097】
【作用】以上の方法によって、従来と比較して表示パネ
ル駆動電圧ピーク値の低減に寄与し、階調表示におい
て、影像信号の重みに対応させてフィールド画面の行電
極および列電極の駆動基準電圧を変化させると共に非選
択行電極にバイアス電圧を印加する事によって、 1画面
を複数のフィールドで合成して階調表現する方式として
は最少のフィールド数で実現でき、しかも「暗」レベル
をどのフィールドでもしきい値に一致させてあるのでコ
ントラストが大きくフリッカーを少なくでき、また補正
信号を必要としないので性能対価格比を大きくできる。
【0098】
【実施例】行電極数240、列電極数320×3=96
0本の液晶表示パネルを用意し、行電極の同時選択本数
を8本として本発明の実施例を図3のように構成した。
イメージ上は1行当り320個の画素であるがRGBの
3原色に分解して表示するので960本の列電極が必要
となる。図3の構成はフレームメモリ1、基準電圧セレ
クタ2、フィールドカウンタ3、直交変換信号発生器
4、映像信号バッファメモリ5、列信号バッファメモリ
6、列電圧発生装置7、直交関数発生器8、行信号発生
器9、行電圧発生装置10、コントローラ12、非選択
電圧発生器14、および表示パネル11からなってい
る。
【0099】フレームメモリ1は240行×960列×
5ビットの構成で図10にそのブロック図を示す。フレ
ームメモリ1にはRGBの各信号をアナログ・デジタル
変換した後ガンマ補正をかけて各水平ラインに対応して
RGBの順序で格納する。本実施例では各画素の輝度信
号(階調信号)のデータ長は5ビットとしたのでメモリ
1の構成も5ビット長としたが入力信号が8ビット長で
あるならばガンマ補正回路に8/5ビット変換を含ませ
て図7に示す構成としてもよい。使用した表示パネル1
1の平均応答時間は50ms、しきい値電圧は2.5V
rms であった。
【0100】映像信号の最重要ビット(MSB)に対し
て行電極駆動電圧のピーク値Vr は±10.0V、列電
極駆動電圧のピーク値Vc は±5.164Vを使用し
た。このとき非選択行の電圧は0vである。その他のビ
ットに対する行電圧ピーク値、列電圧ピーク値、および
非選択行電圧は表2のように設定した。以下では各ビッ
トにおいて選択電圧は、±VR である。
【0101】
【表2】
【0102】列電極はRGBの3原色の順序で配置され
各々320本、合計960本からなっている。表示パネ
ル上辺の行電極から30水平ラインおきに合計8本の行
電極の組で同時選択することにしてまず対応する水平ラ
インのメモリーのMSB領域からバッファメモリ5に信
号を転送する。バッファメモリ5は8本のラインメモリ
から構成されておりライン先頭から各ライン並列にすな
わち8ビット長で出力される。これをフィールド信号G
ij' と呼ぶことにする。ひとつのラインメモリは2重構
造になっており、1×960ビット構成のシリアルメモ
リが書き込みと読みだし専用の2本備えられそれぞれ独
立のクロックで動作する。書き込みと読みだしとの間は
データ転送信号により一括転送される。
【0103】フィールドカウンタ3は2ビットのアップ
カウンタでフレームメモリ1のアドレスデコーダ13に
フィールド番号を送りどの重みのビットから映像信号を
取り出すかを決める。フィールド信号は8ビット長で順
次、直交変換器4に入力される。直交変換器4は図4に
示される構成になっておりインバータ42を通してフィ
−ルド信号Gij' の補数をとり排他論理和43に入力さ
れる。排他論理和43には直交関数発生器8からの信号
kiも入力され表1に示される関数値に従って(+dki)
または(-dki) を出力する。(dki・Gij)の計算はイ
ンバータ42と排他論理和43でなされる。排他論理和
43の出力はアキュムレータ41で同時選択内の行番号
(i=1からL)について累積加算されていく。
【0104】インバータ44の機能は直交行関数の値が
(−1)の場合に加算器41にキャリージコントロール
信号を送るものである。直交変換信号発生器4としては
アキュムレータ41からインバータ44までを含む構成
を1ブロックとして、1同時選択期間のタイムスロット
