JPH0736293Y2 - 自動車のセンサロ−タ構造 - Google Patents

自動車のセンサロ−タ構造

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JPH0736293Y2
JPH0736293Y2 JP1986106736U JP10673686U JPH0736293Y2 JP H0736293 Y2 JPH0736293 Y2 JP H0736293Y2 JP 1986106736 U JP1986106736 U JP 1986106736U JP 10673686 U JP10673686 U JP 10673686U JP H0736293 Y2 JPH0736293 Y2 JP H0736293Y2
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JP
Japan
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rotor
deflector
sensor rotor
sensor
bearing
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JP1986106736U
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JPS6314166U (ja
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英之 相沢
登 野口
伸育 中西
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 開示技術は、自動車の車速を検出する装置の構造の技術
分野に属する。
而して、この考案は自動車のボディから一体延設された
キャリヤに設けられた車速センサに検出歯を対向させて
アクスルにリング状に設けられたセンサロータが該アク
スルのベアリングのダストシールに側位して設けられて
いる構造に関する考案であり、特に、検出歯を一体的に
形成するロータ本体がその内側と外側の両側面にデフレ
クタを設け、そのうち少くとも一側面にて設けたデフレ
クタをロータ本体とは別体に形成されて付設され、検出
歯、及び、ベアリングに対する泥、土砂、塵埃等の侵入
を防止するようにした自動車のセンサロータ構造に係る
考案である。
〈従来の技術〉 周知の如く、自動車のホィールを支持するアクスルはフ
ロント、リヤ側のアクスルハブにボールベアリングを介
して支持されており、該ボールベアリングはキャリヤを
介してボディに支持されている。
而して、自動車の走行中のホイールは苛酷なさまざまな
条件下にあり、したがって、ベアリングに対して本来的
には泥、土砂や塵埃の侵入が避けられない条件にあり、
そのため、これに対処するに、例えば、昭和61年1月ト
ヨタ自動車株式会社発行の「トヨタソアラ新型車解説
書」の4-303頁に示されているようにダストシールが介
装されている。
即ち、かかる防塵機構は第5図に示す様に、自動車のボ
ディに連結されたキャリヤ1にダストカバー2が設けら
れると共に、ボールベアリング3を介してアクスルハブ
4が設けられてその内側にブーツ5を有するアクスル6
を支持しており、ディスクブレーキのロータ7を外設し
ており、ベアリング3の前後にはダストシール8、8′
が介装されている。
〈考案が解決しようとする課題〉 ところで、近時、自動車はマイクロコンピュータ搭載に
よる空燃比制御システムやアンチスキッドシステム等各
種の自動制御装置が多く装備されるようになり、その基
本の1つに自動車の車速を検出して各種のシステムの制
御を行うようになってきているが、第6図に示す様に、
アクスル6にセンサロータ9を設けてキャリヤ1側の車
速センサ10に対向させてその検出歯11の先端が車速セン
サ10の内側を周回することにより、車速を検出するよう
にされている。
さりながら、かかるセンサロータ9は部分的にはナック
ルに遮蔽されているものの、ベアリング3側はむき出し
の構造をとる設計がなされているために、これに対処す
る防塵機能を与えるべく、デフレクタ12、12′を介装す
る等の手段も考えられるが、センサロータ9の前後周面
はダストシール8に対して一種のラビリンスシール程度
のシール機能しか有さないために、当該第6図に示す様
なダストシール12、12′を複段に設ける設計としても、
シール性は確実でなく、ダストシール8は勿論のこと、
センサロータ9の検出歯11に対する防塵機能が充分に満
足することが出来ないという欠点があり、しかも、構造
が複雑になることによりコスト高につながるという不利
点があった。
そして、センサロータ9の外側はこれらのダストシール
8が設けられているものの、内側は外気にむき出し状で
あるため防塵性が低いきらいがあった。
この考案の目的は上述従来技術に基づく、自動車の車速
センサに対するセンサロータとベアリングのダストシー
ルの問題点を解決すべき技術的課題とし、センサロータ
自体にダストシール機能を有するようにすると共に、ベ
アリングのダストシールをも可及的にその数を少くして
構造が簡単になるようにし、組付作業やサービス性が向
上するようにして自動車産業におけるシール技術利用分
野に益する優れた自動車のセンサロータ構造を提供せん
とするものである。
〈課題を解決するための手段〉 上述目的に沿い先述実用新案登録請求の範囲を要旨とす
るこの考案の構成は前述課題を解決するために、自動車
のキャリヤに設けられた車速センサに対向してアクスル
に設けられベアリングのダストシールに側位して設けら
れたセンサロータ構造において、ロータ本体の軸方向の
両側面にデフレクタが設けられ、そのうちの少くとも一
側面に設けられたデフレクタはロータ本体とは別体にさ
れているようにした技術的手段を講じたものである。
〈作用〉 而して、キャリヤに対してベアリングを介しアクスルハ
ブにより支持されたアクスルのセンサロータがキャリヤ
に設けられた車速センサに対設され、該センサロータの
ロータ本体の内外両側面にデフレクタが設けられ、その
うちの少くとも一側に設けたデフレクタとロータ本体と
は別体にリング状のデフレクタに形成されセンサロータ
の検出歯先に至るようにして、センサロータ自体に対す
る泥、土砂、塵埃のダストシール機能を有させると共
に、歯の部分を大きくとれてセンサロータ組付誤差の許
容範囲を拡大することが出来、そのうえ、デフレクタの
数を少くして組み付けがし易く、構造が簡単でコストダ
ウンが図れ、しかも、車速検出機能が常に安定して維持
