JPH06289820A - 表示装置の駆動方法 - Google Patents

表示装置の駆動方法

Info

Publication number
JPH06289820A
JPH06289820A JP9557593A JP9557593A JPH06289820A JP H06289820 A JPH06289820 A JP H06289820A JP 9557593 A JP9557593 A JP 9557593A JP 9557593 A JP9557593 A JP 9557593A JP H06289820 A JPH06289820 A JP H06289820A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
voltage
row
column
driving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9557593A
Other languages
English (en)
Inventor
Goro Asari
悟郎 浅利
Yutaka Nakagawa
豊 中川
Enu Rutsukumongazan Temukaa
エヌ ルックモンガザン テムカー
Takeshi Kuwata
武志 桑田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP9557593A priority Critical patent/JPH06289820A/ja
Priority to EP94105066A priority patent/EP0618562B1/en
Priority to CN94103082A priority patent/CN1110789A/zh
Priority to KR1019940006608A priority patent/KR940022137A/ko
Priority to DE69410682T priority patent/DE69410682T2/de
Publication of JPH06289820A publication Critical patent/JPH06289820A/ja
Priority to US08/714,493 priority patent/US5689280A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】列電極信号としては、表示パネル上の選択され
た行電極の位置に対応する映像信号を直交関数で変換し
た直交変換信号を加え、選択された行電極への行電極信
号としては、該直交変換信号を復元させ得る直交関数の
信号を加え、かつ、所定の階調レベルを得るために、1
画面のデジタル映像信号をビットの重みごとにビット長
と同数のサブ画面に分配し、各サブ画面における駆動電
圧の尖頭値を信号ビットの重みに対応させることを特徴
とする。 【効果】表示パネルの低電圧駆動が可能となり、簡単な
構成で階調表示駆動信号が発生でき、高周波成分と低周
波成分を低減できるので低コストで表示ムラやフリッカ
ーの少ない良好な品質の表示装置を提供可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は碁盤目状に配置された表
示装置、いわゆる単純マトリックス型表示装置で、複数
行電極の同時選択と直交関数で変換された信号による駆
動方法を備えた表示装置であって、碁盤目状の横と縦の
電極、つまり行電極と列電極の交点の印加電圧がしきい
値を超えると光の透過率を急激に変化させる表示装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置を例にとって従来技術を説
明する。従来Nr 本の行電極とMc 本の列電極を備えた
単純マトリックス型の液晶表示パネルを駆動するにあた
って、任意の1本の行電極上の画素に対応する画素信号
の組を列電極に印加すると同時に該行電極に行電極選択
電圧を印加して選択された各画素の光透過率を変化さ
せ、この操作を各行電極1本毎にNr 本について走査す
るいわゆる線順次走査駆動方式や、あるいは直交変換を
利用して複数の行電極を同時選択しつつ対応する複数行
の直交変換された複合信号を列電極に加える複数同時選
択駆動方式などが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】液晶表示装置では画素
の光透過率は画素が受ける電圧の実効値に依存するしき
い値特性を持っている。上記の駆動方法では光透過率の
最大最小比つまりコントラストが最大となる条件は行電
圧絶対値の最大をVr 、列電圧絶対値の最大をVc とし
たときに数1で与えられることが知られている(参考文
献:Paul M. Alt,Peter Pleshko著「Scanning Limitati
ons of Liquid-Crystal-Displays 」,IEEE Transaction
s on Electron Devices,vol.ED-21, No2, February 197
4,pp146-155)。
【0004】