数である8ブロックからなっており、加算処理はタイム
スロット番号k毎に並列処理される。ここでタイムスロ
ットというのは行電極の駆動信号として使う直交関数の
最小パルス幅であってΔtk である。
【0105】列信号バッファメモリ6は図6に示される
ように二組のラインメモリアレイから成っており、ひと
つのラインメモリーアレイは8個のラインメモリーから
なっている。ここで使われるラインメモリの構造は前述
の映像信号バッファのラインメモリと同様であるがビッ
ト長は3ビットである。
【0106】アキュムレータ41からの出力gkj' は3
ビット長であり次の列信号発生器6のラインメモリアレ
イ61あるいは62内のタイムスロット番号kに対応し
たラインメモリに蓄えられる。
【0107】前述のように画素(i、j)(:i=1か
ら8、j=1から960)の直交変換信号は並列に8個
のアキュムレータで累積加算され、同時選択内の行につ
いて直交変換、加算の演算を実行する。累積加算された
信号はラインメモリに蓄えられ次の列の映像信号の変換
計算に移る。同時選択内のすべての列について同様の変
換を行い1フィールド分の信号を8本のラインメモリー
に蓄えたら直交変換番号kの早いラインメモリーから列
電圧発生器7に信号を送る。直交変換番号kは1から8
である。
【0108】直交関数発生器8は表1に示す関数値を発
生し、(dki)あるいは(dik)の信号として直交変換
信号発生器4や行信号発生器9に送る。直交変換信号発
生器4への信号は(k)については並列に、(i)につ
いては演算対象の行番号のタイミングに応じて送出す
る。
【0109】行信号発生器9は直交関数発生器8からの
関数値を受けてタイムスロットごとの行駆動パタ−ンと
同時選択パタ−ンの信号を作りだし行電圧発生装置10
に送る。
【0110】行電圧発生装置10は図8に示す構成とな
っており駆動パターンレジスタ101、選択信号レジス
タ102、およびデコーダ(電圧レベル選別器)103
からなっている。選択信号レジスタ102の内容によっ
て同時選択行が決められ、駆動パターンレジスタ101
の内容によって選択された各行が(+VR )を出力する
か、または(−VR )を出力するか決められる。非選択
行には(+VRN)または(−VRN)が出力されるがこれ
はデコーダ103に接続された非選択電圧反転端子のレ
ベルに応じてどちらかに接続され、全サブフィールド走
査ごとに反転される。なおこれらの値は相対的なもので
ある。
【0111】列電圧発生器7は図7に示す構成となって
おりシフトレジスタ71、ラッチ72、電圧レベル選別
器73、および電圧分割器74から成っている。1行分
のデータをシフトレジスタ71に送り込んだ段階で列電
圧の変換と直交変換番号に対応する直交関数の行電圧へ
の変換とを同時に行う。
【0112】ひと組のフィールドデータに対し駆動電圧
の符号を反転させてもう1度同じ信号で駆動する。すな
わち、列電圧発生装置7と行電圧発生装置10の反転出
力端子をアクティブにしながら前フィールドの信号をも
う一度繰り返すことによって前フィールドと全く正負反
対の駆動波形が得られる。このような駆動シーケンスの
理由は液晶パネル上に直流電位を残さないためである。
一つのフィールドを表示している間に次のフィールドの
準備をするのに図6に示すようにもう一組のラインメモ
リーアレイで次のフィールド番号について同様の演算デ
ータの格納を行う。ふた組のラインメモリーで順番に第
5フィールドまで信号変換を行う。
【0113】基準電圧セレクタ2は図5に示す構成でフ
ィールドカウンタ3からの信号、すなわち表示しようと
しているビット重みに応じて表2に示される関係で基準
電圧を列電圧発生装置7および行電圧発生装置10に出
力する。ここで行電圧ピーク値や列電圧のピーク値と供
給される基準電圧の絶対値とは等しくなるようにした。
【0114】上記の方法で表示したら良好な表示を行え
るフレーム周波数は30〜40Hzであった。
【0115】1フレームに要する時間Tは次のようにな
った。 T=2(5F’)Δtk =25〜35ms (F’=F+8=248、Δtk =10〜14μs)