することが出来るようにしたものである。
〈実施例〉 次に、この考案の1実施例を第1〜4図に基づいて説明
すれば以下の通りである。尚、第5、6図と同一態様部
分は同一符号を用いて説明するものとする。
自動車のボディに連結されたキャリヤ1′にダストカバ
ー2を一体的に設け、ボールベアリング3を介してアク
スルハブ4が設けられ、その内側にブーツ5を有するア
クスル6がスプラインを介して軸装されており、先端側
にはディスクブレーキのロータ7を設けている。
而して、ベアリング3の軸方向前後には在来態様同様に
ダストシール8、8′が設けられ、該ダストシール8の
内側にはデフレクタ12″が設けられ、更にその内側には
センサロータ9がキャリヤ1′に設けられた車速センサ
10にその検出歯が可及的に近接するように設けられてい
る。
そして、この考案においては該センサロータ9は、第4
図に示す様に、ロータ本体9′の略中央部から外側に検
出歯11が所定に形成されており、内側には検出歯を有さ
ないデフレクタ13がその先端が検出歯11の先端に面一に
なるように一体的に形成されている。
又、その外側にはロータ本体9′とは別体のデフレクタ
12″の内側部が検出歯11の先端に至るまで形成されてお
り、そのため、該センサロータ9に於いては内外前後面
にはデフレクタ12″、13により一種のバルクヘッドが形
成されてロータ本体9′の検出歯11については泥、土砂
等に対する防塵機能が付与されていることになる。
したがって、当該実施例においてはセンサロータ9とベ
アリング3のダストシール8との間のデフレクタ12″は
在来態様に比して数が少く、比較的簡単な構造になって
いる。
上述構成において、自動車が走行していると、在来態様
同様に路面からの泥、土砂、塵埃等がアクスル6から車
速センサ10とセンサロータ9との間に侵入しようとした
り、ダストシール8に侵入しようとするが、この考案に
おいては、デフレクタ12″がその外周端を検出歯11まで
延出して設けられていることにより、遮断され、ラビリ
ンス作用を介して確実に泥、土砂、塵埃の検出歯11に対
する侵入が阻止され、又、内側からの侵入も検出歯11の
先端まで形成されたデフレクタ13により確実に遮断する
ことが出来る。
よって、内周側のデフレクタ13により内側部の防塵機能
は飛躍的に向上する。
尚、この考案の実施態様は上述実施例に限るものでない
ことは勿論であり、例えば、センサロータの内外のデフ
レクタ13は成形時に共に一体にロータ本体9′と形成し
たり、或は、別体に形成して適宜に該ロータ本体9′と
一体に形成することも出来、設計変更的にはダストシー
ル8の外周端を検出歯11より大きくしたり、オーバーハ
ング形状にしたりすることが出来る等種々の態様が採用
可能である。
〈考案の効果〉 以上、この考案によれば、自動車のアクスルのドライブ
シャフトに設けるセンサロータがそのロータ本体の検出
歯に対し泥、土砂、塵埃等が侵入しないようにされると
いう効果が奏されるのみならず、ベアリングのダストシ
ールに対してもデフレクタの第一段としての防塵機能も
果すことが出来るという効果がある。
而して、センサロータのロータ本体の少くとも一側のデ
フレクタが該ロータ本体9′に対し別体的に設けられる
ことにより、当該デフレクタがセンサロータに対するダ
ストシール機能とベアリングのデフレクタに対する初段
のダストシール機能を有することが出来るという共用的
効果があり、したがって、センサロータとベアリングの
ダストシールとの間に介装するデフレクタの段数を少く
し、そのため、構造が簡単となり、コストダウンを図る
ことが出来るばかりでなく、組付時の軸方向ずれが生じ
ても車速センサが検出器に対向出来、その作業性やサー
ビス性が向上するという優れた効果が奏される。
又、基本的に精密な構造を有しているセンサロータの検
出歯に土砂、泥水等が侵入しないために、耐蝕性を向上
させることが出来、該センサロータの耐久性が向上する
という利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図はこの考案の1実施例の説明図であり、第1
図は全体概略部分断面側面図、第2図は第1図部分拡大
縦断面図、第3図は第2図3−3断面図、第4図はセン
サロータの部分拡大断面図、第5図は従来技術に基づく
アクスル支持部の防塵機構の全体概略部分断面側面図、
第6図は従来技術の防塵機構のデフレクタ拡大断面図で
ある。 10……車速センサ、1′……キャリヤ、6……アクス
ル、3……ベアリング、8、8′……ダストシール、9
……センサロータ、9′……ロータ本体、11……検出
歯、12″……デフレクタ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車のキャリヤに設けられた車速センサ
    に対向してアクスルに設けられベアリングのダストシー
    ルに側位して設けられたセンサロータ構造において、ロ
    ータ本体の軸方向の両側面にデフレクタが設けられ、そ
    のうちの少くとも一側面に設けられたデフレクタはロー
    タ本体とは別体にされていることを特徴とする自動車の
    センサロータ構造。
JP1986106736U 1986-07-14 1986-07-14 自動車のセンサロ−タ構造 Expired - Lifetime JPH0736293Y2 (ja)

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JPS6314166U JPS6314166U (ja) 1988-01-29
JPH0736293Y2 true JPH0736293Y2 (ja) 1995-08-16

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008044763A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 Toyota Industries Corp 車速センサのカバー装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS588159U (ja) * 1981-07-09 1983-01-19 トヨタ自動車株式会社 自動車の非駆動輪の回転検出装置
JPS59106015U (ja) * 1982-12-29 1984-07-17 いすゞ自動車株式会社 円筒状パルサ

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