【数1】Vr /Vc = Nr 1/2
【0005】数1の条件のもとで光透過率最大(または
最小)を与える画素電圧の実効値Vonと透過率最小(ま
たは最大)を与える画素電圧の実効値Voff の比は数2
で与えられる。
【0006】
【数2】Von/Voff =((Nr 1/2−1)/(Nr 1/2
1))1/2
【0007】またVoff は数3で与えられる。
【0008】
【数3】 Voff =Vc (2(Nr −Nr 1/2)/Nr 21/2
【0009】数1と数3から数4のようになる。
【0010】
【数4】Vr =Voff [Nr /(2(1−1/Nr
1/2 ))]1/2=Vth[Nr /(2(1−1/
r 1/2))]1/2
【0011】すなわちVoff は通常、透過率対実効値特
性のしきい値Vthに設定されるのでこれによってVc
r が決定されることになる。したがって、行電極数が
多くなるにつれて行電圧が非常に大きい値を求められる
という欠点があった。
【0012】ところで単純マトリックス表示装置で階調
表示を得るには、行電極の印加電圧を選択期間には+V
r または−Vr に固定し、非選択期間には0vとしたと
き、列電圧を階調に応じて変化させる振幅変調かまたは
印加時間を変化させることで可能となる。印加時間を変
化させる方法には列電圧のパルス幅を変化させる方法
(パルス幅変調)とパルス幅は一定でパルス数を変化さ
せる方法がある。パルス数変調の方法は例えば1画面を
階調数のフレーム数(またはフィールド数)で表現し各
画素の階調に応じてVonとなる列電極パルスを加えるフ
レーム数(フィールド数)を決めてやればよい。この方
法はフレーム変調あるいはフレーム間引きといわれてい
る。
【0013】一方振幅変調はそのままでは列電極に印加
した電圧の実効値すなわち自乗平均値の平方根が列電極
毎あるいはフレーム毎に異なってくるので表示ムラの原
因となり補正信号を必要とするので信号処理回路が複雑
になるという欠点がある。
【0014】またパルス幅変調はパルス幅が狭い信号に
対しては電極抵抗のため駆動点に遠い画素で駆動波形歪
が大きくなって表示ムラが発生し、またパルス幅を十分
広くとってパルス幅変調を行うとフレーム周波数が小さ
くなりすぎて画面のちらつきすなわちフリッカーを発生
させる。フレーム変調はフレーム周波数を大きくできな
ければ階調数が多くなるにつれて低周波の駆動信号成分
が多くなりフリッカーが目立つようになるという欠点が
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる欠点を解
決し補正信号発生回路を付加する必要なく表示ムラやフ
リッカーが少ない階調表示を可能とする表示装置を提供
することにある。すなわち、行電極と列電極の印加電圧
差に対応して該行電極と該列電極で選ばれた画素の光透
過率が変化する表示装置の駆動方法であって、列電極信
号としては、表示パネル上の選択された行電極の位置に
対応する映像信号を直交関数で変換した直交変換信号を
加え、選択された行電極への行電極信号としては、該直
交変換信号を復元させ得る直交関数の信号を加える駆動
方法において、所定の階調レベルを得るために、1画面
のデジタル映像信号をビットの重みごとにビット長と同
数のサブ画面に分配し、各サブ画面における駆動電圧の
尖頭値を信号ビットの重みに対応させることを特徴とす
る表示装置の駆動方法を提供するものである。
【0016】具体的には、複数本の行電極と複数本の列
電極を配置した表示パネルと、駆動信号を受けて表示パ
ネルの行電極と列電極に駆動電圧を印加する行電圧発生
器と列電圧発生器と、直交関数発生器と、直交関数信号
と映像信号から表示駆動信号を合成する駆動信号発生器
と、を備え、列電極信号として選択された行電極のパネ
ル上の位置に対応する映像信号を直交関数で変換した信
号を加え、選択された複数の該行電極には該直交変換信
号を復元させ得る直交関数の信号を加える駆動方法を備
え、1画面のデジタル映像信号をビットの重み毎にビッ
ト長と同数の各サブ画面に分配し、各サブ画面における
駆動電圧の尖頭値を信号ビットの重みに対応させて印加
することにより目標の階調レベルを実現することを特徴
とする。本発明においては、複数の行電極を同時選択す
ることができるが、線順次走査を行う場合は、上記の直
交関数として[1]を用いれば本発明を適用できる。以
下は行電極を複数本同時選択する場合を前提として説明
する。
【0017】まず行電極数が多くなった場合に駆動電圧
の実効値を一定レベル以上得るのに駆動電圧ピーク値が
大きくなってしまうという欠点に対しては、複数本の行
電極を同時選択することと、直交関数による映像信号の
変換とその逆変換を組み合わせることによって駆動電圧
を低減することができる。図2にしたがって駆動電圧低
減方法を示す。
【0018】図2においては映像信号がデジタル信号に
変換されてから後の処理を示す。映像信号はフレームメ
モリ1に一旦蓄えられてから表示パネル11の任意の行
電極L本(行番号=i、i=1〜L)に対応する水平ラ
インL本の信号について関数値が−1と+1からのみな
る直交関数系により信号変換を行い列信号要素gkj'
