JPH0519265Y2 - - Google Patents

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JPH0519265Y2
JPH0519265Y2 JP13829087U JP13829087U JPH0519265Y2 JP H0519265 Y2 JPH0519265 Y2 JP H0519265Y2 JP 13829087 U JP13829087 U JP 13829087U JP 13829087 U JP13829087 U JP 13829087U JP H0519265 Y2 JPH0519265 Y2 JP H0519265Y2
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wheel
notch
sensor
grease
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はアンチスキツド制御装置等に用いる車
輪の回転速度検出装置に関するものである。
(従来の技術) アンチスキツド制御装置は、車輪の回転情報か
ら制動時の車輪ロツクを判別し、車輪ロツク時ブ
レーキ液圧を減じて車輪ロツクを防止するもので
あり、従つて車輪の回転速度を検出する装置が不
可欠である。
そのための車輪回転速度検出装置は例えば特開
昭61−152972号公報に示される如く、車輪と共に
回転するセンサロータと、これに形成した切欠き
の通過を光学的又は磁気的に検出する回転センサ
とで構成するのが普通であつた。
そしてセンサロータを従来上記文献に記載の如
く、単独部品として加工し、これを車輪のハブに
嵌着していた。
(考案が解決しようとする問題点) このため従来の車輪回転速度検出装置は、セン
サロータが単品である分高価になるのを免れない
と共に、センサロータ組付工程が必要であること
から、この点でもコスト上不利になる。
この問題解決のためには、車輪のハブ自体に切
欠きを形成してこのハブをセンサロータに兼用す
ることが考えられるが、この場合比較的大型部品
であるハブに対する切欠きの加工が困難であるだ
けでなく、プレス等の簡単な手法で切欠きを形成
することができず、コスト上の上記問題解決を期
待できないのが実情であつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、車輪がグリースシールで封止された
グリース充填空間内の軸受により回転自在に支持
されており、グリースシールの外周側モールド母
材が車輪と共に回転することから、この母材を径
方向外方へ延長して、この延長部に上記の切欠き
と、上記回転センサの先端部を覆うフランジ部と
を形成することにより、当該母材をセンサロータ
に兼用したものである。
(作用) 車輪の回転中、グリースシールの外周側モール
ド母材はこの車輪と共に回転する。この間当該母
材の径方向外方への延長部に形成した切欠きは回
転センサを通過し、回転センサはこの通過状態か
ら車輪の回転速度を検出することができる。
ところでセンサロータを既存のグリースシール
の外周側モールド母材の延長部に形成するから、
センサロータが単独部品として存在せず、その分
安価にし得ると共に、センサロータの組付工程を
なくし得てこの点でもコスト有利である。
加えて、そのために切欠き、及びセンサ先端を
覆うフランジ部を形成すべき対象物がグリースシ
ールの小さな外周側モールド母材であることか
ら、該母材の成形時に上記切欠き及びフランジ部
をプレス等で簡単に同時成形することができ、切
欠き及びフランジ部の形成が別工程を必要とした
り、困難になつたりすることはなく、上記コスト
上の有利を何等失うことがない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。
第1図及び第2図は本考案装置の一実施例で、
1はステアリングナツクル、2はこれに一体のナ
ツクルスピンドル、3はハブを夫々示す。ハブ3
はスピンドル2上に嵌合し、両端を軸受4,5に
よりスピンドル2上に回転自在に支持する。ハブ
3の両端開口をグリースキヤツプ6及びグリース
シール7により閉塞してグリース充填空間8を画
成し、空間8内のグリースにより軸受4,5を潤
滑する。
ハブ3には更に複数個のハブボルト9を円周方
向等間隔に配して軸線方向へ延在するよう植設
し、これらハブボルトにより図示せざる車輪をハ
ブ3に取付け得るようにする。又はハブ3にはそ
の径方向外方へ延在させてデイスクブレーキロー
タ10を一体に設け、車輪を制動可能とする。
グリースシール7はナツクルスピンドル2に摺
接するゴムのシールリツプ11と、これを成形時
に接着すべき外周側モールド母材12とで構成
し、母材12をハブ3の対応開口端に嵌着してグ
リースシール7の取付けを行う。
本実施例においては、母材12を径方向外方へ
延長し、この延長部13を母材12から径方向外
方へ延在する内側フランジ13aと、その後車体
外方へ延在する内側筒部13bと、次で径方向外
方へ延在する外側フランジ13cと、その後車体
内方へ延在する外側筒部13dと、次で径方向外
方へ延在する折曲縁部13eとで構成する。母材
12および延長部13は磁性鋼板で一体にプレス
成形し、この成形時内側筒部13bに複数の切欠
き14を円周方向等間隔に配して同時成形する。
ステリングナツクル1に回転センサ15を固設
し、この回転センサは先端が内側筒部13bに近
接して沿うよう軸線方向に配置する。又回転セン
サ15はその先端が内側筒部13bの磁界を検出
するも、切欠き14の通過時磁界の検出を断た
れ、磁界の断続に応答するものとする。
ステアリングナツクル1には更に、折曲縁部1
3eに近接させてこれとの間にラビリンスシール
18が形成されるようバツクプレート16及びス
リーブ17を固設する。
上記実施例の作用を次に説明する。
ハブボルト9により取付けた車輪の回転中、ハ
ブ3及びこれに嵌着したグリースシール7の外周
側モールド母材12は車輪と共に回転する。これ
により延長部13も車輪と共に回転し、内側筒部