【0116】フレーム周波数の高い領域では信号の演算
が追い付かず、また低い周波数ではフリッカーがめだつ
ようになった。タイムスロット数Fの替わりにF’を使
ったのは垂直帰線期間を(8Δtk )だけ設けたからで
ある。前述の基準電圧切り換えにはセットリングタイム
が必要であるが垂直帰線期間内で目標の電圧の(±15
mV)以内におさまるようにした。
【0117】また図4の構成で、列電極を160本毎に
6つのグループに分割し、フレームメモリ以降から列電
圧発生装置までの信号処理系を列電極グループに対応さ
せて並列に信号処理を行うようにした処フレーム周波数
の使用範囲を広げることができた。
【0118】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く本発明によ
れば表示パネルの低電圧駆動が可能となり、簡単な構成
で階調表示駆動信号が発生でき、高周波成分と低周波成
分を低減できるので低コストで表示ムラやフリッカーの
少ない良好な品質の表示装置を提供可能とするものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するブロック図
【図2】本発明を説明するブロック図
【図3】本発明の実施例の構成を示すブロック図
【図4】直交変換信号発生器4の構成を示すブロック図
【図5】基準電圧セレクタ2の構成を示すブロック図
【図6】列信号発生器6の構成を示すブロック図
【図7】列電圧発生装置7の構成を示すブロック図
【図8】行電圧発生装置10の構成を示すブロック図
【図9】フレームメモリ1の別の構成例を示すブロック
【図10】フレームメモリ1の構成を示すブロック図
【図11】映像信号バッファメモリ5の構成を示すブロ
ック図
【図12】光透過率と画素印加電圧実効値との関係を示
すグラフ
【符号の説明】
ij:画素(i、j)に対応する映像信号、 gkj:Gijを直交関数[dki]で変換した信号、 dik:行列[dik]の要素、 [dik]:行列[dki]の転置行列、 1:フレームメモリ 2:基準電圧セレクタ 3:フィールドカウンタ 4:直交変換信号発生器 5:映像信号バッファメモリ 6:列信号バッファメモリ 7:列電圧発生装置 8:直交関数発生器 9:行信号発生器 10:行電圧発生装置 11:表示パネル 12:コントローラ 13:フレームメモリアドレスデコーダ 14:非選択電圧発生器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】行電極と列電極の印加電圧差に対応して該
    行電極と該列電極で選ばれた画素の光透過率が変化する
    表示装置の駆動方法であって、 列電極信号としては、表示パネル上の選択された行電極
    の位置に対応する映像信号を直交関数で変換した直交変
    換信号を加え、選択された行電極への行電極信号として
    は、該直交関数の信号を加える駆動方法において、 所定の階調レベルを得るために、1画面のデジタル映像
    信号をビットの重みごとにビット長と同数のサブ画面に
    分配し、各サブ画面における駆動電圧の尖頭値を信号ビ
    ットの重みに対応させるとともに、サブ画面のロウレベ
    ルに対応する駆動電圧の実効値がビットの重みにかかわ
    らず、所定の電圧に一致するようにしたことを特徴とす
    る表示装置の駆動方法。
  2. 【請求項2】複数の行電極を同時選択することを特徴と
    する請求項1記載の表示装置の駆動方法。
  3. 【請求項3】行電圧と列電圧とは共通の基準電圧源を基
    にして行電圧の尖頭値と列電圧の尖頭値の比率が一定と
    なるように保ちつつ生成され、各サブ画面に対応するビ
    ットの重みに応じて行電圧と列電圧を同一比率で変化さ
    せ、かつ、非選択時の行電極に一定バイアス電圧を加え
    ることにより目標の階調レベルを実現することを特徴と
    する請求項1または請求項2記載の表示装置の駆動方
    法。
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