得る。「’」は後に述べる補正信号が加わっていない状
態の列信号要素であることを示すものである。すなわち
行番号i(i=1〜L)と列番号j(j=1〜Mc )に
対応する画素(i、j)の映像信号(階調信号)を
ij、直交関数発生器からの信号を行列[dki]で表す
と変換信号は数5のようになる。
【0019】
【数5】gkj' (Δtk )=Σdkiij、{k=1〜
L、i=1〜L}
【0020】kは時間に関する添字であって1からLの
値をとる。(Δtk )は行電極の組[i(i=1〜
L)]が選択されている時間Δts に対して数6の関係
になる。
【0021】
【数6】LΣk=1 {tk }=Δts
【0022】なおここで、 LΣk=1 { }とは、
{ }内の式のk=1からLまでの総和をとることを示
すこととする。以下、同様である。iは前述のように行
電極の番号を表す。j列上のL個の画素をひと組として
時間軸上でL個の信号に展開されたことになる。以後は
特に断らない限りgkj' はgkj' (Δtk )を表すもの
とする。ここで[dki]は直交関数として例えばWal
sh関数系を使用した場合は表1に示される関数値をと
る。
【0023】
【表1】
【0024】ここではまず、Walsh関数の次数Lと
行電極の同時選択本数とはとりあえず等しいものとして
記述を進める。
【0025】列番号jで行番号がiである映像信号Gij
(i=1〜L)の組がj列電極に関するL個の信号g
kj' (k=1〜L)に変換され、時間軸上で展開され
る。一方表示パネル11上で元の映像信号に対応した表
示にするためにはgkj' を逆変換してやればよい。逆変
換は数7で表される。
【0026】
【数7】[Gij]=[dki-1[gkj'
【0027】直交関数の性質から[dki]=[dik]と
なるので数8のようになる。
【0028】
【数8】[Gij]=(1/L)[dik][gkj' ]=
(1/L) LΣk=1 {dikkj'
【0029】これを実現するには、同時選択された行電
極i(i=1〜L)に対し、直交関数[dik]を駆動信
号として用いればよい。このようにすると、液晶の光透
過率が印加電圧の実効値すなわち自乗平均値の平方根に
応答することから、次に示すように表示信号が行信号
(dik)と列信号(gkj' )との積和 LΣk=1 {dik
kj' }を含むことになり、元の映像信号と対応した復元
信号が得られるからである。そのことを以下に詳しく説
明する。
【0030】画素(i、j)の1フレームで印加される
電圧の実効値をVijとすると、数9、数10となる。
【0031】
【数9】Vij 2=[LΣk=1{(dikr −gkj'c2}+F
Σk=L+1{(guj'c)2}]/F
【0032】
【数10】F=L・M F≧Nr
【0033】ここでMは一度にL本の行電極を同時選択
したとき行電極数Nr をすべて走査するのに必要な同時
選択の回数、すなわち1フレームを完成させるのに必要
な同時選択の回数なのでFはNr より大きいかあるいは
等しい整数である。
【0034】また(dikr )は直交関数発生器8から
得られた行駆動信号dikが行信号発生器9に送られ、そ
の結果行電圧発生装置10から行電極iに印加される電
圧であり、(gkj'c )は変換信号gkj' が列信号発
生器6から列電圧発生装置7に送られ、その結果列電極
jに印加される電圧である。数9の第1項は行電極が選
択されている期間、第2項は非選択期間の自乗平均値に
それぞれ対応する。非選択期間の行電圧は0であり、そ
の間の時間は数11で表される。
【0035】
【数11】L・(M−1)・(Δtk
【0036】数9を展開して整理すると数12になる。
【0037】
【数12】Vij 2=[LΣk=1{(dikr2 }+ FΣu=1
{(guj'c2 }−2 LΣk=1{(dikkj' )Vr
c }]/F
【0038】dik=±1なので数12の第1項は数13
のようになり一定である。
【0039】
【数13】LΣk=1 {(dikr2 }=LVr 2
【0040】また数12の第3項はgkj' の逆変換とな
っていることが数8から明らかである。数8を代入する
と数14となる。
【0041】
【数14】2 LΣk=1 {(dikkj' )Vrc }=2
LGijrc
【0042】したがって数12の第2項を一定に保てば
ijは映像信号Gijと1対1に対応することになり映像
が復元されることになる。
【0043】数12の第2項はもともとFΣu=1{(guj
c2 }=[ FΣk=L+1{(glj'2 }+ LΣ
k=1{(gkj'2 ]Vc 2 なのでまず映像信号Gijを直交変換した信号の正味の自
乗加算値である Σk {(gkj'2 } について吟味してみる。行列[dki]が直交関数である
ことを用いると、数15のようになる。
【0044】
【数15】Σk {(gkj'2 }=Σk {(Σi {dki
ij})2 }=LGij 2
【0045】ここでGijが2値のみの信号の場合、すな
わち「明」あるいは「暗」のみの場合を考えてみると、
ij=±q、qを一定値とすると、数16のようにな
る。
【0046】