13bの切欠き14が回転センサ15の先端を通
過する。この切欠き14の通過の度に回転センサ
15は内側筒部13bの磁界を断たれ、切欠き1
4の通過時間隔、つまり車輪の回転速度を検出す
ることができる。
ところで、既存のグリースシール7の外周側モ
ールド母材12に延長部13を設定してこれに切
欠き14を形成し、母材12をセンサロータに兼
用したことから、センサロータが単独部品として
存在せず、その分安価にし得ると共に、センサロ
ータの組付工程をなくし得てこの点でもコスト上
有利である。
又、切欠き14を小型部品である母材12の延
長部13に形成することから、母材の成形時に切
欠き14をプレス等で簡単に同時成形することが
でき、切欠きの形成が別工程を必要としたり、困
難になつたりすることはなく、上記コスト上の有
利を何等失わない。
更に、回転センサ15の先端及び切欠き14は
外側フランジ13c及び外側筒部13dにより飛
石等から保護され、飛石等で損傷されるようなこ
とがない。しかしこれらフランジ13c及び筒部
13dが既存のグリースシール7の外周側モール
ド母材12に一体であるため、母材12の成形時
に同時成形することができ、低廉化に寄与する。
なお、泥水等はラビリンスシール18により回
転センサ15の先端及び切欠き14に至るのを阻
止され、これらが錆て誤作動を生ずるようなこと
もない。
(考案の効果) かくして本考案装置は上述の如く、既存のグリ
ースシール7の外周側モールド母材12に延長部
13を設けてこれにセンサロータ用の切欠き14
と、センサ先端を覆うフランジ部13cとを形成
したから、母材12をセンサロータに兼用するこ
とになり、センサロータが単独部品として存在せ
ず、安価にし得ると共に、センサロータの組付工
程をなくし得る。又、小さな母材12の延長部1
3に切欠き14及びフランジ部13cを形成する
から、母材12の成形時に切欠き及びフランジ部
をプレス等で簡単に同時成形することができ、切
欠き及びフランジ部の形成が別工程を必要とした
り、困難になることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案回転検出装置の一実施例を示す
断面図、第2図は同例においてセンサロータに兼
用するグリースシールの外周側モールド母材を示
す一部切欠側面図である。 2……ナツクルスピンドル、3……ハブ、6…
…グリースキヤツプ、7……グリースシール、1
1……シールリツプ、12……外周側モールド母
材、13……延長部、13a……内側フランジ、
13b……内側筒部、13c……外側フランジ、
13d……外側筒部、13e……折曲縁部、14
……切欠き、15……回転センサ、18……ラビ
リンスシール。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 グリースシールで封止されたグリース充填空間
    内の軸受により回転自在に支持された車輪と共に
    回転するセンサロータを具え、該センサロータに
    形成した切欠きの通過を検出する回転センサを設
    けた車輪の回転速度検出装置において、 車輪と共に回転する前記グリースシール外周側
    モールド母材を径方向外方へ延長し、この延長部
    に前記切欠きと、前記回転センサの先端部を覆う
    フランジ部とを形成してグリースシールの外周側
    モールド母材を前記センサロータに兼用したこと
    を特徴とする車輪の回転速度検出装置。
JP13829087U 1987-09-11 1987-09-11 Expired - Lifetime JPH0519265Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13829087U JPH0519265Y2 (ja) 1987-09-11 1987-09-11

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JP13829087U JPH0519265Y2 (ja) 1987-09-11 1987-09-11

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Publication Number Publication Date
JPS6444258U JPS6444258U (ja) 1989-03-16
JPH0519265Y2 true JPH0519265Y2 (ja) 1993-05-20

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ID=31400492

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JP13829087U Expired - Lifetime JPH0519265Y2 (ja) 1987-09-11 1987-09-11

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2575001Y2 (ja) * 1989-10-27 1998-06-25 エヌティエヌ株式会社 車輪の回転速度検出装置
JP2504247Y2 (ja) * 1990-03-27 1996-07-10 エヌティエヌ株式会社 車輪の回転速度検出装置
JP2525795Y2 (ja) * 1990-06-26 1997-02-12 エヌティエヌ株式会社 回転速度検出装置
JP2575172Y2 (ja) * 1992-08-14 1998-06-25 日産ディーゼル工業株式会社 ディスクブレーキにおけるパルスホイール取付構造
JP4857485B2 (ja) * 2001-04-25 2012-01-18 日本精工株式会社 エンコーダ付車輪用回転支持装置

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JPS6444258U (ja) 1989-03-16

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