【数16】Σk (gkj'2 =L22
【0047】したがって数12の第2項は次のようにな
る。
【0048】
【数17】FΣp (gpjc2 =FLq2c 2
【0049】すなわち映像信号が2値信号であれば数1
2の第2項は一定となる。他方映像信号が2値以外の中
間レベルをとる場合には数12の第2項は一定とはなら
ず補正信号を必要とする。
【0050】数13、数14、および数17を用いて数
12を書き直すと次式のようになる。 Vij 2 =[LVr 2+FLq2c 2−2LGijrc
/F
【0051】上式は行電圧ピーク値Vr と列電圧のピー
ク値Vc が一定であれば画素の実効電圧は映像信号にそ
のまま対応させられることを示す。
【0052】次に(Vij 2 )の最大値と最小値を求め
る。これは従来方式の説明における数1から数3と比較
するためである。上式の第1項、第2項は定数なので第
3項が最大・最小を決定する。またGij=±q、(q=
一定)としたので最小値:(Vij 2MIN と最大値:
(Vij 2MAX はそれぞれ数18および数19のように
なる。
【0053】
【数18】(Vij 2MIN =L[Vr 2+Fq2c 2−2
qVrc ]/F
【0054】
【数19】(Vij 2MAX =L[Vr 2+Fq2c 2+2
qVrc ]/F
【0055】(Vij 2 )の最大値と最小値の比つまり選
択比を求める。これは数2で述べたon/off比と同
じ意味である。選択比を(SR)とすれば数20のよう
になる。
【0056】
【数20】(SR)2=[Vr 2+Fq2c 2+2q|Vr
c |]/[Vr 2+Fq2c 2−2q|Vrc |]
【0057】数20の最大値は(LVr 2+MPVc 2)が
最小値をとる場合、つまり数21が成り立つ場合であ
る。
【0058】
【数21】Vr 2=Fq2c 2
【0059】これを数20に代入して整理すると数22
になる。
【0060】
【数22】(SR)2 MAX=(F1/2 +1)/(F1/2
1)
【0061】また数21の条件下で画素電圧の最小値は
数19から数23のようになる。
【0062】
【数23】(Vij 2MIN =[LVr 2+MPVc 2−2L
(P1/2/L)|Vrc |]/F=2L[1−1/F
1/2 )]Vr 2/F
【0063】これをしきい値電圧Vthに設定すれば数2
4が得られる。
【0064】
【数24】 Vr =Vth[F/(2L(1−1/F1/2 )]1/2
【0065】数24と数4を比べてみると行電極数が多
い場合は Nr 1/2>>1、F1/2 >>1 とできるので、数24で示される行電圧ピーク値の方が
F/(Nr1/2 )倍に低減されている。Vr が決定さ
れた後では列駆動ピーク電圧Vc はLとMの比によって
左右されるが、通常L<Mなので行駆動ピーク電圧Vr
よりは低電圧である。またF=LMであり、これはNr
に近い数字であるからon/off比つまり選択比数2
2は従来方式のon/off比である数2とほぼ同じ値
となっている。
【0066】次に同時選択の本数とWalsh関数の次
数Lとの関係について言及する。上に述べてきた範囲で
は行電極同時選択本数をSとしてS=Lの場合であった
が、S≠Lの場合にはL>SとなるようにWalsh関
数を選ぶ必要がある。その場合には同時選択の回数Mは
M・S>Nr となる最小の整数であり、1フレームあた
りの時間はF=L・M・Δtk となってSとLが等しい
場合に比べ長くなり、また選択比も小さくなる。
【0067】以上述べてきたように行電極の複数同時選
択と直交関数変換によって駆動電圧を低減できることが
示された。
【0068】次に映像信号と列駆動信号との関係につい
て述べる。数16と表1に示される関数値から数25の
関係が得られる。
【0069】
【数25】(gkj'MAX =Lq
【0070】これは映像信号と駆動信号との間のスケー
ルファクタがLであることを示す。したがって列駆動信
号の階調レベル数は明暗の2値表示に対しL個のレベル
が必要となる。次に2値表示だけのサブ画面を使った階
調表現の方法について述べる。
【0071】表示階調は視覚の残像特性を利用して例え
ば明暗2値の画面を時間軸上で重ね合わせて実現するこ
とができる。この場合の一つの方法として1フレームを
階調数より1だけ少ないサブ画面(フィールド画面)に
分けて各画素の階調に応じて「明」と「暗」を振り分け
て表示すればよい。しかしこの方法ではフィールド数は
階調数より1少ないだけであり階調数が増えるとフレー
ム周波数を小さくせざるを得なくなりフリッカーがでや
すくなる。一方各フィールドでの「明」部の輝度に重み
を付けることができればフィールド数を低減することが
できる。すなわち映像信号の各ビットに1フィールドを
当て、ビットの重みに応じて列駆動電圧のピーク値を加
減してやればよい。Nビットの映像信号に対し前者では
(2N−1)フィールドが必要であるが後者ではNフィ
ールドだけでよい。列電圧ピーク値は次のような方法で
決めることができる。
【0072】前述のように液晶表示素子は画素電圧に対
し実効値応答型であり光透過率と画素電圧の実効値との
関係は図12のようになっている。画素(i、j)の映
像信号をNビット長の2進数として数26のように表
す。
【0073】
【数26】 Gij={d1ij、d2ij、d3ij、・・・、dNij
【0074】ここで添字の番号の小さい方を重みの大き
いビットとする。
【0075】まず最も重い(d1ij)のフィールドに対
して数21〜数24を満足するように駆動電圧Vr 、V
c を決定する。このとき数24のVthは図12で示され
るしきい値と同じであり、図12のV1 が(19)式の
(VijMAX )に相当する。次に(d2ij)に対しては重
みが(d1ij)の2分の1なので図12の特性からV1
に対応する透過率の半分となる画素電圧実効値V2 を求
め、これと(19)式から必要な列電圧ピーク値
(Vc2)を割り出す。まずV2 は数27のようになる。
【0076】
【数27】 V22=L[Vr 2+Fq2c2 2 +2qVrc 2]/F
【0077】これを整理するとVc2は数28のようにな
る。
【0078】
【数28】Vc2=Vth[((V2 /Vth)2−0.5 )1/2
−(1/(2(F−F1/2 ))1/2 ]/(L1/2 q)
【0079】同様にして(d3ij)以下のビットに対応
する列電圧ピーク値を決めることができる。また(d2
ij)以下に対応するフィールドでは暗時の画素電圧実効
値はVthより小さくなるのでコントラストの観点からは
単純なフレーム間引きの方式より有利となる。図12に
おいてビット重みに応じて最重要ビット(MSB)に対
応する透過率(Tr)の2N分の1に相当する点を求め
ていくと図から明らかなようにしきい値Vthで透過率が
0ではないのでついには動作点がVthより小さくなる点
が現れる。この場合においても上の方法で設定したon
/off電圧に対して実測されるコントラスト比が1よ
り大きければ階調表示に効果を期待できる。
【0080】図1は本発明による液晶表示装置のブロッ
ク図であり、図2の構成にフィールドカウンタ3と基準
電圧セレクタ2を付け加え行電極複数同時選択と直交関
数変換を使い映像信号のビット毎にフィールド画面を割
り当てビット重みに対応して列電圧ピーク値を変化させ
階調表示をできるようにしたものである。フレームメモ
リ1からの映像信号はフィールド番号とアドレスデータ
にしたがってとりだされる。フィールド番号によって処
理されるビット重みが決められており、映像信号バッフ
ァメモリ5に送られる。
【0081】ビットの重み毎にフィールド表示する方法
としては上記の列電圧の基準を重み分けする方法以外に
行電圧と列電圧の基準電圧とを同時に変化させてもよ
く、 また行電圧の基準だけを重み分けする方法でもよ
い。行電圧と列電圧を同時に変化させる場合には前述の
on/off比が最大となる条件を保ったまま各々のピ
ーク電圧を変化させることができる。
【0082】電圧制御のしやすさからいえば次に示すよ
うに列電圧について本方法を実施するのが最善である。
表2は基準電圧の重み分けの方法として列電圧のみを変
化させた場合、列電圧と行電圧とを同時に変化させた場
合、および行電圧のみを変化させた場合についてビット
重みに対して基準電圧の変化を計算したもので最も重み
の大きいビットの値を1としてある。表から明らかなよ
うに列電圧と行電圧を同時に変化させる場合には制御幅
が小さくより高精度、高安定の基準電圧源と電圧分割方
法が必要となる。
【0083】基準電圧を分割して出力するバッファアン
プに対しては出力電圧より供給電圧を数ボルト大きくと
る必要があるので、行電圧に対して本方法を実施する場
合はもともとピーク電圧の小さい列電圧の基準を変化さ
せる場合に比べて不利となる。
【0084】
【表2】
【0085】
【作用】以上の方法によって、従来と比較して表示パネ
ル駆動電圧ピーク値の低減に寄与し、階調表示におい
て、映像信号の重みに対応させてフィールド画面の列電
極駆動基準電圧を変化させ、 1画面を複数のフィールド
で合成して階調表現する方式としては最少のフィールド
数で実現できるのでフリッカーを少なくでき、また補正
信号を必要としないので性能対価格比を大きくできる。
【0086】
【実施例】行電極数240、列電極数320×3=96
0本の液晶表示パネルを用意し、行電極の同時選択本数
を8本として本発明の実施例を図3のように構成した。
イメージ上は1行当り320個の画素であるがRGBの
3原色に分解して表示するので960本の列電極が必要
となる。図3の構成はフレームメモリ1、基準電圧セレ
クタ2、フィールドカウンタ3、直交変換信号発生器
4、映像信号バッファメモリ5、列信号バッファメモリ
6、列電圧発生装置7、直交関数発生器8、行信号発生
器9、行電圧発生装置10、コントローラ12、および
表示パネル11からなっている。
【0087】フレームメモリ1は240行×960列×
5ビットの構成で図10にそのブロック図を示す。フレ
ームメモリ1にはRGBの各信号をアナログ・デジタル
変換した後ガンマ補正をかけて各水平ラインに対応して
RGBの順序で格納する。本実施例では各画素の輝度信
号(階調信号)のデータ長は5ビットとしたのでメモリ
1の構成も5ビット長としたが入力信号が8ビット長で
あるならばガンマ補正回路に8/5ビット変換を含ませ
て図9に示す構成としてもよい。使用した表示パネル1
1の平均応答時間は50ms、しきい値電圧は2.5v
rms であった。行電極駆動電圧のピーク値Vr は ±1
0.0v、列電極駆動電圧のピーク値Vc は映像信号の
最重要ビット(MSB)に対して±5.164vを使用
した。その他のビットに対する列電圧ピーク値は表3の
ように設定した。
【0088】
【表3】
【0089】列電極はRGBの3原色の順序で配置され
各々320本、合計960本からなっている。
【0090】表示パネル上辺の行電極から30水平ライ
ンおきに合計8本の行電極の組で同時選択することにし
てまず対応する水平ラインのメモリのMSB領域からバ
ッファメモリ5に信号を転送する。バッファメモリ5は
8本のラインメモリから構成されておりライン先頭から
各ライン並列にすなわち8ビット長で出力される。これ
をフィールド信号Gij' と呼ぶことにする。ひとつのラ
インメモリは2重構造になっており、1×960ビット
構成のシリアルメモリが書き込みと読みだし専用の2本
備えられそれぞれ独立のクロックで動作する。書き込み
と読みだしとの間はデータ転送信号により一括転送され
る。
【0091】フィールドカウンタ3は2ビットのアップ
カウンタでフレームメモリ1のアドレスデコーダ13に
フィールド番号を送りどの重みのビットから映像信号を
とりだすかを決める。
【0092】フィールド信号は8ビット長で順次、直交
変換器4に入力される。直交変換器4は図4に示される
構成になっておりインバータ42を通してフィールド信
号Gij' の補数をとり排他論理和43に入力される。4
3には直交関数発生器8からの信号dkiも入力され表1
に示される関数値にしたがって(+dki) または(-dki)
を出力する。(dki・Gij)の計算は42と43でなさ
れる。43の出力はアキュムレータ41で同時選択内の
行番号(i=1からL)について累積加算されていく。
インバータ44の機能は直交行関数の値が(−1)の場
合に加算器41にキャリージコントロ−ル信号を送るも
のである。直交変換信号発生器4としてはアキュムレー
タ41からインバータ44までを含む構成を1ブロック
として、1同時選択期間のタイムスロット数である8ブ
ロックからなっており、加算処理はタイムスロット番号
k毎に並列処理される。ここでタイムスロットというの
は行電極の駆動信号として使う直交関数の最小パルス幅
であってΔtk である。
【0093】列信号バッファメモリ6は図6に示される
ように2組のラインメモリアレイからなっており、ひと
つのラインメモリアレイは8個のラインメモリからなっ
ている。ここで使われるラインメモリの構造は前述の映
像信号バッファのラインメモリと同様であるがビット長
は3ビットである。
【0094】アキュムレータ41からの出力gkj' は3
ビット長であり次の列信号発生器6のラインメモリアレ
イ61あるいは62内のタイムスロット番号kに対応し
たラインメモリに蓄えられる。
【0095】前述のように画素(i、j)(i=1から
8、j=1から960)の直交変換信号は並列に8個の
アキュムレータで累積加算され、同時選択内の行につい
て直交変換、加算の演算を実行する。累積加算された信
号はラインメモリに蓄えられ次の列の映像信号の変換計
算に移る。同時選択内のすべての列について同様の変換
を行い1フィールド分の信号を8本のラインメモリに蓄
えたら直交変換番号kの早いラインメモリから列電圧発
生器7に信号を送る。直交変換番号kは1から8であ
る。
【0096】直交関数発生器8は表1に示す関数値を発
生し、(dki)あるいは(dik)の信号として直交変換
信号発生器4や行信号発生器9に送る。4への信号は
(k)については並列に、(i)については演算対象の
行番号のタイミングに応じて送出する。
【0097】行信号発生器9は直交関数発生器8からの
関数値を受けてタイムスロット毎の行駆動パタ−ンと同
時選択パタ−ンの信号を作りだし行電圧発生装置10に
送る。
【0098】行電圧発生装置10は図8に示す構成とな
っており駆動パターンレジスタ101、選択信号レジス
タ102、およびデコーダ(電圧レベル選別器)103
からなっている。102の内容によって同時選択行が決
められ、101の内容によって選択された各行が(+V
r )を出力するか、または(−Vr )を出力するか決め
られる。非選択行は0vが出力される。なお、これらの
値は相対的なものである。
【0099】列電圧発生器7は図7に示す構成となって
おりシフトレジスタ71、ラッチ72、電圧レベル選別
器73、および電圧分割器74からなっている。1行分
のデータをシフトレジスタ71に送り込んだ段階で列電
圧の変換と直交変換番号に対応する直交関数の行電圧へ
の変換とを同時に行う。ひと組のフィールドデータに対
し駆動電圧の符号を反転させてもう1度同じ信号で駆動
する。すなわち、列電圧発生装置7と行電圧発生装置1
0の反転出力端子をアクティブにしながら前フィールド
の信号をもう一度繰り返すことによって前フィールドと
全く正負反対の駆動波形が得られる。このような駆動シ
ーケンスの理由は液晶パネル上に直流電位を残さないた
めである。一つのフィールドを表示している間に次のフ
ィールドの準備をするのに図6に示すようにもう1組の
ラインメモリアレイで次のフィールド番号について同様
の演算データの格納を行う。ふた組のラインメモリで順
番に第5フィールドまで信号変換を行う。
【0100】基準電圧セレクタ2は図5に示す構成でフ
ィールドカウンタ3からの信号ですなわち表示しようと
しているビット重みに応じて表3に示される関係で基準
電圧を列電圧発生装置7に出力する。ここで列電圧のピ
ーク値と供給される基準電圧の絶対値とは等しくなるよ
うにする。
【0101】上記の方法で表示したら良好な表示を行え
るフレーム周波数は30〜40Hzであった。
【0102】1フレームに要する時間Tは次のようにな
った。 T=2(5F’)Δtk =25〜35ms (F’=F+8=248、Δtk =10〜14μs)
【0103】フレーム周波数の高い領域では信号の演算
が追い付かず、また低い周波数ではフリッカーがめだつ
ようになった。タイムスロット数FのかわりにF’を使
ったのは垂直帰線期間を(8Δtk )だけ設けたからで
ある。前述の基準電圧切り換えにはセットリングタイム
が必要であるが垂直帰線期間内で目標の電圧の(±15
mv)以内におさまるようにした。
【0104】また図4の構成で、列電極を160本毎に
6つのグループに分割し、フレームメモリ以降から列電
圧発生装置までの信号処理系を列電極グループに対応さ
せて並列に信号処理を行うようにしたところ、フレーム
周波数の使用範囲を広げることができた。
【0105】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く本発明によ
れば表示パネルの低電圧駆動が可能となり、簡単な構成
で階調表示駆動信号が発生でき、高周波成分と低周波成
分を低減できるので低コストで表示ムラやフリッカーの
少ない良好な品質の表示装置を提供可能とするものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するブロック図
【図2】本発明を説明するブロック図
【図3】本発明の実施例の構成を示すブロック図
【図4】直交変換信号発生器4の構成を示すブロック図
【図5】基準電圧セレクタ2の構成を示すブロック図
【図6】列信号発生器6の構成を示すブロック図
【図7】列電圧発生装置7の構成を示すブロック図
【図8】行電圧発生装置10の構成を示すブロック図
【図9】フレームメモリ1の別の構成例を示すブロック
【図10】フレームメモリ1の構成を示すブロック図
【図11】映像信号バッファメモリ5の構成を示すブロ
ック図
【図12】光透過率と画素印加電圧実効値との関係を示
すグラフ
【符号の説明】
1:フレームメモリ 2:基準電圧セレクタ 3:フィールドカウンタ 4:直交変換信号発生器 5:映像信号バッファメモリ 6:列信号バッファメモリ 7:列電圧発生装置 8:直交関数発生器 9:行信号発生器 10:行電圧発生装置 11:表示パネル 12:コントローラ 13:フレームメモリアドレスデコーダ
フロントページの続き (72)発明者 桑田 武志 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町松原1160番 地 エイ・ジー・テクノロジー株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】行電極と列電極の印加電圧差に対応して該
    行電極と該列電極で選ばれた画素の光透過率が変化する
    表示装置の駆動方法であって、 列電極信号としては、表示パネル上の選択された行電極
    の位置に対応する映像信号を直交関数で変換した直交変
    換信号を加え、選択された行電極への行電極信号として
    は、該直交変換信号を復元させ得る直交関数の信号を加
    える駆動方法において、 所定の階調レベルを得るために、1画面のデジタル映像
    信号をビットの重みごとにビット長と同数のサブ画面に
    分配し、各サブ画面における駆動電圧の尖頭値を信号ビ
    ットの重みに対応させることを特徴とする表示装置の駆
    動方法。
  2. 【請求項2】複数の行電極を同時選択することを特徴と
    する請求項1記載の表示装置の駆動方法。
  3. 【請求項3】各サブ画面に対応するビット重みに応じて
    基準電圧源を変化させることにより行電圧と列電圧を同
    時に一定比率で変化させることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載の表示装置の駆動方法。
  4. 【請求項4】列電圧もしくは行電圧のどちらか一方の基
    準電圧を各サブ画面のビット重みに応じて変化させるこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2の表示装置の駆
    動方法。
JP9557593A 1993-03-30 1993-03-30 表示装置の駆動方法 Pending JPH06289820A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9557593A JPH06289820A (ja) 1993-03-30 1993-03-30 表示装置の駆動方法
EP94105066A EP0618562B1 (en) 1993-03-30 1994-03-30 A display apparatus and a driving method for a display apparatus
CN94103082A CN1110789A (zh) 1993-03-30 1994-03-30 显示装置和用于显示装置的驱动方法
KR1019940006608A KR940022137A (ko) 1993-03-30 1994-03-30 표시 장치 및 표시 장치의 구동 방법
DE69410682T DE69410682T2 (de) 1993-03-30 1994-03-30 Anzeigevorrichtung und Steuerverfahren für Anzeigevorrichtung
US08/714,493 US5689280A (en) 1993-03-30 1996-09-16 Display apparatus and a driving method for a display apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9557593A JPH06289820A (ja) 1993-03-30 1993-03-30 表示装置の駆動方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06289820A true JPH06289820A (ja) 1994-10-18

Family

ID=14141394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9557593A Pending JPH06289820A (ja) 1993-03-30 1993-03-30 表示装置の駆動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06289820A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0618562B1 (en) A display apparatus and a driving method for a display apparatus
US6421040B2 (en) Drive method, a drive circuit and a display device for liquid crystal cells
US6151011A (en) System and method for using compound data words to reduce the data phase difference between adjacent pixel electrodes
EP0612184B1 (en) Display apparatus and a data signal forming method for the display apparatus
JPH0689082A (ja) アドレス方法及び装置
EP0621578B1 (en) Driving apparatus for liquid crystal display
EP0581255B1 (en) A method of driving display element and its driving device
KR100229616B1 (ko) 다계조처리장치
JPH06138846A (ja) 液晶中間調表示方式
KR100288037B1 (ko) 표시장치의 구동방법
KR19980054752A (ko) 다계조 처리장치
JPH06289820A (ja) 表示装置の駆動方法
US20090002300A1 (en) System and method to drive display matrix
Ruckmongathan et al. Integer wavelets for displaying gray shades in RMS responding displays
JPH0736418A (ja) 表示装置の駆動方法
JPH06301359A (ja) 表示装置及び表示装置のデータ信号形成方法
JPH06266317A (ja) 表示装置
JP2945242B2 (ja) 階調表示マトリクス型表示装置の駆動法
JP2963140B2 (ja) 液晶画像信号制御回路および制御方法
KR100325845B1 (ko) 액정표시장치의다계조표시방법
JP2652451B2 (ja) 液晶マトリックスパネルの駆動方法
JP2945241B2 (ja) 階調表示マトリクス型表示装置の駆動法
JPH08160919A (ja) 画像表示装置の駆動方法
KR100271477B1 (ko) 액정표시장치 및 그 구동방법
JPH06347757A (ja) 液晶素子等の駆動方法と駆動回路及び表示装置